JPS5811671B2 - 自動販売装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホテル等の客室やフロア等において客室のキ
ーホルダーに個人認証やメモリホルダー等を兼ねた記憶
媒体（以下記憶媒体という）ヲ一体形成させた記憶媒体
に、冷蔵庫等の自動販売機を客が利用した際の販売情報
を記憶させ、精算をチェックアウト時に速かに行なうこ
とのできる販売装置に係り、上記携帯形の記憶媒体に用
いる電源の電池の寿命を長くする手段並びに記憶媒体へ
のいたずら防止手段等を提供せんとするものである。

以下その構成について説明する。

まず記憶媒体１は第１図に示すように棒状のケースに収
納され、ホテル客室等のキーホルダーと兼用して使用す
る。

内部には第２図に示す回路素子が内蔵され、場合によっ
ては樹脂等により充填する。

図において、ＰＴｌ、ＰＴ２．ＧＬｌはホトトランジス
タ、発光ダイオードである。

Ｔ Ｒ１，ＴＲ２はトランジスタ、ＩＮＶ１〜ＩＮＶ３
は半導体集積回路のインバータ、ＮＡＮＤｌはナンド回
路、ＳＦｌは記憶部である。

Ｒ１−Ｒ６は抵抗、Ｃ，、Ｃ２はコンデンサ、Ｂ１は電
池、ＳＷｌはリードスイッチ等のスイッチである。

このスイッチの駆動は第３図に示す商品選択釦を押すこ
とによって駆動されるように構成している。

第３図〜第５図は、冷蔵庫等の自動販売機を説明するた
めの図面で、第３図はその路外形図、第４図はその中に
構成される回路、第５図は自動販売機に設けられた記憶
媒体の挿入口に記憶媒体を挿入した時の断面図である。

以下図について説明する。

ＳＬ１〜ＳＬ４は自動販売機に設けられた商品選択釦で
、記憶媒体挿入口２に記憶媒体１を挿入して希望の商品
選択釦を押せば希望する商品が商品取出口３より出てく
るようになっている。

商品選択釦ＳＬ１〜ＳＬ４の任意の釦を押せば、その情
報は販売データ発信部４へ送られる。

トランジスタＴＲ３、抵抗Ｒ７、発光ダイオードＧＬ２
よりなる光データ発信部Ｗ１、トランジスタＴＲ４、抵
抗Ｒ８゜発光ダイオードＧＬ３よりなるクロックパルス
発信部Ｗ２は前記販売データ発信部よりの情報を前述の
記憶媒体へ与えるパルス発信部である。

ホトトランジスタＰＴ３よりなる受信部Ｗ３は記憶媒体
が前記販売情報を記憶したことを伝えるフィードバック
データ受信部で、この情報を販売データ発信部へ送り照
合して一致している場合は商品放出機構（図示しない）
へ放出許可信号を与え、この時点で初めて商品が放出さ
れるように構成されている。

Ｗｌ、Ｗ２．Ｗ３はそれぞれ記憶媒体のＰＴｌ。ＰＩ３
．ＧＬｌに対応した位置に構成されている。

なお、Ｃ８１は自動販売機に設けられ記憶媒体が定位置
に挿入されることによって駆動するマイクロスイッチ、
Ｒｙｌはリレー、Ｒｙｌ−１はその接点、Ｒｙ２はリレ
ー、Ｒｙ２−１ 、 Ｒｙ２−２はその接点、Ｒｙ３は
リセットリレー、Ｒｙ３−１はその接点、５ＯＬ１はソ
レノイド（電磁石）で、記憶媒体に設けられたスイッチ
ＳＷ１を動作させるよう鉄心Ｆ１よりなっている。

Ａ１は記憶媒体を定位置でロックするようにするレバー
で、ソレノイド５ＯＬ１によって動作させるように構成
している。

これは商品販売中に記憶媒体が抜けたり、客がされるこ
とによって動き、販売情報の誤書き込み、誤操作を防止
するために必要ならば設ければ良い。

なお５Ｌ１−１，５Ｌ２−１，５Ｌ３−１，５Ｌ４−１
は釦ＳＬ１゜Ｓ Ｒ２、Ｓ Ｒ３、Ｓ Ｒ４の第１のま
た５Ｌ１−２゜５Ｌ２−２，５Ｌ３−２，５Ｌ４−２は
同釦の第２の接点群である。

またＲ９−Ｒ１４は抵抗である。次に本発明の操作なら
びに作用について詳述する。

まず記憶媒体１を挿入口２に挿入すると、挿入口裏面に
あるマイクロスイッチＣ８１が動作し、接点が閉じる。

次に客が商品選択釦ＳＬ１〜ＳＬ４の何れかを押すと、
その接点５Ｌ１−１〜Ｓ Ｒ４−１の何れかが閉じる。

このことによりリレーＲＶ１が働いてその接点Ｒｙ１−
１を閉じ５ＯＬ１が励磁され、リレーＲｙ２によりその
接点ＲＹ２−１を通して自己保持される。

５ＯＬ１に対向する部分にスイッチＳＷ１があり、スイ
ッチＳＷ１が閉じて、第２図の電池Ｂ１の＋側が記憶素
子にデータの送受を行なわせる発光素子および受光素子
に接続され、記憶回路全体としてバイアスがかけられた
状態で可動状態となる。

スイッチＳＷ１が閉じていない時は発光素子および受光
素子にバイアスが加わっていないため消費電力は極小で
あると同時にデータの送受は行なえない。

さて、一方、第４図における釦ＳＬ１〜ＳＬ４の第２の
接点群による信号は販売データ発信部４へ入力される。

また５ＯＬ１と同期して動作するリレーＲｙ２の片方の
接点Ｒｙ２−２も販売情報部に加えられる。

このことにより販売データ発信部４ではデータとクロッ
クの形で光による販売情報を第２図に示す記憶媒体のイ
ソプツトデータおよびクロック受信用のホトトランジス
タＰＴ１とＰＩ３に送る。

一方、記憶媒体はスイッチＳＷ１が閉じることにより、
抵抗Ｒ３、コンデンサＣ１からなる積分回路と抵抗Ｒ４
、コンデンサＣ２よりなる積分回路が動作しトランジス
タＴＲ１が導通状態になり、ホトトランジスタＰＴ１．
ＰＴ２に電池の電圧を加える。

またＮＡＮＤｌの一方の入力を論理“１”にする。

ここで二つの積分回路の時定数は、となるように選定し
ておく。

トランジスタＴＲ１が導通状態になり、ＮＡＮＤｌの一
方の入力（積分回路側の）が論理“１”となった状態で
、インプットデータとりランクがホトトランジスタＰＴ
１とＰＩ３に加えられると、データは■Ｎ■１を経由し
て記憶部ＳＦ１のデータ入力端子ＤＴに加わる。

一方、リランクは１Ｎ■２を経由してＮＡＮＤｌ、■Ｎ
■３を経てＳＦｌのクロック端子ＣＫに加わる。

この動作により自動販売機の商品コード発生器より発生
した商品コードが記憶媒体の記憶部ＳＦ１に記憶される
。

この記憶が正常にされたら、自動販売機に販売許可信号
を与え、商品取出口に商品を放出する。

記憶媒体から外部への情報伝達用として、例えば上記の
正常に記憶されたか否かの伝達あるいは記憶媒体の情報
を読み出すための情報の伝達用に発光ダイオードＧＬ１
が動作する。

販売が完了すると、リセットリレーＲｙ３を動作させて
その接点ＲＹ３−１を開とすることにより５ＱＬ１の磁
磁を解除し、ＳＷｌがＯＦＦ状態となり、電池電圧は記
憶部ＳＦ１のみに加わることになる。

この記憶部ＳＦ１はＣＭＯ８等、消費電力の少ない半導
体素子で構成できるから電池は長時間使用可能となる。

第２図において、ＰＴｌ、ＰＴ２からなるホトトランジ
スタは電極間の静電容量が数十ｐＦと太きいためにトラ
ンジスタＴＲ１が導通しホトトランジスタＰＴ１．ＰＴ
２にバイアスを与えるだけで、コレクタ・エミッタに過
渡電流が流れ、ホトトランジスタＰＴ、、ＰＴ、２のコ
レクタ電位が降下し、あたかも光入力が入ったかのよう
な動作をする。

この状態をさけるために、抵抗Ｒ４とコンデンサＣ２か
らなる積分回路とＮＡＮＤｌを設け、ホトトランジスタ
の電極間容量が十分充電され、定常状態になった後、抵
抗Ｒ４とコンデンサＣ２からなる積分回路の出力が論理
″１”となるように構成するこのように構成することに
より、ホトトランジスタの電源電圧を“人”、 “切”
しても過渡現象により誤った情報が記憶部ＳＦ１に記憶
されることが防止できる。

なお、商品販売の情報を記憶した記憶媒体は、別途フロ
ント等に設置された精算機でその情報を読取り精算する
ようになっている。

この場合、精算機より、記憶媒体のホトトランジスタＰ
Ｔ２にクロックをＮビット入力しながら発光ダイオード
ＧＬ１より記憶データを読取る。

データを読み取ることによって記憶媒体の記憶部ＳＦ１
の記憶情報を消去する。

ところで、上記のサイクル中に記憶媒体を客が抜くと、
データの送受に誤りが起る。

その防止Ａ策として第５図に示すように５ＯＬ１の鉄心
Ｆ１Ｃ磁束が通る位置にレバーＡ１ｔ−設け、５ＯＬ１
の卯磁によりレバーＡ１が吸引され、その支点を中ノ［
としてレバーＡ、がある角度回転し、その回転によりレ
バーＡ１の凸部が記憶媒体の凹部に１に引掛かり、記憶
媒体を抜けなくする。

５ＯＬ１は永久磁石にても可能である。

また実施例では、スイッチＳＷ１としてリードスイッチ
を設けた例をあげたが、本発明の主旨とするところによ
り他のスイッチ方式も可能であり、その１つの方法は、
スイッチＳＷ１をホール素子で構成しても良い。

この場合の構成としては、例えば電池と負荷回路間の回
路中にスイッチング作用をするトランジスタを挿入し、
そのトランジスタのベース回路中にホール素子を挿入し
たものである。

そしてホール素子に永久磁石により磁界をかけ、ホール
素子の出力抵抗を低下させ、トランジスタのベース電流
を増大させ、トランジスタをＯＦＦからＯＮにスイッチ
ングさせ、電池から負荷回路に電流を供給するものであ
る。

また、記憶部ＳＦ１にＣＭＯ８の記憶素子として揮発性
の記憶素子を使用したが、記憶部ＳＦ１を不揮発性メモ
リで構成する場合には、スイッチＳＷ１は電池の＋側す
なわち（Ｖｃ ｃ ）に接続しても良い。

以上本発明の一実施例について詳述したが、光による情
報の伝達に代え、販売機側に高周波発振器と送信コイル
を設け、記憶媒体中に送信コイルに対向して受信コイル
を設け、販売情報は変調して高周波に含め、受信後復調
する構成で信号送受を電波で行なっても本発明の販売方
式は達成可能である。

なお、記憶媒体自身は他の機能を付加して種々の応用が
考えられ、その一例として、第６図に示す記憶媒体のホ
トトランジスタＰＴ１．ＰＴ２、発光ダイオードＧＬ１
等の素子の前面に赤外フィルタＦＬ１を設け、素子への
いたずらや破損を防止すれば管理上有効となる。

すなわち、赤外フィルタＦＬ１は赤色半透明の板であり
、人間の目ではＰＴｌ、ＰＴ２．ＧＬｌを含め記憶媒体
の中身が判別しにくいものである。

しかしながら、赤外光領域の透過率は約９０％であり、
信号伝達にはほとんど影響を与えない。

そのことからＰＴｌ、ＰＴ２はその分光感度が赤外光領
域で高いものを用い、ＧＬｌは発光スペクトルが赤外光
のものを用いる。

前記した構成により、人間の目では記憶媒体自体の動作
方法が分りにくいため、いたずらがしにくいわけである
。

また図ではフィルタＦＬ１は板を接着、もしくは溶着す
る構造を示すが、たとえばエポキシ等の樹脂にフィルタ
ＦＬ１の透過率特性の顔料を入れてモールドする製法も
ある。

何れにしてもフィルタＦＬ１は防護カバーと光フィルタ
との役目を受は持つことから影響性が強い。

また接触部がないため長寿命が期待できる。また、他の
例として記憶媒体の先端および必要とする任意ケ所にタ
ングステンランプ、発光ダイオード等の発光素子や電球
等の電球やスイッチを一体に組込んで構成すれば、夜間
の非常灯として使用することもできるし、自動販売機の
記憶媒体挿入口に記憶媒体を挿入する際点灯すれば暗が
りでも容易に操作することが可能となる。

さらに非常灯状態によって電池寿命を知ることもできる
。

さらに、他の例として、記憶媒体の一面に部屋番号等の
表示管を設ける。

表示管には液晶ディスプレイやＬＥＤ等が考えられる。

部屋番号の登録は精算機より第２図のＤＴおよびＣＫを
記憶媒体に入力することによって可能である。

部屋番号は記憶部ＳＦ１に記録され、数字表示管ドライ
バーを介して表示管が表示を行なう。

リードスイッチＳＷ１は電池の寿命を長くするために設
けたもので精算機の中のソレノイドで励磁しＯＮにする
。

その状態で客室の冷蔵庫のホルダ挿入口に挿入すると再
び部屋番号を表示されるためリードスイッチＳＷｌを励
磁する。

このことにより正常な状態か否かのチェックも可能であ
る。

希望する商品の選択釦ＳＬ１〜ＳＬ４を押すと、商品コ
ード発生器よりメモリホルダに対し販売情報が入力され
るとともに商品が自動的に放出される。

販売情報は記憶部ＳＦ１にシフトしながら記録されてゆ
く。

したがってこの実施例で部屋番号を表示しているのはま
だ販売をしない状態の時のみである。

本発明によると部屋番号の確認が確実になるため部屋番
号登録時の入力ミスの防止、電池消耗の確認等ができる
。

また部屋番号の彫刻の必要がないため同じ製法でメモリ
ホルダが製造できる。

以上詳述したように、本発明の自動販売装置によれば、
通常電池電圧はシフトレジスタからなる記憶部のみに加
えておけばよく、自動販売機を使用するとき記憶媒体の
全回路に電池電圧を加えるようにしたため、常時の使用
電力を少なくすることができ、電池の寿命を長くするこ
とができる。

また電池の寿命を長くするため、ホトトランジスタの電
源電圧をＯＮ、ＯＦＦしてもホトトランジスタの電極間
容量による雑音の影響をなくすことができ、記憶媒体を
長時間動作させることができる。

またスイッチＳＷ１を閉じる手段とデータを入力させる
手段の二つを満足しなければデータが変化しないためい
たずらが防止できる。

さらに記憶媒体は他の機構を付加することによって、そ
の利用範囲が広くなる等の数々の効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動販売装置における記憶媒体の斜視
図、第２図は同回路図、第３図は自動販売機の斜視図、
第４図は同回路図、第５図は自動販売機に記憶媒体を挿
入した時の要部の断面正面図、第６図は記憶媒体の他の
実施例の要部断面正面図である。 １・・・・・・記憶媒体、２・・・・・・記憶媒体挿入
口、３・・・・・・商品取出口、４・・・・・・販売デ
ータ発信部、ＰＴ１ＰＴ２．ＰＴ３・・・・・・ホトト
ランジスタ、ＧＬｌ、ＧＬ２゜ＧＬ３・・・・・・発光
ダイオード、ＳＷｌ・・・・・・スイッチ、Ｂ１・・・
・・・電池、ＳＦｌ・・・・・・記憶部、ＳＬｌ、ＳＢ
２゜ＳＢ３．ＳＢ４・・・・・・商品選択釦、ＳＬｌ、
、 ＳＢ２．−１゜Ｓ Ｂ３１ ｔ Ｓ Ｂ４−１
ｐ Ｓ Ｌｌ、、−２ｔ Ｓ Ｂ２２ ） Ｓ Ｂ３２
。 ５Ｌ４−２・・・・・・釦接点、Ｒｙｌ、Ｒｙ２．Ｒｙ
３・・・リレー、Ｒｙｌ−１ｔＲｙ２１ 、Ｒｙ２−２
、Ｒｙ３−１””’リレー接点、Ｃ８□・・・・・・
スイッチ、５ＱＬ１・・・・・・電磁石、Ａ１・・・・
・・レバー、Ｋｏ・・・・・・凹部、ＦＬｌ・・・・・
・赤外フィルタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 客が商品を購入する時に携帯形の記憶媒体を自動販
   売機と連動して操作することにより自動販売機に設けた
   販売データ発信部より上記記憶媒体中の記憶部に販売情
   報を書き込み書き込みが終了したことにより動作する商
   品放出機構によって商品の取り出しが可能であり、かつ
   上記記憶媒体中の記憶部を電池でバックアップするよう
   にし、さらに上記記憶媒体中の入出力回路をスイッチを
   介して上記電池に接続し、上記スイッチの開閉を上記自
   動販売機側から磁力によって制御するように構成したこ
   とを特徴とする自動販売装置。 ２ 記憶媒体によって自動販売機を制御し、版尻商品に
   関する情報を記憶媒体に記憶する自動販売装置において
   、自動販売機と記憶媒体との情報の伝達を光で行ない、
   かつ記憶媒体の電源を電池とするとともに、情報の送受
   のための発光ダイオード、ホトトランジスタは自動販売
   機の商品販売時にのみ動作するスイッチの動作により電
   流が流れるスイッチング回路を有し、記憶媒体中の記憶
   部への情報の伝達はホトトランジスタの出力と上記スイ
   ッチの動作信号との論理積によって行なうように構成し
   たことを特徴とする自動販売装置。