JPS5811672Y2 - オ−トバイの後輪支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オートバイの後輪支持装置に関するものであ
る。

オートバイにｐいては、第１図に示したように車体１に
後端部が上下動するようにスイングアーム２の前端部な
枢着し、このスイングアーム２の後端部に後輪３を回転
自在に支持させると共に、車体１の上部とスイングアー
ム２の中間部との間にショツクアブンーバであるリャク
ション４，４（第２図）を介装している。

しかしながら、エンジン５の動力を伝達させるトライブ
チエン６が、第２図の如く後輪３とスイングアーム２の
間に配設しているため、このトライブチエン６を配設す
る間隙弁だけ、リヤクッション４と後輪３の間隔がトラ
イブチエン６側において大きくなり、左右のバランスが
とれないという問題があった。

また、リヤクッション４，４の下端部をスイングアーム
２の外側部に取り付けているため、リヤクッション４，
４間の間隙が太きぐなるという問題があった。

本考案は、これらの問題を解消する後輪支持装置を提供
するものである。

以下、本考案の一実施例を第３図ないし第７図にしたが
って説明する。

第３図において、車体１には本考案に係る後輪支持装置
であるスイングアームＴがホり付けられている。

このスイングアームＴは、第４図、第５図に示したよう
に左アーム８と、右アーム９と、この両アーム８，９の
前端部に両端部を固定された連結管１０を有する。

右アーム９の中間部の上部には、クッション取付用突部
１１が設けられている。

左アーム８は、連結管１０に固定されたチェン挿通管１
２と、チェン挿通管１２の外側部に一端部が固定された
中実のバー１３とよる成る。

チェン挿通管１２は、左アーム８の長手方向に延びて訃
り、その上部にはクッション取付用突部１４が設けられ
ている。

１５１／′ｉバー１３の後端部に穿設された車軸取付孔
、１６は右アーム９の後端部に穿設された車軸取付孔で
ある。

このようなスイングアームＴは、チェン挿通管１２の孔
１２ａと連結管１０に通した枢軸１７で第３図の如く車
体１の下部に回動自在に枢着されている。

これにより車軸取付孔１５，１６側端部が枢軸１γを中
心に上下動できるようになっている。

このようなスイングアーム７の車軸取付孔１５．１６に
は、後車軸１８が摩り付けられており、この後車軸１８
には後輪３が回転自在に支持されている。

また、左右のクッション取付用突起１４．１１には、リ
ヤクッション４，４の下端部が枢着されている。

なか、リヤクッション４，４の上端部は車体１の上部に
取り付けられている。

このような状態で、チェン挿通管１２内のチェン通路１
２ｂは前後に延びている。

このチェン通路１２ｂに通したトライブチエン１９は、
エンジン１の駆動スプロケット２０と後輪３と一体の従
動スプロケット２１に巻きかけられている。

トライブチエン１９ば、チェン挿通管１２内に配設され
た４個のテンションローラ２２，２３゜２４．２５によ
り外側から支持されている。

このテンションローラ２２，２３，２４，２５ば、軸２
６．２７，２８，２９に回転自在に取り付けられている
。

この軸２６，２７，２８，２９はチェン挿通管１２に穿
設された孔３０，３１，３２゜３３に嵌合されている。

孔３０，３１，３２゜３３Ｉ／ｉ、上下に若干細長く形
成されてｐシ、軸２６．２７，２８，２９が上下に移動
できるようになっている。

軸２６，２７．２８．２９は、それぞれ一端部がバー１
３側に突出している。

軸２６．２７のこの突出端部間には引張コイルスプリン
グ３４が張設されて釦り、軸２８の突出端部とバー１３
との間及びバー１３と軸２９の突出端部との間には引張
コイルスプリング３５．３６がそれぞれ張設されている
。

この各引張コイルスプリング３４，３５．３６は、テン
ションローラ２２．２３，２４，２５をトライブチエン
１９に押しつけて、このトライブチエン１９のたるみを
防止している。

本考案は、以上説明したようにスイングアームに形成し
たチェン通路内にトライブチエンを挿通ずると共に、ス
イングアームの上部にリヤクッションの大端部を支持さ
せるようにしたので、従来のようにトライブチエン側の
リヤクッションと後輪との間隔が、トライブチエンがな
い側のりャクッションと後輪との間隔より大きくなるよ
うなことはなく、左右のりャクッションと後輪との間隔
を同じに形成することができる。

しかも、左右のりャクッション間の間隔を従来よりも小
さくすることができる。

これにより、オートバイの操作性能が向上させることが
できる。

その上、スイングアームの一部が箱状になり、その剛性
が向上する。

筐た、チェン通路内にチェン張設用のテンションローラ
をホり付けたので、スイングアームが大きく揺動しても
、トライブチエンがスプロケットから外れるのを防止で
きると共に、テンションローラが外部に露出していない
ので、テンションローラが破損するのを防止できる。

その上、トライブチエンはチェン通路により側方への移
動が規制されているので、トライブチエンからテンショ
ンローラが外れるのを確実に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のオートバイの部分組立側面図、第２図は
第１図に示したオートバイの車体を除いた平面図、第３
図は本考案に係るスイングアームを摩り付けたオートバ
イの部分組立側面図、第４図は第３図に示したオートバ
イの車体及びリヤクッションを除いた平面図、第５図は
第３図に示したスイングアームとリヤクッションとの関
係を示す斜視図、第６図は第３図に示したスイングアー
ムの部分側面図、第７図は第６図の■−■線断面図であ
る。 １・・・・・・車体、３・・・・・・後輪、４・・・・
・・リヤクッション、１・・・・・・スイングアーム、
１２ｂ・・・・・・チェン通路、１９・・・・・・トラ
イブチエン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後輪を車体に上下動自在に支持させたスイングアームの
   一部を前後に延びるチェン挿通管に形威し、該チェン挿
   通管にはエンジンの動力を後輪に伝達するトライブチエ
   ンを通すと共に、チェン挿４ｔ の内部にテンションロ
   ーラと該テンションローラを前記トライブチエン側に押
   しつけるスプリングを設け、上端部が車体に支持された
   りャクッションの下端部を前記スイングアームの上部に
   支持させるようにしたことを特徴とするオートバイの後
   輪支持装置。