JPH1199401A - 旋削加工方法及び装置 - Google Patents

旋削加工方法及び装置

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JPH1199401A
JPH1199401A JP26674697A JP26674697A JPH1199401A JP H1199401 A JPH1199401 A JP H1199401A JP 26674697 A JP26674697 A JP 26674697A JP 26674697 A JP26674697 A JP 26674697A JP H1199401 A JPH1199401 A JP H1199401A
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JP
Japan
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turret
turning
tool
axis
spindle
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Application number
JP26674697A
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English (en)
Inventor
Koji Ito
孝治 伊藤
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タレットに切込み送り機能を与えて制御軸を
減らし、装置全体を小型、簡単に構成する。 【解決手段】 刃物台本体16にサーボモータ20を設
置し、タレット6に歯車23を固定し、歯車23とピニ
オン22とのバックラッシをセクタギヤ24で除去す
る。刃物台本体16にピストン27を設け、その前端に
ブレーキプレート29を結合する。加工に際し、タレッ
ト6をサーボモータ20で主軸と平行な軸線周りで高速
旋回し、所要の旋削工具17を加工位置に割り出したの
ち、刃物台のZ軸送りにより旋削工具17をワーク3に
位置決めする。ブレーキプレート29でタレット6に旋
回抵抗を付与した状態で、サーボモータ20を低速回転
し、旋削工具17をタレット6と同心の円弧に沿って送
り、この円弧送りとZ軸直線送りとの複合によりワーク
を旋削加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械において
ワークを旋削加工する方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】旋盤における従来の旋削加工方法とし
て、例えば図4に示すように、主軸台31の主軸32に
ワーク33を保持し、刃物台34のタレット35に複数
の旋削工具36を取り付け、タレット35を主軸32と
平行な軸線周りで旋回して所要の旋削工具36を加工位
置に割り出し、刃物台34を主軸軸線と平行に移動して
旋削工具36をZ軸方向の直線に沿って送るとともに、
刃物台34を主軸軸線に対し直角に移動して旋削工具3
6をX軸方向の直線に沿って送り、Z軸及びX軸の直線
送りを組み合わせて旋削工具36でワーク33を旋削す
る技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の旋削
加工方法によると、刃物台34をZ軸及びX軸方向に送
って旋削工具36に切込みを与えているので、旋盤の制
御軸が1軸増加し、X軸方向の移動体37、モータ3
8、送り軸39、ガイド40及び配管配線等の部材が必
要で、旋盤の全体が大型で複雑となり、コストも高くつ
くという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、タレットに切込
み送り機能を与えることで制御軸を減らし、装置全体を
小型、簡単かつ安価に構成できる旋削加工方法及び装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の旋削加工方法は、タレットを主軸軸線と
平行な軸線周りで旋回して所要の旋削工具を加工位置に
割り出し、主軸とタレットとを主軸軸線方向に相対移動
して旋削工具を直線に沿って送り、タレットを旋回して
旋削工具をタレットと同心の円弧に沿って送り、直線及
び円弧の複合送りによりワークを旋削することを特徴と
する(請求項1)。
【0006】また、本発明の旋削加工装置は、ワークを
保持する主軸と、主軸を回転可能に支持する主軸台と、
旋削工具を保持するタレットと、タレットを主軸軸線と
平行な軸線周りで旋回可能に支持する刃物台と、主軸台
と刃物台とを主軸軸線方向に相対移動して旋削工具を直
線に沿って送る直線送り機構と、タレットを旋回して所
要の旋削工具を加工位置に割り出す割出機構とを備え、
割出機構の駆動源にサーボモータを用い、サーボモータ
でタレットの旋回角度を制御して旋削工具をタレットと
同心の円弧に沿って送るように構成される(請求項
2)。
【0007】ここで、切込み動作を安定させるために、
旋削時にタレットに旋回抵抗を付与する手段を設けるの
が好ましい(請求項3)。また、切込み精度を向上する
ために、割出機構にサーボモータの回転をタレットに伝
える歯車列と、歯車列のバックラッシを除去する手段と
を設けるのが望ましい(請求項4)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は旋削加工装置としてのNC
旋盤の全体的構成を示すものである。この旋盤の主軸台
1には主軸2が回転可能に支持され、主軸2の先端には
ワーク3を保持するチャック4が取り付けられている。
刃物台5にはタレット6が主軸2と平行な軸線の周りで
旋回可能に支持され、タレット6の外周面には複数の工
具ホルダ8が取り付けられている。
【0009】ベース9には刃物台5をZ軸方向に案内す
るガイド10、刃物台5を同方向に駆動するモータ11
及びボールネジ12が設けられ、これらの部材により主
軸台1及び刃物台5を主軸軸線方向に相対移動する直線
送り機構が構成されている。そして、この実施形態の旋
盤におては、刃物台5のX軸送り機構が省かれ、機械全
体が少数の部材で簡略に構成されている。
【0010】図2及び図3は刃物台5の詳細な構成を示
すものである。タレット6の旋回軸14はベアリング1
5を介して刃物台本体16に回転可能に支持されてい
る。工具ホルダ8はタレット6の外周を等分割した位置
に放射状に取り付けられ、これらのホルダ8に旋削工具
17又は回転工具18が刃先をタレット6と同心の円周
上に配列した状態で保持されている。なお、図3におい
て、Pは旋削工具17の加工位置を示し、主軸2は加工
位置Pの工具ホルダ8と隣接する工具ホルダ8との中間
において工具刃先と同一の円周上に配置されている。
【0011】刃物台本体16にはサーボモータ20が設
置され、その出力軸21にはピニオン22が挿着されて
いる。タレット6の後端面にはピニオン22に噛合する
歯車23が固定され、歯車23には歯車列22,23の
噛合部のバックラッシを除去する手段としてのセクタギ
ヤ24が偏心軸25の周りで揺動可能に支持されてい
る。サーボモータ20及び歯車23は、タレット6を旋
回して所要の旋削工具17を加工位置Pに割り出す割出
機構を構成している。また、ワーク3の旋削時には、サ
ーボモータ20がタレット6の旋回角度を制御して、旋
削工具17をタレット6と同心の円弧に沿って送るよう
になっている(図3参照)。
【0012】刃物台本体16のシリンダ室26には、ピ
ストン27が前後に摺動可能に収容されピン28で刃物
台本体16に対し回り止めされている。ピストン27の
前端には、ブレーキプレート29が歯車23に前方から
対向するように結合されている。そして、旋削時には、
ピストン27が後退し、ブレーキプレート29が歯車2
3に接触して、タレット6に旋回抵抗を付与するように
なっている。また、工具17,18の割出時には、ピス
トン27が前進し、ブレーキプレート29が歯車23か
ら離れてタレット6を解放する。図2において30は油
圧配管を示す。
【0013】次に、上記のように構成された旋盤による
旋削加工方法について説明する。旋盤の休止状態では、
刃物台5が主軸台1からZ軸方向に離間した位置に配置
されている(図1参照)。この状態で、NC装置から工
具割出指令が出ると、まず、ピストン27が前進し、ブ
レーキプレート29が歯車23から離間されたのちに、
サーボモータ20が高速で回転され、タレット6が主軸
軸線と平行な軸線周りで旋回され、所要の旋削工具17
が加工位置Pに割り出される(図3参照)。そして、刃
物台5がモータ11によりZ軸の指令位置まで主軸台1
側に移動され、旋削工具17がワーク3に位置決めされ
る。
【0014】続いて、ピストン27が後退し、ブレーキ
プレート29が歯車23に接触した状態で、サーボモー
タ20が低速で回転され、ピニオン22と歯車23との
噛み合いを介してタレット6が旋回され、旋削工具17
がタレット6と同心の円弧に沿って送られワーク3を切
り込む。このとき、ブレーキプレート29がタレット6
に旋回抵抗を付与しているため、旋削工具17の刃先が
振れることなく、ワーク3を安定した状態で切り込むこ
とができる。また、セクタギヤ24が歯車列22,23
のバックラッシを除去しているので、タレット6をサー
ボモータ20により正確な角度で旋回して、ワーク3を
精度よく切り込むことができる。
【0015】その後、旋削工具17はNCデータに従い
Z軸方向の直線に沿って送られるとともに、タレット6
と同心の円弧に沿って送られ、これらの複合送りによっ
てワーク3が所定の形状に仕上げられる。従って、この
実施形態の方法によれば、刃物台5をX軸方向に送る必
要がないため、従来と比較して制御軸を1軸減らすこと
ができて、旋盤の全体を小型、簡単かつ安価に構成する
ことができる。
【0016】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、サーボモータ20をタレット6
の旋回軸14に直結するなど、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施す
ることも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2の
発明によれば、タレットに切込み送り機能を与えたの
で、制御軸を減らし、装置全体を小型、簡単かつ安価に
構成できる効果がある。
【0018】請求項3の発明によれば、タレットに旋回
抵抗を付与した状態で旋削するので、切込み動作が安定
する効果がある。
【0019】請求項4の発明によれば、歯車列のバック
ラッシを除去するので、切込み精度が向上する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す旋盤の平面図であ
る。
【図2】図1の旋盤の刃物台を示す断面図である。
【図3】工具の配列形態を示す図2の左側面図である。
【図4】従来の旋盤を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・主軸台、2・・主軸、3・・ワーク、5・・刃物
台、6・・タレット、8・・工具ホルダ、9・・ベー
ス、10・・ガイド、11・・モータ、12・・ボール
ネジ、14・・旋回軸、16・・刃物台本体、17・・
旋削工具、20・・サーボモータ、22・・ピニオン、
23・・歯車、24・・セクタギヤ、27・・ピスト
ン、29・・ブレーキプレート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットを主軸軸線と平行な軸線周りで
    旋回して所要の旋削工具を加工位置に割り出し、主軸と
    タレットとを主軸軸線方向に相対移動して旋削工具を直
    線に沿って送り、タレットを旋回して旋削工具をタレッ
    トと同心の円弧に沿って送り、直線及び円弧の複合送り
    によりワークを旋削することを特徴とする旋削加工方
    法。
  2. 【請求項2】 ワークを保持する主軸と、主軸を回転可
    能に支持する主軸台と、旋削工具を保持するタレット
    と、タレットを主軸軸線と平行な軸線周りで旋回可能に
    支持する刃物台と、主軸台と刃物台とを主軸軸線方向に
    相対移動して旋削工具を直線に沿って送る直線送り機構
    と、タレットを旋回して所要の旋削工具を加工位置に割
    り出す割出機構とを備え、割出機構の駆動源にサーボモ
    ータを用い、サーボモータでタレットの旋回角度を制御
    して旋削工具をタレットと同心の円弧に沿って送るよう
    に構成した旋削加工装置。
  3. 【請求項3】 旋削時にタレットに旋回抵抗を付与する
    手段を備えた請求項2記載の旋削加工装置。
  4. 【請求項4】 割出機構に、サーボモータの回転をタレ
    ットに伝える歯車列と、歯車列のバックラッシを除去す
    る手段とを設けた請求項2記載の旋削加工装置。
JP26674697A 1997-09-30 1997-09-30 旋削加工方法及び装置 Pending JPH1199401A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110238657A (zh) * 2018-12-19 2019-09-17 吉林瑞铭机电设备有限公司 Eps自动平衡钻孔压销机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110238657A (zh) * 2018-12-19 2019-09-17 吉林瑞铭机电设备有限公司 Eps自动平衡钻孔压销机
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