JPS5811705B2 - カセット式記録再生装置におけるテ−プの弛み防止装置 - Google Patents

カセット式記録再生装置におけるテ−プの弛み防止装置

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JPS5811705B2
JPS5811705B2 JP51026515A JP2651576A JPS5811705B2 JP S5811705 B2 JPS5811705 B2 JP S5811705B2 JP 51026515 A JP51026515 A JP 51026515A JP 2651576 A JP2651576 A JP 2651576A JP S5811705 B2 JPS5811705 B2 JP S5811705B2
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tape
cassette
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slider
lever
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JP51026515A
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岸義雄
天野謙一
鈴木豊
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Sony Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は停止モードから記録、再生モードに切換わると
、一対のリール間に掛は渡されたテープを、テープシフ
ト手段の往動によりカセット外の所定位置に引出して記
録、再生用のヘッドに接触させ、その後に上記テープが
走行されるように構成し、そして上記記録、再生モード
から停止モードに切換わると、上記テープシフト手段を
復動させるように構成しであるカセット式記録再生装置
におけるテープの弛み防止装置に関するものである。
従来カセット式テープレコーダこおいて、テープシフタ
ー等によりテープをカセット外に引出した状態で走行さ
せることによらて、所望の記録又は再生を行なうように
し、記録又は再生中やポーズ中に停止釦が押された時に
、上記テープシフター等を復動させるようにしたものが
開発されている。
しかるにこの種テープレコーダでは、予めテープをカセ
ット外に引出した状態で記録又は再生を行なっている関
係で、停止釦が押されてテープシフター等が復動した時
に強みが生じてしまい、この後カセットをエジェクトす
る際や、或いは後にカセットを再び装着する際に、上記
テープが弛んでいる為に、テープが各所に不測に引っ掛
かって著しく損傷されてしまったり、或いはテープを所
定経路に円滑に挿入出来なくなる等の重大な事故を招き
易い欠陥がある。
本発明は上述の如き欠陥を是正するとともに、繰返して
モードを切換えてもテープ位置がずれてしまうようなこ
とがなく、Vかもテープ走行の立上りが早くて機械的に
も簡単になるカセット式記録再生装置におけるテープの
弛み防止装置を提供せんとするものである。
以下本発明を適用したテープレコーダの実施例を図面に
付き述べる。
第1図はテープレコーダ全体を示したものであって、こ
のテープレコーダはいわゆるコンボネーントタイプのテ
ープデツキを構成しており、キャビネット1の前面に、
カセットを接着する為のカセットホルダー(以下単にホ
ルダーと記載する)(2)、右から横一列に並べられた
ポーズ釦10.記録釦3.早送り釦4.再生釦5.停止
釦61巻戻し釦γ等の押釦群、エジェクト釦8.その他
複数のつまみ類、メータ類、パイロットランプ等が設け
られている。
なお上記押釦10,3,4,5゜6.1はいわゆるフェ
ザ−タッチの押釦に構成されている。
そしてこのテープレコーダにはラージカセット9が使用
され、このカセット9は前記ホルダー2内に上方から挿
入された後、このホルダー2の回動により所定の装着位
置に装着されるように構成されている。
第2図及び第3図はラージカセット(以下単にカセット
と記載する)9を示したものであって。
このカセット9のカセット筐体11は通常のコンパクト
カセットより外径並びに厚さとも大型に構成されている
そしてこのカセット筐体11内には片フランジリールか
らなる供給及び巻取り用の一対のリール1213が回転
自在に設けられている。
一方通常のコンパクトカセット用のテープより大幅に構
成された磁気テープ(以下単にテープと記載する)14
は両リール12,13に夫々両端を止着されてこれらに
巻装され、かつカセット筐体11内に設けられた左右者
一対のテープガイド15a、isb及びガイドローラ1
6a。
16bにて案内されてこのカセット筐体11の前面に沿
ってパスされている。
そしてカセット筐体11の前面側にはそのほぼ全幅に亘
って開放され横長状の開口17が形成されており、上記
テープ14はこの開口1γからカセット筐体11外に引
出し可能にパスされている。
またカセット筐体11の前面側における上下壁には左右
両端部分に一対のピンチローラ挿入用の切欠き18a、
18bと、これらよりやや内側に配された左右一対のテ
ープシフトピン挿入用の切欠き19a、19bとが形成
されている。
なおこれらの切欠き18a。18b、19a、19bは
夫々はぼU字状に形成されており、これらの前面側は前
記開口11部分で夫々開放されている。
またカセット筐体11の前面側に偏倚した位置にはその
上下壁に左右一対のローディングガイド挿入用のローデ
ィング孔20a、20bが形成されている。
更にまたこのカセット筐体11の前面には前配両切欠き
18a。
18b部分の前面をテープ14の外側位置で開閉する為
の左右一対の前蓋21a、21bが設けられている。
これらの両前蓋21a、21bは夫々はぼL字状をなし
ていて互に対称状に配され、夫夫上下一対の支点ピン2
2a、22bによってカセット筐体11の上下蓋に回動
自在に枢支されている。
そしてこれら両前蓋21a、21bは支点ピン22a、
22b部分に巻装された巻バネからなる戻しバネ23a
、23bにより第3図実線の如き閉状態に回動附勢され
ており、これらの戻しバネ23a、23bに抗して第3
図鎖線の如き開状態に観音開き状に開放自在に構成され
ている。
なお図中24a、24bはカセット筐体11の上下壁に
形成された左右一対のリール軸挿入孔。
25はカセット筐体11の層面中央部に形成されたブレ
ーキ解除レバー挿入用切欠きである。
またカセット筐体11内には一対のブレーキレバー26
a、26bが設けられており、これらのブレ−キレパー
26a、26bは通常筒リール12゜13に係合して、
これらリール12,13の振動等による回転を防止する
ように構成されている。
またカセット筐体11の左右雨下端の角部には一対の誤
消去防止片30a、30bが取付けられている。
次に第4図〜第11F図によってカセット9の装着装置
を説明する。
先ず前記ホルダー2は断面はぼコ字状をなし。
かつ上向き開放のカセット受29と、その左右両端に一
体的に成形された左右一対の側板28a28bと、これ
ら両側板28a、28bの前面側に後述する如く着脱自
在に取付けられた前蓋2Tとによって構成されている。
そして前記カセット9は両側板28a、28b間で前蓋
2Tとはゾ平行状態で上から挿入されてカセット受29
内に保持されるようになっている。
一方前記キャビネット1内にはシャーシ31が垂直状に
組込まれており、このシャーシ31の前面には上記ホル
ダー2を枢支する為の左右一対の支持板32a、32b
が固着されている。
そしてホルダー2は両支持板32a、32bの一部に植
設された左右一対の支点ピン33a、33bsこ両側板
28a、28b部分で枢支されて回動自在に構成されて
いる。
なお一方の側板28aの下端に一体的に成形されたアー
ム34とシャーシ31の一部に固着されたバネ受35と
の間に張設された引張バネ)らなる戻しバネ36により
、上記ホルダー2は両支点ピン33a、33bを中心に
第6図反時計方向に回動附勢されている。
また上記側板28aの一部には係止爪31が一対的に成
形されている。
またシャーシ31の一方の支持板32aの外側にはほぼ
L字形をなすロックレバ−38が支点ピン39によって
回動自在に枢支されており、このロックレバ−38の上
端38aに突設されたロックピン4゜が支持板32aに
形成された挿通孔41を挿通して内側に突出され、この
ロックピン40に前記係止爪31が係止される。
なおこのロックレバ−38はその下端38bと、支持板
32aの下端に一体的に成形された折曲部42との間に
張設された引張バネから軸戻しバネ43により上記ロッ
クレバ−38は第6図反計方向に回動附勢されている。
また支持板32の下端部には前記折曲部42と支持板3
2aの一部に一体的に成形されたレバー支持部4Tとの
間で水平に支持されたエジェクトレバー44が設けられ
ている。
このエジェクトレバー44はその長手方向に摺動自在に
構成されており、その前端部に前記エジェクト釦8が増
付けられている。
そして前記ロックレバ−38の下端38bがこのエジェ
クトレバー44の一部に成形された切欠き45に係合さ
れ、このロックレバ−38によってエジェクトレバー4
4が前方側に摺動附勢されている。
なおホルダー2の前面板27の内面で左右両端部には板
バネからなる一対のカセット押えバネ46が取付けられ
ている。
そして上記ホルダー2は第6図及び第7図に明示される
ように、キャビネット1に形成された開口48を挿通し
て、第6図の如くキャビネット1外に突出して傾斜する
復動位置と、第1図の如くキャビネット1内に挿入され
て垂直状をなす往動位置との間で両支点ピン33a、3
3bを中心に回動自在こ構成されている。
なおこの際ホルダー2を戻しバネ36に抗して上記往動
位置に回動させた時、係止爪3γがロックピン40に係
止されで、ホルダー2はその往動位置でロックされる。
また上記状態でエジェクト釦8を押してエジェクトレバ
ー44を後方に押し込むと、ロックレバ−38が引張バ
ネ43に抗して第12図鎖線の如く反時計方向に回動さ
れて、ロックピン40が係止爪3γの上方に外れる為ホ
ルダー2はロック解除されて戻しバネ36により上記復
動位置へ復動される。
一方ホルダー2の背面側でその左右両端部位置夕には左
右一対の蓋起こし板49a、49bが配されている。
そしてこれら両蓋起こし板49a49bはその一部をホ
ルダー2の両側板28a28bとシャーシ31の両支持
板32a、32bとの間に挿入されている。
またこれら両蓋起こし板49a、49bの上端50a、
50bは内側に延出されており、これら雨上端50a、
50bの前面には左右一対の蓋起こし爪51a、51b
が一体的に形成されている。
しかしてこれら両蓋起こし板49a、49bには夫々3
つのガイドピン52a、52b、52cが突設されてい
る。
なおこれらのガイドピンのうち2つ52a、52bは両
蓋起こし板49a、49bの内側に突設されており、残
りの1つは外側に突設されている。
そしてガイドピン52aはホルダー2の両側板28a。
28bに夫々形成された上下方向に直線的に延びる直線
状ガイド孔り3a内に夫々遊嵌され、ガイドピン52b
は上記両側板28aに夫々形成されたほぼL字状に屈曲
されたL字状ガイド孔53b内に夫々遊嵌され、ガイド
ピン52cはシャーシ31の両支持板32a、32bに
夫々形成された円孤状ガイド孔53c内に夫々遊嵌され
ている。
そして後述するホルダー2の往復回動動作時において1
両蓋起こし板49a、49bは、上記3つのガイドピン
52a、52b、52c及び3つのガイド孔53a、5
3b、53cによる案内作用によってこのホルダー2の
動きに関連して移動操作されることになる。
なおホルダー2の下部中央相当位置にはほぼL字状をな
すブレーキ解除レバー54が水平な支点ピン55を介し
て回動自在に枢支されている。
なおこのブレーキ解除レバー54の下辺部54aはホル
ダー2の下部中央部に形成された切欠き56を挿通して
このホルダー2内に出入り自在に構成されており、また
その上辺部54aは前記カセット受29の背面に当接可
能に構成されている。
そしてこのブレーキ解除レバー54は通常は自重により
第9図の如く反時計方向に回動されており。
後述するカセット装着時に第10図の如くホルダー2に
よって回動されるように構成されている。
次に前記カセット9が装着されるカセット装着位置の機
構を説明する。
このカセット装着位置は前記シャーシ31の前面に設け
られており、ここには一対のリール軸57a、57bが
回転自在に設けられている。
そしてこれら両リール軸57a、57bより上側でかつ
左右方向に偏倚した位置には前記カセット9の両口−デ
ィング孔20a、20bへの挿入用の左右一対のローデ
ィングガイド58a、58bが直角状に植設されている
なおこれら両口−ディングガイド58a、58bの先端
は2段階のテーパー面に構成された円錐状に加工されて
おり、付根部側にはカセット受台59a、59bが一体
的に成形されている。
更にまた両リール軸51a。57bより下側位置の中央
部にはカセット押えピン60が植設されており、このカ
セット押えピン60は第10図の如く前記ブレーキ解除
レバー54の上辺部54bに形成された長孔61及び切
欠き56を挿通してホルダー2の下端でその内部こ挿入
可能に構成されている。
一方シャーシ31の前面カセット装着位置より上側位置
には、消去ヘッド63.録再ヘッド64゜テープガイド
65.キャプスタン66等が設けられ、またこれらの下
側位置にはテンション検出ピン67、テープシフター6
8、ピンチローラ69等が設けられている。
なお両ヘッド63,64びテープガイド65等はンヤー
シ31の前面側に所定高さに増付けられたヘッド基板T
Oの前面に増付けられている。
また消去ヘッド63の一側面には板状のテープガイドT
1が取付けられている。
なお上記テンション検出ピン67はテンションアームT
2によって支点ピンT3を介して回動自在に枢支され、
また上記テープシフター68はシフターアームT4によ
って支点ピンT5を介して回動自在に枢支されている。
更に上記ピンチローラ69はピンチローラアーム76に
よって支点ピンTIを介して回動自在に枢支されている
なおこれらテンション検出ピン61.テープシフター6
8、ピンチローラ69はテープデツキが再生又は記録或
いはポーズモード以外の時は第5図実線の位置にあり、
上記モードの時にはこれらは第5図鎖線の位置へ移動さ
れるように構成している。
なおT8はシャーシ31の前面側に所定高さに増付けら
れたシャーシ前面カバー用の化粧板であり。
前述した両す一ル軸57a、57b、両口−ディングガ
イド58a、58b、カセット押えピン60、両ヘッド
63,64.テープガイド65゜キャプスタン66、テ
ンション検出ピン67、テープシフター68.ピンチロ
ーラ69等はこの化粧板T8を挿通して前方側〔候出或
いは露出されている。
次に上記述べたカセット装着装置によるカセット9の装
着要領を説明する。
先ずカセット9が装着される以前においてテープデツキ
は当然停止モードとなっており、この停止モードにおい
ては、テンション検出ピン67゜ピンチローラ68.テ
ープシフター69は第5図実線の位置に夫々復動されて
いる。
一方ホルダー2は第6図の如くキャビネット1の外方に
起用して傾斜した復動位置にある。
そして最初カセット9は上記位置にあるホルダー2内に
第6図の如く斜め上方から挿入される。
但しこの際カセット9の両前蓋21a、21bは第4図
の如き閉状態を保持しており、そしてホルダー2内に挿
入されたこのカセット9はカセット受20によって受は
止められて第6図実線の状態となる。
次に上記状態でホルダー2の前面板2Tを押すと、この
ホルダー2が戻しバネ36に抗して両支点ピン33a、
33bを中心に第6図時計方向に回動され、このホルダ
ー2によってカセット9も同方向に回動されながらキャ
ビネット1内に移動される。
そしてホルダー2が第7図の往動装置に達した時に、カ
セット9がカセット装置位置に正しく装着される。
一方上記カセット9の装着動作途中で、しかも早い時期
に両蓋起こし爪51a、51bによってカセット9の両
前蓋21a、21bが第5図の如く自動的に開かれるこ
とになる。
こ\で先ずカセット装着動作について述べれば。
ホルダー2によるカセット9の上記回動途中で。
両口−ディングガイド58a、ssbがカセット9の両
口−ディング孔20a、21b内に相対的に挿入される
またリール軸57a、57bもカセット9の両リール軸
挿入孔24a、24b内に相対的に挿入されて1両J−
レ12,13のり一ルハブに夫々係合される。
またカセット9の下端中央部がカセット押えピン60に
当接される。
一方ホルダー2の上記回動に伴って両カセット押えバネ
46がカセット9の前面の左右両端を押す為。
カセット9は両口−ディングピン58a、ssbのカセ
ット受台59a、59b及びカセット押えピン60に押
圧される。
そしてホルダー2が第7図の往動位置に達した時、カセ
ット9は第5図及び第8図に示される状態で、上下方向
、左右方向及び前後方向に位置決めされた状態で固定さ
れる。
またこの瞬間に係止爪37がロックピン40に係合され
て、ホルダー2が上記往動位置でロックされ、一連のカ
セット装着動作が完了する。
なお上記カセット9の装着動作途中で、ホルダー2のカ
セット受29がブレーキ解除レバー64の上辺部54b
に当接してこれを押す為、このブレーキ解除レバー54
が第9図時計方向に回動される。
この結果第10図の如くこのブレーキ解除レバー54の
下辺部54aがカセット9の底面中央部の切欠き25か
らカセット9内に挿入されてカセット9内の両ブレーキ
レバー26a、26bを押し、これら両ブレーキレバー
26a、26bによる両リール12,13のブレーキを
解除する。
次に上記カセット装着動作に関連する両前蓋21a、2
1bの開放動作を第11A図〜第11F図によって説明
する。
なおこの場合の両蓋起こし板49a、49b及び両蓋起
こし爪51a。
51bによる両前蓋21a、21bの開放動作は左右対
称の同じ動作であるので、こ\では一方の蓋起こし板4
9a及び蓋起こし爪51aの動きについてのみ説明する
先ず復動位置こあるホルダー2内に前述の如くカセット
9が斜め上方から挿入された時の状態が第11A図に示
す状態であり、この時ホルダー2はA1の位置、蓋起こ
し板49aはB1の位置、カセット9はC1の位置に夫
々ある。
またこの時蓋起こし爪51aとカセット9との間には充
分な隙間lが開いている。
そしてこの時ガイドピン52aの直線状ガイド9孔53
aの下端位置a1に、ガイドピンs2bは屈曲状ガイド
孔53bの下部一端位置b1に、ガイドピン52cは円
孤状ガイド孔53cの下端位置c1に夫々位置し、これ
らの位置で互に位置決めされた状態になっている。
そして上記状態でホルダー2を往動位置に向けて両支点
ピン33a。
33bを中心に時計方向に回動させて、カセット9の装
着動を行なう。
金弟11B図はホルダー2がA1位置からA2位置に角
度01分回動された瞬間を示しており、この時カセット
9も同角度θ1分回動されてC1位置からC2位置に達
する。
しかしてこのカセット装着装置では、上記の間に、蓋起
こし板49aがB1位置からB2位置へ向けて、上記カ
セット9の回動方向とは逆方向に5角度02分回動され
る。
即ちカセット9が時計方向に回動されるのに対して、蓋
起こし板49aはその逆方向である反時計方向に回動さ
れ、この蓋起こし板49aは回動されて来るカセット9
を自らの回動によって積極的に迎えに行くことになる。
従ってこの間に蓋起こし爪51aとカセット9との間の
隙間lは素早く縮められることになる。
つまり、ホルダー2がA1位置からA2位置に回動され
る間に、ガイドピン52bが屈曲状ガイド孔53bの前
記下部一端位置b1から屈曲部位置b2に持ち来たされ
る一方、支点ピン33aを中心としたガイドピン52a
の時計方向側への角度02分の回動力が蓋起こし板49
aに伝えられる為、この蓋起こし板49aが円孤状ガイ
ド孔53cの下端位置c1にあるガイドピン52cを中
心に反時計方向に回動されることになって、蓋起こし板
49aがカセット9に近づくことになる。
そしてホルダー2が第11C図のA3位置に達した時、
同様にC3位置に達したカセット9の切欠き18a間に
蓋起こし爪51aが挿入されて。
この蓋起こし爪51aが前蓋21aの下に係合される。
なおこの時点で蓋起こし板49aGカセット9の背面に
これとはゾ平行に接触される。
そしてこれ以後蓋起こし板49aはその平行状態を保持
してカセット9と共に時計方向側に回動されることにな
る。
しかしてホルダー2が上記状態から引き続いて時計方向
側に回動され、これが第11D図、第11E図に示され
た各位置A4.A5を経て、第11F図に示されたA6
の往動位置に回動されることによって、カセット9も第
11D図、第11E図に示された各位置C,,C,を経
て第11F図に示された位置C6のカセット装着完了位
置へ回動される。
するとこの間にガイドピン52cが円孤状ガイド孔53
cの円弧面に沿って押上げられて、このガイドピン53
Cがこの円孤状ガイド孔53cの各位置C2,C3,C
4を経て、その上端位置C6へ持ち来たされる。
そしてこの時このガイドピン53cの移動に関連して両
ガイドピン52a。
52bも両ガイド孔53a、53bに沿って押上げられ
、これら両ガイドピン52a、52bも夫夫これら両ガ
イド孔53a、53bの各位置a2゜a3.a4及びb
l、b3.b4を経て、これらの上端位置a、、b、へ
持ち来たされる。
この結果蓋起こし板49aがカセット9に対して前記平
行状態を保ったま\相対的にL方に移動される。
即ち蓋起こし板49aはカセット9と共に時計方向側に
回動されながら、カセット9に対して上昇されることに
なる。
そして上記の間に蓋起こし爪51aが前蓋21aを下か
ら押上げる為、この前蓋21aが自動的に開放される。
つまり蓋起こし爪51aの押上げにより前蓋21aは支
点ピン22aを中心に戻しバネ23aに抗して第5図の
如く反時計方向に回動されて、開かれることになる。
なお以上述べたカセット装着装置によれば、復動位置か
ら往動位置側へのホルダー2の回動初期に、蓋起こし爪
51aがカセット9の前蓋21aに素早く係合して、こ
の前蓋21aを素早く、確実に開くことが出来て、非常
に都合が良い。
以上により一連のカセット装着動作が完了するが、この
カセット9の装着により復動位置にあるテンション検出
ピン67、テープシフター68゜ピンチローラ69が第
5図の如くカセット9の切欠き19b、19a、18a
を夫々挿通してカセット9内に挿入され、これらがテー
プ14の内側(図中下側)に挿入される。
一方テープ14は両ヘッド63,64.テープガイド6
5.キャプスタン66の前面側(図中下側)に挿入され
ることになる。
そして本テープデンキでは、上記カセット装着後に例え
ば記録釦3や再生釦5が押されて記録モード又は再生モ
ードに切換えられると、テンションアーム72.シフタ
ーアーム74.ピンチローラアーム16が夫々第5図鎖
線の如く上方側に回動されて、テンション検出ピン67
、テープシフター68.ピンチローラ69がカセット9
の各切欠き19a、19b、18aからカセット9の上
方に抜き出されて、これらが第5図鎖線の往動位置へ往
動される。
この結果テープ14がカセット9の開口17から第5図
鎖線の如く引出されて。
このテープ14が両ヘッド63,64.両テープガイド
65,71に夫々接触された状態の走行路にローディン
グされる。
またこれと同時にピンチローラ69によってテープ14
がキャプスタン66に圧着される。
従ってテープ14は上記の如く引出された状態で走行さ
れて、従来公知の記録又は再生が行なわれるようになっ
ている。
なおテープ14の早送りや巻戻しは、このテープ14が
第5図実線の如くカセット9内に引き戻された状態で行
なわれるようになっている。
なおりセット9をエジェクトする際にはエジェクト釦8
を押し、ロックピン40を係止爪3Tから外して、ホル
ダー2のロックを解除する。
この結果ホルダー2は戻しバネ36によって往動位置か
ら復動位置に回動され、カセット9が両リール軸57a
msybや両ディングピン58a、s8bから抜き取ら
れると同時に、前述したカセット装着動作の逆動作によ
って両前蓋21a、21bが戻しバネ23a、23bに
よって自動的に閉じられることになる。
次に第12図〜第19図によってテープ走行駆動機構及
びこれに関連する機構を説明する。
先ず前配両リール軸57a、57bの基部側には従来公
知の如く夫々リール台8Qa、80bが取付けられてい
る。
そして巻取側リール台80aの一側部にはFWDアイド
ラ81が配されており、また両す一ル台80a、80b
間にはREWアイドラ82とFFアイドラ83とが上下
に互に位置をずらせて配されている。
またシャーシ31の所定位置には駆動用モータ84が増
付けられている。
なお上記FWDアイドラ81は支点ピン85を介してシ
ャーシ31に回動自在に枢支されたアイドラレバー86
の一端に回転自在に枢支されている。
また上記REWアイドラ82は支点ピン88を介してシ
ャーシ31に回動自在に枢支されたアイドラレバー89
の一端に振り子90を介して回転自在並びに揺動自在な
状態に枢支されている。
更にまた上記FFアイドラ83は支点ピン91を介して
シャーシ31に回動自在に枢支されたアイドラレバー9
2に回動自在に枢支されている。
そして上記FWDアイドラ81のアイドラ軸94と。
FFアイドラ83のアイドラ軸96とに夫々固着された
ブーJ96,97と、前記モータ84のモータ軸98に
固着の2段プーリ99,100のうちの一方99との間
にはベルト101が巻掛けられている。
また前記キャプスタン66に固着のフライホイール10
2に一体的に成形されたプーリ103と、上記2段プー
リ99,100のうちで他方100との間にはベルト1
04が巻掛けられている。
従ってモータ84の作動により上記ベルト及びプーリ群
を介してキャプスタン66及び両アイドラ81.83が
常時回転駆動されるように構成されている。
一方シャーシ31にはモード切換え用の5つのスライダ
ー107,108,109°110゜111が上下に所
定の間隔を隔て、かつ夫々はゾ水平な状態に取付けられ
ている。
なおこれらの各スライダー107,108,109,1
10゜111は例えばシャーシ31に植設された一対の
ガイドピン112に夫々長孔113を介して係合されて
、夫々第12図左右方向に摺動自在に構成されている。
そしてこれらの各レバー107゜108.109,11
0,111は夫々引張バネからなる戻しバネ114,1
15,116,117゜118によって第12図左右方
向側に摺動附勢されている。
また前記供給側リール台80bの一側部にはテンレギレ
バー120が配されており、このテンレギレバー120
は支点ピン121を介してシャーシ31に回動自在こ枢
支されている。
このテンレギレバー120にはその一端にブレーキシュ
ー1L2が固着されていて、このブレーキシュー122
が上記リール台80bの局面に圧着及び離間自在に構成
されている。
なおこのテンレギレバー120の他端は長子123とピ
ン124とによる結合構造を介して前記テンションアー
ム72の他端に結合されている。
そしてこのテンレギアーム120は引張バネからなるテ
ンレギバネ125によって第12図時計方向に回動附勢
されており。
これに連動してテンションアームT2が第12図反時計
方向に回動附勢されている。
なおこのテンションアームT2はこれの一部に植設され
たピン126によって前記スライダー10γの一部に一
体的(成形されたカム片121に常時当接されている。
また上記スライダー101と前記アイドラレバー86と
の中間部には変換レバー129が配されており、この変
換レバー129は支点ピン130を介してシャーシ31
に回動自在に枢支されている。
そしてアイドラレバー86の他端とこの変換レバー12
9の一端とはピン131と長孔132とによる結合構造
を介して結合されている。
なおアイドラレバー86は引張バネからなるリミッタ−
バネ133によって第12図時計方向に回動附勢されて
おり、これに連動して変換レバー129が第12図反時
計方向に回動附勢されている。
そしてこの変換レバー129の他端は前記スライダー1
01の一部に植設されたピン134に当接されている。
またこのピン134と前記シフターアーム74の他端に
植設されたピン135との間に引張バネからなるシフタ
ーバネ136が張設されており、上記ピン135が上記
スライダー107端面137に常時圧接されている。
また前記アイドラレバー89の他端と前記スライダー1
11との間に張設された引張バネからなるリミッタ−バ
ネ138により、このアイドラレバー89が第12図時
計方向に回動附勢されており。
かつこのアイドラレバー89の他端はスライダー111
の端面139に常時当接されている。
なお前記振り子90はシャーシ31に設けられたガイド
孔140によって位置規正されている。
更に前記アイドラレバー92と前記スライダー109と
の間には変換レバー142が配されており、この変換レ
バー142は支点ピン143を介してシャーシ31に回
動自在に枢支されている。
そしてアイドラレバー92の一端とこの変換レバー14
2の一端とがピン144と長孔145とによる結合構造
を介して互に結合されている。
なおアイドラレバー92は引張バネからなるリミッタ−
バネ146によって第12図時計方向に回動附勢されで
おり、これに連動して変換レバー142が第12図反時
計方向に回動附勢されている。
そしてこの変換レバー142の他端が上記スライダー1
09の端面147に常時当接されている。
更にまた前記ピンチローラアーム16の前記支点ピンT
Tは前記キャプスタン66の軸受149に植設されてお
り、このピンチローラアームT6はこれと前記スライダ
ー108との間に張設された引張バネからなるリミッタ
−バネ150によって第12図時計方向に回動附勢され
ている。
なおこのピンチローラアームT6はその他端に植設され
たピン151によってスライダニ108の端面151に
常時当接されている。
また両リール台80a、80bの上部には左右一対のり
ミツターブレーキ155a、155bが配されている。
これらの両リミッターブレーキ155a、155bは夫
々ブレーキシュー156a、156bが固着されたブレ
ーキシューレバー157a、157bと、ブレーキレバ
ー158a、158bとから構成されていて1両ブレー
キレバー158a、158bが夫々支点ピン159a、
159bを介してシャーシ31に回動自在に枢支されて
いる。
そしてこれら両ブレーキレバー158a、158bはは
ゾ逆T字形をなしでいて、これらの一方のアーム部16
0a。
160bに上記両ブレーキシューレバー151a。
157bが夫々支点ピン162a、162bを介して回
動自在に枢支されている。
なお第18B図に明示されるように両ブレーキレバー1
58a158bの他方のアーム部161a、161bは
斜め切断部163a、163bによって水平面内で互に
対向し、かつこれらの長手方向に重なっている。
また両tレーキシューレバー157a。157b間に引
張バネからなるリミッタ−バネ164が張設されており
、かつ各ブレーキレバー158a、158bと各ブレー
キシューレバー157a、157bとの間には、これら
のバネ受165a、165bと166a、166bとの
間に引張バネからなる一対のりミツターバネ167a。
167bが張設されている。
そして上記両リミッタブレーキ155a、155bと前
記両スライダー109,110との間にははゾ逆り字状
をなす変換レバー468が配されている。
この変換レバー168は支点ピン169を介してシャー
シ31に回動自在に枢支されていて、その水平に延びた
一端168aが上記両アーム部161a、161bの重
なり部上に延出され、他端168bは両スライダー10
9,111側に垂下されている。
なおこの他端168bの一部に一体的に成形された折曲
部170がスライダー109に成形された切欠き111
内に挿入され、このスライダー109に一体的に成形さ
れた突片112が上記折曲部170に当接可能に構成さ
れている。
またスライダー111に一体的に成形された突片173
が上記他端168bの最下端に一体的に成形された折曲
部1γ4に当接可能に構成されている。
なお前記スライダー107の一部に一体的に成形された
折曲部iysが一方のりミツターブレーキ155aのブ
レーキレバー158aのバネ受165aに当接可能に構
成されている計またスライダー108の一部に一体的に
成形された折曲部180が他方のりミツターブレーキ1
55bのブレーキレバーレn−15γbに当接可能に構
成されている。
また第18A図に明示されるように、前記スライダー1
10の一端側にむいてシャーシ31にスイッチ作動レバ
ー116が支点ピン177を介して回動自在に設けられ
ている。
そしてこのスイッチ作動レバー116の一端176aと
スライダー110との間に張設された引張バネからなる
リミッタ−バネ17Bによってこのスイッチ作動レバー
116が第18A図−針方向に回動附勢されてスライダ
ー110の端面179に当接されている。
なおこのスイッチ作動レバー176の他端176bはス
ライドスイッチにて構成された記録、再生回路の切換え
スイッチS1のスライダー181に係合されている。
次に以上述べたテープ走行駆動機構によるテープの走行
駆動状況を説明する。
先ず前記5つのスライダー107,108゜109.1
10,111の第12図左側端部には夫々折曲部183
,184,185,186゜187が一体的に成形され
ており、これらの折曲部を後述するモード選択機構の3
つのモード選択レバー189,190,191によって
選択的に駆動されることによって上記スライダー10T
108.109,110,111が選択的に駆動される
ように構成されている。
但しこの際後述する如く1つのモード選択レバー189
は1つのスライダー107のみを専用に駆動するが、他
の2つのモード選択レバー190,191は各一対のス
ライダー108と109,110と111とを選択的に
駆動するように構成されている。
〔停止モード〕
この停止モードとは第12図に示された状態であり、こ
れは前述したカセット9が所定位置に装着された時の状
態である。
なおこの時テンション検出ピン61.テープシフター6
8.ピンチローラ69はテープ14の内側に挿入され、
かつ復動位置に復動された状態になっている。
またこのFWDアイドラ81は巻取り側リール台80a
から離間されている。
更にこの時雨リミッタ−ブレーキ155a、155bの
再ブレーキシュー156a、156bは両リール台80
a、80bに圧着されていて1両リール台80a、so
bの回転は停止されている。
またこの時テンレギレバー120のブレーキシュー12
2は供給側リール台Bobから離間されている。
なおこの停止モードで既に電源スィッチがオンされてお
ればモータ84は作動しており、このモータ84によっ
てキャプスタン66、FWDアイドラ81.FFアイド
ラ83が夫々矢印方向に回転駆動されている。
〔再生モード〕
この再生モードは第13図に示された状態であり、これ
は例えば前述した停止モードで前記再生釦5が押されて
再生スイッチがオンされることによって行なわれる。
今再生スイッチがオンされると、先ずモード選択レバー
189がスライダー107の折曲部183に当接してこ
のスライダー107を戻しバネ114に抗して第13図
左方向にスライドさせる。
そしてこれに少し遅れて、モード選択レバー190がス
ライダー108の折曲部184に当接してこのスライダ
ー108を戻しバネ115に抗して第13図左方向にス
ライドさせる。
先ずスライダー10γが第13図左方向にスライドされ
ると、カム片127がピン126から離する為、テンレ
ギバネ125の働さによってテンレギレバー120が時
計方向に回転され、テンションアームγ2が反時計方向
に回転される。
これこよりテンション検出ピン6Tがカセット9の上方
側に移動して往動位置に達し、またブレーキシュー12
2が供給側リール台80bに軽く圧着される。
またこれと同時にリミッタ−バネ136を介してシフタ
ーアームT4が時計方向に回転され。
テープシフター68がカセット9の上方側に移動して往
動位置に達する。
なおこの時テープシフター68は前記ヘッド基板70の
一部に成形された切欠き193に入り込んで位置規制さ
れる。
そして以上の動作によりテンション検出ピン6Tとテー
プシフター68とによってテープ14がカセット9の上
方に引出されて1両ヘッド63,64゜両テープガイド
66.11に夫々接触された状態の走行路にローディン
グされる。
また上記テープ引出し動作と同時に、リミッタ−バネ1
33の働きによってアイドラレバー86及び変換レバー
129が時計方向及び反時計方向に回転されて、FWD
アイドラ81が巻取側り一ル台80aに圧着される。
そしてこれと同時に折曲部175が一方のブレーキレバ
ー158aのバネ受165aに当接されてこれを押す為
、このブレーキレバー158aがリミッタ−バネ164
に抗して反時計方向に回動され、ブレーキシュー156
aが巻取り側リール台80aから離間される。
なおこの際上記リミッタ−バネ164は一対のりミツタ
ーバネ167a、167bより弱いバネに構成されてい
る関係で、他方のブレーキレバー1ssbは前述した停
止モードの状態に保持されている。
即ちブレーキシュー156bが供給側リール台Bobに
圧着されて、このリール台80bに圧着されて、このリ
ール台80bの回転を止めている。
次に上記スライダー101のスライドこ少し遅れて、ス
ライダー108が第13図左方向にスライドされると、
リミッタ−バネ150を介してピンチローラアーム16
が時計方向に回転されて。
ピンチローラ69がカセット9の上方に移動し。
キャプスタン66にテープ14を圧着させる。
またこれと同時に折曲部180がブレーキシューレバー
157bに当接してこれを押す為、このブレーキシュー
レバー157bがリミッタ−バネ164に抗して時計方
向に回転され、ブレーキシュー156bが供給側リール
台80bから離間される。
従ってこの再生モードでは、テープ14がカセット9の
上方に引出されて所定の走行路にローディングされた状
態で、ピンチローラ69によってキャプスタン66に圧
着されると共に1両リール台80a、80bのブレーキ
が共に解除され、かつFWDアイドラ81によって巻取
り側リール台80aが矢印方向(テープ巻取り方向)に
回転されることになって、テープ14が第13図右方向
に所定の速度で走行され、録再ヘッド64によって所望
の再生が行なわれることになる。
なおこの再生モード中テンション検出ピン61はテープ
14のテンションを常時検出し、テープテンションの変
化に応じてリミッタ−バネ125の働きと相埃ってテン
ションアーム12が時計方向及び反時計方向に揺動され
ることで、テンレギレバー120が反時計方向及び時計
方向に揺動される。
これによりブレーキシュー122が供給側リール台80
bに対して圧着、離間動作を繰返し。
テープ14のバックテンションが自動調整されて。
テープ14が定テンション状態で安定走行されることに
なる。
〔配録モード〕
この記録モードは第14図に示された状態であり、これ
は例えば前述した停止モードで前記再生釦5と記録釦3
とが同時に押されて後述する再生スイッチと記録スイッ
チとが同時にオンされることによって行なわれる。
今再生スイッチと記録スイッチとが同時にオンされると
、前述した再生モード切換え時と同様に。
先ずスライダー101が第14図左方向にスライドされ
、そしてこれに少し遅れて両スライダー108!110
とが同時に第14図左方向にスライドされる。
なおスライダー110はモード選択レバー191がこれ
の折曲部186に当接して押すことによって戻しバネ1
17に抗してスライドされる。
そしてこのスライダー110のスライドによりリミッタ
−バネ178を介してスイッチ作動レバー176が第1
8A図時計方向に回動され。
その他端176bが切換えスイッチS、のスライダー1
81をスライドして、このスイッチs1を再生モードか
ら記録モードに切換える。
なおこの他の動作は前述した再生モード時さ全く同様で
あり、テープ14は第14図右方向に所定の速度で走行
され、録再ヘッド64によって所望の記録(録音)が行
なわれることになる。
〔ポーズモード〕
前述した記録又は再生モード中にテープ14の走行を一
時停止させる為のポーズモードは、この記録又は再生モ
ード中に前記ポーズ釦10が押されて後述するポーズス
イッチがオンされることによって行なわれる。
第15図はこのポーズモードを示したものであり1例え
ば再生モード中にポーズスイッチがオンされると、モー
ド選択レバー190によるスライダー108のスライド
が解除され、このスライダー108が戻しバネ115に
よって第13図右方向に復動される。
するとピンチローラアームT6が復動されて、ピンチロ
ーラ69がキャプスタン66から離間されると同時に、
スライダー108の折曲部180がブレーキシューレバ
ー157bから離れる為、このブレーキシューレバー1
5γbがリミッタ−バネ164によって第13図右方向
に復動されて、そのブレーキシュー156bが供給側リ
ール台80bに圧着される。
従ってこのポーズモードではキャプスタン66によるテ
ープ14の駆動が断たれると同時に、供給側リール台5
Obにブレーキが掛けられて、テープ14の走行が一時
停止することになる。
但しこのポーズモードで、FWDアイドラ81は依然と
して巻取り側リール台80aに圧着されている1から、
このリール台80aは依然として回転駆動されている。
しかしながら従来公知の如く。FWDアイドラ81はト
ルクリミッタ−機構を介してリール台80aをフリクシ
ョン駆動しており。
一方供給リール台80bにはブレーキがかけられている
から、テープ14は緊張され、かつテープ14によって
巻取り側のリール台80a及びり−ル軸57aの回転が
止められた状態になる。
なお記録モード中にポーズスイッチがオンされた時には
モード選択レバー191によるスライダー110のスラ
イドも解除され、このスライダー110が戻しバネ11
7によって第14図右方向に復動されるのであり、その
他の動作は上記再生モード中のポーズと全く同様である
また本テープデツキでは停止モードから上記ポーズモー
ドへの切換えが可能となっており、この際には逆にモー
ド選択レバー189によって1つのスライダー107の
みが第15図の如く左方向にスライドされた状態となる
なおこの際にはテープ14はカセット9内から引出され
て所定の走行路にローディングされた状態で緊張され、
かつその走行が一時停止された状態になる。
〔早送りモード〕
この早送りモードは第16図に示された状態であり、こ
れは前述した停止モードで前記早送り釦4が押されて後
述する早送りスイッチがオンされることによって行なわ
れる。
今早送りスイッチがオンされると、モード選択レバー1
90がスライダー109の折曲部185に当接してこの
スライダー109を戻しバネ116に抗して第16図左
方向にスライドさせる。
これによりリミッタ−バネ146によってアイドラレバ
ー92が時計方向に回転され、FFアイドラ83が巻取
り側リール台80aに圧着される。
またこれと同時にスライダー109の突片112が変換
レバー168の折曲部170に当接してこれを押す為、
この変換レバー168が時計方向に回転され、その一端
168aが両ブレーキレバー158a、158bの両ア
ーム部161a。
161b上に押圧される。
これをこよりこれら両ブレーキレバー158a、158
bがりミツターバネ164に抗して反時計方向と時計方
向とに夫々回動されて、これらの両/レーキシュー15
6a。
156bが両リール台80a、gobから同時に離間さ
れる。
従ってこの早送りモードでは両リール台80a。
80bのブレーキが共に解除されると同時に、FFアイ
ドラ83によって巻取り側リール台80aが矢印方向(
テープ巻取り方向)に高速で回転駆動され、テープ14
は第16図右方向に高速で走行される。
なおこの際テンション検出ピン67及びテープシフター
68は復動位置にあるから、テープ14はカセット9内
で走行されることになる。
〔巻戻しモード〕
この巻戻しモードは第1T図に示された状態であり、こ
れは前述した停止モードで前記巻戻し釦7が押されて後
述する巻戻しスイッチがオンされることによって行なわ
れる。
今春戻しスイッチがオンされると、モード選択レバー1
91がスライダー111の折曲部181こ当接してこの
スライダー111を戻しバネ118に抗して第1T図左
方向こスライドさせる。
これによりリミッタ−バネ138を介してアイドラレバ
ー89が時計方向に回転され、振り子90を介してRE
Wアイドラ82が第14図右方向に斜めに引かれて、こ
のREWアイドラ82が供給側リール台80bとFFア
イドラ83との間に圧着される。
またこれと同時にスライダー111の突片113が変換
レバー16Bの折曲部114に当接してこれを押す為、
この変換レバー16Bが時計方向に回転され、その一端
168aが両ブレーキレバー158a、158bの両ア
ーム部161a。
161b上に押圧される。
これにより前述した早送りモード時と同様に両ブレーキ
シュー156a。
156bが両リール台8Qa、sobから同時に離間さ
れる。
従ってこの巻戻しモードでは両リール台80agObの
ブレーキが共に解除されると同時に。
FFアイドラ83を介して駆動されるREWアイドラ8
2によって供給側リール台80bが矢印方向(テープ巻
取り方向)に高速で回転駆動され。
テープ14は第17図左方向に高速で走行されるなおこ
の際も前述した早送りモード時と鴫1にテープ14はカ
セット9内で走行されることになる。
なお上述した各モードから停止モードへの切換えは前記
停止釦6が押されて後述する停止スイッチがオンされる
ことによって行なわれる。
そして停止スイッチがオンされ\ば、モード選択レバー
189.190,191によるスライダー101゜10
8°109,110,111のスライドが総で解除され
る為、前述したように左方向にスライドされていたこれ
らのスライダー107,108゜109.110,11
1が夫々第12図の如く右方向に復動されて、総ての機
構が第12図の状態に復動されることになる。
しかして例えば再生モードから停止モードに切換えられ
る時には1次のような動作が行なわれる。
再生モード中に停止スイッチがオンされると。
先ずモード選択レバー190によるスライダー108の
スライドが解除されて、このスライダー108が復動さ
れ、これに少し遅れてモード選択レバー189が解除さ
れて、スライダー107が復動される。
そしてスライダー108が復動されると、前述したポー
ズモード時と同様にピンチローラ69がキャプスタン6
6から離間されると同時に、ブレーキシュー156bが
供給側リール台80bに圧着される。
なおこの時リミッタ−ブレーキ155bの従来公知の働
きにより、ブレーキシュー156bは供給側リール台8
0bに対して喰い込み作用で強く圧着されるから、この
リール台80bには強いブレー動勢かけられてその回転
は瞬時に止められる。
そしてこの後スライダー108が復動されると。
そのカム片127によってピン126が押され。
テンションアームT2がテンレギバネ125に抗して時
計方向に回転されて、テンション検出ピン8γがカセッ
ト9内の復動位置へ復動される。
またこれと同時にスライダー10Tの端面137によっ
てピン135が押される為、シフターアームγ4が反時
計方向に回転され、テープシフター68がカセット9内
の復動位置に復動される。
そしてこの後スライダー101の折曲部115がブレー
キレバー158aのバネ受165aから離れることによ
ってブレーキレバー158aがリミッタ−バネ164に
よって時計方向に回転されて、ブレーキシュー156a
が巻取り側リール台80aに圧着される。
なおこの時リミッタ−ブレーキ155aの従来公知の働
きにより、ブレーキシュー156aは巻取り側リール台
80aに対して逃げ作用を伴いながら軽く圧着されなが
ら、このリール台80aには弱いブレーキがかけられる
そしてこの直後にスライダー101のピン134が変換
レバー129を押してこれを時計方向に回転する為、ア
イドラレバー86がりミツターバネ133に抗して反時
計方向に回転されて、FWDアイドラ81が巻取り側リ
ール台80aから離間されることになる。
即ち第19図に表わされるように、先ずピンチローラ6
9がキャプスタン66から離間されると同時に、供給側
リール台80bにブレーキがかけられて、テープ14の
供給が停止される。
引き続いてテンション検出ピン61及びテープシフター
68が復動されて、テープ14がカセット9内へ引き戻
し可能な状態になる。
そしてこの瞬間にテープ14には弛みが生じる。
しかしながらこの間のFWDアイドラ81は依然として
巻取り側リール台80aに圧着されていて、このリール
台80aのテープ巻取り方向側への回転が継続されてい
るから、上記テープ14に弛みが生じた瞬間に、そのテ
ープ14の弛み分は前記巻取りリール13に巻取られる
従ってテープ14は上記巻取りによりカセット9内に引
き戻されると共に、カセット9内で緊張されることにな
る。
そして最後に巻取り側リール台80aにブレーキがかけ
られ、かつそのリール台80aの駆動が断たれることに
なり、テープ14の緊張状態はそのま\保持される。
なお配録モードから停止モードに切換えられた時も上記
と同様の作動により、テープ14はカセット9内に引き
戻され緊張されることになる。
そして以上のようにテープ14内で緊張させておけば、
カセット9を一旦エジェクトした後、再び装着する際に
、テープ14に弛みがないことで。
このテープ14をキャプスタン66とピンチローラ69
の間等の比較的狭まい隙間に確実にして円滑に挿入させ
ることが出来る。
なお本テープデツキでは、停止モードからポーズモード
への切換えが可能であり、この動作を繰返し行なった場
合にはテープ14に弛みが生じる恐れがある。
即ち前述したようにポーズモードでは供給側リール台8
0a側にブレーキがかけられていて1巻取り側リール台
80a側のブレーキは解除されているから、テープ14
が巻取りリール13側から引出されて弛み、テープ14
に位置ずれが生じて。
次に再生又は記録を行なう際に不都合を生じることにな
る。
しかるに本テープデツキでは前述したようにポーズモー
ド中FWDアイドラ81で巻取り側リール台80aをフ
リクション駆動していて、テープ14を常に緊張させて
いるから、上記停止モードとポーズモードとの切換えを
繰返して行なったとしても、テープ14に弛み1位置ず
れ等が生じるようなことは全くない。
次に第20図〜第2T図によってモード選択機構及びこ
れに関連する機構を説明する。
先ず前記シャーシ31の背面側でかつ第12図で左側に
偏倚した位置にはサブシャーシ196が固着されている
そしてこのサブシャーシ196にはモード選択用の3つ
のプランジャーソレノイド(以下単にプランジャーと記
載)197,198゜199が上下に所定の間隔を隔て
、かつ夫々はゾ水平な状態に増付けられている。
なお図面の関係で第20図〜第22図及び第25図では
上記プランジャー197,198,199を左右方向に
並べたが、これらの図面中布側のプランジャー199が
最下部に位置するものである。
上記各プランジャー197.198,199の各プラン
ジャーピン200,201,202の先端には夫々連結
板205,206,207が夫々ピン208°209,
210によって結合されている。
なおこれらの各連結板206,207゜208の先端部
はサブシャーシ196に一体的に成形された垂直板部1
96aに成形されたスリット211,212,213に
夫々挿通されている。
またこれらの各連結板205,206,207に一体的
に成形されたバネ受205a、206a。
20γaと上記水腹板部196aとの間には夫々引張バ
ネからなる戻しバネ214,215,216が張設され
ていて、これら各連結板205,206゜207及び各
プランジャーピン200,201゜202が夫々第23
図、第24図、第26図左方向(第12図における左方
向でもある)に摺動附勢されている。
なおこれら連結板205,206゜201はこれらの一
部に打出し成形されたダボ等のストッパー211によっ
て垂直板部196aに当接してその復動位置を規制され
ている。
一方サブシャーシ196に一体的に成形された上下一対
の水平板部196b間には支点軸兼用のガイド軸218
が垂直状に架設されている。
そしてこのガイド軸218に前記モード選択レバー18
9.190,191が夫々係合されている。
なおこれらモード選択レバー189,190191は夫
々一端側にコ字状部219が一体的に成形され、または
ゾ中間部に軸挿通用ボス部220が一体的こ成形されて
いる。
なお2つのモード選択レバー190と191との一部に
はストッパ一部221が夫々一体的に成形されている。
そして1つのモード選択レバー189は上記ガイド軸2
18に上記ボス部220によって挿通されて、このガイ
ド軸218を中心こ回転自在に構成されており、残りの
2つのモード選択レバー190,191はこれらのボス
部220によって上記ガイh@21Bに挿通されて、こ
のガイド軸218に沿って上下方向に摺動自在に構成さ
れると共に、このガイド軸218を中心に回転自在に構
成されている。
しかしてこれら3つのモード選択レバーのうち最上部に
位置するモード選択レバー189の先端189aが前記
スライダー101の折曲部183に係合されるように構
成されている。
また中間部及び最下部に位置する2つのモード選択レバ
ー190と191との先端190aと191aとは、こ
れらがガイ)M1218に沿って上下に位置変更される
ことで、前記各一対のスライダー108と109及び1
10と111との折曲部184と185及び186と1
87とに選択的に係合されるように構成されている。
なお上記各モード選択レバー189,190゜191は
そのコ字状部219によって前記各連結板205,20
6,20Tの両側に挿入されていて、これらの各コ字状
部219において各連結板205°206,207に摺
動自在に挿通されたピン222,223,224を介し
て結合されている。
また各モード選択レバー189,190゜191はこれ
とサブシャーシ196に設けられた3つのバネ受225
,226,227との間に夫夫張設されたバネからなる
戻しバネ228゜229.230によって第23図、第
24図、第26図反時計方向に回動附勢されている。
また前記垂直板部196aの内側にはスライダー232
が垂直状に配されている。
このスライダー232はその上下端部232a、232
bを垂直板部196aに成形された長孔233と下部側
水平板部196bに成形された挿通孔234に挿通され
で、これにて案内された上下方向に摺動自在に構成され
ている。
なおこのスライダー232はその一部に一体的に成形さ
れたバネ受235と下部側水平板196bとの間に張設
された引張バネからなる戻しバネ236によって下方側
に摺動附勢されている。
またこのスライダー232の上下3箇所には夫々溝部2
37,238,239が成形されている。
そしてこのスライダー232の上端232aと前記モー
ド選択レバー189との間にははiL字状をなす変換レ
バー241が配されている。
この変換レバー241はサブシャーシ196に支点ピン
242を介して回動自在に枢支されており、その一端2
41aが上記モード選択レバー189のコ字状部219
のボス部243に当接され、他端241bがスライダー
232の最上部の溝部237内に係合され七いる。
また残りの2つのモード選択レバー190,191はこ
れらの一部で上記スライダー232の他の2つの溝部2
38,239内に夫々係合されている。
更にまた上記3つのモード選択レバー189,190゜
191が挿通すべくサブシャーシ196に成形された3
つの挿通孔244,245,246のうち。
244は小幅に構成されているが、残りの2つの245
.246は前述の如く両モード選択レバーiso、is
lが上下に摺動される関係で大幅に構成されている。
そしてこれら両押通孔245゜246の一側部で、かつ
上下方向の中央位置には両モード選択レバー190,1
91の各ストッパ一部221に対応するストッパー片2
47が夫々一体的に成形されている。
次に以上述べたモード選択機構によるモード選択状況を
説明する。
なおこのモード選択機構では少数である3つのプランジ
ャー197°198,199のオン、オフ動作によって
前述した多数である5つのスライダー107,108,
109,110,111を選択的こスライド駆動して、
前述した各モード切換えを行なうものである。
〔停止モード相当時〕
この時には総てのプランジャー197,198゜199
がオフ状態にある。
そして第20図の如くスライダー232が戻しバネ23
6によって下方に復動されていることで1両溝部238
,239で両モード選択レバー190,191が引っ掛
けられて、これら両レバー190,191がガイド軸2
18に沿って下降された位置(第22図、及び第25図
で左側に偏倚した位置)にある。
そしてこの状態において、上記両モード選択レバー19
0.191の各先端190a、191aは2つのモード
選択レバー109,11iの折曲部185.187に夫
々係合されている。
〔再生モード切換え時〕
この時には先ずプランジャー197に電流が供給されて
このプランジャー197がオン状態となり、これこ少し
遅れてプランジャー198に電流が供給されてこのプラ
ンジャー197がオン状態となる0先ずプランジャー1
97がオン状態になると、第23図の如くそのプランジ
ャーピン200によって連結板205が戻しバネ214
に抗して右方向こ引かれて、モード選択レバー189が
戻しバネ228に抗して時計方向に回転される。
この結果そのモード選択し=−189の先端189aで
スライダー107の揃曲部183が押されて、このスラ
イダー107が前述した如く第12図左方向にスライド
される。
またこれと同時こモード選択レバー189のボス部24
3で変換レバー241の一端241aが押される為、こ
の変換レバー241が第21図の如く時計方向に回転さ
れる。
するとその変換レバー241の他端241bで第21図
の如くスライダー232が戻しバネ236に抗して上方
に引上げられる。
これによりこのスライダー232の両溝部238,23
9で両モード選択レバー190,191が引っ掛けられ
て、これら両レバー190,191がガイド軸218こ
沿って上昇された位置(第22図及び第25図で右側こ
偏倚した位置)へ往動される。
そしてこの結果側モード選択レバー190,191の各
先端190a、190bは2つのモード選端レバー10
8,110の折曲部184,186に夫々係合される状
態に切換えられる。
しかして上記動作に少し遅れてプランジャー198がオ
ン状態になると、第24図の如くそのプランジャー20
1によって連結板206が戻しバネ215に抗して右方
向に引かれて、モード選択レバー190が戻しバネ22
9に抗して時計方向に回転される。
この結果そのモード選択レバー190の先端190aで
スライダー108の折曲部184が押されて、このスラ
イダー108が前述した如く第12図左方向にスライド
される。
〔記録モード切換え時〕
この時には再生モード切換え時と同様に先ずプランジャ
ー197に電流が供給されてこのプランジャー197が
オン状態となった後これに少し遅れて残りの両プランジ
ャー198,199こ電流が供給されてこれら両プラン
ジャー198゜199が同時にオン状態となる。
なおこの時にはプランジャー199がオン状態になった
ことで、そのプランジャーピンシ02によって連結板2
07が戻しバネ216に抗して第26図右方向に引かれ
て、モード選択レバー191が第26図時計方向に回転
され、その先端191aでスライダー111の折曲部1
87が押されて、このスライダー111が前述した如く
第12図左方向にスライドされることになる。
なおこの他の動作は前述した再生モード切換え時と全く
同様である。
〔ポーズモード切換え時〕
記録又は再生モード中にテープ14の走行を一時停止さ
せる為のポーズモードの切換えは、前述した再生又は記
録モード切換え状態で、プランジャー197のみをオン
状態こ保持しておき、他のプランジャー198,199
への電流の供給を断ってこれらのプランジャー198,
199をオフ状態に切換えるものである。
なお上記プランジャー198,199がオフ状態になれ
ば、モード選択レバー190,191及び連結板206
,207等が戻しバネ229゜230及び215,21
6によって夫々復動されることこなって、スライダー1
08,110が前述した如く第12図右方向に復動され
る。
また停止モードからボーズモードへの切換えは、1つの
プランジャー197のみをオン状態にするのであり、こ
の時の関連動作は前述した再生モード切換え時のそれと
全く同様である。
〔早送りモード切換え時〕
この時こはプランジャー197がオフ状態のまま、プラ
ンジャー198のみがオン状態になる。
そしてこの時こはモード選択レバー190が下降された
位置(第22図及び第25図で左側に偏倚した位置)に
ある為、プランジャー198がオオン状態になって前述
した動作でモード選択レバー190が第12図右方向に
回転されると、その先端190aでスライダー109の
折曲部185が押されて、このスライダー109が前述
した如く第12図左方向にスライドされる。
〔巻戻しモード切換え時〕
この時には早送りモード切換え時と同様にプランジャー
197がオフ状態のま\、プランジャー199のみがオ
ン状態こなる。
そしてこの時には早送りモード切換え時と同様に、やは
りモード選択レバー191が下降された位置(第22図
及び第25図で左側に偏倚した位置)にある為、プラン
ジャー199がオン状態こなって前述した動作でモード
選択レバー191が第26図時計方向に回転されると、
その先端191aでスライダー111の折曲部187が
押されて、このスライダー111が前述した如く第12
歯左方向にスライドされる。
なお上述の如きモード選択機構では両モード選択レバー
190,191の上下位置変更により、各一対のスライ
ダー108と109及び110と111とを選択してス
ライドさせる構造であるから、これら両モード選択レバ
ー190,191は上下例れかの位置に正確に移動され
ている必要がある。
これに対してこれら両モード選択レバー190.191
の位置が何らかの原因で狂ってこれが上下中間位置(第
25図で1点鎖線で示す位置)で不測に停止するような
ことがあった場合には、両プランジャー198,199
がオン状態こなってもモード選択レバー190,191
がスライダー108,109,110,111を正しく
スライドさせ難くなる。
例えば何れのスライダーもスライドされなかったり、名
一対のスライダー108と109及び110と111と
が同様にスライドされる等の誤動作を招く。
そこで本テープデツキでは両モード選択レバー190.
191に上記の如き位置ずれが生じた場合には、両プラ
ンジャー19B、199がオン状態になってもこれら両
モード選択レバー190゜191の作動を中止させて、
上記の如き誤動作発生を防止するようにしている。
即ち第25図で1点鎖線に示されるようにモード選択レ
バー190,191に位置ずれが生じている状態で、両
プランジャー198,199がオン状態になると、第2
6図に明示されるようここれら両モード選択レバー19
0,191のストッパ一部221がストッパー片247
こ衝突し、これらのレバー190,191の回転を防止
するようになっている。
次に第28図〜第31図によってエジェクト防止機構を
説明する。
先ず前記ロックレバ−38の下端38bには折曲部25
0が一体的こ成形されていて、この折曲部250によっ
て前記エジェクトレバー44の切欠き45に係合されて
いる。
また上記下端38bには突片251が一体的に成形され
ていて、この突片251が前記支持板32aの折曲部4
2に当接することで、このロックレバ−38の第28図
時計方向の回転が規制されている。
また前記エジェクトレバー44は前記折曲部42とレバ
ー支持部47とに成形された一対のガイド溝253,2
54に挿通されて前後方向である長手方向に摺動自在に
構成されている。
そしてこのエジェクトレバー44にはその長手方向の中
間部と後端部とに一対のストッパー片255゜256が
一体的に成形されている。
また前記支持板32aの横外側部こはエジェクト防止用
のスライダー258が垂直状に配され、前記レバー支持
部47の上下に一対的に成形された水平板部47a、4
7b間こ架設されている。
なおこのスライダー258は上記雨水平板部47a、4
7bに成形された一対のガイド溝259.260に挿通
されて上下方向に摺動自在に構成されている。
そしてこのスライダー258はこれの一部に一体的に成
形されたバネ受261と上部の水平板部47aとの間に
張設された引張バネからなる戻しバネ262によって上
方側こ摺動附勢されている。
なおこのスライダー258の下端こは突片263が一体
的に成形されていて、この突片263が下部の水平板部
47bに当接することで上方側への摺動が規制されてい
る。
またこのスライダー258には前記エジェクトレバー4
4のストッパー片255に対向する位置に切欠き264
が成形されている。
一方上記スライダー258の上端258aと、前記巻取
り則リール台80a側のりミツターブレーキ155aの
ブレーキレバー158aとの間には変換レバー266が
配されている。
この変換レバー266は支点ピン267を介してシャー
シ31に回動自在に枢支されており、その両端266a
、266bに植設された一対のピン268.269が前
記ブレーキレバー158aのアーム部160a上と、ス
ライダー25Bの上端258aとに当接されている。
次に以上述べたエジェクト防止機構によるエジェクト防
止状況を説明する。
なおこのエジェクト防止機構は前述した停止モード時以
外の総てのモードでのカセット9のエジェクトを防止す
る為のものである。
即ち前述したようにカセット9が装着された状態では、
ロックピン40がホルダー2の係止爪37に係止されて
いることで、このホルダー2がロックされている。
一方エジェクトこ際してはこのカセット装着状態で第2
9図の如くエジェクト釦8を押し、エジェクトレバー4
4が後方側にスライドする。
するとその切欠き45部分でロックレバ−38の折曲部
250が押され、このロックレバ−38が戻しバネ43
に抗して反時計方向に回転されて、ロックピン40が係
止孔37から外され、ホルダー2のロックが解除される
これによりホルダー2は前記戻しバネ36によって往動
位置から復動位置へ回動されて、前述したカセット9の
エジェクトが行なわれるのである。
しかしてこのカセットエジェクト動作が、停止モード時
以外のモード時、即ち再生モード、記録モード、ポーズ
モード、早送りモード、巻戻しモード中等において不測
に行なわれた時には、テープ14及びテープ走行駆動系
等が一瞬にして損傷されることになり、このような不祥
事態は絶対に避けなければならない。
ところで停止モード以外の総てのモードでは前述したよ
うに巻取り側リール台80aのブレーキが解除されてお
り、ブレーキレバー158aが第30図鎖線の如く反時
計方向に回転されている。
これ蚤こよりそのブレーキレバー158aのアーム部1
60aによって一方のピン268が押上げられ、変換レ
バー266が第30図鎖線の如く時計方向に回転され、
かつ他方のピン269でスライダー258の上端258
aが押され、このスライダー25Bが第28図鎖線の如
く戻しバネ262に抗して下降された位置に保持されて
いる。
しかしてこのスライダー258の下降により、切欠き2
64がエジェクトレバー44のストッパー片255の下
方に偏倚され、このスライダー258のその切欠き26
4の上辺部前面258bがそのストッパー片255の後
部に下降された状態になっている。
従ってこの状態でエジェクト釦8を押そうとしても、ス
トッパー片255が上記上辺部前面258b+衝突して
、エジェクトレバー44を後方にスライドさせることが
出来ず、前述したカセット9のエジェクトを行なうこと
が出来ない。
故に本テープデツキでは停止モード以外の総てのモード
(再生モード、記録モード、ポーズモード、早送りモー
ド、巻戻しモード等)こおいては。
カセット9のエジェクトを未然に防止している。
なお、他方のストッパー片256がスライダー258の
背面258cに当接することで、エジェクトレバー44
の前方側への抜は止めがなされている。
次に第32図〜第39図によって前記ホルダー2の前記
前蓋27の取付は装置を説明する。
第32図〜第34図は上記前蓋27を示したものであり
、横長状の長方形状をなす蓋枠272の内側にはガラス
板等の透明板273が固着されている。
また蓋枠272の左右両端部272a。272bの背面
側には左右一対の側板274a。
274bが一体的に成形されている。
モして蓋枠272の左右両端部272a、272bの背
面で、上方側こ偏倚した位置には逆り字状の係止爪27
5a、275bが一体的に成形されている。
また上記側板274a、274bの内側下端位置には下
端が開放された左右一対のガイド溝296a296bが
成形されており、かつこれらガイド溝276a、276
bの上端部には、これらの溝成面より更に窪んだ左右一
対の係止部277a。
277bが成形されている。
なお両ガイド溝276a、276bの溝成面はテーパー
面278a278bに構成されている。
一方第35図に示されるようこホルダー2側には前記左
右一対の側板28a>28bの前面側にこれから内側に
向けて折曲げられた左右一対の折曲部282a、282
bが一体的に成形されている。
そしてこれら両折曲部282a、282bの背面側には
合成樹脂成形品からなる前記前蓋2Tの左右一対の挿入
ガイド283a、283bが固着されている。
またこれら両挿入ガイド283a。283bの下端側の
左右両側部には左右一対の係止爪284a、284bが
一体的こ成形されている。
なおこれら両係止爪284a、284bにはこれらの付
根部285a、285bを支点とじて左右方向の弾性が
附与されており、かつこれら両係止爪284a、284
bは両側板28a。
28bと折曲部282a、282bとの折曲げ角部こ成
形された左右一対の切欠き286a。
286bを挿通して左右両側方に突出されている。
また両折曲部282a、282bの上端には係止片28
7a、287bが一体的に成形されている。
更に上記両挿入ガイド283a、283bの前面側こは
前記前蓋27の両係止爪275a、275bの挿入用凹
所288a、288bが成形されている。
更にまた上記両係止片287a、287bより若干下方
に偏倚した位置の内側には上記両挿入ガイド283a、
283bこ左右一対の半円形状部289a、289bが
一体的こ成形されている。
なお前記両カセット押えバネ46は実際には上記両挿入
ガイド283a、283bの背面に固着されている。
しかして前蓋27は第36図〜第38図に示されるよう
にしてホルダー2に着脱自在に取付けられている。
即ち前蓋27の背面を両挿入ガイド283a。
283bの前面に密着して、両係止爪275a。
275bを両凹所288a、288b内こ挿入した状態
で、この前蓋27を両挿入ガイド283a。
283bの前面に沿って下方側こスライドさせる。
これにより両係止爪275a、275b内に両係止片2
87a、287bが相対的に挿入されると同時に、両係
止爪284a、284bが両方イド溝276a、276
b内に挿入される。
なおこの時雨係止爪284a、284bは両ガイド溝2
76a、276bのテーパー面278a。
278bによって案内されて、これらの弾性に抗して第
28図鎖線の如く若干内側に撓ませられながら挿入され
、そして両係止片287a、287bが係止爪275a
、275bの上端こ当接して、前蓋27がホルダー2こ
対して位置規制された瞬間こ、これら両係止爪284a
、284bがこれらの弾性によって外側こ広がって両係
止部277a。
277b内に係合される。
以上こより前蓋27がホルダー2に固定される。
なお前蓋27をホルダー2から取外す際には、上述した
動作の逆に前蓋27を上方に少し強く引き上げれば、両
係止爪275a、275bが両係止部277a、277
b内から外れ、この前蓋27を斜め上方に簡単に抜き取
ることが出来る。
以上のように本テープデツキにおいてはホルダー2の前
蓋27を極めて簡単こ取り外しすることが出来る。
しかして前蓋27を取外した状態では、ホルダー2は前
記カセット受29と、左右両側板28a。
28bによって構成された上向き開放状のコ字状枠体だ
けとなり、中央部こは大きな空間が形成される。
この結果この空間を通してキャビネット1の前記開口1
7からカセット装着部を極めて楽に覗き込むことが可能
となり、例えば前記両ヘッド63゜64やキャプスタン
66の掃除や、その他力セット装着部の修理、点検等を
極めて容易に行なうことが出来るのである。
次に第12図及び第40図によって誤消去防止検出機構
を説明する。
前記シャーシ31の前面側で第12図右側下端部分こは
誤消去防止検出レバー(以下単こ検出レバーと記載)2
93が配されている。
この検出レバー293は支点ピン294を介して回動自
在に枢支されている。
この検出レバー293には前述したカセット9の両誤消
去防止片30a、30bのうち何れか一方を検出する為
の検出アーム部295と、スイッチ作動アーム部296
とが上下こ互いこ一体的こ成形されている。
そして検出アーム部295の先端295aは前述したホ
ルダー2こよるカセット9の装着空間部の下部位置に延
出され、またスイッチ作動アーム296の先端296a
は上方こ延出されている。
なおこの検出レバー293はこれとシャーシ31こ設け
られたバネ受297との間こ張設された引張バネからな
る戻しバネ29Bによって第40図時計方向に回動附勢
されている。
またこの検出レバー293はシャーシ31ど設けられた
ストッパー299によって上記時計方向の回動を規制さ
れている。
一方上記スイッチ作動アーム部296の上方位置でシャ
ーシ31の前面にはマイクロスイッチからなる誤消去防
止検出スイッチS2が取付けられている。
そして上記アーム部296の先端296aが上記検出ス
イッチS2アクチユエーター301を押圧動作するよう
に構成されている。
なお上記アーム部296の先端296aのスイッチ抑圧
面303は前記支点ピン294を中心とした円弧面に構
成され、かつその円弧方向に所定の長さ16を有してい
る。
但しこのスイッチ抑圧面303の前端はテーパー面30
4に接続されている。
そして上記アクチュエーター301の先端301aは上
記スイッチ抑圧面303の円弧状軌跡111の内側に突
出されている。
以上の如き誤消去防止機構こよれば、カセット装着前に
おいては第40図実線の如く検出レバー293が復動さ
れていて、この時検出スイッチS1はオフ状態となって
いる。
そして前述したようこホルダー2によってカセット9が
所定位置に装着された時、第40図の如く検出レバー2
93の検出アーム部295の先端295aが、カセット
9の一方の誤消去防止片、例えば、30aの端面30a
’こよって押され、この検出レバー293が戻しバネ2
98こ抗して鎖線の如く反時計方向こ回動される。
この時アクチュエーター301の先端301aがスイッ
チ作動アーム部296のテーパー面304にて案内され
てスイッチ押圧面303上に相対的に押上げられて、こ
のアクチューエータ−303が鎖線の如くストローク8
10介挿されて、検出スイッチS2がオン状態こ切換え
られる。
以上こより誤消去防止片30Hの検出動作がなされるの
であり、検出スイッチS2がオン状態になったことで、
前述した記録(録音)が可能になる。
一方カセット9内のテープ14を誤消去してはいいけな
い時は、誤消去防止片30aがカセット9内に押し込め
られることどなり、このようこなされたカセット9が装
着された時にはその誤消去防止片30aが検出レバー2
93に当接しない。
従ってこの時には、カセット9が装着されても検出レバ
ー293は何等動作せず、検出スイッチS2がオフ状態
を保持する為、前述した記録を行なうことが出来ないよ
うになっている。
しかして上記検出レバー293のスイッチ押圧面303
が支点ピン294を中心とした円弧面に構成され、かつ
その円弧方向に所定の長さA10を有しているから、上
記誤消去防止片30aの検出時に、検出レバー293が
第40図鎖線の位置に対して前後方向に少々位置ずれを
起こしたとしても、この検出レバー293によるアクチ
ュエーター301の抑圧動作には何等の変化も生じない
従って上記位置ずれが生じたとしてもアクチュエーター
301は常に正しいストローク810分正確に押される
ことになり、検出スイッチS2のオン、オフ切換え動作
を常に正確に行なうことが出来る。
即ち例えばカセット9の装着時に、カセット9が正規の
位置から多少浮上ったり、或いはカセット9の下面に対
する誤消去防止片30aの位置が多少ずれていたり、更
には検出レバー293の製作誤差や検出レバー293及
び検出スイッチS2の取付は位置の誤差等こよって、誤
消去防止片検出状態で、アクチュエーター301に対す
る検出レバー243の相対的位置が設計値に比べて往々
にして位置ずれを起こし易いのであるが、この位置ずれ
によっても本テープデツキでは誤消去防止検出を常こ正
しく行なえるのである。
次に上述した本テープデツキにおけるシステムコントロ
ール回路を第41図にもとづき説明する。
なおスイッチ810は前述した記録釦3が押された瞬間
にオン状態になり、押されていない場合こはオフ状態と
なるように構成されている。
以下同様にスイッチSttはポーズ釦10が、スイッチ
Sttは早送り釦4が、スイッチS13は再生釦5が、
スイッチS14は停止釦6が、スイッチ815は巻戻し
釦7が夫々押された瞬間にオン状態となり、押されてい
ない場合には夫々オフ状態となるようこ構成されている
次いで回路構成について述べれば、各スイッチ5to−
8tsが押されたことを記憶して信号レベル″1”の信
号が得られるように構成された集積回路ICと、前記各
スイッチS10”S15の何れかが押されたことを表示
する表示回路PLと、前記各スイッチ5to−sisの
何れかが押されたことにもとづき各モードを選択するた
めのプランジャー駆動回路Pvと、テープ駆動用モータ
84を制御するための制御回路Mcとによって構成され
ている。
次いで各スイッチ811〜815の回路構成こついて述
べると、各スイッチ811〜815の夫々の一端はアー
スラインEに接続され、これらの他端は夫夫集積回路I
Cの各入力端子11tI2.■3t■4I、に接続され
ている。
そしてスイッチS11がオン状態に切換えられた瞬間に
は、入力端子11が接地され、以下入力端子12〜I、
と、これらこ対応して接続された各スイッチ812〜S
15とは同様に構成されている。
なおスイッチ810の一端はダイオードD1〜D2のア
ノードに接続され、このダイオードD1のカソードはス
イッチStSの一端に接続されている。
またダイオードD2のカソードは微分回路T1及びダイ
オードD3を介してフリップフロップ回路FFの入力端
子に接続されている。
なおスイッチStOの他端もフリップフロップ回路FF
の入力端子に接続され、このスイッチ810がオン状態
に切換えられたとき、フリップフロップ回路FFをセッ
ト又はリセット状態こする。
またダイオードD4はスイッチ814がオン状態に切換
えられたとき、フリップフロップ回路FFをリセット状
態こ切換えるためのものであり、このフリップフロップ
回路FFの回路構成については説明を省略する。
一方、集積回路ICの出力端子01はアースラインEに
接地され、他の出力端子0°、03,040、.06,
07からは、各スイッチ811〜S15の何れかがオン
状態のとき信号レベル″1”の信号が得られるようにな
っている。
そしてこのレベル″1”の信号は、集積回路ICがリセ
ットされない限り驚続して得られるようこなっている。
次に表示回路PLの回路構成を説明する。
トランジスタTR1は、再生モードを表示する表示ラン
プPL1を点灯させるためのものであり、そのエミッタ
は接地されコレクタは表示ランプPL1を介して十B電
源ラインこ接続されている。
そしてベースはバイアス抵抗R2を介して接地されると
共に、抵抗R1を介して、集積回路ICの出力端子O6
に接続され、この出力端子O6の信号レベルが1”こな
ったとき表示ランプPL1が点灯されるようになってい
る。
トランジスタTR2は、巻戻しモードを表示する表示ラ
ンプPL2を点灯させるためのものであり、ベースは抵
抗R8を介して集積回路ICの出力端子04に接続され
、この出力端子0.の信号レベルが1”こなったとき表
示ランプPL2が点灯されるようになっている。
トランジスタTR3は、早送りモードを表示するための
表示ランプPLを点灯させるためのものであり、ベース
は抵抗R6を介して集積回路ICの出力端子03に接続
され、この出力端子0、の信号レベル″1”になったと
き表示ランプP■3が点灯されるようになっている。
トランジスタTR4は、出力端子0..07及びフリッ
プフロップ回路FFの出力信号こもとづきモータ84を
オン・オフ制御するものである。
トランジスタTR4のエミッタは接地されコレクタは負
荷抵抗R9を介して十B電源ラインに接続されると共に
、スイッチングトランジスタTR3oのベースこ接続さ
れているため、このトランジスタTR4がオン・オフ状
態となることによりトランジスタTR3oを介してモー
タ84が制御されるようになっている。
なおトランジスタTR4のベースはバイアス抵抗R3を
介して接地されると共こ、抵抗R7を介して並列接続さ
れた抵抗R20tR21+R22の夫々の一端に接続さ
れている。
そして抵抗R20の一端は出力端子0.こ接続され、抵
抗R2、の一端は出力端子06と抵抗R23の一端、及
び抵抗R28を介してフリップフロップ回路FFの一端
とトランジスタTR23のベース回路とに接続されてい
る。
また抵抗R22の一端は夫々抵抗R13゜RlBの一端
とフリップフロップ回路FFの出力端子及びトランジス
タTR23のベース回路に接続されているため、前記出
力端子06,07の出力信号。
はいづれもこの抵抗R22を介してトランジスタTR6
,TR1o、TR23に供給されるようになっている。
トランジスタTR,は、ポーズモードを表示する表示ラ
ンプPL、を点灯させると共に、プランジャー198を
制御するためのものである。
そしてエミッタは接地され、コレクタこはダイオードD
10のカソードが接続されると共に表示ランプPL、を
介して十B電源ラインに接続されている。
そしてベースはバイアス抵抗R12を介して接地される
と共に、直列接続された抵抗R11,Rloを介して出
力端子02こ接続され、その出力信号にもとづきオン・
オフ状態にされるようこなっている。
また前記抵抗R11tRIOの中間はダイオードItt
を介してトランジスタTR7のコレクタに接続され、こ
のTR,がオン状態のとき出力端子02の信号をキャン
セルするようになっている。
なお前記ダイオードI)10のアノードは、並列接続さ
れた抵抗R23tR24pR25の夫々の一端こ接続さ
れ、トランジスタTR,がオン状態のとき出力端子03
゜06の信号をキャセルするようになっている。
なお抵抗R2sの一端はトランジスタTR2oのベース
に接続されトランジスタTR,のオン・オフによってプ
ランジャー19Bを駆動するようになっている。
またトランジスタTR3は、記録モードを表示するラン
プRL、を点灯するためのものであり、そのエミッタは
接地され、ベースはバイアス抵抗R14を介して接地さ
れると共に抵抗R13を介してベース電流を供給される
ようになっている。
トランジスタTR7は、早送りモード又は巻戻しモード
の場合にオン状態となり、このときポーズモードに切換
えられないようにすゐためのものである。
トランジスタTR,のエミッタは接地されコレクタはダ
イオードDllのカソードに接続されると共に、負荷抵
抗R17を介して十B電源ラインこ接続されている。
またベースは抵抗R13を介して接地されると共に、抵
抗R15を介して並列に接続された抵抗R26*R27
の夫々の一端に接続され、出力端子03,04のいづれ
か一方からレベレ″1”の信号が得られたときトランジ
スタTR。
をオン状態こするよう構成されている。
次にプランジャー駆動回路Pvこついて説明する。
トランジスタTR1o及びトランジスタTR11は、プ
ランジャー197を駆動させるためのものであり、トラ
ンジスタTR1oのベースはノイアス抵抗R10を介し
て接地させると共に、抵抗R18の一端に接続されてい
る。
そしてこれらトランジスタTR10,TR11は、夫々
再生モードの場合とフリップフロップ回路FFから出力
信号が得られた場合にオントなり、プランジャー197
が駆動されるようになっている。
トランジスタTR1oのエミッタはトランジスタTR1
1のベースに接続され、そのコレクタは負荷抵抗R30
及び遅延用のコンデンサC1と、結合コンデンサC2の
夫々の一端こ接続されている。
なおコンデンサC1と抵抗R32とはプランジャー19
7が動作した後、所定時間を遅延させてからプランジャ
ー198,199を駆動させるためのものである。
また抵抗R31及びR32はトランジスタTR12に所
定のベース電流を供給するためのものであり、コンデン
サC2は負荷抵抗R30の電圧降下分によりトランジス
タTR1oのオン・オフ状態を検出してトランジスタT
R12に供給し、定電圧回路STを動作させるためのも
のである。
なおこの定電圧回路STはプランジャー197及び19
8を高)電圧でオン状態にした後、これよりは低い所定
の電圧を保持するようこなっている。
トランジスタTR1Bのエミッタは並列接続された抵抗
R34゜R36の一端に接続され、抵抗R34の他端は
トランジスタTR19のベースに、抵抗R36の他端は
トランジスタTR22のベースに接続され、トランジス
タTR13がオン状態のときこれらトランジスタTR1
9及びTR22をオン状態にするようになっている。
トランジスタTR1,はシャント用に設けられたもので
あり、プランジャー197が動作してから所定時間後こ
プランジャー198を駆動させるためのものである。
そしてトランジスタTR2゜はトランジスタTR1,に
よってオン・オフ状態に切換えられ、このトランジスタ
TR2oがオン状態になったときトランジスタTR21
を介してプランジャー198を駆動させるようになって
いる。
またトランジスタTR2oのコレクタはコンデンサC3
を介してダイオード113のアノード及びダイオードD
14のカソードこ接続され、このダイオード113を介
して定電圧回路STを動作させプランジャー198が動
作した後、所定の電圧をかけるようになっている。
なおトランジスタTR22゜TR23及びTR24によ
って構成された回路は、プランジャー197が動作して
から所定時間後こプランジャー199を駆動させるため
のものであり、ダイオード110は前述したダイオード
Itsと同様こ作用するものである。
次にモータ84の駆動回路Mについて説明する。
FGは周波数発電機を示し、その出力信号はサーボ回路
Svを介してトランジスタTR31のベースに供給され
、このトランジスタTR31とTR32とによってモー
タ84の回転を制御するようになっている。
なおモータ84はスイッチングトランジスタTR3oこ
よってオン・オフ制御されるようこなっている。
なおPは電源回路を示すものであり、その出力電圧は各
回路に供給されている。
次こ回路動作を説明する。
なお本回路こおいては第42図に示すような各モードに
切換えることが出来るが、こ\では※印を付したモード
こついてのみ説明する。
〔再生モード〕
スイッチ813が押されると、出力端子05からレベル
″1”の出力信号が得られ、トランジスタTR1がオン
状態になって表示ランプPL1が点灯する。
これと同時に微分回路Tを介してフリップフロップ回路
FFこ微分信号が供給され、このフリップフロップ回路
FFの出力端子の信号レベルは1”から“0”になりト
ランジスタTR4はオフ状態になる。
これと同時こフリップフロップ回路FFの出力信号はト
ランジスタTR6,TR16tTR21こ供給されるが
、これらのトランジスタはいづれもオフ状態となってい
るため表示ランプPL4は点灯せず、プランジャー19
7,199はともこ動作しない。
しかるこ出力端子0.から出力信号が得られてから所定
時間後こ、出力端子06からレベル”1”の出力信号が
得られ、トランジスタTR,、TR1゜こ供給される。
一方トランジスタTR1oもオン状態となり、これこも
とづきトランジスタTR11もオン状態となってプラン
ジャー197がオン状態こなる。
またトランジスタTR1oがオン状態こなることにより
、コンデンサC1及び抵抗R32の時定数こよって規定
された時間後こトランジスタTR,、がオフ状態となり
、抵抗R23及びR25を介して供給される出力端子0
6からの信号こよってトランジスタTR2oがオン状態
になり、プランジャー198がオン状態こなる。
即ちスイッチ813をオン状態にすると同時に表示ラン
プPL、が点灯し、所定時間後こプランジャー197が
オン状態となり、更にこれに遅延してプランジャー19
8がオン状態となる。
またこのモードにおいては出力端子04の出力信号のレ
ベルは0”であるためプランジャー199はオン状態と
はならない。
〔記録キード〕
記録モードにおいてはスイッチ813及び810がオン
となり、出力端子O6及びこれに遅延して06から出力
信号が得られる。
なお出力端子05,06にもとづく回路動作は再生モー
ドと同様であるためその説明を省略する。
但しスイッチ810がオン状態こなると、スイッチ81
0%ダイオードD1及びスイッチStSを介してフリッ
プフロップ回路FFがリセットされ、こめFFの出力信
号のレベルは1”となり、表示ランプPL、が点灯され
る。
またプランジャー197が動作してから所定時間後にト
ランジスタTR1,のシャントが解除されて、出力端子
06の出力信号によりプランジャー19Bが動作する。
更にトランジスタTR22のシヤントが解除されること
によってフリップフロップ回路FFの出力信号が抵抗R
49を介してトランジスタTR25に供給され、この結
果トランジスタTR24がオン状態こなってプランジャ
ー199が動作する。
即ち記録モードにおいてはプランジャー197が動作し
た後、所定時間後にプランジャー198,199が同時
こ動作する。
またトランジスタTR20tTR2Bがオン状態になる
と、ダイオードD13jD16を介してトランジスタT
R14をオン状態になり、定電圧回路STが動作して各
プランジャー197,198,199こ供給される電源
電圧を所定の電圧値に規定する。
〔ポーズモード〕
先ず再生モード中こスイッチS11が押された場合こつ
いて述べると出力端子02の出力信号が0”から1”に
なり、この信号は抵抗R1o。
R11を介してトランジスタTR51c供給され、これ
によりトランジスタTR,がオン状態こなる。
このため表示ランプPL4が点灯してポーズ状態こ切換
えられたことを表示し、これと同時にダイオードIto
と抵抗R23yR25を介してトランジスタTR2oに
供給されていた出力端子0.からの出力信号をキャンセ
ルするため、プランジャー198はオン状態からオフ状
態となる。
即ち再生モード中こスイッチSttがオン状態に切換え
られると、表示ランプPL4が点灯し、プランジャー1
98がオフ状態に切換えられる。
次に記録モード中にポーズモードに切換えるこは、スイ
ッチS11をオン状態こする。
この結果トランジスタTR,がオン状態こなり表示ラン
プRL4が点灯し、ダイオードItoを介して抵抗R2
6,R24,R2,の一端が接地されたようになる。
そしてトランジスタTR2oはオフ状態となりプランジ
ャー198がオン状態からオフ状態に切換えられ、これ
と同時に抵抗R24を介してフリップフロップ回路FF
がリセットされ、トランジスタTR28がオフ状態とな
りプランジャー199もオン状態からオフ状態に切換え
られる。
即ち記録モード中こスイッチ811がオン状態に切換え
られると、表示ランプPL4が点灯し、両プランジャー
198.199が共にオフ状態に切換えられる。
〔早送りモード〕
スイッチ812をオン状態にすることにより、出力端子
03の出力レベルが60”から1”になり、この結果ト
ランジスタTR3がオン状態こなって表示ランプPL3
が点灯する。
これと同時こ。抵抗R24tR25を介してトランジス
タTR20こ信号が供給され、プランジャー198がオ
ン状状態となる。
また出力端子03の出力信号によってフリップフロップ
回路FFがセット状態となるためトランジスタTR23
には信号が供給されず、この結果プランジャー199は
オン状態とはならない。
即ち早送りモードにおいては、プランジャー197゜1
99こ出力端子03の信号が供給されないためにこれら
が動作せずプランジャー198のみがオン状態となる。
〔巻戻しモード〕
スイッチS15をオン状態にすることこより、出力端子
04の信号レベルがO”から1”になり、トランジスタ
TR2がオン状態こなって表示ランプPL2が点灯する
これとフリップフロップ回路FFがセット状態こなるた
め、トランジスタTR2oこは信号が供給されずプラン
ジャー19Bはオン状態とはならない。
またトランジスタTR1゜にも信号が供給されないため
プランジャー197もオン状態とはならず、トランジス
タTR23のみがオン状態となってプランジャー199
のみがオン状態に切換えられる。
なおトランジスタTR7がオン状態となるため、ダイオ
ード)ttのカソード側が接地され、このとき出力端子
02からレベル″1”の信号が得られてもキャンセルさ
れてポーズ状態とならない。
即ち巻戻しモードにおいてはプランジャー199のみが
オン状態に切換えられることになる。
〔停止モード〕
上述した各モードでスイッチS14をオン状態にすると
、出力端子02,07までの信号はすべてnonになり
、このためにプランジャー197゜198.199はオ
フ状態となり、また各表示ランプも消灯される。
なお出力端子07からは、再生モードでかつポーズモー
ドでないとき、及び早送りモード、巻戻しモードのとき
レベル″1”の信号が得られ、トランジスタTR4をオ
ン状態にする。
この結果、トランジスタTR,oはオフ状態になりモー
ター84は常に回転していることになる。
なお停止モードから直接ポーズモードこ切換えられた場
合には、トランジスタTR4に供給される信号がないた
め、このトランジスタTR4はオフ状態となる。
捉ってトランジスタTR3oはオン状態となり、サーボ
回路SVからトランジスタTR81に供給される制御信
号がキャンセルされてモータ84は回転しなくなる。
なおこ\で第42図についての説明を附す。
この第42図中において、PLAYとは再生モードを示
し、以下同様にRECとは記録モードFFとは早送りモ
ード、REWとは巻戻しモード、PAUSEとはポーズ
(一時停止)モード、5TOPとは停止モードを夫々示
している。
以下第42図において、 (1)既にある釦が押されているときに、再度その釦を
押して変化があるのはポーズ釦のみである。
(2)早送り釦を押すと前のモードとは無関係に、プラ
ンジャー198のみがオン状態になる。
(3)巻戻し釦を押すと前のモードとは無関係に、19
9のみがオン状態こなる。
(4)再生釦を押すと、ポーズ信号のオン・オフこより
、 4−1、オンのとき再生のポーズモードとなる。
(説明番号、7.18)。
4−2、オフのとき再生モードとなる。
(説明番号、1.15)。
(5)記録釦を押すと前の状態が、 5−1、停止モードのとき記録のモニターモードとなる
(説明番号、2)。5−2、再生、早送り、巻戻し、再
生のポーズの各モードのときは動作せず。
(説明番号、12.23)。
5−3、ポーズ信号オン状態のとき、ポーズ信号オン状
態のま\記録のモニターモー白こなる。
(説明番号、8)。(6)ポーズ釦を押すと前の状態が
、 6−1、早送り、巻戻しの各モードのときは動作せず、
その他のときはポーズ信号が釦を押す度に反転し、かつ
前の状態量こより、 6−18.停止モード−ポーズ信号オン状態。
6−1b、記録のモニターモード←記録のモニターモー
ドでかつポーズ信号オン状態。
6−1c、再生モード−再生のポーズモード。
6−1d、記録モード←記録のポーズモードへの反転を
繰返す。
(説明番号、6,10゜11.14,17,20,22
,25)。
(7)記録モード及び記録のポーズモードにするには、
再生釦と記録釦とを同時に押す。
(説明番号、3,9,13,16,19,24)。
本発明のカセット式記録再生装置こおけるテープの弛み
防止装置は、冒頭こ記したものにおいて、(a)作動位
置こスライドさせることこより、巻取り側リール台に対
するブレーキを解除するべく巻取り側リール台用ブレー
キ部材を往動位置に往動させ、更に上記テープシフト手
段を往動させるとともに、巻取りトルクを付与する巻取
り側リール台駆動手段を巻取り側リール台に結合させる
第1のスライダー、 (b)作動位置にスライドさせることこより、供給側リ
ール台に対するブレーキを解除するべく供給側リール台
用ブレーキ部材を往動位置に往動させるとともに、テー
プをピンチローラによってキャプスタンに圧着させる第
2のスライダー、とを夫々具備し、 (c)上記第1のスライダーを作動位置こスライドさせ
た後に上記第2のスライダーを作動位置にスライドさせ
て停止モードから記録、再生モードへの切換えを行なう
とともに、上記第2のスライダーを非作動位置にスライ
ドさせた後に上記第1のスライダーを非作動位置にスラ
イドさせることこより上記記録、再生モードから停止モ
ードへの切換えを行なうように構成し、(d)上記テー
プシフト手段の往動時及び復動時こ生じるテープの弛み
を巻取り側リール台駆動手段の巻取りトルクこよって自
動的こ吸収するように構成したことを特徴とするもので
ある。
すなわち、記録又は再生中こ停止モードに切換えられた
ことによって、テープシフト手段を復動位置へ復動させ
るに際し、この復動のときにテープ供給側のリールにブ
レーキをかけてテープの供給を停止する一方、上記復動
が終了する直前もしくは直後までテープ巻取り側のリー
ルに記録、再生モードでの巻取りトルクが継続して与え
られるものである。
これにより、テープシフト手段が復動することによって
生じたテープの弛みをテープ巻取り作用によって自動的
に吸収してしまうことが出来るので、テープを常に緊張
させた状態に引戻すことが出来て、後における例えばカ
セットのエジェクト時や、カセットの再装着時等におい
て、テープを損傷させるようなことを皆無にすることが
出来る大きな実用性がある。
また、記録、再生モードに切換わりテープシフト手段が
往動するときにも、テープ巻取り側のI−ルに巻取りト
ルクが与えられるとともにテープ供給側のリールにブレ
ーキがかけられているためこ、記録(再生)−停止−記
録(再生)あるいは再生(記録)−停止−記録(再生)
というようこ繰返してモードが切換わっても、テープが
弛んだり更にはテープ位置がずれてしまのようなことは
ない。
更こ、停止モードこ切換わってテープシフト手段の復動
により生じるテープの弛みを自動的こ吸収するこ際して
、テープ巻取り側リールに対してトルクを与えるために
、そして記録、再生モードでの巻取りトルクを継続する
ことこよって与えるために、テープ供給側のリールこ巻
戻しトルクを与えるのは異なり簡単な機構で済む。
しかも、記録、再生モードに切換わってテープシフト手
段が往動するときに、巻取り側のリールに対するブレー
キが解除されるとともに、記録、再生モードの巻取りト
ルクが巻取りリールに付与されることから、テープシフ
ト完了時点にブレーキを巻取り側のリールにかけること
なくかつテープを弛ませずに直ちに記録又は再生のテー
プ走行が行なわれる。
したがって、テープシフト手段が往動されてテープシフ
ト完了時点こ巻取り側のリールにブレーキをかけるよう
なものとは異なり、余分な動作がなくなることも相俟っ
て記録又は再生でのテープ走行の立上りが早くなるとと
もこ機構的こも簡単になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をテープレコーダに適用した一実施例を示
すものであって、第1図は全体の斜視図、第2図はカセ
ットの斜視図、第3図はカセットの縦断面図、第4図は
復動位置にあるカセットホルダーにカセットを挿入した
時の状態を示した一部切欠正面図、第5図はカセットが
所定位置に装着された時の状態を示した一部切欠正面図
、第6図は第4図V−V線断面図、第7図は第5図■−
■線断面図、第8図は第5図■−■線断面図、第9図は
第4図W−W線拡大断面図、第10図は第5図X−X線
拡大断面図、第11A図〜第11F図はカセットの装着
動作を説明する説明図、第12図はテープ走行駆動機構
を説明する停止モードでのシャーシを取除いた状態の正
面図、第13図は同上の再生モードでの正面図、第14
図は同上の記録モードでの正面図、第15図は同上のポ
ーズモードでの正面図、第16図は同上の早送りモード
での正面図、第1T図は同上の巻戻しモードでの正面図
、第18A図は録再切換えスイッチ駆動系の斜視図、第
18B図はブレーキ機構部分の斜視図、第19図はタイ
ムチャート、第20図はモード切換機構を説明する、停
止モード相当時での一部切欠拡大正面図、第21図は同
上のポーズモード時での一部切欠拡大正面図、第22図
は第20図xxu−xxu線断面図、第23図は第20
図xxm−xxm線断面図、第24図は第20図XX■
−XXV線断面図、第25図は同上の誤動作防止を説明
する正面図、第26図は第25図XXI−XXI線断面
図、第27図は同上の一部分解斜視図、第28図はエジ
ェクト防止機構を説明する第5図XX■−XX■線断面
図、第129図は同上m第4図XXW−XXl線断面図
、第30図は第28図xxx−xxX線断面図、第31
図は同上の斜視図、第32図はカセットホルダーの前蓋
の正面図、第33図は第32図xxxm−xxxl線断
面図、第34図は第33図XXXV−XXX■線断面図
、第35図は前蓋を取外したカセットホルダーの正面図
、第36図はカセットホルダーに前蓋を取付けた状態の
正面図、第37図は第36図XxX■−XXX■線断面
図、第38図は第37図XXX■−XXX■線断面図、
第39図はカセットホルダーと前蓋との分解斜視図、第
40図は誤消去防止機構を説明する要部の拡大正面図、
第41図はシステムコントロール回路の回路図であり、
第42図は各モードにおけるプランジャーの駆動状況を
説明するための図面である。 また図面に用いられている符号において、3は記録釦、
5は再生釦、6は停止釦、9はラージカセット、12は
供給リール、13は巻取りリール。 14は磁気テープ、64は録再ヘッド、66はキャプス
タン、67はテンション検出ピン、68は本発明におけ
るテープシフト手段であるテープシフター、69はピン
チローラ、80a、sobはリール台、81は本発明に
おける巻取り側リール台駆動手段であるFWDアイドウ
、107,10は夫々本発明こおける第1及び第2のス
ライダーであるスライダー、155a、155bは本発
明における巻取りリール台用ブレーキ部材及び供給側リ
ール台用ブレーキ部材であるリミッタ−ブレーキ183
,186はスライダーである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 停止モードから記録、再生モードに切換わると、一
    対のリール間に掛は渡されたテープを、テープシフト手
    段ρ往動によりカセット外の所定位置に引出して配録、
    再生用のヘッドに接触させ。 その後に上記テープが走行されるように構成し。 そして上記記録、再生モードから停止モードに切換わる
    と、上記テープシフト手段を復動させるように構成しで
    あるカセット式記録再生装置におけるテープの弛み防止
    装置において。 (a)作動位置にスライドさせることにより1巻取り側
    リール台こ対するブレーキを解除するべく巻取り側リー
    ル台用ブレーキ部材を往動位置に往動させ、更に上記テ
    ープシフト手段を往動させるとともに1巻取りトルクを
    付与する巻取り側リール台駆動手段を巻取り側リール台
    に結合させる第1のスライダー。 (b)作動位置にスライドさせることにより、供給側リ
    ール台に対するブレーキを解除するべく供給側リール台
    用ブレーキ部材を往動位置に往動させるとともに、テー
    プをピンチローラによってキャプスタンに圧着させる第
    2のスライダー。 とを夫々具備し。 (C)上記第1スライダーを作動位置にスライドさせた
    後に上記第2のスライダーを作動位置にスライドさせて
    停止モードから記録、再生モードへの切換えを行なうと
    ともに、上記第2のスライダーを非作動位置にスライド
    させた後に上記第1のスライダーを非作動位置にスライ
    ドさせることにより上記記録、再生モードから停止モー
    ドへの切換えを行なうように構成し。 (d)上記テープシフト手段の往動時及び復動時に生じ
    るテープの弛みを巻取り側リール台駆動手段の巻取りト
    ルクによって自動的に吸収するように構成したことを特
    徴とするカセット式配録再生装置におけるテープの弛み
    防止装置。
JP51026515A 1976-03-10 1976-03-10 カセット式記録再生装置におけるテ−プの弛み防止装置 Expired JPS5811705B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011305U (ja) * 1983-07-01 1985-01-25 三菱電線工業株式会社 ライトガイドの隔壁貫通構造

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JPS49106806A (ja) * 1973-02-12 1974-10-09

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