JPH1199729A - 印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体

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JPH1199729A
JPH1199729A JP9264497A JP26449797A JPH1199729A JP H1199729 A JPH1199729 A JP H1199729A JP 9264497 A JP9264497 A JP 9264497A JP 26449797 A JP26449797 A JP 26449797A JP H1199729 A JPH1199729 A JP H1199729A
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淳 河合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時間の推定及びその後の状態の変動によ
り印刷時間の変更を行い使用者に告知する印刷システム
を提供する。 【解決手段】 印刷時間の予測値を算出した後におい
て、プリンタに接続されるデータ変換器は、プリンタと
の回線遮断を調べ(ステップS33)、プリンタの状態
データを受信し(ステップS36)、エラー発生の有無
(ステップS37)、印刷停止中か否か(ステップS3
9)、印刷時間の予測値との不一致(ステップS4
3)、印刷ジョブへの操作(ステップS44)その他を
判断し、必要があれば印刷時間を再計算し(ステップS
45)、所定のメッセージと併せ表示データを生成し
(ステップS46)、コンピュータに送信する(ステッ
プS47)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷に要する処理
時間を推定して実際の印刷前に使用者に対して告知を行
う印刷システム、印刷方法、及び、印刷制御プログラム
を記録した記録媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】印刷システムにおいて、文書又は画像等
の印刷データを印刷する際に、当該印刷に要する所要時
間を推定演算して使用者に告知する処理が知られてい
る。この告知処理は、例えば、複数のコンピュータで一
台のプリンタを共用する場合、又は膨大な量の印刷デー
タを印刷する際等において、予め印刷完了時刻を予測す
ることができ、その間に使用者は他の業務等を実行する
ことができる点で、非常に有用な処理である。
【0003】この処理時間を推定演算する方法として従
来知られているものには、例えば、印刷データ(テキス
トデータ)の印刷処理時間を、文字数、特殊記号、下線
の有無及び罫線の有無を考慮して算出する方法(特開昭
64−38824号公報参照)、印刷データ内のコマン
ドを分析し、更に分析した各コマンドに対応した処理時
間が記述されているテーブルを参照してその値の合計値
を算出する方法(特開平2−57367号公報又は特開
平4−146165号公報参照)、又は印刷データを解
析し、その中に含まれる頁数に比例した処理時間を求め
る方法(特開平3−164927号公報参照)等があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
方法を含む従来の方法においては、印刷データの実際の
印刷時毎に、その所要時間を、印刷開始が指示されてか
ら印刷結果が得られるまでに実行される全ての処理の処
理時間をそれぞれ実際に算出してそれらを合計すること
により算出することが一般的である。
【0005】従って、印刷データが膨大な量であった
り、複雑な処理が必要な印刷データである場合には、当
該所要時間の推定演算処理自体に時間がかかり、本来の
印刷処理がなかなか開始できない場合があり、結果的に
最終的な印刷結果を得るのが遅れてしまうという問題点
があった。
【0006】また、印刷に要する所要時間が使用者に告
知された後、使用者がプリンタを停止させるなどの操作
を行ったり、プリンタのインク切れ、用紙切れ、その他
何らかのエラーの発生等のトラブルが生じたりした場合
は、推定した所要時間は変動することを余儀なくされ、
既に告知された所要時間は不正確なものとなり、使用者
の業務の遂行に支障を来すという問題点もあった。
【0007】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、迅速に処理時間の推定
演算を実行して、使用者にこれを告知するとともに、印
刷システムの使用者の操作や装置のトラブルに起因する
印刷状況の変動により処理時間が変わる場合、再度これ
を告知することが可能な印刷システム及び印刷方法並び
に印刷制御プログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の印刷システムは、印刷すべき印刷
データを印刷処理する印刷処理手段を備えた印刷システ
ムにおいて、前記印刷データを印刷処理するのに要する
印刷時間を計算するために必要な時間情報及び前記印刷
処理手段の動作状態を記憶する記憶手段と、前記印刷デ
ータの印刷が要求された場合、記憶されている前記時間
情報と前記動作状態とに基づき前記印刷時間を計算によ
り予測する印刷時間予測手段と、前記動作状態が変動し
た場合、前記印刷時間を新たに計算し変更する印刷時間
変更手段と、前記印刷時間予測手段により予測された前
記印刷時間及び前記印刷時間変更手段により変更された
前記印刷時間を告知する告知手段とを備えることを特徴
とする。
【0009】請求項1に記載の印刷システムによれば、
印刷データの印刷要求に際し、記憶手段において記憶す
る印刷時間の計算に必要な時間情報と、印刷処理手段の
動作状態とに基づいて、印刷時間予測手段により印刷時
間が計算により予測される。その後、印刷処理手段の動
作状態が変動した場合は、印刷時間変更手段により印刷
時間が新たに計算され変更される。そして、予測された
印刷時間を告知する告知手段は、この変更された印刷時
間をも告知する。よって、印刷に必要な時間情報を取得
する場合、状況の変動に対応して常に適切に変更された
時間情報を得ることができる。
【0010】前記課題を解決するために、請求項2に記
載の印刷システムは、請求項1に記載の印刷システムに
おいて、前記告知手段は、前記印刷時間変更手段により
変更された前記印刷時間とともに、前記印刷処理手段の
変動後の前記動作状態を併せて告知することを特徴とす
る。
【0011】請求項2に記載の印刷システムによれば、
変更された印刷時間に加え、印刷処理手段の変動後の動
作状態が、告知手段により告知される。よって、状況の
変動に対応する印刷時間情報を得られるとともに、その
状況の変動をもたらした原因を把握できる。
【0012】前記課題を解決するために、請求項3に記
載の印刷システムは、請求項1又は請求項2に記載の印
刷システムにおいて、前記告知手段は、前記印刷時間変
更手段において前記動作状態の変動により前記印刷処理
が停止し、変更すべき前記印刷時間を計算できない場
合、当該印刷時間に代えて、印刷停止中である旨を告知
することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の印刷システムによれば、
動作状態の変動により印刷処理が停止した結果、印刷時
間変更手段により変更すべき印刷時間の計算ができない
と、印刷時間ではなく、印刷停止中である旨が告知手段
により告知される。よって、状況の変動の性質上、印刷
時間情報を再計算できないことを認識できる。
【0014】前記課題を解決するために、請求項4に記
載の印刷システムは、請求項1から請求項3に記載の印
刷システムにおいて、前記印刷時間変更手段は、前記印
刷時間予測手段により予測された印刷時間と前記印刷処
理手段の実際の印刷状況とを比較し、前記動作状態の変
動を検出する状態変動検出手段を有することを特徴とす
る。
【0015】請求項4に記載の印刷システムによれば、
予測された印刷時間と印刷処理手段の実際の印刷状況を
比較した上で、状態変動検出手段により動作状態の変動
を検出する。よって、計算済みの印刷時間と、実際の印
刷状況との食い違いを修正した適切な印刷時間情報を得
られる。
【0016】前記課題を解決するために、請求項5に記
載の印刷方法は、印刷データを印刷処理手段により印刷
処理するのに要する印刷時間を計算するために必要な時
間情報及び前記印刷処理手段の動作状態を記憶する記憶
工程と、前記印刷データの印刷が要求された場合、記憶
されている前記時間情報と前記動作状態とに基づき前記
印刷時間を計算により予測する印刷時間予測工程と、前
記動作状態が変動した場合、前記印刷時間を新たに計算
し変更する印刷時間変更工程と、前記印刷時間予測工程
により予測された前記印刷時間及び前記印刷時間変更工
程により変更された前記印刷時間を告知する告知工程と
を備えることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の印刷方法によれば、印刷
データの印刷要求に際し、記憶工程において記憶する印
刷時間の計算に必要な時間情報と、印刷処理手段の動作
状態とに基づいて、印刷時間予測工程により印刷時間が
計算により予測される。その後、印刷処理手段の動作状
態が変動した場合は、印刷時間変更工程により印刷時間
が新たに計算され変更される。そして、予測された印刷
時間を告知する告知工程は、この変更された印刷時間を
も告知する。よって、印刷に必要な時間情報を取得する
場合、状況の変動に対応して常に適切に変更された時間
情報を得ることができる。
【0018】前記課題を解決するために、請求項6に記
載の印刷方法は、請求項5に記載の印刷方法において、
前記告知工程は、前記印刷時間変更工程により変更され
た前記印刷時間とともに、前記印刷処理工程の変動後の
前記動作状態を併せて告知することを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の印刷方法によれば、変更
された印刷時間に加え、印刷処理手段の変動後の動作状
態が、告知工程により告知される。よって、状況の変動
に対応する印刷時間情報を得られるとともに、その状況
の変動をもたらした原因を把握できる。
【0020】前記課題を解決するために、請求項7に記
載の印刷方法は、請求項5又は請求項6に記載の印刷方
法において、前記告知工程は、前記印刷時間変更工程に
おいて前記動作状態の変動により前記印刷処理が停止
し、変更すべき前記印刷時間を計算できない場合、当該
印刷時間に代えて、印刷停止中である旨を告知すること
を特徴とする。
【0021】請求項7に記載の印刷方法によれば、動作
状態の変動により印刷処理が停止した結果、印刷時間変
更工程により変更すべき印刷時間の計算ができないと、
印刷時間ではなく、印刷停止中である旨が告知工程によ
り告知される。よって、状況の変動の性質上、印刷時間
情報を再計算できないことを認識できる。
【0022】前記課題を解決するために、請求項8に記
載の印刷方法は、請求項5から請求項7に記載の印刷方
法において、前記印刷時間変更工程は、前記印刷時間予
測工程により予測された印刷時間と前記印刷処理工程の
実際の印刷状況とを比較し、前記動作状態の変動を検出
する状態変動検出工程を有することを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の印刷方法によれば、予測
された印刷時間と印刷処理手段の実際の印刷状況を比較
した上で、状態変動検出工程により動作状態の変動を検
出する。よって、計算済みの印刷時間と、実際の印刷状
況との食い違いを修正した適切な印刷時間情報を得られ
る。
【0024】前記課題を解決するために、請求項9に記
載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、印刷
システムに含まれるコンピュータを、印刷処理手段によ
り印刷すべき印刷データを印刷処理するのに要する印刷
時間を計算するために必要な時間情報及び前記印刷処理
手段の動作状態を記憶する記憶制御手段、前記印刷デー
タの印刷が要求された場合、記憶されている前記時間情
報と前記動作状態とに基づき前記印刷時間を計算により
予測する印刷時間予測手段、前記動作状態が変動した場
合、前記印刷時間を新たに計算し変更する印刷時間変更
手段、及び、前記印刷時間予測手段により予測された前
記印刷時間及び印刷時間変更手段により変更された前記
印刷時間を告知する告知手段として機能させることを特
徴とする。
【0025】請求項9に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータによ
れば、印刷データの印刷要求に際し、記憶手段において
記憶する印刷時間の計算に必要な時間情報と、印刷処理
手段の動作状態とに基づいて、印刷時間予測手段により
印刷時間が計算により予測される。その後、印刷処理手
段の動作状態が変動した場合は、印刷時間変更手段によ
り印刷時間が新たに計算され変更される。そして、予測
された印刷時間を告知する告知手段は、この変更された
印刷時間をも告知する。よって、印刷に必要な時間情報
を取得する場合、状況の変動に対応して常に適切に変更
された時間情報を得ることができる。
【0026】前記課題を解決するために、請求項10に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、請
求項9に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒
体において、前記告知手段は、前記印刷時間変更手段に
より変更された前記印刷時間とともに、前記印刷処理手
段の変動後の前記動作状態を併せて告知することを特徴
とする。
【0027】請求項10に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、変更された印刷時間に加え、印刷処理手段の変
動後の動作状態が、告知手段により告知される。よっ
て、状況の変動に対応する印刷時間情報を得られるとと
もに、その状況の変動をもたらした原因を把握できる。
【0028】前記課題を解決するために、請求項11に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、請
求項9又は請求項10に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体において、前記告知手段は、前記印刷
時間変更手段において前記動作状態の変動により前記印
刷処理が停止し、変更すべき前記印刷時間を計算できな
い場合、当該印刷時間に代えて、印刷停止中である旨を
告知することを特徴とする。
【0029】請求項11に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、動作状態の変動により印刷処理が停止した結
果、印刷時間変更手段により変更すべき印刷時間の計算
ができないと、印刷時間ではなく、印刷停止中である旨
が告知手段により告知される。よって、状況の変動の性
質上、印刷時間情報を再計算できないことを認識でき
る。
【0030】前記課題を解決するために、請求項12に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、請
求項9から請求項11に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体において、前記印刷時間変更手段は、
前記印刷時間予測手段により予測された印刷時間と前記
印刷処理手段の実際の印刷状況とを比較し、前記動作状
態の変動を検出する状態変動検出手段を有することを特
徴とする。
【0031】請求項12に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、予測された印刷時間と印刷処理手段の実際の印
刷状況を比較した上で、状態変動検出手段により動作状
態の変動を検出する。よって、計算済みの印刷時間と、
実際の印刷状況との食い違いを修正した適切な印刷時間
情報を得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態は、複数のコンピュータが、データサーバ
等の一のデータ変換器を介してプリンタに接続された印
刷システムにおいて、各コンピュータにより当該プリン
タを共同使用する場合の出力制御に対して本発明を適用
した場合の実施の形態である。
【0033】始めに、実施形態の印刷システムの構成に
ついて、図1を用いて説明する。
【0034】図1に示すように、実施形態の印刷システ
ムは、4台のコンピュータ1乃至4と、データ変換器6
と、各コンピュータ1乃至4とデータ変換器6を接続す
る切換器5と、プリンタ7とにより構成されている。
【0035】この構成において、各コンピュータ1乃至
4は、アプリケーションソフトウェア等を用いてプリン
タ7において印刷出力すべき印刷データを生成して切換
器5に出力する。ここで、上記出力データとしては、例
えば、Adobe社の「ポストスクリプト」等の周知の
ページ記述言語により作成される。
【0036】切換器5は、各コンピュータ1乃至4から
の印刷データを一時的に記憶するバッファ部を備え、こ
れらの印刷データをコンピュータ毎に時分割的にデータ
変換器6に出力するとともに、データ変換器6から出力
されてくる後述の表示データ等を各コンピュータに配信
する。
【0037】データ変換器6は、各コンピュータ1乃至
4から切換器5を介して送信されてくる印刷データを、
当該データ変換器6が保有する変換データを用いてプリ
ンタ7において印刷出力するための印刷ビットマップデ
ータに展開し、プリンタ7に出力する。
【0038】プリンタ7は、出力された印刷ビットマッ
プデータに基づき、対応する印刷出力を行う。
【0039】次に、上記印刷システムを構成する各構成
要素の細部構成を図2及び図3を用いて説明する。
【0040】まず、コンピュータ1乃至4の構成及び動
作について、図2(a)を用いて説明する。なお、各コ
ンピュータ1乃至4の構成及び動作は同様であるので、
以下の説明では、代表してコンピュータ1について説明
する。
【0041】図2(a)に示すように、コンピュータ1
は、ROM13に記憶されたプログラムを読み出してそ
れに含まれている各命令を実行するCPU10と、キー
ボード、マウス等よりなる入力部11と、ネットワーク
接続部12と、ROM(ReadOnly Memory)13と、R
AM(Random Access Memory)14と、各種情報を表示
するディスプレイ15と、バス16とにより構成されて
いる。
【0042】上記の構成において、ネットワーク接続部
12は、切換器5に接続されており、コンピュータ1か
ら出力するデータ及びコンピュータ1に入力するデータ
に対していわゆるインターフェース動作を行う。
【0043】入力部11は、コンピュータ1における処
理に必要なデータが入力されたときそれをバス16を介
してCPU10等に出力する。
【0044】ROM13は、コンピュータ1全体の制御
用のプログラムを記憶している読み出し専用のメモリで
あり、所定のタイミングで必要なプログラムを読み出し
て、バス16に出力する。
【0045】RAM14は、実際には、ハードディスク
装置等の記憶装置等により構成され、CPU10におけ
る各種制御プログラムがインストールされているととも
に、CPU10における処理に必要なデータ等を一時的
に記憶し、必要に応じてバス16に出力する。
【0046】ディスプレイ15は、CPU10における
処理に必要な表示を行うとともに、後述の表示データS
aに対応する画像及び後述の処理時間を表示する。
【0047】CPU10は、RAM14に記憶されてい
るプログラムを用いて各種演算処理、あるいは上述の各
構成要素の制御を行う。
【0048】次に、プリンタ7の構成及び動作につい
て、図2(b)を用いて説明する。
【0049】図2(b)に示すように、プリンタ7は、
CPU17と、ネットワーク接続部18と、ROM19
と、RAM20と、出力エンジン21と、バス21aと
により構成されている。
【0050】この構成において、ネットワーク接続部1
8は、データ変換器6に接続されており、プリンタ7に
入力される当該プリンタ7において印刷出力すべき印刷
ビットマップデータに対してインターフェース動作を行
う。
【0051】CPU17は、プリンタ7を構成する各構
成要素を制御し、当該印刷ビットマップデータの印刷出
力を行う。
【0052】ROM19は、プリンタ7全体の制御用の
プログラムを記憶しているメモリであり、所定のタイミ
ングで必要なプログラムを読み出して、バス21aに出
力する。
【0053】RAM20は、CPU17における処理に
必要なデータ等を一時的に記憶し、必要に応じてバス2
1aに出力する。
【0054】出力エンジン21は、インクジェット方式
又は電子写真方式等の印刷部を備えており、実際の印刷
ビットマップデータの印刷出力処理を行う。
【0055】次に、データ変換器6の構成及び動作につ
いて、図3を用いて説明する。
【0056】図3に示すように、データ変換器6は、イ
ンターフェース22a及び22bと、ROM36に記憶
されているプログラムを読み出して実行するCPU23
と、ROM36と、RAM24と、ビットマップデータ
生成部25と、表示データ生成部26と、バス27と、
変換データROM35とにより構成されている。
【0057】更に、ビットマップデータ生成部25はC
PU25a、ROM25b、RAM25cからなる論理
演算回路を内蔵しており、表示データ生成部26はCP
U26a、ROM26b及びRAM26cからなる論理
演算回路を内蔵している。ここで、ROM25bは印刷
ビットマップデータ生成のためのプログラムを記憶して
おり、ROM26bはCPU26aが表示データ生成部
26を制御する際に必要なプログラムを記憶している。
【0058】この構成において、インターフェース22
aは、切換器5を介した各コンピュータ1乃至4からの
データに対してインターフェース動作を行い、バス27
に出力する。
【0059】CPU23は、データ変換器6全体を制御
するとともに、各コンピュータ1乃至4から送信されて
くる後述の要求信号Srに基づいて、生成された後述の
印刷ビットマップデータのプリンタ7への出力及び生成
された後述の表示データSaの切換器5を介しての各コ
ンピュータ1乃至4への出力を行う。更に、CPU23
は、後述の処理により、後述の所要時間を算出してコン
ピュータ1乃至4に送信する。
【0060】RAM24は、データ変換器6に入力され
てきた各コンピュータ1乃至4からの印刷データSb等
を一時的に記憶し、必要に応じてバス27に出力する。
また、後述のビットマップデータ生成部25において生
成された印刷ビットマップデータを一時的に記憶し、バ
ス27を介してプリンタ7に出力するとともに、後述の
表示データ生成部26において生成された表示データS
aを一時的に記憶し、バス27を介してプリンタ7にコ
ンピュータ1乃至4に出力する。
【0061】ROM36は、データ変換器6全体の制御
用のプログラムを記憶している読み出し専用のメモリで
あり、所定のタイミングで必要なプログラムを読み出し
て、バス27に出力する。
【0062】変換データROM35は、コンピュータ1
から入力された印刷データSb(ページ記述言語で作成
されたページ記述データ)を印刷ビットマップデータに
変換するための変換データを記憶しているROMであ
り、当該変換データは、ビットマップデータ生成部25
と表示データ生成部26において共用される。そして、
具体的な変換データとしては、印刷データSb内の個々
の指令コードを解釈して図形等の描画を行うための変換
規則データ35bと印刷データSbに含まれるいわゆる
キャラクタコードに対応するフォントデータ35aとを
含み、これらが必要に応じて読み出される。
【0063】ビットマップデータ生成部25は、各コン
ピュータ1乃至4からの印刷データSbをプリンタ7に
おいて印刷出力するための印刷ビットマップデータに展
開加工し、RAM24に出力する。すなわち、印刷デー
タSb内の指令コードや上記キャラクタコードを読み出
し、更に各々に対応する変換規則データ35b又はフォ
ントデータ35aを変換データROM35から読み出し
て、RAM24内のページメモリ内に、指令コードに対
応する図形やキャラクタコードに対応するフォントをビ
ットマップ形式で記憶させる。
【0064】なお、ビットマップデータ生成部25にお
ける展開加工においては、実際にプリンタ7において印
刷出力に使用されるフォント等を含む上記変換データを
用いて実際に印刷出力する頁毎に印刷ビットマップデー
タが生成される。
【0065】インタフェース22bは、生成された印刷
ビットマップデータ等の、プリンタ7における印刷処理
に必要なデータに対してインターフェース処理を行い、
プリンタ7に出力する。
【0066】表示データ生成部26は、各コンピュータ
1乃至4から送信されてくる要求信号Srに対応して、
上記印刷データSbと上記変換データを用いて後述のプ
レビュー処理用の表示データSaを生成する。すなわ
ち、ビットマップデータ生成部25における印刷ビット
マップデータの生成と同様の処理によりビットマップ形
式の表示データSaを生成する。このとき、変換データ
ROM35からの変換データをビットマップデータ生成
部25と共有することとなるので、プリンタ7における
実際の印刷出力に忠実な表示データSaを生成できるこ
ととなる。
【0067】次に、本実施形態に係るプレビュー処理及
び印刷処理について、図4に示すフローチャートを用い
て説明する。本実施形態のプレビュー処理及び印刷処理
においては、プリンタ7において印刷出力すべき印刷デ
ータSbに忠実な表示データSaが生成されてディスプ
レイ15に表示されるとともに、印刷データSbを印刷
処理する際の所要時間がCPU23により算出されてコ
ンピュータ1乃至4に伝送される。
【0068】また、以下の説明においては、理解の容易
のために、コンピュータ1とデータ変換器6並びにプリ
ンタ7を用いたプレビュー処理及び印刷処理について説
明するとともに、コンピュータ1の処理とデータ変換器
6及びプリンタ7の処理とを並行して説明する。更に、
以下に説明する実施形態は、印刷データSbが入力され
てもこれを印刷処理開始まで保存しない構成のデータ変
換器6を用いた場合の実施形態である。
【0069】図4に示すように、実施形態のプレビュー
処理及び印刷処理においては、始めに、コンピュータ1
において、プリンタ7を用いて印刷出力すべき印刷デー
タSbが生成される(ステップS1)。
【0070】そして、プレビュー処理の要求信号Srと
ともに、当該生成された印刷データSbが切換器5を介
してデータ変換器6に対して送信され(ステップS
2)、当該データ変換器6において受信される(ステッ
プS3)。
【0071】次に、受信した印刷データSbを印刷処理
する際の所要時間を演算するために用いられる演算補助
値がRAM24に記憶されているか否かを判定する(ス
テップS4)。そして、当該演算補助値が記憶されてい
るときは(ステップS4;yes)当該演算補助値を用
いて所要時間を推定演算する(ステップS5)。
【0072】ここで、上記所要時間について説明する
と、当該所要時間としては、ビットマップデータ生成部
25における印刷ビットマップデータの生成開始から、
それを印刷し終わるまでの時間とするのが望ましい。こ
のため、ステップS5による所要時間の算出において
は、印刷ビットマップデータの生成に要する時間は、印
刷データの内容を解析して算出を行うとともに、印刷ビ
ットマップデータの生成完了から印刷終了までの時間
は、印刷ビットマップデータのプリンタ7への伝送まで
に必要な所要時間の概算値に、印刷サイズに対応した予
め実験等により算出されている所定の印刷サイズに比例
した時間を加算することで算出する。
【0073】また、印刷ビットマップデータの生成に要
する時間は、後述するステップS10におけるプレビュ
ー処理用の表示データを生成する際の実測値に基づいた
ものでもよい。この場合、より迅速に所要時間を求める
ことができる。
【0074】なお、この他に、所要時間として、例え
ば、ビットマップデータ生成部25における印刷ビット
マップデータの生成開始から生成終了までの時間として
もよいし、また、ビットマップデータ生成部25におけ
る印刷ビットマップデータの生成開始からその印刷ビッ
トマップデータのプリンタ7への転送完了までの時間、
又は他の記憶装置等への転送までの時間としてもよい。
更に、実際に印刷出力がプリンタ7によって、印刷され
る時間としてもよい。
【0075】また、所要時間の始期を、対象となる印刷
データに対応する印刷ビットマップデータ生成開始から
ではなく、当該印刷データがデータ変換器6に送られた
時間からとしてもよい。その場合、所要時間は当該印刷
データよりも先に処理すべき印刷データの処理に要する
時間を上述の所要時間に加算することで算出できる。
【0076】次に、上記演算補助値について説明する
と、当該演算補助値は、同じ印刷データSbがデータ変
換器6に入力された場合、2回目以降の上記所要時間の
演算の際に使用される補助値であり、一つの印刷データ
Sbについて一度算出されると、後述のようにRAM2
4内に記憶されているものである。
【0077】そして、当該演算補助値の具体的な値とし
ては、上記演算された所要時間そのものを当該印刷デー
タSbに対応する演算補助値として記憶しておいてもよ
いし、また、印刷処理に必要な時間のうち、印刷サイズ
(拡大率又は縮小率)に比例して変化する時間を単位サ
イズ(すなわち、印刷データSbに対して拡大率1.0
で印刷する場合)を印刷する際の時間で除した値(以
下、単に「a」とする。)と、印刷サイズに依らず一定
の時間(以下、単に「b」とする。)とに分けて記憶し
ておいてもよい。後者の場合には、実際に要する所要時
間は、 所要時間=a×(印刷サイズ)+b として算出できる。
【0078】また、プリンタ7で実際に印刷される時間
は、長さ方向印刷サイズに比例する時間をcとして、 所要時間=a×(印刷サイズ)+b+c×(長さ方向印
刷サイズ) で算出できる。この値はプリンタ7の印刷速度であり、
用紙のローディング等のサイズに依存しない時間はbに
含まれる。
【0079】ここで、上記印刷サイズに比例して変化す
る時間としては、例えば、ベクトルデータからビットマ
ップデータへの変換に要する時間やビットマップデータ
の転送のための時間、或は印刷ビットマップデータをプ
リンタ7に伝送するための時間等がある。
【0080】更に、印刷サイズに依らず一定の時間とし
ては、印刷データSbの構文解析のための時間や、ベク
トルデータの座標変換のための時間等がある。
【0081】上述に説明した方法により所要時間が演算
されると(ステップS5)、次に、当該所要時間に対応
する所要時間情報をコンピュータ1に返信し(ステップ
S8)、コンピュータ1においてこれを受信して当該所
要時間をディスプレイ15に表示等し、使用者に告知す
る(ステップS9)。
【0082】一方、ステップS4の判定において、演算
補助値が記憶されていないとき、すなわち、受信した印
刷データSbがそれまでプレビュー処理又は印刷処理さ
れたことがない印刷データSbであるときは(ステップ
S4;no)、次に、当該印刷データSbに基づいて、
CPU23により上記所要時間を推定演算するとともに
上記演算補助値を算出する(ステップS6)。そして、
当該算出した演算補助値を対応する印刷データSbを識
別するための情報とともにRAM24に記憶する(ステ
ップS7)。
【0083】なお、演算補助値を記憶するRAM24内
の領域は、例えば電池等によりバックアップするか、又
は不揮発性化することにより、データ変換器6の電源を
断としても記憶している演算補助値が消失しないように
構成されている。
【0084】演算補助値の記憶が終了すると、上記ステ
ップS8及びS9に移行する。
【0085】次に、データ変換器6において、表示デー
タ生成部26が、RAM24に記憶されている印刷デー
タSbと、上記フォントデータ35a及び変換規則デー
タ35b等を含む変換データとを用いてディスプレイ1
5上に表示すべき表示データSaを生成(展開)する
(ステップS10)。このとき、生成された表示データ
Saは、印刷データSbを実際に印刷出力するときの態
様(字体、文字の大きさ、全体のレイアウト、色配置等
の態様)とほぼ同じ態様のビットマップ形式のデータで
ある。
【0086】そして、生成された表示データSaをコン
ピュータ1に送信する(ステップS11)。
【0087】次に、当該表示データSaがコンピュータ
1において受信されると(ステップS12)、当該表示
データSaに対応する画像、すなわち、印刷データSb
をプリンタ7において印刷出力するときの態様にほぼ一
致した画像(表示データSaに対応した画像)がディス
プレイ15に表示され、使用者がこれを確認する(ステ
ップS13)。
【0088】そして、実際に印刷を実行する際の補助情
報(例えば、印刷する際の上記印刷サイズ)の入力がコ
ンピュータ1において実行されると(ステップS1
4)、次に、コンピュータ1から実際に印刷出力を開始
するか否かを示す要求信号Srとして指示データ(指示
コマンド)が印刷データSbとともに送信される(ステ
ップS15)。
【0089】次に、当該指示データ及び印刷データSb
がデータ変換器6において受信されると(ステップS1
6)、受信した印刷データSbに対応する上記所要時間
を演算補助値を用いて演算し(ステップS17)対応す
る所要時間をコンピュータ1に送信する(ステップS1
8)。そして、コンピュータ1においては送信された所
要時間情報に対応する所要時間を表示して使用者に告知
する(ステップS19)。
【0090】更に、データ変換器6においては、上記ス
テップS19と並行して、RAM24に記憶されている
印刷データSbをビットマップデータ生成部25により
印刷ビットマップデータに展開して(ステップS20)
プリンタ7に出力し、プリンタ7において出力エンジン
20を用いて印刷を実行する(ステップS21)。
【0091】そして、印刷出力が終了したらRAM24
に記憶されている印刷データSbを削除して(ステップ
S22)処理を終了する。
【0092】なお、上記ステップS19において表示す
る情報は、上述した所要時間そのものの他に、印刷処理
終了までの残り時間に変換して表示してもよいし、予定
終了時刻を算出して表示してもよい。更に、所要時間全
体に対する経過時間の割合を算出して表示してもよい。
更に、これらの表示する情報への変換は、上記ステップ
S18でもステップS19においても可能である。
【0093】次に、本実施形態に係る印刷時間表示変更
処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明
する。以下の説明においては、理解の容易のために、コ
ンピュータ1、データ変換器6、プリンタ7を用いた印
刷時間表示変更処理について説明するとともに、コンピ
ュータ1、データ変換器6、プリンタ7の各処理を並行
して説明する。また、各コンピュータ1乃至4により指
示される印刷処理はデータ変換器6においてプリンタ7
で実行される印刷の管理単位である印刷ジョブとしてス
プールされ、順次印刷処理を実行するよう管理される場
合について説明を行う。
【0094】なお、図5のフローチャートにおける処理
では、印刷時間の情報として、上述した所要時間に代わ
り、各印刷ジョブ単位の印刷開始時間と印刷終了時間の
データとを上述した推定演算に従って求め、データ変換
器6からコンピュータ1に対し所定のメッセージデータ
とともに送信する場合について説明する。
【0095】図5に示すように、始めに、データ変換器
6はプリンタ7とデータの送受信が行えるか否か確認す
るため、プリンタ7と通信回線を接続し、所定の送信動
作を行う(ステップS31)。そして、プリンタ7が正
常な受信を行うと、データ変換器6に返信する(ステッ
プS32)。データ変換器6はプリンタ7からの返信デ
ータが正常であるか否かを判断し(ステップS33)、
プリンタ7からの返信データが異常であるか、又は返信
データが受信されないと、回線遮断の状態にあると判断
し(ステップS33;YES)、印刷時間情報の付随情
報として送信すべきメッセージデータとして、プリンタ
7との通信が不能である旨を表すメッセージデータを生
成し(ステップS34)、直ちに印刷時間表示データ生
成処理へ移行する(ステップS46)。
【0096】一方、プリンタ7から正常な返信データを
受信し、回線遮断の状態にないと判断した場合は(ステ
ップS33;NO)、プリンタ7の動作状況を判断する
ため、プリンタ7から動作状態データがデータ変換器6
に送信され(ステップS35)、データ変換器6はこの
動作状態データを受信する(ステップS36)。
【0097】ここで、この動作状態データには、以下に
説明するようなプリンタ7の複数の動作状態を所定のパ
ターンとして表現したデータが用いられる。プリンタ7
の動作状態において印刷時間の計算に影響を与えるもの
として、印刷データ展開や印刷出力処理における所定の
エラーの発生、インク切れや用紙切れなどによる印刷動
作の停止、ヘッドクリーニング等のメインテナンス処理
の実行、スプールされている印刷ジョブの削除、一時停
止、実行順序の変更、プリンタ7の使用者の所定の操作
などが挙げられる。
【0098】データ変換器6は、プリンタ7の動作状態
データを読み取り、その内容を元に、プリンタ7の各動
作状況に対応して、次のように処理する。まず、データ
変換器6はプリンタ7又はデータ変換器6における各種
処理の過程で前記エラーが発生しているか否かを判断す
る(ステップS37)。その結果、エラーが発生してい
る場合は(ステップS37;YES)、エラーが発生し
た旨を表すメッセージデータを生成し(ステップS3
8)、直ちに印刷時間表示データ生成処理へ移行する
(ステップS46)。
【0099】一方、エラーが発生していない場合は(ス
テップS37;NO)、動作状態データからプリンタ7
が印刷の停止状態にあるか否かを判定する(ステップS
39)。前述したように、プリンタ7が停止状態になる
要因としては、プリンタ7の用紙切れ、インク切れによ
りプリンタ7が印刷処理を継続できなくなる場合、ヘッ
ドクリーニングを実行する場合、使用者による停止操作
などがある。なお、これら各要因中、ヘッドクリーニン
グの場合は、プリンタ7で自動的に行われる処理なの
で、プリンタ7が停止状態となってから停止が解除され
るまでの時間を予め予測できるが、それ以外の要因は時
間予測が困難である。
【0100】プリンタ7の前記停止状態を認識すると
(ステップS39;YES)、印刷停止する旨を表すメ
ッセージを生成する(ステップS40)。次いで、停止
の要因が時間の予測が可能なプリンタ7のヘッドクリー
ニング動作であるか否かを判断する(ステップS4
1)。その結果、プリンタ7がヘッドクリーニングによ
り停止した場合は(ステップS41;YES)、現在実
行中の印刷ジョブと後続の各印刷ジョブの印刷開始時間
及び印刷終了時間に、予め保持するヘッドクリーニング
の所要時間を加えることで印刷時間を再計算し、印刷時
間データを変更する(ステップS45)。一方、プリン
タ7がヘッドクリーニング以外の要因により停止した場
合は(ステップS41;NO)、印刷時間の再計算を行
わず、直ちに印刷時間表示データ生成処理へ移行する
(ステップS46)。
【0101】プリンタ7が停止中でない場合は(ステッ
プS39;NO)、上述のエラー及び印刷停止が解除さ
れたか否か、即ち既にエラーが発生し、あるいは印刷が
停止され、いったん印刷ジョブが停止中にある場合にお
いて、エラー及び印刷停止の要因が取り除かれ正常な状
態に復帰したか否かを判断する(ステップS42)。そ
して、エラーが回復した場合は(ステップS42;YE
S)、それまで不明であった各印刷ジョブの印刷時間
を、解除時を基準に新たに再計算する(ステップS4
5)。
【0102】プリンタ7がエラー等の回復と判断されな
い場合は(ステップS42;NO)、スプールされてい
る各印刷ジョブの実際の印刷時間と、推定演算により求
めた印刷時間とが一致するか否かを判断する(ステップ
S43)。その結果、実行中の印刷ジョブの終了した際
の時間が、計算済みの終了時間と一致していない場合は
(ステップS43;YES)、不一致の分だけ後続の各
印刷ジョブの開始時間、終了時間を補正するように印刷
時間の再計算を行う(ステップS45)。
【0103】実行中の印刷ジョブの終了した際の時間
が、計算済みの終了時間と一致している場合は(ステッ
プS43;NO)、次いで、スプールされている各印刷
ジョブに対し何らかの操作が行われたか否か判断する
(ステップS44)。即ち、印刷処理を待つ印刷ジョブ
が削除されたり、新たな印刷ジョブが追加されたり、印
刷ジョブが一時的に停止されたり、印刷ジョブ実行の優
先順位が変更されたりなどの操作がコンピュータ1乃至
4を介してなされた場合は、操作がなされた印刷ジョブ
とその後続の各印刷ジョブの計算済みの印刷時間を変更
する必要が生じる。よって、スプールされた印刷ジョブ
のリストを調べ、印刷ジョブに対する操作があった場合
(ステップS44;YES)、操作の内容に応じて後続
する各印刷ジョブの印刷開始時間及び印刷終了時間を再
計算する(ステップS45)。
【0104】一方、印刷ジョブに対する操作がない場合
(ステップS44;NO)、プリンタ7の動作状態デー
タの判別処理を終える。
【0105】以上のプリンタ7の動作状況の判定とそれ
に伴う処理を行った後、コンピュータ1の送信するべき
印刷時間表示データを、再計算された印刷時間と前述の
生成したメッセージデータに基づいて生成する(ステッ
プS46)。そして、データ変換器6は、生成した印刷
時間表示データをコンピュータ1に対し送信し(ステッ
プS47)、コンピュータ1は送信された印刷時間表示
データを受信する(ステップS48)。
【0106】なお、データ変換器6からコンピュータ1
に対する印刷時間表示データの送信は、上述した処理に
おいて、プリンタ7の動作状態の変動に起因する印刷時
間の変更があった場合にのみ行うようにするができる
が、変更の有無にかかわらず定期的な送信処理を行い、
コンピュータ1において印刷時間の変更の有無を判断す
る構成にすることもできる。
【0107】最後に、コンピュータ1は受信した印刷時
間表示データをディスプレイ15上に、各印刷ジョブ毎
の印刷開始時間、印刷終了時間、及び、前述のメッセー
ジデータに基づくメッセージなどを含めて表示する(ス
テップS49)。これにより、コンピュータ1の使用者
は、自ら実行しようとする印刷ジョブの印刷時間情報に
加え、先行する印刷ジョブの数とその印刷時間情報、プ
リンタ7の印刷状況なども併せて把握できるので利便性
が高い。
【0108】なお、印刷時間の再計算の対象とする前記
プリンタ7の動作状態の内容は、これに限定されるもの
ではなく、異なる内容とすることができる。また、前記
メッセージデータはより詳細な内容を表示するように設
定することができる。さらに、メッセージデータ生成処
理を、データ変換器6で行わず、コンピュータ1におい
て行うようにすることができる。
【0109】次に、印刷時間が変更された場合のコンピ
ュータ1のディスプレイ15上における表示画面の内容
について、図6及び図7を用いて説明する。
【0110】図6に、印刷時間は変更されるが、プリン
タ7の印刷動作が停止していない場合の表示例を示す。
【0111】図6(a)は、印刷時間の変更前における
各印刷ジョブの印刷時間とプリンタ7の印刷状況を表示
する画面である。図6(a)の上段には、印刷ジョブの
印刷開始時間と印刷終了時間とからなる印刷終了時間を
表示する印刷時間表示欄60a、下段には、プリンタ7
の印刷状況表示欄60bがそれぞれレイアウトされる画
面構成となっている。なお、画面構成は図6(a)、図
6(b)、図7(a)、図7(b)の各場合で、いずれ
も同様となっている。
【0112】印刷時間表示欄60aには、各印刷ジョブ
の印刷ジョブ名が印刷処理の実行順に表示され、それぞ
れに対応するデータ変換器6で推定演算された印刷開始
時間と、印刷処理時間とが表示されている。図6(a)
の場合は、対象となる印刷ジョブayame.psが13時20
分から13時27分にかけて印刷が実行される予定であ
り、それに先だって、他の2つの印刷ジョブが存在して
いることを知ることができる。また、印刷状況表示欄6
0bは、プリンタ7が現在正常に動作中であることを表
すため、「異常なし」のメッセージが表示されている。
【0113】図6(b)は、印刷時間が変更され、変更
後の印刷時間表示データがデータ変換器6から送信され
た後における各印刷ジョブの印刷時間とプリンタ7の印
刷状況を表示する画面である。ここで、印刷時間の変更
は、印刷ジョブhimawari.psを削除する操作に起因する
ものである。
【0114】印刷時間表示欄61aには削除された印刷
ジョブhimawari.psが除外され、ayame.psが繰り上げら
れ表示されているとともに、印刷開始時間と印刷終了時
間も、削除されたhimawari.psの実行予測時間の分だけ
早くなっていることがわかる。また、プリンタ7は印刷
ジョブの削除に起因する印刷時間変更であるため正常に
動作中であり、図6(a)の場合と同様、印刷状況表示
欄61bには「異常なし」のメッセージが表示されてい
る。
【0115】図7に、印刷時間が変更されるとともに、
プリンタ7が印刷停止、エラーなどにより印刷動作を停
止する場合の表示例を示す。
【0116】図7(a)は、プリンタ7がインク切れに
起因して印刷を停止した際に、データ変換器6から送信
される印刷時間表示データを表示する各印刷ジョブの状
況とプリンタ7の印刷状況を表示する画面である。
【0117】印刷時間表示欄70aには、各印刷ジョブ
の印刷ジョブ名に対応して、印刷時間が表示される代わ
りに、「印刷停止」のメッセージが表示されている。即
ち、前述したように、プリンタ7の停止状態が解除され
るまで印刷時間の予測が不可能であるため、このような
表示とし、コンピュータ1の使用者は既に送信されてい
る自らの印刷ジョブの印刷時間はもはや有効ではないこ
とを判断できる。また、印刷状況表示欄70bは、プリ
ンタ7が現在インク切れより動作を停止していることを
表すため、「プリンタ停止中:インク切れ」のメッセー
ジが表示されている。
【0118】図7(b)は、プリンタ7が何らかのエラ
ー発生に起因して印刷を停止した際に、データ変換器6
から送信される印刷時間表示データを表示する各印刷ジ
ョブの状況とプリンタ7の印刷状況を表示する画面であ
る。
【0119】印刷時間表示欄71aには、各印刷ジョブ
の印刷ジョブ名に対応して、印刷時間が表示される代わ
りに、実行中のジョブであるsakura.psに対し「エラー
発生」のメッセージを、その他の印刷ジョブに対し「印
刷停止」のメッセージをそれぞれ表示している。図7
(a)の場合と同様、発生したエラーが解除されるまで
印刷時間の予測が不可能であるからであり、コンピュー
タ1の使用者は既に送信されている自らの印刷ジョブの
印刷時間はもはや有効ではないことを判断できる。ま
た、印刷状況表示欄71bは、プリンタ7が現在エラー
発生している状態にあることを表すため、「エラー発
生」のメッセージが表示されている。
【0120】なお、上述の各実施形態においては、デー
タ変換器6とプリンタ7とを別個独立の装置として説明
したが、これ以外にも、プリンタそのものに上記データ
変換器としての機能を持たせることも可能である。この
場合には、本発明に係る動作を示すプログラムを、コン
ピュータからの印刷データSbをビットマップデータに
展開するための、いわゆるRIP(Raster Image Proce
sser)プログラムとしてプリンタ内に内蔵するようにす
ることができる。
【0121】また、上述した本発明に係る印刷システム
における印刷制御プログラムは、ネットワーク上のコン
ピュータにおいて読み取り可能なCD−ROM、フロッ
ピィ−ディスク等の記録媒体に記録させることが可能で
ある。そして、当該CD−ROM等を用いてコンピュー
タにおいて印刷制御プログラムをインストールし、実行
することにより、本発明の印刷システムが実現される。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
印刷システムによれば、印刷時間の計算に必要な時間情
報とプリンタの動作状態とに基づいて印刷時間が計算に
より予測した後、プリンタの動作状態が変動した場合
は、印刷時間が再計算され変更され、変更後の印刷時間
を告知するようにしたので、印刷に必要な時間情報を取
得する場合、状況の変動に対応して常に適切に変更され
た時間情報を得ることができる。従って、使用者が印刷
完了までの時間管理をするのに好適な印刷システムを実
現できる。
【0123】請求項2に記載の印刷システムによれば、
変更された印刷時間とプリンタの変動後の動作状態を併
せて告知するようにしたので、状況の変動に対応する印
刷時間情報を得られるとともに、その状況の変動をもた
らした原因を把握できる。従って、使用者が印刷完了ま
での時間管理をし、トラブルに対処するのに好適な印刷
システムを実現できる。
【0124】請求項3に記載の印刷システムによれば、
動作状態の変動で印刷停止した結果、印刷時間の再計算
ができないと、印刷時間に代え、印刷停止中である旨を
告知するようにしたので、状況の変動の性質上、印刷時
間情報を再計算できないことを認識できる。従って、使
用者が印刷完了まで、システムの状況を把握しつつ時間
管理をするのに好適な印刷システムを実現できる。
【0125】請求項4に記載の印刷システムによれば、
予測された印刷時間とプリンタの実際の印刷状況を比較
し、動作状態の変動を検出するようにしたので、計算済
みの印刷時間と、実際の印刷状況との食い違いを修正し
た適切な印刷時間情報を得られる。従って、特に印刷ジ
ョブ等により複雑な制御を行うシステムにおいて、使用
者が印刷完了まで時間管理をするのに好適な印刷システ
ムを実現できる。
【0126】請求項5に記載の印刷方法によれば、印刷
時間の計算に必要な時間情報とプリンタの動作状態とに
基づいて印刷時間が計算により予測した後、プリンタの
動作状態が変動した場合は、印刷時間が再計算され変更
され、変更後の印刷時間を告知するようにしたので、印
刷に必要な時間情報を取得する場合、状況の変動に対応
して常に適切に変更された時間情報を得ることができ
る。従って、使用者が印刷完了までの時間管理をするの
に好適な印刷システムを実現できる。
【0127】請求項6に記載の印刷方法によれば、変更
された印刷時間とプリンタの変動後の動作状態を併せて
告知するようにしたので、状況の変動に対応する印刷時
間情報を得られるとともに、その状況の変動をもたらし
た原因を把握できる。従って、使用者が印刷完了までの
時間管理をし、トラブルに対処するのに好適な印刷方法
を実現できる。
【0128】請求項7に記載の印刷方法によれば、動作
状態の変動で印刷停止した結果、印刷時間の再計算がで
きないと、印刷時間に代え、印刷停止中である旨を告知
するようにしたので、状況の変動の性質上、印刷時間情
報を再計算できないことを認識できる。従って、使用者
が印刷完了まで、システムの状況を把握しつつ時間管理
をするのに好適な印刷方法を実現できる。
【0129】請求項8に記載の印刷方法によれば、予測
された印刷時間とプリンタの実際の印刷状況を比較し、
動作状態の変動を検出するようにしたので、計算済みの
印刷時間と、実際の印刷状況との食い違いを修正した適
切な印刷時間情報を得られる。従って、特に印刷ジョブ
等により複雑な制御を行うシステムにおいて、使用者が
印刷完了まで時間管理をするのに好適な印刷方法を実現
できる。
【0130】請求項9に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータによ
れば、印刷時間の計算に必要な時間情報とプリンタの動
作状態とに基づいて印刷時間が計算により予測した後、
プリンタの動作状態が変動した場合は、印刷時間が再計
算され変更され、変更後の印刷時間を告知するようにし
たので、印刷に必要な時間情報を取得する場合、状況の
変動に対応して常に適切に変更された時間情報を得るこ
とができる。従って、使用者が印刷完了までの時間管理
をするのに好適な印刷制御プログラムが実現できる。
【0131】請求項10に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、変更された印刷時間とプリンタの変動後の動作
状態を併せて告知するようにしたので、状況の変動に対
応する印刷時間情報を得られるとともに、その状況の変
動をもたらした原因を把握できる。従って、使用者が印
刷完了までの時間管理をし、トラブルに対処するのに好
適な印刷制御プログラムを実現できる。
【0132】請求項11に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、動作状態の変動で印刷停止した結果、印刷時間
の再計算ができないと、印刷時間に代え、印刷停止中で
ある旨を告知するようにしたので、状況の変動の性質
上、印刷時間情報を再計算できないことを認識できる。
従って、使用者が印刷完了まで、システムの状況を把握
しつつ時間管理をするのに好適な印刷制御プログラムを
実現できる。
【0133】請求項12に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、予測された印刷時間とプリンタの実際の印刷状
況を比較し、動作状態の変動を検出するようにしたの
で、計算済みの印刷時間と、実際の印刷状況との食い違
いを修正した適切な印刷時間情報を得られる。従って、
特に印刷ジョブ等により複雑な制御を行うシステムにお
いて、使用者が印刷完了まで時間管理をするのに好適な
印刷プログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の印刷システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】コンピュータ及びプリンタの細部構成を示すブ
ロック図であり、(a)はコンピュータの細部構成を示
すブロック図であり、(b)はプリンタの細部構成を示
すブロック図である。
【図3】データ変換器の細部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本実施形態のプレビュー処理及び印刷処理の動
作を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の印刷時間変更処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本実施形態におけるプリンタが印刷停止しない
場合の印刷時間表示画面の内容を示す説明図であり、
(a)は印刷時間変更前の表示画面を示す説明図、
(b)は印刷時間変更後の表示画面を示す説明図であ
る。
【図7】本実施形態におけるプリンタが印刷停止する場
合の印刷時間表示画面の内容を示す説明図であり、
(a)は印刷時間変更前の表示画面を示す説明図、
(b)は印刷時間変更後の表示画面を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3、4…コンピュータ 5…切換器 6…データ変換器 7…プリンタ 10、17、23、25a、26a…CPU 11…入力部 12、18…ネットワーク接続部 13、19、25b、26b、36…ROM 14、20、24、25c、26c…RAM 15…ディスプレイ 16、21a、27…バス 21…出力エンジン 22a、22b…インターフェース 25…ビットマップデータ生成部 26…表示データ生成部 35…変換データROM 60a、70a…印刷時間表示欄 60b、70b…印刷状況表示欄 Sa…表示データ Sb…出力データ Sr…要求信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべき印刷データを印刷処理する印
    刷処理手段を備えた印刷システムにおいて、 前記印刷データを印刷処理するのに要する印刷時間を計
    算するために必要な時間情報及び前記印刷処理手段の動
    作状態を記憶する記憶手段と、 前記印刷データの印刷が要求された場合、記憶されてい
    る前記時間情報と前記動作状態とに基づき前記印刷時間
    を計算により予測する印刷時間予測手段と、 前記動作状態が変動した場合、前記印刷時間を新たに計
    算し変更する印刷時間変更手段と、 前記印刷時間予測手段により予測された前記印刷時間及
    び前記印刷時間変更手段により変更された前記印刷時間
    を告知する告知手段と、 を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記告知手段は、前記印刷時間変更手段
    により変更された前記印刷時間とともに、前記印刷処理
    手段の変動後の前記動作状態を併せて告知することを特
    徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記告知手段は、前記印刷時間変更手段
    において前記動作状態の変動により前記印刷処理が停止
    し、変更すべき前記印刷時間を計算できない場合、当該
    印刷時間に代えて、印刷停止中である旨を告知すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記印刷時間変更手段は、前記印刷時間
    予測手段により予測された印刷時間と前記印刷処理手段
    の実際の印刷状況とを比較し、前記動作状態の変動を検
    出する状態変動検出手段を有することを特徴とする請求
    項1から請求項3に記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 印刷データを印刷処理手段により印刷処
    理するのに要する印刷時間を計算するために必要な時間
    情報及び前記印刷処理手段の動作状態を記憶する記憶工
    程と、 前記印刷データの印刷が要求された場合、記憶されてい
    る前記時間情報と前記動作状態とに基づき前記印刷時間
    を計算により予測する印刷時間予測工程と、 前記動作状態が変動した場合、前記印刷時間を新たに計
    算し変更する印刷時間変更工程と、 前記印刷時間予測工程により予測された前記印刷時間及
    び前記印刷時間変更工程により変更された前記印刷時間
    を告知する告知工程と、 を備えることを特徴とする印刷方法。
  6. 【請求項6】 前記告知工程は、前記印刷時間変更工程
    により変更された前記印刷時間とともに、前記印刷処理
    工程の変動後の前記動作状態を併せて告知することを特
    徴とする請求項5に記載の印刷方法。
  7. 【請求項7】 前記告知工程は、前記印刷時間変更工程
    において前記動作状態の変動により前記印刷処理が停止
    し、変更すべき前記印刷時間を計算できない場合、当該
    印刷時間に代えて、印刷停止中である旨を告知すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記印刷時間変更工程は、前記印刷時間
    予測工程により予測された印刷時間と前記印刷処理工程
    の実際の印刷状況とを比較し、前記動作状態の変動を検
    出する状態変動検出工程を有することを特徴とする請求
    項5から請求項7に記載の印刷方法。
  9. 【請求項9】 印刷システムに含まれるコンピュータ
    を、 印刷処理手段により印刷すべき印刷データを印刷処理す
    るのに要する印刷時間を計算するために必要な時間情報
    及び前記印刷処理手段の動作状態を記憶する記憶制御手
    段、 前記印刷データの印刷が要求された場合、記憶されてい
    る前記時間情報と前記動作状態とに基づき前記印刷時間
    を計算により予測する印刷時間予測手段、 前記動作状態が変動した場合、前記印刷時間を新たに計
    算し変更する印刷時間変更手段、及び、 前記印刷時間予測手段により予測された前記印刷時間及
    び印刷時間変更手段により変更された前記印刷時間を告
    知する告知手段、 として機能させることを特徴とする印刷制御プログラム
    が記録された記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記告知手段は、前記印刷時間変更手
    段により変更された前記印刷時間とともに、前記印刷処
    理手段の変動後の前記動作状態を併せて告知することを
    特徴とする請求項9に記載の印刷制御プログラムが記録
    された記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記告知手段は、前記印刷時間変更手
    段において前記動作状態の変動により前記印刷処理が停
    止し、変更すべき前記印刷時間を計算できない場合、当
    該印刷時間に代えて、印刷停止中である旨を告知するこ
    とを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の印刷制
    御プログラムが記録された記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記印刷時間変更手段は、前記印刷時
    間予測手段により予測された印刷時間と前記印刷処理手
    段の実際の印刷状況とを比較し、前記動作状態の変動を
    検出する状態変動検出手段を有することを特徴とする請
    求項9から請求項11に記載の印刷制御プログラムが記
    録された記録媒体。
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