JPS5812919B2 - 粘着紙 - Google Patents

粘着紙

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Publication number
JPS5812919B2
JPS5812919B2 JP1262178A JP1262178A JPS5812919B2 JP S5812919 B2 JPS5812919 B2 JP S5812919B2 JP 1262178 A JP1262178 A JP 1262178A JP 1262178 A JP1262178 A JP 1262178A JP S5812919 B2 JPS5812919 B2 JP S5812919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
adhesive
release
adhesive paper
curl
Prior art date
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Expired
Application number
JP1262178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54105137A (en
Inventor
忠 谷本
収一郎 武田
隆夫 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1262178A priority Critical patent/JPS5812919B2/ja
Publication of JPS54105137A publication Critical patent/JPS54105137A/ja
Publication of JPS5812919B2 publication Critical patent/JPS5812919B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粘着紙に関し、特にカールを矯正した粘着紙
に係るものである。
粘着紙は近時、商業用、事務用、家庭用等、非常に広範
囲の用途にラベル、シール、ステッカー、ワッペン等の
形に加工されて使用されている。
この粘着紙の一般的構成は、表面基材と剥離紙との間に
粘着剤をサンドウィッチにした状態のものであり、そし
て表面基材には紙、フイルム又はフォイル等が用いられ
、剥離紙はグラシンのような高密度原紙、クレーコート
紙或いは、クラフト紙や上質紙にポリエチレン等をラミ
ネートしたポリラミ原紙等シリコン化合物又は弗素化合
物の如き離型剤を塗布加工したものが使用され、そして
粘着剤はゴム系、アクリル系、ビニールエーテル系等の
エマルジョン乃至溶液型の各種接着剤が使用される。
かゝる粘着紙は、剥離紙に起因したカールが生じ易い。
即ち粘着紙の一般的製造工程は剥離原紙に離型剤を塗布
乾燥し、この離型剤塗布面に粘着剤を塗布乾燥したのち
、表面基材と貼合して作られていることから、剥離原紙
は剥離剤と粘着剤の塗布工程において二度乾燥されて収
縮されており、この為水分に対する反応性が高い訳であ
る。
特に原紙がグラシンのような高叩解、高密度の紙である
場合には、乾燥時に普通の紙以上に収縮して空隙が少く
、この為吸湿、吸水によって膨張が起ると、膨張を吸収
する空間が少く、そのまゝ膨張を伝えるので寸法が増加
し、かたよった部分に吸湿が起れば直ちにカールが発生
することゝなる。
このように剥離紙が原因で発生する粘着紙のカールは、
粘着紙への印刷、ダイカツト(打抜)、シートカツト等
によりラベル、シール等に加工する段階で、供紙不良、
紙不揃い、印刷ずれ等が生じるなど、作業適性及び品質
面にとって重大な障害となっていた。
この為、粘着紙のカール矯正法としてカールした粘着紙
をカール方向に対し反対面に鋭角的に曲げるカールブレ
ーカーを使用したり、エアーコンディショナーを附設し
たり、スチームダンピングを行うなどの方法が採られて
いるが、効果が不十分であったり、工程の繁雑さが避け
られないなどの問題がある。
本発明は、公知技術のような、カールした粘着紙を外的
手段により矯正する方法に対し、粘着紙の製造工程で予
めカール発生を防止するいわば内的手段によるものであ
る。
本発明の構成は、表面基紙1粘着剤層2及び剥離紙3を
積層して成る粘着紙4に於し、剥離紙3の裏面5に多価
アルコール、ポリエチレングリコール、乃至ポリプロピ
レングリコールのうち少くとも1種を塗布又は含浸させ
たことを特徴とするものである。
前記多価アルコールとしては、グリセリン、ペンタエリ
スリツトール、ソルビツト、ソルビタン、庶糖等が又、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールは
各種重合度のものが用いられるが、常温で液状のものが
好適に使用できる。
そしてこれらの塗布又は含浸量は乾燥重量で0.2〜2
g/m2程度が実用上適量である。
上記カール防止剤を剥離紙3の裏面に加工するには、剥
離紙用原紙に予め塗布又は含浸させてもよく、又は剥離
剤加工がされた段階での剥離紙裏面に塗布又は含浸させ
てもよく、更には剥離剤加工面に粘着剤及び表面基紙を
積層した段階における剥離紙裏面に塗布又は含浸させて
もよい。
上記カール防止剤の塗布又は含浸方法は、エアーナイフ
コーター、ロールコーター、グラビアコーター、バーコ
ーター等、公知の装置によって塗工することが出来る。
なお、上記剥離紙は、剥離剤が第1図に示す如く、層6
を形成するものであってもよく、又、含浸タイプのもの
であってもよい。
本発明の粘着紙は、カールの発生はなく、このため粘着
紙への印刷、ダイカツト、シートカツト等によりラベル
、シール等の加工段階に於ける作業性はよく、これまで
カールによって生じていた問題点を解消することができ
る。
以下、本発明の実施例を記載する。
実施例 1 米坪70g/m2のグラシン紙にシリコン剥離剤(商品
名「シンエツシリコンKS−773」信越化学KK製)
の5%トルエン溶液をバーコーターで塗布し、130℃
のオーブンで1分間乾燥し、コート量1.0g/m2の
剥離紙を製造し、この剥離紙の塗布面にアクリル系エマ
ルジョン粘着剤(商品名「ニカゾールTS−507」、
日本カーバイトKK製)をリバースロールコーターでコ
ート量30g/m2になる様に塗布し120℃のオーブ
ン内で1分間乾燥した。
次いでこの粘着剤面に表面基材としてアート紙を重ねて
プレスロールで貼り合せたのち、剥離紙裏面にグリセリ
ン10%水溶液をバーコーターで0.5g/m塗布して
粘着紙を製造した。
この粘着紙はカールの発生がなく、印刷、ダイカツト、
シートカツト等に於ける加工時の作業性はよかった。
またラベルへの加工に於てもいわゆる粕とり後に於ける
剥離紙についてもカールの発生はなかった。
比較例 1 実施例1に於て、剥離紙裏面のグリセリン水溶液を塗布
しない粘着紙を作成したが、粘着紙は著しくカールが発
生し、これが原因で部分的に表面紙と剥離紙が剥離し、
空胴が出来るという欠点があった。
更に印刷、ダイカツト、シートカツト等に於ける加工時
の作業性は非常に悪く、こゝにカールの程度を曲率半径
的で示すと粘着紙は(+)30m/mであり、剥離紙の
みでは(+)60m/mであった。
因みにカールの程度は曲率半径的が大きい程カールは小
さく、逆に曲率半径(R)が小さい程カールは大きいこ
とを示す。
通常、カールの程度は、曲率半径(R)が110m/m
以上の粘着紙であれば、加工作業及び実用に際して障害
の発生は起らない。
なお、こゝで(+)は、粘着紙の表面を内側にしてカー
ルした場合を示し、(−)は、粘着紙の裏面を内側にし
てカールした場合を示した。
比較例 2 実施例lに於いて、剥離紙裏面に水を塗布して粘着紙を
作成した。
この粘着紙に於ける曲率半径(R)は(−)60m/m
であり、剥離紙のみの曲率半径(R)は(−)24m/
mであった。
このため、印刷、ダイカツト、シートカツト等に於ける
加工時の作業性は非常に悪かった。
実施例 2 米坪85g/m2のグラシン紙にシリコン剥離剤(商品
名「シンエツシリコンKS−773」、信越化学KK製
)の5%トルエン溶液をバーコーターで塗布し、130
℃のオーブンで1分間乾燥し、コート量0.8g/m2
の剥離紙を製造した。
この剥離紙の裏面にポリエチレングリコール#300の
15%溶液を1.5g/m2塗布した。
次いでこの剥離紙の剥離面にゴム系粘着剤(商品名「オ
リバインBPS−2411」東洋インキ製造KK製)を
リバースロールコーターでコート量25g/m2になる
様に塗布し、120℃のオーブン内で1分間乾燥した。
次いで、この粘着剤面に表面基材として土質紙を重ねて
プレスロールで貼り合せて粘着紙を製造した。
この粘着紙はカールの発生がなく、印刷、ダイカツト、
シートカツト等に於ける加工時の作業性はよかった。
またラベルへの加工に於いても、いわゆる粕とり後に於
ける剥離紙についてもカールの発生はなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る粘着紙の断面拡大図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面基紙1、粘着剤層2及び剥離紙3を積層して成
    る粘着紙4に於て、剥離紙3の裏面5に多価アルコール
    、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
    のうち少くとも一種を塗布又は含浸させたことを特徴と
    する粘着紙。
JP1262178A 1978-02-06 1978-02-06 粘着紙 Expired JPS5812919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1262178A JPS5812919B2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 粘着紙

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1262178A JPS5812919B2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 粘着紙

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Publication Number Publication Date
JPS54105137A JPS54105137A (en) 1979-08-17
JPS5812919B2 true JPS5812919B2 (ja) 1983-03-10

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ID=11810440

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JP1262178A Expired JPS5812919B2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 粘着紙

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193975A (ja) * 1983-04-19 1984-11-02 Nitto Kagaku Kk 糊剤加工シ−トの剥離剤
JPS6029659U (ja) * 1983-08-08 1985-02-28 株式会社倉本産業 宛名用複写用紙
WO1992008429A1 (en) * 1990-11-13 1992-05-29 Mobil Oil Corporation Polypropylene sheet material with improved cut resistance

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JPS54105137A (en) 1979-08-17

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