JPH1199382A - 純水供給システム及び洗浄装置 - Google Patents

純水供給システム及び洗浄装置

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JPH1199382A
JPH1199382A JP9264545A JP26454597A JPH1199382A JP H1199382 A JPH1199382 A JP H1199382A JP 9264545 A JP9264545 A JP 9264545A JP 26454597 A JP26454597 A JP 26454597A JP H1199382 A JPH1199382 A JP H1199382A
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健一 三森
Giretsu Go
義烈 呉
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泰彦 笠間
Takayuki Imaoka
孝之 今岡
Tadahiro Omi
忠弘 大見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄効率のばらつきが少ない洗浄を可能たら
しめる純水供給システムおよび洗浄装置を提供すること
を目的とする。また、高い洗浄効率を達成することがで
きる純水供給システムおよび洗浄装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 洗浄システムは、純水を製造する純水製
造装置1と、純水製造装置1に接続された純水供給配管
10と、純水供給配管10につながる純水使用部3の上
流側の純水供給配管10aに接続した純水に基板洗浄に
有用なガスを溶解するガス溶解装置40とからなる。洗
浄装置は、洗浄槽と、該洗浄槽に至る純水供給配管から
供給される純水に基板洗浄用の有用ガスを溶解するガス
溶解装置とを具備し、有用ガス溶解後の有用ガス含有純
水に超音波を付与するための超音波素子を前記洗浄槽に
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水供給システム
及び洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】純水供給システムとしては、従来、例え
ば図15に示すものが知られている。
【0003】従来の純水供給システムは、概要的には、
点線で囲まれた純水製造装置1と、純水製造装置1に接
続された純水供給配管10とからなっている。
【0004】純水供給配管10は、純水使用部3につな
がっているが本例では、その間に窒素ガスバブリングタ
ワー11a,11b,11c,11dと、サブタンク1
2と、いわゆる2次純水処理系17を介在せしめてあ
る。なお、4は、純水使用部3において未使用の純水を
サブタンクにリターンさせるためのリターン配管であ
る。
【0005】以下にそれぞれの構成を説明する。
【0006】純水製造装置1は、市水を貯蔵するための
市水タンク5、activated carbon6、逆浸透膜(RO)
モジュール7a,7b、透過膜脱気装置8、アニオン交
換機9a、イオン交換機9bから構成されている。acti
vated carbon 6は、市水中の各種の不純物を吸着除去
するために用いる。逆浸透モジュール7a,7bでは、
微粒子およびTOCの除去が行われる。
【0007】図15に示す例では、逆浸透膜装置は7a
と7bとの二つを設けてある。逆浸透膜としては、低圧
複合膜が好適に用いられそれにより省エネルギー化、T
OC除去性能の向上を図っている。
【0008】アニオン交換器9a、イオン交換器9bは
イオン交換樹脂により純水中のイオンを除去するための
装置である。
【0009】窒素ガスバブリングタワーの詳細を図16
に示す。
【0010】窒素ガスバブリングタワー11a,11
b,11c,11dは純水に窒素をバブリング注入する
ことにより純水中の空気を脱気するための装置である。
これは、洗浄処理を行う場合、純水中に溶存酸素が存在
すると被洗浄物(例えばシリコンウエハの表面を酸化し
表面にポーラスな酸化膜を形成してしまうため、窒素ガ
スを純水にバブリングすることにより酸素の積極的な除
去を行うものである。窒素ガスは不活性なためその純水
への溶解は許容するという考え方が従来の思想であっ
た。
【0011】本例では4本の窒素ガスバブリングタワー
11a,11b,11c,11dがそれぞれ配管21
a,21b,21cを介して直列的に接続されている。
窒素バブリングタワー11aの上部には純水供給配管1
0が接続されており、純水製造装置1において製造され
た純水は、窒素バブリングタワー11aに導入され、さ
らに配管21a,21b,21cを介して窒素バブリン
グタワー11b,11c,11dに導入される。窒素バ
ブリングタワー11a,11b,11c,11dの内部
における下部にはそれぞれデフューザー22a,22
b,22c,22dが設けられており、各デフューザー
22a,22b,22c,22dには、窒素ガス導入配
管16が接続されている。窒素導入配管16から窒素を
それぞれのデフューザー22a,22b,22c,22
dに導入すると窒素バブリングタワー21a,21b,
21c,21dにおいてバブル化し、純水内の不要ガス
(主に純水製造装置1において大気から混入した空気)
を純水から追い出す。純水から追い出された不要ガスは
導入した窒素ガスとともに、窒素バブリングタワーの上
部に設けられたガス排出管23を介して外部に排出され
る。
【0012】サブタンク12は純水製造装置において製
造された純水を貯蔵するためのタンクであり、窒素ガス
導入配管16から分岐したガス配管16aを介して内部
に窒素ガスを導入できるようになっている。サブタンク
12内の純水を純水使用部3に供給するとサブタンク内
の純水の水位が下がってくる。そこで、水位調整のため
内部への窒素ガスの導入を行うのである。
【0013】本例では、サブタンク12と純水使用部3
との間にいわゆる2次純水処理系17を設けてある。2
次純水処理系17は、純水製造装置1において製造した
純水を2次処理し、前記純水に残留する微粒子、コロイ
ダル物質、有機物金属、陰イオン等を可及的に取り除い
て、半導体ウエハなどの高い清浄度を必要とする被処理
物のウェット処理に適する超純水(2次純水)とするも
のである。
【0014】図15に示す例では、2次純水処理系17
は、紫外線(UV)酸化装置13、アニオン交換機14
a、最終イオン交換器14b、UF膜装置15を順次接
続することにより構成されており、UF膜装置15は純
水使用部3につながっている。
【0015】紫外線酸化装置13は、紫外線を純水に照
射することにより純水中のTOCを分解するための装置
であり、例えば、185nmオゾン線を用いたものや、
殺菌紫外線を用いたものも使用されている。
【0016】アニオン交換器14a、最終イオン交換器
14bはイオン交換樹脂により純水中のイオンを除去す
るための装置である。
【0017】UF膜装置15は熱水滅菌可能な耐熱性の
膜による純水の熱滅菌を行うための装置である。
【0018】かかる純水供給システムによれば、純水使
用部3においては(すなわち、二次純水処理系を経た後
には)次なる特性の純水が得られる。
【0019】
【表1】
【0020】図17に他の従来例に係る純水供給システ
ムを示す。
【0021】本例における純水供給システムにおいても
図15に示す純水供給システムと同様に、点線で囲まれ
た純水製造装置1と、純水製造装置1に接続された純水
供給配管10とからなっている。
【0022】純水供給配管10は、純水使用部3につな
がっているが本例では、その間にイオン交換機9cと、
サブタンク12と、2次純水処理系17を介在せしめて
ある。
【0023】以下にそれぞれの構成を説明する。
【0024】本例における純水製造装置1は、市水を貯
蔵するための市水タンク5、activated carbon 6、逆
浸透膜モジュール7、イオン交換器9d、貯蔵タンク2
5,透過膜脱気装置8、Pd catalyst resin 24、イオ
ン交換器9cから構成されている。Pd catalyst resin
24はその上流で添加されたN24を用い、O2を除去
するために用いるものである。その他の装置の機能は図
15に示す従来例において説明したものと同様である。
【0025】図17に示す例では、2次純水処理系17
は、紫外線(UV)酸化装置13、アニオン交換機14
a、最終イオン交換器14b、UF膜装置15を順次接
続することにより構成されており、UF膜装置15は純
水使用部3につながっている。
【0026】本例でも、サブタンク12が設けられてお
り、サブタンク12は純水製造装置1において製造され
た純水を貯蔵するためのタンクであり、窒素ガス導入配
管16を介して内部に窒素ガスを導入できるようになっ
ている。
【0027】ところで、従来の純水供給システムにより
純水を純水使用部3に供給し、被洗浄物を洗浄した場
合、洗浄効率にばらつきが生じることがわかった。かか
るばらつきは超音波を純水に付与しながら洗浄を行う場
合に特に顕著に現れる。
【0028】また、純水は、洗浄液としてではなく、各
種溶液(例えば、エッチャント、現像液、レジストのス
トリッパー、メッキ液、IPA)の溶媒としても使用さ
れるが、従来の純水供給システムにより純水使用部に供
給した純水を溶媒として用いた場合にはそれぞれ原因不
明の不良が発生することがある。
【0029】すなわち、エッチャントの場合には、エッ
チングむら、酸化還元電位の変動によるエッチング不
足、エッチング中の気泡の発生などである。
【0030】現像液の場合には、TMAHの変質ひいて
は現像能力減少である。レジストのストリッパーの場合
には剥離効果の現象などである。メッキ液の場合にはメ
ッキむらなどである。IPAの場合には不完全乾燥部の
発生などである。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄効率の
ばらつきが少ない洗浄を可能たらしめる純水供給システ
ムおよび洗浄装置を提供することを目的とする。
【0032】本発明は、高い洗浄効率を達成することが
できる純水供給システムおよび洗浄装置を提供すること
を目的とする。
【0033】本発明は各種溶液の原因不明の不良を防止
することが可能な純水を供給することができる純水供給
システムを提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の純水供給システ
ムは、純水を製造する純水製造装置と、該純水製造装置
に接続された純水供給配管と、該純水供給配管につなが
る純水用部の上流側の純水供給配管に接続した純水に基
板洗浄に有用なガスを溶解するガス溶解装置とからなる
ことを特徴とする。
【0035】本発明者は、従来の純水供給システムによ
り供給される純水により洗浄を行った場合に洗浄効率に
ばらつきが生じる原因を探求したところその原因は純水
中におけるガスの含有量がばらついているためであるこ
とを解明した。
【0036】すなわち、純水製造装置1において、純水
中に大気中から空気が混入する。また、純水製造装置に
おいて混入した空気を除去すべく窒素ガスのバブリング
を行うと空気は純水から除去されるがバブリングを行う
ための窒素ガスが純水に混入してしまう。さらに、サブ
タンクを設けた場合には、水位調整のためにサブタンク
内に導入した窒素ガスがやはり純水中に混入してしま
う。
【0037】従来は、窒素ガスは不活性であるため被洗
浄物へ悪影響(例えば、被洗浄物表面への酸化膜の形
成)をもたらすことはないとして純水中に混入してもさ
しつかえがないと考えられていたのである。しかるに、
たとえ不活性な窒素ガスであってもその純水中への混入
は洗浄効率に悪影響を与えることを本発明者は解明し本
発明をなすに至ったものである。
【0038】本発明では、純水使用部の上流側にガス溶
解装置が設けられているため、このガス溶解装置におい
て所定量のガスを純水に溶解すれば純水中の含有ガス量
を制御することが可能となり、ひいては洗浄効率のばら
つきをなくすことができる。しかも、溶解するガスは基
板洗浄に有用なガスであるためより高い洗浄効率を達成
することが可能となる。
【0039】なお、ガス溶解装置の上流側にガス濃度の
センサーを設けておきガス濃度に応じて溶解する有用ガ
ス量を制御することが好ましい。
【0040】ここで基板洗浄に有用な有用ガスとして、
オゾンガスおよび水素ガスがあげられる。また、有用ガ
スとアルゴンガスなどの不活性ガスとの混合ガスを溶解
せしめてもよい。
【0041】オゾンガスを溶解せしめたオゾン水は酸化
性が強く有機物の除去に有用である。
【0042】また、水素ガスを溶解せしめた水素水は、
超音波を付与しながら洗浄に用いると、微細パーティク
ルの除去効果が著しく向上するため有用ガスとして水素
ガスを用いる場合に本発明は特に有効である。除去効果
が著しく向上する原因は必ずしも明らかではないが、水
素ガスのほうが窒素ガスよりも超音波によるキャビテー
ションが良好に起こっているためではないかと推測され
る。
【0043】なお、有用ガスを純水に溶解するに際して
は、有用ガスを大気圧を超える圧力で純水に溶解せしめ
ることが好ましい。
【0044】ガスを大気圧において溶解せしめると、所
望のガス濃度に達するまでに時間がかかってしまう。ま
た、ガスの溶解量に限度があり、高濃度のたとえば水素
水が得られない。しかるに、大気圧を超える圧力で溶解
せしめると、高濃度のガス溶解純水を短時間でしかも高
濃度で製造することができる。
【0045】本発明の純水供給システムは、純水を製造
する純水製造装置と、該純水製造装置に接続された純水
供給配管と、該純水供給配管につながる純水使用部の上
流側の純水供給配管に接続した純水から脱気を行う脱気
装置とからなることを特徴とする。
【0046】本発明では、純水使用部の上流側の純水供
給配管に接続して脱気装置を設けている。従って、窒素
バブリング時、サブタンクの水位調整時に溶解した窒素
ガスあるいは大気から混入した空気を含む純水中に溶解
している気体を全て(あるいは必要に応じで特定ガス種
を残して)純水から除去することが可能となり、気体を
含まない純水を純水使用部に供給することが可能とな
る。かかる純水を、各種溶液(例えば、エッチャント、
現像液、レジストのストリッパー、メッキ液、IPA)
の溶媒として使用した場合には、従来の純水供給システ
ムにより純水使用部に供給した純水を溶媒として用いた
場合に生じていた原因不明の不良の発生を無くすること
が可能となる。
【0047】本発明の洗浄装置は、洗浄槽と、該洗浄槽
に至る純水供給配管から供給される純水に基板洗浄用の
有用ガスを溶解するガス溶解装置とを具備し、有用ガス
溶解後の有用ガス含有純水に超音波を付与するための超
音波素子を前記洗浄槽に設けたことを特徴とする洗浄装
置。
【0048】本発明の洗浄装置は、有用ガスを溶解する
ガス溶解装置を備えている。従って、洗浄槽には有用ガ
スを含有した有用ガス含有純水を供給することができ、
しかも洗浄槽には超音波素子が備えられているため高い
洗浄力をもって洗浄を行うことができる。
【0049】なお、ここで、有用ガスとしては、水素ガ
スまたはオゾンガスが好適に用いられる。
【0050】
【発明の実施の形態】
(形態例1)図1に形態例1に係る純水供給システムを
示す。
【0051】本形態における純水供給システムは、純水
を製造する純水製造装置1と、純水製造装置1に接続さ
れた純水供給配管10と、純水供給配管10につながる
純水使用部3の上流側の純水供給配管10aに接続した
純水に基板洗浄に有用なガスを溶解するガス溶解装置4
0とからなる。
【0052】以下に本形態をより詳細に説明する。
【0053】本形態の基本構成は、図15に示した従来
の純水供給システムと同じである。すなわち、純水製造
装置1に接続されている純水供給配管10は、窒素バブ
リング装置11a,11b,11c,11d、サブタン
ク12、2次純水処理系17を介して純水使用部3に接
続されている。純水製造装置1、窒素バブリング装置1
1a,11b,11c,11d、サブタンク12、2次
純水処理系17の構成も図15に示すものについて説明
したものと同様であり説明の重複を避けるため説明を省
略する。
【0054】本形態では、ガス溶解装置40が設けられ
ている。ガス溶解装置40には、有用ガス源41がガス
フローコントローラ42を介して接続され、ガス溶解装
置40に導入する有用ガス量を制御して導入し得るよう
になっている。一定量のガス量をガス溶解装置に導入し
得るようにガスフローコントローラ42を設定しておい
てもよいが、純水中のガス量に応じて導入する有用ガス
の量を自動的に制御できるようにするためには、ガス溶
解装置40の上流側に純水供給配管10中のガス量を検
出するセンサー43と、センサー43からの信号に基づ
いてガスフローコントローラ42を制御するための制御
系44を設けておけばよい。これにより経時的に純水中
のガス量が変動したとしても純水使用部3に供給する純
水中のガス量は一定にすることができる。
【0055】(形態例2)図2に第2の実施の形態例を
示す。
【0056】本形態においては、図1に示す第1の実施
の形態において、さらに脱気装置45を設けた点に特徴
がある。すなわち、ガス溶解装置40より上流側の純水
供給配管10bに脱気装置45を接続してある。他の点
は第1の実施の形態と同様である。
【0057】従来の純水供給システムにおいては純水使
用部3に供給される純水は各種ガスを含んでいる。この
各種ガスは次なる理由で純水中に混入する。
【0058】第1に、純水製造装置1は通常大気から完
全には密閉されておらず、従って、純水製造装置におい
て製造された純水中には大気からの混入ガス(空気)が
含まれている。
【0059】第2に大気から混入したガスを除去する場
合には窒素バブリングが行われるが、窒素バブリングに
より大気から混入したガスの除去は行うことはできる
が、逆に窒素が純水に含まれてしまう。窒素は不活性で
あるため、純水中に含まれていても悪影響を及ぼすもの
ではないという考え方が一般的であり、そのため窒素ガ
スの含有を従来は許容していたことは前述した通りであ
る。
【0060】第3に、一般的に、純水製造装置1におい
て製造された純水はサブタンク12に貯蔵される。その
際、サブタンク12内における水位の調整のためサブタ
ンク12内部に窒素ガスが導入される。水位調整のため
の窒素ガスはサブタンク内の純水にも溶解する。
【0061】本形態においては、ガス溶解装置40より
上流側の純水供給配管10bに脱気装置45を接続して
おくことにより、純水に溶解している空気、窒素ガスを
脱気し、ついでガス溶解装置において有用ガスを溶解す
ることができる。
【0062】超音波を純水に付与しながら洗浄を行う場
合、純水にはある程度のガスが溶存していたほうが高い
洗浄効率が達成されることを本発明者は解明しており、
また、所定量のガスを含有せしめた純水に超音波を付与
しながら行う洗浄の場合における洗浄力は、有用ガス
(特に水素ガス)単独含有純水が最も高く、次に、有用
ガス(特に水素ガス)と窒素ガスとの含有純水であり、
窒素ガス単独含有純水が最も低い。
【0063】しかるに、窒素ガスバブリングを行った場
合であって、ガス溶解装置40を設けずに脱気装置45
のみを設けたにすぎない場合には、窒素ガスの単独含有
しか実現できない。また、脱気装置45を設けずにガス
溶解装置40のみを設けたにすぎない場合には有用ガス
と窒素ガスとの含有純水しか実現できない。
【0064】本形態においては、ガス溶解装置40より
上流側の純水供給配管10bに脱気装置45を接続して
おくことにより、脱気装置45で窒素ガスを脱気し、つ
いで、有用ガスを溶解させることができるため有用ガス
の単独含有純水をも製造することができる。脱気装置4
5では純水中に含まれる窒素を完全に脱気することが好
ましい。もし窒素ガス以外に他のガス、例えば酸素、炭
酸ガスを含有している場合(例えば窒素ガスバブリング
を行わない場合)には該他のガスも完全に脱気すること
が好ましい。
【0065】脱気装置45としては、図3に示す構造を
有するいわゆる中空糸脱気モジュールを用いることが好
ましい。
【0066】この脱気モジュールは次なる構造を有して
いる。
【0067】ハウジング50は純水導入口51、純水排
出口52、真空排気口53を有している。ハウジング5
0の内部には複数の中空糸54が内蔵されており、純水
導入口から導入された純水は中空糸54の内部を通過し
て純水排出口52から排出されるようになっている。
【0068】中空糸54はガス透過性の多孔質膜55か
ら中空に形成されている。孔の大きさの異なる多孔質膜
55を適宜選択することにより透過ガスを選択すること
が可能となる。すなわち、窒素ガスを残し、空気の酸素
のみを脱気するように多孔質膜を選択することもできる
し、窒素ガスを含む全ガスを脱気するように多孔質膜を
選択することもできる。
【0069】純水導入口51から純水を導入し、純水を
中空糸54内を通過させるとともに、真空排気口53か
らハウジング50内の真空排気を行うと、純水中のガス
は多孔質膜55を透過して中空糸54の外部に排出さ
れ、純水からの脱気が行われる。脱気後の純水は純水排
出口52から排出されてガス溶解装置40に供給され
る。
【0070】なお、真空排気は必ずしも行う必要はない
が完全な脱気を短時間で行おうとする場合には真空排気
を行うことが好ましい。また、真空度を変えることによ
り必要に応じ脱気量を制御することが可能となる。
【0071】(形態例3)図4に形態例3を示す。
【0072】本形態においては、ガス溶解装置40の上
流側の純水供給配管10bを、脱気装置45が接続した
第一の純水供給配管10cと脱気装置45を具備しない
第二の純水供給配管10dとに分け、これら配管10
c,10dを切り替えてガス溶解装置40に接続可能と
している。なお、配管10c,10dをの切り替えは例
えば三方バルブ46を用いて行えばよい。
【0073】純水使用部3には、その用途に応じて、脱
気せずに有用ガスを含有せしめた純水(有用ガスと窒素
ガスとを含有する純水)と、脱気してから有用ガスを含
有せしめた純水(有用ガスのみ含有純水)とを切り替え
て供給することができる。
【0074】窒素ガスを含有した純水に超音波を照射す
ると、NH4 +イオンを生成し、純水の比抵抗を下げ、純
水による基板の帯電の防止に役立つ。また、場合によっ
て脱気せずに有用ガスを含有せしめた純水での洗浄で十
分であれば脱気するコストを低下せしめて使用すること
が可能となる。
【0075】(形態例4)図5に形態例4に係る純水供
給システムを示す。
【0076】本形態は、図17に示す従来の純水供給シ
ステムにガス溶解装置40を設けたものである。
【0077】なお、センサー43、ガスフローコントロ
ーラ42、制御系44も設けてあり、これらは形態例1
で述べたものと同様である。
【0078】(形態例5)図6に形態例5に係る純水供
給システムを示す。
【0079】本例は図17に示す純水供給システムに脱
気装置45とガス溶解装置40を加えたものである。
【0080】図17に示す純水供給システムを基本構成
とする本例では、窒素バブリングタワーを設けておら
ず、従って、純水製造装置1で製造された純水には空気
が含有されている。従って、純水使用部3における純水
の使用に際して酸素の含有を嫌う場合(例えば半導体ウ
エハの洗浄に際しての酸化膜の形成を回避したい場合)
などには脱気装置45により少なくとも酸素の除去を行
うことができる。
【0081】本形態においても、図4に示したように、
ガス溶解装置40の上流側の純水供給配管10bを、脱
気装置45が接続した第一の純水供給配管10cと脱気
装置45を具備しない第二の純水供給配管10dとに分
け、これら配管10c,10dを切り替えてガス溶解装
置40に接続可能としてもよい。
【0082】(形態例6)図7に形態例6に係る純水供
給システムを示す。
【0083】本形態に係る純水供給システムは、純水を
製造する純水製造装置1と、純水製造装置1に接続され
た純水供給配管10と、純水供給配管10につながる純
水使用部3の上流側の純水供給配管10aに接続した純
水から脱気を行う脱気装置45とからなる。
【0084】本形態では、純水使用部3の上流側の純水
供給配管10aに接続して脱気装置45を設けているた
め、窒素バブリング時、サブタンクの水位調整時に溶解
した窒素ガスあるいは純水製造装置1において大気から
混入した空気を含む純水中に溶解している気体を純水か
ら除去することが可能となり、気体を含まない純水を純
水使用部3に供給することが可能となる。
【0085】純水使用部3における純水取出口にからか
かる純水を取出し、各種溶液(例えば、エッチャント、
現像液、レジストのストリッパー、メッキ液、IPA)
の溶媒として使用した場合には、従来の純水供給システ
ムにより純水使用部に供給した純水を溶媒として用いた
場合に生じていた原因不明の不良の発生を無くすること
が可能となる。
【0086】(形態例7)図8に形態例7に係る純水供
給システムを示す。
【0087】本形態例は図17に示す従来の純水供給シ
ステムに脱気装置45を設けたものである。
【0088】本例における純水製造システムにおいては
純水製造装置1において製造された純水から窒素バブリ
ングによる空気の脱気を行っていない。その一方、サブ
タンク12において窒素ガスが純水中に混入する。従っ
て、脱気装置45としては、窒素ガスと空気の両方を除
去できる脱気装置を用いることが好ましい。例えば、図
3に示した中空糸脱気モジュールにおいて多孔質膜55
の孔の径を窒素ガスと空気が透過し得るようなものを用
いればよい。
【0089】(形態例8)図9に形態例8を示す。
【0090】図9に示すように、形態例6、形態例7で
示した純水供給システムにおいて、純水使用部3の上流
側の純水供給配管10eを脱気装置45が接続した第一
の純水供給配管10fと脱気装置45を具備しない第二
の純水供給配管10gとに分け、これら配管10f,1
0gを切り替えて純水使用部3に接続可能としている。
なお、46は三方バルブである。
【0091】純水使用部3には、その用途に応じて窒素
ガスを含有したままの方がいい場合、あるいは窒素ガス
を含有したままで十分な場合がある、その場合には第二
の純水供給配管10がのラインから純水を純水使用部3
に供給すれば脱気装置45作動に伴うコストを低減させ
ることができる。
【0092】(形態例9)図10に形態例9に係る洗浄
装置を示す。
【0093】本形態では、洗浄槽63,64と、該洗浄
槽63,64に至る純水供給配管74から供給される純
水に基板洗浄用の有用ガスを溶解するガス溶解装置66
とを具備し、有用ガス溶解後の有用ガス含有純水に超音
波を付与するための超音波素子80を洗浄槽63,64
に設けてある。
【0094】以下に本形態に係る洗浄装置をより詳細に
説明する。
【0095】本形態では、洗浄槽は2つ設けてある。た
だし、洗浄槽は1つのみでもよい。さらに必要に応じて
3つと増加してもよい。
【0096】両洗浄槽63,64とも洗浄装置ハウジン
グ内に収納されている。洗浄槽を洗浄槽ハウジング内に
収納することにより、洗浄槽63,64から発生する洗
浄に伴い発生するミストによる洗浄装置が設置されてい
る環境(例えばクリーンルーム)の汚染を防止してい
る。
【0097】洗浄槽ハウジング61内には洗浄槽63,
64のほかに洗浄装置ハウジング61外部と開閉可能な
ローダー62、アンローダー65が設けられており、ロ
ーダー62から被洗浄物を洗浄装置ハウジング61内に
搬入し、アンローダー65から被洗浄物を洗浄装置ハウ
ジング61外に搬出する。これにより洗浄装置ハウジン
グ内が外部大気にできるだけさらされないようにしてい
る。
【0098】洗浄槽63,64には供給配管70を通じ
てガス溶解装置66が接続されている。ガス溶解装置6
6は純水導入口67と、有用ガス導入口68と、排気口
69とを有し、その内部はガス透過膜75を介して純水
通路とガス通路とに隔離されている。純水導供給配管7
4から供給される純水を純水導入口67から内部に流す
とともに、有用ガスを有用ガス導入口68から内部に流
すと有用ガスはガス透過膜75を透過して純水内に移動
する。その結果、有用ガス含有純水を得ることができ
る。
【0099】洗浄槽63,64は被洗浄物を実際に洗浄
を行う槽であり、その例を図11(a),(b)に示
す。
【0100】図11(a)に示す洗浄槽はシャワーノズ
ルタイプである。すなわち、供給配管70の先端にシャ
ワーノズル81が設けられており、その背面にはシャワ
ーノズル81中の純水に超音波を付与するための超音波
素子80が設けられている。従って、供給配管70から
純水供給すると超音波素子80により超音波が付与され
た純水がシャワー状に噴出し、保持体83に保持された
被洗浄物82を洗浄する。なお、図11(a)に示す例
では被洗浄物82は回転軸84により回転しておりいわ
ゆるスピン洗浄が行われる。
【0101】図11(b)に示す洗浄槽はデップ洗浄イ
プである。すなわち、供給配管70から供給される純水
は、内槽85内に溜められ、内槽85内の純水に被洗浄
物82を浸漬することにより被洗浄物82の洗浄を行
う。図11(b)に示す例では内槽85の外部側面に超
音波素子80が設けられており、内槽85の壁を介して
超音波は内槽85内の純水に付与される。もちろん超音
波素子80は側面ではなく、底面に設けてもよい。
【0102】図11(a),(b)のいずれの洗浄槽に
しろ純水に超音波を付与しながら洗浄を行うものであ
り、しかもは、供給配管70から供給される純水はガス
溶解装置66において有用ガスを溶解せしめた純水であ
るため、有用ガス(特に水素ガス)と超音波との相乗作
用により著しい洗浄効率の向上が達成される。
【0103】特に、純水供給配管74を、図6、図7、
図8に示した形態例に係る純水供給システムの純水使用
部3に接続した場合には、供給配管70からは脱気した
純水が供給されるため、脱気と有用ガス(特に水素ガ
ス)と超音波との相乗作用によりパーティクルの除去効
果は著しい。特に、0.5μmから0.1μmの粒子の
除去効果の向上が著しくなる。
【0104】有用ガスとして水素ガスを用いる場合を例
にとると、脱気を行わない場合には、水素ガスの溶解濃
度は0.3ppm〜5ppmが好ましく、1.2ppm
〜2ppmがより好ましい。また、純水に付与する超音
波の周波数は0.1MHz〜5MHzが好ましく、0.
2MHz〜3MHzがより好ましい。
【0105】一方、脱気を行なう場合でも、水素ガスの
溶解濃度は、0.3ppm〜5ppmが好ましく、1.
2ppm〜2ppmがより好ましい。水素ガス以外のガ
スは1ppm以下までと脱気することが好ましく、0.
3ppm以下まで脱気することがより好ましい。純水に
付与する超音波の周波数はやはり0.1MHz〜5MH
zが好ましく、0.2MHz〜3MHzがより好まし
い。
【0106】(形態例10)図12に形態例10に係る
洗浄装置を示す。
【0107】本形態では、ガス溶解装置66を洗浄装置
ハウジング61の内部に設けている。他の点は形態例9
と同様である。
【0108】例えば、オゾンガス含有純水を洗浄に用い
る場合、ガス溶解装置66を洗浄装置ハウジング61の
外部に設けると、ガス溶解装置から洗浄槽63,64ま
での距離が長くなる。オゾンの半減期は非常に短いた
め、ガス溶解装置から洗浄槽までの距離が長いと実際に
オゾンガス含有純水を使用する洗浄槽63,64におい
てはオゾンガスが所望した濃度から低下してしまったオ
ゾンガス含有純水により洗浄を行わざるを得ず、洗浄効
率の低下を招いてしまう。
【0109】本形態では、ガス溶解装置66sを洗浄装
置ハウジング61内部に設けているため、洗浄槽63,
64においてオゾンガスの濃度の低下が少ないオゾンが
含有純水を用いて洗浄を行うことができる。
【0110】オゾンガスを例にとって説明したが、水素
ガスの場合であっても水素ガスの濃度低下を防ぐために
ガス溶解装置66は洗浄装置ハウジング61内に設ける
ことが好ましい。
【0111】なお、図12に示す例では、ガス溶解装置
66はローダー62の近傍に設けているが、洗浄槽6
3,64の直近に設けることがより好ましい。
【0112】(形態例11)図13に形態例11に係る
洗浄装置を示す。
【0113】本形態は図10に示す洗浄装置において、
ガス溶解装置66の上流側の純水供給配管74aに脱気
装置90を接続して設けてある。脱気装置としては図3
に示す脱気装置を用いればよい。なお、図13において
92は純水導入口、91は真空排気口である。
【0114】純水供給配管74の先端は純水供給システ
ムの純水使用部の純水取出口に接続すればよい。その純
水供給システムは脱気装置を有しているものであっても
有していないものであってもよい。純水供給システムが
脱気装置を有している場合には二重脱気を行うことが可
能であり、より完全な脱気が行うことができる。また、
純水供給システムの脱気装置と洗浄装置の脱気装置とで
別異のガスを脱気することもできる。
【0115】他の点は実施の形態例9と同様である。
【0116】(形態例12)図14に形態例12に係る
洗浄装置を示す。
【0117】本例では、実施の形態例11で示したガス
溶解装置66と脱気装置90とを洗浄装置ハウジング6
1内に収納したものである。
【0118】ガス溶解装置66、脱気装置90は洗浄装
置ハウジング61内に収納されているためこれら装置と
純水を実際に使用する洗浄槽63,64との距離が短く
なり、その間における溶解ガス量の減水や不要ガスの混
入を少なくすることができる。また、洗浄装置ハウジン
グ61により大気から遮断されているため、この点から
も不要ガスの混入を低減することができる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄効率のばらつきが
少ない洗浄を可能たらしめる純水供給システムおよび洗
浄装置を提供することができる。
【0120】本発明によれば、高い洗浄効率を達成する
ことができる純水供給システムおよび洗浄装置を提供す
ることができる。
【0121】本発明によれば、各種溶液の原因不明の不
良を防止することが可能な純水を供給することができる
純水供給システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例1に係る純水供給システムのシス
テム概念図である。
【図2】実施の形態例2に係る純水供給システムのシス
テム概念図である。
【図3】脱気装置例を示す一部破砕斜視図である。
【図4】実施の形態例4に係る純水供給システムの純水
供給配管系統図である。
【図5】実施の形態例4に係る純水供給システムのシス
テム概念図である。
【図6】実施の形態例5に係る純水供給システムのシス
テム概念図である。
【図7】実施の形態例6に係る純水供給システムのシス
テム概念図である。
【図8】実施の形態例7に係る純水供給システムのシス
テム概念図である。
【図9】実施の形態例8に係る純水供給システムの純水
供給配管系統図である。
【図10】実施の形態例9に係る洗浄装置のシステム概
念図である。
【図11】洗浄槽の断面図である。
【図12】実施の形態例10に係る洗浄装置のシステム
概念図である。
【図13】実施の形態例11に係る洗浄装置のシステム
概念図である。
【図14】実施の形態例12に係る洗浄装置のシステム
概念図である。
【図15】従来例に係る純水供給システムのシステム概
念図である。
【図16】窒素バブリングタワーの構成概念図である。
【図17】従来例に係る純水供給システムのシステム概
念図である。
【符号の説明】
1 純水製造装置、 3 純水使用部、 4 リターン配管、 5 市水タンク、 6 activated carbon、 7、7a,7b 逆浸透膜(RO)モジュール、 8 透過膜脱気装置、 9a アニオン交換器、 9b、9c、9d イオン交換器、 10、10b 純水供給配管、 10c 第一の純水供給配管、 10d 第二の純水供給配管、 11a,11b,11c,11d 窒素バブリング装
置、 12 サブタンク、 13 紫外線(UV)酸化装置、 14a アニオン交換機、 14b 最終イオン交換器、 15 UF膜装置、 16 ガス導入配管、 16a 分岐したガス配管、 17 2次純水処理系、 21a,21b,21c 配管、 22a,22b,22c,22d デフューザー、 24 Pd catalyst resin、 25 貯蔵タンク、 40 ガス溶解装置、 41 有用ガス源、 42 ガスフローコントローラ、 43 センサー、 44 制御系、 45 脱気装置、 46 三方バルブ、 50 ハウジング、 51 純水導入口、 52 純水排出口、 53 真空排気口、 54 中空糸、 55 多孔質膜、 60 洗浄装置、 61 洗浄装置ハウジング、 62 ローダー、 62,64 洗浄槽、 65 アンローダー、 66 ガス溶解装置、 67 純水導入口、 68 有用ガス導入口、 69 排気口、 70 供給配管、 71,72 バルブ、 73 排出配管、 74 純水供給配管、 75 ガス透過膜、 80 超音波素子、 81 シャワーノズル、 82 被洗浄物、 83 保持体、 84 回転軸、 90 脱気装置、 91 排気口、 92 純水導入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三森 健一 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地株式会 社フロンテック内 (72)発明者 呉 義烈 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地株式会 社フロンテック内 (72)発明者 笠間 泰彦 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地株式会 社フロンテック内 (72)発明者 今岡 孝之 埼玉県戸田市川岸1丁目4番9号オルガノ 株式会社総合研究所内 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2の1の17の 301

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水を製造する純水製造装置と、該純水
    製造装置に接続された純水供給配管と、該純水供給配管
    につながる純水使用部の上流側の純水供給配管に接続し
    た純水に基板洗浄に有用なガスを溶解するガス溶解装置
    とからなることを特徴とする純水供給システム。
  2. 【請求項2】 前記ガス溶解装置より上流側の前記純水
    供給配管に脱気装置を接続したことを特徴とする請求項
    1記載の純水供給システム。
  3. 【請求項3】 前記ガス溶解装置の上流側の純水供給配
    管を前記脱気装置が接続した第一の純水供給配管と前記
    脱気装置を具備しない第二の純水供給配管とに分け、こ
    れら配管を切り替えて前記ガス溶解装置に接続可能とし
    たことを特徴とする請求項2記載の純水供給システム。
  4. 【請求項4】 前記純水製造装置において製造した純水
    を貯蔵するタンクを有することを特徴とする請求項1記
    載の純水供給システム。
  5. 【請求項5】 前記ガス溶解装置が、純水に水素ガスま
    たはオゾンガスを溶解させることを特徴とする請求項1
    記載の純水供給システム。
  6. 【請求項6】 純水を製造する純水製造装置と、該純水
    製造装置に接続された純水供給配管と、該純水供給配管
    につながる純水使用部の上流側の純水供給配管に接続し
    た純水から脱気を行う脱気装置とからなることを特徴と
    する純水供給システム。
  7. 【請求項7】 前記純水使用部の上流側の純水供給配管
    を前記脱気装置が接続した第一の純水供給配管と前記脱
    気装置を具備しない第二の純水供給配管とに分け、これ
    ら配管を切り替えて前記純水使用部に接続可能としたこ
    とを特徴とする請求項6記載の純水供給システム。
  8. 【請求項8】 前記純水製造装置において製造した純水
    を貯蔵するタンクを有することを特徴とする請求項6記
    載の純水供給システム。
  9. 【請求項9】 洗浄槽と、該洗浄槽に至る純水供給配管
    から供給される純水に基板洗浄用の有用ガスを溶解する
    ガス溶解装置とを具備し、有用ガス溶解後の有用ガス含
    有純水に超音波を付与するための超音波素子を前記洗浄
    槽に設けたことを特徴とする洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記ガス溶解装置が、純水に水素ガス
    またはオゾンガスを溶解させることを特徴とする請求項
    9記載の洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記ガス溶解装置の上流側の前記純水
    供給配管に脱気装置を接続して設けたことを特徴とする
    請求項9記載の洗浄装置。
  12. 【請求項12】 請求項6ないし8のいずれか1項記載
    の純水供給システムにおける前記脱気装置の下流側の純
    水供給配管が前記洗浄槽に至る純水供給配管であること
    を特徴とする請求項9記載の洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000302413A (ja) * 1999-04-20 2000-10-31 Kurita Water Ind Ltd オゾン水製造装置
JP2004243260A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Roki Techno Co Ltd オゾン含有超純水の製造方法及び製造装置
JP2011161409A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Panasonic Environmental Systems & Engineering Co Ltd 純水製造装置
JP2014130881A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Ebara Corp 研磨装置

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