JPS5811058A - 自動塗装機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はスプレーガンがワークに対し一定方向に相対
移動してワークを塗装する自動塗装機に関するものであ
る。

一般に、スプレーガンを使用して手作業でワークをむら
なく塗装するには相当の熟練を必要とする。又、この場
合、特にスプレーガンを揺動運動させながら塗装すると
、ワークに塗料かむらなく広がり、良好な塗装面を得ら
れることは知られている。

この発明は自動塗装機のスプレーガンにも同様な揺動運
動を与えたことに特徴を有し、熟練者でなくともむらの
ない良好な塗装面を簡易且つ迅速に得られ、作業能率を
向上させるようにしたものである。

以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明すると、第２〜４図において１は機台、２は同機台１
上において平面四角形状に組まれた下部横枠、３は同横
枠２の四隅部上に立設した縦枠、４は同縦枠３の上端部
間に組捷れた上部横枠である。５は機台１内に設置した
吸引室であって、その上部全体を開放している。６は機
台１の側方に併設した吸引装置であって、第２図に示す
ように、吸引室５に対し管７により連結されている。

８はＬ部に一対のローラ９を取付けだ移動枠であって、
第４図に示すように、前記下部横枠２のうち後部の横枠
２上に設けたレール１ｏにローラ９を載せた状態で、横
枠２に沿って左右方向へ移動し得るように彦っている。

１１は上部に一対の引掛部１２を形成した操作枠であっ
て、前記後部横枠２に対向する前部横枠２に引掛部１２
を支持し得るようになっている。１３は前記両枠８，１
１の下端部間に架設した一対のレール、１４は四隅にロ
ーラ１５を設けた台車であって、前記レール１３にロー
ラ１５を載せた状態で、レール１３に沿って前後方向へ
移動し得るようになっている。

１６は台車１４上に設けた支持筒であって、止めねじ１
７を螺入している。

１Ｂは前記レール１３の後部において両端部の筒状部１
９を同レール１３に対し前後移動可能に嵌挿した支持板
であって、筒状部１９に止めねじ２０を螺入することに
より、レール１３に対し固定し得るようになっている。

２１は基端にて支持板１８に回動可能に支持したエアシ
リンダであって、そのピストンロンド２１ａを前記台車
１４に連結し、同ピストンロンド２１ａの前進及び後退
により台車１４をレール１３に沿って前後移動させるよ
うになっている。

第１〜３図において２２は前記前部縦枠３間及び後部縦
枠３間の上部に横架した一対のガイドレール、２３は両
端部に設けたローラ２４により前記ガイドレール２２に
対し左右方向へ移動可能に支持した走行アームであって
、その左側部にシャフト２５を架設している。２６は前
記後部縦枠３間の上部に横架した周知のロッドレスシリ
ンダであって、その内部において往復移動するピストン
と前記走行アーム２３とを接続金具２７を介して連結し
ている。

２８．３５は第１．３図に示すように前記走行アーム２
３のシャフト２５の中央部及び両側において同シャフト
２５に対し回動可能に嵌挿した吊下部材であって、止め
ねじ２９．３６によってシャフト２５に固定し得るよう
になっている。３０は中央部の吊下部材２８から下方へ
延設したＬ状の支持杆、３１は同支持杆３０の下端水平
部に対し回動可能に嵌挿した取付部材であって、支持杆
３０に対し固定し得るようになっている。３２は取付部
材３１の下面に固定した周知の揺動装置であって、第５
図に示すように、一対の出入口３２ｂにエアが交互に流
入出することによりベーン３２Ｃに圧力を加えて回動軸
３２ａが一定角度範囲で正逆回転し得るようになってい
る。３３は回動軸３２ａＫ取付けたＬ状の揺動杆、３４
は同揺動杆３３の下端水平部に取付けだ表面用スプレー
ガンであって、その吐出口３４ａが下方を向き、前記揺
動装置３２によって前後方向へ一定角度範囲で揺動運動
するようになっている。なお、この表面用スプレーガン
３４は前記吊下部材２８及び取付部材３１を回動調節す
ることにより任意に位置決め可能である。

３７は両側の前記吊下部材３５から下方へ延設した支持
杆、３８は同支持杆３７の下端部に固定可能に嵌挿しだ
Ｌ状の支持杆であって、取付部材３８に対し固定し得る
ようになっている。４０は支持杆３９の下端水平部に対
し回動可能に嵌挿した取付部材であって、支持杆３９に
対し固定し得るようになっている。４１は取付部材４０
の下面に固定した揺動装置であって、前記揺動装置３２
とほぼ同一構成になっている。４２は同揺動装置４１の
回動軸４１１ａに取付けたＬ状の揺動杆、４３は同揺動
杆４２の下端水平部に取付けた側面用スプレーガンであ
って、前記表面用スプレーガン３４の下方両側に位置し
、吐出口４３ａが対向して内方を向き、前記揺動装置４
１によって上下方向−＼−一定角度範囲揺動運動するよ
うになっている。なお、この側面用スプレーガン４３も
吊下部材３５．支持杆３９及び取付部材４０を回動調節
することにより任意に位置決め可能である。

４４は第１〜３図に示すように左側の前後面縦枠３間の
中央部は近及び下部横枠２のうち前後両横枠２の右側部
上に横架した一対のガイドレール、４５は長さの相違す
る両端脚部４５ａの下端部に設けたローラ４６により前
記ガイドレール４４に対し前後方向へ移動可能に支持し
た門形の走行アームであって、その前部にはンヤフト４
７を架設している。４Ｂは左側の前後面縦枠３間の中央
部付近に横架したロッドレスシリンダであって、その接
続金具４９を前記走行アーム４５に連結している。

５０．６２は前記走行アーム４５のシャフト４１の両端
部において同シャフト４７に対し回動可能に嵌挿した左
右一対ずつの吊下部材であって、止めねし５１．６３に
よってシャフト４７に固定し得るようになっている。５
２は内側に位置する左右一対の吊下部材５０から下方へ
延設した支持杆、５３は同支持杆５２の下端部に対し固
定した取付部材、５４は同取付部材５３間に回動可能に
架設した支持杆であって、その左側端部に折曲部５４ａ
を形成し、両取付部制５３の内側において同支持杆５４
に固定したカラー５３８により支持杆５４が左右移動し
ないようになっている。５５は支持杆５４の中央部にお
いて回動可能に嵌挿した一対の取付部材であって、支持
杆５４に対し固定し得るようになっている。５６は取付
部材５５の下面に固定した揺動装置であって、前記揺動
装置３２とほぼ同一構成になっている。５７は同揺動装
置５６の回動軸５６ａに取付けたＬ状の揺動杆、５Ｂは
同揺動杆５７の下端水平部に取付けた表面用スプレーガ
ンであって、前記表面用スプレーガン３４と同一高さに
位置し、吐出口５８ａが下方を向き、前記揺動装置５６
によって左右方向へ一定角度範囲で揺動運動するように
なっている。

なお、この表面用スプレーガン５８も前述した場合と同
様に任意に位置決め可能である。

５９は前記支持杆５４の折曲部５４ａに移動可能に嵌挿
した支持筒であって、折曲部５４ａに対し止めねじ６０
によって固定し得るようになっている。６１は縦枠３に
対し固定されたエアシリンダであって、第３図に示すよ
うにそのピストンロンドロ１ａを前記支持筒５９に連結
し、同ピストンロンドロ１ａの前進後退により支持杆５
４の折曲部５４ａを前後方向へ傾動させるようになって
いる。

第２図において６４は外側に位置する前記左右一対の吊
下部材６２の下部に延設した支持杆、６５は同支持杆６
４の下端部に固定した取は部材、６６は同取付部材６５
に対し回動可能に嵌挿したＬ状の支持杆であって、取付
部材６５に対し固定し得るようになっている。６７は支
持杆６６の下端水平部に対し回動可能に嵌挿した取付部
材であって、支持杆６６に対し固定し得るようになって
いる。６８は取付部材６７の下面に固定した揺動装置で
あって、前記揺動装置３２とほぼ同一構成８ａに取付け
たＬ状の揺動杆、１０は同揺動杆６９の下端水平部に取
付けた側面用スプレーガンであって、前記表面用スプレ
ーガン５８の下方両側に位置し、吐出ロア０ａが対向し
て内方を向き、前記揺動装置６８によって上下方向へ一
定角度範囲で揺動運動するようになっている。なお、こ
の側面用スプレーガン７０も前述した場合と同様に任意
に位置決め可能である。

次に、このように構成した自動塗装機の塗装手順につい
て述べる。

さて、機台１の前方に位置する作業者Ｍによって、前側
の下部横枠２から操作枠１１の引掛部１２を外してレー
ル１３を持ち上げ、移動枠８のローラ９を後側の下部横
枠２上のレール１ｏに沿って滑らせてレール１３を左右
方向へ移動させる。

なお、通常は、第１図に示すようにレール１３を左右方
向中央部に位置決めする。

又、本実施例においては、第６図に示すワーク受は台７
１を使用してワークＷを設置する。すなわち、このワー
ク受は台７１は支柱７２の上端部に受は部７３を形成し
、この上端部から四方に延ひるアーム７４上に受は部７
５を形成したものであって、支柱７２の下端部を前記台
車１４上の支持筒１６に嵌入して止めねじ１７を締める
ことにより、台車１４上に支持される。さらに、本実施
例のワークＷは第７図に示すように中央部に円孔７６を
有し、レール１３の前端部上に位置する前記ワーク受は
台７１の受は部７５上に載せられる。

なお、ワーク受は台７１はワークＷの形状及び大きさに
応じて変更される。これでワークＷの設置は完了する。

次に、各スプレーガン３４，４３，５８．７０の位置決
めを行う。左右方向移動用スプレーガン３４．４３につ
いては、第８図に示すように、中央の表面用スプレーガ
ン３４を両側の側面用スプレーガン４３よりも内側上方
に位置させて、それらの吐出口３４ａ、４３ａからの塗
料噴射方向が食い違うように両吐出ロ３４ａ、４３８間
に２０〜３９ｃｍ程度のずれＳを左右方向へ持たせると
ともに、表面用スプレーガン３４の塗料噴射方向を側面
用スプレーガン４３の塗料噴射方向側へ向くように若干
傾斜させる。さらに、ワークＷに対するスプレーガン３
４，４３の距離をほぼ一定にする。

又、前後方向移動用スプレーガン５Ｂ、７０については
、支持杆５４の折曲部５４ａを傾動させるエアシリンダ
６１のピストンロンドロ１ａが後退位置にある状態で、
表面用スプレーガン５８と側面用スプレーガン７０との
間に左右移動用スプレーガン３４，４３の場合と同様な
位置関係を持たせる。

なお、各スプレーガン３４，４３，５８．７０の位置決
めはワークＷの形状及び大きさに応じて変更される。

次に、ワークＷの塗装に移る。塗装前状態においては、
第１図に示すように両走行アーム２３゜４５は退避位置
にある。この状態から始動させると、エア／リンダ２１
のピストンロッド２１ａの後退により台車１４がレール
１３上を後方へ移動して前後方向中央部で停止される。

台車１４の停止により、その上のワークＷが中央部に位
置されると、走行アーム２３がロッドレスシリンダ２６
によってガイドレール２２上を往復移動し、前記表面用
スプレーガン３４の下部に取付けたエア噴射口（図示せ
ず）からエア、静電除去剤がワークＷＥ対し吹付けられ
て塵埃が除去される。

そして、往復移動後走行アーム２３が退避位置に戻ると
、走行アーム２３が再び左方へ移動され、その移動に伴
い各スプレーガ／３４，４３も左方へ移動されなから揺
動装置３２．４１によって−４の吐出口３４ａがワーク
Ｗの右端縁上方に達したとき（第８図の状態）、同吐出
口３１のみからワークＷに対し塗料が噴射され、次いで
側面用スプレーガン４３の吐出口４３ａがワークＷの右
端縁側方に達したとき、同吐出口４３ａからもワークＷ
に対し塗料が噴射される。

その後は両スプレーガン３４，４３の吐出口３４ａ、４
３ａから同時に塗料が噴射されるが、それらの塗料噴射
方向はずれＳだけ食い違っているため、両方向からの塗
料の混合がなく、ワークＷをむらなく塗装することがで
きる。

表面用スプレーガ／３４の吐出口３４ａがワークＷの左
端縁上方に達すると、同吐出口３４ａからの塗料の噴射
が停止し、側面用スプレーガン４３の吐出口４３ａのみ
から塗料が噴射される。側面用スプレーガン４３の吐出
口４３ａがワークＷの左端縁側方に達すると、同吐出口
４３ａからの塗料の噴射も停止される。

両ヌプレーガン３４．４３からの噴射が共に停止された
状態から走行アーム２３が右方へ移動されると、側面用
スプレーガン４３の吐出口４３ａがワークＷの左端縁側
方に達しだとき、同吐出口４３ａのみから塗料が噴射さ
れ、次いで表面用スプレーガン３４の吐出口３４ａがワ
ークＷの左端縁上方に達したとき、同吐出口３４ａから
も塗料が噴射される。その後は、両スプレーガン３４゜
４３の吐出口３４ａ、４３ａから同時に塗料が噴射され
、側面用スプレーガン４３の吐出口４３ａがワークＷの
右端縁側方に達したとき、同吐出口４３ａからの塗料の
噴射が停止され、次いで表面用スプレーガン３４の吐出
口３４ａがワークＷの右端縁上方に達したとき同吐出口
３４ａからの塗料の噴射も停止される。そして、走行ア
ーム２３は退避位置に戻る。

このようにして、左右方向移動用スプレーガン３４．４
３は三往復移動してワークＷの塗装を行う。

この塗装工程において、ワークＷに対し各スプレーガン
３４，４３の吐出口３４ａ、４３ａがワークＷに対応し
ない限り塗料が噴射されないため、塗料の空吹きがなく
、塗料を節約することができる。

左右方向移動用スプレーガン３４，４３による塗装が終
了すると、次に前後方向移動用スプレーガン５８，７０
による塗装を行う。この場合においても走行アーム４５
の往復移動に伴い各スプレーガン５８．７０が往復移動
されなから揺動装置５６．６８によって一定角度範囲で
揺動される。

この往復移動中において各スプレーガン５８，７０の噴
射は左右方向移動用スプレーガン３４，４３の場合と同
様に切替えられる。

特に、後方移動時において、支持杆５４の折曲部５４＆
を傾動させるエア／リンダ６１のビストンロツド６１ａ
が前進されるだめ、支持杆５４とともに表面用スプレー
ガン５８が回動して第９図の想像線で示すようにその吐
出口５８ａからの塗料噴射方向が前方移動時とは逆に傾
斜される。従って、ワークＷの円孔７６の内周面をむら
なく塗装することができる。なお、この傾斜角度は折曲
部５４ａに対する支持筒５９の取付位置を変えることに
より調節できる。

このようにしてすべての塗装が完了すると、エアシリン
ダ２１のピストンロンド２１ａが前進して台車１４がレ
ール１３上を前進移動し、その上のワークＷがレール１
３の前端部上に位置される。

その後ワークＷを入れ換えて前述した塗装工程をくり返
す。

前述した塗装時において、塗料の噴霧は機台１内の吸引
室５に向けて下方へ吸引され、管７を経て吸引装置６へ
導かれる。従って機台１上の機械各部が汚れるおそれは
ない。

又、ワークＷが小さい場合には、レール１３を右方へ移
動させるとともに、エアシリンダ２１の支持板１８をレ
ール１３に沿ってさらに後方へ移動させて、台車１４上
のワークＷを右上隅部に位置させ、同ワークＷに合わせ
て各スプレーガン３４．４３．５８．７０を位置決めす
れば、両走行アーム２３．４５の移動量が少なくなり、
塗装を能率良く行うことができる。

なお、表面用スプレーガン３４，５８の設置数はワーク
Ｗの前後左右両幅寸法に応じて任意に変更することがで
きる。

以上詳述したように、本発明の自動塗装機においては、
ワークＷに対して一定方向に相対移動しながら、同方向
に対しほぼ直交する方向に揺動運動も行うスプレーガン
３４，４３．５８．７０を備えたので、熟練者でなくと
もむらのない良好な塗装面を簡易且つ迅速に得られ、作
業能率を向上させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる自動塗装機の概略平面図、第２
図は同じく概略正面図、第３図は同じく概略左側面図、
第４図はワークを載せる台車の前後左右移動構造を示す
部分拡大斜視図、第５図は揺動装置の拡大断面図、第６
図はワーク受は台を台車上に載せた状態を示す部分拡大
斜視図、第７図はワークの斜視図、第８図及び第９図は
各スプレーガンの相互位置関係並びに塗料噴射方向を示
す作用説明図である。 吸引室５、吸引装置６、移動枠８、操作枠１１、レール
１３、台車１４、シリンダ２１、ガイドレール２２，４
４、走行アーム２３，４５、ロンドレスンリンダ２６，
４８、揺動装置３２，４１゜５６．６８、スプレーガン
３４，４３．５Ｂ、７０、支持杆５４、シリンダ６１、
ワーク受は台７１、ワークＷ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ワーク（Ｗ）に対して一定方向に相対移動しながら
   、同方向に対しほぼ直交する方向に揺動運動も行うスプ
   レーガン（３４，４３，５８，７０）を備えたことを特
   徴とする自動塗装機。 ２　スプレーガン（３４，４３，５８，７０）は往復移
   動する走行アーム（２３，４５）に対し揺動装置（３２
   ，４１，５６，６８）を介して取付けられている特許請
   求の範囲第１項に記載の自動塗装機。 ８　走行アームは左右方向に往復移動する走行アーム（
   ２３）と、前後方向に往復移動する走行アーム（４５）
   とを含み、スプレーガンは前記左右動走行アーム（２３
   ）に対し揺動装置（３２，４１）を介して取付けた左右
   方向移動用スプレーガン（３４，４３）と、前記前後動
   走行アーム（４５）に対し揺動装置（５６，６８）を介
   して取付けた前後方向移動用スプレーガン（５Ｂ、７０
   ）とを含む特許請求の範囲第２項に記載の自動塗装機。 ４　左右方向移動用並びに前後方向移動用スプレーガン
   はそれぞれワーク（Ｗ）の表面を上方より塗装する表面
   用スプレーガン（３４，５８１と、ワーク（Ｗ）の対向
   する両側面を側方より塗装する側面用スプレーガン（４
   ３，７０）とを含む特許請求の範囲第８項に記載の自動
   塗装機。 ５　表面用スプレーガン（３４，５８）の塗料噴射方向
   と側面用スプレーガン（４３，７０）の塗料噴射方向と
   が食い違うように、それらの吐出口（３４ａ、５８ａ）
   （４３ａ、７０ａ）間に往復移動方向へのずれ（８）を
   持たせた特許請求の範囲第４項に記載の自動塗装機。 ６　少なくとも前後方向移動用スプレーガンのうち表面
   用スプレーガン（７０）は、前方移動時と後方移動時と
   において塗料噴射方向を変更できるように前後方向へ揺
   動調節可能になっている特許請求の範囲第４項に記載の
   自動塗装機。 ７　ワーク（Ｗ）は前後左右両方向に移動可能な台車（
   １４）上に載せられている特許請求の範囲第８項〜第６
   項のうちいずれかに記載の自動塗装機。