JPS58118761A - 抗血栓性材料 - Google Patents

抗血栓性材料

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JPS58118761A
JPS58118761A JP56213387A JP21338781A JPS58118761A JP S58118761 A JPS58118761 A JP S58118761A JP 56213387 A JP56213387 A JP 56213387A JP 21338781 A JP21338781 A JP 21338781A JP S58118761 A JPS58118761 A JP S58118761A
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heparin
antithrombin
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隆志 川崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗血栓性材料Qこ関し、詳しくは材料表面にア
ルブミンを固定化して血小板の粘着を抑制すると共Qこ
、このアルブミンに抗凝血物質及び/又は線溶系賦活化
酵素を固定化して血液凝固活性を低減させ、かくして相
乗的Gこ抗血栓性を高めた抗血栓性材料に関する。
人工臓器やカテーテル等の使用時(こ生ずる内因外血液
凝固は、血液と異物表面との接触Qこよる凝固系@■因
子の活性化により初期反応か開始され、凝固系因子のカ
スケード的活性化の結果、Xaやトロンビン筈が生成さ
れ、最終的にはフィブリン即が形成されることにより生
じる。
これらの活性化された凝固系因子は、血液中の口書物竹
であるアンチトロンビン■によりその作用か徐々Qこ阻
害されるか、ヘパリンの共存Gこよりその阻害効果が著
しく高められる。従って、臨床的(こ向流凝固の惹起が
懸念される場合には、ヘパリンを投与することが常套手
段となっている。このため、人工心肺や人工腎FA等の
人工臓器を利用する場合に(は多機のヘパリンを投与す
ることとなるが、このような場合、出血傾向が顕著とな
る等の多くの副作用を伴ない、これらの副作用は人工臓
器の長期使用により更に著しくなる。
そこで、近時(こおいては、ヘパリンを適宜の水不溶性
高分子相体に固定化し、これに血液を接吋させることに
より、ヘパリンを血液中に混入しない状態に保持しつつ
、こわに血液中のトロンビン等を捕捉せしめて血液の凝
固を防止する方法が提案されている。し力)し、押体に
ヘパリンを単独で固定化し1こたけでは満足すべき抗凝
血性が発現されない。
このため、本発明者らは、先にヘパリンの固定化に際し
、これとアンチトロンビン■とを共存状態を保ちつつ同
時に相体に固定化するときは、ヘパリン或いはアンチト
ロンビン■をそれぞれ単独で固定化し1こものに比べて
遥かGこ優れた抗R血作用を発揮する事実を見出した(
特開昭54−24.478号公Vt )。このようQこ
ヘパリンとアンチトロンビン■を共存状態を保ちつつ固
定化した材料は、血液凝固因子のXaやトロンビンに作
用して、これを不活性化し、すぐれた抗凝血作用を発揮
することができるものの、固定化され1こヘパリンとア
ンチトロンビン■はこれらの血液凝固因子と量論的に作
用するため、この材料の抗凝血作用は有限であり、従っ
て、対応量の活性化凝固因子との結合後には血液凝固阻
害効果を存しない点に尚問題が残されている。
一方、抗凝血物質を固定化する担体Oこついては、従来
、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、天然
ゴム、合成コム等の疎水性高分子や、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミドゲル等の新水性高分子がよ(
知られているが、疎水性高分子は一般(こ抗血栓性材料
Gこ要求される血液適合性Gこ劣り、親水性基分子は機
械的強度に劣る傾向があると共に、一般Qこ抗凝血物質
の固定化に複雑な操作を要する。しかし、特に血液チュ
ーブや人工臓器Qこは大きい機械的強度が要求されると
ころから、従来、疎水性高分子が担体として用いられる
ことが多いが、一方、このような疎水性高分子には抗凝
血物質を固定化するための官能基か一般Gこ少ないので
、十会す抗凝血効果を得るGこ足るだけの量の抗a血物
質を固定化することが困難である。
そこで、本発明者らは、従来の抗血栓性材料Qこおける
ト記した種々の問題を解決すべく鋭意研究した結果、材
料にアルブミンを固定化すれば、このアルブミンの有す
る多数の官能基を利用して多缶の抗尽血物質を容易Gこ
固定化することができると共に、固定化されたアルブミ
ンが材料への血小板の粘〒・を抑えることと相俟って、
すぐれた抗血栓性材料を得ることができることを見出し
て、本発明に至つ1こものである。
従って、本発明による抗血栓性材料は、材料表面に固定
化されたアルブミン上に抗凝血物質及び/又は線屑系賦
活化酵素が固定化さnていることを特徴とする。
本発明においては前記し1こような疎水性重合体及び部
水性重合体のいずれでも材料として用いることができ、
このほか、生体に対して実質的な有害Oこ作用しない物
質であり、アルブミンが固定化されればどのような材料
でも用いることができる。
従って、本発明において用いることのできる重合体とし
て、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブ
チレン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、天然ゴム
、クロロプレンコム、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニ
ル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニリデン
、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、エチレン−
ビニルアルコール共重合体、ポリアクリロニトリル、ポ
リグリコール醪、ポリビニルピロリドン、ポリビニルホ
ルマール、ポリビニルブチラール、アセタール樹脂、ア
クリル樹脂、ポリアクリルアミド、ポリカーボネート、
ポリスルポン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレ−1・、ポリアミド、ポリイミド、セルロ
ース、ニトロセルロース、セロハン、コラーゲン、ゼラ
チン、多糖類等を挙げることができる。
材料へのアルブミンの固定化の方法は何ら制限されず、
従来より知られているタンパク質固定化方法を任意【こ
用いることができる。アルブミンは抗ity血物質及び
/又は線屑系賦活化酵素を固定化する1こめの二次的な
担体を形成し、それ自体は何ら抗凝血活性を有するもの
ではないから、固定化方法及び条件は任意であり、これ
らを選択することにより、所望の今のアルブミンを固定
化することができる。好ましくは共有結合法により固定
化する。
本(′明(dこのようQこして材料Qこ固定化されたア
ルブミンの有する多数のカルボキシル基やアミノ基を利
用して、1む野面物質及び/又は線溶系賦活化、;、、
下を固定化する。用いる抗討血物質及び線溶系thl:
 /工化′孝禦は特に制限されないが、好ましくは1;
i; i野面物質としてヘパリンとアンチトロンビン■
が共存状態で固定化され、また、線溶系賦活化酵素とし
て1dウロキナーゼやストレプトキナーゼが固定化され
る。特に好ましくは、ヘパIIン、アンチトロンビン■
及びウロキナーゼの三者が共Oこ共存状態で固定化され
る。このような系によれば、ヘパリン−アンチトロンビ
ンl[lによる凝固11 1i*能と線nγ系賦活化酵
ゼモによる線浴能とは作用機序が異るものであるにも拘
らず、両系をそれぞわ別途(こ固定化したちの(こ比較
して、昔しい血栓形成抑制効果の延長が認められる。
本発明において材料に抗凝血物質及び線溶系闘。
活化F4素を結合させる方法は特に制限されず、共有結
合法、イオン結合法等の適宜の方法が用いられる。例え
ばカルボジイミド試薬或いはウッドワード試す5と共(
こ上記物質を材料に反応させれは容易に共有結合Oこて
固定化されるか、これらの方法に眼定されるものではな
い。ま1こ、上記#Apを材料(こイオン結合させる(
こけ、」二記物質の水浴とをGこ材料を沖2g!;すれ
はよい。
本公明に(E用するアンチトロンビン用1d主に生由来
のものを用いるか、その他、犬、家チ、などに由来する
ものでもよい。また、線溶系賦活化酵素は主(こ人由来
のウロキナーゼを用いるか、ストレプトキナーゼを用い
ても良い。
材1’l Gこ両足すべきヘパリン、アンチトロンビン
■及び線溶系賦活化酵累の幻モ二ついて特Gこ制限はな
いか、通常、利利面積l cr!当りヘパリン0.1〜
100μダ、アンチトロンビンIl[0,1〜100μ
ダ及び舷)浴系ル11:活化酵ヲξ0.1〜200μf
を固定化すれば良好な抗凝固作用を示す人工医療材料が
得られる。ヘパリン−アンチトロンビン■及び線溶系旺
;W、化l暮繋の固定割合についても特に制限はない。
ヘパリン−アンチトロンビン■及び線溶系賦活化酵素の
固定化(はこれらを個別Gこ行ってもよいが、同時に行
った方が模作がfJt’i 里でイ1利である。
本発明Qこよる抗血栓性材料は、使用目的に↓6じて、
材料を予ぬ所亜形状Qこ成形しておけは、粒子状、シー
ト状、管状等いずわ、の形態でも調製でき、これに血液
を接触させれば、トロンビン等が容易に捕捉され、ま1
こ、僅かに彫昨1され1こ血液靜固塊もウロキナーゼ智
の線溶系1丸:゛活化作用(こより再溶解することがで
き、血液のU固が阻止され、正常な血誇のfii fj
+状能が得られる。トロンビンを捕捉した材!−1は、
これをγことえはIN酢酸溶液で洗うこと(こより、ト
ロンビン捕捉枳・忰を再賦活できる。
不発明の抗血栓性材料は以」―のようQこ、アルブミン
を固定化した材オ゛・1土(こ抗凝血物質及び/又は線
nキ系賦r化酵素がj、j、i定住されている。即ち、
アルブミンの有する多数の冨能基を利用するので、抗凝
血物質及コ)/又は線溶系以;活化酵鼻を隠和な条件に
より簡単に多情−(こ固定化することができ、高い抗血
栓性を有する材料を司ることができる。
特に、材料自体が僅かの官能基しか有さない場合でも、
アルブミンを二次的な担体として利用するので、材料の
種類にかかわらす抗血栓性の高い材料を得ることができ
る。更に、アルブミンを固定化するに際しては、@、素
の安定性等を考慮する必要がな(、固定化条件を厳しく
してもよいので、アルブミンを多情に固定化することが
できる。また、例えば再生セルロースやエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体は官能基として多数の水酸基を有
するが、水酸基は臭化シアン等Oこよる活性化処理を行
なっても、十分な量の抗凝血物質や線溶系賦活化lv素
を固定化することが困難である。しかし、本発明Qこよ
れは、これらの材料の場合にもアルブミンの官能基Qこ
より多量の固定化が可能である。アルフミン固定化材料
は多数のカルボキシル基やアミノ基を有するため、抗凝
血物質や線溶系賦活化酵素の固定化に際して極めて隠和
な条件下にこれらを高活性に維持しつつ、多量に固定化
することができる点も大きい利点である。
更に、本発明の抗血栓性材料においては、材料に固定化
したアルブミンが材料への血小板の粘着を抑制する効果
を有し、従って、抗血栓性材料表面での血栓の形成を有
効に阻止するので、アルブミンに固定化された抗凝血物
質の効果と相俟って、相乗的に高い抗血栓性を発揮する
。@Qこ、抗謔面物質と線溶系賦活化酵素を共存状態で
固定化すれば、血栓形成が著しく抑制されることは前記
したとおりである。
以下に実施例Gこより本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1 (ポリアミド担体へのウロキナーゼの固定化)(1)固
定化 (η)ポリアミドへのアルブミンの固定化芳香族ポリア
ミドチューブ(内径1 mm、外径2簡)を長さ約5鴎
に切断し、水で洗浄し1こ後、IN塩Iv/メタノール
溶液中に30’Cの温度で30 分間浸漬、攪拌し、部
分加水分解して活性化し1こ。水で洗浄後、エチルジメ
チルアミンプロピルカルポジイミド塩酸塩(EDG! 
)  10  ミリモルを含有する酢酸緩衝液(50m
M、 pT(4,8)25me中に15分間浸漬、攪拌
した後、アルブミンを2重滑%濃度で含有する上記と同
じfr¥酔緩衝液25 m、lを添加した。室温で県拌
しながら、0、IN塩酸又は水酸化ナトリウム水溶液を
逐次添加してpHを4.8Qこ調整した後、−夜放筐し
てアルブミンをポリアミドに固定化した。この後、水、
2M塩化すl−IJウム水溶液、10 mMトリス−塩
酸緩衝液(pT−I 9.4 )で順次洗浄した。
(+))ポリアミドへのウロキナーゼの固定化上記と同
様にして活性化したポリアミドを10ミリモルのEIX
Eを含有する酢酸緩衝液(pH4,8) 2Srrtl
中に浸漬、15分間攪拌した後、ウロキナーゼ500単
位を含む上記と同様のリン酸カリウム緩衝液2571e
を添加し、(a)と同様にPHを調整し1こ後、−夜攪
拌して、ウロキナーゼを直接ポリアミド上Qこ固定化し
γこ。この後、水と2M塩化ナトリウム水溶液により洗
浄した。
(C)  アルブミン固定化ポリアミドへのウロキナー
ゼの固定化 (a)で得たアルブミン固定化ポリアミド上に(b)と
全く同様にしてウロキナーゼを固定化した。
(2)固定化タンパク竹骨の測定 以」二のようGこして得た各試料を3N塩酸水溶液に浸
f・コし、50°Cの温度に2時間加温して加水分解し
1こ。上澄液中のタンパク質をLowryらの方法に従
って定量した。結果を第1表に示すよう(こ、ポリアミ
ドに直1〈ウロキナーゼを固定化する場合ニ比べ、アル
ブミン固定化ポリアミドにウロキナーゼを固定化するこ
とにより、ウロキナーゼの固定化情ヲ著しく多(するこ
とができる。
第1表 (3)酵素活性の測定 次に、上で得た固定化ウロキナーゼの活性を合成基質法
により測定した。合成基質としてQluta−ryl−
Qlycyl−Arginyl−methy−coum
aryl−amideを用い、これを50mMのトリス
−塩酸緩衝液(0,I M Nard、10 mM C
aC(!2、pn s、o )に溶解した(終濃度0.
1mM )。この溶液2m1Vに固定化ウロキナーゼを
浸漬し、37°Cの温度で30分間反応させた後、17
重沿%酢醪水洛液3.Q mlを加えて反応を停止させ
、螢光分光光度計(励起波長380 nm、反射波長4
601m ) Cで遊離し1: Arr+ino−me
thyl−C!oumarin (AMC)の濃度を測
定し゛た。結果を第2表に示すように、ポリアミド(こ
直接に固定化されたウロキナーゼに比べ、アルブミン固
定化ポリアミドに固定化され第2表 たウロキナーゼが、第1表のウロキナーゼ固定化十に対
応して著しく高い活性を示す。
ま1こ、固定化ウロキナーゼを天然基質プラスミノーゲ
ンGこ作用させ、活性化されたプラスミン活性を合成基
質法によってml定しても、アルブミン固定化ポリアミ
ドに固定化されたウロキナーゼが高い活性を示し1こ。
即ち、合成基質tert−butyl−oxyca−r
bonyl−glutaryl−1ysyl−1ysy
l−MCA 0.2 mMを含有する前記と同じトリス
−塩酸緩衝液0.5尻l(こ固定化ウロキナーゼを含浸
した後、プラスミノーゲン溶pl Q、5 mlを加え
、37°Cで1時間反応させた。17重f%“咋パ做水
ffg液2.0 mlを添加して反応を停止させた後、
前記と同村にして遊理AMC濃度を測定し1こ。結果を
第3表に示す。
第3表 実施例2 (ポリイミド担体へのウロキナーゼの固定化ン(1)固
定化 (a)  ポリイミドへのアルブミンの固定化1、2.
3.4−ブタンテトラカルボン酸とジアミンとの共縮合
によって得られたイミド化率はぼ100%のポリイミド
フィルムの小片を水で洗浄後、Na 2I(PO4−N
aOH緩衝W (Na2[[’0+ 0.15M50 
ml、  NaOH0,IM 15m、  pn 11
.0  )に浸消し、40°Cで90分間攪拌して部分
加水分解し、活性化した。このポリイミド押体に実施例
1(a)と同じ方法によりアルブミンを固定化した。
(b)  ポリイミドへのウロキナーゼの固定化ポリイ
ミドを上記と同様に活性化した後、実施例’1. (b
)と同様にして直接ウロキナーゼを固定化した。
(C)  アルブミン固定化ポリイミドへのウロキナー
ゼの固定化 (a)で得たアルブミン固定化ポリイミドに実施例1(
b)と同様Gこしてウロキナーゼを固定化した。
(2)酵素活性の測定 以上のようGこして得た固定化ウロキナーゼの活性を実
施例1と同じ(合成基質を用いて測定した。
結果を第4表に示すよう【こ、本発明の固定化ウロキナ
ーゼは著しく高、い活性を示す。
第4表 実施例3 (エチレン−ビニルアルコール共重合体押体へのペパリ
ン、アンチトロンビン■及びウロキナーゼの共存固定化
) (1)固定化 ビニルアルコール含W率7oモル%のエチレン−ビニル
アルコール共重合体(以下、眼に共重合体という。)の
多孔質フィルムを約1 mtn幅Oこ細断し、乾燥重量
で約1gを水100m1に懸濁し、攪拌下に5〜ION
水酸化ナトリウム溶液を加えてpT(を11〜12に保
った。これに臭化シアン溶液(4〜24p/80〜48
0dンを添加しながら、5〜1ON水酸化ナトリウム溶
液を加えてpHを11〜12に保ち、p■■の低下が認
められなくなるまで続けた。
この間、氷を加えることにまり液温を20°C前後に保
った。反応は8〜12分間で終了した。反応終了後、速
やかにガラスフィルターで濾過し、冷水11で過剰臭化
シアンを洗浄除去して活性化共重合体を得た。
次に、この活性化共重合体14  (表面積約80cJ
 )を0.1M炭酸水素す) IJウム溶液5ゴに懸濁
させ、これに、ヘパリン50■、アンチトロンビン[1
0η及びウロキナーゼ10■を0.1M炭酸水素す) 
IJウム溶液IQmJに溶解した溶液を加え、4°Cで
一夜攪拌した。活性化共重合体の余剰活性基をブロック
するため、1Mエタノールアミン溶液(T))T 8.
0 ) 10筑lを加え、4°Cで1時間攪拌した後、
2M塩化ナトリウム溶液及び0.15M塩化ナトリウム
溶液で順次洗浄し、ヘパリンーアンチトロンビン■およ
びウロキナーゼ固定化材料(以下、I−ZIP−A’I
’l[[−TJKと略称する。ンを得た。この材料には
、担体1 cr!当りヘパリン0.5μf、アンチトロ
ンビン@1.3μyおよびウロキナーゼ1.0μgが固
定化されていた。   ゛ 同様の方法Qこより、活性化共重合体1 cJ当りヘパ
リン2,0μyを固定化させたヘパリン固定化材(以下
、I−T:ff、Pと略称する。)、活性化共重合体1
rr!当りアンチトロンビン■2,5μgを固定化させ
たアンチトロンビン■固定化材料(以下、I−ATfi
+と略称する。風情性化共重合体1 c!当りウロキナ
ーゼ2.0μgを固定化させたウロキナーゼ固定化材料
(以下、I−[と略称する。]及び活性化共重合体1c
J当りヘパリン1.0μfとアンチトロンビン■2.5
μyを同時(こ固定化させたヘパリン−アンチトロンビ
ン■固定化材料(以下、I−■…P−AT11[と略称
する。)を得1こ。
別に、活性化共重合体に3.1μglcr&の割合でア
ルブミンを固定化しく以下、I−1?と略称する。)。
このアルブミン固定化担体を実施例1と同様に処理して
ヘパリン及びアンチトロンビン■を固T、 化(以下、
I−Al−HIP−AT I[[と略称する。ンした。
この材料には担体1 cJ当りヘパリン2.8μf及び
アンチトロンビン■6.0μgが固定化されていた。
同1m にアルブミン固定化枳#(こその1 cJ当り
ヘパリン2.4μf1アンチトロンビン■4.1μm及
びウロキナーゼ2,7μfを固定化し1こ(以下、I−
AN−:FIEP−AT III −T玉と略称する。
]。
尚、上記の固定化操作において、アンチトロンビン■は
ヘパリンの保護作用下に固定しなければ抗凝固作用を起
こさないので、’[−ATll[の調製に際してはアン
チトロンビン■(こ対して8倍量のアセチル化ヘパリン
を反応系中Qこ共存せしめることにヨリアンチトロンビ
ン…■の活性を保護シつつ、これのみを活性化共重合体
に固定化し1こ。
更に、活性化共重合体を、ヘパリン及びアンチトロンビ
ン■を添加せずに上記と同様に処理し、これをコントロ
ールとした。
(2)抗凝血効果の測定 牛のクエン酸加血漿(血液と3.8重量%クエン酸すl
−IJウム溶液の容量比9:1混合物を300Orpm
で15分間遠沈処理して得られた上澄液用、2rrtl
をガラス極小試験管Gことり、37°Cに加温した。こ
れに一定量の固定化材料を加え、直ちに1/40 M塩
化カルシウム溶液0.2 ml及び生理的等張食塩水0
.5 rulを添加し、37°C恒温槽中で静かに振と
うし、血漿が凝固するまでの時間を測定1.た。結果を
第第5表 5表に示す。
以上の結果から明らかなように、担体(こ直接抗凝血物
質や線溶系賦活化酵素を固定化するよりも、相体をこア
ルブミンを固定化し、このアルブミン上に固定化すれば
多量に固定化することができ、更に、ヘパリン、アンチ
トロンビン■及びウロキナーゼを共存状態で固定化する
ことにより、抗血栓性が相乗的に高められる。
実施例4 (血小板の材料への粘着挙動ン 実施例1.2及び3で得たアルブミン固定化材料に実施
例1に記載した方法によりヘパリン及びアンチトロンビ
ン■を固定化した。各材料におけ第6表 ろヘパリン及びアンチトロンビン■の固定化合を9可6
 表Qこ示す。
杭、炉血剤1としてクエンl”j>4ナトリ白ムを用い
て成す−1−肢静lIl?ヨリ採取L 1−AfTl 
液(最終、!’、ljp 0.38 % )を80fl
で6分間能心分灯し、得られ1こ多血小板血漿を数滴上
記各試料片」−に静か(こ滴下し、室温で30分間放置
後、試料片を生理食塩水中で二、三回上下させて、粘着
していない血小板を除いた。
次に、1%グルタルアルデヒド溶液(0,1M、 pH
7,4のリン酸緩術液(こ溶解)Gこ浸冶し、40°C
の温度で2時間反応させて、血小板をに1定化した。ア
第7表 ルコール系で脱水乾燥し、その表面状態を走査型電子顕
微鎖で卸、察1−1コ。各試料片0.016yy−当り
の血小板の粘着数を第7表Qこ示す。
このr:ρ1から、担体にアルブミンを固定化すること
により、抗廂栓骨材料への血小板の粘着が著しく抑えら
れることか明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)材料表面に固定化されたアルブミン上に抗凝血物
    質及び/又は線溶系賦活化:・丁孝素が固定化されてい
    ることを特徴とする抗血栓性材料。 (21a@而面質としてアンチトロンビン■とヘパリン
    とが固定化されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の抗血栓性材料。 (3)線溶系賦活化酵素がウロキナーゼ又はストレプト
    キナーゼであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の抗血栓性材料。
JP56213387A 1981-12-30 1981-12-30 抗血栓性材料 Expired JPS6040862B2 (ja)

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JP56213387A JPS6040862B2 (ja) 1981-12-30 1981-12-30 抗血栓性材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61253067A (ja) * 1985-04-30 1986-11-10 カネボウ株式会社 アルブミンを吸着させた複合材料
JPS6216769A (ja) * 1985-07-16 1987-01-24 カネボウ株式会社 アルブミンを吸着させた複合材料

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