JP2016179563A - 画像形成装置、印刷ジョブ管理方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、印刷ジョブ管理方法及びプログラム Download PDF

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Masaki Kobayashi
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Abstract

【課題】演算処理部の資源を有効に活用する。
【解決手段】表示部20は、印刷ジョブのジョブ状態を示すジョブテーブル13が更新された場合には、マシンスペックから予め設定されている、印刷時間テーブル21の印刷時間と、各印刷ジョブの属性情報と、現在の進捗状況とに基づいて、残り印刷時間を再計算し、表示パネルに残り印刷時間を表示する。一方、印刷が終了した印刷ジョブがある場合には、表示部20は、より簡便に、表示行を順次繰り上げるとともに、実時間に基づいて各印刷ジョブの残り印刷時間を更新する。また、ジョブテーブル13の情報に変更がなく、印刷ジョブの残り印刷時間に大幅な変更を生じることがない場合には、更により簡便に、実時間に基づいて各印刷ジョブの残り印刷時間のみを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、印刷ジョブ管理方法及びプログラムに関する。
近年、複数のコンピュータがネットワークを介してプリンタを共有することができるようになり、1台のプリンタを複数の使用者が共有する場合が多くなっている。そのようなプリンタでは、複数の使用者からの使用要求が重なり、使用者が指示した印刷処理が完了するまで多くの時間待たされる場合も増えている。
そこで、ホストから送信されてくる印刷ジョブを受け付けて印刷を行う場合、印刷実行中のジョブ情報をパネルに表示する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。このようなプリンタでは、複数の印刷ジョブを受け付けた場合に、その時点で印刷実行中のジョブ情報を表示するとともに、待機中の後続ジョブの情報をリスト形式で表示する。
特開平08−016339号公報
しかしながら、上記従来技術では、マルチタスクで各構成部を実行している演算処理部(例えばCPU)は、印刷ジョブに大きな変化がない場合でも、常時(リアルタイムで)、印刷実行中のジョブ情報や、待機中の後続ジョブのリスト形式を更新するために演算を行っている。このため、上記従来技術では、演算処理部(例えばCPU)の資源を有効に活用できないといった問題があった。
そこで本発明は、演算処理部の資源を有効に活用することを目的とする。
この発明に係る画像形成装置は、取得した印刷ジョブの属性情報を抽出する抽出手段と、前記属性情報を抽出した印刷ジョブに対して所定の処理を実行する処理手段と、前記処理手段による前記所定の処理の進捗状況を管理する管理手段と、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて、前記印刷ジョブに対する前記所定の処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る画像形成装置は、取得した印刷ジョブの属性情報を抽出する抽出手段と、前記属性情報を抽出した印刷ジョブに対して所定の処理を実行する処理手段と、前記処理手段による前記所定の処理の進捗状況を管理する管理手段と、実際の経過時間に基づいて前記印刷ジョブに対する前記所定の処理が完了するまでの残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、を備え、前記演算手段は、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて前記残り時間を再演算することを特徴とする。
この発明に係る画像形成装置は、複数の印刷データの各々の属性情報を抽出する抽出手段と、前記複数の印刷データに対して印字処理を実行する印字処理手段と、前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理手段による進捗状況を管理する管理手段と、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る印刷ジョブ管理方法は、画像形成装置の印刷ジョブ管理方法であって、複数の印刷データの各々の属性情報を抽出するステップと、前記複数の印刷データに対して印字処理を実行するステップと、前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理による進捗状況を管理するステップと、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または前記画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算するステップと、を含むことを特徴とする。
この発明に係るプログラムは、画像形成装置のコンピュータに、複数の印刷データの各々の属性情報を抽出する抽出機能、前記複数の印刷データに対して印字処理を実行する印字処理機能、前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理機能による進捗状況を管理する管理機能、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または前記画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算機能、を実現することを特徴とする。
この発明によれば、演算処理部の資源を有効に活用することができる。
本発明の実施形態による画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態によるジョブテーブル13の構成例を示す概念図である。 本実施形態による印刷行列15の構成例を示す概念図である。 本実施形態による印刷行列テーブル16の構成例を示す概念図である。 本実施形態による印刷時間テーブル21の構成例を示す概念図である。 本実施形態において、片面印刷と両面印刷の間でのモード切替がある場合に印刷時間を補正するための補正テーブル22の構成例を示す概念図である。 本実施形態による受信部10の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による制御部12の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態によるRIP部14の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による転送部17の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による排紙部19の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による表示部20の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による表示部20の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による表示部20の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による表示部20の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による表示部20の表示パネルへの表示例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態による画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態によるジョブテーブル13の構成例を示す概念図である。図3は、本実施形態による印刷行列15の構成例を示す概念図である。図4は、本実施形態による印刷行列テーブル16の構成例を示す概念図である。図5は、本実施形態による印刷時間テーブル21の構成例を示す概念図である。図6は、本実施形態において、片面印刷と両面印刷の間でのモード切替がある場合に印刷時間を補正するための補正テーブル22の構成例を示す概念図である。
図1において、受信部10は、ホスト2からの印刷データを受信し、印刷ジョブ毎にジョブID、ユーザ名、文書名、印刷用紙サイズ、印刷速度、片面/両面、総印刷枚数の各情報を抽出し、受信した印刷データを受信バッファ11に保存する。なお、ジョブIDは、重複のないユニークな識別情報である。受信バッファ11は、受信部10により受信された印刷データを保持する。
制御部12は、外部(受信部10、RIP部14、排紙部19)からの通知に応じて、印刷ジョブの後述するジョブテーブル13への登録や、印刷ジョブの状態変化に応じたジョブテーブル13の更新などを行う。特に、本実施形態では、制御部12は、ジョブテーブル13を更新した場合には更新フラグを「1」とし、印刷が終了した印刷ジョブがある場合には更新フラグを「2」とする。
ジョブテーブル13は、図2に示すように、印刷ジョブ毎に、ジョブID、ユーザ名、文書名、印刷用紙サイズ、印刷速度、片面/両面、総印刷枚数の各情報に加え、現在の状態としての残り枚数、ジョブ状態(受信中、印刷中、RIP中など)を示す情報を保持する。なお、本実施形態では、ジョブテーブル13は、5つの印刷ジョブを格納できるよう5レコードから構成される。また、残り印刷枚数は、印刷ジョブが存在して印刷している場合には0以上の正の数となりうるため、「−1」を初期値とする。
RIP部14は、制御部12からのRIP処理開始通知に従って、後述する印刷行列15の確保や、図示しない画像メモリの確保、後述する印刷行列テーブル16の更新、受信バッファ11の印刷データからビットマップ画像を生成するRIP処理などを行う。
印刷行列15は、図3に示すように、印刷行列テーブル16の状態として、行列個数、書き込み位置、読み出し位置(転送)、読み出し位置(排紙)を示す情報を保持している。行列個数は、印刷行列テーブル16に登録されているレコード数を示す。書き込み位置は、印刷行列テーブル16における、RIP処理による描画中のレコード番号を示す。読み出し位置(転送)は、印刷行列テーブル16における、プリンタエンジン18へ転送しているレコード番号を示す。読み出し位置(排紙)は、印刷行列テーブル16における、排紙中のレコード番号を示す。
印刷行列テーブル16は、図4に示すように、現在のRIP処理対象のページを示す現在ページ番号毎に、対応する画像メモリアドレス、描画状態(描画完了、描画中、転送など)を示す情報を保持している。なお、本実施形態では、印刷行列テーブル16は、10レコードから構成される。
転送部17は、常に印刷行列15を監視し、印刷行列個数が「1」以上、すなわち印刷行列テーブル16に印刷ジョブが登録され、かつその印刷ジョブに対するRIP処理が完了している場合に、画像メモリアドレスで指定された画像メモリの画像データをプリンタエンジン18に転送する。
プリンタエンジン18は、転送される画像データを印刷する。排紙部19は、常に印刷行列15を監視し、プリンタエンジン18からの印刷用紙排紙通知を受信すると、印刷行列テーブル16、印刷行列15の状態を更新する。
表示部20は、常に更新フラグを監視し、更新フラグの値に応じて表示処理を振り分ける。具体的には、表示部20は、更新フラグが「1」である場合、すなわちジョブテーブル13が更新された場合には、所定の管理項目について所定の処理の進捗状況に変化があったものと判断して、後述する印刷時間テーブル21を参照し、各印刷ジョブの残り印刷時間の更新・再計算を実行し、図示しない表示パネルに各印刷ジョブの総印刷枚数、残り印刷枚数、残り印刷時間などを表示する。なお、何らかのエラー(ジャムなど)発生の有無や、表示に関する修正事象の発生有無についても、所定の処理の進捗状況に変化があったものと判断する所定の管理項目であり、これらについても後述する。
また、更新フラグが「2」である場合、すなわち印刷が終了した印刷ジョブがある場合には、表示部20は、より簡便な処理として、表示行を1行ずつ上にシフトするとともに、実時間(実際の経過時間)を計時するタイマによる経過時間に基づいて、各印刷ジョブの残り印刷時間を更新(デクリメント/カウントダウン)する。
また、表示部20は、更新フラグが「0」である場合、すなわちジョブテーブル13の情報に変更がなく、印刷ジョブの残り印刷時間に大幅な変更を生じることがない場合(期間中)には、より簡便な処理として、実時間(実際の経過時間)を計時するタイマによる経過時間に基づいて、各印刷ジョブの残り印刷時間のみを更新(デクリメント/カウントダウン)する。
なお、表示パネルは、5行表示構成とし、1〜2行目にプリンタ状態または現在印刷中ジョブ情報を表示し、3〜5行目に後続の印刷ジョブに関する情報を表示するものとする。
印刷時間テーブル21は、図5に示すように、プリンタエンジン18の仕様に従って予め設定された印刷に要する印刷時間を保持している。より具体的には、印刷用紙サイズ(A3、B4、A4)毎に、印刷速度(高速、標準)、片面印刷又は両面印刷のそれぞれの場合に、1枚目の印刷時間、2枚目以降の印刷時間が保持されている。
なお、図5に示す例では、同一サイズの用紙が搬送方向の違いで印刷時間が異なることは除外してある。また、両面印刷の場合の印刷時間は、物理的な用紙の1枚目、2枚目以降の時間を表記しているので、印刷ジョブ内の頁数としては、両面1枚で2頁分となる。また、片面印刷と両面印刷を切り替える場合には、モード切替に所定の時間(秒)を要する。例えば、図6に示す補正テーブル22に示すように、高速印刷時には、片面から両面への切り替えには、+0秒、両面から片面への切り替えには、+2秒、標準速度印刷時には、片面から両面への切り替えには、+0秒、両面から片面への切り替えには、+3秒とする。
このように、本実施形態では、マルチタスクで各構成部(受信部10、制御部12、RIP部14、転送部17、排紙部19、表示部20)を実行しているCPU(演算処理部)は、ジョブテーブル13、印刷行列15、印刷行列テーブル16などに変化がない場合、つまり印刷ジョブの残り印刷時間に変化を生じない場合には、それぞれの処理実行を省略するか、より単純な処理とする。これにより、各構成部に割り振るCPU能力を軽減することが可能となり、CPU能力などの資源を有効に活用することが可能になる。つまり、CPU能力を軽減することで、CPUの処理能力を、例えば、より負荷の大きいRIP処理などに割り当てることが可能となり、結果として、印刷時間を短縮することが可能となる。
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。なお、以下で説明する各部の処理は、図示しないCPUによるマルチタスクによって実行されるものである。
(受信部10の処理)
図7は、本実施形態による受信部10の動作を説明するためのフローチャートである。受信部10は、まず、ホスト2からの印刷データの受信を認識したか否かを判断する(ステップS10)。そして、ホスト2からの印刷データの受信を認識しない場合には(ステップS10のNO)、受信部10は、ホスト2から印刷データを受信するまで待機する。
一方、ホスト2からの印刷データの受信を認識した場合には(ステップS10のYES)、受信部10は、印刷ジョブ毎に、“ジョブID”、“ユーザ名”、“文書名”、“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”、“総印刷枚数”を抽出し(ステップS12)、これらの情報とともに受信開始を制御部12に通知する(ステップS14)。
次に、受信部10は、上記受信開始に対する、制御部12から受信開始許可の応答を受信したか否かを判断する(ステップS16)。そして、制御部12から受信開始許可の応答を受信しない場合には(ステップS16のYES)、受信部10は、制御部12から受信開始許可の応答を受信するまで待機する。一方、制御部12から受信開始許可の応答を受信した場合には(ステップS16のYES)、受信部10は、ホスト2から印刷データを受信し、受信バッファアドレス情報で示された、受信バッファ11の領域に格納する(ステップS18)。
(制御部12の処理)
図8は、本実施形態による制御部12の動作を説明するためのフローチャートである。制御部12は、まず、外部から通知があったか否かを判断する(ステップS20)。外部からの通知とは、受信部10からの受信開始の通知、RIP部14からのRIP完了の通知、または排紙部19からの排紙完了の通知のいずれかである。そして、外部から通知がない場合には(ステップS20のNO)、制御部12は、いずれかの通知を受信するまで待機する。
一方、受信部10から受信開始の通知を受信した場合には(ステップS20の受信開始)、制御部12は、新たな印刷ジョブに対して、受信バッファ11にメモリ領域を確保し、その先頭アドレスを、ジョブテーブル13の“受信バッファアドレス”に設定する(ステップS22)。次に、制御部12は、ジョブテーブル13の“レコード番号”の小さいレコードから順次検索し、“ジョブID”が空きになっている最初のレコードに、通知された“ジョブID”、“ユーザ名”、“文書名”、“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”、“総印刷枚数”を登録し、ジョブテーブル13の“ジョブ状態”を受信中とする(ステップS24)。次に、制御部12は、受信部10に対して受信バッファアドレス情報とともに受信開始許可を応答する(ステップS26)。
次に、制御部12は、受信部10への受信開始許可を応答した後、ジョブテーブル13の全レコードを検索し、RIP処理が可能であるか否かを判断する(ステップS28)。より具体的には、ジョブテーブル13内の“ジョブ状態”に「RIP中」がない場合には、RIP処理が可能であると判断し、「RIP中」がある場合には、RIP処理が可能でないと判断する。最初の印刷ジョブの場合、レコード番号「1」のレコードの“ジョブ状態”は「受信中」となっているので、RIP処理が可能である。そして、RIP処理が可能でない場合には(ステップS28のNO)、制御部12は、更新フラグを「1」に設定し(ステップS34)、ステップS20に戻る。この場合、RIP部14へのRIP処理開始の通知は行われない。
一方、RIP処理が可能である場合には(ステップS28のYES)、制御部12は、ジョブテーブル13の当該レコードの“ジョブ状態”を「RIP中」とし(ステップS30)、“ジョブID”、“受信バッファアドレス”の各情報とともに、RIP処理開始をRIP部14に通知する(ステップS32)。その後、制御部12は、更新フラグを「1(更新あり)」に設定し(ステップS34)、ステップS20に戻る。
一方、RIP部14からRIP完了の通知を受信した場合には(ステップS20のRIP完了)、制御部12は、ジョブテーブル13の“ジョブ状態”が「RIP中」のレコードを検索し、当該レコードの“受信バッファアドレス”で示された領域を解放し(ステップS36)、“受信バッファアドレス”を「0」にし、更にジョブ状態を「印刷中」に変更する(ステップS32)。
その後、制御部12は、ジョブテーブル13の“レコード番号”の小さいレコードから順次検索し、“ジョブ状態”が「受信中」であるレコードの有無を判断する(ステップS40)。そして、“ジョブ状態”が「受信中」であるレコードがなかった場合には(ステップS40のNO)、更新フラグを「1」に設定し(ステップS46)、ステップS20に戻る。この場合、RIP部14へのRIP処理開始の通知は行われない。
一方、“ジョブ状態”が「受信中」であるレコードがあった場合には(ステップS40のYES)、この時点ではRIP処理可能状態であるため、制御部12は、当該レコードの“ジョブ状態”を「RIP中」とし(ステップS42)、“ジョブID”、“受信バッファアドレス”の各情報とともにRIP処理開始をRIP部14に通知する(ステップS44)。その後、制御部12は、更新フラグを「1(更新あり)」に設定し(ステップS46)、ステップS20に戻る。
一方、排紙部19から排紙完了の通知(現在ページ番号を含む)を受信した場合には(ステップS20の排紙完了)、制御部12は、ジョブテーブル13を参照し、通知された“ジョブID”と一致するレコードを検索し、“総印刷枚数”の値から通知された“現在ページ番号”の値を減算して残り枚数を算出し(ステップS48)、当該残り枚数をジョブテーブル13の“残り印刷枚数”に設定する(ステップS50)。
次に、制御部12は、上記“残り印刷枚数”が「0」枚であるか否かを判断する(ステップS58)。そして、上記“残り印刷枚数”が「0」でない場合には(ステップS58のNO)、制御部12は、更新フラグを「1(更新あり)」に設定し(ステップS60)、ステップS20に戻る。
一方、上記“残り印刷枚数”の値が「0」の場合には(ステップS58のYES)、最終ページの印刷(排紙)が完了したことになるため、制御部12は、当該レコードの内容を削除するレコード削除処理を行う(ステップS62)。その後、制御部12は、更新フラグを「2(削除あり)」に設定し(ステップS64)、ステップS20に戻る。
レコード削除処理では、ジョブテーブル13の当該レコードを初期化(“ジョブID”を「空き」、“ユーザ名”を「なし」、“文書名”を「なし」、“印刷用紙サイズ”を「なし」、“印刷速度”を「なし」、“片面/両面”を「なし」、“総印刷枚数”を「0」、“残り印刷枚数”を「−1」、“受信バッファアドレス”を「0」、“ジョブ状態”を「なし」)する。更に、レコード削除処理対象レコードの後続レコードの各情報(“ジョブID”〜“ジョブ状態”)を一つずつ小さいレコード番号のレコードに移動させる。なお、レコード移動後、最終レコードの各情報(“ジョブID”〜“ジョブ状態”)は初期化しておく必要がある。
上述したように、制御部12の処理では、ジョブテーブル13の内容を更新した場合には、更新フラグを「1(更新あり)」とし、ジョブテーブル13のいずれかの印刷ジョブ(レコード)を削除した場合には、更新フラグを「2(削除あり)」とする。
(RIP部14の処理)
図9は、本実施形態によるRIP部14の動作を説明するためのフローチャートである。RIP部14は、まず、制御部12からRIP処理開始の通知を受信したか否かを判断する(ステップS70)。そして、RIP処理開始の通知を受信していない場合には(ステップS70のNO)、RIP部14は、RIP処理開始の通知を受信するまで待機する。
一方、制御部12からRIP処理開始の通知を受信した場合には(ステップS70のYES)、RIP部14は、“現在ページ”を「1」とする(ステップS72)。当該“現在ページ”は、RIP処理の対象とするページを意味する。次に、RIP部14は、“現在ページ”で示されるページに未RIPデータがあるか否かを判断する(ステップS74)。そして、該当ページに未RIPデータがある場合には(ステップS74のYES)、RIP部14は、印刷行列15を確保する(ステップS76)。
より具体的には、まず、印刷行列15の“行列個数”が「10」である場合には、印刷行列テーブル16に空きがないため、“行列個数”が「10未満」になるまで待つ。そして、“行列個数”が「10未満」である場合には、印刷行列15の“書き込み位置”で指定されているレコードを、印刷行列テーブル16に確保する。
次に、RIP部14は、レコードを確保すると、画像メモリ用のメモリ領域を確保し、その先頭アドレスを、印刷行列テーブル16の“画像メモリアドレス”に設定する(ステップS78)。次に、RIP部14は、RIP処理開始からカウントしているページ数(最初のページは「1」)を示す“現在ページ”を、印刷行列テーブル16の“現在ページ番号”に設定し、“描画状態”を「描画中」とする(ステップS80)。
次に、RIP部14は、受信バッファ11から印刷データを読み出し、RIP処理を実行し(ステップS82)、1ページ分の画像データが完成したか、すなわちRIP処理が完了したか否かを判断する(ステップS84)。そして、1ページ分の画像データが完成していない場合には(ステップS84のNO)、RIP部14は、ステップS82に戻り、当該ページに対するRIP処理を継続する。
一方、1ページ分の画像データが完成した場合には(ステップS84のYES)、RIP部14は、印刷行列テーブル16の当該レコードの“描画状態”を「描画完了」にする(ステップS86)。次に、RIP部14は、印刷行列15の“行列個数”に「1」を加算し、“書き込み位置”にも「1」を加算する(ステップS88)。なお、“書き込み位置”の値が「10」を超えたら、その値から「10」を減算した値に変更する。次に、RIP部14は、RIP処理のページを次ページとすべく、“現在ページ”の値に「1」を加算し(ステップS90)、ステップS74に戻り、上述したRIP処理を継続する。
一方、受信バッファ11の印刷データをすべてRIP処理し終えた場合には(ステップS74のNO)、RIP部14は、制御部12にRIP完了を通知する(ステップS92)。
(転送部17の処理)
図10は、本実施形態による転送部17の動作を説明するためのフローチャートである。転送部17は、常に印刷行列15を監視しており、印刷行列15の“行列個数”の値が「1以上」であるか否かを判断する(ステップS100)。そして、“行列個数”の値が「1以上」でない場合、すなわち「0」である場合には(ステップS100のNO)、印刷行列テーブル16が空なので、転送部17は、“行列個数”の値が「1以上」になるまで待機する。
一方、“行列個数”の値が「1」以上である場合には(ステップS100のYES)、転送部17は、印刷行列15の“読み出し位置(転送)”で指定されているレコードの、印刷行列テーブル16の“描画状態”を確認し、「描画完了」であるか否かを判断する(ステップS102)。そして、“描画状態”が「描画完了」以外である場合には(ステップS102のNO)、転送部17は、「描画完了」になるまで待機する。
一方、印刷行列テーブル16の“描画状態”が「描画完了」である場合には(ステップS102のYES)、転送部17は、印刷行列テーブル16の“描画状態”を「転送」にし(ステップS104)、画像メモリアドレスで指定された画像メモリの画像データをプリンタエンジン18に転送する(ステップS106)。プリンタエンジン18では、転送される画像データを印刷する。
次に、転送部17は、印刷行列テーブル16の“画像メモリアドレス”で示された領域を解放し(ステップS108)、“画像メモリアドレス”を「0」に設定にする(ステップS110)。更に、転送部17は、印刷行列15の“読み出し位置(転送)”の値に「1」を加算する(ステップS112)。なお、“読み出し位置(転送)”の値が「10」を超えたら、その値から「10」を減算した値に変更する。その後、転送部17は、ステップS100に戻り、上述した処理を繰り返す。
(排紙部19の処理)
図11は、本実施形態による排紙部19の動作を説明するためのフローチャートである。排紙部19は、常に印刷行列15を監視しており、印刷行列15の“行列個数”の値が「1以上」であるか否かを判断する(ステップS120)。そして、“行列個数”の値が「1以上」でない場合、すなわち「0」である場合には(ステップS120のNO)、印刷行列テーブル16が空なので、排紙部19は、“行列個数”の値が「1」以上になるまで待機する。
一方、“行列個数”の値が「1以上」である場合には(ステップS120のYES)、排紙部19は、印刷行列15の“読み出し位置(排紙)”で指定されているレコードの、印刷行列テーブル16の“描画状態”を確認し、「転送」であるか否かを判断する(ステップS122)。そして、“描画状態”が「転送」以外である場合には(ステップS122のNO)、排紙部19は、「転送」になるまで待機する。
一方、印刷行列テーブル16の“描画状態”が「転送」である場合には(ステップS122のYES)、排紙部19は、プリンタエンジン18から印刷用紙排紙通知を受信したか否かを判断する(ステップS124)。そして、印刷用紙排紙通知を受信していない場合には(ステップS124のNO)、排紙部19は、プリンタエンジン18から印刷用紙排紙通知を受信するまで待機する。
一方、プリンタエンジン18から印刷用紙排紙通知を受信した場合には(ステップS124のYES)、排紙部19は、印刷行列テーブル16の“ジョブID”、“現在ページ番号”の各情報とともに排紙完了を制御部12に通知する(ステップS126)。その後、排紙部19は、印刷行列テーブル16の“ジョブID”を「空き」に、“現在ページ番号”を「0」に、“描画状態”を「なし」にそれぞれ初期化する(ステップS128)。更に、排紙部19は、印刷行列15の“行列個数”の値から「1」を減算し、“読み出し位置(排紙)”の値に「1」を加算する(ステップS130)。
(表示部20の処理)
図12乃至図15は、本実施形態による表示部20の動作を説明するためのフローチャートである。また、図16(a)〜(c)は、本実施形態による表示部20の表示パネルへの表示例を示す模式図である。
表示部20は、常に更新フラグの状態を監視しており、更新フラグが「1(更新あり)」であるか否かを判断する(ステップS140)。そして、更新フラグが「1(更新あり)」である場合には(ステップS140のYES)、表示部20は、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の“ジョブID”が空きでないか否かを判断する(ステップS142)。そして、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の“ジョブID”が空きである場合には(ステップS142のNO)、印刷ジョブがないので、表示部20は、印刷データ受信待ちの表示を行う(ステップS144)。
図16(a)に印刷データ受信待ち時の表示パネルの一例を示す。表示パネルの1行目に「印刷できます」などのメッセージを表示し、印刷データ受信待ちであることを通知する。
一方、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の“ジョブID”が空きでない場合には(ステップS142のYES)、表示部20は、現在印刷中の印刷ジョブの表示を行うべく、まず、表示パネルの1行目に、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の“ユーザ名”、“文書名”の各情報を表示する(ステップS146)。次に、表示部20は、印刷時間テーブル21を参照し、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の印刷ジョブの“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”、“総印刷枚数”、及び“残り印刷枚数”の値から、“1枚目印刷時間”及び“2枚目以降印刷時間”の各値を取得する(ステップS148)。
次に、表示部20は、“残り印刷時間”を「0」にクリアし(ステップS150)、“総印刷枚数”の値と“残り印刷枚数”の値とが同じであるか否かを判断する(ステップS152)。そして、“総印刷枚数”の値と“残り印刷枚数”の値とが同じである場合には(ステップS152のYES)、まだ1枚も印刷されていないので、表示部20は、“1枚目印刷時間”の値を“残り印刷時間”に加算し(ステップS154)、更に、“残り印刷枚数”の値から「1」減算した枚数に、“2枚目以降印刷時間”の値を乗算し、“残り印刷時間”に加算する(ステップS156)。
一方、“総印刷枚数”の値と“残り印刷枚数”の値とが同じでない場合には(ステップS152のNO)、表示部20は、その印刷ジョブが印刷進行中であるので、“残り印刷枚数”の値に、“2枚目以降印刷時間”の値を乗算し、“残り印刷時間”に加算する(ステップS158)。
上記ステップS148〜S158にて、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の印刷ジョブに対する“残り印刷時間”が算出される。
次に、表示部20は、算出された“残り印刷時間”を表示用に加工(小数部切り上げ、秒数値を分秒表記に変更)し(ステップS160)、表示パネルの2行目に、ジョブテーブル13のレコード番号「1」の印刷ジョブに対する“総印刷枚数”、“残り印刷枚数”、“残り印刷時間”の各値を表示する(ステップS162)。
図16(b)に現在印刷中の印刷ジョブの表示の一例を示す。表示パネルの1行目にレコード番号「1」の印刷ジョブのユーザ名「YAMADA」、文書名「PriceList」を表示するとともに、2行目に当該印刷ジョブの総印刷枚数「全009枚」、残り印刷枚数「残002枚」、残り印刷時間「0分03秒」を表示する。
次に、表示部20は、参照レコード番号nを「2」に設定し(ステップS164)、参照レコード番号nが「4」以下であるか否かを判断する(ステップS166)。本実施形態では、表示パネルは5行表示構成であり、レコード番号「1」の印刷ジョブに対して2行使用し、後続の印刷ジョブにはそれぞれ1行使用する。つまり、表示パネルには、全4レコード分の印刷ジョブに関する情報が表示可能であるので、参照レコード番号nが「4」以下であるか判断することで、全ての印刷ジョブに関する情報を表示したか否かを判断している。
そして、参照レコード番号nが「4」以下である場合には(ステップS166のYES)、表示部20は、ジョブテーブル13のレコード番号nの“ジョブID”が空きでないか否かを判断する(ステップS168)。そして、ジョブテーブル13のレコード番号nの“ジョブID”が空きでない場合には(ステップS168のYES)、表示部20は、印刷時間テーブル21を参照し、ジョブテーブル13のレコード番号nの印刷ジョブの“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”、“総印刷枚数”、及び“残り印刷枚数”の値から、“1枚目印刷時間”及び“2枚目以降印刷時間”の各値を取得する(ステップS170)。
次に、表示部20は、当該印刷ジョブの“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”の各情報が直前の印刷ジョブの各情報のいずれかと異なっているか否かを判断する(ステップS172)。
ここで、当該印刷ジョブの各情報が直前の印刷ジョブの各情報のいずれかと異なっている場合には、直前の印刷ジョブの印刷完了を待って(印刷用紙が完全に排出されるまで待って)から当該印刷ジョブの印刷を開始する必要がある。ゆえに、当該印刷ジョブの1枚目の印刷時間は、直前の印刷ジョブからの連続印刷ではないため、印刷時間テーブル21から取得した“1枚目印刷時間”の値が適用される。
これに対して、今から印刷を開始する印刷ジョブと直前の印刷ジョブで印刷条件(“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”)が同じ場合には、直前の印刷ジョブの印刷完了を待たずに、そのまま連続して印刷することが可能となる。この場合、当該印刷ジョブの1枚目の印刷時間は、印刷時間テーブル21から取得した“2枚目以降印刷時間”の値が適用される。
例えば、用紙サイズが異なる場合には、給紙口切替のために少しだけ時間が加算される。また、例えば、印刷速度が異なる場合には、完全排出待ちするので1枚目の印刷時間から開始する。更に、例えば、片面/両面が異なる場合は、図6の補正テーブル22に示される切替のために要する時間が加算される。
したがって、当該印刷ジョブの“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”の各情報が、直前の印刷ジョブの“印刷用紙サイズ、“印刷速度”、“片面/両面”のいずれかと異なっている場合には(ステップS172のYES)、表示部20は、“1枚目印刷時間”の値を“残り印刷時間”に加算し(ステップS174)、更に、“総印刷枚数”の値から「1」減算した枚数に、“2枚目以降印刷時間”の値を乗算し、“残り印刷時間”に加算する(ステップS176)。
一方、当該印刷ジョブの“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”の各情報が、直前の印刷ジョブの“印刷用紙サイズ”、“印刷速度”、“片面/両面”のいずれとも同じである場合には(ステップS172のNO)、表示部20は、“総印刷枚数”の値に、“2枚目以降印刷時間”の値を乗算し、“残り印刷時間”に加算する(ステップS178)。
次に、表示部20は、算出された“残り印刷時間”を表示用に加工(小数部切り上げ、秒数値を分秒表記に変更)し(ステップS180)、表示パネルのn+1行目に、ジョブテーブル13のレコード番号nの印刷ジョブに対する“ユーザ名”、“文書名”、“残り印刷時間”を表示する(ステップS182)。
次に、表示部20は、参照レコード番号nをインクリメントし(ステップS184)、ステップS166に戻り、表示パネルの3、4、5行目に、後続の印刷ジョブの情報を表示する。
図16(c)に後続の印刷ジョブの表示の一例を示す。表示パネルの3行目には、ジョブテーブル13のレコード番号「2」の印刷ジョブの情報、4行目には、ジョブテーブル13のレコード番号「3」の印刷ジョブの情報、5行目には、ジョブテーブル13のレコード番号「4」の印刷ジョブの情報がそれぞれ表示される。なお、3行目以降には、印刷ジョブ毎の“ユーザ名”、“文書名”、“残り印刷時間”のみが表示される。
一方、参照レコード番号nが「4」に達した場合には(ステップS166のNO)、表示パネルの全ての行に対する表示が全て終了したことを意味し、また、参照レコード番号nのジョブIDが空きである場合には(ステップS168のNO)、印刷ジョブがないことを意味するので、表示部20は、更新フラグを「0」にクリアし(ステップS188)、ステップS140に戻り、再び、ジョブテーブル13に登録や更新等の変更が発生するまで待機する。
一方、更新フラグが「1(更新あり)」でない場合には(ステップS140のNO)、表示部20は、更新フラグが「2(削除あり)」であるか否かを判断する(ステップS190)。そして、更新フラグが「2(削除あり)」である場合には、制御部12によってジョブテーブル13のレコードが削除されたこと、すなわち印刷ジョブの印刷が完了した場合や、ユーザにより印刷がキャンセルした場合など、現在進行中又は待機中の印刷ジョブの残り印刷時間に変更が生じることを意味する。
そこで、更新フラグが「2(削除あり)」である場合には(ステップS190のNO)、表示部20は、参照レコード番号nを「1」に設定し(ステップS192)、表示パネルの1行目に、ジョブテーブル13のレコード番号n(=1)の“ユーザ名”、“文書名”の各情報を表示する(ステップS146)。次に、表示部20は、表示パネルの2行目に、ジョブテーブル13のレコード番号n(=1)の印刷ジョブに対する“総印刷枚数”、“残り印刷枚数”の各情報を表示するとともに、タイマによる計時時間に基づいて“残り印刷時間”を更新して表示する(ステップS196)。
以上、ステップS192〜S196にて、新たにレコード番号「1」になった印刷ジョブ(これまで3行目に表示されていた印刷ジョブ)に関する、“ユーザ名”、“文書名”、“総印刷枚数”、“残り印刷枚数”の各情報、及び“残り印刷時間”が表示パネルの1行目と2行目とに表示される。
次に、表示部20は、参照レコード番号nを「2」に設定し(ステップS198)、参照レコード番号nが「4」以下であるか否かを判断する(ステップS200)。そして、参照レコード番号nが「4」以下である場合には(ステップS200のYES)、表示部20は、ジョブテーブル13のレコード番号nの“ジョブID”が空きでないか否かを判断する(ステップS202)。
そして、ジョブテーブル13のレコード番号nの“ジョブID”が空きでない場合には(ステップS202のYES)、表示部20は、表示パネルのn+1行目に、ジョブテーブル13のレコード番号nの印刷ジョブに対する“ユーザ名”、“文書名”、“残り印刷時間”を表示する(ステップS204)。次に、表示部20は、参照レコード番号nをインクリメントし(ステップS206)、ステップS200に戻り、表示パネルの3、4、5行目に後続の印刷ジョブの情報を表示する。
つまり、上述したステップS200〜S206にて、新たにレコード番号「2」〜「4」になった印刷ジョブ(これまで表示パネルの3〜5行目に表示されていた印刷ジョブと後続する印刷ジョブ)に関する、“ユーザ名”、“文書名”、及び“残り印刷時間”が表示パネルの3、4、5行目に表示される。
一方、参照レコード番号nが「4」に達した場合には(ステップS200のNO)、表示パネルの全ての行に対する表示が全て終了したことを意味し、また、参照レコード番号nのジョブIDが空きである場合には(ステップS202のNO)、印刷ジョブがないことを意味するので、表示部20は、更新フラグを「0」にクリアし(ステップS208)、ステップS140に戻り、再び、ジョブテーブル13に登録や更新等の変更が発生するまで待機する。
一方、ステップS190で、更新フラグが「2(削除あり)」でない場合には(ステップS190のNO)、ジョブテーブル13に登録や更新等の変更がないことを意味するので、残り印刷時間を計算し直す必要はない。したがって、この場合、表示部20は、まず、参照レコード番号nを「1」に設定し(ステップS210)、参照レコード番号nが「4」以下であるか否かを判断する(ステップS212)。
そして、参照レコード番号nが「4」以下である場合には(ステップS212のYES)、表示部20は、ジョブテーブル13のレコード番号nの“ジョブID”が空きでないか否かを判断する(ステップS214)。ここで、ジョブテーブル13のレコード番号nの“ジョブID”が空きでない場合には(ステップS214のYES)、表示部20は、表示パネルのn+1行目の“残り印刷時間”をタイマによる計時時間に基づいて更新して表示する(ステップS216)。
次に、表示部20は、参照レコード番号nをインクリメントし(ステップS218)、ステップS212に戻り、表示パネルのn+1行目(3、4、5行目)の“残り印刷時間”をタイマによる計時時間に基づいて更新して表示する。つまり、ステップS212〜S218にて、ジョブテーブル13のレコード番号「1」〜「4」の印刷ジョブに関する“残り印刷時間”をタイマによる計時時間に基づいて更新して表示する。
つまり、上述したステップS210〜S218にて、既に表示パネルに表示されている、レコード番号「1」〜「4」の各印刷ジョブに関する“残り印刷時間”がタイマによる計時時間に基づいて更新される。
一方、参照レコード番号nが「4」に達した場合には(ステップS212のNO)、表示パネルの全ての行に対する表示が全て終了したことを意味し、また、参照レコード番号nのジョブIDが空きである場合には(ステップS214のNO)、印刷ジョブがないことを意味するので、表示部20は、更新フラグを「0」にクリアし(ステップS220)、ステップS140に戻り、再び、ジョブテーブル13に登録や更新等の変更が発生するまで待機する。
上述した本実施形態による印刷ジョブ管理方法では、一旦プリンタスペックに応じて設定されている印刷時間テーブル21を参照して計算を済ませたら、その後はエラーなどでプリンタの状況が変化しない限りは、計算し直す必要が無いので、CPUによってマルチタスクで稼働している各構成部を、常時(リアルタイムで)動作させない、あるいはより負担を軽減した処理を実行させるようにしたので、誤差範囲内で“残り印刷時間”を表示しつつ、CPU能力などの資源を有効に活用することができる。
また、CPU能力などの資源を有効に活用することで、より負担の大きい処理、例えばRIP処理などにCPU能力を優先的に割り振ることができ、結果的に、印刷ジョブの印刷時間を短縮することができる。
特に、表示部20は、印刷ジョブの情報や、計算した“残り印刷時間”を一旦表示パネルに表示させたら、その後は“残り印刷時間”を単純にカウントダウン表示するように制御する。つまり、所定の管理項目としてのジョブテーブル13の内容に変更が発生した場合や、何らかのエラー(ジャムなど)や、表示に関する修正事象が発生しない限り、表示パネルに表示している各印刷ジョブの“残り印刷時間”は、実際の残り印刷時間と大きく異なることはない。したがって、このような場合には、“残り印刷時間”を単純にカウントダウン表示することで、そのために使用されるCPU資源を限りなく少なくすることが可能となる。
また、上述した本実施形態による印刷ジョブ管理方法では、例えば、1行目に表示している“残り印刷枚数”のカウントダウンも、“残り印刷時間”に影響を与えるような状況の変化がない限り補正・調整する必要は無い。そこで、本実施形態では、CPUによってマルチタスクで稼働している制御部12は、排紙部19からの排紙完了の通知がある場合にのみ、ジョブテーブル13の“残り印刷枚数”を更新し、外部からの通知がない場合には待機する。このように、外部からの通知がない場合に待機させることで、当該制御部12の処理からCPUを解放することが可能となる。この結果、CPU資源の使用を最小限に抑えることができる。
このように、印刷ジョブの“残り印刷時間”に影響を与えるようなイベントには、例えば、エラー発生(用紙のジャムなど)、給紙カセット内の用紙残量、カラー&Kトナー残量、Early Start稼働中から通常印刷速度稼働への切り替わり等が考えられる。
なお、本来、“残りの印刷時間”を表示する意義は、ユーザが自分の印刷ジョブがいつ頃排出完了するのかを知ることで、長時間プリンタの前で無駄に待っていることを無くすためである。したがって、数秒単位の±誤差が許容範囲内(例えば1秒以内)であれば、その正確さよりも、より早く印刷処理を行い、より早く印刷排出完了させることの方が有用である。
本実施形態によれば、ジョブテーブル13に変化があった場合には、印刷ジョブの印刷状況と当該印刷ジョブの属性情報(印刷用紙サイズ、印刷速度、片面/両面)に従って印刷時間テーブル21から得られる印刷時間とに基づいて、複数の印刷ジョブの各々に対する残り印刷時間を算出し、ジョブテーブル13の内容に変化がない場合には、実時間に基づいて、複数の印刷ジョブの各々に対する残り印刷時間を算出するようにしたので、CPU能力などの資源を有効に活用することができる。
また、本実施形態によれば、印刷ジョブの残り印刷時間に影響を与えるような、エラーの発生(用紙のジャムなど)、給紙カセット内の用紙残量、カラー&Kトナー残量、Early Start稼働中から通常印刷速度稼働への切り替わり等が発生しない場合には、実際の残り印刷時間と大きく異ならない範囲で、複数の印刷ジョブの各々に対する残り印刷時間を算出することができる。
また、本実施形態によれば、印字処理を実行する順番で、複数の印刷データの各々に対する処理時間を表示するようにしたので、CPU能力などの資源を有効に活用することができるとともに、印刷ジョブの印刷が完了するまでの時間を容易に把握することができる。
また、本実施形態によれば、ジョブテーブル13の内容に変化がない場合には、実時間に基づいて算出された処理時間で、表示パネルに表示されている処理時間を更新するようにしたので、CPU資源の使用を最小限に抑えることができる。
また、本実施形態によれば、受信部10による複数の印刷ジョブを受信して受信バッファ11に保存する処理や、RIP部14による複数の印刷ジョブの印刷データの各々からビットマップ画像を生成する処理、あるいは排紙部19による複数の印刷ジョブの印字が完了した用紙を排紙する処理の少なくともいずれか1つの進捗状況に変化があった場合に、印刷ジョブの印刷状況と当該印刷ジョブの属性情報(印刷用紙サイズ、印刷速度、片面/両面)に従って印刷時間テーブル21から得られる印刷時間とに基づいて、複数の印刷ジョブの各々に対する残り印刷時間を算出し、上記それぞれの処理の進捗状況に変化がない場合には、実時間に基づいて、複数の印刷ジョブの各々に対する残り印刷時間を算出するようにしたので、CPU能力などの資源を有効に活用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
付記1に記載の発明は、取得した印刷ジョブの属性情報を抽出する抽出手段と、前記属性情報を抽出した印刷ジョブに対して所定の処理を実行する処理手段と、前記処理手段による前記所定の処理の進捗状況を管理する管理手段と、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて、前記印刷ジョブに対する前記所定の処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
(付記2)
付記2に記載の発明は、取得した印刷ジョブの属性情報を抽出する抽出手段と、前記属性情報を抽出した印刷ジョブに対して所定の処理を実行する処理手段と、前記処理手段による前記所定の処理の進捗状況を管理する管理手段と、実際の経過時間に基づいて前記印刷ジョブに対する前記所定の処理が完了するまでの残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、を備え、前記演算手段は、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて前記残り時間を再演算することを特徴とする画像形成装置。
(付記3)
付記3に記載の発明は、複数の印刷データの各々の属性情報を抽出する抽出手段と、前記複数の印刷データに対して印字処理を実行する印字処理手段と、前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理手段による進捗状況を管理する管理手段と、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
(付記4)
付記4に記載の発明は、前記複数の印刷データのいずれかに対する進捗状況に変化を生じせしめる事象が発生したか否かを判断する判断手段を更に備え、前記演算手段は、前記判断手段によって進捗状況に変化を生じせしめる事象が発生したと判断された場合に、前記進捗状況に変化があったと判断する、ことを特徴とする付記3に記載の画像形成装置である。
(付記5)
付記5に記載の発明は、前記印字処理手段が印字処理を実行する順番で、前記演算手段によって算出された、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を表示する表示手段を更に備える、ことを特徴とする付記3又は4に記載の画像形成装置である。
(付記6)
付記6に記載の発明は、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、前記表示手段に表示されている前記演算手段によって算出した残り時間を実際の経過時間に基づいてカウントダウンして更新していく更新手段を更に備える、ことを特徴とする付記5に記載の画像形成装置である。
(付記7)
付記7に記載の発明は、前記印字処理手段は、前記複数の印刷データを受信して所定のバッファに保存する受信手段を含む、ことを特徴とする付記3乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記8)
付記8に記載の発明は、前記印字処理手段は、前記複数の印刷データの各々からビットマップ画像を生成する画像処理手段を含む、ことを特徴とする付記3乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記9)
付記9に記載の発明は、前記印字処理手段は、前記複数の印刷データの印字が完了した用紙を排紙する排紙手段を含む、ことを特徴とする付記3乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記10)
付記10に記載の発明は、画像形成装置の印刷ジョブ管理方法であって、複数の印刷データの各々の属性情報を抽出するステップと、前記複数の印刷データに対して印字処理を実行するステップと、前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理による進捗状況を管理するステップと、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または前記画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算するステップと、を含むことを特徴とする印刷ジョブ管理方法である。
(付記11)
付記11に記載の発明は、画像形成装置のコンピュータに、複数の印刷データの各々の属性情報を抽出する抽出機能、前記複数の印刷データに対して印字処理を実行する印字処理機能、前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理機能による進捗状況を管理する管理機能、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または前記画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算機能、を実現することを特徴とするプログラムである。
1 画像形成装置
2 ホスト
10 受信部
11 受信バッファ
12 制御部
13 ジョブテーブル
14 RIP部
15 印刷行列
16 印刷行列テーブル
17 転送部
18 プリンタエンジン
19 排紙部
20 表示部
21 印刷時間テーブル
22 補正テーブル

Claims (11)

  1. 取得した印刷ジョブの属性情報を抽出する抽出手段と、
    前記属性情報を抽出した印刷ジョブに対して所定の処理を実行する処理手段と、
    前記処理手段による前記所定の処理の進捗状況を管理する管理手段と、
    所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて、前記印刷ジョブに対する前記所定の処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 取得した印刷ジョブの属性情報を抽出する抽出手段と、
    前記属性情報を抽出した印刷ジョブに対して所定の処理を実行する処理手段と、
    前記処理手段による前記所定の処理の進捗状況を管理する管理手段と、
    実際の経過時間に基づいて前記印刷ジョブに対する前記所定の処理が完了するまでの残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、
    を備え、
    前記演算手段は、所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて前記残り時間を再演算することを特徴とする画像形成装置。
  3. 複数の印刷データの各々の属性情報を抽出する抽出手段と、
    前記複数の印刷データに対して印字処理を実行する印字処理手段と、
    前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理手段による進捗状況を管理する管理手段と、
    所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または当該画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記複数の印刷データのいずれかに対する進捗状況に変化を生じせしめる事象が発生したか否かを判断する判断手段を更に備え、
    前記演算手段は、前記判断手段によって進捗状況に変化を生じせしめる事象が発生したと判断された場合に、前記進捗状況に変化があったと判断する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記印字処理手段が印字処理を実行する順番で、前記演算手段によって算出された、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を表示する表示手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、前記表示手段に表示されている前記演算手段によって算出した残り時間を実際の経過時間に基づいてカウントダウンして更新していく更新手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記印字処理手段は、
    前記複数の印刷データを受信して所定のバッファに保存する受信手段を含む、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記印字処理手段は、
    前記複数の印刷データの各々からビットマップ画像を生成する画像処理手段を含む、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記印字処理手段は、
    前記複数の印刷データの印字が完了した用紙を排紙する排紙手段を含む、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置の印刷ジョブ管理方法であって、
    複数の印刷データの各々の属性情報を抽出するステップと、
    前記複数の印刷データに対して印字処理を実行するステップと、
    前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理による進捗状況を管理するステップと、
    所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または前記画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算するステップと、
    を含むことを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
  11. 画像形成装置のコンピュータに、
    複数の印刷データの各々の属性情報を抽出する抽出機能、
    前記複数の印刷データに対して印字処理を実行する印字処理機能、
    前記複数の印刷データの各々に対する前記印字処理機能による進捗状況を管理する管理機能、
    所定の管理項目について前記進捗状況に変化があった場合には、前記属性情報または前記画像形成装置の処理能力に基づいて、前記複数の印刷データの各々に対して該印刷データに対する前記印字処理が完了するまでの残り時間を算出し、前記所定の管理項目について前記進捗状況に変化がない期間中は、実際の経過時間に基づいて前記算出した残り時間をカウントダウンしていく演算機能、
    を実現することを特徴とするプログラム。
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