JPH119947A - 充填塔式生物脱臭装置 - Google Patents

充填塔式生物脱臭装置

Info

Publication number
JPH119947A
JPH119947A JP9165687A JP16568797A JPH119947A JP H119947 A JPH119947 A JP H119947A JP 9165687 A JP9165687 A JP 9165687A JP 16568797 A JP16568797 A JP 16568797A JP H119947 A JPH119947 A JP H119947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tower
fiber mat
gas
packed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9165687A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Takeuchi
忠雄 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP9165687A priority Critical patent/JPH119947A/ja
Publication of JPH119947A publication Critical patent/JPH119947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪臭成分を分解する微生物を担持した塔内の
充填層に対する散水を均一な分布で行って散水量を低減
すると共に、充填層の上方の空間の高さを低くすること
により装置の高さを低め、且つ処理ガスにミストが同伴
しないようにする。 【解決手段】 脱臭塔10内の悪臭成分を分解する微生
物を担持した充填層の上に通気、通水可能な繊維マット
15を載置し、圧力水の1本の給水管16に対して一端
が連通した多数本の同一内径で、同一長さのチューブ1
7の他端を上記繊維マット15に均一な配置で取付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水処理場、し
尿処理場、その他各種工場で発生する悪臭ガスの悪臭成
分を微生物の働きにより生物学的に分解して脱臭する充
填塔式生物脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】悪臭成分を分解する微生物を担持した充
填層を塔内に有し、悪臭ガスを上記充填層に上向流で通
気して脱臭する充填塔式生物脱臭装置は従来から公知で
ある。この生物脱臭装置では充填層に上から水を散水
し、充填層に担持された微生物に水分を補給すると共
に、充填層中に生成した分解生成物を充填層中を流下す
る水で洗い落とすことが必要である。このため従来は散
水装置として、充填層の上方に、散水管を敷設し、充填
層にできるだけ均一に水が散布できるように、噴射角9
0〜120°程度の円錐形に水を散布する複数の散水ノ
ズルを散水管に取付けて散水を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、散水ノズルは
同じであっても、散水管の水源に近い個所に取付けた散
水ノズルからの散布量に対し、水源から遠い個所に取付
けた散水ノズルからの散布量は少なくなるといった散布
領域にバラツキが生じる。又、水が降らない部分を無く
するようにすると、水の降るのが重なる部分が生じ、そ
の分、散水量が局部的に多くなり、水を無駄に散布する
ことになる。又、散水ノズルの散水面は充填層の上面か
ら500mm程度上に取付けるので、ノズルの高さ、敷
設した散水管を含めて充填層の上面上に750mm程度
の空間が必要になり、装置の高さが高くなる。
【0004】更に、充填層中を上向流して脱臭された処
理ガスは、充填層から上に出ると散水ノズルが散水する
水を浴び、これによって処理ガスにはミストが同伴す
る。従って、脱臭されて装置から排出される処理ガスを
活性炭の吸着塔に通してより完全に脱臭を行う場合は、
活性炭吸着塔の活性炭層に水が蓄積して活性炭の吸着性
能が低下するのを防止するため、処理ガスを一旦、ミス
トセパレータに通して処理ガスに同伴するミストを除去
し、それから活性炭吸着塔に通さねばならず、ミストセ
パレータの設置が必要になり、設備コストが嵩む。又、
ミストセパレータで処理ガスに同伴するミストを除去し
ても、ミストの完全除去は不可能なので、除去されなか
った一部のミストは処理ガスと一緒に活性炭吸着塔に入
り、長期間のうちには活性炭の吸着性能を低下させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題点
を解消するために開発されたもので、充填塔式生物脱臭
装置の塔内の悪臭成分を分解する微生物を担持した充填
層の上に通気、通水可能な繊維マットを載置し、圧力水
の1本の給水管に対して一端が連通した多数本の同一内
径で、同一長さのチューブの他端を上記繊維マットに均
一な配置で取付けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図示の実施例において、10は脱臭塔で、塔
内には上下2段に微生物を担持した充填層11,12が
間隔を保って設けてあり、塔底部には悪臭ガスの供給管
13が接続してある。これにより塔底部に供給管13で
供給された悪臭ガスが含む悪臭成分は、上下2段の充填
層11,12中を上向流して通気する際に各充填層が担
持する微生物によって酸化分解され、塔頂の排気管14
から処理ガスとして排出される。
【0007】上下の各充填層11と12の上には、散水
のために通気、通水可能な繊維マット15が載置してあ
る。この繊維マットは、悪臭成分が主にH2 Sなどであ
るため耐酸性で、且つ充填層が担持する微生物に対して
耐生物分解性を有し、散水を均一化する目の粗さで繊維
が重なり合っているもの、例えば塩化ビニリデンなどの
化学繊維製が好ましく、又、厚さは、薄いと散水が均一
でなくなり、厚いと装置の高さが高くなるので50〜1
00mm程度が好ましい。更にこの繊維マット15は充
填層11,12と同じ材質であることが好ましい。
【0008】脱臭塔10の側壁には上下の充填層11,
12の上に載置された繊維マット15,15に対して1
〜2kg/m2 の圧力水を供給する給水管16,16が
接続してある。そして、各給水管16の塔内に突入した
端部には内径が一定、長さも一定の多数本のチューブ1
7の一端部を給水管と連通した状態でシールして取付
け、この多数本のチューブ17をタコ足式に1本宛拡
げ、チューブの1本宛の他端を各繊維マット15に対し
て均一な配置で固定する。上記チューブ17は内径0.
5〜2.0mmの範囲で一定のものを選択して使用す
る。
【0009】又、チューブの長さは、繊維マット15
の、給水管16の端部から最も遠い位置に他端を固定す
るものを基準にして定める。従って、繊維マットの、給
水管16の端部からそれよりも近い位置に他端を固定す
るチューブは、給水管の端部から近い位置に他端を固定
するもの程、多く蛇行するなどして弛むことになる。
【0010】そして、図1(B)に示したように、すべ
てのチューブ17の、繊維マット15に固定する端部1
7′の位置は、繊維マットの下面から同一高さHにす
る。又、チューブの1本宛の他端を各繊維マットに対し
て均一な配置で固定するとは、チューブの1本宛の他端
から繊維マット中に散布される水の散布領域17aが隣
接するように離して固定することであって、これは給水
管に供給される圧力水の圧力、チューブの内径に応じて
適切に定める。
【0011】図1(A)では理解を容易にするため給水
管16の端部から延び、他端を繊維マットに取付けたチ
ューブの1本宛を繊維マット上に弛ませて示したが、好
ましくは各チューブは繊維マット中に入れ込んである。
例えば図1(B)に示すように各繊維マット15を上層
15aと下層15bとで構成し、下層の繊維マット上で
チューブを蛇行させるなどして弛めながらチューブの他
端を下層の繊維マット15bに取付け、その上に上層の
繊維マット15aを重ね、縫着などして固定し、スキッ
ト化すると運搬性、作業性が良くなる。
【0012】以上で明らかなように、充填層の上に通
気、通水可能な繊維マットを載置し、圧力水の1本の給
水管に対して一端を連結した多数本の同一内径で、同一
長さのチューブの他端を上記繊維マットに均一な配置で
取付けてあるため、1本宛のチューブが繊維マットに散
布する水の散布量は一定で、繊維マットの全面に水を散
布することができる。こうして繊維マットに散布された
水は繊維マットから充填層に流下し、充填層が担持する
微生物に水分を補給すると共に、充填層中に生成した分
解生成物を充填層から下に洗い落し、ドレン18から排
出する。そして、充填層中を上向流して充填層の上に出
た処理ガスは水を浴びないためミストを同伴しない。従
って、処理ガスに同伴するミストセパレータを通すこと
なく、排気管14から直接、活性炭吸着塔19に通し、
より完全に脱臭を行うことができる。
【0013】図1の装置を試作し、H2 S 100pp
mを含む悪臭ガスを処理した。この場合、30分に1回
2分間散水を行った。充填層1m2 当り、従来の散水ノ
ズルを使用した装置での散水量は20立/分必要であっ
たが本発明の装置での散水量は15立/分で充分であっ
た。
【0014】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
均一な分布の最適な散水を行うので、散水量を低減でき
る。又、充填層の上方に散水管や散水ノズルを配置する
スペースが不要になるので装置の高さを低くすることが
できる。更にミストの発生がないため、ミストセパレー
タの設置が不要になり、設備コストが低減すると共に、
活性炭吸着塔の性能は低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による生物脱臭装置の模式図、
(B)は同上の好ましい要部の拡大説明図である。
【符号の説明】
10 脱臭塔 11 充填層 12 充填層 13 悪臭ガスの供給管 14 処理ガスの排気管 15 繊維マット 16 加圧水の供給管 17 チューブ 17′ チューブの他端 17a チューブの散布領域 18 ドレン 19 活性炭吸着塔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 悪臭成分を分解する微生物を担持した充
    填層を塔内に有し、悪臭ガスを上記充填層に上向流で通
    気して脱臭する充填塔式生物脱臭装置において、上記充
    填層の上に通気、通水可能な繊維マットを載置し、圧力
    水の1本の給水管に対して一端が連通した多数本の同一
    内径で、同一長さのチューブの他端を上記繊維マットに
    均一な配置で取付けたことを特徴とする充填塔式生物脱
    臭装置。
JP9165687A 1997-06-23 1997-06-23 充填塔式生物脱臭装置 Pending JPH119947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9165687A JPH119947A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 充填塔式生物脱臭装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9165687A JPH119947A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 充填塔式生物脱臭装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH119947A true JPH119947A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15817142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9165687A Pending JPH119947A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 充填塔式生物脱臭装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH119947A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100434158C (zh) * 2006-01-26 2008-11-19 天津大学 隐形式支撑梁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100434158C (zh) * 2006-01-26 2008-11-19 天津大学 隐形式支撑梁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108310961B (zh) 恶臭异味气体的集成处理装置
US6069004A (en) Circulatory microorganic deodorizing system
JP2691517B2 (ja) 生物脱臭装置
JPH119947A (ja) 充填塔式生物脱臭装置
KR100341152B1 (ko) 미생물을 이용한 탈취장치
JPH04363111A (ja) 生物脱臭方法
KR101023736B1 (ko) 미세 에어버블 흡수기 장착형 하이브리드 바이오트리클링 필터장치 및 필터방법
JP3094494B2 (ja) 生物脱臭装置
JP2697066B2 (ja) 生物脱臭装置
JP3466274B2 (ja) 生物脱臭装置
JP2002011322A (ja) 脱臭処理装置
JP2591874B2 (ja) 生物学的脱臭方法
JP2000041670A (ja) 脱臭システムおよび脱臭装置
JPH03221118A (ja) 生物脱臭装置
JPH08131761A (ja) 充填式生物脱臭装置
JPH02126917A (ja) 脱臭方法
JP3113668B2 (ja) 脱臭方法
WO2023048066A1 (ja) 有機性排水処理システム
JPH0711783Y2 (ja) 生物脱臭装置
JPH1142418A (ja) 生物脱臭方法及びその装置
JPH047016A (ja) 生物脱臭装置
JPH03123621A (ja) 生物脱臭装置
JPH03229613A (ja) 生物脱臭装置
KR200250722Y1 (ko) 다단 바이오 필터 악취처리장치
JP2000033230A (ja) 生物脱臭装置