JPS58115462A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、磁性現像剤を用いて静電潜像を顕像化する静
電潜像現像装置に関し、詳しくは、現像スリーブの局面
に形成される現像剤層の厚みを規制する機構として新規
な機構を採用した静電潜像現像装置に関するものである
。

従来技術 磁性現像剤を用いて静電潜像を顕像化する静電潜像現像
装置においては、現像２リープの周面に対して一定の間
隙を保って設けちれた規制板、いわゆる穂高規制板によ
って現像スリーブの局面に形成される現像剤層の厚みを
規制することが一般的に行われている。ところで、この
様な方法で現像剤層の厚みを規制した場合、前記穂高規
制板と現像スリーブの周面との間の間隙に磁性現像剤が
詰り易く、種々の不都倉が生ずるといった問題がある。

このため、これらの問題を改善する目的で、近年、前記
穂高規制板を磁性材で一形成し、現像スリーブの内部に
設けられているノ磁石と磁性穂高規制板との間に形成さ
れる磁界の作用によって前記厚みを規制する方法が提案
されるに至っている。この提案された方法によれば、現
像スリーブの局面と穂高規制板との間の間隙を比較的大
きく保った状態で前記規制を行い得るので前記の如き問
題は実用に支障のない程度にまで改善されることになる
Ｏ　　　　゛ ところが、この提案された方法を実際に静電潜像現像装
置に対して適応させようとした場合、現像スリーブの内
部に設けられている磁気ローラ・を。

静電潜像現像時に回転駆動する形態の静電潜像現像装置
に関しては、磁気ローラの回転トルクが極端に増大され
、駆動系に多大なる負担が加わるといった別の問題が発
生してしまい、現実問題として前記の如き形態の静電潜
像現像装置に対して前記提案された方法を適応させるこ
とは不可能であつｆｃ。

発明の目的 本発明の目的は、前記の如き゛問題を生じさせることな
く、現像スリーブの内部に設けられている磁気ローラを
静電潜像現像時に回転駆動する形態の静電潜像現像装置
に対して前記提案された方法を適応させることにある。

発明の要旨 本発明９要旨は、本発明に係る静電潜像現像装置が現像
スリーブの局面に対向して設けられている磁性材からな
る現像剤層の厚み規制ローラを備え、磁気ローラと厚み
規制ローラとの間：こ形成される磁界の作用によって現
像スリーブの周面に形成される現像剤層の厚みが規制さ
れることにある。

なお、現像剤層の厚みを規制する部材がローラ・形状を
していることにより、磁性材によりこの部材が形成され
ているにも拘らず、磁気ローラの回転トルクの増大はほ
とんどない。

実施例 第１図中、電子写真感光体ドラム（１）は、矢印（８１
方向に１００ｍ／（６）の周速で回転駆動されるもので
あり、その回転駆動に伴い、図示さｔぬ作像手段によっ
て現像されるべき静電潜像がその表面上に形成される様
になっている。そし工、この感光体した状態の感光体ド
ラム（１）の表面が現像装、置（２）に対向する位置を
通過する際に前記静電潜像は顕像化される。なお、第１
図中、現像装置（２）は粉像転写型電子写真複写機中に
組み込まれた型で示されており、前記顕像はその後図示
されぬ転写手段によって転写紙へと転写される。

前記静電潜像現像装置（２）は、感光体ドラム＋１１の
表面に対しヤ４００μｍの間隙を保って矢印（ｂｌｌ内
向回転可能に設け、られた現像スリーブ（４）と、その
内部に、矢印（ｃ１方向に回転可能に設けられた磁気ロ
ーラ（５）とを有し、現像剤槽（３）内に収容されてい
る磁性現像剤（Ｄｅ）を用いて感光体ドラム（１）の表
面に担持される靜゛電潜像を顕像化する様になっている
。現像スリー′プ（４）は、非磁性と導電性とを兼ね備
えた材質、単体的にはステンレス材からなり。

３１謡の外径を有する一方、静電潜像現像時に矢印（ｂ
１方向に６Ｏｒｐｍの回転数で回転駆動されるものであ
る。また、磁気ローラ（５）は図示の如く、その周囲に
順次Ｓ極、Ｎ極を着磁してなるものであり、静電潜像現
像時に前記現像スリーブ（４）と同期して矢印＋０１方
向に８０Ｏｒｐｍの回転数で回転駆動されるものである
。なお、磁気ローラ（５）の各磁極の磁力は現像スリー
ブ（４）の周面上における磁束密度が７５０Ｇになる様
に調整されている。この磁気ローラ（５）は現像スリー
ブ（４）の周面上に磁性現像剤（Ｄｅ）を磁気的に吸着
して、その局面に現像剤層を形成するものである。

前記現像剤槽（３）内には、その上部に設けられている
補給現像剤タンク内に収納されている磁性現像剤（Ｄｅ
）が逐次補給され、常時一定量の磁性現像剤（１）ｅ）
が収容される様になっている。この磁性現像剤（Ｄｅ）
は、いわゆる−成分系現像剤であり、絶縁性を有する平
均粒径１２μｍの磁性トナーのみからなる。

一方、現像スリーブ（４）の最上部に位置する周面に対
向して、現像剤層の厚み規制ローラ（６）が回転可能に
設置されている。この規制ローラ（６）は磁性相、具体
的には磁性ステンレス材からなり、１５５ｍの外径を有
する一方、前記現像スリーブ（４）の回転駆動と同期し
て矢印（ｄ）方向にＩＱ　ｒｐｍの回転数で回転駆動さ
れるものである。なお、この規制ローラ（６）と現像ス
リーブ（４）との間隙は３００μｍに設定されており、
このため、規制ローラ（６）が磁気ローラ（５）の磁力
の影響を受け、その内部に磁極が誘導形成される。そし
て、規制ローラ（６）と磁気ローラ（５）との間に強力
な磁界が形成される。この磁界は、現像スリーブ（４）
と規制ローラ（６）との間の間隙部に現像剤（Ｄｅ）を
詰らせることなく現像スリーブ＋４１の局面に形成され
る現像剤層の厚みを規制するために極めて重要な役割を
果すものである。本実施例において現像剤層の厚みは略
４００μｍに規制される。

一方、前記規制ローラ（６）の周面に対しては、クリー
ナ（７）の先端が圧接されている。このクリーナ（７）
は、非磁性材、具体的にはステンレス材からなり、１０
０μｍの厚みを有している。なお、クリーナ（７）とし
てマイラ、あるいはモルトプレーン等を用いることもで
きる。このクリーナ（７）の他端は補給現像剤タンクの
外壁に固定されており、規制ローラ（６）の矢印ｔｃ＋
方向の回転駆動に伴い、その周面を逐次クリーニングす
る機能を果すものである。

ここで前記静電潜像現像装置（２）における磁性現像剤
（Ｄｅ）の動きにつき説明すると次の通りである。

先ず、現像剤槽（３）内に収容されている磁性現像剤（
ｒｙｅ）は、磁気ローラ（５）の磁気作用によって現像
スリーブ（４）の周面上に吸着され、その周面に現像剤
層を形成する。この現像剤層は、現像スリーブ（４）の
矢印（ｂ１方向への回転駆動及び磁気ローラ（５）の矢
印（ｃ１方向への回転駆動に伴い、現像スリーブ（４）
の周面に沿って矢印ｆｂ１方向へと搬送される。この搬
送の途上で現像剤層は現像スリーブ（４）と規制ローラ
（６）との間を通過するのであるが、その際、現像剤層
の厚みが規制される。その結果、現像領域において現像
スリーブ（４）の周面部分に形成される現像剤層の厚み
は略４００　ｐｍとなる。

この様な現像剤層の厚みの規制を受けた後の現像剤層は
更に矢印ｔｂ＋方向へと搬送され、現像領域へと至る。

ここで、現像剤層を形成する現像剤（Ｉ）θ）が感光体
ドラム（１）の表面を摺擦し、その表面に担持されてい
る静電潜像を現像して顕像化することになる。

本発明者らが実験等において確認したところによると、
前記静電潜像現像装置（２）においては、磁気ローラ（
５）の回転駆動に伴い移動する磁極に対応して規制ロー
ラ（６）が誘導磁化され、更に、規制ローラ（６）内に
誘導形成された磁極も磁気ローラ（５）の磁極の移動に
追随して移動するた、め、現像剤層の厚み規制領域にお
ける現像剤（Ｄｅ）に対する磁気°的攪拌力は大であり
、この領域での現像剤の詰りか生ずることがなかった。

また、規制ローラ（６）の周面に対する現像剤（Ｄｅ）
の付着もほとんど生ずることがなかった。なお、前記静
電潜像現像装置（２）においては、例えその様な付着が
生じたにせよ、付着した現像剤（Ｄｅ）はクリーナ（７
）によって直ちに規制ローラ（６）の周面から除去され
る様になっている。

また一方、磁気ローラ（５）の回転トルクに関しても、
そのトルクは規制ローラ（６）を非磁性材からなる穂高
規制板に置換′したものと比較してそれ程大きな値では
なかった。この様に現像剤層の厚み規制部材を磁性材で
形成するにも拘らず磁気ローラ（５）の回転トルクがさ
程増大されないことの理由は定かではないが、前記規制
部材である規制ローラ（６）が現像スリーブ（４）に対
して面対向していることにより、規制ローラ（６）内に
誘導形成された磁極が移動可能になっているからだと推
測される。因に、前記穂高規制板を磁性材で形成したも
のについては、磁気ローラ（５）の回転トルクが極端に
増大されていた。これは、穂高規制板が現像スリーブ（
４）に対して線対向していることにより、前記の如き誘
導形成された磁極の移動が行われず、磁気ローラ（５）
の回転駆動に伴い現像剤層の厚み規制領域で急激な磁界
変化が生ずるからであると思われる。

以トが本発明に係る静電潜像現像装置の実施例の説明で
あるが、この実施例に対して種々の変更を加えることも
可能である。例えば、現像スリーブ（４）の周面に２〜
５０　ｐｍ程度の凹凸を設ける様にしても良い。この様
にすると現像剤（Ｄａ）の現像スリーブ（４）の周面に
沿った搬送力が増大されるばかりでなく、現像効率も向
上されることとなり有利である。また、規制ローラ（６
）は磁気ローラ（５）と同期して回転駆動されずとも良
く、必要に応じて間欠的に回転駆動される様にするこ・
ともできる。

次に、第２〜４図を参照しながら本発明に係る静電潜像
現像装置の他の実施例につき説明する。

なお第２〜４図の各々はそれらの要部のみを示すもので
あり、図示されぬ他の部分の構成、及び第１図に示さね
る符号と同一の符号を付さ名ている部分の構成は第１図
に示される実施例の構成と共通である。

第２図中、規制ローラ（１６）は内径１０ｍ、外径１８
１１の中空シリンダ形状をしており、磁性ステンレス材
からなる。第３図中、クリーナ（１７）は厚み３ｍｓの
弾性ゴム板、具体的にはポリウレタンゴム板からなる。

なお、クリーナ（１７）は先端部のみ弾性ゴム材で形成
しても良く、その基部はアルミニウム、リン青銅等の可
撓性金属薄板で形成することもできる。第４図中、規制
ローラ（６）の周面をクリーニングするだめのクリーナ
は省略さねており、現像スリーブ（４）は矢印（ｂ′）
方向に１２０ｒｐｍの回転数で回転駆動される一方、磁
気ローラ（５）は矢印（Ｃ′）方向に６００ｒｐｍ、規
制ローラ（６１は矢印（ｄ′）方向、即ち、現像スリー
ブ（４）の周面に沿った現像剤の搬送方向と逆の方向に
１　Ｏｒｐｍの回転数で各々同転駆動される様になって
いる。この第４図に示される実施例においては、規制ロ
ーラ（６）に対する現像剤の付着は全くなく、クリーナ
が省略された状態でも常時規制ローラ（６）は汚れのな
いきれいな周面を維持し得る〇 発明の効果 本発明に係る静電潜像現像装置においては、現像剤層の
厚みを規制する部材が磁性材で形成されているにも拘ら
ず、その部材がローラ形状をしているので、磁気ローラ
の回転トルクの増大はほとんどない。このため、現像ス
リーブの内部に設けられている磁気ローラを静電潜像現
像時に回転駆動する形態でありながら、何ら不都合を生
ぜずして近年提案された方法が適応されていることにな
る０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る静電潜像現像装置の一実施例を示
す図面である。第２〜４図は、各々、他の実施例の要部
を示す図面である。 １・・・電子写真感光体ドラム ２・・・静電潜像現像装置 ４・・・現像スリーブ ５・・・磁気ローラ ６．１６・・・現像剤層の厚み規制ローラ７．１７・・
・クリーナ １）ｅ・・・磁性現像剤 出願人　ミノルタカメラ株式会社 第１図 Ｆ 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　非磁性材からなる現像スリーブと、現像スリーブ
   の内部に設けられており、静電潜像現像時に回転駆動さ
   れる磁気ローラと、現像スリーブの周面に対向して設け
   られている磁性材からなる現像剤層の厚み規制ローラと
   を備え、前記磁気ローラと厚み規制ローラとの間に形成
   される磁界の作用によって現像スリーブの局面に形成さ
   れる現像剤層の厚みを規制することを特徴とする静電潜
   像現像装置。 ２　現像剤層の厚み規制ローラが間欠的に回転駆動され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の静電潜
   像現像装置。 ａ　現像剤層の厚み規制ローラが磁気ローラと同期して
   回転駆動されることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の静電潜像現像装置。 ４、現像剤層の厚み規制ローラと磁気ローラとが逆方向
   に回転駆動されることを特徴とする特許請求の範囲第２
   項又は第３項記載の静電潜像現像装置。 ５　現像剤層の厚み規制ローラが現像スリーブの周面に
   沿った現像剤の搬送方向と逆の方向に回転駆動されるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項記載の
   静電潜像現像装置。 α　現像スリーブが磁気ローラと同期して回転駆動され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第５項の
   いずれかに記載の静電潜像現像装置Ｏ Ｉ　現像剤層の厚み規制ローラの周面が逐次クリーニン
   グされることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第
   ６項のいずれかに記載の静電潜像現像装置。