JPS6152536B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6152536B2
JPS6152536B2 JP53036142A JP3614278A JPS6152536B2 JP S6152536 B2 JPS6152536 B2 JP S6152536B2 JP 53036142 A JP53036142 A JP 53036142A JP 3614278 A JP3614278 A JP 3614278A JP S6152536 B2 JPS6152536 B2 JP S6152536B2
Authority
JP
Japan
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lever
repeat
lock
fast
play
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53036142A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5463725A (en
Inventor
Yoshihiro Magata
Okifumi Yoshida
Itsuo Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP3614278A priority Critical patent/JPS5463725A/ja
Publication of JPS5463725A publication Critical patent/JPS5463725A/ja
Publication of JPS6152536B2 publication Critical patent/JPS6152536B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープレコーダにおいてテープ終端を
検出した後巻戻しを行い再びプレー状態とするオ
ートリピートレバーの構造に関するもので、その
目的はリール台に高速回転力を伝達する早送りユ
ニツトを巻戻し状態に変位させるオートリピート
レバーの構成部材を少なくすると共にロツク状態
を確実に保持することができるテープレコーダの
駆動機構を提供するにある。
次に本発明の実施例を図面と共に説明する。
1はシヤーシ、2は該シヤーシ1に案内ピン1
a及びストツパーピン1b(なおこのピン1bは
カセツトの位置決めも兼ねている)によつて案内
され前後方向に移動するヘツド台にして、消去ヘ
ツド2a、録再ヘツド2bが取付けられている。
なおヘツド台には、上記ピン1aが挿通されるガ
イド長孔2c、ピン1bが挿通されるガイド長孔
2c、ピン1bが挿通されるストツパー長孔2d
及び後述するロツク板7の起立片7cが挿通され
るロツク長孔2eが穿たれている。また1cはカ
セツト位置決め用のピンである。3はピンチロー
ラ3aを備えたピンチローラユニツトにして、シ
ヤーシ1に植設された支持ピン1dに対し回動自
在に軸支されると共にスプリング3bによつて、
ピンチローラ3aを後述するキヤプスタン4a側
に付勢している。また該ユニツト3にはヘツド台
2と当接する突片3cと、後述するセツトプレー
ト20の突片20aに当接する延長片3dとが形
成されている。4はシヤーシ1に形成された軸受
(図示せず)と、シヤーシ1の背面に取付けられ
た押え板5(第2図)とで軸支された第1フライ
ホイールにして、その回転軸がキヤプスタン4a
となつている。6はシヤーシ1に形成された軸受
(図示せず)に軸支された第2フライホイール、
7はシヤーシ1の背面に植設されたピン1eが貫
通されると共にスプリング7aによつて上方への
ばね力が付勢されたヘツド台ロツク板(第3,4
図)にして、係合部7bがシヤーシ1に穿たれた
長孔1fに係合され、ここを支点として回動され
るようになつている。またこのヘツド台ロツク板
7にはシヤーシ1の長孔1gより突出する起立片
7cが形成されると共にヘツド台2に穿たれたロ
ツク長孔2eと係合される係合片7dと、該ロツ
ク長孔2eより突出する突出片7eとが形成され
ている。
而して今第4図において、カセツト8をセツト
すると、突出片7eがカセツト8によつてスプリ
ング7aのばね力に抗して押し下げられるので、
係合爪7dとヘツド台2のロツク長孔2eとの係
合が外れ、該ヘツド台2は図示されていないスプ
リングによつて前進、すなわち第3,4図にあつ
ては右方向、第1図にあつては上方向に移動す
る。
9はシヤーシ1に回転自在に軸支された供給リ
ール台にして、外周にギヤ9aが形成されてい
る。10は受け板5に植設された軸(図示せず)
に軸支された巻取リール台にして、第5図に示す
如くその外周上方にはギヤ10aが形成されると
共にその下部にはゴムローラ10bが、さらにそ
の下部にはシヤーシ1の上方に固定されたカウン
タ11との間に捲回するベルト12が嵌るベルト
溝10eが形成されている。この巻取リール台1
0は受け板5の軸に軸支される軸受13に嵌着さ
れており、この軸受13と巻取リール台10との
間に終端検知用第1アーム14と第2アーム15
とが嵌挿されている。そして第1アーム14に形
成された突起14aが第2アーム15に穿たれた
長孔15aに嵌挿されている。また第1、第2ア
ーム14,15間には弾発ばね16が介在されて
いる。
而して今巻取リール台10が回転すると、弾発
ばね16によつて第1アーム14が巻取リール台
10側に、第2アーム15が軸受13側に夫々圧
接されていることによつて第1、第2アーム1
4,15に同一回転方向への回転力が付与され
る。なお第1アーム14には後述するオートスト
ツプレバー32の突起32aと係合される二股片
14bが形成されている。
17はテイクアツプユニツトにして、そのレバ
ー17aの一端がシヤーシ1に軸支され、また略
中央にテイクアツププーリ17bが軸支されてい
る。このテイクアツププーリ17bの回転軸17
cはレバー17aより突出され、上記した巻取リ
ール台10のゴムローラ10bと摺接可能であ
る。またテイクアツプレバー17aの先端には後
述するセツトプレート20の当接前端縁20cと
当接される係合突起17dが形成され、かつ軸支
された側にはスプリング17eがシヤーシ1との
間に張設され、該レバー17aを時計方向に回動
している。すなわち係合突起17dをセツトプレ
ート20の当接前端縁20c側に押圧している。
18はモータにして、そのプーリ18からテイク
アツププーリ17b、第2フライホイール6、第
1フライホイール4を介してベルト19が捲回さ
れている。20はシヤーシ1に対し摺動自在に設
けられたセツトプレートにして、上記したピンチ
ローラユニツト3の延長片3dとカセツト装着状
態において当接する突片20aと、後述するレバ
ーアームの一端が挿入される切欠部20bと、上
記したテイクアツプユニツト17の係合突起17
dと常時当接される当接前端縁20cおよび後述
するカム板29cと常時当接される当接後端縁2
0dとが形成されている。なおこのセツトプレー
ト20はスプリング21によつて常時手前方向の
ばね力が付勢されている。または付勢アーム22
の他片はカム板29cと常時当接されている。2
4は後述する第1ギヤ25を軸支するシヤーシ1
に植設されている軸に軸支された制御レバーにし
て、一端が付勢アーム22が反時計方向に回動さ
れたとき、垂下片22aに当接されて時計方向に
回動され、このとき他端がオートストツプレバー
32に当接し、該レバー32を反時計方向に回動
させる。
25はシヤーシ1に軸受された第1ギヤにし
て、第9図の裏面図に示す如くその下面に偏心円
溝25aが形成されると共にその偏心円溝25a
の略中央にカム台25bと突起25cとが形成さ
れている。そして突起25cは偏心カム台25b
と偏心円溝25aの外周壁とが形成する最狭小溝
部25a1の中間と同心円上に位置して形成されて
いる。26はシヤーシ1に軸受されたプーリ27
の回転軸27aに固定された第2ギヤにして、上
記第1ギヤ25と噛合されている。なおプーリ2
7は第1フライホイール4の回転軸に設けられた
プーリ4bとの間にベルト28が捲回されてい
る。従つて第1フライホイール4が回転されると
第2ギヤ26を介して第1ギヤ25が回転され
る。
29はシヤーシ1に軸支され、上記第2ギヤ2
6と噛合される第3ギヤにして、2個所に第2ギ
ヤ26と噛合されない切欠部29aが形成されて
いる。またこの第3ギヤ29の上面にはカム歯2
9bとカム板29cとが一体に形成されている。
30は上記カム歯29bと噛合され、ソレノイド
31に通電され吸引されたときに上記噛合が解除
されるシヤーシ1に軸支されたロツクアームであ
る。
32は一端が後述するストツプレバー45に枢
着されたオートストツプレバーにして、その略中
央下面に設けられた突起32aが上記第1アーム
14の二股片14bに係合されている。また先端
に形成された三カ月状の係合突起32bは上記第
1ギヤ25の偏心円溝25a内に臨んでいる。な
おオートストツプレバー32の先端部には第1ギ
ヤ25の解除突起25dと係合される肩部32c
が形成されている。
而して第9図において巻取リール台10がテー
プ巻取り方向、すなわち矢印の方向に回転する
と、弾発ばね16によつて第1アーム14が巻取
リール台10側に圧接されているので、該第1ア
ーム14も矢印方向への回転力が付与される。従
つて二股片14bに突起32aが係合されている
オートストツプレバー32は時計方向への回動力
が付与される。これにより係合突起32bは第1
ギヤ25の偏心円溝25aの外周壁に沿う状態と
なる。また巻取リール台10がテープを供給す
る、すなわち矢印と反対方向に回転すると、第1
アーム14は上記と反対方向へ回転力が付与され
るので、オートストツプレバー32は上記とは反
対方向に回転力が付与され、従つて係合突起32
bはカム台25bの外周壁に沿う状態となる。そ
して上記何れの場合にあつてもテープの走行が停
止し、巻取リール台10の回転が停止すると、第
1アーム14がフリーな状態となるのでオートス
トツプレバー32に加えられていた付勢力も無く
なる。従つて第1ギヤ25が回転して係合突起3
2bが最狭小溝部25a1を通過した後はその軌跡
上に位置するので、該軌跡上にある突起25cと
係合される。これによりオートストツプレバー3
2は引き上げられた後、肩部32cが第1ギヤ2
5の解除突起25dと当接されて、係合突起32
bと突起25cとの係合が解除される。
33は略中央がシヤーシ1に軸支されたプレー
アームにして、一端にローラ33aが設けられ、
これが上記した第3ギヤ29のカム板29cと対
応している。またプレーアーム33の他端にはシ
ヤーシ1との間にスプリング33cが張設されて
おり、プレーアーム33を反時計方向に回動力を
付与している。従つて上記ローラ33aはカム板
29cと常時当接するようになつている。さらに
プレーアーム33の他端にはヘツド台2の下面に
突設された制御杆2fが対応している。
而してカセツト8を装着すると上記した理由よ
りしてカセツト台2は前進し、制御杆2fがプレ
ーアーム33に当接して止まる。この状態が待期
状態である。そして後述するプレーレバー44を
押すとソレノイド31が通電されロツクアーム3
0が吸引される。この結果ロツクアーム30とカ
ム歯29bとの噛合が解除されてカム板29cが
セツトプレート20(常時スプリング21によつ
て手前(第1,7,8図において下方)に引張ら
れている)の当接後端縁20dによつて少し回転
される。これにより第2ギヤ26と対向位置にあ
つた第3ギヤ29の切欠部29cがずれ、従つて
第3ギヤ29と第2ギヤ26とが噛合され、次の
切欠部29aが第2ギヤ26と対向するまで第3
ギヤ29は回転される。ギヤ29が回転されると
プレーアーム33のローラ33aはカム板29c
の大径部と当接されることによつてプレーアーム
33は時計方向に回動され、従つてヘツド台2は
さらに前進して再生または録音位置となる。そし
てこの状態からストツプレバー45を押し再びソ
レノイド31に通電させるとロツクアーム30と
カム歯29bとの噛合が解除され、今度はプレー
アーム33のローラ33aによつて少し回動され
る。これによつて第3ギヤ29は第2ギヤ26と
噛合されて該第3ギヤ29は回転される。従つて
ローラ33aはカム板29cの小径部と当接され
プレーアーム33は反時計方向に回動されてヘツ
ド台2を待期位置まで戻すものである。
34はシヤーシ1に軸支された早送りユニツト
にして、その上面に上記した供給リール台9のギ
ヤ9aまたは巻取リール台10のギヤ10aと選
択的に噛合するギヤ34aが設けられている。な
おギヤ34aは早送りユニツト34に軸支された
回転軸の上端に嵌着されているが、該回転軸の下
端には上記第1、第2フライホイール4,6と選
択的に当接されるゴムローラ34bが嵌着されて
いる。また早送りユニツト34には側方に後述す
る早送りアーム35と当接する突片34cが形成
されると共に後述するスライドレバー38と係合
される突起34dが形成されている。
35は後述する早送りレバー47先端に軸支さ
れた早送りアームにして、シヤーシ1と早送りユ
ニツト34との間にスプリング36,37が張設
されている。また早送りアーム35には後述する
巻戻しレバー48の先端と当接する起立片35a
が形成されると共に早送りレバー47の折曲部4
7cと当接する垂下片35bが形成されている。
38はシヤーシ1に植設されたガイドピンに一
端部38aが、シヤーシ1に穿たれた溝(図示せ
ず)に他端ガイド片38bが夫々案内されたスラ
イドレバーにして、上記早送りユニツト34の突
起34dと当接される段部38cと、上記プレー
アーム33の垂下片33bと当接される突片38
dとが形成されている。なおスライドレバー38
はスプリング39によつて常時手前(図において
下方)にばね力が付与されている。
而して早送りレバー47が押されると、早送り
アーム35はその垂下片35bが早送りレバー4
7の折曲部47cと当接した状態で前進する。こ
れにより早送りアーム35が早送りユニツト34
の突片34cに当接し、該早送りユニツト34を
時計方向に回転させる。従つてゴムローラ34b
が第1フライホイール4に当接し、ギヤ34aが
巻取リール台10のギヤ10aと噛合されるの
で、巻取リール台は高速で回転しテープを早送り
する。一方巻戻しレバー48が押されると、早送
りアーム35の起立片35aが巻戻しレバー48
の段部48cに当接され、スプリング36のばね
力に抗して時計方向に回転される。これにより早
送りユニツト34はスプリング36のばね力によ
つて反時計方向に回転される。従つてゴムローラ
34bが第2フライホイール6に当接し、ギヤ3
4aが供給リール台9のギヤ9aと噛合されるの
で、供給リール台9は高速で回転しテープを巻戻
す。
40は略中央がシヤーシ1の支持ピン1dに軸
支されたレバーアームにして、一端が後述するプ
レーレバー44に軸支され、他端がセツトプレー
ト20の切欠部20b内に臨んでいる。なおレバ
ーアーム40はスプリング41によつて常時反時
計方向への回転力が付与されている。
42はガイド溝42aによつてガイドされたポ
ーズレバーにして、先端に上記した支持ピン1d
を避けるために切欠溝42bが形成されている。
そしてこのポーズレバー42はシヤーシ1に植設
されセツトプレート20の溝20fを貫通したピ
ンに軸支されたポーズレバーロツク板43に係
合、離脱自在となつている。すなわち、一度ポー
ズレバー42を押すと、ロツク板43に突杆42
cが係合され押した状態を保持し、また再度押す
とロツク板43と突杆42cとの係合が外れ元の
位置に戻る公知のものである。
44は2つのロツク片44a,44a′とを有す
るプレーレバー、45はロツク片45aを有し、
かつガイド溝45bによつてガイドされたストツ
プレバーにしてスプリング46によつて常時手前
(図において下方)にばね力が付与されている。
47はロツク片47aを有し、かつガイド溝47
bによつてガイドされた早送りレバー、48はロ
ツク片48aを有し、かつガイ溝48bによつて
ガイドされた巻戻しレバーにして、該レバー48
の先端と上記早送りレバー47の先端とが補助レ
バー49に当接されている。そしてこの補助レバ
ー49と上記早送り、巻戻しレバー47,48と
にはスプリング50〜52によつて常時手前(図
において下方)にばね力が付与されている。
53はロツク片53aを有し、かつガイド溝5
3bによつてガイドされた録音レバーにして、ス
プリング54によつて常時手前(図において下
方)にばね力が付与されている。なお図示されて
いないが、各レバー42,44,47,48,5
3は各ロツク片の後方においてシヤーシ1と案内
板(図示せず)との間で支持され、従つてプレー
レバー44を除く他のレバーはガイド溝と該案内
板との2個所で支持され直接移動するようになつ
ている。
56はシヤーシ1の側面において下方に折曲さ
れた取付片1hに植設されたピン1iに軸支され
た曲間検出レバー、57は上記取付片1hに植設
されたピン1jに軸支されたロツク板にして、常
時巻ばね58によつて時計方向(第12図)への
回転力が付与されている。そしてロツク板57の
一端は曲間検出レバー56の突片56aと係合さ
れ、他端は後述する第3ロツク板76の回動を制
御する制御板59の一端59aと係合する爪57
aが形成されている。また曲間検出レバー56の
下部先端56bは制御板59の一端と当接されて
いる。この制御板59は巻ばね60によつて時計
方向(第19図)、すなわち一端が曲間検出レバ
ー56の下部先端56bに押圧されるようなばね
力が付与され、他端は第3ロツク板76に当接さ
れている。
而して第11〜12図において曲間検出レバー
56を回動〔第12図において時計方向に回動し
(二点鎖線)〕すると、下部先端56bが制御板5
9を巻ばね60のばね力に抗して反時計方向(第
19図)に回転される。またこれと同時にロツク
板57は突起56aが移動するので、巻ばね58
のばね力によつて時計方向(第19図)への回転
力が付与される。従つてロツク板57の爪57a
は当初制御板59に当接しているが、該制御板5
9の回転に伴つて爪57aの上方に制御板59の
一端が位置されるので、巻ばね58のばね力によ
つてロツク板57の爪57aと制御板59は係合
されてロツクされる。一方ロツクの解除は曲間検
出レバー56を戻すことによつて突起56aがロ
ツク板57を巻ばね58のばね力に抗して反時計
方向に回動され、従つて爪57aと制御板59と
は離脱される。
60はシヤーシ1の側面において下方に折曲さ
れた取付片1kに植設されたピン1lに軸支され
たエジエクトレバー、61は同じく取付片1kに
植設されたピン1mに軸支されたサブエジエクト
レバーにして、上記エジエクトレバー60を取付
片1kとの間に張設されたスプリング62のばね
力に抗して回動(第13〜15図において右方
に)すると、サブエジエクトレバー61の突片6
1aと当接して巻ばね63のばね力に抗して該レ
バー61は同じく右方に回動される。この右方へ
の回動によつて鉤部61bに係合されていたカセ
ツト部を被う蓋体64の係合杆64aが離脱す
る。従つて蓋体64は開放される。またエジエク
トレバー60の回動に伴つて、該レバー60はヘ
ツド台2に取付けられた補助板65と当接し、該
補助板65を右方に移動させ、従つてヘツド台2
を最初の位置まで戻す。これによりヘツド台ロツ
ク板7の突出片7eがヘツド台2のロツク長孔2
eよりさらに突出し、これらの一端の動作にて係
合爪7dがロツク長孔2eに係合され、ヘツド台
2を最初の位置でロツクする。
66はシヤーシ1の側面において下方に折曲さ
れた取付片1nに植設されたピン10に軸支され
たオートリピートレバー、67は同じく取付片1
nに植設されたピン1pに軸支されたリピートロ
ツク板にして、オートリピートレバー66とリピ
ートロツク板67間にはスプリング68が張設さ
れていて、オートリピートレバー66の突片66
aとリピートロツク板67の折曲片67aとが常
時当接するように作用している。69はシヤーシ
1とヘツド台2との間に介在され前後方向(第1
3〜15図において左右方向)に移動可能なリピ
ートスライドレバーにして、スプリング70によ
つて常時後方(図において右方向)へのばね力が
付与されている。そしてこのリピートスライドレ
バー68の右方には垂下片69aが形成され、こ
れにロツク杆69bが植設されている。
而してオートリピートレバー66を前方(図に
おいて左方)に押すと、該レバー66がリピート
スライドレバー69の突片69cに当接し、該レ
バー69を左方に移動させる。またオートリピー
トレバー66が回動するとスプリング68によつ
てリピートロツク板67も同方向に回動され、従
つてリピートロツク板67の係合凹部67bにロ
ツク杆69bが係合されて、リピートスライドレ
バー69を移動状態に保持する。一方オートリピ
ートレバー66を後方(図において右方)に戻す
と、突片66aが折曲片67aを押すので、リピ
ートロツク板67をオートリピートレバー66と
同方向に回動され、従つて係合凹部67bはロツ
ク杆69bより離脱する。これによりリピートス
ライドレバー69はスプリング70によつて右方
に移動し、元の位置に戻る。
第16図において71はシヤーシ1に一端が軸
支された略へ字状のリール台停止板にして、他端
に上記したピンチローラユニツト3の延長片3d
と当接するピン71aが設けられている。そして
このピン71aとシヤーシ1との間にはスプリン
グ72が張設されており、該ピン71aが常時延
長片3dと当接するように作用している。またリ
ール台停止板71の頂部には巻取リール台10の
ギヤ10aと噛合可能な歯部71bが形成されて
いる。従つて今エジエクトレバー60を操作する
とヘツド台2が後退し、ピンチローラユニツト3
が時計方向に回転されることによつて該ユニツト
3の延長片3dでピン71aが押される。従つて
リール台停止板71の歯部71bが巻取リール台
10のギヤ10aと噛合され、該巻取リール台1
0の回転を停止させる。
なおエジエクトレバー60を操作した場合に巻
取リール台10を強制的に停止させる別の手段と
しては第17,18図のものも考えられる。すな
わち略く字状をしたリール台停止板73を上記し
た支持ピン1dに中央部を軸支されると共に一端
をヘツド台2のピン2gに常時当接され、また他
端が巻取リール台10に対応している。従つてエ
ジエクトレバー60を操作しヘツド台2が後退す
るとピン2gがリール台停止板73を反時計方向
に回動させ、先端が巻取リール台10のギヤ10
aに圧接される。これによつて巻取リール台10
は回転を停止される。
また他の実施例としては、第18図に示す如く
ヘツド台ロツク板7の一部を延長して停止片7f
を形成すると共にその先端に係合突起7gを設
け、一方巻取リール台10に縦孔10dを複数個
設ける。これによりエジエクトレバー60を操作
してカセツト8が除去されヘツド台ロツク板7が
スプリング7aによつて元の状態になると、停止
片7fの係合突起7gが巻取リール台10の裏面
に圧接され、最終的に縦孔10d内に嵌入され
る。従つて巻取リール台10の回転は停止され
る。
第19〜21図において、74,75,76は
シヤーシ1に枢着されたシヤフト77に各々軸支
された第1〜第3ロツク板にして、夫々図示され
ない巻ばねによつて水平状態を保持している。そ
して第1ロツク板74には早送りレバー47と巻
戻しレバー48および録音レバー53に形成され
た各ロツク片47a,48a,53aが相対応
し、また第2ロツク板75にはストツプレバー4
5とプレーレバー44に形成された各ロツク片4
5aと44aの一方が相対応し、さらに第3ロツ
ク板76にはプレーレバー44に形成された他の
ロツク片44a′が夫々対応している。また第1ロ
ツク板74には第2ロツク板75と隣接する端部
に該第3ロツク版76の段部76aと対応して同
じく段部75aが形成されている。
而して第1ロツク板74は単独で下降するが、
第2ロツク板75は、これが下降する時に、第1
ロツク板74を下降させると共に、第3ロツク板
76をも下降させる。しかし第2、第3ロツク板
75,76の段部75a,76aは初めから隙間
が形成されているので、第2ロツク板75の下降
の途中より第3ロツク板76を下降させることと
なる。
次に、各ロツク板と、これに対応する各ロツク
片との形状について第21A〜E図と共に説明す
る。
第3ロツク板76は上昇傾斜面76b1と、これ
に連らなる垂直面76b2とより形成された鉤部7
6bを有し、またプレーレバー44のロツク片4
4a′は上記傾斜面76bと摺接して第3ロツク板
76を下降させ、かつ傾斜面76b1を過ぎたとこ
ろで垂直面76b2と係合される鉤部44a1′を有
する。第2ロツク板75は上昇傾斜面75b1と、
これに連なる急下降傾斜面75b2と、更に緩下降
傾斜面75b3と、これに連なる垂直面75b4とよ
り形成された下降量制御部75bを有し、またプ
レーレバー44のロツク片44aは、上記下降量
制御部75bと係合されない突部44a1が形成さ
れている。そしてロツク片44aの突部44a1
下降量制御部75bの頂部を通過した時の第2ロ
ツク板75の下降量によつて第3ロツク板76も
下降される。また第2ロツク板75にはもう1つ
の下降量制御部75cが形成されている。即ち上
昇傾斜面75c1と、これに連なる下降傾斜面75
c2および垂直面75c3とより形成された下降量制
御部75cを有し、その頂部の高さは上記他の下
降量制御部75bの頂部までの高さと同じであ
る。そしてストツプレバー45のロツク解除片4
5aは下降量制御部75cと係合されない突部4
5a1が形成されている。そしてロツク解除片45
aが頂部を通過することによつて、第1ロツク板
74と第3ロツク板76も下降しロツクされてい
た場合には解除される。第1ロツク板74は早送
りレバー47と巻戻しレバー48のロツク片47
a,48aと対応して、上昇傾斜面74b1と、こ
れに連なる下降傾斜面74b2と、更に垂直面74
b3とより形成された鉤部74bを有し、また早送
りレバー47と巻戻しレバー48のロツク片47
a,48aは上記上昇傾斜面74b1、下降傾斜面
74b2と摺接して垂直面74b3と係合させる鉤部
47a1,48a1を有する。また第1ロツク板74
には、上記傾斜面74c1と、これに連なる垂直面
74c2とより形成された鉤部74cを有し、また
録音レバー53のロツク片53aは上記傾斜面7
4c1と摺接して垂直面74c2と係合される鉤部5
3a1を有する。
第8図および第19図において、77はスイツ
チ制御用スライドレバーにして、スプリング78
によつて常時右方に移動している。そしてこのス
ライドレバー77には、プレーレバー44のロツ
ク片44a、早送りレバー47のロツク片47
a、巻戻しレバー48のロツク片48aおよび録
音レバー53のロツク片53aに対応する部分に
傾斜部77aが設けられており、上記何れのレバ
ーを押した場合でもスライドレバー77はスプリ
ング78のばね力に抗した方に移動する。尚、ス
ライドレバー77には傾斜面77aに対向する如
く、他の操作レバーが操作されているときに録音
レバー53の操作を阻止する公知の録音レバー阻
止板(図示せず)が設けられている。
第22図は回路図を示し、S1は電源スイツチ、
S2はタイマーを操作しない時には通常閉で、タイ
マーを操作し設定時間になるまで開状態となるタ
イマースイツチ、S3はスイツチ制御用スライドレ
バー77がスライドした時に閉じられるスイツ
チ、S4は早送りレバー47および巻戻しレバー4
8を操作し補助レバー49が移動した時に開らか
れるスイツチ、S5は第2ロツク板75が下降する
と閉じられるスイツチ、S6はプレーアーム33の
回動によつてスライドレバー38がスライドした
時に開らかれるスイツチ、S7はリピートスライド
レバー69がスライドした時に閉じられるスイツ
チ、S8はストツプレバー45が操作されると閉じ
られるスイツチ、S9は上記スライドレバー38が
スライドした時に閉じられるスイツチ、S10は録
音レバー53が操作されると閉じられるスイツ
チ、S11は上記補助レバー49が移動した時に閉
じられるスイツチ、S12,S13は図の機構図に示さ
れていないリモートコントロールスイツチにし
て、S12はプレー動作を行う時に閉じ、S13はスト
ツプ動作する時に閉じるスイツチ、S14は機構図
に示されていないメモリースイツチ、S15はカウ
ンタ11の計数が999になると閉じられるカウン
タスイツチである。Psは曲間検出レバー56を
操作した時に閉じられるスイツチ、MSは曲間を
検出する回路、Aは増幅器である。なお18,3
1は上記したモータとソレノイドである。
次に動作を上記した構成に基いて説明する。
プレー動作 先ずカセツト8をヘツド台2に載置すると、ロ
ツク板7の突出片7eが下方に押圧されるので、
係合爪7dとヘツド台2のロツク長孔2eとの係
合が外れる。従つてヘツド台2はその下面に設け
られた制御杆2fがプレーアーム33に当接する
まで前進する。そしてこの状態においてヘツド台
2のヘツド2a,2bはカセツト8の窓に少し挿
入される。
一方ヘツド台2が前進するとピンチローラユニ
ツト3の突片3cの係合が外れるので、該ユニツ
ト3はスプリング3bによつて回転し延長片3d
がセツトプレート20の突片20aに当接し、こ
れによつてユニツト3は停止する。この時ピンチ
ローラ3aとキヤプスタン4aとは当接していな
い(第23図)。
この状態においてプレーレバー44を押すと、
ロツク片44a′の鉤部44a1′が第3ロツク板7
6の鉤部76bと係合される。またロツク片44
aが第2ロツク板75を押し下げるので、その下
面に位置するスイツチS5が閉じられ、さらにロツ
ク片44aによつてスライドレバー77が移動し
てスイツチS3が閉じられる。従つて電源スイツチ
S1およびタイマースイツチS2が閉じられていれ
ば、モータ18に通電される。またスイツチS4
S6とが常閉接点であることによつてソレノイド3
1に通電される。ソレノイド31に通電されると
ロツクアーム30が吸引されて、カム歯29bと
のロツクが外れる。そしてセツトプレート20に
よつてカム板29cが少し回転され第3ギヤ29
が第2ギヤ26と噛合される。ここでモータ18
が回転しているのでベルト19によつて第1フラ
イホイール4が回転されている。従つてベルト2
8を介してプーリ27が回転され、第2ギヤ26
が回転されるので、第3ギヤ29は略180度回転
される。第3ギヤ29の回転によつてカム板29
cの大径部がプレーアーム33のローラ33aと
対応し、これによつてプレーアーム33は回動し
ヘツド台2の制御杆2fと離れ、従つてヘツド台
2はストツパー長孔2dがピン1bに当接するま
で、さらに前進する。
一方セツトプレート20は、当接前端縁20d
がカム板29cの小径部と対応するので、スプリ
ング21によつて引かれ、従つてピンチローラユ
ニツト3の延長片3dは突片20aから離れる。
これによつてユニツト3は回転されてピンチロー
ラ3aがキヤプスタン4aに圧接される。
さらにセツトプレート20が引かれることによ
り当接後端縁20cにて規制されているテイクア
ツプユニツト17の係合突起17dはスプリング
17eによつて当接後端縁20cに追従して移動
する。これによりレバー17aが回動されて回転
軸17cが巻取リール台10のゴムローラ10b
に当接される。従つてテイクアツププーリ17b
はベルト19によつて回転されるので、巻取リー
ル台10は回転される(第24図)。
以上述べた如く、モータ18の回転によつて巻
取リール台10、第1フライホイール4の回転軸
であるキヤプスタン4aが回転され、かつアンプ
Aが動作することによつてテープは再生される。
プレー動作よりストツプ動作 ストツプレバー45を押すとロツク解除片45
aによつて第2ロツク板75が押し下げられれる
ので、第2ロツク板76はさらに押し下げられ、
従つてブレーレバー44のロツク片44a′と第3
ロツク板76との係合が外れ、後述するレバーア
ーム40によつて復帰される。またストツプレバ
ー45のロツク解除片45aがスイツチS8を閉じ
る。一方プレーアーム33が回動されているの
で、これと当接しているスライドレバー38が押
され、スイツチS6を開放し、スイツチS9を閉じて
いる。従つてソレノイド31に通電され、ロツク
アーム30とカム歯29bとのロツクが外れ、カ
ム板29cが少し回転して第3ギヤ29と第2ギ
ヤ26とが噛合される。これにより第3ギヤ29
は略180度回転するので、プレーアーム33は元
の位置に戻る。従つてプレーアーム33が制御杆
2fに当接し、ヘツド台2を中間位置まで戻す。
一方セツトプレート20がスプリング21のばね
力に抗して引かれるので、当接後端縁20cがテ
イクアツプユニツト7をスプリング17eのばね
力に抗して元の状態に戻される。従つて回転軸1
7cが巻取リール台10のゴムローラ10bから
離れるので、巻取リール台10の回転は停止され
る。またセツトプレート20が引かれると、突片
20aがピンチローラユニツト3の延長片3dを
押すことにより、該ユニツト3は回動されてピン
チローラ3aがキヤプスタン4aより離開され
る。
以上述べた如く、巻取リール台10の回転が停
止し、ピンチローラ3aがキヤプスタン4aより
離れるので、テープの走行は停止する。またスラ
イドレバー77が元の位置に戻るので、スイツチ
S3が開放され、モータ18、アンプAへの通電も
遮断される。
次にエジエクトレバー60を引くと、ヘツド台
2が後退し終ると同時にサブエジエクトレバー6
1が回動されて鉤部61bと蓋体64の係合杆6
4aとの係合が解除される。従つて蓋体64は回
動されるので、カセツト8はヘツド台2より解放
される。またヘツド台2の移動に伴つて係合爪7
dが該ヘツド台2の裏面によつて押し下げられ、
かつロツク長孔2eの端面が通過すると該長孔2
e内に臨むので、エジエクトレバー60より手を
離すと係合爪7dと長孔2eとは係合される。こ
れによつてエジエクトは終了する。
録音動作 カセツト8をヘツド台2に装填した状態で録音
レバー53を押すと、ロツク片53aの鉤部53
a1が第1ロツク板74の鉤部74cと係合され
る。録音レバー53が押されるとスイツチS10
閉じられると共に図示されていない録音回路が動
作する。また録音レバー53のロツク片53aが
スライドレバー77を移動させるので、スイツチ
S3が閉じられる。従つてモータ8が動作すると共
にソレノイド31が通電されるので、上記したプ
レー状態と同様な動作によつてヘツド台2はさら
に前進し、かつセツトプレート20が後退するの
でピンチローラ3aがキヤプスタン4aに圧接さ
れ、また回転軸17cが巻取リール台10のゴム
ローラ10bに当接する。従つてテープが走行す
るので、録音が開始される(第24図)。なおプ
レーレバー44はアームレバー40によつて引か
れ第3ロツク板76と係合される。
早送り動作 カセツト8をヘツド台2に装填した状態で早送
りレバー47を押すと、ロツク片47aが第1ロ
ツク板74の鉤部74bと係合される。また早送
りレバー47が押されると早送りアーム35が移
動すると共に垂下片35bが曲折部47cと当接
しているので、早送りアーム35が早送りユニツ
ト34の突片34cを押す。これにより早送りユ
ニツト34は回動して、そのキヤ34aが巻取リ
ール台10のギヤ10aと噛合される。またゴム
ローラ34bが第1フライホイール4と圧接され
る。一方早送りレバー47が押されると、ロツク
片47aがスライドレバー77を移動させるの
で、スイツチS3が閉じられモータに通電される。
従つて巻取リール台10が高速で回転する(第2
5図)。
またストツプレバー45を押すと第2ロツク板
75が下降されるので、第1ロツク板74も下降
される。これにより早送りレバー47と第1ロツ
ク板74との係合が解除され、該レバー47は元
の状態に戻る。従つて早送りアーム35も元の状
態に戻るので、早送りユニツト34も戻つて、ギ
ヤ34aとギヤ10aとの噛合が外れ、かつゴム
ローラ34bも第1フライホイール4から離れ
る。またスライドレバー77も戻つてスイツチS3
が開放されストツプ状態となる。
巻戻し動作 カセツト8をヘツド台2に装填した状態で巻戻
しレバー48を押すと、ロツク片48aが第1ロ
ツク板74の鉤部74bと係合される。また巻戻
しレバー48が押されると早送りアーム35がス
プリング36のばね力に抗して回動されるので、
早送りユニツト34がスプリング37のばね力に
よつて引かれて回動し、そのギヤ34aと供給リ
ール台9のギヤ9aとが噛合される。またゴムロ
ーラ34bが第2フライホイール6と圧接され
る。一方巻戻しレバー48が押されると、ロツク
片48aがスライドレバー77を移動させるの
で、スイツチS3が閉じられモータ18に通電され
る。従つて供給リール台9が回速で逆回転される
(第26図)。
またストツプレバー45を押すと、第2ロツク
板75が下降されるので、第1ロツク板74も下
降される。これにより巻戻しレバー48と第1ロ
ツク板74との係合が解除され、該レバー48は
元の状態に戻る。従つてスプリング36のばね力
によつて、早送りアーム35も戻り早送りユニツ
ト34を元の状態に戻す。これによりギヤ34a
とギヤ9aとの噛合が外れ、かつゴムローラ34
bも第2フライホイール6から離れる。またスラ
イドレバー77も戻つてスイツチS3が開放されス
トツプ状態となる。
プレーまたは録音動作時におけるオートストツプ
動作 前記したようにプレーまたは録音動作時にはヘ
ツド台2が録再位置まで前進し、かつ巻取リール
台10が回転しているので、終端検知用第1、第
2アーム14,15は巻取リール台10と同一回
転方向に回動力が付与されている。従つて第1ア
ーム14に係合されたオートストツプレバー32
も同一方向に回動力が付与され、その先端に設け
られた係合突起32bは第1ギヤ25の偏心円溝
25aの外周壁に圧接されている。一方第1ギヤ
25は第2ギヤ26と噛合され、かつ該第2ギヤ
26は第1フライホイール4との間にベルト28
が捲回されているので、第1ギヤ25は回転して
いる。従つて係合突起32bが外周壁に圧接され
た状態で第1ギヤ25は回転され、係合突起32
bと突起25cとは係合されることはない。
そしてテープの全てが巻き取られ巻取リール台
10の回転が停止すると、係合突起32bを外周
壁に圧接していた外力がなくなるため、該係合突
起32bは最狭小溝部25a1を通過した後、その
軌跡位置に保持される。この軌跡上には突起25
cが位置するので、第1ギヤ25の回転によつて
係合突起32bと係合される。これによつてオー
トストツプレバー32は引かれ、ストツプレバー
45を引く。このストツプレバー35が引かれる
ということは、ストツプレバー35を押したこと
と同様であり、従つて前記したプレー状態からス
トツプ動作と同様な動作によつてストツプ状態と
なる。また上記係合突起32bと突起25cとが
係合された後は、第1ギヤ25の回転に伴つてオ
ートストツプレバー32の肩部32cが第1ギヤ
25の解除突起25dと当接し、係合突起32b
と突起25cとは係合が解除され、従つてストツ
プレバー45は元の位置まで戻る。
早送り時におけるオートストツプ動作 前記したように早送り時にはヘツド台2が中間
位置にあり、かつ巻取リール台10はプレー状態
と同じ方向に高速回転している。従つて係合突起
32bは第1ギヤ25の偏心円溝25aの外周壁
に圧接されている。そして巻取リール台10の回
転が停止すると、前記したと同様な動作によつて
係合突起32bと突起25cとが係合され、以下
の動作はプレーおよび録音時の動作と同様なので
説明は省略する。
なおストツプレバー45が引かれスイツチS8
閉じられてもヘツド台2が中間位置にあるので、
スイツチS9は開放されたままであり、ソレノイド
31に通電されることはない。
巻戻し時におけるオートストツプ動作 前記したように巻戻し時にはヘツド台2が中間
位置にあり、かつ巻取リール台10はプレー状態
とは逆方向に高速回転している。従つてオートス
トツプレバー45は前記した場合とは逆方向に回
動力が付与されているので、係合突起32bは第
1ギヤ25の偏心円溝25a内のカム台25bに
圧接される。これにより巻取リール台10が回転
している間は第1ギヤ25は係合突起32bがカ
ム台25bに圧接された状態で回転される。そし
て巻取リール台10の回転が停止すると、係合突
起32bは最狭小溝部25a1を通過した後、その
軌跡位置に保持される。この軌跡上には突起25
cが位置するので、第1ギヤ25の回転によつて
係合突起32bと係合される。以下早送り時にお
けるオートストツプ動作と全く同様な動作なので
説明は省略する。
プレーおよび録音時におけるポーズ動作 前記したようにプレーおよび録音時にはヘツド
台2が録再位置にあり、かつ巻取リール台10が
回転している。ここでポーズレバー42を押すと
ロツク板43によつてロツクされると共にセツト
プレート20が押されテイクアツプユニツト17
を回動させる。これによつて回転軸17cが巻取
リール台10のゴムローラ10bより離れ、該巻
取リール台10の回転は停止する。すなわち前記
したプレーおよび録音状態でテープの走行が停止
したと同じ状態となるが、しかしここでは付勢ア
ーム22がスプリング23のばね力によつて回動
され、制御レバー24を回動させる。従つて制御
レバー24に当接しているオートストツプレバー
32をプレーあるいは早送り状態と同じ方向に回
動させ、係合突起32bを偏心円溝25aの外周
壁に当接させる。これによつて第1ギヤ25が回
転している間、係合突起35bと突起25cとは
係合されず、すなわちプレーまたは録音状態がス
トツプされることはない(第27図)。
早送りあるいは巻戻し時におけるオートストツプ
動作 早送りあるいは巻戻し時にはヘツド台2が中間
位置にあり、かつ巻取リール台10が高速回転し
ている。ここでポーズレバー42を押しても、カ
ム板29の大径部がセツトプレート20と付勢レ
バー22と当接しているので、両レバー20,2
2は何等影響されず、従つて付勢レバー22がオ
ートストツプレバー32に対し何等の外力も加え
ることはない。すなわちテープが巻き取られ、あ
るいは巻き戻された後における前記したオートス
トツプ動作と同様な動作によつてオートストツプ
動作が働くものである。
キユー動作 プレー状態において早送りレバー47を押す
と、早送りアーム35を介して早送りユニツト3
4を回動させギヤ34aを巻取リール台10、ギ
ヤ10aに噛合させ、かつゴムローラ34bを第
1フライホイール4に圧接させる。早送りレバー
47を押すとスライドレバー38を介してスイツ
チS9が閉じられ、また補助レバー49を介してス
イツチS11が閉じられるのでソレノイド31に通
電される。これによつてカム板29cが回転しア
ームレバー33が回動されてヘツド台2が中間位
置に戻されると共にピンチローラ3aがキヤプス
タン4aから離れ、かつ回転軸17cが巻取リー
ル台10のゴムローラ10aから離れる。従つて
巻取リール台10は高速回転され早送り状態とな
る。また第1ロツク板74が下降しても第3ロツ
ク板76は下降しないので、プレーレバー44は
第3ロツク板76にロツクされた状態を保持す
る。なおセツトプレート20によつてはレバーア
ーム40は回動されることがないので、プレーレ
バー44は戻されることはない。
そして早送りレバー47より手を離すと早送り
アーム35が戻り、早送りユニツト34も戻つて
ギヤ34aと巻取リール台10のギヤ10aとの
噛合が外れ、かつゴムローラ34bが第1フライ
ホイール4より離れ早送り状態は解除される。ま
た早送りレバー47が戻つたことによりスライド
レバー38と補助レバー49が戻るので、スイツ
チS6とS4とが閉じられ(スイツチS5は第2ロツク
板75が下降されているので閉、スイツチS3はス
ライドレバー77が移動しているので閉)、従つ
てソレノイド31に通電される。これによりカム
板29cが回転しアームレバー33が回動されて
ヘツド台2が録再位置に、またセツトプレート2
0が移動してピンチローラ3aがキヤプスタン4
aに圧着され、回転軸17cが巻取リール台10
のゴムローラ10aに当接される。従つて再びプ
レ状態に戻るものである。
レビユー動作 プレー状態において巻戻しレバー48を押す
と、早送りアーム35が回動されてスプリング3
7を介して早送りユニツト34を引くが、この時
早送りユニツト34の突起34dがスライドレバ
ー38の段部38cに当接するので、ギヤ34a
と供給リール台9のギヤ9aとは噛合されない。
すなわちプレー状態が解除される以前にテープを
逆方向に引張るのを防止している。そして巻戻し
レバー48が押されているので、補助レバー49
によつてスイツチS11が閉じられ(スイツチS9
スライドレバー38によつて閉じられている)る
ので、ソレノイド31に通電される。これにより
上記したキユー動作と同様にヘツド台2が中間位
置に戻り、ピンチローラ3aがキヤプスタン4a
より離れ、回転軸17cが巻取リール台10のゴ
ムローラ10aより離れる。またプレーアーム3
3が回動されることによつて、早送りユニツト3
4の突起34dとスライドレバー38の段部38
cとの係合が外れる。早送りユニツト34はさら
に回動し、ギヤ34aと供給リール台9のギヤ9
aとが噛合され、かつゴムローラ34bが第2フ
ライホイール6に圧接されて、巻戻し状態とな
る。
そして巻戻しレバー48より手を離すと、早送
りアーム35と早送りユニツト34が元の状態に
戻つて、ギヤ34aと供給リール台9のギヤ9a
との噛合が外れ、かつゴムローラ34bが第2フ
ライホイール6より離れて巻戻し状態は解除され
る。以下キユー動作と同様な動作によつて再びプ
レー状態に戻るものである。
クイツクレビユー 録音状態において巻戻しレバー48を押すと、
ロツク片48aによつて第1ロツク板74を下降
させるので、録音レバー53と第1ロツク板74
との係合が外れ録音回路は停止する。しかしプレ
ーレバー44は前記したキユー、レビユー動作と
同様にロツクされた状態に保持されている。なお
巻戻しレバー48は第2ロツク板75がプレーレ
バー44によつて下降されていることによつて、
ロツク片48aと第1ロツク板74とが係合され
ることはない。また前記したキユー、レビユー動
作においても、上記と同様な理由によつて早送り
レバー47と巻戻しレバー48とは夫々第1ロツ
ク板74と係合されることはない。
そして巻戻しレバー48が押されたことによつ
て前記したレビユー動作と同様な動作によつて巻
戻し状態となり、かつ巻戻しレバー48より手を
離すとプレー状態となる。従つて録音した部分を
巻戻しレバー48の操作のみで、再生することが
できるものである。
オートリピート動作 録再および早送り、巻戻しの何れも行つていな
い時にオートリピートレバー66をロツクする
と、スイツチS7が閉じられるのでモータ18が動
作する。またオートリピートレバー66によつて
リピートスライドレバー69が前進し、該レバー
69に設けられた係合片69dが早送りレバー3
5の起立片35aを押すので、該早送りレバー3
5が回動されてスプリング37を介して早送りユ
ニツト34を回動させる。従つてギヤ34aが供
給リール台9のギヤ9aと噛合されると共にゴム
ローラ34bが第2フライホイール6に圧接され
て巻戻し状態となる。
そしてテープの全てが巻戻され巻取リール台1
0の回転が停止すると、前記したオートストツプ
動作によつてストツプレバー45が引かれる。こ
こでスイツチS7が閉じられており、かつヘツド台
2が中間位置であることからしてスイツチS4,S6
は閉、またストツプレバー45が引かれ第2ロツ
ク板75が下降されることによつてスイツチS5
閉となるので、ソレノイド31に通電される。従
つてプレーアーム33が回動されヘツド台2が録
再位置まで前進し、またセツトプレート20が手
前に移動するので、ピンチローラ3aとキヤプス
タン4aとが圧接され、回転軸17cと巻取リー
ル台10のゴムローラ10aとが当接される。さ
らにプレーアーム33の回動によつてスライドレ
バー38が前進されるので、段部38cが早送り
ユニツト34の突起34dを押し、該早送りユニ
ツト34を少し回動させギヤ34aと供給リール
台9のギヤ9aとの噛合を解除すると共にゴムロ
ーラ34bと第2フライホイール6とを離す。従
つてプレー状態となる。なおセツトプレート20
が手前に移動するとレバーアーム40が回動さ
れ、従つてプレーレバー44は引かれ、第3ロツ
ク板76によつてロツクされて、外見からもプレ
ー動作中であることを知ることができる。
そしてプレー動作が終了し巻取リール台10の
回転が停止すると、前記したオートストツプ動作
が働き、プレーアーム33が回動する。これによ
つてスライドレバー38が前進し、段部38cと
早送りユニツト34の突起34dとの係合が外
れ、従つて該早送りユニツト34は回動されギヤ
34aと供給リール台9のギヤ9aとが噛合さ
れ、かつゴムローラ34bと第2フライホイール
6とが圧接されて巻戻し状態となる。以下上記し
た動作と同様に巻戻しが終了するとプレー動作が
開始されて、オートリピート動作となる。
録音動作中からオートリピート動作 録音動作中においてオートリピートレバー66
をロツクすると、前記したプレー動作中における
と同様な動作によつて巻戻されることなく録音動
作が行われる。そして録音が終了し巻取リール台
10の回転が停止するとオートストツプ動作が行
われ録音レバー53が解除されると共に巻戻し動
作が開始される。以下上記したプレー動作におけ
るオートリピート動作と同様な動作によつて巻戻
しが行われた後にプレー状態となる。
マニアルオートリピート動作 オートリピートレバー66をロツクした状態で
プレー動作が行われていると、プレー動作の終了
でオートストツプ動作が働いて巻戻しが行われる
のであるが、上記プレー動作の終了前に巻戻しを
行いたい場合はストツプレバー45を押す。該レ
バー45が押されるとスイツチS8が閉じられ(ス
イツチS7はオートリピートレバー66がロツクさ
れているので閉、スイツチS9はプレーアーム33
が時計方向に回動されスライドレバー38が前進
しているので閉)るので、ソレノイド31に通電
される。従つてプレーアーム33が回動されヘツ
ド台2が中間位置まで後退し、またセツトプレー
ト20が前進するので、ピンチローラ3aがキヤ
プスタン4aより、回転軸17cが巻取リール台
10から夫々離れる。またプレーアーム33の回
動によつてスライドレバー38が後退し早送りユ
ニツト34の規制を解除するので、早送りユニツ
ト34は回動してギヤ34aが供給リール台9の
ギヤに噛合され、ゴムローラ34bが第2フライ
ホイール6に圧接される。従つて巻戻し状態とな
る。
そして巻戻し状態よりプレー状態にするには、
再びストツプレバー45を押すと、スイツチS5
閉じられ、またヘツド台2が中間位置であること
からしてスイツチS4,S6が閉、さらにオートリピ
ートレバー66のロツク状態によりスイツチS7
閉となつているのでソレノイド31に通電され
る。以下上記したオートリピート動作の巻戻し状
態からオートストツプが働きプレー状態となる動
作と同じ動作なので説明は省略する。
オートリピート動作における早送り動作 オートリピートレバー66をロツクした状態で
プレー動作が行われている時に早送り動作を行う
ために早送りレバー47を押すと、ロツク片47
aが第1ロツク板74の鉤部74bと係合され
る。また早送りレバー47の前進によりスライド
レバー38が前進しスイツチS9が閉じられ、かつ
補助レバー49も前進しスイツチS11が閉じられ
るので、ソレノイド31に通電される。従つて上
記したオートリピート動作におけるプレー動作中
にストツプレバー45を押した時と同様な動作に
よつてヘツド台2が中間位置に後退し、ピンチロ
ーラ3aがキヤプスタン4aより、回転軸17c
が巻取リール台10から夫々離れる。そして早送
りレバー47が押されているので、早送りアーム
35が移動して早送りユニツト34の突片34c
を押して該早送りユニツト34を回動させる。従
つてギヤ34aが巻取リール台10のギヤ10a
と噛合され、かつゴムローラ34bが第1フライ
ホイール4と圧接されて早送り状態となる。
この早送り状態においてストツプレバー45を
押せば、上記したマニアルリピート動作の巻戻し
からプレーへの動作と同様な動作によつててプレ
ー動作に移行する。
曲間検出動作 曲間検出レバー56を回動すると、下部先端5
6bが制御板59を巻ばね60のばね力に抗して
反時計方向に回転させる。これと同時にロツク板
57は突起56aが移動するので、巻ばね58の
ばね力によつて時計方向へ回転力が付与される。
従つてロツク板57の爪57aは当初制御板59
に当接しているが、該制御板59の回転に伴つて
爪57aの上方に制御板59の一端が位置される
ので巻ばね58のばね力によつてロツク板57の
爪57aと制御板59は係合されてロツクされ
る。また曲間検出レバー56の回動によりスイツ
チPsはONとなる。次に、プレーレバー44を操
作すると、再生状態となりテープは走行を開始す
る。なお、その際制御板59により第3ロツク板
は押し下げられているためプレーレバー44はロ
ツクされずレバーアーム40によつてのみ操作状
態に保持されている。この再生状態で例えば巻戻
しレバー48を操作すると、該レバー48は第1
ロツク板74にロツクされると共に、再生状態か
ら巻戻状態に移行する。曲間検出レバー56と巻
戻しレバー48が動作しているので曲間検出回路
MSが働きテープ上の曲間(無信号期間)を検出
すると、プレーレバー44がレバーアーム40に
より引き込まれ、第2ロツク板75を持ち上げ、
第1ロツク板74にロツクされていた巻戻しレバ
ー48を解除し、再生状態に移行し所望する録音
部分を再生する。尚早送りも同様に行える。
録音のタイマー動作 電源スイツチS1を閉じ、録音レバー53をロツ
クしておく。この状態においてタイマースイツチ
S2が閉じられると、スライドレバー77が移動し
ているのでスイツチS3が閉、また録音レバー53
が移動しているのでスイツチS10が閉、さらにヘ
ツド台2が中間位置であることからスイツチS4
S6が閉となつている。従つて前記した録音動作と
同様な動作によつて録音が開始され、テープエン
ドになるしオートストツプ動作によつてストツプ
状態となる。
プレーのタイマー動作 電源スイツチS1を閉じ、プレーレバー44をロ
ツクしておく。この状態においてタイマースイツ
チS2が閉じられると、スライドレバー77が移動
しているのでスイツチS3が閉、またプレーレバー
44が押され第2ロツク板75が下降しているの
でスイツチS5が閉、さらにヘツド台2が中間位置
であることからスイツチS4,S6が閉となつてい
る。従つて前記したプレー動作と同様な動作によ
つてプレーが開始され、テープエンドになるとオ
ートストツプ動作によつてストツプ状態となる。
リモコン動作 機構図面に示されていない場所に設けられてい
るリモコンスイツチS12を押すと、モータ18に
通電されて第2ギヤ27が回転され、第1ギヤ2
5が回転される。しかし録再状態でも早送りおよ
び巻戻し状態でもないので、供給リール台9およ
び巻取リール台10も回転せず、オートストツプ
動作が働く。リモコン動作をするには予じめ曲間
検出レバー56をロツクし、第3ロツク板76を
下降させておく。そしてオートストツプ動作によ
つてストツプレバー45が引かれてスイツチS5
閉じられると(なおこの時ヘツド台2が中間位置
であることによつてスイツチS4,S6も閉じられて
いるので)、ソレノイド31に通電される。従つ
てプレーアーム33が回動しヘツド台2が録再位
置まで前進し、セツトプレート20が手前に引か
れピンチローラ3aがキヤプスタン4aに圧接さ
れ、回転軸17cが巻取リール台10のゴムロー
ラ10bに当接される。従つてプレー状態とな
り、かつレバーアーム40によつてプレーレバー
44が引かれる。しかしこの時曲間検出レバー5
6によつて第3ロツク板76が下降されているの
で、ロツク片44a′と第3ロツク板76とは係合
されない。従つてプレーレバー44はアームレバ
ー40によつてのみ引かれた状態を保持する。
そしてリモコンスイツチS13を閉じると、上記
リモコンスイツチS12が開放されてもプレー状態
となつているのでS3が閉じられている。従つてソ
レノイド31に通電されるので、ヘツド台2は中
間位置に戻り、ピンチローラ3aはキヤプスタン
4aと離れ、回転軸17cがゴムローラ10bよ
り離れる。またアームレバー40によつてプレー
レバー44は元の状態に戻る。そして再びリモコ
ンスイツチS12を閉じると上記した動作によつて
再びプレー状態となる。
メモリー動作 機構図面に示されていないメモリースイツチ
S14を押す。そしてカウンタ11を零にセツト
し、プレーレバー44をロツクすると、前記した
動作によつてプレー動作となる。ここで再び今再
生したところを開きたい場合にはストツプレバー
45を操作して前記したストツプ動作によつてス
トツプ状態とする。次いで巻戻しレバー48をロ
ツクして前記した巻戻し動作によつてテープを巻
戻す。そしてカウンタ11が逆転され999に達す
ると、カウンタスイツチS15が閉じ、従つてスラ
イドレバー77が移動しスイツチS3が閉じられて
いること、ヘツド台2が中間位置にあつてスイツ
チS6が閉じていることからしてソレノイド31に
通電される。これによりプレーアーム33が回動
されてヘツド台2が録再位置に前進し、かつセツ
トプレート20が手前に移動されることによつて
ピンチローラ3aがキヤプスタン4aに圧接さ
れ、回転軸17cが巻取リール台10のゴムロー
ラ10bと当接される。従つてプレー状態とな
り、かつプレーレバー44もレバーアーム40に
よつて前進しロツクされる。なお巻戻しレバー4
8はロツクが解除される。
巻取リール台回転中におけるエジエクト動作 巻取リール台10がモータの駆動力によつて回
転している、すなわち録音、プレー、早送り動作
中においてエジエクトレバー60を操作するとヘ
ツド台2が最終位置まで後退すると共にカセツト
8がリール台9,10より放出される。しかしこ
の状態にあつて巻取リール台10はモータの駆動
力によつて回転し続けるため、装置は動作し続け
る。そこで第16〜18図に示す如くエジエクト
レバー60が操作された時には強制的に巻取リー
ル台10を停止させ、上記したオートストツプ動
作によつて装置を停止させる。すなわち第16図
の実施例はピンチローラユニツト3の復帰によ
り、第17図はヘツド台2の後退により、第18
図はカセツト8の放出によつて夫々巻取リール台
10を停止させるものである。
オートリピート動作におけるリモコン動作 リモコン動作は上記したように曲間検出レバー
56をロツクしなければ動作しないが、ここでオ
ートリピートレバー66もロツクした場合につい
て説明する。
この場合第22図の回路図からも判るように、
リモコンスイツチS13が、スイツチS4,S5,S6
回路、スイツチS8,S9の回路と夫々並列接続され
ているので、リモコンスイツチS13を操作する毎
にソレノイド31に通電することができる。従つ
て上記マニアルリピート動作を遠隔的に行うこと
ができるものである。
本発明は上記したように、リール台は高速回転
力を伝達する早送りユニツトをオートリピートに
よつて巻戻し状態に変位させると共に録再状態時
には上記早送りユニツトをプレーアームによつて
巻取り状態とならないように規制し、かつ終端検
知装置がテープの終端を検知した時に上記規制を
解除して巻戻し状態としたものであるから、プレ
ーアームを終端検知装置で制御するのみでオート
リピートが可能となり、従つて構造が簡単となり
動作が円滑に行われる外、オートリピートレバー
のロツク機構も非常に簡単であると共にロツク状
態は確実に保持され、ロツク解除もスムーズに行
われる等の効果を有するものである。
なお終端検知装置は本実施例のものに限定され
ず、公知の装置であつてもプレーレバーを操作で
きるものであれば良い。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るテープレコーダの駆動機構の
実施例を示し、第1図は上面図、第2図は下面
図、第3図は磁気ヘツド台のロツク機構を示す上
面図、第4図は磁気ヘツド台のロツク機構を示す
側面図、第5図は巻取リール台とオートストツプ
機構の一部を示す断面図、第6図は巻取リール台
とオートストツプ機構の一部を示す下面図、第7
図は操作レバーと駆動機構を示す上面図、第8図
は操作レバーと駆動機構を示す斜視図、第9図は
オートストツプ機構の斜視図、第10図は駆動力
伝達部分の斜視図、第11図はミユージツクセレ
クト操作レバーの上面図、第12図はミユージツ
クセレクト操作レバーを示す動作図、第13図は
エジエクト操作レバーとオートリピート操作レバ
ーの上面図、第14図はエジエクト操作レバーと
オートリピート操作レバーの側面図、第15図は
エジエクト操作レバーとオートリピート操作レバ
ーの動作図、第16図はリール台停止機構の動作
図、第17図はリール台停止機構の他の実施例を
示す動作図、第18図はリール台停止機構の他の
実施例を示す動作図、第19図は操作レバーの斜
視図、第20A図〜第20C図は操作レバーとロ
ツク板との関係を示す動作図、第21A図〜第2
1E図は各操作レバーとロツク板との関係を示す
動作図、第22図は回路図、第23図はヘツド台
中間位置の動作図、第24図はプレー動作図、第
25図はプレーポーズの動作図、第26図は巻戻
し動作図、第27図は早送り動作図、第28図は
オートリピート動作図である。 1……シヤーシ、2……ヘツド台、3……ピン
チローラ、4……第1フライホイール、6……第
2フライホイール、7……ロツク板、8……カセ
ツト、9……供給リール台、10……巻取リール
台、11……カウンタ、14……終端検知用第1
アーム、15……終端検知用第2アーム、17…
…テイクアツプユニツト、18……モータ、20
……セツトプレート、22……付勢アーム、24
……制御レバー、25……第1ギヤ、25a……
偏心円溝、25c……突起、26……第2ギヤ、
29……第3ギヤ、29b……カム歯、29c…
…カム板、30……ロツクアーム、31……ソレ
ノイド、32……オートストツプレバー、33…
…プレーアーム、34……早送りユニツト、35
……早送りアーム、38……スライドレバー、4
0……レバーアーム、42……ポーズレバー、4
3……ポーズレバーロツク板、44……プレーレ
バー、45……ストツプレバー、47……早送り
レバー、48……巻戻しレバー、53……録音レ
バー、56……曲間検出レバー、57……ロツク
板、59……制御板、60……エジエクトレバ
ー、61……サブエジエクトレバー、64……蓋
体、66……オートリピートレバー、67……リ
ピートロツク板、69……リピートスライドレバ
ー、71……リール停止板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 早送り、巻戻しレバーの操作によつて巻取リ
    ール台または供給リール台に回転力を伝達する早
    送りユニツト、オートリピート操作によつて上記
    早送りユニツトをスプリングによつて巻戻し状態
    に変位させるリピートスライドレバー、再生状態
    時に上記早送りユニツトを上記スプリングのばね
    力に抗して変位させ巻取状態とならないように規
    制するプレーアーム、再生状態において終端を検
    知した時に上記早送りユニツトの規制を解除する
    ように上記プレーアームを変位させる終端検知装
    置、上記リピートスライドレバーに設けられたロ
    ツク杆と対応して係合凹部が形成されたリピート
    ロツク板、該ロツク板を上記ロツク杆側に回動力
    を付与するスプリング、突片が上記リピートロツ
    ク板に形成された折曲片と係合される突片を有す
    るオートリピートレバーとより構成し、上記オー
    トリピートレバーを操作するとリピートスライド
    板が移動して早送りユニツトを供給リール台側に
    付勢させると共に上記リピートロツク板の折曲片
    との係合を解除して該リピートロツク板の係合凹
    部とリピートスライドレバーのロツク杆との係合
    を可能にし、かつオートリピートレバーを戻すと
    上記折曲片と係合してリピートロツク板を回動さ
    せ、これによりリピートスライド板との係合を解
    除するようにしたことを特徴とするテープレコー
    ダの駆動機構。
JP3614278A 1978-03-30 1978-03-30 Tape recorder driving mechanism Granted JPS5463725A (en)

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