JPS6014412B2 - 早送り、巻戻し機構を有するテ−プレコ−ダ - Google Patents

早送り、巻戻し機構を有するテ−プレコ−ダ

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JPS6014412B2
JPS6014412B2 JP54051406A JP5140679A JPS6014412B2 JP S6014412 B2 JPS6014412 B2 JP S6014412B2 JP 54051406 A JP54051406 A JP 54051406A JP 5140679 A JP5140679 A JP 5140679A JP S6014412 B2 JPS6014412 B2 JP S6014412B2
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tape
lever
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pin
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令介 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プランジャ制御による早送り、巻戻し機構を
有するテープレコ−ターに関する。
まず、本発明を説明する前に、先に開発したテープレコ
ーダについて説明し、のちにこのテープレコーダを用い
て本発明を説明する。次に構造の一実施例を図面と共に
説明する。
1はシャーシ、2は該シャーシ1に取付けられたモータ
、3,4‘ま第1、第2フライホイールにして、シャー
シ1の背面に取付けられた髪板5に回転軸3a,4aの
下端が軸受され、また回転軸3a,4aの上部がシャー
シーに取付けられた樹脂製軸受板6,7に軸受されてい
る。
なお上記回転軸3a,4aの軸受板6,7より上方に突
出している部分はキャプスタンとしての役目を成してい
るので、以下回転軸3a,4aをキヤプスタンと云う。
また上記軸受板6,7には夫々カセットのガイド孔に接
合されるガイド杵6a,7aが一体成形されている。8
は後述するテープ停止検知ユニットを装備するためのベ
ース板に軸受されたプーリにして、このプーリ8と上記
した第1、第2フライホイール3,4およびモータ2の
回転軸2aに鼓着されたプーリ2bとの間にベルト9が
捲回されている(第2図参照)。
従ってモータ2が回転すると第1、第2フライホイール
3,4とプーリ8とが回転される。上記した第1、第2
フライホイール3,4には夫々ギャ3b,4bが形成さ
れていて、夫々のギャ3b,4bと制御レバー10,1
1に設けられた連結ギャ10a,11aとが噛合され、
またこの連結ギャ10a,11aと第1、第2リール台
12,13のギヤ12a,13aとが夫々噛合されてい
る。
従って第1、第2フライホイール3,4が回転すると、
第1、第2リール台12,13は夫々テープを巻取る方
向に回転する。制御レバー10,11は略コ字状を成し
、一端10b,11bがシヤーシーに橘設されたピンl
a,lbに鼠支されると共にばね11eが張設された他
端制御部10c,1 1cが後述する選択アーム41の
頭部41aに対応している。そして上記制御部Ioc,
11cに近い所に上記連結ギャ10a,11aが鞠支さ
れている。従って制御レバー10,11がピンla,l
bを支点として回動されると、連結ギャ10a,11a
は第1、第2リール台12,13のギャ12a,13a
の外周に沿って移動し、第1、第2フライホィ−ル3,
4のギャ3b,4bと噛合、離関するものである。なお
10d,11dは後述する解除レバー18,19がピン
la,lbを支点として回動された時にこれと係合され
て制御レバー10,11を移動させ、これによって連結
ギャ10a,11aとギャ3b,4bとの噛合を解除さ
せるための係合片である。14,15はシャーシ1の背
面に取付けられた解除用プランジャにして、その吸引村
に楯設されたピン14a,15aがシャーシーの長孔を
介して上面に突出されている。
16,17は一端に上記ピン14a,15aが鞠支され
た操作レバーにして、シャーシーとの間にばね18,1
9が張設されている。
20,21は一端が操作レバー16,17の池端と鞠支
された解除レバーにして、略中央が上記したシャーシ1
のピンla,lbに軸支されている。
22はシャーシーに楯設されたピンlcに軸支されるロ
ックプレートにして、上記解除レバー20,21の他端
当接片と対応して起立片22aが形成されると共に後述
するヘッド台24に取付けられたローラ24cと係合さ
れるロック片22bが形成されている。
なおこのロックプレート22はばね23によって常に時
計方向への回動力が付与されている。24はシヤーシ1
1こ楯設されたピンldが案内されるガイド溝24aが
穿たれ、かつシヤーシ1に穿たれたガイド溝に案内され
るピン24bが福設され、これによって平行移動するヘ
ッド台にして、再生ヘッド25が取付けられている。
なおヘッド台24には録音機能を有するテープレコーダ
である場合、再生ヘッド25を録音ヘッドとして使用し
、または別に録音ヘッドを設けると共に消去ヘッドを取
付ける。またヘッド台24の先端にはローラ24cが設
けられていて、ヘッド台が24前進した時にはロックプ
レート22のロック片22bと係合される。26,27
はピンチローフュニットにして、支持枠26a,27a
がシャ−シ1に檀設されたピンle,lfに軸支され、
かっこの支持枠26a,27aに夫々ピンチo−ラ26
b,27bが回転自在に取付けられると共に下方に延び
るローラ26c,27cが取付けられ、また上記ピンl
e,lfに捲回され両端が支持枠26a,27aに孫合
される巻きばね26d,27dが設けられている。
なおこの巻きばね26d,27dの一端はヘッド台24
の両端に形成された起立片24d,24eと対応してい
る。また上記ローラ26c,27cはヘッド台24に形
成された切欠部24f,24gに臨んでいる。28はシ
ャーシーに取付けられた選択用プランジャにして、ヘッ
ド台の前進とテープの走行方向を選択する役目を行う。
29はシャーシーの裏面に槍設されたピン1gに軸支さ
れるヘッド台前進用レバーとして、略くの字状に形成さ
れていて、その一端二又部29bがヘッド台24のピン
24bと係合され、他端にピン29aが値設されている
3川ま上記ピン29aに軸支された係合爪30aを有す
る制御プレートにして、ピン29aに設けられた巻きば
ね31によって常に時計方向への回動力が付与されてい
てヘッド台前進用レバー29に形成された起立片29c
に当接している。
32は前進用レバー29の他端とシャーシーとの間に張
設され該レバー29に反時計万向への回動力を付与して
いるばねである。
そして制御プレート30はヘッド台24が後退していて
前進用レバー29が反時計万向に回動されている時には
、係合爪30aが上記選択用プランジャ28に植設され
たピン28aと係合され、またヘッド台24が前進して
いる時にはピン28aの移動軌跡上から離れた位置に退
避している。33はシャーシーに楯設されたピンlhに
鞠支される回動レバーにして、一端が選択プランジャ2
8のピン28aに藤支されている。
34はシャーシーに植設されたピンliに藤支される回
動アームにして、一端にピン34aが楯設されていてシ
ャーシ1の裏面に延びている。
なお回動アーム34はヘッド台24が後退している時に
は該ヘッド台24に設けられた起立片24d,24fと
に当接して水平状態となっている。35は上記回動アー
ム34のピン31aが長孔35a内に貫通された揺動レ
バーにして、一端に棺談されたピン35bが上記回動レ
バー33の池端に鞠支されている。
またこの揺動レバー35の池端には2つの係合爪35c
,35dが形成されている。36はシャーシ1の楯設さ
れたピンliに鞠支される制御アームにして、楯設され
たピン36aにばね線37の一端が捲回されると共に略
中間部が起立片36bの孔を貫通して先端が回動アーム
34に形成された2本の突起34b間に挿通されている
また制御アーム36にはシャーシーの裏面に延びる係合
村36c,36dが楯設されていて、ヘッド台24が前
進している時に上記揺動レバー35の係合爪35c,3
5dが交互に係合される。38は制御アーム36の回動
を2位置に選択固定するためのトーションばねである。
39は上記揺動レバー34とシャ−シーとの間に張設さ
れ、該レバー34を左方に引張るばねである。
40はシャーシーの裏面に楯設されたピン(図示せず)
が長孔40aに挿入され平行移動するスライドしバ−に
して、その一端の溝40bに上記制御アーム36に設け
られた係合杵36dが係合されている。
このスライドレバー401こは上託したピンチローフユ
ニツト26,27のローラ26c,27cと当俵してキ
ャプスタン3a,4aとの接雛を制御するための段部4
0c,40dと、後述する選択アーム41のローフ41
b,41cと当接して該選択アーム41の回動を制御す
る段部40e,40fが形成されている。41は略中央
が上記したヘッド台24のピン24bに麹支された略十
の字状の選択アームにして、頭部41aが上記した制御
レバー10,11の対向している制御部10c,11c
の間に位置し、また横方向に延びる両端にローラ41b
,41cが設けられている。
42はテープ停止検知ユニット取付板にして、その下面
には上託したプーリ8と、該プーリ8に形成されたギャ
8aと噛合する大ギャ43と、該大ギャ43に一体的に
形成された小ギャ43aと噛合するギャ44aが外周に
設けられたカム板44とが軸支されている。
このカム板44の上面である取付板42と対向する面に
はカム溝44bが形成されると共に中央にカム台44c
が形成されている。また取付板42の下面には上記した
選択用プランジャ28に通電するためのスイッチ45が
取付けられると共に該スイッチ45の開閉を制御するス
イッチ制御用レバー46が鞠支されている。そして該レ
バー46の一端がスイッチ45と対向し、池端がピン支
持レバー47の一端に鼠支されている。このピン支持レ
バー47の池端には上記カム板44のカム溝44bに臨
む係合ピン47aが形成されると共にその上端は取付板
42のガイド溝42aを貫通している。48はガイド溝
42aにスライド可能にガイド棒48aが挿入された検
知アームにして、ガイドピン48bが取付板42の小孔
42b‘こ軸支されている。
また検知アーム48には二又状の係合片48cが形成さ
れていて、この孫合片48cに支持レバー47の係合ピ
ン47aが孫合されている。49は中央に穿たれた孔4
9aが検知アーム48のガイド棒48aの上面に形成さ
れたピン48dに軸支された検知レバーにして、その両
端に長孔49b,49cが穿たれている。
そしてこの長孔49b,49cには上記した第1、第2
1」−ル台12,13の下面に設けられたスリップ板1
2b,13bの突起が係合されている。このスリップ板
12b,13bはリール台12,13の事由部13c(
第11J−ル台12側も同様なので、ここでは第2リー
ル台13側のみについて第7図について説明する)に鉄
合されると共にスプリング13dによってフェルト13
eを介して板部13f側に押圧されている。従ってスリ
ップ板13bに負荷が加わっていない場合には、該スリ
ップ板13bもリール台13と共に回転するが、スリッ
プ板13bに負荷が加わる場合にはスリップして回転は
停止する。なおスリップ板12b,13bの突起は取付
板42の孔42c,42d内に臨んでいる。なお50は
制御アーム36の回動に伴って接点が切換えられヘッド
25の再生コイルを切換えるトラック切換スイッチ、5
1はヘッド台24が前進した時のヘッド台前進用レバー
29により接点が切換えられモータ2を定速回転となし
、また逆に切換えられた時に高速回転となすスイッチで
ある。
以上が構造の説明であるが、次に動作について説明する
今カセットが装填されていない状態にあっては、ヘッド
台24が後退しているので選択ア−ム41も後退し、制
御レバー10,11の制御部10c,11cは頭部41
aによって変位されることはない。
従って連結ギャ10aは第1フライホイール3のギャ3
aと第1リール台12のギャI2aとを連結し、また連
結ギャ11aの第2フライホイール4のギヤ4aと第2
リール台13のギャ13aとを連結している。この状態
においてカセット(図示せず)を装填すると、図示しな
い電源スイッチによってモータ2に通電される。
ここでヘッド台24が後退していることによってスイッ
チ51の接点でモ−夕2は第2図において矢印の方向に
高速回転される。従って、第1、第2リール台12,1
3は共にテープ巻取り方向に回転され、テ−プに弛みが
ある場合にはこの弛みを取り除く。またリール台12,
13が回転されるとスリップ板12b,13bも同方向
に回転され、従って検知レバー49は第8図に示す如く
上方に移動する。該検知レバー49の移動に伴って検知
アーム48のガイド綾48aがガイド溝42a内を移動
すると、該検知アーム48はガイドピン48bを支点と
して回動されるので、係合片48cを右方向に変位する
。この変位した係合片48cには支持レバー47の係合
ピン47aが係合されているので、カム板44のカム溝
44bに臨んでいる係合ピン47aの下端は、該カム溝
44bの内周壁に圧接される。従ってプーリ8によって
カム板44が回転されていても係合ピン47aがカム台
44cの係合部44dに当援することはなく、係合ピン
47aは内周壁に沿った状態を保持する。テープ弛みが
取り除かれるとりール台12,13のリール軸部12c
,13cの回転かりール台12,13との間の摩擦によ
って停止されるので、スリップ板12b,13bの回動
力は無くなる。
なおりール台12,13はリール軸部12c,13cと
スリップ状態にあるので、回転し続ける。一方カム板4
4はプーリ8によって常時回転しているので係合ピン4
7aはカム溝44bの内周壁によって中心側に移動され
その状態を保持する。そしてこの移動された係合ピン4
7aの軌跡上にはカム台44cの係合部44dが位置す
るので、係合ピン47aは係合部44dによって押され
る。従ってスイッチ制御用レバー46が回転されスイッ
チ45を閉じる。このスイッチ45は選択用プランジャ
28に接続されているので、該プランジャ28に通電す
る。このプランジャ28に通電され吸引村が引かれると
、ピン28aと制御プレート30の係合爪3oaとが係
合されているため、該制御プレート30が引かれると共
にヘッド台前進用レバー29が時計方向に回動される。
このレバー29が二又部29bにヘッド台24のガイド
ピン24bが係合されているので、該ヘッド台24は前
進し、先端に設けられたロ−ラ24cがロックプレート
22のロック片22bと係合される。従って選択用プラ
ンジャ28への通電が遮断され吸引村が復帰した後も、
ヘッド台24は前進位置に固定される。なおヘッド台前
進用レバー29が回動されると制御プレート3川ま巻き
ばね31によって起立片29c側に回動されているので
、係合爪30aはプランジャ28のピン28aの軌跡上
から離れる。従ってヘッド台24が前進している時には
プランジャ28に再び通電されてもピン28aと係合爪
30aとは係合されることはない。一方ヘッド台24が
前進するとピンチローフュニツト26,27のローラ2
6c,27cとヘッド台24の切欠部24f,24gと
の係合が外れると共にその前進途中より巻きばね26d
,27dの一端が起立片24d,24eによって押され
ることによって夫々のピンチローフュニット26,27
はキャプスタン3a,4a側にばね力で回動される。
ここでスライドレバー40が第5,10図の如く右方向
に移動していたとすると、ピンチローフユニツト26の
ローラ26cがスライドレバー40の段部40cに、選
択アーム41のローラ41bが段部40eに夫々当援す
るので、ピンチローフュニット26の回動は途中で阻止
されてピンチローラ26bはキャプスタン3aに当接す
ることはない。
また選択アーム41は反時計方向に回動されて頭部41
aが制御レバー10の制御部10cに当接し移動させる
ので、連結ギャ10aと第1フライホイール3のギャ3
bとの噛合を外す。一方ピンチローフュニット27側の
ローラ27cはスライドレバー40の段部40dより外
れた位置にあるので、該ピンチローフュニット27の回
動は阻止されず、従ってピンチローラ27bはキャプス
タン4aに圧接される。また選択アーム41の頭部41
aと制御レバー11の制御部11cとは当俵しないので
、連結ギャ11aによって第2フライホイール4のギャ
4bと第2リール台13のギャ13aとは連結し続ける
。またヘッド台前進用レバー29がスイッチ51を切換
えるので、モー夕2は定速回転となる。これによりヘッ
ド25がテープに当接し、かつ第2リール台13がテー
プを巻取る方向に回転を始めると共にテープがキャプス
タン4aとピンチローラ27bとの間に挟まれるので再
生を開始する。次に上記再生が進みテ−プが終端になっ
た場合について説明する。
今テープが第2リール台13側に巻き取られていると、
第2リール台13のスリップ板13bによって検知レバ
ー49に時計方向への回動力が付与されると共に第1リ
ール台12のスリップ板12bによって同じく時計方向
への回動力が付与される。
従って検知アーム48は時計方向に回動されピン支持レ
バー47の係合ピン47aはカム板44のカム溝44b
の内周壁に沿った状態を保持し、カム台44cの係合部
44dと係合されることはない。そして今テープの走行
が停止し第1、第2リール台12,13のリール軸部1
2c,13cが停止すると、上記したテープ弛みを除去
した後に1」川ノレ台12,13のリール軸部12c,
13cが停止した場合と同様にスイッチ45が閉じられ
て選択用プランジャ28に通電する。
該プランジャ28に通電され吸引村が引かれると、回動
レバー33が時計方向に回動される。なお制御プレート
30‘まヘッド台24が前進しているため、係合爪30
aがピン28aの軌跡上から退避しているので、ヘッド
台前進用レバー29が回動されることはない。ここでス
ライドレバー40が右方に移動していて、これの溝40
bに孫合村36dが係合されている制御アーム36は反
時計万向に回動されるので、ばね線37を介して回動ア
ーム34は時計方向に回動されている。そしてこの回動
アーム34のピン34aが長孔35aに挿入された揺動
レバー35は時計方向に回動されて、係合爪35dが制
御アーム36の係合杵36dと係合されている。従って
回動レバー33が時計方向に回動され揺動レバー35が
引かれると制御アーム36が時計方向に回動される。こ
れにより第11図に示すようにスライドレバー40が左
方向に移動して、ピンチローフユニツト27のローラ2
7dが段部40dに乗り上げ、また選択アーム41のロ
ーラ41cが段部40fに乗り上げる。従ってピンチロ
ーラ27bがキャプスタン4aより離れ、また制御レバ
ー11の制御部11cは選択アーム41が時計方向に回
動されることによって頭部41aによって押され、連結
ギャ11aが第2フライホイール4のギャ4bから離れ
、第2リール台13への回転力は無くなる。一方ピンチ
ローフュニツト26のローラ26dが段部40cより外
れるので、ピンチローラ26bはキヤプスタン3aに圧
接され、また選択アーム41の頭部41aが制御レバー
10の制御部10cより離れるので、連結ギャ10aは
第1フライホイール3のギャ3bと第1リール台12の
ギャ12aとを連結する。これによりテープは逆方に走
行を開始し、また制御アーム36の回動によりスイッチ
50の接点が切換えられヘッド25のチャンネルを切換
えるので、逆方向のトラックを再生する。ところで上記
状態にあっては、制御アーム36が時計方向に回動され
、ばね線37によって回動アーム34が反時計方向に回
動されるので、揺動レバー35は反時計方向に回動され
て、係合爪35cが制御アーム36の係合村36cと係
合可能状態に保持されている。
従って再び再生が終了し、上記したと同様な動作によっ
てテープ走行停止を検出して選択用プランジャ28に通
電すると、揺動レバー35が制御アーム36を反時計万
向に回動してスライドレバー40を右方向に引くので、
上記した最初の状態となって元の方向の再生を開始する
。また再生途中において再生チャンネルを切換えたい場
合には、図示していないリブレー釦等によってスイッチ
を閉じ選択用プランジャ28に通電することによって、
上記したテープ終端検知後の動作と同様な動作によって
逆方向の再生が可能となる。
次に第10図に示す再生途中、すなわちテープが右方向
に巻取られる状態の再生途中で巻戻しする場合について
説明する。
図示されていない巻戻し釣を押しスイッチを閉じると、
解除用プランジャ15に通電されてその吸引杵が引かれ
る。
これにより操作レバー17がばね19のばね力に抗して
引かれ、解除レバー21を反騰計方向に回動するので、
その先端がロックプレート22の起立片22aをばね2
3のばね力に抗して反時計万向に回動する。従ってロッ
ク片22bとヘッド台24のローラ24cとのロックが
解除されて、ヘッド台前進用レバー29を介してばね3
2のばね力で後退する。また解除レバー21が反時計方
向に回動されるので、制御レバー11の係合片11dが
解除レバー21と係合され回動し連結ギャ11aは第2
フライホイール4のギャ4bから離れ、第2リール台1
3はフリーな状態となる。一方制御レバー10の制御部
10cはヘッド台24の後退に伴って後退する選択アー
ム41の頭部41aによる規制が解除されるため、スプ
リング11eのばね力によって元の位置に戻り連結ギャ
10aが第1フライホイール3のギャ3bと第1リール
台12のギャ12aとを連結する。またヘッド台24が
後退しヘッド台前進用レバー29がスイッチ51を切換
えモータ2の回転は高速回転となる。従って第1リール
台12は高速回転しテープを巻取る。このテープの巻戻
しが終了しテープの終端になると、上記したテープ終端
検知後の動作と同様な動作によってスイッチ45が閉じ
られ選択用プランジャ28に通電されると共に解除用プ
ランジャー5への通電が遮断され、再びヘッド台24が
前進し再生が行われるが、この時巻戻し前に行われてい
た方向の再生が行われる。
これはヘッド台24が後退している時に回動アーム34
を起立片24d,24fが水平状態に保ち揺動レバー3
5を水平状態と成し、係合爪35c,35dが制御アー
ム36の係合村36c,36dの何れとも係合しないよ
うにしているためである。また巻戻し途中で再生に戻す
場合には、図示されていないリプレ−釦等の操作によっ
て解除用プランジャ15への通電を遮断する。
これにより操作レバー17がばね19によって戻される
と共に解除レバー21が戻されるので、制御レバー11
は元の位置に戻る。従って連結ギャ11aは第2フライ
ホイール4のギャ4bと第2リール台13のギャ13a
とを連結するので、該第2リール台13は第11J−ル
台12とは逆方向に回転しテープに弛みがある場合には
、弛みを取り除く。そして弛み除去が行われると上記し
たテープを装填した時と同様な動作によってヘッド台2
4が前進し、巻戻し前の再生方向の再生が行われる。次
に再生途中、すなわちテープが右方向に巻取られている
状態の再生途中で早送りする場合について説明する。図
示されていない早送り卸を押しスイッチを閉じると、解
除用プランジャ14に通電が行われ、前記した再生途中
で巻戻しを行った場合と同様にテープの全てが巻取られ
た後、第1、第2リール台12,13が夫々テープ巻取
り方向に回転し、早送り方向への再生が開始される。
しかしテープは全て早送り方向に巻き取られているので
、実際の再生は行われずテープは停止している。そこで
テープ終端検知動作が行われてスイッチ45が閉じられ
、選択用プランジャ28に通電これ、従って前記した再
生が進みテープ終端になって逆方向への再生が行われる
場合の説明と同様な動作によって逆方向の再生が開始さ
れるものである。以上説明したテープレコーダにあって
は、解除用プランジャ14,15のいずれか一方を励磁
することにより早送りあるいは巻戻しを行う様に構成し
た。しかしプランジャの制御回路の電源電圧が低く押え
られる自動車用あるいはポータブル用の場合、プランジ
ャの小型化あるいは消費電力の節約等も考慮すると、上
記プランジャに充分余裕のある駆動力を与えることは簸
かしく、プランジャの負荷状態によっては早送りあるい
は巻戻し動作が行なえない場合も考えられた。本発明は
、上記テープレコーダにおいて早送りおよび巻戻しが行
なわれる場合、共通のロックプレート22が解除用プラ
ンジャ14,15の動作により回動されてヘッド台24
が後退する機構に着目し「その第】の目的は、早送りお
よび巻戻しの開始頭初は解除用プランジャ14,15の
両方を励磁して上記ロックプレート22を回動するに充
分な力を得、その後は一方の解除用プランジャのみを励
磁状態に保持して早送りあるいは巻戻しを行なう様にし
たテープレコーダを提供することである。
また第2の目的は、解除用プランジャ14,15の両方
が励磁されている間はテープ走行の停止を検出して動作
するプランジャ28が不用意に励磁されない様、禁止回
路を設けたテープレコーダを提供することである。以下
実施例により本発明を説明する。
第13図において、1,,12は入力端子であり、この
入力端子1,,いま常にはアース電位となっており、図
示しない早送りあるいは巻戻し釦の操作により一定時間
起動電圧V地が印加したのち解放状態となり上記釘の解
放によりアース電位に復帰するように制御される。R,
〜R7はバイアス抵抗であり、入力端子1,,12が起
動電圧Vcc,にあるときトランジスタ公がオンし、解
放状態にあるときオフするようその道が決められている
。D,,D2はプランジャ動作中において非制御入力端
子への影響を遮断するダイオード、D3〜D6は後述す
る2個のプランジャを選択的に動作させるために挿入し
たダイオードである。Q,,Q2およびQ3,Q4はそ
れぞれ解除用プランジャ14,15(以下において早送
りプランジヤ14、巻戻しプランジヤ15と称す)を駆
動するトランジスタである。今、テープが右方向に巻取
られている状態の再生途中で早送りする場合について説
明する。
図示されていない早送り鋤を押しスイッチを閉じると、
入力端子1,にはまず起動電圧Vの,が印加する。する
とダイオードD,を介してトランジスタQ,,Q2がオ
ンし早送りプランジャ14が励磁される一方、トランジ
スタQがダィオ−ドD3を介してオン状態にバイアスさ
れ、そのコレクタ電圧はダイオードD6を介してトラン
ジスタQのベースに印加し、これをオンとする。したが
ってトランジスタQ4もオンし巻戻しプランジャ15が
励磁される。早送りおよび巻戻しプランジャー4,15
の両方が同時に励磁されると、前記したそれぞれの操作
レバー16,17がばね18,19のばね力に抗して引
かれ、解除レバー20,21を共に回動するので、それ
らの先端がロックプレート22の起立片22aをばね2
3のばね力に抗して回動する。従ってロック片22bと
ヘッド台24のローラ24cとのロックが解除されて、
ヘッド台前進用レバー29を介してばね32のばね力で
ヘッド台24は後退する。これら一連の切換動作が終了
するに必要な一定時間が経過すると、入力端子1,は解
放状態となる。したがってトランジスタQ5はオフとな
るから、ダイオードD6、トランジスタQ3,Q4を介
してオンしていた巻戻しプランジャー5はその役割りを
終え解放される。しかしトランジスタQ,,Q2はその
後もバイアス抵抗R,,R2によって与えられる電圧に
よりオン状態が継続され、早送りプランジャ14は、上
記早送り釘が押されている間励磁され続ける。したがっ
てその後は前記した早送り動作と同様に第2リール台1
3が高速回転しテープの早送りが開始される。次に第1
0図に示す再生途中、すなわちテープが右方向に巻取ら
れている状態の再生途中で巻戻しする場合について説明
する。図示されていない巻戻し釦を押しスイッチを閉じ
ると、入力端子りこは上記の場合と同様に起動電圧Vc
c,が印加する。するとダイオードD2を介してトラン
ジスタQ3,Q4がオンし巻戻しプランジヤ15が励磁
される一方、トランジスタQ5がダイオードD4を介し
てオン状態にバイアスされ、そのコレク夕電圧はダイオ
ード瓜を介してトランジスタQ,のベースに印加し、こ
れをオンする。したがってトランジスタQ2もオンし早
送りプランジャ14が励磁される。早送りおよび巻戻し
プランジヤ14,15の両方が同時に励磁されると、上
記したと同様の動作により解除レバー20,21が共に
回動して、ロックプレート22の起立片22aをばね2
3のばね力に抗して回動する。これら一連の切襖動作が
終了するに必要な一定時間が経過すると、入力端子12
は解放状態となる。したがってトランジスタQ5はオフ
となるから、ダイオードD5を介してオンしていた早送
りプランジャ14はオフとなる。しかしトランジスタQ
,Qはその後もバイアス抵抗虫3,R4によって与えら
れる電圧によりオン状態が継続され、巻戻しプランジャ
15は、上記巻戻し鋤が押されている間励磁され続け、
前記した巻戻し動作と同様に第1リール台12は高速回
転しテープの巻取りが行なわれる。したがって早送りお
よび巻戻しのいずれの場合にあっても、ロックプレート
22のロック解除が確実に行なえるものである。第14
図は、第13図の制御回路にプランジャ28の動作禁止
回路(点篇泉部分)を追加した回路図であり、本発明の
要部を示す図である。
第13図と同一部分は同じ符号で示してある。点線で示
されている禁止回路は、上記したトランジスタQがオン
したときにバイアス抵抗R,.の一端の電圧を受けてゲ
ートを閉じ、前記選択用プランジャ28の駆動回路P,
に電源を供給しないゲート回路○,を有している。した
がって早送りあるいは巻戻し操作時、両プランジャ14
,15が同時に動作している間は、選択用プランジャ2
8は前記スイッチ45がオンしても動作し得ないもので
ある。これにより、早送りあるいは巻戻し操作時、わず
かな時間ではあるが、テープ走行が停止する時間があっ
ても、スイッチ45のオン動作にかかわらず、上記の一
定時間選択用プランジャ28が励磁されることはない。
なお、ゲート回路G.に遅延回路を付加することにより
、トランジスタQがオフしてのちも一定時間、プランジ
ャ28がオンすることを禁止する様にしてもよい。以上
説明した本発明のテープレコーダは、テープを早送り状
態に保持する早送りプランジヤと、テープを巻戻し状態
に保持する巻戻しプランジャと、上記両プランジヤによ
り制御されるロックプレートと、該ロックプレートによ
り前進位置にロックされるヘッド台と、テープ走行の停
止を検出して動作するプランジャとを有するテープレコ
ーダであって、早送りあるいは巻戻し操作時上記両プラ
ンジャが同時に動作し、上記ロックプレートを制御して
ヘッド台とのロックを解除した後は一方のプランジャの
みが動作を継続するようにして早送りあるいは巻戻し動
作を保持する様にした制御回路と、上記両プランジャが
同時に動作している間テープ走行の停止を検出して動作
するプランジャの動作を不能とする禁止回路とを有する
構成としたから、小さなプランジャを低電圧電源で駆動
しても、確実に早送りあるいは巻戻しが行なえ、しかも
保持状態における消費電力を極めて少なくすることがで
きる。また第14図の実施例においては、起動時はより
高い電源電圧Vcc2により制御され、保持状態ではよ
り低い安定化電源電圧VMで制御されるから、起動力を
充分に得られるばかりでなく、その保持状態においてむ
だな電力消費を押えられるといったなお一層の効果が期
待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はテープレコーダ全体の平面図、第2図はシャー
シより見た透視平面図、第3図は分解斜視図、第4図は
プレー状態を示すヘッド台駆動部分の平面図、第5,6
図はヘッド前進状態においてテープの走行方向を変える
部分の平面図、第7図はリール台の中央縦断面図、第8
,9図はテープ終端検知部分の透視平面図、第10図は
左方向再生状態の平面図、第1 1図は右方向再生状態
の平面図、第12図は左方向へ早送りする状態の平面図
、第13図は本発明のプランジャ制御回路図、第14図
は他の実施例のプランジャ制御回路である。 1……シャーシ、2……モ−夕、3,4……第1、第2
フライホイール、10,11……制御レバー、12,1
3・・・・・・第1、第2リール台、14,15・・・
・・・解除用プランジャ、16,17・・・…操作レバ
ー、20,21・・・・・・解除レバー、22・・・…
ロックプレート、24……ヘッド台、26,27・・・
・・・ピンチローフュニット、28・・・・・・選択用
プランジヤ、29・・・・・・ヘッド台前進用レバー、
30・・・・・・制御プレート、33・・・・・・回動
レバー、34・・・・・・回動アーム、35・・・・・
・揺動レバー、36・・・・・・制御アーム、40……
スライドレバー、41……選択アーム、42・・・・・
・ユニット取付板、43・・・・・・大ギヤ、44…・
・・カム板、45,S8,50,51…・・・スイッチ
、46・・・・・・スイッチ制御用レバー、47・・・
・・・ピン支持レバー、48・・・・・・検知アーム、
49......検知レバー。 第7図 第1図 第2図 第4図 第5図 .第3図 鰹6 図 第8図 第9図 第10図 第ll図 第12図 繁l3図 鱗14図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープを早送り状態に保持する早送りプランジヤと
    、テープを巻戻し状態に保持する巻戻しプランジヤと、
    上記両プランジヤにより制御されるロツクプレートと、
    該ロツクプレートにより前進位置にロツクされるヘツド
    台と、テープ走行の停止を検出して動作するプランジヤ
    とを有するテープレコーダであつて、早送りあるいは巻
    戻し操作時上記両プランジヤが同時に動作し、上記ロツ
    クプレートを制御してヘツド台とのロツクを解除した後
    は一方のプランジヤのみが動作を継続するようにして早
    送りあるいは巻戻し動作を保持する様にした制御回路と
    、上記両プランジヤが同時に動作している間テープ走行
    の停止を検出して動作するプランジヤの動作を不能とす
    る禁止回路とを有するテープレコーダ。
JP54051406A 1979-04-27 1979-04-27 早送り、巻戻し機構を有するテ−プレコ−ダ Expired JPS6014412B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240405U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11
JPH0331212U (ja) * 1989-07-29 1991-03-27

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JPS6240405U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11
JPH0331212U (ja) * 1989-07-29 1991-03-27

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