JPS5812398B2 - センイソクノアトゾメホウホウ - Google Patents

センイソクノアトゾメホウホウ

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Publication number
JPS5812398B2
JPS5812398B2 JP50150658A JP15065875A JPS5812398B2 JP S5812398 B2 JPS5812398 B2 JP S5812398B2 JP 50150658 A JP50150658 A JP 50150658A JP 15065875 A JP15065875 A JP 15065875A JP S5812398 B2 JPS5812398 B2 JP S5812398B2
Authority
JP
Japan
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fiber bundle
bundle
dye
dyeing
fiber
Prior art date
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Expired
Application number
JP50150658A
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English (en)
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JPS5277276A (en
Inventor
清村悦央
土屋恒夫
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPS5277276A publication Critical patent/JPS5277276A/ja
Publication of JPS5812398B2 publication Critical patent/JPS5812398B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維束を均一に、または一部を任意に染色
する後染め方法である。
従来、合成繊維の繊維束の着色はその目的と用途に応じ
て、(1)原料重合段階で顔料あるいは染料等を混入す
る原液着色方法と、(2)カセ形陣で染色する後染め方
法が行なわれているのは周知のとおりである。
しかし、これらの着色方法のうち(1)の方法は重合時
の高温と、重合物質、各種助剤、添加剤等の化学反応で
分解や変色等をしない顔料や染料を選択使用しなければ
ならないが、現在それらに適する品種はきわめて少なく
、シたがって得られる色相が小数に限定されるとともに
、そのうえ後染め品のような光沢のある鮮明色は得られ
ていない。
また紡糸時の生産性からみて、小量規模の原液着色は色
相切替え頻度の増加にともなう手間も増えて生産効率の
低下と生産コスト高を生ずるため、採算面で不利である
(2)の方法はパッケージ染色機、回転バック染色機等
による液循環方式と、懸垂型染色機による詰込み方式と
があるが、これらの染色方法はいずれの場合も繊維束の
密度を相当粗くすることと、さらに詰込み密度を均一に
しなければ繊維束内層部まで均染を得るのはきわめて困
難である。
そのため染色に供する繊維束は束の太さを細くしたり、
染色バッチ当りの処理量を少なくしたり、あるいは繊維
束の一端を結束し、他端をバラ毛状にして染液が繊維束
内層部に浸入しやすくしている。
しかし、これまでの方法では染色バッチ当りの処理量が
限定されることによる生産効率の低下を招き、さらに繊
維束のカット長が短かくなるほど束の一端を結束するこ
とはむつかしくなり、加うるに結束した場合において結
束部分の繊維束内層部は不染状となる欠点等の問題が残
されている。
本発明は前述の従来後染め方法による欠点を解消しよう
というもので、浸漬一蒸熱染色法によって繊維束を均染
、あるいは束の長さ方向の任意の位置を納状に染色する
ことを特徴とした後染め方法に関するものである。
即ち、本発明は「直径0.01〜1mm、長さ20〜5
00mmを有する単繊維の束で、その束の断面積が1〜
100cm2からなる繊維束を10〜300cpの粘度
を有する染液中に浸漬後、取り出して実質的に絞ること
なく、繊維間に染液を保持した状態で、蒸熱機内で90
〜140℃で10〜60分間蒸熱処理を行なうことを特
徴とする繊維束の後染め方法」を提供するものである。
以下、本発明について詳説する。
本発明でいう繊維束とは、再生人造繊維、半合成繊維、
およびポリアミド系、アクリル系、ポリエステル系合成
繊維等からなる繊維から構成され、直径0.01 〜1
mm、長さ20〜500mmを有する単繊維の束で、か
つその束の断面積が1〜100cm2からなる合成繊維
束を意味し、束の断面形状にはとくに限定がない。
束の断面積が1d以下のものにおいては、カセ形態によ
る従来の後染め方法でほぼ均染が可能なるも、繊維束数
が多くなるために取扱いに手数を要し、また逆に束の断
面積が100crlL以上なるときにおいては束重量が
増加するほど、また束のカット長が短かくなるほど束の
形がくずれやすくなるため、束の取扱い運搬作業面で著
しい支障をきたすことになる。
したがって実際作業における!扱い容易さと安定して良
好な染色性を得るために、本発明の繊維束は前述の範囲
のものに限定される。
本発明においては、繊維束を染色するに際し、均染を主
目的とする場合には繊維束をあらかじめ調製した染浴中
に浸漬し、染液を束全体に完全に含浸したのち染浴から
取り出してそのままの湿潤状態で蒸熱機に入れ蒸熱する
さらに詳しくは、染液を繊維束へ均等に含浸させるため
に10〜300cpの粘度を有する染液(必要に応じて
浸透剤、分散剤、キャリャー、緩染剤、均染剤、マイグ
レーション防止剤、pH調整剤などを混入してもよい)
中に繊維束を浸漬させる。
浸漬時間は束の直径、カツト長、繊維密度等によってそ
れぞれに適した時間が設定されるが、最低の場合で5分
間以上浸漬することが好ましい。
ついで、そのままの湿潤状態で蒸熱機に入れて、90〜
140°Cで10〜60分間蒸熱処理を行なう。
以上の設定条件において、染液に粘度を付与することは
蒸熱時に繊維束外層部へ染料が必要以上に移行すること
を押え、あわせて繊維上に染液を安定した状態で保持さ
せるための必須の条件である。
繊維束を染色する染液の好ましい粘度は前述のとおりで
あるが、粘度がその範囲をはずれる場合、例えば10c
p以下の場合には蒸熱に際し繊維束の染液保持性が劣り
、繊維束全体の均染を得るのは困難となる。
また3 0 0 cp以上になると染液が繊維束内層部
へ浸入しないため、束の内層部は不染状となる。
蒸熱においては、蒸熱により繊維上の染液から染料が繊
維へと移行、拡散、染着されるが、この際の蒸気の特性
と温度条件には相対的に密接な関係を有しその設定条件
は染料固着の重要な要素となる。
本発明で対象とする繊維束の蒸熱においては、繊維素材
と繊維束の形態によって前述の設定条件の範囲内で選択
適用されるのが最も好ましいのであり、その温度が90
℃以下あるいは140℃以上の場合には繊維束に不染状
とむら染めの発生が顕著となる。
本発明で使用される染料は、分散染料、酸性染料等、対
象繊維を染色しうるものであれば良く、特に限定されな
い。
染料濃度は、望みの濃さに応じ自由に選択しうる。
浴比は、繊維を浸たすにたる容積があれば十分である。
又、染液付着量は、染液の粘度によって異なるが、通常
は被処理物の重量に対し30〜150%、好ましくは1
00〜150%程度である。
本発明の方法によれば、従来方法に比してつねに安定し
た再現性と均一な染色品が得られるうえ染色設備の省力
化が可能となり、また繊維束の繊維の乱れが解消する。
さらに染料、用水等の使用量が節減でき、作業時間もよ
り短縮し得るという顕著な効果を得ることができた。
部分染色の場合は均染方法の応用手法であり、染液の付
与方法は浸漬のほか、スプレー等で行なうことができる
が、染料の固着は均染方法の場合に準じて行なう。
つぎに本発明の方法の実施例を挙げ説明する。
実施例 1 分散染料2〜30g/l,増粘剤としてアルギン酸ソー
ダ2〜1 0g/lを含む粘度43cpに調整した染浴
中(温度30℃)に、先鋭端を有するポリブチレンテレ
フタレート(単繊維太さ0.07〜0. 1 5mm
,長さ5〜10cm)の繊維束(束の断面形状は円形,
束の直径5cm)を5〜20分間浸漬し、繊維束全体に
染液が完全に含浸するのを確認したのち、染浴から繊維
束を取り出し、そのままの湿潤状態で100℃で30分
間蒸熱することにより、繊維束内層外層が均染された後
染め品を得た。
実施例 2 分散染料2〜30g/l、可塑化PVA2〜5g/l、
および水で粘度10〜50cpに調整した染浴中(温度
30℃)に、先鋭端を有するポリブチレンテレフタレー
ト(単繊維太さ0.07〜0.15mm,長さ5〜10
crfL)の繊維束(束の断面形状は円形,束の直径3
〜5 ctrt )を5〜10分間浸漬し、繊維束全体
に染液が完全に含浸するのを確認したのち、染浴から繊
維束を取り出し、そのままの湿潤状態で125〜130
℃で20〜30分間蒸熱することにより、繊維束の長さ
方向に濃淡差を有する後染め品を得た。
実施例 3 酸性染料2〜2 0 g/l,サク酸(純品)0.5〜
l cc/ l ,増粘剤としてアルギン酸ソーダ2〜
20g/l、および水を含む粘度40cpに調整した染
浴に、ポリアミド(単繊維太さ0.1〜1.0關,長さ
5〜15cm)の繊維束(束の断面形状は円形あるいは
楕円形,束の直径4〜6 cm )を5〜20分間浸漬
し、繊維束全体に染液が完全に含浸するのを確認したの
ち、染浴から繊維束を取り出し、そのままの湿潤状態で
100〜105°Cで15〜30分間蒸熱することによ
り、均染かつ鮮明な後染め品を得た。
実施例 4 先鋭端を有するポリブチレンテレフタレート束(単繊維
太さ0.07mm,長さ57mm,束径約5cmでゴム
バンドで把持したもの)を、染料 スミカロン ブルー
S−3RF(SumikaronBlue S −
3RF)(住友化学工業株式会社製) 10g/lを用
いて第1表に示した各条件で染色した。
本発明法に従って得られた染色物は、繊維束の内外層均
一に染色されていた。
しかし、本発明の範囲外の粘度の染液を用いた場合とか
、染液浸漬後絞りや乾燥を行なった場合とかには、束の
内外層や上下間で染ムラが発生していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直径0.01〜1mm、長さ20〜500mmの単
    繊維からなる束であって、その断面積が1〜100cm
    2である繊維束を、10〜300cpの粘度を有する染
    液中に浸漬後、取り出して実質的に絞ることなく、繊維
    間に染液を保持した状態で、蒸熱機内で90〜140℃
    で10〜60分間蒸熱処理することを特徴とする繊維束
    の後染め方法。
JP50150658A 1975-12-19 1975-12-19 センイソクノアトゾメホウホウ Expired JPS5812398B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP50150658A JPS5812398B2 (ja) 1975-12-19 1975-12-19 センイソクノアトゾメホウホウ

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JP50150658A JPS5812398B2 (ja) 1975-12-19 1975-12-19 センイソクノアトゾメホウホウ

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Publication Number Publication Date
JPS5277276A JPS5277276A (en) 1977-06-29
JPS5812398B2 true JPS5812398B2 (ja) 1983-03-08

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JP50150658A Expired JPS5812398B2 (ja) 1975-12-19 1975-12-19 センイソクノアトゾメホウホウ

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