JPH1198781A - フッキング装置 - Google Patents

フッキング装置

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Publication number
JPH1198781A
JPH1198781A JP25532097A JP25532097A JPH1198781A JP H1198781 A JPH1198781 A JP H1198781A JP 25532097 A JP25532097 A JP 25532097A JP 25532097 A JP25532097 A JP 25532097A JP H1198781 A JPH1198781 A JP H1198781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
hook
hook arm
guide member
commutator
Prior art date
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Pending
Application number
JP25532097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ogiwara
俊幸 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Priority to JP25532097A priority Critical patent/JPH1198781A/ja
Publication of JPH1198781A publication Critical patent/JPH1198781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電機子鉄心に隣接して配置される
整流子の外周に形成されるフック部に導線を係止するた
めのフッキング装置に関し、フックアームの先端部が、
電機子鉄心のコイルに干渉することを容易,確実に防止
することを目的とする。 【解決手段】 電機子鉄心13に隣接して配置される整
流子17の外周に形成されるフック部19に導線23を
係止するためのフッキング装置において、フックアーム
31のカム面31cがアーム案内部材39の案内面39
aを越えた時にフックアーム31の先端部31aを整流
子17のフック部19に向けて回動させるように構成し
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電機子鉄心に隣接
して配置される整流子の外周に形成されるフック部に導
線を係止するためのフッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータの電機子は、図4に示す
ように、電機子鉄心1の複数の芯部1aに、それぞれ導
線を巻回して複数のコイル2を形成し、電機子鉄心1に
隣接して整流子3を配置して構成されている。そして、
このような電機子では、各コイル2の導線が、電機子鉄
心1に隣接して配置される整流子3の外周に形成される
フック部4に係止される。
【0003】従来、このようなフック部4への導線の係
止は、図5に示すように、水平方向に直線状に移動され
るフックアーム5の先端部5aを、フック部4に位置さ
せ、図示しないフライヤからの導線を、フックアーム5
の先端部5aに導くことにより行われている。そして、
従来、フックアーム5の先端部5aが、電機子鉄心1の
コイル2に干渉することを防止するため、フック部4へ
の導線の係止は、図5に示したように、整流子3を電機
子鉄心1から下方に引き出した状態で行われ、全ての芯
部1aへの導線の巻回、および全てのフック部4への導
線の係止後に、電機子鉄心1に整流子が圧入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフッキング方法では、フックアーム5の先端
部5aが、電機子鉄心1のコイル2に干渉することを防
止するため、図5に示したように、整流子3を電機子鉄
心1から下方に引き出した状態に位置させるための圧入
工程と、図4に示したように、整流子3を電機子鉄心1
に完全に装着させるための圧入工程が必要になるため、
組立工数が増大するという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、フックアームの先端部が、電機子
鉄心のコイルに干渉することを容易,確実に防止するこ
とができるフッキング装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のフッキング装
置は、電機子鉄心に隣接して配置される整流子の外周に
形成されるフック部に導線を係止するためのフッキング
装置において、フライヤの回転中心軸上に配置されるシ
リンダと、前記シリンダの前記電機子鉄心側に配置され
前記シリンダのピストンロッドが挿入される導線案内部
材と、前記導線案内部材に外周から中心に向けて形成さ
れる切欠部に配置され前記電機子鉄心側に先端部が形成
されるフックアームと、前記ピストンロッドの前記電機
子鉄心側から前記切欠部側に突出して形成される支持部
材に前記フックアームを揺動可能に支持する支持手段
と、前記切欠部の前記電機子鉄心側に配置され前記フッ
クアームの内側に形成されるカム面が摺動される案内面
を備えたアーム案内部材と、前記フックアームのカム面
が前記アーム案内部材の案内面を越えた時に前記フック
アームの先端部を前記整流子のフック部に向けて回動さ
せる付勢手段とを備えてなることを特徴とする。
【0007】(作用)請求項1のフッキング装置では、
シリンダのピストンロッドが、導線案内部材内を電機子
鉄心側に移動されると、フックアームに形成されるカム
面が、アーム案内部材に形成される案内面に当接され
る。そして、ピストンロッドのさらなる移動により、フ
ックアームのカム面がアーム案内部材の案内面に沿って
摺動し、フックアームのカム面がアーム案内部材の案内
面を越えた時に、付勢手段によりフックアームが支持手
段を中心にして回動され、フックアームの先端部が、整
流子のフック部に向けて回動される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明のフッキング装置の一
実施形態を示している。図において、符号11は、扁平
モータの電機子を示している。この電機子11では、電
機子鉄心13の複数の芯部13aに、それぞれ導線が巻
回され複数のコイル15が形成される。
【0009】また、電機子鉄心13に隣接して整流子1
7が配置され、整流子17の外周には、複数のフック部
19が形成されている。なお、この状態では、整流子1
7は、電機子鉄心13から下方に引き出されておらず、
電機子鉄心13に完全に圧入されている。図3におい
て、符号21は、電機子鉄心13の芯部13aに導線2
3を巻回するためのフライヤを示している。
【0010】このフライヤ21の回転中心軸上には、空
気圧シリンダからなるシリンダ25が配置されている。
このシリンダ25の電機子鉄心13側には、図1に示す
ように、シリンダ25のピストンロッド27が挿入され
る導線案内部材29が配置されている。導線案内部材2
9は、電機子鉄心13側に向けて縮径する円錐台形状と
されている。
【0011】なお、この実施形態では、シリンダ25の
電機子鉄心13側に円筒状の筒状部25aが一体形成さ
れており、この筒状部25a内にピストンロッド27が
挿入されている。導線案内部材29には、外周から中心
に向けて切欠部29aが形成されている。この切欠部2
9aには、電機子鉄心13側に先端部31aが形成され
るフックアーム31が配置されている。
【0012】ピストンロッド27の電機子鉄心13側に
は、支持部材33が連結されている。この支持部材33
は、シリンダ25の円筒部25aに形成される切欠溝2
5bから切欠部29a側に突出されている。支持部材3
3は、ピストンロッド27から外周に向けて突出する垂
直部33aと、この垂直部33aの先端から電機子鉄心
13側に向けて突出する支持部33bとを有している。
【0013】支持部33bの先端には、ピン部材35を
用いた支持手段37により、フックアーム31の内側中
央が揺動可能に支持されている。フックアーム31のピ
ン部材35より内側で、かつ、支持部材33の垂直部3
3a側となる位置には、三角形状の突出部31bが形成
されている。
【0014】そして、突出部31bの電機子鉄心13側
の面がカム面31cとされている。切欠部29aの電機
子鉄心13側には、アーム案内部材39が配置されてい
る。このアーム案内部材39は、導線案内部材29の電
機子鉄心13側の中央に一体形成される固定部41に固
定されている。アーム案内部材39のシリンダ25側に
は、フックアーム31の内側に形成されるカム面31c
が当接される案内面39aが形成されている。
【0015】そして、この実施形態では、フックアーム
31のピン部材35より外側で、かつ、突出部31b側
に、付勢手段である引っ張りコイルスプリング43の一
端がピン部材45を介して連結されている。このコイル
スプリング43の他端は、支持部材33の垂直部33a
の先端にピン部材47を介して連結されている。
【0016】すなわち、このコイルスプリング43は、
フックアーム31のカム面31cがアーム案内部材39
の案内面39aを越えた時に、フックアーム31の先端
部31aを整流子17のフック部19に向けて回動可能
な位置に配置されている。また、この実施形態では、シ
リンダ25の電機子鉄心13と反対側には、作動流体で
ある圧縮空気を供給する空気流入口25cが開口されて
いる。
【0017】そして、導線案内部材29の固定部41
と、ピストンロッド27に形成される穴部27aの底面
との間にピストンロッド27を空気流入口25c側に付
勢するコイルスプリング49が配置されている。上述し
たフッキング装置では、シリンダ25の空気流入口25
cから圧縮空気が流入されると、シリンダ25のピスト
ンロッド27が、導線案内部材29内を電機子鉄心13
側に移動され、図2に示すように、支持部材33に揺動
可能に連結されるフックアーム31に形成されるカム面
31cが、アーム案内部材39に形成される案内面39
aに当接される。
【0018】そして、ピストンロッド27のさらなる移
動により、フックアーム31のカム面31cがアーム案
内部材39の案内面39aに沿って摺動し、フックアー
ム31のカム面31cがアーム案内部材39の案内面3
9aを越えると、図3に示すように、付勢手段であるコ
イルスプリング43によりフックアーム31がピン部材
35を中心にして回動され、フックアーム31の先端部
31aが、整流子17のフック部19に向けて回動され
る。
【0019】そして、この状態で、フライヤ21からの
導線23が、フックアーム31の先端部31aに案内さ
れ、公知のフライヤ21の回動動作により導線23がフ
ック部19に係止される。以上のように構成されたフッ
キング装置では、フックアーム31のカム面31cがア
ーム案内部材39の案内面39aを越えた時に、フック
アーム31の先端部31aが整流子17のフック部19
に向けて回動されるため、フックアーム31の先端部3
1aが、電機子鉄心13のコイル15に干渉することを
容易,確実に防止することができる。
【0020】従って、整流子17を電機子鉄心13から
下方に引き出した状態に位置させる圧入工程が不要にな
り、組立工数を低減することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のフッキン
グ装置では、フックアームのカム面がアーム案内部材の
案内面を越えた時に、フックアームの先端部が整流子の
フック部に向けて回動されるため、フックアームの先端
部が、電機子鉄心のコイルに干渉することを容易,確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフッキング装置の一実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1のフッキング装置においてフックアームの
カム面がアーム案内部材の案内面に当接した状態を示す
断面図である。
【図3】図1のフッキング装置においてフックアームの
先端部が整流子のフック部側に向けて傾斜した状態を示
す断面図である。
【図4】モータの電機子を示す説明図である。
【図5】従来のフッキング方法を示す説明図である。
【符号の説明】
13 電機子鉄心 17 整流子 19 フック部 21 フライヤ 23 導線 25 シリンダ 27 ピストンロッド 29 導線案内部材 29a 切欠部 31 フックアーム 31a 先端部 31c カム面 33 支持部材 37 支持手段 39 アーム案内部材 39a 案内面 43 コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子鉄心(13)に隣接して配置され
    る整流子(17)の外周に形成されるフック部(19)
    に導線(23)を係止するためのフッキング装置におい
    て、 フライヤ(21)の回転中心軸上に配置されるシリンダ
    (25)と、 前記シリンダ(25)の前記電機子鉄心(13)側に配
    置され前記シリンダ(25)のピストンロッド(27)
    が挿入される導線案内部材(29)と、 前記導線案内部材(29)に外周から中心に向けて形成
    される切欠部(29a)に配置され前記電機子鉄心(1
    3)側に先端部(31a)が形成されるフックアーム
    (31)と、 前記ピストンロッド(27)の前記電機子鉄心(13)
    側から前記切欠部(29a)側に突出して形成される支
    持部材(33)に前記フックアーム(31)を揺動可能
    に支持する支持手段(37)と、 前記切欠部(29a)の前記電機子鉄心(13)側に配
    置され前記フックアーム(31)の内側に形成されるカ
    ム面(31c)が摺動される案内面(39a)を備えた
    アーム案内部材(39)と、 前記フックアーム(31)のカム面(31c)が前記ア
    ーム案内部材(39)の案内面(39a)を越えた時に
    前記フックアーム(31)の先端部(31a)を前記整
    流子(17)のフック部(19)に向けて回動させる付
    勢手段(43)と、 を備えてなることを特徴とするフッキング装置。
JP25532097A 1997-09-19 1997-09-19 フッキング装置 Pending JPH1198781A (ja)

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JP25532097A JPH1198781A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 フッキング装置

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JPH1198781A true JPH1198781A (ja) 1999-04-09

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ID=17277152

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JP25532097A Pending JPH1198781A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 フッキング装置

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JP (1) JPH1198781A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009065822A (ja) * 2007-08-13 2009-03-26 Mitsuba Corp アーマチュアの巻線装置およびその方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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