JPS58118460A - 小型車輌 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、屋根付きの３輪または４輪の小型車輛に関
するものである。

３輪捷たは４輪の小型車輛が、都市内交通などの短距離
輸送用の乗り物として考えられている。

このような小型車輛では、都市内の狭い場所での小廻り
をし易くするため、車体寸法をできるだけ小さくする。

このため運転者は乗降を楽に行なえなくなるという不都
合が生じる。特に屋根付きの小型車輛では、乗降時に人
間の頭が屋根に当たり易く、乗降は−１−苦しくなる。

またこの褌の小型車輛では短距離輸送が主目的であるた
め、′Ｓ故的な雰囲気で気軽に乗れることが要求され、
さらに車体の軽量化も要求される。

そこで車体側面に、下縁が運転室の床面に略々一致する
大きな乗降用開口部を形成することが考えられる。しか
し従来の屋根付きの小型車輛では、運転室の前面および
後面がそれぞれ透明なガラス等で覆われているため、乗
降用開口部から走行中に運転室内に入る走行風が、運転
室内で乱流となり、運転者に不快感を与えるという不都
合があった。

この発明はこのような事情に鑑みなされたもので、屋根
付きの３輪または４輪でありながら、乗降が楽で解放感
に富み、さらに車体の軽量化に適するばかりでなく、運
転室内に走行風による乱流が発生しにくく、快適な運転
を楽しむことを１ｌＩＴ能にする小型車−を提供するこ
とを目的とするものである。

この発明は、このような目的を達成するため、左右一対
の前ピラー上端と左右一対の後ピラー上端との間に屋根
を有する小型車輛において、車体の側面に大きな乗降用
開口部を形成する一方、前記左右一対の後ピラー間には
大きな通風用開口部を形成したものである。以下図示の
実施例に基づいて、この発明の詳細な説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す側面図、第２図はそ
の一部を切欠いた平面図、第３図は後面図、また第４図
は前ピラーの蘭面図である。第１〜３図において符号１
０は前輪、１２は後輪、１４は車体であり、この車輌は
４輪を有する。、１６（１６ａ、ｔ６ｂ）は左右一対の
前ピラー、１８（１８ａ、１８ｂ）は左右一対の後ピラ
ーであり、これら各ピラー１６．１８の上端には屋根２
０が掛は渡されている。車体１４の左右両側面には大き
な乗降用開口部２２　（２２ａ　、２２ｂ）が形成され
、この乗降用開口部２２の下縁は運転室２４の床面に略
一致している。２６は車幅方向の略中央に位置する操向
ハンドルであり、前記乗降用開口部２２の前縁はこのハ
ンドル２６より前方に位置し、この結果、乗降が非常に
楽になる。２８は運転シートであり、このシート２８は
乗降用開口部２２の側面略〈字形の後縁よりその一部が
前方に位置し、この結果、乗降を−ｌ−楽にすると共に
、運転者の視界を著しく広げて解放感を向上させている
。なおこの乗降用開口部２２の後縁の下部３０は車体１
４の前方から後方に向って斜めに立上っている。この結
果後記するように、走行風がこの後縁下部３０に当って
車体の浮き上がりを抑制し、走行安定性が向−ヒする。

また前記運転シート２８には、運転者の頭３２（第１図
）の後方に位置し、この頭よりやや幅広なヘッドレスト
３４が固定されている。

前記左右一対の前ピラー１６には、第４図に示すように
、ゴム製のウェザ−ストリップ３６によって献血風防ガ
ラス３８が固定され、各前ピラー１６には、さらに後方
へ延出する透明なアクリル仮装の導風板４０　（４０ａ
、４０ｂ）が固定されている。

左右一対の後ピラー１８間は大きく開口し、ここが通風
用開口部４２となっている。この結果この通風用開口部
４２の前方に近接して前記ヘッドレスト３４が位置する
ことになる。なお第１〜３図において４４　（４４ａ、
４４ｂ）は左右一対の後写鏡であって前記前ピラー１６
の根もと付近から側方へ突出するように取付けられてい
る。この後写鏡４４の前面は第１．２図から明らかなよ
うに、走行風を車体１４の側方および下方に導くように
斜めに形成され、この後写鏡４４の前面は導風板として
の作用を持つ。また４　６　　（４６ａ、４６ｂ）は、
乗降用開口部２２を前後方向に横断する棒状のドアであ
る。

次にこの実施例の作用を説明する。先づ運転者は棒状の
ドア４６のロックを解除して、このドア４６をその前端
を支点として上方へ回動し、運転シート２８に着座する
。乗降用開口部２２は大きいので楽に乗降できる。

走行中においては、走行風が導風板４４に導かれ車体１
４の側面を流れ、その一部が乗降用開口部２２から運転
室２４内に入る。しかし後ピラー１８間には、大きな通
風用開口部４２が形成されているので、運転室２４内に
入る走行風は、この通風用開口部４２から円滑に車体１
４の後方へ流出する。このため運転室２４内には走行風
による乱流が発生せず、運転者に不快感を与えることが
なくなる。またこの実施例では、運転者の頭３２の後方
にヘッドレスト３４が固定されているので、導風板４０
とヘッドレスト３４の側縁とを結ぶ線Ａ（第２図参照）
の外側に走行風が略層流となって流れる。このため運転
者の頭３２には走行風が一層当たりに〈〈なり、運転者
に与える不快感はさらに減少する。

なおこの実施例では、後写鏡４４の前面が前記のように
斜めに形成されているので、頭３２付近に流れ込む走行
風がなお一層減る。さらに、乗降用開口部２２の後縁下
部３０は第１図（二示すように斜めに形成されているの
で、走行風の一部はこの後縁下部３０の斜面に当たりつ
つ上方へ導かれて通風用開口部４２を通過する。この隙
後縁下部３０の斜面には、車体１４を下方へ押圧する力
が発生する。このため車輪特に後輪１２の路面接地圧が
増加し、走行安定性も向上する。

この発明は以上のように、車体側面に大きな乗降用開口
部を設けたので、乗降が楽で解放感にも富んだ運転を楽
しむことができる。また車体の軽１化も同時に図ること
ができる。さらに左右一対の後ピラー間には通風用開口
部を形成したので、運転室内に入る走行風はこの通風用
開口部を通って円滑に重体後方へ流出する。このため運
転室内に走行風の乱流が発生せず、運転者に不快感を与
えることがなくなる。

【図面の簡単な説明】

弔１図はこの発明の一実施例を示す側面図、第２図は一
部切欠いた平面図、第３図は後面図、また第４図は前ピ
ラーの断面図である。 １４・・・車体、１６・・・前ピラー、１８・・・後ピ
ラー、２２・・・乗降用開口部、４２・・・通風用開口
部。 特許出願人　ヤマハ発動機株式会社 代理人　弁理士　　山　　１）　文　　雄第１図 第２図 第３図 第４図 ￥

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右一対の前ピラー上端と左右一対の後ピラー１一端と
   の間に屋根を有する３輪または４輪の小型車輛において
   、車体の側面に大きな乗降用開口部を形成する一方、前
   記左右一対の俊ピラー間には通風用開口部を形成したこ
   とを特徴とする小型車＠０