JPS58115290A - 各種窯炉開孔部の補修方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は各種窯炉の開孔部、例えば転炉出鋼口の内壁の
耐火拘縮ｔＦｉ　ＩＩＩ所に耐火物を圧着さ・Ｕる補修
方法に関する。

上記を目的とした補修方法ないし装置とし“（は、従来
におい′ζも各種形態のものが開発され、使用されてお
り、その一形態として窯炉開孔部内で用人パイプを移動
、回転させ、かつピストンを作動することによって充填
材料を窯が開孔部内に押出し、熱闘補修する方法がある
。しかし、かかる補修方法にあっては材料の焼結が早く
、そのため圧入パイプを窯炉開孔部から離脱できない等
の事故を生じていた。

本発明はこのような現状をかえりみて創作されたもので
あり、溶損された開孔部の補修を合理的かつ短時間に実
施でき、さらに上述した事故等も完全に防止できる窯炉
開孔部の補修方法を提供せんとするものである。

本発明は内部に風船体を有する耐火物注出パイプを窯炉
開孔部内に挿入し、同風船体を膨張することによって耐
火物注出パイプより窯炉開孔部内に耐火物を押出・圧入
し、その後耐火ｉｔ出パイプを同窯炉開孔部より１１脱
することを特徴とする各種窯炉開孔部の補修方法に係る
ものである。

以下添付図に示す実施例に基いて本発明（・７係る各種
窯炉開孔部の補修方法を具体的に説明する。

第１実施例（第１図〜第７図） 本実施例は転炉出鋼口（１）の補修に用いた場合の実施
例である。本補修方法に用いる補修装置としては各種形
態が考えられるが、本実施例においては、同装置は大概
して基端部（４ａ）に材料充填口（２）を有するととも
に、転炉出鋼口（１）と略等しい長さを有する先端部（
４ｂ）に全周に渡って多数の耐火物注出孔（３）を有す
る耐火物注出パイプ（４）、向注出パイプの！端部を回
動自在に支持する第１及び第２軸受（５１（６１、実質
的に注出パイプ（４）の基端部内に往復動自在に配設さ
れ材料充填口（２）からの供給耐火物を注出パイプ（４
）の先端部に給送するビス１−ン（７）、注出パイプ（
４）の後位に配設され上記ピストン（７）を駆動する材
料充填用シリンダ（８）、注出パイプ（４）」冒こ遊嵌
状態がっ摺動自在にり１装され基端側に壁面係合板（９
）を有する多孔質素材よりなる有孔型枠（１０）、及び
注出パイプ（４）と有孔型枠（１ｏ）間に介設され注出
パイプ（４）の１１出孔（３）を開閉する筒状ダンパー
（ＩＩ）、第２軸受（６）上に取付ｔＪられ上記注出パ
イプ（４）、有孔型枠（１ｏ）及び筒状ダンパー（）１
）を一体向に時ｉ１方向、反時１１方向いずれの方向に
も回転する回動装置（１２）及び注出パイプ（４）の先
端部（４ｂ）内に配設され、り１部からの所要流体の流
入にて膨張する風船体（１３）及び」１記注出バイブ（
４）、材料充填用シリンダ（８）、回動装置（１２）等
を−・体向に搭載する架台（１９）より構成さ４する。

上記構成の詳細か第３図から第７図に示されており、図
示する如く、耐火物注出パイプ（４）は基端部（４ａ）
と先端部（４ｂ）との連絡する筒所に注出孔開閉用シリ
ンダ（１４）を円周面に取付けてなる環状シリンダ取付
板（１５）を固着しており、注出孔開閉用シリンダ（Ｉ
４）の伸縮ロッド端は筒４Ｒダンパー　１）の基ｙ＃に
ｉ？！斤古されており、１司シリンダーの駆動にょっ′
ζ筒状ダンパー（１」）は注出パイプ＋４１１を相対的
に進退し、注出パイプ（４）の注出孔を開閉する。また
同開閉は筒状ダンパー（１１）を回転することにょっζ
行なわせることもできる。なお筒状ダンパー（１１）は
、材料の切離し、材料の保持（材料によっては過度の流
動性を有する）あるいは圧入した材簿（のならし等を目
的としζ用いられるものである。また上記注出パイプ（
４）は風船体（１３）内に全長に渡って伸延する風船体
支持ロソｌ′（１６）を設けており、同ロソじによって
風船体（１３）は注出パイプ先端部（４ｂ）全長に波っ
て均一・に膨張することになる。なお風船体の素材もし
くは供給流体等によってＬｔロットを設けないようにす
ることも−（きる。同風船体（１３）に流体を供給する
機構としては各種形、ｑＭが考えられるが、本実施例に
あっては流体供給管（１７）の一端を環状シリング取付
板（１５）内のマニホールド配管（１８）の１端と連通
さけ、さらに同マニホールド配管（１８）の他端を風船
体（１３）の基端と連通させることによって形成してい
る。

なお上記構成において筒状ダンパー（］Ｉ１を不要とす
ることもでき、この場合有孔型枠（Ｉｌｌはりの注出パ
イプ（４）の切離は同注出バイブの進退及び又は回転に
よって行なわれることになる。

また第７図に出鋼Ｅｌ（Ｔ）における上記構成の全体配
置図が示されており、図示する如く荷台（（９）は伸縮
架台構造を有しており、固定台座（２０）土に設けた往
復動シリンダ（２１）　　（２２）を駆動することによ
ってＩ主用パイプ（４）等を出鋼口′（Ｔ）に対して進
退させることができる。

ついで上記構成を有する補修装置による補修方法につい
て述べる。

まず全体装置を架台（１９）　、シリンダ（２１）　　
（２２）等を駆動して転炉の出鋼口（１，１と整合状態
に対峙する位置にもたらす。ついで全体装置を搭載する
架台（１９）を作動して有孔型枠（１０１を遊嵌してな
る耐火物注出パイプ（４）を出鋼口（１１内に挿入し、
同挿入は有孔型枠ｆｌＯ）の壁面係合板（９）が出鋼口
（１）の前面と接触した時停市する。その後、耐火物供
給装置（図示せず）より所望量の耐火物を注出バイプ（
４）の基端部（４ａ）に充填し、耐火物充填用シリンダ
（８）を作動して、ピストン（７）にて耐火物を注出パ
イプ（４）の先端部（４ｂ）全長に渡って給送する。

なお耐火物の注出パイプ（４）内への充填は注出パイプ
（４）の出鋼口（１）への挿入前にも朽うことができる
。

ついで注出口開閉用シリンダ（１４）を作動して筒状ダ
ンパー（１１）を駆動し、注出孔（３）を開となす。

ここで流体供給管（１７）及びマニホールド配管（＋８
）を介して所望の流体（例えば不燃油）を風船体（１３
）内に給送し風船体（１３）を膨張させれば、同膨張に
よって先端部（４ｂ）内の耐火物は流出孔（３）、筒状
ダンパー（１１）の開孔及び有孔型枠（１０）の透孔を
通して出鋼口（１１の内壁面に押出付着されることにな
る。

すなわち、上記注出作業によって所望量の耐火物が出鋼
口（１）の内壁面全周及び全長に渡って均一かつ確実に
付着される。所要時間経過後、回動装置（１２）を回動
するとともに架台（１９）を後退さＵ′ることによって
、注出バイア　、（４）及び筒状ダンパー　（１１）を
回転さＵなから出鋼口（１１より後退離脱さ−Ｕる。な
お、この注出パイプ（４）の引抜きも含め°Ｃ注出バイ
ブ（４）の進退は回動を伴うものとすることができるが
、引抜きのときは、回転を併用するのが好ましい。さら
に注出パイプ（４）と筒状ダンパ−（１１）との関係に
おいても、１者を本実施例構成のように一体的に動くよ
うにしてもよく、別々に、あるいは一方を停止した状態
とすることできる。しかしパイプ引抜時は一体的に後退
させるのが好ましい。さらに筒状ダンパー（１１）の回
転や進退によって材料との切離しを図り、このとき、注
出パイプ（４）を不動とし、切離し後、筒状ダンパー（
１１）と別々に、又は共に炉孔部より離脱してもよい。

この際、有孔型枠（ｌＯ）は耐火物注出パイプ（４）に
単に遊嵌されているのみなので、耐火物注出バイブ（４
）の後退にあっても注出孔（３）よりの耐火物が有孔型
枠（１０）を出鋼口（１）内壁面に固着し、耐火物注出
バイブ（４）を出鋼口（１）から取外した際、有孔型枠
（１０）は補修後向壁面を形成することになる。

第２実施例（第８図〜第１０図） 本実施例は補修装置に水冷機構を組込んだことを特徴と
するものである。

図示する如く注出パイプ（１０４）は外管（１０４ａ）
及び（１０４ｂ）よりなる二重管構造を有しており、両
管の間に冷却水ジ中ケノ）（１３０）が形成される。な
お冷却水のかわりに他の冷却媒体（例えば冷却空気、ガ
ス）を用いることもできる。

冷却水ジＰケソト（１３０）は第９図に示す如く仕切板
（１３１）にて冷却水往路（１３０ａ）と冷却水復路（
１３０ｂ）に区画され、これら両水路（１３０ａ）（１
３０ｂ）は注水（１０４）の先端に設けた冷却水反転流
路（１３０ｃ）に゛ζ連通される。

本実施例では注出パイプを冷却することにより熱硬化性
バ（ンダを使用した耐火物が補修個所へ注出されるまで
その硬化の抑止と注出パイプと６．■大物の切離し及び
注出パイプへの焼付防止をすることができ、もって円滑
な注出作業、補修作業を行うことができる。

なお水冷ジャケソ＋（１３０）に冷却水を循環させる機
構としては各種形態が考えられるが、本実施例では第１
軸受（１０５）に往路用環状溝（１３２ア ）と理路用環状溝（１３３）を形成し、これらを介して
冷却水流入管（１３４）と冷却水往路（１３０ａ）及び
排出管（１３５）と冷却水復路（１３０ｂ）を連絡して
いる。

第３実施例　（第１１図〜第１３図） 本実施例は注出パイプ（２０４）を直接有孔型枠（２１
０）にて囲にようし、ざらに有孔型枠（２１０）を２筒
状割体よりなり基端を中心として対称形に開閉する筒状
ダンパー（２１１＞にて囲にょうすることによって特徴
づけられるものである。

上記構成による補修作業について述べれば、まず炉外に
おいて第１Ｉ図または第１２図の形態を有する注出パイ
プ（２０４）内に材料を充填する。この場合、図示する
如く注出パイプ（２０４）及び有孔型枠（２］０）は筒
状ダンパー（２１１）によって完全に囲にょうされてい
るので、充填された材ｉ■が外部に痛出することを防止
できる。ついで完全に充填作業を完了した後、一定時間
待期し、注出パイプ（２０４）を炉開孔部に挿入直前に
ダンパー開閉様シリンダ（２１４）を駆動して筒状ダン
パーを／θ 第１２図に示す如く注出パイプ（２０４）の軸線と略直
角をなす位置にもたらし、その後開孔部内に挿入し、風
船体（２１３）を膨らまずことによって材料の開孔部内
壁面への付着を図るものである。なお本実施例も有孔型
枠（２１０）を必ずしも必要とするものではなく、場合
によっては省略することもできる。

第４実施例（第１４図） 本実施例は本発明に係る補修方法をＲＨ炉、ＤＩ−１炉
（３２８）等の補修に応用したものであり、第１０図に
おいて、実質的に注出パイプ（３０４）　、ｆｉｌｌ受
（３０５）　、　　（３０６）　、材料充填シリンダ（
３０８）等を垂直に連設して構成される補修装置は傾倒
自在な支持部材（３２９）にて傾倒自在に昇降テーブル
（３３０）上に支持されている。なお図中、（３３１）
は支持部材傾倒用のシリンダ、（３３２）は昇降テーブ
ル昇降用のシリンダ、そして（３３３）は同昇降テーブ
ルを載置する走行台車である。上記構成を有する補修装
置によれば、まず走行台車（３３３）を走行して補修装
置をＲＨ炉等（３２８）７ノ 直下にもたらし、その（Ｉｆ降テーブル（３３０）を上
昇して注出パイプ（３０４）を例えば吸入管内に挿入し
、前述の実施例と同様に補修を行うものである。なお傾
斜シリンダ（３３１）によっ゛Ｃ位置の１１＋ＩＸｌ整
を行うことができる。

以上述べてきたごとく本発明に係る補修方法は下記の効
果を奏する。

＋１１注出パイプ内の風船体を膨張させるだけで窯炉開
口部パイプ全面に渡って一挙に耐火物を抑圧・圧着する
ことができ、一体間かつ均一にコーティングでき、同開
口部の補修を合理的かつ短時間に実施できる。

（２）耐火物注出パイプを冷却した場合、熱硬化性バイ
ンダを使用した耐火物が補修個所へ注出されるまでその
硬化を抑止することができ、もって円滑な注出作業を行
うことができる。かつ型枠にいたるまで抑圧充填できる
ので、その密度が高い。

（３）炉の開孔部が水平方向位置、傾斜位置、垂直位置
（上方もしくは下方開口）であろうとも、ライニングを
行うことができる。

／−Ｌ

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る補修方法の第１実施例に用いる補
修装置の断面側面図、第２図は第１図１−■線による横
断面図、第３図及び第４図は同補修装置の要部拡大説明
図、第５図及び第６図はそれぞれ第３図■−■線、第４
図ｍ−ｍ線による横断面図、第７図は補修装置の転炉出
鋼口前の配置状態説明図、第８図は第２実施例の要部拡
大説明図、第９図は第８図ＩＶ−ＩＶ線による横断面図
、第１０図は第９図■−■線による矢視図、第１１図は
第３実施例の補修装置の正面図、第１２図は同平面図、
第１３図はダンパー開状態の平面図、第１４図は第４実
施例の補修装置の全体正面図である。 特許出願人　　黒崎窯業株式会社 代理人　伊東９忠（ほか２名） Ｊ 第２図 −４４３− 特開昭５８−１１５２９０（６） 第９図 １３０ｂ ３１ 第１Ｏ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内部に風船体を有する耐火物注出パイプを窯炉開孔
   部内に挿入し、同風船体を膨張するーとによ７゜ム て耐火物注出パイプより窯炉開孔部内に耐火物を押出・
   圧入し、その後創火注出パーイブを同窯炉開孔部より離
   脱することを特徴とする各種窯炉開孔部の補修方法。 ２、注出パイプより窯炉開孔部内への駒火物の押出・圧
   入は注出パイプに外装されてなる有孔型枠を介して行な
   われ、同型枠は注出パイプ離脱時に窯炉開孔部内に残存
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の各４
   １１窯炉開孔部の補修方法。 ３、注出パイプは回転しながら離脱されることを特徴と
   する特１Ｉｒｉ１１１求の範囲第１項又は第２項記載の
   各種窯炉開孔部の補修方法。 ４、注出パイプは窯炉開孔部内に挿入中は冷却されるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項又は第３
   項記戦の各種窯炉開孔部の補修方法。