JPS5810119B2 - ダツスイキノ フタノ サジヨウソウチ - Google Patents

ダツスイキノ フタノ サジヨウソウチ

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JPS5810119B2
JPS5810119B2 JP2365975A JP2365975A JPS5810119B2 JP S5810119 B2 JPS5810119 B2 JP S5810119B2 JP 2365975 A JP2365975 A JP 2365975A JP 2365975 A JP2365975 A JP 2365975A JP S5810119 B2 JPS5810119 B2 JP S5810119B2
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switch
relay
closed
lock lever
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中村治比古
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱水篭の回転に対し必要な安全性を確保する脱
水機の蓋の鎖錠装置に関する。
一般に脱水機に於いては、その外箱内部の脱水篭に対し
て被脱水物を出し入れするための開口部いわば被脱水物
出し入れ口を有すると共にこの出し入れ口を開閉する蓋
を設けていて、上記脱水篭を高速回転させる脱水運転時
には安全のためにその蓋を閉じる様にしている。
然しながら従来構造にあってその蓋は上述の脱水運転中
にも自由に開けることができるものであり、そのため、
特に子供が悪戯等で上述の如く蓋を開けて回転中にある
前記脱水篭に手を触れることによりひどい怪我ヲする危
険性が多分にあった。
そこで従来、蓋の裏側に所定の被掛合体を設ける一方、
本体側にその被掛合体と対応する掛合体を設けて、この
掛合体を例えば前記脱水篭を回転させる電動機と共に通
電される電磁石により動作せしめて被掛合体と掛合させ
、以て脱水運転中蓋を閉鎖状態に鎖錠する様にしたもの
が考えられている。
而して斯かる構造のものに於いては、蓋を完全に閉じた
後に電磁石に通電する様にした場合には問題はないが、
蓋の閉鎖が不完全であった場合或いは上述とは逆に電磁
石に通電した後に蓋を閉じる様にした場合には、掛合体
は被掛合体とは掛合し得す、従って蓋の鎖錠がなされな
いまま脱水運転が行なわれる欠点があり、特にこの場合
蓋の閉鎖状態が不完全であろうとも又通常とは逆に操作
したとしても半分以上蓋を閉じたことによって該蓋の鎖
錠が正常になされているものと信じ込み勝ちな使用者に
とっては、実際に蓋の鎖錠がなされておらずこの状態で
脱水篭が高速回転を続けるだけに却って危険となる憂い
があった。
本発明は上述の如き事情に対処すべくなされたものであ
り、蓋の鎖錠がなされていない場合には脱水篭を回転さ
せず鎖錠されたときにのみ回転させる様にし、又、通常
とは逆に操作した場合でも蓋を確実に鎖錠でき、以て脱
水篭の回転に対し充分な安全性を確保し得る脱水機の蓋
の鎖錠装置を提供しようというものである。
以下本発明の一実施例につき第1図乃至第9図を参照し
て説明する。
先ず第1図に示す構成に於いて、1は外箱、2はその外
箱1内に配設固定した水受桶であり、この水受桶2内に
脱水篭3を回転自在に配設している。
而して、脱水篭3は上下に比較的細長く延びた有底円筒
状を成すもので、周側壁−面に脱水孔4を多数穿設して
おり、外底部には軸5を下方へ向けて突設している。
6は前記水受桶2下方の外箱1外底部に配設固定した台
板で、この台板6上に複数個のスプリング7等を介して
電動機8を弾性支持状態に配設しており、そしてこの電
動機8の回転軸9と前記軸5とを例えばブレーキドラム
10と一体のコネクタ11を介して連結している。
尚、12は前記水受桶2の底部に形成されて前記軸5を
通した孔、13はその孔12を液密に閉塞すると共に前
記軸5を液密且つ回転自在に支承するベローズ、14は
ベローズ13を前記孔12の内周面部分に押え付は固定
した取付環である。
一方、15は前記水受桶2の上面に操作箱16と共に載
置固定した上面板で、この上面板15の略中央部に前記
脱水篭3に対して被脱水物(図示せず)を出し入れする
ための開口部17を形成している。
18は開口部17を開閉する蓋で、詳細にはその後縁部
に突設したヒンジ部19を前記操作箱16内に位置させ
且つ該操作箱16内で支軸20により上下回動自在に支
持して、その上下方向への回動により前記開口部 17
を開閉する様になっている。
21は操作箱16内に配設したタイマー装置、22はタ
イマー装置21の操作子として操作箱16の前面に突出
位置した摘みである。
23は前記蓋18の裏面前部に突設した凸部で、これに
被掛合体としてのロック板24を固着しており、更にこ
のロック板24には孔25を設け、又、前記上面板15
の前部には前記蓋18の開閉に伴なって上記ロック板2
4を出し入れさせる孔26を形成している。
27は前記水受桶2の前面部内側の上部に例えば螺着固
定した支持板で、これの隆起した中央部分に掛合体とし
てのロックレバ−28を支軸29によって前記ロック板
24側及び反ロック板24側(図中左右方向)に回動自
在に取付は支持しており、又、このロックレバ−28の
先端部には該ロックレバ−28が前記ロック板24側に
回動したとき該ロック板24と第4図中二点鎖線で示す
如く掛合する鉤部30を形成している。
31はロックレバ−28の鉤部30近くの部位に穿設し
た孔32と前記支持板27の一端部側に突設した突片3
3との間に張設したスプリングで、これによって前記ロ
ックレバ−28を常時は第2図及び第3図に示す如く反
ロック板24側への回動方向に付勢しており、34はそ
のロックレバ−28の回動を一定に規制するストッパで
ある。
35は前記支持板27の他端部に形成した支持片で、前
記水受桶2の内方及び上方に向って延びており、その上
方に延びた部分の先端部に制動体としての補助ロックレ
バ−36を支軸37によって上下回動自在に取付は支持
し、又、この補助ロックレバ−36の先端部には上下方
向に成る一定の幅をもった制止部38を形成している。
39は上記支軸37に巻装して一端部を補助ロックレバ
−36の下面に掛は他端部を前記支持片35に突設した
突片40に掛けた捩りコイルスプリングで、これにより
上記補助ロックレバ−36を第2図、第3図及び第5図
の略水平状態に保持すべく付勢して制止部38を前記ロ
ックレバ−28の鉤部30にこれとの近接状態で臨ませ
ている。
又、この状態で補助ロックレバ−36は上記制止部38
近傍の部分が前記ロック板24の下方に位置するもので
ある。
尚、41はスプリング39のばね力に抗して補助ロック
レバ−36を上述の略水平状態に保持するストッパとし
て前記支持片35の上端部に突設した突片である。
一方、42は前記水受桶2の前面部近くの外側方部位に
取付板43等を介して逆り字形のスイッチ操作板44と
共に配設固定した鎖錠駆動源としての電磁石装置で、図
示しないソレノイドを内蔵した本体45と、この本体4
5の上記ソレノイドによって吸引されるプランジャ46
とから成る。
47は上記電磁石装置42の本体45下面の前部に取付
板48等を介して配設固定した切換式のスイッチで、上
述のスイッチ操作板44は上記本体45の前面から離間
して下端部が上記スイッチ47の切換作動子49にこれ
を押圧し得る様に臨んでいる。
又、前記プランジャ46は上記スイッチ操作板44を貫
通していてその突出部分の上下面に該操作板44を本体
45側に引寄せる突部50を突設しており、更にこのプ
ランジャ46の先端部は二股状に形成していてその相互
間にピン51を架設している。
52は連結棒で、これの一端部を上記ピン51に取付け
、他端部を前記電磁石装置42近くの水受桶2側壁の孔
53に装着した蛇腹状のシールキャップ54を液密に貫
通せしめて水受桶2内の前記ロックレバ−28中間部の
孔55に取付けている。
ここで第6図は前記ブレーキドラム10を主としたブレ
ーキ装置の構成を示すもので、同図中56はブレーキド
ラム10下方の前記電動機8上にそれらと同心的に回動
自在に配設した支持体であり、両端部に夫々アーム57
.58を有している。
59はブレーキシュー60を介して前記ブレーキドラム
10に接するブレーキレバーであり、これの一端部を上
記支持体56の一方のアーム57の先端部に段付き螺子
61によって回動自在に即チ該ブレーキレバー59がブ
レーキドラム10側及び反ブレーキドラム10側に変位
する様に取付は支持しており、又、このブレーキレバー
59の一端部と該部分先方の前記電動機8hに突設しだ
突片62との間にはスプリング63を張設している。
64は前記支持体56の一方のアーム57の中間部に形
成したスイッチ操作片で、65はそのスイッチ操作片6
4によって切換作動子 65が常時押圧された切換式の
スイッチである。
他方、67は前記ブレーキレバー59の他端部と該部分
先方の前記支持体56の他方のアーム58の先端部に突
設した突片68との間に張設したスプリングで、69は
一端部を前記ブレーキレバー59の他端部に取付けたコ
ントロールワイヤであり、このコントロールワイヤ69
の他端部を第1図に示す如く前記水受桶2の背面に添設
固定した外皮チューブ70内を通して該チューブ10上
方に導出させ、その導出端に前記水受桶2の背面上部に
配設固定した電磁石装置71によって吸着される磁性体
製の被吸着片72を取付けている。
尚、第6図乃至第8図中73及び74は前記支持体56
の回動を一定範囲に規制するストッパである。
更に、第9図に示す電気回路構成に於いて、75は前記
蓋18の開閉に連動する蓋スィッチ、76は前記タイマ
ー装置21の開閉式タイムスイッチ、77はリレースイ
ッチ駆動要素としてのコイル78及びこのコイル78に
より可動鉄心79を介して開閉されるリレースイッチ8
0.81を有して成るリレーであり、82はランプであ
る。
又、83及び84は図示しない電源に接続した一対の入
力端子で、そのうち一方の入力端子83を上記蓋スィッ
チ75、タイムスイッチ76、前述のスイッチ47の可
動接片〇−常開側固定接片a間及び電動機8を順に介し
て他方の入力端子84に接続しており、そしてそのスイ
ッチ47の接片(o −a)間及び電動機8の直列接続
回路と並列に前記電磁石装置71を接続している。
一方、前述のスイッチ65は可動接片0を前記蓋スィッ
チ75とタイムスイッチ76との共通接続点に接続して
おり、又、常閉側固定接片すを前記リレー77のリレー
スイッチ80及びコイル78を順に介して前記他方の入
力端子84に接続し、常開側固定接片aを前記ランプ8
2と前述の電磁石装置42との並列接続回路を介して同
じく他方の入力端子84に接続している。
そして、前記スイッチ47の常閉側固定接片すを上記リ
レースイッチ80とコイル78との共通接続点に接続し
、前記スイッチ65の可動接片0と電磁石装置42との
間にリレースイッチ81を接続している。
次に上記の様な構成とした本実施例の作用を述べる。
先ず運転に先立ち蓋18を開けて開口部17より脱水篭
3内に被脱水物を入れ、その後蓋18を閉じると、蓋ス
ィッチ75が閉成すると同時に第4図に示す如くロック
板24が補助ロックレバ−36の制止部38近傍の部分
を押圧して該補助ロックレバ−36をスプリング39の
ばね力に抗して反時計方向に回動させ、これにより上記
制止部38に代わってロック板24の孔25がロックレ
バ−28の鉤部30と対応する状態となる。
こうした状態に於いて次にタイマー装置21をセットす
ると、タイムスイッチ76が閉成することにより、先の
蓋スィッチ75の閉成と合せて電磁石装置11が、又、
スイッチ47の接片(o −b )間を介してリレー1
7のコイル78が夫々通電され、これにより電磁石装置
71は被吸着片72を吸着してコントロールワイヤ69
を引張り、更にこのコントロールワイヤ69が第7図に
示す如くスプリング67のばね力に抗してブレーキレバ
ー59の他端部を引張るので、該ブレーキレバー59は
段付き螺子61を中心にブレーキドラム10から離れる
様に回動してブレーキシュー60によるブレーキドラム
10の制動延いては脱水篭3の制動を解除する。
一方、リレー77は上述の如くコイルγ8が通電される
と、可動鉄心79を介してリレースイッチ80及び81
を閉成さぜ、これによって前記タイムスイッチ76が開
放しても又後述の如くスイッチ47が接片(o−a)間
を閉成する状態に切換わってもコイル78に通電し続け
るいわゆる自己保持回路を形成する一方、電磁石装置4
2への通電回路を形成し続けて該電磁石装置42にプラ
ンジャ46を吸引作動させる。
こうしてプランジャ46が吸引されると、連結棒52を
介してロックレバ−28も上記電磁石装置42側に引張
られる。
このとき、ロック板24は前述の如く蓋18の閉鎖に基
づいて補助ロックレバ−36を回動変位させ、同時にこ
のロック板24の孔25がロックレバ−28の鉤部30
と対応する状態となっているだめ、上述の如くロックレ
バ−28が電磁石装置42に引張られると、このロック
レバ−28はスプリング31のばね力に抗し支軸29を
中心に回動して第4図中二点鎖線で示す如く鉤部30を
ロック板24の孔25に掛合させ、この掛合によって蓋
18を閉鎖状態に鎖錠する。
而して、プランジャ46が上述の如くロックレバ−28
を引張って蓋18を閉鎖状態に鎖錠したとき、このプラ
ンジャ46の突部50によって電磁石装置42側に引寄
せられるスイッチ操作板44は下端部によってスイッチ
47の作動子49を押圧し該スイッチ47を接片(o−
a)間を閉成する状態に切換える。
こうしてスイッチ47が接片(o−a)間を閉成すると
、電動機8が通電されて起動し回転軸9、コネクタ11
及び軸5を介して脱水篭3を高速回転させる。
斯くして、蓋18を閉鎖状態に鎖錠した状態の下で上記
脱水篭3の回転による遠心力によって被脱水物の水分を
振切る脱水運転が行なわれるものである。
以上の説明は蓋18を完全に閉じた上でタイマー装置2
1をセットする様に正常に操作した場合のことであり、
ここで、蓋18の閉鎖が不完全であった場合のことを考
えてみる。
これには例えば閉じた筈の蓋18の下に物が挾寸ってい
る等で該蓋18が完全に閉鎖されなかった場合、或いは
閉じるべき蓋18を途中で持って完全に閉鎖しなかった
場合等、種々の場合が考えられるが、何れにせよ蓋18
は完全に閉鎖されていないため、ロック板24が補助ロ
ックレバ−36を前述の如く押圧することはない。
従って、補助ロックレバ−36は前述とは異なり第2図
、第3図及び第5図に示す常態即ち制止部38をロック
レバ−28の鉤部30に臨ませだ略水平状態にある。
又、この場合前記蓋18の開閉に連動する蓋スィッチ7
5があるといっても、この蓋スィッチ75は一般に蓋1
8が半分以上閉鎖されれば閉成するものであるから、上
述の如く蓋18の閉鎖が不完全であっても閉成し、従っ
てこの状態でタイマー装置21をセットすれば、前述同
様に電磁石装置71と共にリレー77のコイル78が通
電されて電磁石装置42を作動させロックレバ−28を
引寄せる。
然しなから、このとき補助ロックレバ−36は上述の常
態位置にあるため、ロックレバ−28は引寄せられた直
後に第5図に示す如く鉤部30が上記補助ロックレバ−
36の制止部38に当たってそれ以上の回動が阻止され
電磁石装置42の吸引力即ち鎖錠駆動源の駆動力に抗し
て制止される。
このため、電磁石装置42はそれ以上ロックレバ−28
及びプランジャ46を吸引できず、勿論スイッチ操作板
44を充分に引寄せること等できないので、スイッチ4
7も作動子49が押圧されず接片(o−b)間を閉成し
たままの状態に維持される。
従ってこの場合電動機8は通電されず、換言すれば蓋1
8の閉鎖が不完全な場合での脱水篭3の回転を阻止でき
るものであり、斯くして従来に比し遥かに優れた安全性
を確保し得るものである。
一方、前述とは逆にタイマー装置21をセットした後に
蓋18を閉じた場合、その蓋18が完全に閉じられるま
での間スイッチ47が電動機8への通電を断ち続けて脱
水篭3の回転を阻止する点は上述と同様であるが、蓋1
8が完全に閉鎖される位置に至ると、ロック板24は前
述同様に補助ロックレバ−36の制止部38近傍の部分
を押圧して該補助ロックレバ−36を回動変位させるの
で、これによりロックレバ−28の制止が解除され、該
ロックレバ−28は電磁石装置42の吸引力により前述
同様に回動せられて上記ロック板24と掛合即ち蓋18
を閉鎖状態に鎖錠する。
又、こうして蓋18が閉鎖状態に鎖錠されると、スイッ
チ操作板44も前述同様に電磁石装置42側に引寄せら
れてスイッチ4γの作動子49を押圧し、これによって
スイッチ47が接片(O−a)間を閉成する状態に切換
わるので電動機8も通電されて脱水篭3を回転させる。
尚、本実施例に於いては鎖錠1駆動源として特に電磁石
装置42を用いたことにより、ロックレバ−28が補助
ロックレバ−36によって制止されている間例えは通常
とは逆に操作即ちタイマー装置21をセットした後に蓋
18を閉じた場合での警告を発することができる利点が
ある。
而して、この様な電磁石装置42の電磁振動音は該電磁
石装置42が前記ロックレバ−28を完全に引寄せたと
き即ち蓋18を完全に鎖錠したときに停止する。
又、タイマー装置21がセット時間を満了するか若しく
は運転を途中で停止させるために該タイマー装置21を
強制的に元に戻したとすると、タイムスイッチ76が開
放することにより電動機8は通電を断たれて運転を停止
し、同時に電磁石装置71も通電を断たれて被吸着片7
2を解放するので、スプリング6γのばね力によってブ
レーキレバー59がブレーキドラム10側に回動復帰さ
れ第6図に示す如くブレーキシュー60をブレーキドラ
ム10に圧接させて該ブレーキドラム10の惰性回転即
ち脱水篭3の惰性回転を制する制動力を付与する。
而して、上述の如くブレーキシュー60がブレーキドラ
ム10に圧接すると、その間に生じる摩擦力によってブ
レーキレバー59はブレーキドラム10の回転方向(第
8図中時計方向)に引張られ、これによって段付き螺子
61を介し支持体56もスプリング63のばね力に抗し
て同回転方向に回動変位されるため、これまでのスイッ
チ操作片64による作動子66の押圧が解除されてスイ
ッチ65は接片(o−b)間を閉成した状態から接片(
o−a)間を閉成する状態へと切換わる。
このため、リレー77のコイル78が通電を断たれてこ
れまでの電磁石装置42への通電保持状態を解除すべく
リレースイッチ80及び81を開放せしめるが、電磁石
装置42は上記スイッチ65の接片(O−a)間を介し
てランプ82と共に通電され続は前記蓋18を閉鎖状態
に鎖錠したロックレバ−28どロック板24との掛合状
態を維持する。
斯くしてタイマー装置21が作動している間の脱水運転
中のみならずその運転終了後も惰性等で脱水篭3が回転
している限り蓋18を閉鎖状態に鎖錠し続は得るもので
あり、これによって脱水篭3の回転に対する安全性を一
段と高めることができる。
さて、前述の制動力によって脱水篭3の回転が停止され
ると、支持体56はスプリング63のばね力によってブ
レーキレバー59Ezびブレーキシュー60と共に元位
置に復帰し、その復帰位置でスイッチ操作片64により
作動子66を押圧してスイッチ65を接片(o−b)間
を閉成する状態へと復帰せしめる。
こうしてスイッチ65が復帰すると、ランプ82と共に
電磁石装置42も通電を断たれてプランジャ46の吸引
力を失い、これによって前記ロックレバ−28はスプリ
ング31のばね力により反ロック板24側に回動して該
ロック板24との掛合から外れるので、蓋18も鎖錠が
解かれる。
従ってこの後蓋18を開けて脱水篭3内から脱水後の被
脱水物を取出す等必要な作業を行なう様にすれば良い。
尚、スイッチ41を操作するスイッチ操作板44はプラ
ンジャ46に取付ける様にしても良く、又、スイッチ4
7は第2図乃至第5図中スイッチ縁作板44の左側の位
置に設けて前述とは逆に作動子49が通常押圧され、こ
れによって接片(0−b)間を閉成する状態に設け、ス
イッチ操作板44がプランジャ46によって引寄せられ
たときその作動子49の押圧が解除されて接片(o−a
)間を閉成する状態に切換わる構成としても良く、更に
このスイッチ47はスイッチ操作板44によって操作さ
れるものに限らず例えばプランジャ46によって直に或
いはロックレバ−28、補助ロックレバ−36、ロック
板24、連結棒52等によって操作される構成としても
良い等、所謂正常な鎖錠状態を得るべく動作に呼応して
操作される構成であれば良い。
他方、電磁石装置71はスイッチ47を介して電動機8
と同様に制御される即ち該電動機8と並列に接続する構
成としても良いし、又、鎖錠駆動源も電磁石装置42に
限らず小形の電動機等を用いる様にしても良く、他に上
記実施例とは異なりロックレバ−28を被掛合体として
蓋18の裏面に突設し、ロック板24を掛合体として水
受桶2その他の静止物に取付ける様な構成としても良い
更にスイッチ65は前述の如く運転終了後の脱水篭3の
惰性回転を検出して鎖錠駆動源に蓋18の鎖錠をさせ続
は以て一層の安全性を確保するという実施例特有の効果
を奏する以外にはリレー77による動作の保持状態を解
除するためだけに必要なものであり、従ってブレーキ装
置等とは無関係に設ける様にしても良い。
その他、本発明は具体的構成において上記し且つ図面に
示す実施例にのみ限定されるものではなく、例えば各部
の取付位置や形状成いはブレーキ装置の構成等につき要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得ることは
勿論である。
本発明は以上説明した様に、脱水篭に対して被脱水物を
出し入れするための開口部を開閉する蓋をこの蓋に設け
た被掛合体及び鎖錠駆動源により動作せられて前記被掛
合体と掛合する掛合体によって閉鎖状態に鎖錠するもの
に於いて、その掛合体を前記鎖錠駆動源の駆動力に抗し
て制止し且つ前記被掛合体によってその制止を解除する
様に変位される制動体を設け、又、この制動体の変位に
より掛合体が前記被掛合体と掛合して前記蓋を確実に閉
鎖状態に鎖錠したとき前記脱水篭駆動用の電動機に通電
するように切換えられそれまでの間その電動機への通電
を断つと共に前記鎖錠駆動源を動作せしめるリレーのリ
レースイッチ駆動要素への通電回路を形成する状態にあ
るスイッチを設けて、更に前記リレーによる前記鎖錠駆
動源の動作保持状態を解除するスイッチを設けたことに
より、蓋の鎖錠がなされていない場合には脱水篭は回転
せず鎖錠されたときにのみ回転し、又、通常とは逆に操
作した場合でも蓋を確実に鎖錠でき、以て脱水篭の回転
に対し実に優れた安全性を確保し得、しかも上記切換式
のスイッチの使用によりタイマー装置のタイムスイッチ
を簡単な一接点構造にできる他、鎖錠の解除も勿論所望
にできる脱水機の蓋の鎖錠装置を提供できるものである
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はその脱
水機全体の縦断側面図、第2図は鎖錠装置部分の縦断正
面図、第3図は同鎖錠装置部分の拡大正面図、第4図及
び第5図は同鎖錠装置部分の夫々異なる状態に於ける拡
大正面図、第6図はブレーキ装置部分の拡大平面図、第
7図及び第8図は同ブレーキ装置部分の夫々異なる状態
に於ける拡大平面図、第9図は電気回路構成の結線図で
ある。 各図中、3は脱水篭、8は電動機、10はブレーキドラ
ム、17は開口部、18は蓋、21はタイマー装置、2
4はロック板(被掛合体)、28はロックレバ−(掛合
体)、30は鉤部、36は補助ロックレバ−(制動体)
、38は制止部、42は電磁石装置(鎖錠駆動源)、4
4はスイッチ操作板、47はスイッチ、56は支持体、
59はブレーキレバー、60はブレーキシュ5−164
はスイッチ操作片、65はスイッチ、69はコントロー
ルワイヤ、71は電磁石装置、72は被吸着片、75は
蓋スィッチ、76はタイマー装置のタイムスイッチ、7
7はリレー、78はコイル(リレースイッチ駆動要素)
、80及び81はリレースイッチを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脱水篭を回転させる電動機と、前記脱水篭に対して
    被脱水物を出し入れするための開口部を開閉する蓋と、
    リレーのリレースイッチによって動作せられる鎖錠駆動
    源と、この鎖錠駆動源によって動作せられる掛合体と、
    この掛合体を前記鎖錠駆動源の駆動力に抗して制止する
    制動体と、前記蓋に設けられ該蓋の閉鎖に伴なって前記
    制動体を前記掛合体の制止を解除する位置へと変位せし
    める被掛合体と、常時は前記電動機への通電を断つと共
    に前記リレーのリレースイッチ駆動要素への通電回路を
    形成する状態にあってその通電により該リレーにこれの
    前記リレースイッチを介して前記リレースイッチ駆動要
    素の動作状態を保持する自己保持回路を形成させると共
    に前記鎖錠駆動源の動作状態を保持する回路を形成させ
    前記制動体の変位により前記掛合体が被掛合体と掛合し
    て前記蓋を閉鎖状態に鎖錠したとき前記電動機に通電す
    る様に切換えられるスイッチと、前記リレーによる前記
    鎖錠駆動源の動作保持状態を解除するスイッチとを具備
    して成る脱水機の蓋の鎖錠装置。
JP2365975A 1975-02-26 1975-02-26 ダツスイキノ フタノ サジヨウソウチ Expired JPS5810119B2 (ja)

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