JPH1199378A - 循環式生ゴミ処理装置 - Google Patents

循環式生ゴミ処理装置

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Publication number
JPH1199378A
JPH1199378A JP9282673A JP28267397A JPH1199378A JP H1199378 A JPH1199378 A JP H1199378A JP 9282673 A JP9282673 A JP 9282673A JP 28267397 A JP28267397 A JP 28267397A JP H1199378 A JPH1199378 A JP H1199378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
fermenter
suction
sucking
mixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP9282673A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Kato
三郎 加藤
Tetsuo Hiraga
哲男 平賀
Masaaki Taniguchi
正昭 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床設置面積を小さくし、かつ消費電力も抑え
る。 【解決手段】 吸引部36の底面の蓋36cを閉じた状
態で吸引機38を作動させると、吸引部本体36aと収
容部36bの内部が減圧となり、取出し口22からパイ
プ40を通って生ゴミ混合物が吸引部36に移送され
る。パイプ40から吸引部本体36aに吸引された生ゴ
ミ混合物は、吸引部本体36aを通って収容部36bに
落下し、一時的に集められる。収容部36bにある程度
の生ゴミ混合物が集まった状態で、吸引機38の作動を
停止し、吸引部36の底面の蓋36cを開けると、収容
部36bにたまっていた生ゴミ混合物が発酵槽20内へ
落下する。落下終了後、蓋36cを閉じ、吸引機38の
作動を再開する。この繰返しにより、生ゴミ混合物は移
送と落下により混合し、生ゴミと微生物との混合と微生
物への酸素の供給が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物を用いた生
ゴミ処理装置、特に生ゴミと微生物を混合して撹拌する
発酵槽を加温するためのヒータを備えた生ゴミ処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微生物を用いた生ゴミ処理装置は、生ゴ
ミを微生物により水とCO2(炭酸ガス)に分解する。
処理物の減量化のために、微生物が生ゴミを水とCO2
に分解する時に発生する分解熱を用いて、生ゴミの約9
0%を占める水分を蒸発させている。しかし、熱のロス
が多く、この分解熱だけでは水分を十分に蒸発させるこ
とができないので、発酵槽を加温する熱源としてヒータ
が備えられている。また、発酵槽内部の水分を外部に排
出するために、外部から新鮮空気が発酵槽内部に供給さ
れ、水蒸気とCO2がその供給された空気とともに外部
に排出出される。比較的小型の生ゴミ処理装置の基本構
成は、発酵槽、撹拌部、空気供給部、空気排出部、加熱
部、生ゴミ投入部及び発酵槽を取り囲む断熱部等から構
成されている。図1と図2はそのような生ゴミ処理装置
を概略的に表わしたものである。
【0003】図1は横型と称されるもので、撹拌部が横
向きに設置されている。発酵槽2を構成する容器は、そ
の周囲に断熱材にてなる断熱部4を備えている。発酵槽
2の内部には撹拌機6が設けられ、その撹拌機6は水平
方向に支持された回転軸8に撹拌翼が取りつけられ、外
部のモータ10により回転させられる。発酵槽2の上面
には開閉可能な蓋を持つ生ゴミ投入部12が設けられ、
発酵槽2の側部にはファン14により発酵槽内に空気を
供給する空気供給部と、発酵槽内で生成したガスを空気
とともに排出する排出部16が設けられている。さら
に、発酵槽2には微生物を活性化し水分を蒸発させるた
めに発酵槽2を加熱するヒータとそのヒータに通電する
電源を備えた加熱部18が備えられている。
【0004】図2は縦型と称されるものであり、基本的
な構造は図1の横型と同じであるが、縦型では撹拌部6
aの回転軸8aが縦方向に設置されている。垂直方向に
支持された回転軸8には螺旋状の撹拌翼が取りつけら
れ、回転軸8の回転によりその撹拌翼によって生ゴミ混
合物を上方に押し上げながら撹拌していく。撹拌部は生
ゴミと微生物との混合物を撹拌し、更に微生物の呼吸に
必要な酸素を供給する上で重要である。微生物はオガ粉
と称される長さ数mm〜1cm程度の薄片状の木片に吸
着した状態で生ゴミと混合させられる。そのような混合
物を生ゴミ混合物と称す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生ゴミ処理量は微生物
量、すなわち発酵槽の容量により定まるが、発酵槽の上
面に設けられる生ゴミ投入部は、人がそこから生ゴミを
投入できる高さでなければならないという制約があるた
め、発酵槽の高さは制約を受ける。そのため床設置面積
が大きくなる。また、生ゴミ処理装置の動力の大半は撹
拌機を駆動する撹拌部で消費される。消費エネルギーを
抑える観点から省動力化または省電力化が求められてい
る。そこで、本発明は床設置面積を小さくすることがで
き、かつ消費電力も抑えることのできる生ゴミ処理装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では撹拌部として
従来のように撹拌機を駆動する撹拌に代えて、吸引によ
り生ゴミ混合物を移送して循環させることにより、生ゴ
ミと微生物との混合を図り、微生物への酸素供給も図
る。また生ゴミの撹拌を吸引による循環方式に変えるこ
とにより消費電力も抑える。そのため、本発明では従来
の撹拌部に代えて、発酵槽の下部に設けられた取出し
口、発酵槽の上部に設けられ、発酵槽へ通じる底部開口
に開閉可能な蓋を有し、吸引機を備えてその蓋を閉じた
状態で減圧にすることのできる吸引部、及び発酵槽下部
の取出し口とこの吸引部とを連結して生ゴミ混合物をそ
の取出し口から吸引部に移送するパイプからなるゴミ循
環部を備える。
【0007】発酵槽内に生ゴミ混合物が存在する状態
で、吸引部の底部開口の蓋を閉じ、吸引機を作動させる
と、吸引部内が減圧となり、生ゴミ混合物が発酵槽下部
の取出し口からパイプを通って吸引部に移送される。吸
引部に適当な量の生ゴミ混合物がたまったところで吸引
部の底部開口の蓋を開けることにより、吸引部の生ゴミ
混合物が発酵槽内に落下する。このように、生ゴミ混合
物を発酵槽底部からパイプで発酵槽上部の吸引部に移送
し、吸引部から発酵槽内に落下させることを繰り返すこ
とにより、生ゴミ混合物の混合と微生物への酸素の供給
が行なわれる。
【0008】
【実施例】図3は一実施例を表わす。発酵槽20は縦長
の円筒状又は方形状に形成され、その底部の中心に取出
し口22を有し、底面が側方からその取出し口22に向
って下降するようにろう斗状に形成されている。発酵槽
20の中央部よりやや上部の位置に空気供給口24が開
けられ、空気供給口24にはファンによって新鮮空気を
発酵槽20内に供給する空気供給部26が設けられてい
る。また発酵槽20の中央部付近には、発生したガスを
空気とともに排出する空気排出口28が開けられてい
る。空気排出口28よりやや下部の位置に、開閉可能な
蓋を備えた生ゴミ投入部30が設けられている。
【0009】発酵槽20は金属製又は樹脂製であり、そ
の壁面にはヒータ32取りつけられ、電源34によりそ
のヒータを加熱することによって、発酵槽20を微生物
の活性化と生ゴミの分解により発生した水分を蒸発させ
るのに適当な温度に加熱する。発酵槽20の外側は断熱
材からなる断熱部35で覆われている。
【0010】発酵槽20の上部には減圧により生ゴミ混
合物を吸引して集める吸引部36が設けられている。吸
引部36は、下部に落下口37をもち、その落下口37
に向って内径が狭くなった円筒状の吸引部本体36a
と、その下部で落下口37につなかる収納部36bとか
らなり、収容部36bの底面は開口し、その底面の開口
は蓋36cにより開閉可能になっている。その蓋36c
は外部からの操作により開閉することができるようにな
っている。
【0011】吸引部本体36aの頂部は吸引機38につ
ながり、吸引部本体36aで頂部より少し下側の側面に
は発酵槽20の底部の取出し口22に連通するパイプ4
0が連結されている。吸引機38は掃除機のファンのよ
うにモータにより駆動されるものであり、蓋36cを閉
じた状態で吸引部本体36aと収容部36bの内部を減
圧状態にすることができる。
【0012】次に、この実施例の動作について説明す
る。予め発酵槽20内に、微生物をオガ粉に吸着させた
ものを入れておき、生ゴミ投入部30から生ゴミを投入
する。加熱部のヒータ32により発酵槽20を加熱して
おく。吸引部36の底面の蓋36cを閉じた状態で吸引
機38を作動させると、吸引部本体36aと収容部36
bの内部が減圧となり、取出し口22からパイプ40を
通って生ゴミ混合物42が吸引部36に移送される。パ
イプ40から吸引部本体36aに吸引された生ゴミ混合
物42は、矢印で示されるように吸引部本体36aを通
って収容部36bに落下し、一時的に集められる。
【0013】収容部36bにある程度の生ゴミ混合物4
2が集まった状態で、吸引機38の作動を停止し、吸引
部36の底面の蓋36cを開ける。これにより、収容部
36bにたまっていた生ゴミ混合物42が発酵槽20内
へ落下する。落下終了後、蓋36cを閉じ、吸引機38
の作動を再開する。これにより、吸引部36が再び減圧
となって、生ゴミ混合物42の移送が再開される。この
繰返しにより、生ゴミ混合物42は移送と落下により混
合し、生ゴミと微生物との混合と微生物への酸素の供給
が図られる。
【0014】酸素は空気供給部26により外部から新鮮
空気として発酵槽20へ補給され、発酵槽20で発生し
た二酸化炭素と水蒸気が空気とともに排出部28から外
部へ排出される。生ゴミは発酵槽20の内部で重力によ
り下方へ移動し、パイプ40を通って吸引されて上部の
吸引部36へ移送され、吸引部36から再び発酵槽20
内へ落下されることにより、その循環の過程で菌により
分解され、容積が減少していく。吸引機38の動作のオ
ン・オフと吸引部36の底部の蓋36cの開閉は、一定
時間ごとに自動的に繰り返されるように制御する制御部
を設けておくのが好ましい。しかし、その動作を作業者
が手動で行なうようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明では生ゴミ混合物を吸引により発
酵槽の底部から上部へ移送し、上部から落下させて循環
させる方式をとるので、高さに制約を受けず、縦長にし
て設置床面積を小さくすることができる。また生ゴミ混
合物の循環には吸引機を作動させるだけであるので、撹
拌翼を回転させる従来の撹拌部に比べて消費されるエネ
ルギも少なくてすむ。単位時間当たりに循環させる生ゴ
ミ混合物の量は、吸引機の動力により制御することがで
きるので、循環量の制御が容易であり、システムの最適
制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の横型生ゴミ処理装置を示す概略垂直断面
図である。
【図2】従来の縦型生ゴミ処理装置を示す概略垂直断面
図である。
【図3】一実施例を示す概略垂直断面図である。
【符号の説明】
20 発酵槽 22 取出し口 24 空気供給口 26 空気供給部 28 空気排出部 30 生ゴミ投入部 32 ヒータ 36 吸引部 36a 吸引部本体 36b 収容部 36c 収容部底面の蓋 38 吸引機 40 循環用パイプ 42 生ゴミ混合物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータを備えた発酵槽内で生ゴミと微生
    物を混合して撹拌し、その微生物により生ゴミを分解す
    るとともに、生成したガスを入気空気により排出する生
    ゴミ処理装置において、 前記発酵槽の下部に設けられた取出し口、前記発酵槽の
    上部に設けられ、発酵槽へ通じる底部開口に開閉可能な
    蓋を有し、吸引機を備えて前記蓋を閉じた状態で減圧に
    することのできる吸引部、及び前記取出し口とこの吸引
    部とを連結して生ゴミ混合物を前記取出し口から吸引部
    に移送するパイプからなるゴミ循環部を備えたことを特
    徴とする循環式生ゴミ処理装置。
JP9282673A 1997-09-29 1997-09-29 循環式生ゴミ処理装置 Pending JPH1199378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282673A JPH1199378A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 循環式生ゴミ処理装置

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JP9282673A JPH1199378A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 循環式生ゴミ処理装置

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JPH1199378A true JPH1199378A (ja) 1999-04-13

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ID=17655575

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JP9282673A Pending JPH1199378A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 循環式生ゴミ処理装置

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