JPH1199355A - 皮膜形成法及びそれに使用される粉体塗料 - Google Patents

皮膜形成法及びそれに使用される粉体塗料

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JPH1199355A
JPH1199355A JP27794497A JP27794497A JPH1199355A JP H1199355 A JPH1199355 A JP H1199355A JP 27794497 A JP27794497 A JP 27794497A JP 27794497 A JP27794497 A JP 27794497A JP H1199355 A JPH1199355 A JP H1199355A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な形状を有する被塗装物上に、均一な皮
膜を容易に形成できる作業性に優れた皮膜形成法及びそ
れに使用される粉体塗料を提供する。 【解決手段】 予め表面に粘着層を有する被塗装物を、
流動度が0.40以上の粉体塗料中に浸漬させ、これに
外力を与えて被塗装物上に粉体塗料を付着させることを
特徴とする皮膜形成法であり、該皮膜形成法に用いられ
る粉体塗料としては、流動度が0.40のもので、かつ
粉体塗料の粒子と無機微粒子又は架橋樹脂微粒子とが乾
式混合されているものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め表面に粘着層
を有する被塗装物上に粉体塗料を付着させる皮膜形成法
及びそれに使用される粉体塗料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体塗料を用いた皮膜形成は、一
般に、予め表面に燐酸亜鉛処理、燐酸鉄処理、クロメー
ト処理またはサンドブラスト処理等の前処理が施された
金属の被塗装物に、以下のような方法により粉体塗料を
付着させた後、熱処理を行うことにより行われていた。 粉体塗料粒子がエアーの力により流動化している流動
槽内に、粉体塗料の融点以上に加熱された被塗装物を通
過させることにより、粉体塗料の粒子を瞬時に溶融させ
て被塗装物の表面に付着させる流動浸漬法。 荷電された粉体塗料粒子がエアーの力により流動化し
ている流動槽内に、アースを取り付けた被塗装物を通過
させて、粉体塗料粒子を被塗装物の表面に電気的付着力
により付着させる静電流動浸漬法。 粉体塗料粒子をスプレーガンの内部または吐出部で荷
電させてアースを取りつけた被塗装物に吹き付けて、被
塗装物の表面に電気的付着力により付着させる静電スプ
レー塗装法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の流動浸漬法では、粉体塗料粒子を被塗装物に付
着させるには、予め被塗装物を300〜350℃程度の
高温に加熱する工程を設けることが不可欠であること等
から経済性及び作業性等に劣るものであり生産性が低下
するという問題がある。一方、従来の静電流動浸漬法及
び静電スプレー塗装法では、電気的付着力により粉体塗
料を被塗装物上に付着させるため、被塗装物の材質は導
電性材料に制限されることになり、かつ、複雑な形状の
被塗装物を塗装する場合、粉体塗料は被塗装物上の凸部
に選択的に付着し易くなり、その凹部への付着性が悪い
という問題がある。本発明は、従来の技術における上記
した実情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発
明の目的は、複雑な形状を有する被塗装物上にも、粉体
塗料を用いて均一な皮膜を容易に形成できる作業性に優
れた皮膜形成法及びその方法に使用される粉体塗料を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の皮膜形成法は、
予め表面に粘着層を有する被塗装物を、流動度が0.4
0以上(流動度≧0.40)の粉体塗料中に浸漬させ、
これに外力を与えて被塗装物上に粉体塗料を付着させる
ことを特徴とする。なお、本発明における粉体塗料の流
動度とは、嵩比重/真比重により求められる値をいう。
また、本発明の粉体塗料は、予め表面に粘着層を有する
被塗装物を、粉体塗料中に浸漬させ、これに外力を与え
て被塗装物上に粉体塗料を付着させる皮膜形成法に使用
されるものであって、流動度が0.40以上のものであ
ることを特徴とする。この粉体塗料は、無機微粒子又は
架橋樹脂微粒子を乾式混合により添加されていることが
好ましい。なお、本発明における外力とは、粉体塗料を
構成する粒子と被塗装物とを攪拌し、それらを接触又は
衝突させる力を包含するものであり、具体的には、例え
ば、振動、回転、落下等が挙げられる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。まず、図1を参照して、本発明の粉
体塗料が使用される皮膜形成法について説明する。図1
は、本発明の皮膜形成法の一例として、外力に振動を用
いる加震塗装機の一例を示す概略断面図である。図1に
示されているように、加震装置V上に配置された容器C
に、表面に未硬化樹脂やその他の液状樹脂或いは液状物
質等により粘着層が形成された被塗装物Wと後述する粉
体塗料Tを入れ、加震装置Vにより容器Cに振動を与え
て被塗装物Wの表面に皮膜を形成するものである。
【0006】上記の容器Cは、硬質合成樹脂又は金属等
の硬質材等からなっており、上部に開口部c1を有する
碗状に形成されており、また、その底部c2の中央部を
上方に膨出させることにより、開口部c1と同程度の高
さに到達する柱状部c3が突設されている。加震装置V
は、機台Fの上に振動板f3が配置されているものであ
り、その機台Fにはコイルスプリングf1及びf2を設
けて振動板f3と連結されている。振動板f3の中央部
から上部に突設して設けられた垂直軸f4の上端部に、
容器Cの柱状部c3が取着されている。また、振動板f
3の中央部から下部にはモーターf5が取着され、その
モーターf5の出力軸f6には、重錘f7が偏心して取
着されている。従って、モーターf5を回転させること
により、偏心した重錘f7が回転されて、振動板f3上
に取着された垂直軸f4を介して容器Cが加震されるよ
うに設定されている。
【0007】本発明の加震塗装機は、図1に示されてい
るものに限定されるものではなく、容器として円筒状容
器、箱形容器、螺旋管状容器等の種々の容器を使用する
ことができる。また、容器を振動させる代わりに、容器
内に振動体を配置し、粉体塗料を振動させることによっ
ても、または、被塗装物自体を振動させることによって
も皮膜を形成することができる。
【0008】上述の塗装機内においては、被塗装物は粉
体塗料と共に加震されることにより、表面に粘着層が形
成された被塗装物に粉体塗料の粒子(以後、これを「粉
体粒子」ともいう。)が付着する。この付着した粉体粒
子は、振動により他の粉体粒子に叩かれて、粘着層に圧
接または圧入され強固に付着することになる。その後、
さらに粉体粒子に繰り返し叩かれることにより、粘着剤
が粉体粒子付着層の表面に押し出され、その押し出され
た粘着剤に更に粉体粒子が付着する。このようにして、
被塗装物の表面に粉体粒子の付着が徐々に進行する。そ
して、被塗装物の表面の粉体粒子付着層が粉体粒子によ
り叩かれても、もはや粘着剤が粉体粒子付着層の表面に
押し出されなくなった時点で、実質的な粉体粒子の付着
工程、即ち、皮膜形成が終了する。このようにして形成
された粉体粒子付着層には、粉体粒子が多層に、しかも
高密度に充填されているという特徴を有しており、複雑
な形状をした被塗装物の凸部及び凹部にも、均一な膜厚
を有する粉体粒子付着層を形成させることができる。
【0009】そして、本発明の皮膜形成法には、上述の
ように外力として振動を用いる他に、例えば、回転や落
下等を用いることができる。その外力として回転を用い
る方法としては、例えば、内側に攪拌羽を有する容器の
攪拌羽を回転させたり、或いは、容器自体を回転させる
方法が挙げられる。また、外力として落下を用いる方法
としては、例えば、Vブレンダーを用いる方法が挙げら
れる。さらに、外力として回転や落下を用いる場合も、
振動を用いる場合と同様に、被塗装物自体を回転させた
り、落下させることによっても被塗装物上の粘着層に粉
体粒子を付着させることができる。本発明の皮膜形成法
に使用される被塗装物としては、工作機械、車両、船舶
及び飛行機等の各種部品、家電部品、電気・電子部品、
事務機器部品、家具、建材、装飾用品、金具、磁石及び
玩具等が挙げられる。また、それらの被塗装物の材質と
しては、各種金属類、従来では静電粉体塗装が困難とさ
れていた絶縁材料であるセラミックス、ガラス、プラス
チック、木材、紙及び無機化合物等が挙げられる。
【0010】また、上記した皮膜形成法において、被塗
装物の表面には、粉体粒子を付着させるために予め粘着
剤による粘着層が形成されていなければならない。その
粘着剤には、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂等の一般的な未硬化状態の液状
または半液状の樹脂のみならず、アミン類、エーテル
類、グリコール類、タール類、及びスチレン系、アクリ
ル系、フェノール系、イソシアネート系の化合物等のモ
ノマー、オリゴマーまたはポリマー等の一般的な液状ま
たは半液状物質を用いることもできる。その粘着剤とし
ては、熱処理時に溶融した粉体塗料との相溶性が良好で
あるとともに、被塗装物との密着性に優れているものが
好適である。そのためには、粘着剤中にカップリング剤
等の各種添加剤を適宜添加してもよい。また、粘着剤
が、官能基を持つ物質を含む場合には、その官能基と架
橋反応できる官能基を持つ硬化剤を添加することが好ま
しい。その粘着剤が被塗装物と強固に密着すれば、熱処
理後の皮膜と被塗装物との間で接着剤的な働きをするた
め、被塗装物の表面処理を省くことも可能であり極めて
有益である。さらに、粘着剤には、後述する粉体塗料と
同様に、充填剤、増粘剤、着色剤、流展剤、酸化防止
剤、金属粉等の各種添加剤及び各種機能性材料を適宜添
加してもよい。
【0011】被塗装物の表面に粘着層を形成するには、
被塗装物を粘着剤中に浸漬するか、粘着剤をスプレー等
により被塗装物に吹き付けるか、または刷毛やローラー
等により粘着剤を被塗装物に塗布することにより行う。
その際、この粘着剤が高粘度のものであれば、エーテル
類、アルコール類、ケトン類、芳香族化合物等の一般的
な希釈剤を添加して希釈して使用してもよい。また、そ
の際、希釈剤として溶解力の高い溶剤を用いると、被塗
装物の脱脂等の洗浄と粘着層の形成とを同時に行うこと
ができるから効率的である。また、被塗装物上に形成す
る粉体粒子付着層の層厚は、粘着層の層厚及び粘度を調
整することにより任意に調整することが可能である。
【0012】次に、上記した塗装機等を用いる粉体塗装
により、被塗装物の表面に粉体粒子付着層が形成された
後、その被塗装物を塗装機より取り出し、所定の温度及
び時間熱処理することにより成膜が形成される。この所
定の温度及び時間とは、粉体塗料及び粘着剤の構成物質
により好適な膜が形成される条件によって適宜決定され
る温度及び時間である。粉体塗料または粘着剤として熱
硬化性の樹脂が用いられていれば、その樹脂の持ってい
る官能基が、硬化剤の官能基と十分に架橋反応する温度
及び時間であり、また、粉体塗料及び粘着剤が熱可塑性
樹脂であれば、粉体塗料の融点以上であって、かつ熱分
解温度以下の任意の温度及び時間である。
【0013】次に、本発明の皮膜形成法に使用される粉
体塗料について説明する。本発明における粉体塗料は、
予め表面に粘着層が形成された被塗装物を、流動度が
0.40以上(≧0.40)の粉体塗料中に浸漬させ
て、それに外力を与えて粉体塗料を被塗装物上に付着さ
せた後、その被塗装物を熱処理して皮膜を形成させる皮
膜形成法に使用するものである。本発明の粉体塗料には
公知の樹脂を含むものであり、例えば、エポキシ樹脂、
アクリル樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ユリア
樹脂、メラニン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン
樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド
樹脂等の粉体塗料に通常用いられている樹脂を単独で、
または混合して用いられる。これらの粉体塗料中の樹脂
の主成分が熱硬化性樹脂の場合には、熱硬化性樹脂が持
つ官能基と架橋反応し得る官能基を持つ硬化剤を用いる
ことが好ましい。このような硬化剤としては、例えば、
アミン、アミド、ジシアンジアミド、カルボン酸、酸無
水物、イソシアネート、ポリスルフィド、酸ジヒドラジ
ド、イミダゾール等の粉体塗料に用いられている公知の
硬化剤を、単独でまたは混合して用いられる。また、そ
の粉体塗料には、必要に応じて、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、タルク等の各種充填剤、シリカ、アルミナ、
水酸化アルミニウム等の各種増粘剤、酸化チタン、カー
ボンブラック、酸化鉄、銅フタロシアニン、アゾ顔料、
縮合多環式化合物顔料等の各種着色剤、ポリアクリル酸
ブチルエステル等のアクリルオリゴマー、シリコーン等
の各種流展剤、ベンゾイン等の各種発泡防止剤、さらに
は硬化促進剤、ワックス、カップリング剤、酸化防止
剤、磁性粉、各種金属粉等の各種添加剤及び各種機能性
材料を適宜添加することができる。
【0014】本発明の皮膜形成法に用いる粉体塗料を製
造するには、例えば、上記した材料から構成される粉体
塗料組成物をミキサーまたはブレンダー等を用いて乾式
混合した後、ニーダーにより溶融混練して冷却する。次
に、機械式または気流式の粉砕機を用いて粉砕した後、
分級することにより粉体塗料の粒子を得ることができ
る。また、本発明においては、上述の方法により製造さ
れるものの他に、例えば、スプレードライ法または重合
法等により得られる粉体塗料の粒子も使用することがで
きる。
【0015】本発明の粉体塗料は、上記したように、外
力を付与することにより、予め粘着層が形成された被塗
装物上に粉体塗料を付着させる皮膜形成法に使用するも
のであり、その粉体塗料は流動度が0.40以上でなけ
ればならない。本発明において、粉体塗料を規定する流
動度とは、嵩比重/真比重により求められる値であり、
粉体塗料の粒子同士の凝集力を表しているものであり、
その値が大きい程、凝集力は小さくなり凝集し難いもの
であることを意味している。なお、嵩比重は、JIS
K 5101.20.1の静置法に準じて測定し、ま
た、真比重は、JIS K 0061.5.2 比重瓶
法に準じて測定した。本発明の皮膜形成法により平滑な
皮膜を得るためには、被塗装物上の粉体粒子付着層の表
面に、粘着剤により固定されていない粉体粒子が付着し
てないことが必要であり、そのために流動度が0.40
以上の高い粉体塗料を用いることが重要である。その流
動度が0.40未満の粉体塗料を本発明の皮膜形成法に
用いて皮膜形成を行うと、粉体粒子の衝突力により、被
塗装物上の粉体粒子付着層の表面に、丘状(凸状)に粉
体粒子の凝集物(ソフトケーキング)が発生し易くな
る。この粉体塗料の凝集物は、指で触れると崩れる程度
の軟らかいソフトケーキングであっても、ひとたび被塗
装物上に付着すると、被塗装物に振動を与えても、ある
いは、僅かに加圧したエアーを吹きかけても除去するこ
とは困難であり、この凝集物が付着した状態で熱処理さ
れると、熱処理後の皮膜表面に丘状の凸部が形成されて
皮膜表面の平滑性が低下するという現象が発生する。ま
た、流動度が0.40未満の粉体塗料を用いると、粉体
塗料の自重と外力による粉体粒子の衝撃力とによって、
塗装機底面で粉体塗料の凝集が発生し易くなり、やが
て、その凝集物が剥がれて粉体塗料中に混入すると、そ
の凝集物が被塗装物の表面に付着し、皮膜表面の平滑性
を低下させることになる。これらの理由から、本発明の
皮膜形成法に用いる粉体塗料は、流動度が0.40以上
の高いものでなければならない。
【0016】一般に、粉体塗料の流動度が0.40以上
の高いものを得るには、次のような方法により行われ
る。 (1)粉体塗料の平均粒子径を大きくする。 (2)全粉体塗料粒子中の微粒子の割合を小さくする。 (3)粉体塗料の粒子を球形にする。 (4)粉体塗料の粒子の表面を改質する。
【0017】上記(1)の方法では、粉体塗料の平均粒
子径が大きくなると流動度は高くなるが、被塗装物上の
粉体粒子付着層の表面における凹凸(付着粒子の山と谷
との高低差)が大きくなり、熱処理後の皮膜表面の平滑
性が低下するという欠点がある。本発明の皮膜形成法で
は、使用される粉体塗料の平均粒子径は、体積平均粒子
径で10〜100μmの範囲のものが好ましく、より好
ましくは15〜50μmである。
【0018】また、(2)の方法では、粉体塗料は5μ
m以下の微粒子数の割合が少ない程流動度は向上する。
通常、粉体塗料の粒子が微細になる程、その比表面積が
増加してファンデルワールス力等の分子間力が大きくな
り、微粒子は凝集して流動度を低下させるようになる。
そのため、気流式の分級機等を用いて微粒子を除去する
と、粉体塗料の流動度を高くすることができる。本発明
の皮膜形成法に使用される粉体塗料は、5μm以下の微
粒子の割合が個数割合で60%以下であることが好まし
い。
【0019】また、(3)の方法では、粉体塗料は、そ
の粒子の形状が球形に近くなるほど流動度が高くなる。
一般に、粉体塗料組成物を溶融混練した後、粉砕及び分
級して得られる粉体塗料の粒子は、不定形であって、そ
の状態では比表面積が大きく、ファンデルワールス力等
の粒子間力や粒子同士の摩擦抵抗が大きいため、流動度
は低いものである。この粉体粒子を球形化させるには、
熱や衝撃力等を利用する方法がある。その熱を利用する
方法としては、例えば、粉体塗料の融点以上の熱気流中
に粉体塗料の粒子を噴射し、一瞬に溶融させた後、冷却
して球形化させるサーフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)がある。また、熱及び衝撃力を利用す
る方法としては、例えば、高速で回転するローターに粉
体塗料の粒子を衝突させ、粉体塗料の粒子の衝撃力とそ
れにより発生する熱とにより球形化処理を行うナラ・ハ
イブリダイゼーション・システム(奈良機械製作所製)
または粉体塗料をヘンシェルミキサー内で粉体塗料のガ
ラス転移温度(Tg)より約10〜15℃高い温度に加
温し、それを高速で撹拌して球形化させる方法等があ
る。一方、懸濁重合や乳化重合等の重合法及びスプレー
ドライ法による粉体塗料は、球形化処理を行わずとも、
その製造工程で球形に近い形状の粉体塗料を得ることが
でき、粉砕法で得られたものよりも流動度の高いもので
ある。
【0020】また、(4)の方法では、粉体塗料は、そ
の粒子の表面改質を行うことにより、流動度を高めるこ
とができる。粉体粒子の表面改質法には、例えば、粉体
粒子の表面に流動性付与剤を付着させる方法があり、そ
の流動性付与剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、
二酸化チタン等の無機微粒子、メチルメタクリレート等
の架橋樹脂微粒子またはステアリン酸亜鉛、ラウリン酸
リチウム等の金属石鹸等が用いられる。上記の流動性付
与剤を粉体粒子の表面に付着させるには、例えば、ブレ
ンダーやミキサー等を用いて、粉体粒子と流動性付与剤
とを乾式混合する方法が一般的である。その付着とは、
粉体粒子の表面に流動性付与剤が単に付着しているのみ
でよく、または粉体粒子の内部に埋め込まれていてもよ
い。
【0021】本発明における粉体塗料としては、流動度
が0.40以上のものである限り、上記した方法又はこ
れらを組み合せる方法等のいずれの方法により流動度を
向上させたものも使用可能である。
【0022】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の粉体塗料及
びそれを用いる皮膜形成法について説明するが、本発明
はこれらにより限定されるものではない。 実施例1 エポキシ樹脂 96.1重量% (商品名:エピコート1004、油化シェルエポキシ社製) 硬化剤(ジシアンジアミド) 2.1重量% 硬化促進剤(イミダゾール) 0.3重量% 流展剤(ポリアクリル酸ブチルエステル) 1.0重量% 発泡防止剤(ベンゾイン) 0.5重量% 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合し
た後、110℃の温度条件下でニーダーを用いて溶融混
練し、これらを冷却させた後、気流式の粉砕機により粉
砕させた。次いで、気流式の分級機を用いて粒子径の大
きな粒子を除去することにより粉体粒子aを得た。この
粉体粒子aは、嵩比重が0.45g/cm3 、真比重が
1.19g/cm3 であり、流動度は0.38であっ
た。次に、得られた粉体粒子a100重量部に対して、
シリカ微粒子(X−37、トクヤマ社製)1.0重量部
を乾式混合することにより、嵩比重が0.51g/cm
3 、真比重が1.19g/cm3 であり、流動度が0.
43の粉体塗料Aを得た。
【0023】 実施例2 ポリエステル樹脂 56.0重量% (商品名:ER−6680、日本エステル社製) 硬化剤(ブロックドイソシアネート) 10.0重量% 硬化促進剤(ジブチル錫マレート) 0.2重量% 流展剤(ポリアクリル酸ブチルエステル) 0.5重量% 発泡防止剤(ベンゾイン) 0.3重量% 着色剤(二酸化チタン) 33.0重量% 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合し
た後、110℃の温度条件下でニーダーを用いて溶融混
練し、これらを冷却させた後、気流式の粉砕機により粉
砕させた。次いで、気流式の分級機を用いて粒子径の小
さな粒子及び大きな粒子を除去することにより粉体粒子
bを得た。この粉体粒子bは、嵩比重が0.59g/c
3 、真比重が1.57g/cm3 であり、流動度は
0.38であった。得られた粉体粒子b100重量部に
対して、シリカ微粒子(H3004、ヘキスト社製)
1.0重量部を乾式混合することにより、嵩比重が0.
66g/cm3 、真比重が1.57g/cm3 であり、
流動度が0.42の粉体塗料Bを得た。
【0024】 実施例3 アクリル樹脂 80.0重量% (商品名:PD−7690、三井東圧社製) 硬化剤(ドデカン二酸) 18.5重量% 流展剤(ポリアクリル酸ブチルエステル) 1.0重量% 発泡防止剤(ベンゾイン) 0.5重量% 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合し
た後、110℃の温度条件下でニーダーを用いて溶融混
練し、これらを冷却させた後、気流式の粉砕機により粉
砕させた。次いで、気流式の分級機を用いて粒子径の小
さな粒子を除去することにより粉体粒子cを得た。この
粉体粒子cは、嵩比重が0.43g/cm3 、真比重が
1.11g/cm3 であり、流動度は0.39であっ
た。得られた粉体粒子100重量部に対して、アルミナ
微粒子(日本アエロジル社製:アルミナC)0.3重量
部を乾式混合することにより、嵩比重が0.50g/c
3 、真比重が1.11g/cm3 であり、流動度が
0.45の粉体塗料Cを得た。
【0025】実施例4 実施例1で得られた粉体粒子aを、ナラ・ハイブリダイ
ゼーション・システム(NHS−1型、奈良機械製作所
製)に投入し、機内温度が75℃になるように、750
0rpmで3分間球形化処理を施すことにより、嵩比重
が0.48g/cm3 、真比重が1.19g/cm3
あり、流動度が0.40の粉体塗料Dを得た。
【0026】実施例5 実施例3で得られた粉体粒子c100重量部に対して、
メチルメタクリルレートの架橋樹脂微粒子(綜研化学社
製:MP−5500)1.0重量部を乾式混合すること
により、嵩比重が0.48g/cm3 、真比重が1.1
1g/cm3 であり、流動度が0.43の粉体塗料Eを
得た。
【0027】実施例6 実施例3で得られた粉体粒子cを、気流式の分級機を用
いて更に分級を施し、粒子径の小さな粒子を除去するこ
とにより、嵩比重が0.46g/cm3 、真比重が1.
11g/cm3 であり、流動度が0.41の粉体塗料F
を得た。
【0028】比較例1 実施例1で得られた粉体粒子a(流動度 0.38)を
粉体塗料Gとした。 比較例2 実施例2で得られた粉体粒子b(流動度 0.38)を
粉体塗料Hとした。 比較例3 実施例3で得られた粉体粒子c(流動度 0.39)を
粉体塗料Iとした。
【0029】上記の各実施例及び比較例において得られ
た粉体塗料について、体積平均粒子径、5μm以下の粒
子の個数割合、嵩比重及び真比重の測定結果及び流動度
を表1に示す。
【表1】
【0030】実施例7 実施例1で得られた粉体塗料Aを用いて、下記のとお
り、皮膜形成の塗装試験を行うとともに、被塗装物上に
形成された皮膜の評価を行った。 (1)被塗装物 被塗装物は、表面処理していない厚さ0.8mmの鋼板
を40×40mmに切断したものを使用した。 (2)洗浄及び粘着層の形成 粘着剤は、液状エポキシ樹脂(YD−127、東都化成
社製)と硬化剤(C11Z、四国化成社製)とを95:5
の比率で混合したものをアセトンで5%に希釈したもの
を使用した。その粘着剤の5%溶液中に上記の切断した
鋼板を、その鋼板の洗浄を兼ねて浸漬した後、ドライヤ
ーの温風で30秒間乾燥させて鋼板の表面に粘着層を形
成した。 (3)塗装機 塗装機は、図1に示すものと同じ構造のものを使用し、
容器Cには容積2.8リットルで、深さ150mmのも
のを用いた。
【0031】(4)皮膜形成 粉体塗料Aを1kg容器Cに投入して加震し、次いで表
面に粘着層が形成された上記鋼板を容器Cに投入して2
分間皮膜の形成を行った。その後、その鋼板を取り出し
て、目視により鋼板上の粉体粒子付着層表面における凝
集の発生の有無を評価した。次に、その鋼板を熱風乾燥
炉に入れて180℃で20分間熱処理を行って成膜さ
せ、これを十分に冷却した後、皮膜の膜厚、表面の平滑
性、被塗装物との密着性について以下の方法により測定
した。 膜厚:膜厚計(商品名:LZ−200、KETT社製)
で被塗装物1枚につき5点測定し、その平均値を皮膜の
膜厚とした。 表面の平滑性:目視により皮膜表面の平滑性を評価し
た。 密着性:JIS K5400 8.5.2の碁盤目テー
プ法に準じて測定した。
【0032】実施例8〜12 実施例2〜6で得られた粉体塗料B〜Fを順次使用した
こと以外は、実施例7と全く同様にして、それぞれ皮膜
形成の塗装試験を行うとともに、被塗装物上に形成され
た皮膜の評価を行った。
【0033】比較例4〜6 比較例1〜3における粉体塗料G〜Iを順次使用したこ
と以外は、実施例7と全く同様にして、それぞれ皮膜形
成の塗装試験を行うとともに、被塗装物上に形成された
皮膜の評価を行った。
【0034】上記実施例7〜12及び比較例4〜6にお
いて得られた評価結果を、表2に示す。
【表2】 表中、○は粉体粒子付着層の表面に凝集物が付着してい
ないものであり、×は凝集物が付着しているものであ
る。また、膜厚中の( )内は、丘状の凸部の膜厚の測
定値である。
【0035】表1及び表2より明らかなように、実施例
のものは、いずれも流動度が0.40以上の粉体塗料を
用いて前述の皮膜形成法により皮膜形成を行っているか
ら、被塗装物上に均一な皮膜が形成されるとともに、熱
処理後の皮膜の被塗装物への密着性は全て良好であっ
た。さらに、上記の実施例1〜5の粉体塗料A〜Eを用
いて、25mmに切断した内径28mmφで厚さ1.0
mmの鉄製パイプを直径方向に切断して、本発明の皮膜
形成法により皮膜を形成して熱処理した後、内面及び外
面の皮膜の膜厚及び平滑性を調べたところ、均一な膜厚
の平滑な皮膜が形成されていた。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、予め表面に粘着層を有
する被塗装物を、流動度が0.40以上の粉体塗料中に
浸漬させて外力を付与して被塗装物上に粉体塗料を付着
させるから、複雑な形状を有する被塗装物の凹部にも、
均一な膜厚の平滑な粉体塗装を施すことが可能となっ
た。また、本発明の粉体塗装法は、従来の粉体塗装では
困難とされていた絶縁性の被塗装物に対しても容易に粉
体塗装を行うことができるので、工業的に極めて有用な
ものであり各種物品の塗装に応用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粉体塗料を用いて皮膜形成を行う塗
装機の一例の概略断面図である。
【符号の説明】
C…容器、c1…開口部、c2…底部、c3…柱状部、
V…加震装置、F…機台、f1及びf2…コイルスプリ
ング、f3…振動板、f4…垂直軸、f5…モーター、
f6…出力軸、f7…重錘、T…混合体、W…被塗装
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板谷 修 京都府京都市西京区松室追上町22番地の1 エリーパート2 401号 インターメタ リックス株式会社内 (72)発明者 藤原 晃 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所化成品事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め表面に粘着層を有する被塗装物を、流
    動度が0.40以上の粉体塗料中に浸漬させ、これに外
    力を与えて被塗装物上に粉体塗料を付着させることを特
    徴とする皮膜形成法。
  2. 【請求項2】予め表面に粘着層を有する被塗装物を、粉
    体塗料中に浸漬させ、これに外力を与えて被塗装物上に
    粉体塗料を付着させる皮膜形成法に使用される流動度が
    0.40以上のものであることを特徴とする粉体塗料。
  3. 【請求項3】粉体塗料が、無機微粒子又は架橋樹脂微粒
    子を乾式混合により添加されているものであることを特
    徴とする請求項2に記載の粉体塗料。
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