JPS58107548A - カ−ル発生量を抑制した記録用紙 - Google Patents

カ−ル発生量を抑制した記録用紙

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JPS58107548A
JPS58107548A JP20769481A JP20769481A JPS58107548A JP S58107548 A JPS58107548 A JP S58107548A JP 20769481 A JP20769481 A JP 20769481A JP 20769481 A JP20769481 A JP 20769481A JP S58107548 A JPS58107548 A JP S58107548A
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稲留 丈治
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祥 坂本
Yoshio Yoshida
義雄 吉田
Hiroshi Yamada
博 山田
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G7/00Selection of materials for use in image-receiving members, i.e. for reversal by physical contact; Manufacture thereof
    • G03G7/006Substrates for image-receiving members; Image-receiving members comprising only one layer

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、カールの発生量管抑制した記録用紙に関し
、%に嚢着用斜交ロールを用いる圧力定着方式の磁気記
録法または静電記録法に用いるに適したカール発生量を
抑制した記録紙であって、式 1式中、Wは紙のメートル坪量(t/d)pは紙の密度
(f/j ) Gは捩れ自由減衰振動法で測定し九動的剛性率(ダイン
/−)〕 であることを特徴とする記録用紙に関している。
磁気記録法または静電記録法の圧力定着方式は、1碌媒
体から紙に転写されたトナーまたは紙に形′戎した潜像
を埃像したトナーを、紙とともに一対の加圧斜交ロール
間を通過させ、トナー粒子を二絢 ツブ圧により強制的K11ll中に侵入させて定着させ
る方式である。この方式は、加熱ロールによりトナーを
溶融定着する方式に比較すれば、定着に要するエネルギ
ーが小さく、待ち時間を要せず、火災の危険がなく1機
器の保全不要等の長所を有している。仁の場合、斜交ロ
ールを用いる理由は、次の通りである。
第1図および第2図において、一対の下部駆動金属ロー
ル1および上部従動金属ロール2は、その軸が2°以下
の小さな角度、一般に1.5°で斜交せられる(図面で
は、交叉角は説明の便宜上大きくしである)。ロールを
斜交したためK、紙はその幅方向に均一に圧力を加えら
れ、ロールにクラウンを設けた場合と同様の効果があり
、この結果トナーは紙に均一に耐着する。同時に、紙は
ロールニップの通過中、ロール中心部から端部に向って
伸ば芒れ、皺の発生が防止される。
しかし、このような斜交ロールを用いると、ロール通過
後記録用紙の四隅にカールが発生し、カールが大きくな
ると記録後の紙の搬走性を悪くし、かつソーティング作
業において支障を生ずる欠点がある。したがって、カー
ルの発生を抑制し良記録紙に対する要望が高くなってい
る。
本発明者轡は、カール発生の原因、機構について種々検
討し、その結果紙の密度および剛的弾性率を高くするこ
とKより、カールの発生を一定の大きさ以下に抑制でき
ることを見出し、この知見に基づいてこの発明を児成し
た。
斜交ロールに紙を通すと、紙はロールニップ通過後、ニ
ップへの進入方向に対し角度φだけその進行方向が変化
する。このときの屈折角は、次式により与えられる: gasφ= [(Jag#)” ”J−”(式中、φは
ニップ通過後紙の屈折した角度、lはロールの長さのA
、 2rはロールの直径、 20はロールの斜交角) この弐に実際のロールの長さ、直径および斜交角の値を
代入して計算すると、φと1との間にはほぼ一定の比例
関係が成立する、即ちグラフにしたとき両者の間に直線
関係が成立する。このことは、1の値が大きくなる程、
即ちロールの交叉中心よりロール端部に向・うにつれて
、φも大きくなり、紙の両端部が最大の屈折をすること
を意味している。また交叉点を中心として、その両側で
ロールの配置は逆の関係であるから、紙の屈折も互に逆
方向となる。
紙の屈折により、ロールに加えた垂直方向の圧力Pの分
力として、屈折時に屈折方向およびその反対方向にそれ
ぞれPgkIφが生じる。この分力p、1..φは、通
常の平行ロール対の場合の駆動力の伝達および単振抵抗
により紙層内部に生ずるすり力以外の新しいずリカとし
て作用する。前述の通り、斜交ロールの場合、屈折角φ
はロールの交叉中心では0、ロール端部に向う程大きく
なるので、このずリカPIthlφも中心部では0でロ
ール端部に向って次第に大きくなる。このすリカにより
、紙の表面と裏面とには、大きさは等しいが方向が逆の
応力が作用することになる。この状態のベクトルを紙の
表面および裏面について、それぞれ第8図ないし第6図
で示してあり、5hadおよび−frthは紙の表面お
よび裏面の四隅を示し、νqおよび%!は、それぞれニ
ップ中心下のr(方向の線を示す。
図より明らかなように、紙の側面abfaについて観察
すると、表面ではah方向に1裏面ではびが生じ、紙は
上向きのカールが生じる。同様にして、紙端すでは伸び
が、紙端fでは縮みが生じ、この隅では下向きが生じる
。反対の側面では、端点g、gでは上向きの、端点d、
Aでは下向きのカールが、それぞれ生じることになる。
結局、紙の対角@aaおよびdみ方向の両端では、それ
ぞれ方向が同一で、端A8とbおよびdとCではそれぞ
れ逆方向のカールとなり、プロペラカールが発生する。
以上は紙の側面について観察したが、紙の内部断面にお
いても、上記の通りニップの交叉中心即ち紙の中心から
両@に向う距離に比例して増加する応力により、側面に
おけるのと同様な原理でそれぞれ伸びと縮みが生じ、こ
れらの効果は集約された形で紙端に現れる。もし、紙が
均質であれば、紙の四隅で発生するカールの太き場は、
方向は違っていても、その絶対値は轡しいことになる。
しかし、実際には紙の繊維配向による縦および横方向の
性質差および表裏の差により、現実に発生するカールの
大きさは異なっている1%に対角線両端の同方向の一組
のカール(上向きまたは下向き)は、その大きさの差は
小さい。しかし、紙の左右両端の逆方向の一組のカール
は、その大きさは著るしく異っている。もし、上向きの
カールが大きければ、下向きのカールは小さく甚しいと
きは0になり、これは逆方向のカールについても同様で
ある。
以上により、圧力定着方式では、用いる斜交口〜ルのa
構上必然的に生ずる紙の表裏に加えられるすりカに起因
して、記録紙の四隅にグロペシヵールが発生するのは避
けられず、しかもカールの大きさはすり変形の量に対応
していることは明らかである。したがって、力〜ルを抑
制する友めには、すり変形の小さな紙を用いればよいこ
とになる。
紙のすり変形は、直接測定する方法もあるが、複雑であ
る。簡便のため、本発明者等は、捩れ振子の自由減衰振
動を用いて、間接的方法で紙の動的剛性率(ずり弾性″
4)を求めた。この方法は、第6図に示したように、ス
トリップ状紙片Sを一対の固定ショウJ1と円盤状慣性
体Iに固定したジヨウJ:との間に固定し、慣性体Iの
上端中央に取付けたピアノ、iiFは滑車を介し、一定
の荷重を加え軸方向に緊張結合した振動系で測定する。
この系を一定温度の下に置き、慣性体を偏位させ紙片の
上端に捩れ角(一般に約10°)t−与え、次いで慣性
体を解放して自由にすると減衰感動が生じる。記録され
る対数出力波形から対数減衰率とこれに対応する振動周
期を測定する。なお、一般・に振動系は、真空中に保持
して測定するが、この発明では、圧力定着方式における
カール発生に擬するために%常圧で測定を行った。
このときに得られる減衰曲線から、紙片の動的剛性率G
は、次式により算出する。
〔式中りは試料紙片のジヨウ間の長さ、−5賛は試料紙
片の幅、(5+)、 gは試料の厚さC,’)、 αは対数減衰率、 Ioは慣性体の慣性能率(f−cj) Tはαに対応する振動周期(wc) k6  はピアノ線の捩れ定数(ダイン・5+)〕式の
右辺第1項は、試料の形状因子を示し、第2項は試料紙
片の剛性係数を示している。
本発明者等は、カールの大きさと紙の物性との関係を種
々の角度から鋭意検討し、研究の結果、カールの大きさ
とW/ρG(F、ρおよびGは前記の通り)との間に極
めて良好な比例関係が成立することを見出した。第7図
は、横軸KlρG×10  t−1縦軸にA列4判の紙
を斜交ロールに通したときの対角線方向のカール高さく
m)の大きな方の一組の平均値をプロットしたグラフで
ある。
図より明らかなように、両者の間には、直線関係が成立
し、カールを小さくするためには、W/7−Gを小さく
すればよいことになる。しかし、カールを完全KOとす
ることは事実上不可能であり、実際は複写後の取扱いに
おいて、支障を生じない一定の限界以下にカールの大き
さを抑制することで満足せざるを得ない。この限界値に
ついて、案際の圧力定着方式の記録機器について種々検
討した結果、対角線方向の大きい方のカールの平均高さ
が20■以下であれば、紙の搬走注、ソーティング特性
等が満足できて、その後の処理、取扱いに支障のないこ
とが確認された。カールの高さ2G−に対応するW/ρ
GC)値は、第7図より26.lX10  である。し
たがって、次の条件を有する紙は、斜交ロールを用いる
圧力定着方式におけるカールの発生を抑制できる: 〔式中Wは紙のメートル坪量(t/rd )ρは紙の密
度(t/d) Gは捩れ自由減衰振動法で測定した動的剛性率(ダイン
/−)〕 W/ρGの絶対値を小きくするためには、Fを小さくし
、かつpおよびGf大きくすればよいことは明らかであ
る。一般に1記録性および搬走性郷の点から、記録紙と
しては坪量(W’) 60〜709/−のものが用いら
れ、これより軽量の残は好ましくない。一方、紙の密度
0)は、抄論工程で脱水後の湿紙をさらに加圧緊密化す
る、乾燥後のマシンカレンダー処理を強化するおよびオ
フマシンでのスーパーカレンダー処理を強化する公知手
段を単独または組合せて用いることで、容易に高くする
ことができる。また紙の動的剛性率(G)は、密度の増
大とともに大きくなることが、実験により確認されたの
で、紙の密度を大きくすればWンρGの絶対値は小さく
なる。
祇 したがって、この発明の目的は、iiaおよび/ま良は
乾燥紙管加圧して緊密化することで達成できる。
この発明を、以下の実施例でさらに詳細に説明するが、
実施例中の動的剛性率およびカールの大きさの測定法は
、次の通りである。
記録機器での通紙方向を長さ方向とした幅10−のスト
リップ片を試料Sとした。第6図に示したタイプの株式
会社レスカ製作所製捩れ自由減衰型粘弾性測定装置R1
)−1Q QA型を用い、取付はチャック’l*’1間
に測定長80mmで正確に固定し、慣性能!II@ =
2.80 X 10” ?−一の慣性体Iを取付ける。
用いたピアノ線Wは、捩り係* &I = 1.80 
X I G”ダイン・aIIヲ有し直径o、g箇、長さ
78■であった。常圧、室温で起動コイルにより振動t
−a始させた。記録された対数出力波形から対数減衰率
αおよび周期1゛(秒>1求め、これに基き前記式によ
り動的剛性率Gを計算した。
カールの婬j定 直径6011m、長さ210鱈のスチールロール2本全
1斜交角1.5′″で上下に重ね、上部ロール両端のば
ねにより、ロールニップに圧力を加えた。下部ロールを
駆動した。A列4判の紙を、紙の縦方向を通紙方向とし
て斜交ロールのニップ関管通した。四隅に発生したカー
ルの中で、対角線方向で大きい方の一組で、水平面から
紙端までの距離を測定し、その平均値をカールの高さく
、、)とした。
なお紙の密度は、JIS  P8118により、秤量お
よび厚さから算出した。
実施例り 北海道産LBKP60/ユーカリBKP4Gの混合パル
プを、4BOdC5Fまで叩解し、サイズ剤および硫駿
パンIをそれぞれ対パルプ0.4、杭 −および1%、タルクを機中灰分12sとなるように添
加し、テストマシンで坪量65f/−の上質紙を抄造し
、8qbWR化デンプ/溶液で、サイズプレスにより表
面サイズした。マシンカレンダーの線圧10,20.8
5および41h/cpsで、それぞれl!f度0.66
 、0.6 ? 、 0.80および0.88t/−の
4s類の紙を得た。
動的剛性率およびカールの高さを測定し、結果を第1表
に示した。
上記より、紙の坪量がほぼ一定の場合、密度pおよび動
的剛性率Gが増加すれば、W/ρGは低下し、その値が
28.5X1(I”以下であれば、カール高さは所望の
20箇以下となった。これに対し、t’/pG= 88
.OX l O−” (DK料A 1 ハ、カール高さ
が許容範囲20■を越えた。灰分量12−の場合、試料
ム8およびA4が、特に好適であつ九。
実施例2 別々に卯解lまた国内産LBKPf35/輸入f瓦 NBKP15の880MIC5Fの混合磯料に、ロジン
サイズ0.5%、硫酸バンド1−(何れも対パルプ)お
よびタルク90/二酸化チタン10を灰分量24−で添
加し、テストマシンで709/ajO紙を抄造し、マシ
ンカレンダーで線圧15−/傷で処理した(試料AS)
。さらにスーパーカレンダーの圧力計の読み25−/−
で1回(試料ムロ)および2回(試料A7)、および4
1t/aiで6回(試料A8)で処理し、密度それぞれ
0.76.0.88.0.94および1.08F/−の
4種類の紙を得た。
動的剛性率Gおよびカール高さを測定し、結果を第2表
に示した。
この実施例でも、紙を加圧して高密度Kjれば、W/ρ
Gが低下し、カール高さが減少した。しかし、紙の灰分
官有量を大きくすると、動的剛性率Gの上昇割合は低く
なり、紙の密度向上によるカール高さ減少の効果は、比
較的小さくなることが判明し良。
実施例a 実施例1の紙料に5合成丈イズ剤0.l−、カチオン性
テンプン0.8チ、歩留り向上剤0゜01%(何れも対
パルプ)および炭酸カルシウムを灰分量8−で添加し、
坪量65 t/n1t−目標として、テストマシンで中
性抄造した。線圧16Ke/cs+でマシンカレンダー
処理しく試料A9)、さらにゲージ読み25〜/−で1
回(試料A10)および2回(試料412)スーパーカ
レンダー処理した。
結果t、第8表に示した。
第8表より、炭酸カルシウム内添、中性紙の場   を
台は、紙を一層高密度にする必要があり、0.81  
 4着性が良好であった。
実施例表 実施例1の紙料にサイズ剤0.5%、硫酸パン±1%(
何れも対パルプ)およびタルクを灰分量6−で添加し、
テストマシンで抄造後、マシンカレンダーで線圧20K
r/a++で処理して密& 0.74 f軌 /−の基線を得た。
カオリン100部、PVAfJ部および高分子系導電剤
80部を含み、固形分濃度1596の導電処理組成物を
、テストコーターにより基紙の両面に合計的72/−の
割合で塗布した。導電処理紙(試料41B)および16
0 h / tx (試料ム14)で行った811類の
紙に、テストコーターで誘電体層の仕上は塗工を行った
。塗工液は、メチルメタクリル酸エステル−スチレン共
重合体に対し、炭酸カルシウムおよび無水ケイ酸の微粉
末をそれぞし86%および5チ添加し、固形分濃度20
−の、ので、約6 f//dt−塗工した。
結果を、第4表に示した。
導電体層および誘導体層を有する静電記録紙においても
、W/ρ’<26.lX1O−111のときカール高さ
が20m以下という関係は成立した。誘電体層の平滑化
の目的だけでなく、高密度によるカール抑制のためにも
、紙の緊密化処理は必要である。
上記実施例より、カール高さ20箇以下を達成するため
に6蓼、紙を緊密化してW/−G< 26.I Xl0
−1@の条件を満足させ、紙の密度は一般に約0.76
f/−位好ましくは0.8f/−より高くし、場合によ
っては約1.0f/ai以上にすればよいことが判明す
る。これは、従来の記録紙が例えば灰分量10mで密度
0.6〜0.11/−であったのとは対照的である。
す平面図、第2図は第1図の1−1線に沿った断面図、
第8図および第4図は、それぞれ紙の表面および裏面に
加えられる力の状Wt−示す、第6図は紙の斜面図、第
6図は捩れ自由減衰振動t−測測定る装置の正面図、第
7図はカール高さとW/ρGとの関係を示すグラフであ
る。
特許出願人 山陽国策パルプ株式会社 (外2名) 尾1図 ■ ― χ 底4 図 幕2 図 氷6図 基7図 41

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式で示される性質を有することt−特徴とする圧力定
    着方式用の記録用紙: □ ε式中、Wは紙のメートル坪量(f/d )pは紙の密
    度(f/cd ) Gは捩れ自由減衰振動法で測定した動的剛性率(ダイン
    /−)〕
JP56207694A 1981-12-22 1981-12-22 カ−ル発生量を抑制した記録用紙 Expired JPS6025784B2 (ja)

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