JPH1198642A - 配線器具用プレート - Google Patents

配線器具用プレート

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JPH1198642A
JPH1198642A JP9249185A JP24918597A JPH1198642A JP H1198642 A JPH1198642 A JP H1198642A JP 9249185 A JP9249185 A JP 9249185A JP 24918597 A JP24918597 A JP 24918597A JP H1198642 A JPH1198642 A JP H1198642A
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plate
wiring device
plate frame
locking
frame
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JP9249185A
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English (en)
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Masami Hayafune
正実 早船
Yutaka Kato
豊 加藤
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H23/00Tumbler or rocker switches, i.e. switches characterised by being operated by rocking an operating member in the form of a rocker button
    • H01H23/02Details
    • H01H23/04Cases; Covers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/08Distribution boxes; Connection or junction boxes
    • H02G3/10Distribution boxes; Connection or junction boxes for surface mounting on a wall

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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線器具を造営面に設けた埋込孔に見栄え良く
配設する。 【解決手段】プレート枠Aの前面に取り付ける化粧プレ
ートBのプレート本体50は、プレート枠Aの前面を覆
う矩形の主部51と、主部51の全周縁から背面側に突
出する側壁52とを一体に形成した略箱形としてある。
プレート本体50の対向する側壁52間の幅寸法がプレ
ート枠本体1の各幅寸法よりも大きくしてある。すなわ
ち、造営面に配設したプレート枠Aの前面側に化粧プレ
ートBを取着したとき、プレート枠本体1が化粧プレー
トBのプレート本体50の内側に収まり、プレート本体
50の側壁52の先端縁が造営面にほぼ当接することに
なる。その結果、従来のようにプレート枠Aと化粧プレ
ートBとの突き合わせ面が造営面よりも前方へ出ること
がなく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見
えないようにして見栄えを良くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面等の造営面に
設けた埋込孔に配線器具を配設するための配線器具用プ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、壁面等の造営面に設けた埋込
孔に埋込ボックス(スイッチボックス)を埋設し、スイ
ッチやコンセント等の配線器具が着脱自在に取り付けら
れるプレート枠を埋込孔の前面側から埋込ボックスに取
り付け、さらにプレート枠の前面に化粧プレートを取着
することで配線器具を壁等に見栄え良く埋込配設するよ
うにした配線器具用プレートが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来構造
では、プレート枠と化粧プレートの突き合わせ面が壁面
よりも前方に出ているため、両者の突き合わせの線が側
面に見えたりあるいは両者が相対的にずれて見栄えが悪
くなってしまうという問題があった。本発明は上記問題
点の解決を目的とするものであり、配線器具を造営面に
設けた埋込孔に見栄え良く配設することができる配線器
具用プレートを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、埋込型の配線器具の機能面を露
出させる開口部、前記配線器具が備える係止爪を係止す
る係止溝を有し前記開口部の周縁に設けられる固定梁
部、前記係止爪を係止する係止溝を有し前記開口部の周
縁に撓み自在に設けられる可動梁部を具備して造営面に
設けた埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配線
器具の機能面を露出させる開口窓を有し前記プレート枠
の前面を覆う主部、該主部の略全周縁より突出させた側
壁を具備して前記プレート枠の前面に取り付ける化粧プ
レートとを備え、前記化粧プレートの対向する側壁間の
幅寸法を前記プレート枠の各幅寸法よりも大きくして成
ることを特徴とし、プレート枠の前面側に化粧プレート
を取着したときにプレート枠が化粧プレートの内側に収
まり、化粧プレートの側壁の先端縁が造営面にほぼ当接
することになるため、従来のようにプレート枠と化粧プ
レートとの突き合わせ面が造営面よりも前方へ出ること
がなく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見
えないようにして見栄えを良くすることができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記プレート枠の側面に当接するリブを前記化粧プ
レートの内側面に設けて成ることをことを特徴とし、プ
レート枠に対する化粧プレートの造営面に沿った方向の
がたつきを防止することができる。請求項3の発明は、
請求項1の発明において、前記プレート枠の側面に当接
する当接部を前記化粧プレートの側壁に略全周に渡って
設けて成ることを特徴とし、プレート枠に対する化粧プ
レートの造営面に沿った方向のがたつきを防止すること
ができる。
【0006】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記リブ又は当接部が前面側から当接する張
出部を前記プレート枠周縁の少なくとも一部に設けて成
ることを特徴とし、プレート枠に対する化粧プレートの
造営面に略垂直な方向のがたつきを防止することができ
る。請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記
埋込孔に埋設される埋込ボックスに取り付けるためのボ
ックスねじが挿通される挿通孔を前記プレート枠に設け
るとともに、前記張出部を前記挿通孔の周辺以外の部分
に設けて成ることを特徴とし、ボックスねじの締め付け
でプレート枠が変形しても張出部が化粧プレートに干渉
せずに見栄え良く取り付けることができる。
【0007】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記プレート枠の周縁部に前記化粧プレートを取り
付ける方向にガイドするテーパ面を形成して成ることを
特徴とし、化粧プレートをプレート枠の前面側から被せ
る際にテーパ面により化粧プレートがガイドされて容易
に取り付けることができる。請求項7の発明は、請求項
1の発明において、前記化粧プレートの周縁部に前記プ
レート枠への取付方向にガイドするテーパ面を形成して
成ることを特徴とし、化粧プレートをプレート枠の前面
側から被せる際にテーパ面により化粧プレートがガイド
されて容易に取り付けることができる。
【0008】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記化粧プレートの背面側に係止突起を突設すると
ともに該係止突起が係止する係止孔を前記プレート枠の
前面に設け、前記化粧プレートの側壁に化粧プレート取
外し用の治具を挿入する切欠部を設けて成ることを特徴
とし、切欠部に治具を挿入して梃子の原理を用いて化粧
プレートを持ち上げることにより、係止突起と係止孔と
の係止を解いて化粧プレートをプレート枠から容易に取
り外すことができる。
【0009】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記切欠部に対応する位置で化粧プレート取外し用
の治具を逃がす逃がし部を前記プレート枠に設けて成る
ことを特徴とし、切欠部に差し込まれた治具を逃がし部
に逃がすことで奥まで挿入でき、化粧プレートを取り外
す際に力が加え易くできる。請求項10の発明は、請求
項9の発明において、前記逃がし部の背面側端部より前
記化粧プレートの切欠部から突出しないリブを延設して
成ることを特徴とし、切欠部に差し込んだ治具がリブに
当接することにより、化粧プレートをプレート枠から取
り外す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐこと
ができる。
【0010】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記プレート枠の一方の側枠片に前記可動梁部を
撓み自在に連結する連結部を可動梁部の両端に備え、前
記可動梁部と側枠片との間にできるスリットの両端部を
前記連結部の方へ屈曲させて成ることを特徴とし、プレ
ート枠に取り付けた配線器具に前面側から背面方向への
強い押圧力が加えられたときに可動梁部が開口部側へ倒
れるように撓むこととなり、可動梁部の係止溝から配線
器具の係止爪が外れることがなく、プレート枠からの配
線器具の脱落を防止することができる。
【0011】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記係止溝を前記固定梁部並びに可動梁部に等ピ
ッチで設けて成ることを特徴とし、プレート枠に対する
配線器具の取付位置の自由度を広げることができる。請
求項13の発明は、請求項1の発明において、前記プレ
ート枠の開口部から機能面を露出させて前記固定梁部及
び可動梁部に配線器具を係止固定する場合に前記開口部
に対する配線器具の取付位置を所定の位置に仕切る仕切
リブを前記固定梁部及び可動梁部に設けて成ることを特
徴とし、配線器具のプレート枠に対する取付位置の間違
いを防止することができる。
【0012】請求項14の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記可動梁部と側枠片との間にできる前記スリ
ットに嵌入する突条片を化粧プレートの背面側に突設し
て成ることを特徴とし、突条片によって可動梁部の動き
が規制されるために配線器具に大きな衝撃等が加えられ
た場合でも、配線器具の係止爪と可動梁部の係止溝との
係止が外れ難くなる。
【0013】請求項15の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記固定梁部及び可動梁部の係止溝に係止爪を係
止して配線器具を前記プレート枠に取り付けたときに前
記配線器具の側面の少なくとも一部に当接して配線器具
のがたつきを抑える手段を前記プレート枠に備えて成る
ことを特徴とし、プレート枠に取り付けた状態の配線器
具のがたつきを抑えることできるとともに、配線器具に
不要な力が加えられた場合でも係止爪が破損する等の不
具合の発生を防止することができる。
【0014】請求項16の発明は、請求項8の発明にお
いて、前記プレート枠の係止孔の周縁部分を少なくとも
薄肉に形成して成ることを特徴とし、ボックスねじの締
め付け等によってプレート枠が多少変形しても、係止孔
の周縁部分が薄肉に形成してあるために係止孔の部分に
変形の影響が及び難く、化粧プレートをプレート枠に見
栄え良く取り付けることができる。
【0015】請求項17の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記プレート枠の側枠片前面から前記固定梁部の
配線器具に対向する面まで貫通する器具外し孔を前記係
止溝間に設けて成ることを特徴とし、器具外し孔に挿入
した治具の先端部分で配線器具を可動梁部側へ押してや
れば梃子の原理によって僅かな力で可動梁部を撓ますこ
とができ、固定梁部側の係止溝と配線器具の係止爪との
係止を解いてプレート枠から配線器具を容易に取り外す
ことができる。
【0016】請求項18の発明は、上記目的を達成する
ために、埋込型の配線器具の機能面を露出させる一対の
開口部、前記配線器具が備える係止爪を係止する係止溝
を有し前記一対の開口部間に設けられる固定梁部、前記
係止爪を係止する係止溝を有し前記各開口部の周縁に撓
み自在に設けられる可動梁部を具備して造営面に設けた
埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配線器具の
機能面を露出させる一対の開口窓を有し前記プレート枠
の前面を覆う主部、該主部の略全周縁より突出させた側
壁を具備して前記プレート枠の前面に取り付ける化粧プ
レートとを備え、前記化粧プレートの対向する側壁間の
幅寸法を前記プレート枠の各幅寸法よりも大きくして成
ることを特徴とし、プレート枠の前面側に化粧プレート
を取着したときにプレート枠が化粧プレートの内側に収
まり、化粧プレートの側壁の先端縁が造営面にほぼ当接
することになるため、従来のようにプレート枠と化粧プ
レートとの突き合わせ面が造営面よりも前方へ出ること
がなく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見
えないようにして見栄えを良くすることができるととも
に、プレート枠及び化粧プレートを2組用いて配線器具
を配設する場合に対してプレート枠及び化粧プレートが
1組で済み、部品点数の削減が図れ、且つ1箇所に配設
可能な配線器具の個数や組み合わせのパターンが増える
ことになり、使い勝手が良くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1〜図9を参照して本発明の第1の実
施形態を説明する。本発明の配線器具用プレートはプレ
ート枠Aと化粧プレートBとから成る。矩形枠状のプレ
ート枠本体1は絶縁性を有する合成樹脂(ABS樹脂の
ような熱可塑性樹脂又は弾性を有する熱硬化性樹脂)に
より各部材が一体に形成されており、その中央部には図
5に示すようなスイッチやコンセント等の配線器具Cの
器体60の機能面(スイッチの操作体が設けられた面や
コンセントの差込み口が設けられた面)を前面側へ露出
させるために矩形の開口部2が設けてある。この開口部
2の周縁背面側には、開口部2の長手方向に沿って互い
に対向するように帯状の固定梁部4並びに可動梁部5が
設けてある。可動梁部5はプレート枠本体1の長手方向
に沿った一対の側枠片3a,3bの一方の側枠片3bか
ら離間し、且つ連結部6によりその両端において側枠片
3bに一体に連結してある。ここで、可動梁部5並びに
連結部6を含めてプレート枠本体1を形成している合成
樹脂は可撓性材料であり、プレート枠本体1に対して可
動梁部5並びに連結部6がそれぞれ撓み自在となってい
る。
【0018】また、側枠片3bから一体に延設された幅
狭の一対のリブ7によって可動梁部5が支持されてお
り、可動梁部5と側枠片3bとの間にできる隙間が上記
リブ7によって3つの部分(以下、各部分をスリット8
a〜8cと呼ぶ。)に分割されることになる。このう
ち、両側のスリット8a,8cは外側端部が連結部6の
方へ屈曲させてある。さらに側枠片3bの各リブ7近傍
の部位には、可動梁部5を撓み易くさせるために長孔状
の溝9が一対設けてある。
【0019】一方、固定梁部4並びに可動梁部5の開口
部2側の面には、配線器具Cの器体60の両側面から一
対ずつ突設された係止爪61が係止する係止溝4a,5
aを各々3対ずつ等ピッチにて設けてある。従って、配
線器具Cの器体60に設けた係止爪61を各係止溝4
a,5aに係止することにより、器体60の上記機能面
を開口部2から露出させた状態でプレート枠本体1に配
線器具Cの器体60を取着することができる。ここで固
定梁部4並びに可動梁部5の先端部分には、配線器具C
の係止爪61をプレート枠本体1の背面側から係止溝4
a,5aに係止する際に、各係止爪61を係止溝4a,
5aにガイドするため、各々外側に向けて傾斜したテー
パ面を有するガイド部4b,5bが設けてある。すなわ
ち、図6に示すようにプレート枠Aに配線器具Cを取り
付ける際に、係止爪61をガイド部4b,5bのテーパ
面に当接した状態で配線器具Cの器体60をプレート枠
本体1の背面側から前面側に押し込めば、係止爪61が
ガイド部4b,5bのテーパ面に沿って移動することに
より、ガイド部4b,5bにガイドされてスムーズに係
止溝4a,5aに係止することができるものである。
【0020】また、固定梁部4並びに可動梁部5の基部
とプレート枠本体1の開口部2の端縁との間には、係止
爪61を各係止溝4a,5aに係止させた状態で配線器
具Cの器体60の前面側の一部に当接する当接部4d,
5dが設けてある。このため、プレート枠Aに取り付け
た状態で配線器具Cの器体60にプレート枠Aの前面方
向へ力が加わった場合に、器体60が前面側へ移動する
のを当接部4d,5dによって規制することができる。
同様に、配線器具Cの器体60にプレート枠Aの背面方
向へ力が加わった場合には、係止爪61と係止溝4a,
5aとが当接しているために器体60の移動が規制でき
る。しかもプレート枠本体1の可動梁部5と側枠片3b
とを連結している連結部6は、スリット8a,8cの外
側端部が屈曲して形成されていることで薄肉になってお
り、その結果配線器具Cの器体60に前面側から背面方
向への強い押圧力が加えられたときに可動梁部5が開口
部2側へ倒れるように撓むので、可動梁部5の係止溝5
aから配線器具Cの器体60に設けた係止爪61が外れ
ることがなく、プレート枠Aからの配線器具Cの脱落を
防止することができる。
【0021】さらに固定梁部4には各係止溝4aの間に
プレート枠本体1の前面側から貫通する器具外し孔4c
が穿設してあって、ドライバや取外し専用の治具等の先
端部分をこの器具外し孔4cに挿入し、治具の先端部分
で器体60を可動梁部5側へ押してやれば梃子の原理に
よって僅かな力で可動梁部5を撓ますことができ、固定
梁部4側の係止溝4aと器体60の係止爪61との係止
を解いてプレート枠本体1から配線器具Cの器体60を
取り外すことができるようになっている。
【0022】ところで、開口部2の寸法は図5に示す配
線器具Cの寸法を基準寸法(以下、この寸法を「1個モ
ジュール寸法」と呼ぶ。)としたときに、配線器具Cの
長手方向を開口部2の長手方向と略直交させた状態で1
個モジュール寸法の配線器具Cが長手方向と直交する方
向に3個並べて取り付けることができる寸法(以下、こ
の寸法を「3個モジュール寸法」と呼ぶ。)にしてあ
る。同様にプレート枠本体1の固定梁部4及び可動梁部
5に設けた各係止溝4a,5aのピッチは、1個モジュ
ール寸法の配線器具Cの器体60側面に突設されている
係止爪61のピッチと等しくなっている。なお、上記1
個モジュール寸法は適当な値に設定すればよく、このよ
うなモジュール寸法に適合した配線器具であれば、共通
にプレート枠Aに取り付けることができるものである。
【0023】一方、固定梁部4及び可動梁部5の各係止
溝4a,5aは全て等ピッチで6個ずつ設けてあるの
で、1個モジュール寸法の配線器具Cをプレート枠本体
1に取り付ける際に配線器具Cの器体60に設けた一対
の係止爪61が何れの係止溝4a,5aにも係止させる
ことができ、プレート枠本体1の開口部2に対する配線
器具Cの取付位置は5通りの中から任意に選択すること
ができる。なお、2個モジュール寸法の配線器具の場合
であれば、3通りの取付位置の中から選択することがで
きる。
【0024】ところで、プレート枠本体1の長手方向に
対向する両側片10には各々凹所11が形成してある。
各凹所11には、プレート枠Aを埋込ボックス(図示せ
ず)に取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔1
2と、プレート枠Aを壁面等の造営面に直付けするため
のねじが挿通されるねじ挿通孔13と、造営面を形成す
る壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具(図
示せず)を係止するはさみ金具係止孔14とが設けてあ
る。
【0025】またプレート枠本体1の四隅には、化粧プ
レートBのプレート本体50背面から突設した係止突起
53を係止する化粧プレート係止孔15が設けてあり、
これらの化粧プレート係止孔15に係止突起53を挿入
係止することでプレート枠Aの前面側に化粧プレートB
を着脱自在に取り付けることができるようになってい
る。
【0026】一方、化粧プレートBのプレート本体50
は、絶縁性を有する合成樹脂(ABS樹脂のような熱可
塑性樹脂又は弾性を有する熱硬化性樹脂)により、プレ
ート枠Aの前面を覆う矩形の主部51と、主部51の全
周縁から背面側に突出する側壁52とを一体に形成した
略箱形としてある。上記係止突起53は主部51の背面
側の四隅に突設してある。また主部51の略中央には、
プレート枠Aに取り付けた配線器具Cの機能面を露出す
る開口窓51aが設けてある。ここで、プレート本体5
0の対向する側壁52間の幅寸法がプレート枠本体1の
各幅寸法よりも大きくしてある。すなわち、造営面に配
設したプレート枠Aの前面側に化粧プレートBを取着し
たとき、プレート枠本体1が化粧プレートBのプレート
本体50の内側に収まり、プレート本体50の側壁52
の先端縁が造営面にほぼ当接することになる。その結
果、従来のようにプレート枠Aと化粧プレートBとの突
き合わせ面が造営面よりも前方へ出ることがなく、両者
の突き合わせの線が側面からはほとんど見えないように
して見栄えを良くすることができる。
【0027】また、プレート本体50の各側壁52に
は、造営面に当接する端縁から主部51の方へ傾斜する
傾斜面52aを設けるとともに、それぞれプレート枠本
体1の側面に造営面に沿った方向から当接して化粧プレ
ートBの動きを規制する規制リブ54を複数列設してい
る。すなわち、プレート枠Aの前面側に化粧プレートB
を取り付けたときに規制リブ54がプレート枠本体1の
側面に当接し、プレート枠本体1に対する化粧プレート
Bのがたつきを防止することができる。
【0028】一方、図3に示すようにプレート枠本体1
の両側枠片3a,3bの側面から背面側に向かうにつれ
て外側に傾斜するテーパ面3c並びにテーパ面3cに連
続して外側に張り出した張出部3dが形成されており、
この張出部3dの前面に載置されて化粧プレートBのが
たつきを防ぐリブ55がプレート本体50の主部51よ
り長手方向に直交する方向の側壁52の内側面に沿って
突設してある。ここで、プレート枠Aに化粧プレートB
を取り付ける際に、化粧プレートBの規制リブ54がプ
レート枠本体1の側枠片3a,3bに形成した上記テー
パ面3cにガイドされるため、取り付けが容易になると
いう利点がある。なお、上記規制リブ54並びにがたつ
き防止用のリブ55の代わりに、図7に示すようにプレ
ート枠本体1の上記張出部3dに当接する当接部57を
側壁52に沿って全周に渡って設けるようにしてもよ
く、この場合にもプレート枠Aに対する化粧プレートB
のがたつきを防止することができる。
【0029】プレート本体50の長手方向に沿った一方
の側壁52には一対の切欠部56が設けてあり、この切
欠部56に治具(ドライバの先端等)を差し込んでプレ
ート本体50に前面側への力を加えることにより、プレ
ート本体50の係止突起53とプレート枠本体1の化粧
プレート係止孔15との係止を解除し、化粧プレートB
をプレート枠Aから取り外すことができるようにしてあ
る。ここで、プレート枠本体1の側枠片3bの切欠部5
6に対応する位置にはテーパ面3cよりも内側へ窪んだ
逃がし部16が設けてあり、切欠部56に差し込まれた
治具を逃がすことで奥まで挿入でき、化粧プレートBを
取り外す際に力が加え易くしてある。さらに、逃がし部
16の背面側端部からは張出部3dよりも薄肉のリブ1
7が、化粧プレートBの切欠部56から突出しない程度
まで延設してある。すなわち、切欠部56に差し込んだ
治具に造営面に当接する部分を支点として力を加えるこ
とで造営面に傷が付く虞があるが、リブ17を設けるこ
とで切欠部56に差し込んだ治具がリブ17に当接する
ことになり、化粧プレートBをプレート枠Aから取り外
す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐことがで
きる。
【0030】またプレート本体50の背面側には、プレ
ート枠Aに取着したときにプレート枠本体1に設けた3
つのスリット8a〜8cにそれぞれ嵌入される突条片5
8a〜58cが列設してある。ここで、各突条片58a
〜58cの寸法は、プレート枠本体1の各スリット8a
〜8cに嵌入された状態で、スリット8a〜8cの内周
面と各突条片58a〜58cとの間に僅かな隙間しか生
じないような寸法に設定してある。すなわち、配線器具
Cを取り付けたプレート枠Aに化粧プレートBを取着し
た状態では、3つの突条片58a〜58cがプレート枠
本体1の各スリット8a〜8cに嵌入され、スリット8
a〜8cの内周面と各突条片58a〜58cとの間には
僅かな隙間しか生じないことから、プレート枠本体1の
可動梁部5の動き(撓み)が規制されることになる。そ
の結果、配線器具Cとしてコンセントを使用していると
きにコンセントに差し込まれたプラグを異常に大きな力
で引き抜く等の衝撃が加えられた場合でも、上記の如く
可動梁部5の動きが規制されているために配線器具Cの
係止爪61と可動梁部5及び固定梁部4の係止溝5a,
4aとの係止が外れ難くなるものである。
【0031】ところで、化粧プレートBの規制リブ54
やがたつき防止用のリブ55が載置される張出部3d
は、プレート枠本体1の全周に設けるようにしてもよい
が、その場合には埋込ボックスに取り付けるためにボッ
クスねじを締め付けたときにプレート枠本体1が多少変
形することでボックスねじが挿通される長孔12の周辺
部分で化粧プレートBとプレート枠本体1とが干渉し、
化粧プレートBが見栄え良く取り付けられない場合があ
る。そこで、本実施形態のように長孔12の周辺(プレ
ート枠本体1の四隅)を逃げて張出部3dを設けること
により、ボックスねじの締め付けでプレート枠本体1が
変形しても化粧プレートBに干渉せずに見栄え良く取り
付けることができる。
【0032】なお、本実施形態ではプレート枠Aの略中
央に1個モジュール寸法の配線器具Cを取り付ける場合
に対応して化粧プレートBの略中央に上記配線器具Cの
機能面を露出する開口窓51aが設けてあるが、例えば
2個モジュール寸法の配線器具(図示せず)を取り付け
たり1個モジュール寸法の配線器具Cを2個並べて取り
付ける場合であれば、図7に示すような2個モジュール
寸法に対応した開口窓51aを有する化粧プレートBを
用いればよい。あるいは1個モジュール寸法の配線器具
Cを2個離間して取り付ける場合には、図8に示すよう
な2つの開口窓51a,51aを有する化粧プレートB
を用い、さらに1個モジュール寸法の配線器具Cを3個
並べて取り付けたり、3個モジュール寸法の配線器具を
取り付けたり又は2個モジュール寸法と1個モジュール
寸法の配線器具Cとを並べて取り付ける場合には、図9
に示すような3個モジュール寸法に対応した開口窓51
a’を有する化粧プレートBを用いるようにすればよ
い。
【0033】(実施形態2)本発明の第2の実施形態を
図10〜図12を参照して説明する。但し、本実施形態
の基本構成は実施形態1と共通であり、共通する部分に
ついては同一の符号を付して図示並びに説明は省略す
る。上記実施形態1においては、固定梁部4及び可動梁
部5の各係止溝4a,5aを全て等ピッチで6個ずつ設
けることにより、プレート枠本体1の開口部2に対する
配線器具Cの取付位置が数通りの中から任意に選択する
ことができるようにしてある。しかしながら、プレート
枠Aに対する配線器具Cの取付位置が増えることによ
り、各取付位置に対応した開口窓51aを有する化粧プ
レートBを揃える必要が生じる等のデメリットもある。
【0034】そこで本実施形態では、プレート枠Aの3
個モジュール寸法の開口部2に対して1個モジュール寸
法の配線器具Cが3個並べて取り付けることができるよ
うに取付位置を限定するために、固定梁部4並びに可動
梁部5の係止溝4a,5aの近傍に仕切リブ20を突設
している。これらの仕切リブ20は、固定梁部4並びに
可動梁部5の内側面に各一対ずつ計3組が設けられた係
止溝4a,5aの各組の外側の位置にそれぞれ一対ずつ
がプレート枠本体1と一体に突設されている。すなわ
ち、上記の3個並べて取り付けることができる取付位置
以外で配線器具Cを取り付けようとしても、係止溝4
a,5aの各組の間に突出する仕切リブ20が器体60
に干渉するために取り付けることができないものであ
る。また、本実施形態においては、上記取付位置に配線
器具Cの器体60を取り付けたときに各仕切リブ20が
器体60側面の少なくとも一部に当接するような位置に
突設してある。つまり、プレート枠Aに取り付けた状態
の配線器具Cの器体60のがたつきを抑える手段を仕切
リブ20で兼用している。そのため、取付状態における
器体60のがたつきを抑えることにより器体60に不要
な力が加えられた場合でも係止爪61が破損する等の不
具合の発生を防止することができる。
【0035】(実施形態3)本発明の第3の実施形態を
図13〜図18を参照して説明する。上記実施形態1及
び2では、プレート枠本体1の略中央に3個モジュール
寸法の開口部2を1つだけ有する所謂1連型のものを例
示したが、本実施形態は3個モジュール寸法の開口部2
を長手方向に直交する方向に並べた所謂2連型のもので
ある。なお、基本的な構成は実施形態1及び2と共通で
あるので共通する部分については同一の番号を付して説
明は省略する。
【0036】本実施形態におけるプレート枠A’のプレ
ート枠本体1’は、図13に示すように実施形態1にお
ける1連のプレート枠本体1を長手方向に直交する方向
に2個並べて一体にしたような構造を有する。プレート
枠本体1’の略中央には3個モジュール寸法の開口部2
1 ,22 が長手方向に直交する方向に並べて設けてあ
り、両開口部21 ,22 を仕切る中央枠片に固定梁部
4’が設けてある。この固定梁部4’の両側面には、図
14に示すように各々係止溝4aが等ピッチで各一対ず
つの計3組が設けてある。なお各係止溝4aの組の外側
には、実施形態2と同様に仕切リブ20が突設してあ
る。
【0037】またプレート枠本体1’の両側枠片3a,
3bには、連結部6によって連結された可動梁部5、ス
リット8a〜8c、溝9がそれぞれ設けてあり、各可動
梁部5にも各一対の計3組の係止溝5aが設けてある。
さらに各開口部21 ,22 両側の側片10には、それぞ
れ凹所11、長孔12、ねじ挿通孔13並びにはさみ金
具係止孔14が設けてあり、プレート枠本体1’の四隅
には化粧プレートB’の係止突起53が挿入係止される
化粧プレート係止孔15が設けてある。
【0038】一方、本実施形態における化粧プレート
B’のプレート本体50’は、全周に渡って側壁52’
が形成された主部51’の略中央に、長手方向に直交す
る方向で並ぶ一対の開口窓51a’を有するものであ
る。この開口窓51a’の寸法は3個モジュール寸法に
対応した寸法であって、プレート枠A’に1個モジュー
ル寸法の配線器具Cを3個並べて取り付けたときや3個
モジュール寸法の配線器具Cを取り付けたようなときに
各配線器具Cの機能面を露出させることができるように
なっている。なお本実施形態においても、プレート本体
50’の対向する側壁52’間の幅寸法をプレート枠本
体1’の各幅寸法よりも大きくしてあるから、プレート
枠A’の前面側に化粧プレートB’を取着したときにプ
レート枠本体1’がプレート本体50’の内側に収ま
り、実施形態1と同様に両者の突き合わせの線が側面か
らはほとんど見えないようにして見栄えを良くすること
ができる。
【0039】また主部51’の背面には、プレート枠本
体1’の化粧プレート係止孔15に挿入係止される係止
突起53、側枠片3a,3bの各スリット8a〜8cに
嵌入される突条片58a〜58cが突設してある。さら
に側壁52には、プレート枠本体1’の側面に当接して
プレート枠本体1’に対する化粧プレートB’のがたつ
きを防止する規制リブ54、プレート枠本体1’の張出
部3dの前面に載置されて化粧プレートB’のがたつき
を防ぐリブ55、化粧プレートB’をプレート枠A’か
ら取り外す際に治具が挿入される切欠部56が設けてあ
る。
【0040】本実施形態においては、プレート枠A及び
化粧プレートBを2組用いて配線器具を配設する場合に
対して、プレート枠A’及び化粧プレートB’が1組で
済み、部品点数の削減が図れるという利点がある。ま
た、1箇所に配設可能な配線器具の個数や組み合わせの
パターンが増えることになり、使い勝手が良くなるとい
う利点もある。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、埋込型の配線器具の
機能面を露出させる開口部、前記配線器具が備える係止
爪を係止する係止溝を有し前記開口部の周縁に設けられ
る固定梁部、前記係止爪を係止する係止溝を有し前記開
口部の周縁に撓み自在に設けられる可動梁部を具備して
造営面に設けた埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、
前記配線器具の機能面を露出させる開口窓を有し前記プ
レート枠の前面を覆う主部、該主部の略全周縁より突出
させた側壁を具備して前記プレート枠の前面に取り付け
る化粧プレートとを備え、前記化粧プレートの対向する
側壁間の幅寸法を前記プレート枠の各幅寸法よりも大き
くして成るので、プレート枠の前面側に化粧プレートを
取着したときにプレート枠が化粧プレートの内側に収ま
り、化粧プレートの側壁の先端縁が造営面にほぼ当接す
ることになるため、従来のようにプレート枠と化粧プレ
ートとの突き合わせ面が造営面よりも前方へ出ることが
なく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見え
ないようにして見栄えを良くすることができるという効
果がある。
【0042】請求項2の発明は、前記プレート枠の側面
に当接するリブを前記化粧プレートの内側面に設けて成
るので、プレート枠に対する化粧プレートの造営面に沿
った方向のがたつきを防止することができるという効果
がある。請求項3の発明は、前記プレート枠の側面に当
接する当接部を前記化粧プレートの側壁に略全周に渡っ
て設けて成るので、プレート枠に対する化粧プレートの
造営面に沿った方向のがたつきを防止することができる
という効果がある。
【0043】請求項4の発明は、前記リブ又は当接部が
前面側から当接する張出部を前記プレート枠周縁の少な
くとも一部に設けて成るので、プレート枠に対する化粧
プレートの造営面に略垂直な方向のがたつきを防止する
ことができるという効果がある。請求項5の発明は、前
記埋込孔に埋設される埋込ボックスに取り付けるための
ボックスねじが挿通される挿通孔を前記プレート枠に設
けるとともに、前記張出部を前記挿通孔の周辺以外の部
分に設けて成るので、ボックスねじの締め付けでプレー
ト枠が変形しても張出部が化粧プレートに干渉せずに見
栄え良く取り付けることができるという効果がある。
【0044】請求項6の発明は、前記プレート枠の周縁
部に前記化粧プレートを取り付ける方向にガイドするテ
ーパ面を形成して成るので、化粧プレートをプレート枠
の前面側から被せる際にテーパ面により化粧プレートが
ガイドされて容易に取り付けることができるという効果
がある。請求項7の発明は、前記化粧プレートの周縁部
に前記プレート枠への取付方向にガイドするテーパ面を
形成して成るので、化粧プレートをプレート枠の前面側
から被せる際にテーパ面により化粧プレートがガイドさ
れて容易に取り付けることができるという効果がある。
【0045】請求項8の発明は、前記化粧プレートの背
面側に係止突起を突設するとともに該係止突起が係止す
る係止孔を前記プレート枠の前面に設け、前記化粧プレ
ートの側壁に化粧プレート取外し用の治具を挿入する切
欠部を設けて成るので、切欠部に治具を挿入して梃子の
原理を用いて化粧プレートを持ち上げることにより、係
止突起と係止孔との係止を解いて化粧プレートをプレー
ト枠から容易に取り外すことができるという効果があ
る。
【0046】請求項9の発明は、前記切欠部に対応する
位置で化粧プレート取外し用の治具を逃がす逃がし部を
前記プレート枠に設けて成るので、切欠部に差し込まれ
た治具を逃がし部に逃がすことで奥まで挿入でき、化粧
プレートを取り外す際に力が加え易くできるという効果
がある。請求項10の発明は、前記逃がし部の背面側端
部より前記化粧プレートの切欠部から突出しないリブを
延設して成るので、切欠部に差し込んだ治具がリブに当
接することにより、化粧プレートをプレート枠から取り
外す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐことが
できるという効果がある。
【0047】請求項11の発明は、前記プレート枠の一
方の側枠片に前記可動梁部を撓み自在に連結する連結部
を可動梁部の両端に備え、前記可動梁部と側枠片との間
にできるスリットの両端部を前記連結部の方へ屈曲させ
て成るので、プレート枠に取り付けた配線器具に前面側
から背面方向への強い押圧力が加えられたときに可動梁
部が開口部側へ倒れるように撓むこととなり、可動梁部
の係止溝から配線器具の係止爪が外れることがなく、プ
レート枠からの配線器具の脱落を防止することができる
という効果がある。
【0048】請求項12の発明は、前記係止溝を前記固
定梁部並びに可動梁部に等ピッチで設けて成るので、プ
レート枠に対する配線器具の取付位置の自由度を広げる
ことができるという効果がある。請求項13の発明は、
前記プレート枠の開口部から機能面を露出させて前記固
定梁部及び可動梁部に配線器具を係止固定する場合に前
記開口部に対する配線器具の取付位置を所定の位置に仕
切る仕切リブを前記固定梁部及び可動梁部に設けて成る
ので、配線器具のプレート枠に対する取付位置の間違い
を防止することができるという効果がある。請求項14
の発明は、前記可動梁部と側枠片との間にできる前記ス
リットに嵌入する突条片を化粧プレートの背面側に突設
して成るので、突条片によって可動梁部の動きが規制さ
れるために配線器具に大きな衝撃等が加えられた場合で
も、配線器具の係止爪と可動梁部の係止溝との係止が外
れ難くなるという効果がある。
【0049】請求項15の発明は、前記固定梁部及び可
動梁部の係止溝に係止爪を係止して配線器具を前記プレ
ート枠に取り付けたときに前記配線器具の側面の少なく
とも一部に当接して配線器具のがたつきを抑える手段を
前記プレート枠に備えて成るので、プレート枠に取り付
けた状態の配線器具のがたつきを抑えることできるとと
もに、配線器具に不要な力が加えられた場合でも係止爪
が破損する等の不具合の発生を防止することができると
いう効果がある。
【0050】請求項16の発明は、前記プレート枠の係
止孔の周縁部分を少なくとも薄肉に形成して成るので、
ボックスねじの締め付け等によってプレート枠が多少変
形しても、係止孔の周縁部分が薄肉に形成してあるため
に係止孔の部分に変形の影響が及び難く、化粧プレート
をプレート枠に見栄え良く取り付けることができるとい
う効果がある。
【0051】請求項17の発明は、前記プレート枠の側
枠片前面から前記固定梁部の配線器具に対向する面まで
貫通する器具外し孔を前記係止溝間に設けて成るので、
器具外し孔に挿入した治具の先端部分で配線器具を可動
梁部側へ押してやれば梃子の原理によって僅かな力で可
動梁部を撓ますことができ、固定梁部側の係止溝と配線
器具の係止爪との係止を解いてプレート枠から配線器具
を容易に取り外すことができるという効果がある。
【0052】請求項18の発明は、埋込型の配線器具の
機能面を露出させる一対の開口部、前記配線器具が備え
る係止爪を係止する係止溝を有し前記一対の開口部間に
設けられる固定梁部、前記係止爪を係止する係止溝を有
し前記各開口部の周縁に撓み自在に設けられる可動梁部
を具備して造営面に設けた埋込孔の開口面側を覆うプレ
ート枠と、前記配線器具の機能面を露出させる一対の開
口窓を有し前記プレート枠の前面を覆う主部、該主部の
略全周縁より突出させた側壁を具備して前記プレート枠
の前面に取り付ける化粧プレートとを備え、前記化粧プ
レートの対向する側壁間の幅寸法を前記プレート枠の各
幅寸法よりも大きくして成るので、プレート枠の前面側
に化粧プレートを取着したときにプレート枠が化粧プレ
ートの内側に収まり、化粧プレートの側壁の先端縁が造
営面にほぼ当接することになるため、従来のようにプレ
ート枠と化粧プレートとの突き合わせ面が造営面よりも
前方へ出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面か
らはほとんど見えないようにして見栄えを良くすること
ができるとともに、プレート枠及び化粧プレートを2組
用いて配線器具を配設する場合に対してプレート枠及び
化粧プレートが1組で済み、部品点数の削減が図れ、且
つ1箇所に配設可能な配線器具の個数や組み合わせのパ
ターンが増えることになり、使い勝手が良くなるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す前面側から見た斜視図であ
る。
【図2】同上の背面側から見た斜視図である。
【図3】同上のプレート枠の要部を示す一部省略した斜
視図である。
【図4】同上のプレート枠に化粧プレートを取り付けた
状態を示し、(a)は正面図、(b)は一部破断した側
面図、(c)は側面断面図である。
【図5】同上における配線器具の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】(a)及び(b)は同上のプレート枠への配線
器具の取り付け方を説明するための説明図である。
【図7】同上における化粧プレートの他の構成を示し、
(a)は正面図、(b)は側面断面図、(c)は背面
図、(d)は側面断面図である。
【図8】同上における化粧プレートのさらに他の構成を
示し、(a)は正面図、(b)は側面断面図、(c)は
背面図、(d)は側面断面図である。
【図9】同上における化粧プレートのさらにまた他の構
成を示し、(a)は正面図、(b)は側面断面図、
(c)は背面図、(d)は側面断面図である。
【図10】実施形態2のプレート枠を示し、(a)は正
面図、(b)は左側から見た側面断面図、(c)は右側
から見た側面断面図、(d)は下側から見た側面断面
図、(e)は下側から見た側面断面図、(f)は背面図
である。
【図11】同上のプレート枠の要部側面断面図である。
【図12】同上のプレート枠の要部側面断面図である。
【図13】実施形態3のプレート枠を示し、(a)は正
面図、(b)は左側から見た側面断面図、(c)は右側
から見た側面断面図、(d)は背面図、(e)は下側か
ら見た側面断面図である。
【図14】同上のプレート枠の要部側面断面図である。
【図15】同上のプレート枠の要部側面断面図である。
【図16】同上の化粧プレートを示し、(a)は正面
図、(b)は左側から見た側面断面図、(c)は背面
図、(d)は下側から見た側面断面図である。
【図17】同上の化粧プレートの要部側面断面図であ
る。
【図18】同上の化粧プレートの要部側面断面図であ
る。
【符号の説明】
A プレート枠 B 化粧プレート 1 プレート枠本体 2 開口部 3 側枠片 4 固定梁部 4a 係止溝 5 可動梁部 5a 係止溝 6 連結部 50 プレート本体 51a 開口窓 52 側壁 53 係止突起

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋込型の配線器具の機能面を露出させる
    開口部、前記配線器具が備える係止爪を係止する係止溝
    を有し前記開口部の周縁に設けられる固定梁部、前記係
    止爪を係止する係止溝を有し前記開口部の周縁に撓み自
    在に設けられる可動梁部を具備して造営面に設けた埋込
    孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配線器具の機能
    面を露出させる開口窓を有し前記プレート枠の前面を覆
    う主部、該主部の略全周縁より突出させた側壁を具備し
    て前記プレート枠の前面に取り付ける化粧プレートとを
    備え、前記化粧プレートの対向する側壁間の幅寸法を前
    記プレート枠の各幅寸法よりも大きくして成ることを特
    徴とする配線器具用プレート。
  2. 【請求項2】 前記プレート枠の側面に当接するリブを
    前記化粧プレートの内側面に設けて成ることをことを特
    徴とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  3. 【請求項3】 前記プレート枠の側面に当接する当接部
    を前記化粧プレートの側壁に略全周に渡って設けて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  4. 【請求項4】 前記リブ又は当接部が前面側から当接す
    る張出部を前記プレート枠周縁の少なくとも一部に設け
    て成ることを特徴とする請求項2又は3記載の配線器具
    用プレート。
  5. 【請求項5】 前記埋込孔に埋設される埋込ボックスに
    取り付けるためのボックスねじが挿通される挿通孔を前
    記プレート枠に設けるとともに、前記張出部を前記挿通
    孔の周辺以外の部分に設けて成ることを特徴とする請求
    項4記載の配線器具用プレート。
  6. 【請求項6】 前記プレート枠の周縁部に前記化粧プレ
    ートを取り付ける方向にガイドするテーパ面を形成して
    成ることを特徴とする請求項1記載の配線器具用プレー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記化粧プレートの周縁部に前記プレー
    ト枠への取付方向にガイドするテーパ面を形成して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  8. 【請求項8】 前記化粧プレートの背面側に係止突起を
    突設するとともに該係止突起が係止する係止孔を前記プ
    レート枠の前面に設け、前記化粧プレートの側壁に化粧
    プレート取外し用の治具を挿入する切欠部を設けて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  9. 【請求項9】 前記切欠部に対応する位置で化粧プレー
    ト取外し用の治具を逃がす逃がし部を前記プレート枠に
    設けて成ることを特徴とする請求項8記載の配線器具用
    プレート。
  10. 【請求項10】 前記逃がし部の背面側端部より前記化
    粧プレートの切欠部から突出しないリブを延設して成る
    ことを特徴とする請求項9記載の配線器具用プレート。
  11. 【請求項11】 前記プレート枠の一方の側枠片に前記
    可動梁部を撓み自在に連結する連結部を可動梁部の両端
    に備え、前記可動梁部と側枠片との間にできるスリット
    の両端部を前記連結部の方へ屈曲させて成ることを特徴
    とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  12. 【請求項12】 前記係止溝を前記固定梁部並びに可動
    梁部に等ピッチで設けて成ることを特徴とする請求項1
    記載の配線器具用プレート。
  13. 【請求項13】 前記プレート枠の開口部から機能面を
    露出させて前記固定梁部及び可動梁部に配線器具を係止
    固定する場合に前記開口部に対する配線器具の取付位置
    を所定の位置に仕切る仕切リブを前記固定梁部及び可動
    梁部に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の配線
    器具用プレート。
  14. 【請求項14】 前記可動梁部と側枠片との間にできる
    前記スリットに嵌入する突条片を化粧プレートの背面側
    に突設して成ることを特徴とする請求項11記載の配線
    器具用プレート。
  15. 【請求項15】 前記固定梁部及び可動梁部の係止溝に
    係止爪を係止して配線器具を前記プレート枠に取り付け
    たときに前記配線器具の側面の少なくとも一部に当接し
    て配線器具のがたつきを抑える手段を前記プレート枠に
    備えて成ることを特徴とする請求項1記載の配線器具用
    プレート。
  16. 【請求項16】 前記プレート枠の係止孔の周縁部分を
    少なくとも薄肉に形成して成ることを特徴とする請求項
    8記載の配線器具用プレート。
  17. 【請求項17】 前記プレート枠の側枠片前面から前記
    固定梁部の配線器具に対向する面まで貫通する器具外し
    孔を前記係止溝間に設けて成ることを特徴とする請求項
    1記載の配線器具用プレート。
  18. 【請求項18】 埋込型の配線器具の機能面を露出させ
    る一対の開口部、前記配線器具が備える係止爪を係止す
    る係止溝を有し前記一対の開口部間に設けられる固定梁
    部、前記係止爪を係止する係止溝を有し前記各開口部の
    周縁に撓み自在に設けられる可動梁部を具備して造営面
    に設けた埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配
    線器具の機能面を露出させる一対の開口窓を有し前記プ
    レート枠の前面を覆う主部、該主部の略全周縁より突出
    させた側壁を具備して前記プレート枠の前面に取り付け
    る化粧プレートとを備え、前記化粧プレートの対向する
    側壁間の幅寸法を前記プレート枠の各幅寸法よりも大き
    くして成ることを特徴とする配線器具用プレート。
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