JPH0319081Y2 - - Google Patents

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JPH0319081Y2
JPH0319081Y2 JP1982147116U JP14711682U JPH0319081Y2 JP H0319081 Y2 JPH0319081 Y2 JP H0319081Y2 JP 1982147116 U JP1982147116 U JP 1982147116U JP 14711682 U JP14711682 U JP 14711682U JP H0319081 Y2 JPH0319081 Y2 JP H0319081Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カセツトを自動的に装填してテープ
の種類を検知するようにしたテープレコーダに関
する。
従来、カセツト・ハーフの装填動作又はイジエ
クト動作を自動的きに行うのには幾つかの手段が
提案さている。
このうちの1つとして、カセツト挿入孔内に先
端部分が挿入されたカセツトの窓にテープレコー
ダ側に装填された爪体を引掛けると共に該爪体を
モータその他の動力によつて内方に移動させ、こ
れによつてカセツトをリール台上まで引込み、次
いでカセツトの上面に位置する押下板をプランジ
ヤ等の駆動源を利用して下降させ、リール台にカ
セツトのハブを嵌合して装填を終了する。またカ
セツトのイジエクトは上記した装填とは逆の動作
によつて行われるものである。
さらに他の手段としては、カセツトが収納され
るキヤリヤがテープレコーダ内に装備されてい
て、このキヤリヤを上記したと同様な動作で移動
させカセツトをテープレコーダに充填し、あるい
はイジエクトするものである。
ところで、上記した何れの自動装填手段にあつ
ても、爪体あるいはキヤリヤをかなりの距離移動
しなければならず、そのため自動装填装置の小型
化が困難であり、テープレコーダ自体も大きなも
のになると共に、後者手段によるキヤリヤを使用
した装置では部品数も多くなり、作業性、コスト
の点で不利なものであつた。
またカセツトに設けられた検知孔内に検知片が
挿入されることによつてノーマルテープ、クロム
テープ、メタルテープ等、テープの種類を検知す
るための検知手段をカセツトの自動装填手段に設
けたものは従来なかつた。
本考案は上述のような点になされたものでその
目的とするところは、自動的にカセツトの装填又
はイジエクトが行え、また装填後のカセツトの種
類を自動的に検知でき、しかも小型にして部品点
数が少なく、さらに構造、組立が簡単に行え速度
および始動、停止等の制御を容易且つ確実に行え
るテープレコーダを提供するのにある。
次に実施例について図面と共に説明する。
1は第1シヤーシ(以下単にシヤーシという)、
2〜4は該シヤーシ1に取付けられたキヤプスタ
ン用モータ、リール駆動用モータ、メカ制御用モ
ータにして、リール駆動用モータ3はモータ取付
板3′を介してシヤーシ1に取付けられている。
5はシヤーシ1に取付けられたソレノイド、6は
一端に扇状の歯部6aが、他端にソレノイド5の
吸引杆5aと連結される連結部6bが形成され、
かつ中間部がシヤーシ1に軸支された第1扇形歯
車、7は一端に上記第1扇形歯車6の歯部6aと
噛合される扇状の歯部7aが、他端に後述するリ
ンク8のピン8aと連結される連結部7bが形成
され、かつ中間部が第1シヤーシ1に軸支された
第2扇形歯車、8は中間部が第1シヤーシ1のピ
ン1aに軸支されたL字状のリンクにして、他端
に2段歯車である大歯車10と小歯車9とが軸支
されている。なお、大歯車10はシヤーシ1の裏
面に位置し、小歯車9がシヤーシ1の孔1bより
上面側に突出されている。11はリンク8の軸受
部につる巻き部が嵌合されたスプリングにして、
一端が該リンク8に他端がモータ取付板3′に形
成された係止片3′aに係合されていて、リンク
8を常時反時計方向に付勢している。従つて第2
扇形歯車7は時計方向に、第1扇形歯車6は反時
計方向に回動力が付与されている。これによりソ
レノイド5の吸引杆5aは引き出された状態にな
つている。
12はシヤーシ1のピン1cに軸支されたウオ
ーム歯車にして、その下端に平歯車13が一体的
に形成されている。そして上記したソレノイド5
に通電が行われ、リンク8が回動された時に小歯
車9と平歯車13とが噛合される。14はシヤー
シ1に固定された補助シヤーシにして、上記した
ウオーム歯車12と噛合される歯車15が軸支さ
れている。この歯車15の補助シヤーシ14側に
はプーリ16が一体的に形成されると共に前面側
には4本の突起15aが形成されている。17は
同じく補助シヤーシ14に軸支された歯車にし
て、補助シヤーシ14側にもプーリ18が一体的
に形成されると共にこのプーリ18と上記プーリ
16の間にはベルト19が捲回されている。20
は補助シヤーシ14に回動自在に軸支された回動
アームにして、巻ばね21によつて常時反時計方
向への回動力が付与されている。そして回動アー
ム20の突片20aが補助シヤーシ14の折曲片
14aに当接されている。22は上記した回動ア
ーム20の中間に固定されたスイツチ操作ローラ
にして、回動アーム20がばね21のばね力に抗
してある程度時計方向に回動された時に、後述す
るスイツチを操作するものである。23は回動ア
ーム20の先端に軸支されたカセツト送りローラ
にして、補助シヤーシ14側に歯車24が一体的
に形成されると共に上記した歯車17と噛合され
ている。25はシヤーシ1に取付けられたスイツ
チである。25AはカセツトAの種類を検知する
ために、スイツチ25の一側に突設された検知片
であり、この検知片25Aは前記回動アーム20
に取付けられたスイツチ操作ローラ22が回動ア
ーム20に対向して他側に形成した作動用斜面部
25Bに接触することによつて移動され、カセツ
トAの側面に設けられる検知孔A1の有無に応じ
てカセツトAの種類、例えばノーマルテープ、ク
ロムテープ、メタルテープ等を検知する。
26は補助シヤーシ14とリール台駆動用モー
タ3の取付板3′に形成された突片3′bとの間に
張架されたシヤフトにして、押下板27と押上板
28とが軸支されている。この押下板27と押上
板28は相対向して設けられており、送りローラ
23によつて送られてくるカセツトAの進入路の
位置に配置されている。押下板27の突片27a
と補助シヤーシの突片14bとの間にはスプリン
グ29が張設されていて、押下板27を常時時計
方向に付勢している。そして押下板27の先端に
形成されているストツパー27bが補助シヤーシ
14の突片14cに当接されている。一方押上板
28もシヤフト26に挿通された巻ばね30によ
つて同じく時計方向にばね付勢されている。そし
て押下板28の後方に形成されたストツパー28
aがシヤーシ1に当接することによつて位置規制
されている。なお巻ばね30の一端はモータ取付
板3′に形成された係止片3′cに、他端はストツ
パー28aに各々係止されている。そしてこの状
態において送りローラ23によつて送られてくる
カセツトAは押下板27と押上板28に両者間に
進入するようになつている。31は上記した押下
板27の側面にスライド自在に取付けられたスラ
イド制御板にして、両者間に張設されたスプリン
グ32によつて常時前方(図において左方)に付
勢されている。またこのスライド制御板31の後
端には進入してくるカセツトAの先端が当接する
ストツパー31aが形成されると共に前記した歯
車15の突起15aと係合される係合突起31b
が形成されている。そしてスライド制御板31の
ストツパー31aは上記押下板27と押上板28
の間に挿入された状態となつている。一方リール
駆動用モータ3の出力シヤフトには歯車33が取
付けられており、この歯車33と上記した大歯車
10とが歯車64を介して常時シヤーシ1の下面
において噛合されている。
そして第4図および第6図においてカセツトA
を挿入すると、該カセツトAの先端が送りローラ
23と当接し、回動アーム20を巻ばね21のば
ね力に抗して時計方向に回動するので、歯車24
と17とが噛合され、且つ図示しないスイツチに
よりソレノイド5とリール駆動用モータ3に通電
が行われ、該ソレノイド5の吸引杆5aが吸引さ
れると共に歯車33が回動する。吸引杆5aが吸
引されると扇状歯車6,7を介してアーム8をば
ね力に抗して時計方向に回動するので、小歯車9
が平歯車13と噛合される。なおこの時歯車33
と大歯車10とは歯車34を介して噛合されたま
まである。従つて、歯車33の回転力は歯車34
大歯車10、平歯車13を介してウオーム歯車1
2に伝達され、これにより歯車15が回転され
る。該歯車15が回転されるとベルト19を介し
て歯車17が回転され、従つて歯車24を介して
送りローラ23がカセツトAの進行方向に回転さ
れる。これによりカセツトAは送りローラ23と
の摩擦により押下板27、押上板28の間に進入
する。そしてカセツトAの先端がスライド制御板
31のストツパー31aに当接すると、該スライ
ド制御板31はスプリング32のばね力に抗して
前進し、係合突起31bが歯車15の突起15a
と係合する。これにより歯車15の回転力は突起
15a、係合突起31bを介してスライド制御板
31を反時計方向への回転力に変換されるので、
該スライド制御板31が取付けられた押下板27
はシヤフト26を支点として、反時計方向に回動
される。従つてカセツトAを介して押上板28も
反時計方向に回動され、カセツトAは下降し、後
述するリール台に係合される。即ちカセツトAは
テープレコーダにセツトされた状態となる。この
際、カセツトAにより送りローラ23は押圧され
て回動アーム20が回転されることによりスイツ
チ操作ローラ22がスイツチ25の作動用斜面2
5Bに接触して移動されるため、スイツチ25の
ばね性の可動接点の上面に固定されたスイツチ2
5の他側に突設された検知片25AがカセツトA
の側面に穿設される検知孔A1の有無に応じてカ
セツトAのテープの種類、例えばノーマルテー
プ、クロムテープ、メタルテープであるかどうか
を検知する。この状態において図示されないスイ
ツチが動作し、ソレノイド5への通電を遮断す
る。従つてリンク8はスプリング11のばね力に
より反時計方向に回動するので、扇形歯車6,7
は元の状態に戻り、大歯車10が後述する中間歯
車34と噛合される。またこの時リール駆動用モ
ータ3への通電も一時的に遮断され、次の指令ま
で停止している。
34aは上記した大歯車10と噛合される中間
歯車にして、ソレノイド5に通電されていない時
に両歯車10と34aは噛合される。35は中間
歯車34aと噛合される2段式の大歯車にして、
小歯車36が一体的に形成されている。そして小
歯車36はシヤーシ1の孔1dより突出されてい
る。37はシヤーシ1に一端が軸支された揺動ア
ームにして先端裏面に上記した小歯車36と常時
噛合される歯車38が軸支されている。39,4
0は外周に上記した歯車38と選択的に噛合され
る歯車39a,40aが形成されたリール台であ
る。
而してソレノイド5が非励磁状態でアーム8に
取付けられた大歯車10が中間歯車34と噛合さ
れている状態でリール駆動用モータ3が駆動する
と、歯車33、歯車34、大歯車10、中間歯車
34a、大歯車35,小歯車36を介して揺動ア
ーム37に軸支された歯車38が回転される。こ
の時揺動アーム37は小歯車36の回転方向によ
つて、揺動アーム37、歯車38の摩擦で第2図
において左右方向に揺動する。従つて歯車38は
リール台39,40の何れかの歯車39a,40
aと噛合される。すなわち小歯車36が時計方向
に回転したとすると、歯車38は反時計方向に退
転するが、この時揺動アーム37は時計方向に揺
動し、歯車38とリール台40の歯車40aとが
噛合する。また小歯車36が反時計方向に回転し
た時には、歯車38はリール台39の歯車39a
と噛合する。従つてリール駆動用モータ3の回転
方向によつて、リール台39,40の何れかが回
転するものである。
41,42はシヤーシ1の裏面に軸支されたフ
ライホイールにして、その回転軸がキヤプスタン
軸41a,42aとなつてシヤーシ1の上面より
突出している。43はキヤプスタン用モータ2の
出力軸に固定されたプーリにして、このプーリ4
3と上記したフライホイール41,42間にベル
ト44が捲回されている。従つてキヤプスタン用
モータ2を駆動することによつて、キヤプスタン
軸41a,42aは回転される。
45,46はピンチローラユニツトにして、上
記したキヤプスタン軸41a,42aに対向して
一対が配置されている。以下右側のピンチローラ
ユニツト45について説明するが、左側のピンチ
ローラユニツト46についても、右側のピンチロ
ーラユニツト45と同じアルフアベツトが付され
たものは同一部材を示す。そしてピンチローラユ
ニツト45は合成樹脂製のベース45a、該ベー
ス45aに固定される再生磁気ヘツド45bと、
ピンチローラ45cを軸支する支持枠45dとよ
り構成されている。さらに詳述すれば、ベース4
5aにはカセツトAの中央窓部に臨みテープの上
下動を防止するためのテープガイド45eが一体
に形成されると共にヘツド45bの取付ボス45
fが形成されている。そしてこのベース45aの
ボス45fに再生磁気ヘツド45bの一端をネジ
止めすると共に他端をスプリング45gを介して
ネジ45hにてネジ止めしてある。なおスプリン
グ45gを介在したのは、ヘツド45bのアジマ
ス調整を行うもので、ネジ45hを回わすことに
よつて行える。また支持枠45dの中央には取付
ピン用の孔45iが形成されていて、ピン45j
が挿通されると共にその下端がシヤーシ1の孔1
eに嵌合固定されている。そしてこのピン45j
にはばね45kが挿通されていて、一端が支持枠
45dの基端に、他端がベース45aの突片45
lに係止されている。従つて支持枠45dはばね
45kによつて常時反時計方向に付勢されてい
て、支持枠45dの基端がベース45dのストツ
パー45mに当接している。なお、45nはヘツ
ド45bに取付けられたテープガイドである。4
7は上記したリール台39,40とピンチローラ
ユニツト45,46の略中間に設けられた合成樹
脂製の三角形状ストツパーにして、ベース45
a,46aの回動を規制する。すなわち後述する
手段によりベース45a,46aがピン45j,
46jを支点として回動した時に、ストツパー4
7の三角形状底角部においてベース45a,46
aが当接し、その回動が規制される。
48は上面外周に歯部が形成された傘歯状歯車
にして、メカ制御用モータ4の出力軸に固定され
た歯車49と噛合されている。50は傘歯状歯車
48と一体的に形成された小歯車、51は歯車5
0と噛合される大歯車、52は該大歯車51と一
体的に形成された小歯車、53は該小歯車52と
噛合された大歯車、54は該大歯車53と一体的
に形成された小歯車にして、この小歯車54は後
述する第2シヤーシ55の孔55cより上面にて
突出している。
55はシヤーシ1上に植設された3本の支柱1
fにネジ止めされた第2シヤーシにして、カセツ
トAの挿入部を構成するカセツトガイド部55a
と、後述する各種の部材を取付けるための部材取
付部55bより構成されている。そして部材取付
部55bには孔55cが形成されると共にこの孔
55cから突出する小歯車54と噛合する歯車5
6が取付けられている。そしてこの歯車56の上
面偏心位置にはガイド突起56aが一体に形成さ
れている。また部材取付部55bには揺動板57
が軸支されていて、一部に形成された切欠部57
aが上記した歯車56のガイド突起56aに係合
されている。58,59は第2シヤーシ55に植
設された3本の突起55dに夫々両端近くに形成
された長孔58a,58bおよび59a,59b
が挿入され摺動する制御板にして、両端の突起5
5dと夫々の突片58c,59cとの間にスプリ
ング60,61が張設されていて、夫々の制御板
58と59を相対向する方向に付勢している。ま
た制御板58,59の相対向する先端には、上記
した揺動板57の先端に設けられた突起57bと
係合する鉤部58d,59dが形成されていて、
歯車56が反時計方向に回転され揺動板57が反
時計方向に回動された時に制御板58をスプリン
グ60のばね力に抗して第3図において左方向に
移動させ、かつ歯車56が時計方向に回転された
時は制御板59をスプリング61のばね力に抗し
て右方向に移動させるためのものである。また制
御板58,59に形成された突片58e,59e
と上記したピンチローラユニツト45,46の支
持枠45d,46dに形成された突片45o,4
6oとの間にスプリング62,63が張設される
と共に突片45o,46oは夫々制御板58,5
9の肩部58f、59fと当接している。従つて
支持枠45dはスプリング62のばね力によつて
ピン45jを支点として時計方向に付勢されると
共に突片45oが制御板58の肩部58fに当接
して位置規制している。而して制御板58が上記
した動作によつて、第8図に示す如くスプリング
60のばね力に抗して摺動すると、当然肩部58
fも移動するので、支持枠45dにスプリング6
2のばね力による時計方向への回動力が付勢さ
れ、従つてベース45aがストツパー47に当接
されるまで回動される。この状態でピンチローラ
45cはキヤプスタン軸41aにまだ当接してな
いと共にヘツド45dはテープA1に摺接される。
そしてベース45aがストツパー47に当接した
後も、さらに制御板58は移動するので、支持枠
45dはスプリング62のばね力によつてピン4
5jを支点とて時計方向にばね45kのばね力に
抗して回動され、従つてピンチローラ45cはば
ね45kとスプリング62のばね力との差による
力でキヤプスタン軸41aに圧接される。
一方制御板59が摺動した場合も、上記したと
同様な動作によつて、ベース46aが反時計方向
に回動されヘツド46bがテープA1に摺接され
ると共にピンチローラ46cがばね46kとスプ
リング63のばね力との差による力でキヤプスタ
ン軸42aに圧接される。
なお制御板58,59に形成された長孔58
a,59aには、これを連通する調整用孔58
g,59gが夫々形成されていて、該制御板5
8,59が夫々摺動したときにアジマス調整用ネ
ジ45h,46hの頭部と調整用孔58g,59
gとが一致する。従つてこの状態でヘツド45b
または46bのアジマスを調整することができる
ものである。
また、リール駆動用モータ3が取付けられた取
付板3′には2本のスプリング11,30の夫々
一端が係合され、該取付板3′に対し一方向(第
2図において反時計方向)にばね力が作用してい
るので、モータの振動等によるネジの弛みが生じ
難く、従つてモータ3をシヤーシ1に対し確固に
固定し得るものである。
さらに本実施例にあつては、ピンチローラユニ
ツト45,46の制御を行う装置を第2シヤーシ
55に組込み、この第2シヤーシ55を第1シヤ
ーシ1にネジ止めすることによつてピンチローラ
ユニツト45,46の制御を行うことができるの
で、2つの装置を別個に組立てることが可能であ
ることから、組立作業が容易に行えるものであ
る。
次に上記した構成に基いて動作を説明する。
今第5図に示す如く、カセツトAを第2シヤー
シ55のカセツトガイド部55aより挿入する
と、該カセツトAの先端が送りローラ23に当接
し、これを押し下げるので、回動アーム20がば
ね21のばね力に抗して時計方向に回動され、そ
れと同時に図示しないスイツチによつてソレノイ
ド5に通電されるので、扇形歯車6,7を介して
リンク8がスプリング11のばね力に抗して回動
され、小歯車9が歯車13と噛合される。ソレノ
イド5の通電と同時にリール駆動用モータ3が駆
動されるので、歯車33が回転されて上記した小
歯車9、歯車13を介してウオーム歯車12が回
転される。従つて歯車15が回転されベルト16
を介して歯車17,24が回転される。これによ
り送りローラ23が回転してカセツトAを、該送
りローラ23との摩擦によつて内方に送り込む。
そしてカセツトAが進行しスライド制御板31の
ストツパー31aに当接し、該スライド制御板3
1をスプリング32のばね力に抗してスライドさ
せると、該スライド制御板31のスライド終端に
おいて係合突起31bが歯車15の突起15aの
何れか1個と係合される(第6図)。ここで歯車
15は反時計方向に回転していることから、スラ
イド制御板31を押し下げるので、該スライド制
御板31が取付けられた押下板27がシヤフト2
6を支点として反時計方向に回動される。従つて
カセツトAは押上板28と共に巻ばね30のばね
力に抗して押し下げられ、カセツトAのハブがリ
ール台39,40に嵌合される。この時送りロー
ラ23も押し下げられるので、歯車24と17と
の噛合は解除され、従つて送りローラ23の回転
は停止する(第7図)。
そしてカセツトAが下降し終ると前述のように
送りローラ23は押圧されて回動アーム20が回
転されることによつてスイツチ操作ローラ22が
スイツチ25の作動用斜面部25Bに接触して移
動される。之によりスイツチ25のばね性の可動
接点の上面に固定されたスイツチ25の他側に突
設された検知片25AがカセツトAの側面に穿設
される検知孔A1の有無に応じてカセツトAのテ
ープの種類、例えばノーマルテープ、クロムテー
プ、メタルテープ等を検出できる。またカセツト
Aが降下し終わると同時に図示しないスイツチが
操作されて、ソレノイド5とリール駆動用モータ
3への通電を遮断すると共にキヤプスタン用モー
タ2に通電し、ベルト44を介してフライホイー
ル41,42を回転する。従つてキヤプスタン軸
41a,42aが回転される。
一方、予め定められた指令により、あるいは選
択操作によつて、メカ制御用モータ4に通電す
る。今、歯車56が反時計方向に回転するように
メカ制御用モータ4に通電されたとする。すなわ
ちリバース方向(テープ走行方向が右方向)の再
生を行うように指令が出され、あるいは操作する
と、揺動板57が第8図に示すように反時計方向
に回動され、制御板58を突起57bによつてス
プリング60のばね力に抗して左方向に移動す
る。この制御板58の移動に伴つてピンチローラ
ユニツト45のベース45aがスプリング62の
ばね力によつてピン45jを支点として時計方向
に回動され、ストツパー47に当接して停止す
る。この時ヘツド45bはテープA1に摺接され
ると共にヘツド45bに設けられたテープガイド
45nとカセツトAの中央窓部に挿入されたテー
プガイド45eとによつてテープA1は上下動す
ることのないように案内される。さらに制御板5
8が移動すると支持枠45dがスプリング45k
と62とのばね力の差で時計方向に回動され、ピ
ンチローラ45cがテープA1を挾んでキヤプス
タン41aに圧接される。
この状態において再びリール駆動用モータ3に
通電されるが、この時大歯車10と中間歯車34
とが噛合されているので、リール駆動用モータ3
の回転は、歯車33、歯車64、大歯車10、中
間歯車34、大歯車35に伝達される。大歯車3
5が回転すると小歯車36が回転されるので、歯
車38に回転が伝達されるが、この時リール駆動
用モータ3は歯車38を反時計方向に回転するよ
うに駆動しているので、歯車38は反時計方向に
回転しながら揺動アーム37を反時計方向に回転
する。従つて歯車38とリール台39の歯車39
aとが噛合されリール台39を反時計方向に回転
させてテープを巻取る。
以上がカセツトAをテープレコーダに装填して
から再生までの動作であるが、この再生中におい
て早送りしながらテープ上の曲間を検出する動作
について説明する。
この場合、曲間検出用のスイツチ(図示せず)
を操作すると、再びメカ制御用モータ4を上記と
は反対方向に回転する。その回転量は、例えばメ
カ制御用モータ4の出力軸に設けられた歯車の回
転数を光学的に検出し、ヘツド45bはテープ
A1に摺接されたままで、かつピンチローラ45
bはキヤプスタン軸41aより離れる程度とす
る。すなわち、メカ制御用モータ4が逆転する
と、歯車56が僅かに時計方向に回転されるの
で、制御板58はスプリング60のばね力で右方
に移動し、ベース45aを反時計方向に僅かに回
動する。これにより上記した如く、ピンチローラ
45cはキヤプスタン軸41aより離れ、かつヘ
ツド45bはテープA1に摺接された状態となり、
曲間検出が行える。(第9図)。そしてヘツド45
bが曲間を検出すると再びメカ制御用モータ4に
通電が行われ、上記した再生状態となる。
また、早送り、巻戻しを行うには、メカ制御用
モータ4を逆回転させ、制御板58を元の位置ま
で戻すことにより、ヘツド45bはテープA1
ら、ピンチローラ45cはキヤプスタン軸41a
から離れるので、リール駆動用モータ3の正転ま
たは逆転により行える。
なお、上記した動作説明はリバース方向の再生
であるが、フオワード方向の再生はキヤプスタン
用モータ2、メカ制御用モータ4とリール駆動用
モータ3を逆転すれば良く、その動作は上記した
リバース方向の動作説明に準ずるので説明は省略
する。
次にカセツトAのイジエクト動作について説明
する。
カセツトAがリール台39,40に嵌合された
状態では、歯車15の突起15aと係合突起31
bが係合されたままであり、かつ歯車15は回転
していない状態である。この状態にあつては、歯
車15に対しスプリング29、巻ばね30による
時計方向の回転力が作用するが、該歯車15はウ
オーム歯車12と噛合されているので、回転する
ようなことはない。そしてイジエクトするには、
再びソレノイド5に通電して歯車13に噛合する
と共にリール駆動用モータ3を上記とは逆方向に
駆動する。これにより歯車15が時計方向に回転
されるので、押上板28、押下板27がスプリン
グ29、巻ばね30のばね力および歯車15の突
起15aによつて押し上げられる。カセツトAが
押し上げられると、送りローラ23が再び上昇
し、歯車24と17とが噛合されるので、送りロ
ーラ23が今度は逆方向に回転されてカセツトA
を送り出す。この際、前記のように送りローラ2
3を設けた回動アーム20が巻ばね21の復元力
により上昇するので、スイツチ操作ローラ22が
スイツチ25の作動用斜面部25Bを押圧するた
め、スイツチ25の検知片25AはカセツトAの
検知孔A1内に挿入されているとすればカセツト
Aから外れる。そしてカセツトAを抜き取ること
によつて図示しないスイツチが動作し、全ての動
作は停止する。
なお、この実施例ではカセツトAの側面に検知
孔を設けるものであれば何にでも使用できる。例
えばカセツトAの側面にノイズリダクシヨン用の
検知孔を設けたことによりドルビーBで録音した
時はカセツトAの側面に設けた爪を折らないで検
知孔A1を形成しないようにし、またドルビーC
で録音した時は爪を折つて検知孔A1を形成する
ようにする。
またこの実施例ではスイツチ25をカセツトの
種類検知に使用したが、カセツトが挿入されたこ
とを検知するスイツチとして使用してもよい。
本考案は上記したように歯車伝達機構を介して
リールモータ等の回転を従動して回転される送り
ローラをカセツトの挿入部に設けたことによつて
自動的にカセツトの装填又はエジエクトを行うこ
とができる。また送りローラを設けたのと同一の
回動アームにカセツトの検知孔の有無に応じてテ
ープの種類を検知すべき検知片を操作するための
操作部を設けたので部品点数が削減されるととも
に小型化を達成でき、さらにはカセツトの装填ま
たは排出を行うための送りローラの回転、および
カセツトをリール台に対して昇降動作するための
押下板と押上板との移動をリール駆動用モータか
らの回転を受動する複数の歯車群からなる歯車伝
達機構を用いて駆動するようにしたので、速度ま
たは始動・停止等の制御を容易且つ確実に行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のテープレコーダの一実施例を示
し、第1図は分解斜視図、第2図は第2シヤーシ
を取除いた状態の平面図、第3図は第2シヤーシ
の平面図、第4図は第2図の−線断面図、第
5図は同上のカセツト挿入直前を示す断面図、第
6図は同上よりさらにカセツトが挿入された状態
を示す断面図、第7図はカセツトが装填された状
態を示す断面図、第8図は再生状態を示す第2シ
ヤーシの平面図、第9図は曲間検出状態を示す第
2シヤーシの平面図、第10図は要部の斜面図、
第11図は同じくカセツト装填時においてカセツ
トをローデイング途中状態の平面図、第12図は
同じく側面図、第13図はカセツトに設けた検知
孔内に検知片が挿入された状態の平面図、第14
図は同じく側面図である。 A……カセツト、A1……検知孔、20……回
動アーム、21……巻ばね、22……スイツチ操
作ローラ、23……送りローラ、25……スイツ
チ、25A……検知片、25B……作動斜面部、
55a……カセツトガイド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール駆動用モータと、カセツトを装填する送
    りローラを有しカセツトの挿入により巻ばねの附
    勢力に抗して一方向に変倚可能にカセツト挿入口
    内に設けた回動アームと、カセツトの押下位置に
    おいて該カセツトの側面に設けた検知孔の有無に
    応じてテープの種類を検知する検知片と、前記モ
    ータの回転力を利用し前記送りローラを回転駆動
    する複数の歯車よりなる歯車伝達機構と、リール
    台に対する装填位置にカセツトを押下可能に設け
    た押下板と、装填位置からカセツトを押上可能に
    設けた押上板と、前記歯車伝達機構の一部を構成
    する歯車に対して適宜係合手段を介して回転自在
    に前記押下板に取付けられ、カセツトを上昇また
    は降下するスライド制御板とから成り、前記検知
    片を移動させる操作部をカセツト装填用の前記送
    りローラとともに前記回動アームに設けたことを
    特徴とするテープレコーダ。
JP14711682U 1982-09-30 1982-09-30 テ−プレコ−ダ Granted JPS5953564U (ja)

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JP14711682U JPS5953564U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 テ−プレコ−ダ

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JPS5953564U JPS5953564U (ja) 1984-04-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634165A (en) * 1979-08-23 1981-04-06 Victor Co Of Japan Ltd Loader for tape containing case

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5634165A (en) * 1979-08-23 1981-04-06 Victor Co Of Japan Ltd Loader for tape containing case

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JPS5953564U (ja) 1984-04-07

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