JPS58116688A - 油脂類のエステル基交換反応方法 - Google Patents

油脂類のエステル基交換反応方法

Info

Publication number
JPS58116688A
JPS58116688A JP56210263A JP21026381A JPS58116688A JP S58116688 A JPS58116688 A JP S58116688A JP 56210263 A JP56210263 A JP 56210263A JP 21026381 A JP21026381 A JP 21026381A JP S58116688 A JPS58116688 A JP S58116688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
lipase
oils
fats
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP56210263A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0316117B2 (ja
Inventor
Kazuo Itagaki
板垣 和雄
Yuji Hayasaka
早坂 祐二
Shoshi Maruzeni
丸銭 詔司
Nozomi Yasuda
安田 望
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP56210263A priority Critical patent/JPS58116688A/ja
Publication of JPS58116688A publication Critical patent/JPS58116688A/ja
Publication of JPH0316117B2 publication Critical patent/JPH0316117B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リパーゼによる油封り類のエステル基交換反
応方法、詳しくは、多糖類および/あるいは単・少糖類
の存在下で反応を行なう効率的なリパーゼによる油脂類
のエステル基交換反応方法に関する。
リパーゼを用いる油脂類のエステル基交換反応に関する
従来公知の方法は、比較的多重の水の存在下で起る加水
分解をさけるために、極度に水分を低下させた条件下で
行なわれている。
たとえば、特開昭55−71797号公報(不二製油)
には、反応系に存在する水分が基質に対して0.18重
t %以下の方法が記載されている。
また、特開昭52−104506号公報(ユニリーバ−
・ナームローゼ・ペンノートシャーフ)ニは、少量の水
の存在下、あるいは基質に対して0.2〜1チの水の存
在下で行なう方法が記載されている。公知の方法に於い
て、このように系中の水分を低下させなければならない
理由は、望ましくない副反応である加水分解をさけるた
めであるが、水の極度に少ない系では、酵素は睡眠状態
あるいは死んだ状態にあり、生きた状態では存在しえな
い。]−たがって、公知の方法のように、少量の水ある
いは微量の水の存在下では、添加された酵素リパーゼが
充分に活性化されず、しだがって充分な反応速度を得る
ことができないかあるいは全く反応が進まない。特に酵
素量の多い反応系においては、少量の水あるいは微量の
水では酵素活性を充分発揮させることができず、さらに
、酵素の不活性化も犬となり工業的になりたたない。リ
パーゼを用いる油脂類のエステル基交換反応の工業的利
用のためには、これらの難点を技術的に解決する必要が
ある。
本発明の目的は、リパーゼを用いる油脂類のエステル基
交換反応の工業的利用を達成すべく、望ましくない副反
応である加水分解を併発させることなく、反応系内のリ
パーゼを充分に活性化し、工業化可能な程度にまで反応
速度を高めることにある。
本発明者らは、リパーゼによる油脂類のエステル基交換
反応においてリパーゼ活性を有効に発揮させる該酵素反
応条件を種々検討した結果、リパーゼ水溶液に多糖類お
よび/あるいは牟・少糖類を混合し、基質溶液に分散添
加するととにより、副反応を抑え、かつ速かに反応を進
行させうろことを見い出し、上記目的を達成することが
できた。
即ち、本発明は、糖類の存在下に、リパーゼによる油脂
類のエステル基交換を行なうに当たり、系中の水分量が
基質に対して3〜20重量%、よシ望ましくけ10〜1
5重量%、系中の糖類の量が系中の水分量(単位りに対
して0゜8〜5r/y、より望ましくは1〜3v/2、
系中のリパーゼ酵素量が基質(単位量)に対し。
て20〜500活性単位U/り、より望ましくは50〜
2ooU/fの条件下で反応を行なうことを特徴とする
リパーゼによる油脂類のエステル基交換反応方法である
。さらにより有効な本発明の方法は、該諸条件に加え、
基質に対して0.05〜5.0重量チの界面活性剤の存
在下で反応を行なうことである。
なお、上記基質とは油脂又は油脂及び脂肪酸をいい、グ
リセリン、モノグリセリド、ジグリセリドあるいは、脂
肪酸のアルコールエステル等が系中に存在する場合には
これらの物質も含まれる。
本発明で用いられるリパーゼとしてハ、リゾプス系、ア
スペルギルス系、カンデイダ系、ムコール系、すい臓リ
パーゼ等が使用でき、これらのリパーゼの多くは市販品
として入手できる。
またグリセリドの1.3位の脂肪酸基を特異的にエステ
ル交換を行なう場合には、該目的に合致した特性を有す
るリパーゼ、例えばリゾプスデレマー、リゾブスヤボニ
カス、ムコールヤボニカス等を用いればよい。
本発明に用いられる上記油脂としては、一般の植物性、
動物性の油脂もしくは加工油脂あるいは、これらの混合
油脂があけられ、例えは、大豆油、綿実油、ナタネ油、
オリーブ油、コーン油、ヤシ油、す7ラワー油、牛脂、
ラード、魚油等である。さらにカカオバター代用Bk+
の原料となる特定組成のグリセリド、すなわち、1゜6
−ジステアロー2−オレオグリセリド、1−パルミト−
2オレオ−3−ステアログリセリド、1.3−ジパルミ
トー2−オレオグリセリドをエステル交換反応の目的物
とする場合にンま、グリセリドの2位にオレイン酸を多
量に含有する油脂、例えばオリーブ油、椿油、山茶花油
、パーム油、サル脂、イリツペ脂、コクム脂、シア月H
1マウア月旨、フルワラ脂、ポルネオタローIH又はこ
れらの分別油脂を使用することができる。
また、脂肪酸としては、炭素数2〜22の直鎖の飽和又
は不飽和の脂肪酸が利用でき、例えば、パルミチン酸、
ステアリン酸 オレイン酸等をあげることができる。ま
た、脂肪酸のアルコールエステルとしては上記脂肪酸と
炭素数1〜6の直鎖飽和−価アルコールのエステル化物
があり、例えば、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エ
チル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチルをあげ
ることができる。
本発明で用いる糖類としては、単糖類、少糖類、多糖類
があけられる。
本発明で用いる単糖類としては、例えはクリセロース、
トレハロース、エリトロース、リボース、キシロース、
アラビノース、リキンース、グルコース、マンノース、
アロース、アルドロース、キュロース、インドース、ガ
ラクトース、クロース、ジオキシアセトン、ケトトレオ
ース、エリスロケトベントース、フラクトース、タガト
ース、フシコース、ソルボース、ビシコース叫が挙げら
れるが、このなかで特に、アラビノース、リボース、ガ
ラクトース、クルコースが好ましい。少糖類とじては、
例えはマルトース、セロビオース、トレハロース、ケン
チオビオース、イソマルトース、ラクトース、シューク
ロース、メリビオース、ラフィノース、ケンチアノース
、スタキオース等が挙げられるが、このなかで特に、ト
レハロース、ラフィノース、ラクトース、シュークロー
スが好ましい。また、多糖類としては、例えばキシラン
、アラパン、デンプン、デキストリン、セルロース、グ
リコーゲン、テキストラン、イヌリン、レノくン、ガラ
クタン、サイクロデキストリンが添けられるが、このな
かで特に、デキストリン、セルロー= 9− ス、グリコーゲン、デキストラン、サイクロデキストリ
ンが好ましい。
これらの糖類は単独に用いてもよいし、二種以上併用し
7てもよい。特に、多糖類と、単糖類および/あるいは
少糖類の併用が好ましく、例えば、デキストリンとリボ
ース、デキストリンとトレハロース、デキストリンとラ
クトース、セルロースとガラクトース、セルロースとラ
クトース、セルローストトレハロース、りIJコーゲン
とリボース、グリコーゲンとガラクトース、グリコーゲ
ンとトレハロース、グリコーゲンとラクトース、サイク
ロデキストリンとグルコース、サイクロデキストリンと
ラクトース等の併用が好ましい。
リパーゼ酵素、糖類、水を基質溶液に加えるに当っては
、これらをます十分均一に混合してから、添加するのが
よい。そのような混合方法としては先ずリパーゼと水を
充分接触させておき、そのなかに多糖類および/あるい
は単・少糖類を添加し、よく混合してから基質溶液に分
散添加する方法がよい。また、リパーゼと多糖類および
/あるいは単・少糖類を混合し、てから水を添加し、充
分混合し2てから基質存在下に分散しても同様の効果が
ある。
このような方法で添加される望ましい水分量は、基質に
対して3〜20重fl: % 、より望ましくは10〜
15重量%である。基質に対する水分1が3重tt 1
未満では、充分な反応速度を得ることができず、また基
質に対して20重量%以上の水分量では、さらに水分を
増加しても、より速かな反応速度を得ることができない
また、このような方法で添加される望ましい多糖類およ
び/又は単・少糖類の添加量は、反応系中の水分量(単
位りに対して0.8〜5v/f?、より望ましくは1〜
6f/1である。多糖類および/又は単・少糖類の添加
量が反応系中の水分量(単位4゛)に対してo、ar/
r未満では反応速度がおそくなるばかりか加水分解反応
を抑えることが困難となり、また、5f/v以上でに反
応速度がおそくなる。
さらにまた、このような方法により添加されるが素の望
ましい絵加量つまりリパーゼ活性即位Uの量は、基質(
即位量)に対し、て20〜500V2、より望外し7く
は50へ200U/yである。
20I]/f/未満では充分な反応速度を得ることが困
難であり、また5ooU/r以上では酵素量の増加に対
(1,て反応速度の増加が少々くなり、工業的プロセス
としては不経済である。ただし、酵素の活性単位UVi
、オリプ油乳化液5−と0゜1 M IJン酸塩緩衝液
4−に酵素を加え、37℃で30分間反応させたときに
、0.05N水酸化ナトリウム水溶液0.06−に和尚
する脂肪酸を生成する毎に1活性単位Uとしまた。
本発明においては、酵素の安定化、分散性をよくする/
こめに担体を共存させることができる。
このような担体としてはセライト、漂白土、活性炭、多
孔性ガラス、イオン交挾樹脂等がある。
これらId反応系中に不溶であり、かつリパーゼの酵素
活性を保持することができる。
また、反応系内の基質に対して0.05〜5.0チの界
面活性剤をさらに加えることにより反応速度を速くする
ことができる。上記界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル
、レシチン、モノグリセリドよりなる群から選ばれた一
種あるいは7揮以上が有効に使用し2得る。
特にHLB 1〜8程度のショ糖脂肪酸エステルが効果
的である。
エステル交換反応は反応温度20〜50℃で行なわれる
のがよく、反応時間は系によって異なるが4〜24時間
程度で目的の組成物を得ることができる。
反応基質の中で、例えば高融点の油脂、油脂と脂肪酸の
混合物等を用いた場合、反応温度で不均一な系となるこ
とがあるが、そのような場合には、リパーゼに対して不
活性な有機溶剤に反応基質を溶解し、均一系として反応
を行なうことができる。この種の有機溶剤としてはn−
ヘキサノ、工業用へキサン、石油エーテルなどがちり、
基質に対し、て0.1〜5倍量(重ft)で用いること
ができる。
エステル交換反応の終了後、有機溶剤を使用した場合は
蒸留により有機溶剤の除去を行ない反応油を得る。反応
油中の脂肪酸、モノグリセリド、ジグリセリド、また添
加された界面活性剤等は、通常のアルカリ中和等の化学
的精製方法、水蒸気蒸留、真空蒸留およびクロマトグラ
フィー等の物理的精製方法により除去することができる
本発明によれば、望ましくない副反応である加水分解を
抑え、かつ従来公知の方法に比較して約10〜20倍あ
るいはそれ以上の反応速度を得ることができ、リパーゼ
による油脂類の効率的なエステル基交換反応が可能とな
った。また、本発明による油脂類のエステル基交換反応
方法によれば、位置選択的リパーゼを用いることにより
廉価原料から効率的にカカオバター代用脂を製造するこ
とができる。さらに特定条件下ではカカオ脂に類似のト
リグリセリド組成物を得ることができ、工業的に非常に
南用な方法である。
次に実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 リゾプスデレマ(Rh1zopus delemar 
)由来のリパーゼ(ir肖りのリパーゼ活性3500U
)0.286fとイオン交換水1.36 fをよく混合
均一化した後、トレハロース0.62S’を添加して充
分混合した後さらにセルロースパウダー1.01Vを添
加し充分混合した。次に、トリオレイン5F、パルミチ
ン酸5vおよびn−ヘキサン82からなる基質混合溶液
を4つロフラスコに仕込み、40℃の湯浴に保持し7、
先に調製した糖類含有リパーゼ混合物をこの基質混合溶
液によく分散添加し、反応系をガラスストッパーにより
密閉し、反応温度40℃、攪拌速度200rpmで反応
を行なった。少量の反応混合物を経時的に分取し、アセ
トンに溶解し、上澄液部分を昇温ガスクロマトグラフィ
ーにかけ、炭素数別のトリグリセリド組成を測定した。
また、反応停止後、反応混合物を1過し、酵素、糖類等
の不溶成分を除去し、さらに溶剤を留去し、て油分を回
収し2、その酸価の測定を行ない、次表に示す結果を得
た。
この反応系の場合、c5oσ2−オレオ−1゜3−シバ
ルミチンであり、c52Vi、1−パルミ)−2,3−
ジオレインおよび6−パルミト−1,2−ジオレインで
あり、C51Iは、トリオレインである。
なお、トリオレインは、先ず、っばき前月り肪酸より尿
素付加法で高純度オレイン酸を分取し、メチルエステル
化によりオレイン酸メチルにし、次に、トリアセチンと
オレイン酸メチルをエステル交換することにより調製し
たものを用いた。
また、パルミチン酸は市販の試薬一級品を用いた。
実施例2 リップ/<7’レマリパーゼ0.571Fとイオン交換
水1.2−をよく混合した後、デキストリン0゜61お
よびラクトース0.6fを添加して充分混合した。次に
、トリオレイン51F、パルミチン酸5vおよびn−ヘ
キサン10Fからなる基質混合溶液を4つロフラスコに
仕込み、38℃の湯浴に保持し、先に調製した糖類含有
リパーゼ混合物をこの基質混合溶液によく分散添加し、
反応系を密閉し、反応温度38℃、攪拌速度200 r
pmで反応を行ない、次表に示す結果を得た。
実施例8 リゾプスデレマリパーゼo、86f、イオン交換水0.
53−およびセルロース1.6fの混合物ヲ、トリオレ
イン5f、パルミチン酸52およびn−ヘキサンior
からなる基質混合溶液に分散添加し、反応温度38℃、
攪拌速度200rpmで反応を行ない、次表に示す結果
を得た。
実施例4 リゾプスデレマリパーゼ0.136F、イオン交換水1
.68−およびβ−サイクロデキストリン6.72をよ
く混合し、た後、トリオレイン52バルミチン酸4.5
fおよびn−ヘキサ710Fからなる基質混合溶液に分
散添加し、反応温度40℃、攪拌速度300 rpmで
反応を行ない、次表に示す結果を得だ。
実施例5 リゾプスヤボニカス(Rh1zopua japoni
cua )由来ノIJ ハーゼ(1fdりのリパーゼ活
性4200U)0.114f、イオン交換水1.1−1
およびラクトース2.22の混合物をトリオレイン51
F。
バルミチン酸4.5Fおよびn−ヘキサン10fからな
る基質混合溶液に分散添加し、反応温度40℃、攪拌速
度300 rpmで反応を行ない、次表に示す結果を得
た。
実施例6 リゾプスヤボニカスリパーゼ0.20f、イオン交換水
0.42mj、β−サイクロデキストリン0.42rの
混合物をトリオレイン5f。
バルミチン酸3fおよびn−ヘキサン10fからなる基
質混合溶液に分散添加し、反応温度37℃、攪拌速度3
00 rpmで反応を行ない、次表に示す結果を得た。
実施例7 リゾプスデレマリパーゼ0.286f、イオン交換水1
.36t、トレハロース0.62fおよびセルロースパ
φダー1.m1fの混合物を実施例1と同様に調製し、
トリオレイン5f。
バルミチン酸5f、シュガーエステル(第−工業製薬株
式会社製、DKエステルF−10,HLBl 〜2)o
、osrおよびn−ヘキサン81からなる基質混合溶液
に分散添加し、実施例1と同一の条件で反応を行ない、
次表に示す結果を得た。
実施例7は実施例1に比較して、シュガーエステルを使
用する点でのみ異なるが、この結果から明らかなように
、シュガーエステルを使用することにより反応速度をよ
り速くすることができる。
実施例8 リゾプスデレマー(Rh1zopua delemar
 )リパーゼ(xsooU/l)1.9S+、イオン交
換水102、セルロース11.31F及びラクトース1
51Fの混合物を、パーム中部油50v1ステアリン酸
45f1シユガーエステル(第−工業製薬株式会社製、
DKエステルF−10)0.4fおよびn−ヘキサン1
001の混合溶液に添加1〜、反応温度40℃、攪拌速
度200 rpmで反応を行ない、次表に示す結果を得
た。
次に、12時間反応させた反応混合物をp過した。P液
部を、溶出溶媒としてヘキサンを用い、フロリジル担体
によるカラムクロマトグラフィーを常法に従がって行な
い、中性油部分のみを溶出回収した。回収n−へキサン
溶液のミセラ濃度を30重′を饅に調製し、8℃に放置
し、析出した結晶をr別しだ。得られたP液部をさらに
一7℃に放置し、析出した結晶をP別した。
この結晶部を脱溶剤し、常法に従がって漂白、脱臭し各
種の物性を測定したところカカオバター代用脂として非
常に優れたものであることが判明した。
実施例9 リゾプスデレマ(Rh1zopus delemBr 
)リパーゼ(5500U/f) 2.71 ?、イオン
交換水10v1 セルロース15f及びガラクトース1
fをよく混合し、サル肪帖部油50v1パルミチン酸4
59、シュガーエステル(第−工業製薬株式会社製、D
KエステルF−10)0.2Fおよびn−ヘキサン10
0tの混合溶液に添加し、反応温度40℃、攪拌速度2
00 rpmで反応を行ない、次表に示す結果を得た。
次VCl3時間反応させた反応混合物を1過し、e:0
部を実施例8と同様Vこカラムクロマトグラフィーで処
理し、でらに溶剤分別を行ない中部油を得、常法に従が
って漂白、脱臭シ1、各種の物性を測定し、たところ、
カカオバター代用脂として非常に優れたものであること
が判明した。
比較例1 リゾプスデレマリパーゼ0.2B6fとイオン交換水1
.369をよく混合均一化した後、トリオレイン5り、
バルミチン酸5vおよびn−ヘキサン8vからなる基質
混合溶液に添加し、反応温度4〔〕℃、攪拌速度20 
Orpmで反応を行ない、次表に示す結果を得た。
酵素量および水分量は、実施例1と同一であるが、糖類
が添加されていない系である。上表から明らかなように
、この系では、反応速度もおそくかつ加水分解の割合も
大となり、望ましい反応組成物を得ることができなかっ
た。
比較例2 脱水処理したトリオレイン59.バルミチン酸5tおよ
びn−ヘキサン101Fからなる基質混合溶液(カール
フィッシャー水分計による水分量0.07重量%)に、
リゾプスデレマリパーゼ0.2861.セライト0.3
2およびセルロースパウダー0.31混合物を徐々に真
空乾燥した後分散添加し、反応温度40℃、攪拌速度2
00rpmで反応を行ない、次表に示す結果を得た。
この反応系の基質sbの水分量は、約0.14重量%程
度であるが、このような微量の水分量では、大部分の酵
素が睡眠状態かあるいは死んだ状態でおり、上表から明
らかなように、反応速度が非常におそくなり、工業的条
件とはな9得ないと判断される。
比較例8 脱水処理したトリオレイン52、バルミチン酸51、お
よびn−ヘキサン102からなる基質混合溶液(カール
フィッシャー水分計による水分i0.07重量係)に、
リゾプスデレマリパーゼ0.2861およびセライト0
.39およびセルロースパウダー0.52混合物を徐々
に真空乾燥した後分散添加し、さらに、イオン交換水0
゜05ゴを添加し、反応温度40℃、攪拌速度200 
rpmで反応を行ない、次表に示す結果を得た。
この反応系の基質当りの水分量は、約0.64重ii%
程度であるが、」7表から明らかなように、このような
微量の水分1[では、反応速度が非常におそくなり、工
業的条件とはなり得ないと判断される。
特許用1傾人 旭電化工業体弐会社 27− =516−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (II  糖類の存在下にリパーゼによる油脂類のエス
    テル基交換を行なうに当たり、系中の水分量が基質に対
    して3〜20重量%、系中の糖類の量が系中の水分量(
    単位量)に対して0゜8〜5r/y、系中のリパーゼ酵
    素量が基質(単位量)に対して20〜500活性単位U
    /1の条件下で反応を行なうことを特徴とするリパーゼ
    による油脂類のエステル基交換反応方法。 (2)反応系中の糖類が系中の水分量(単位量)に対し
    て1〜32/1で反応を行なうことを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載のリパーゼによる油脂類のエス
    テル基交換反応方法。 (3)反応系中の水分量が、基質に対して10〜15重
    量%で反応を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項又は第(2)項記載のりバーゼによる油脂類の
    エステル基交換反応方法。 (4)  リパーゼ酵素量が基質(単位量)に対して5
    0〜200活性単位U/fで反応を行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)〜(31項倒れかに記載の
    リパーゼによる油脂類のエステル基交換反応方法。 (5)反応系内の基質に対してさらに0.05〜5゜0
    重匍チの界面活性剤の存在下で反応を行なうことを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)〜(4)項何れかに記載
    のリパーゼによる油脂類のエステル基交換反応方法。 (6)糖類がデキストリン、サイクロデキストリン、グ
    リコーゲン、およびセルロースカラする群から選ばれた
    一種あるいは二種り上の多糖類である特許請求の範囲第
    (1)〜(5)項何れかに記載のリパーゼによる油脂類
    のエステル基交換反応方法。 (7)糖類がリボース、ガラクトース、アラビノース、
    クルコース、トレハロース、ラフィノース、ラクトース
    及びシュークロースからなる群から選ばれた一種あるい
    は二種以上の単糖類又は少糖類である特許請求の範囲第
    (1)〜(5)項何れかに記載のリパーゼによる油脂類
    のエステル基交換反応方法。 (8)糖類が、デキストリン、サイクロデキストリン、
    グリコーゲン及びセルロースからなる群から選ばれた一
    種又は、二種以上の多糖類と、 リボース、ガラクトース、アラビノース、グルコース、
    トレハロース、ラフィノース、ラクトース及びシューク
    ロースからなる群から選ばれた一種又は二種以上の単糖
    類又は少糖類との混合物であるも許請求の範囲第(1)
    〜(5)埴伺れかに記載のリパーゼによる油脂類のエス
    テル基交換反応方法。
JP56210263A 1981-12-28 1981-12-28 油脂類のエステル基交換反応方法 Granted JPS58116688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56210263A JPS58116688A (ja) 1981-12-28 1981-12-28 油脂類のエステル基交換反応方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56210263A JPS58116688A (ja) 1981-12-28 1981-12-28 油脂類のエステル基交換反応方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58116688A true JPS58116688A (ja) 1983-07-11
JPH0316117B2 JPH0316117B2 (ja) 1991-03-04

Family

ID=16586485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56210263A Granted JPS58116688A (ja) 1981-12-28 1981-12-28 油脂類のエステル基交換反応方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58116688A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61149084A (ja) * 1984-12-21 1986-07-07 Kao Corp 酵素の活性化方法
US5288619A (en) * 1989-12-18 1994-02-22 Kraft General Foods, Inc. Enzymatic method for preparing transesterified oils
WO2000061734A3 (en) * 1999-04-12 2001-04-05 Europa Bioproducts Ltd Enzyme compositions and their use as catalysts
KR102235833B1 (ko) * 2019-12-05 2021-04-05 한국화학연구원 토양 메타게놈 유래 신규 트리올레인 선택성 리파아제 유전자 Lip-1307 및 이의 용도
EP3839052A1 (de) * 2019-12-20 2021-06-23 Evonik Operations GmbH Verfahren zur enzymatischen herstellung von zucker-estern und/oder zuckeralkohol-estern

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61149084A (ja) * 1984-12-21 1986-07-07 Kao Corp 酵素の活性化方法
JPH0327199B2 (ja) * 1984-12-21 1991-04-15 Kao Corp
US5288619A (en) * 1989-12-18 1994-02-22 Kraft General Foods, Inc. Enzymatic method for preparing transesterified oils
WO2000061734A3 (en) * 1999-04-12 2001-04-05 Europa Bioproducts Ltd Enzyme compositions and their use as catalysts
KR102235833B1 (ko) * 2019-12-05 2021-04-05 한국화학연구원 토양 메타게놈 유래 신규 트리올레인 선택성 리파아제 유전자 Lip-1307 및 이의 용도
EP3839052A1 (de) * 2019-12-20 2021-06-23 Evonik Operations GmbH Verfahren zur enzymatischen herstellung von zucker-estern und/oder zuckeralkohol-estern
WO2021122971A1 (de) * 2019-12-20 2021-06-24 Evonik Operations Gmbh Verfahren zur enzymatischen herstellung von zucker-estern und/oder zuckeralkohol-estern
CN114829617A (zh) * 2019-12-20 2022-07-29 赢创运营有限公司 用于酶促制备糖酯和/或糖醇酯的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0316117B2 (ja) 1991-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3430944C2 (ja)
EP0126416B1 (en) Reaction method for transesterifying fats and oils
US4268527A (en) Method for producing cacao butter substitute
Reyes-Duarte et al. Synthesis and properties of ascorbyl esters catalyzed by lipozyme TL IM using triglycerides as acyl donors
JPS6250115B2 (ja)
US3353966A (en) Salad oils and method of making them
Janssen et al. Enzymatic synthesis of carbohydrate esters in aqueous media
US4735900A (en) Enzyme preparation for interesterification
US5177013A (en) Preparation of an immobilized lipase having a low water content without drying
DE69934304T2 (de) Verbessertes verfahren für die synthese und reinigung von unverdaulichen fetten
JPS58116688A (ja) 油脂類のエステル基交換反応方法
JP4497561B2 (ja) マーガリン・ショートニング用油脂およびそれでできた製品
WO1991006661A1 (en) Lipase-catalyzed in situ generation of mono- and di-glycerides
US5137660A (en) Regioselective synthesis of 1,3-disubstituted glycerides
JPS6322798B2 (ja)
US2285422A (en) Emulsion
WO2005017142A1 (de) Verwendung von pit-emulsionen in enzymatischen reaktionen
JP2023507446A (ja) 酵素による糖エステルおよび/または糖アルコールエステルの製造方法
EP0571421B1 (en) Enzymatic reverse hydrolysis of hydrophilic substrates - preparation of amphiphilic compounds
JPH0357759B2 (ja)
Afach et al. Lipase-catalyzed synthesis of d-psicose fatty acid diesters and their emulsification activities
US6200784B1 (en) Process for the selective preparation of derivatives of monosaccharides and polyols which are partially acylated
JP2657675B2 (ja) 油脂の改質方法
JPH012588A (ja) 改質油の製造法
JPH0712310B2 (ja) 脂質分解酵素の固定化方法