JP3508536B2 - 配線器具用プレート - Google Patents

配線器具用プレート

Info

Publication number
JP3508536B2
JP3508536B2 JP06061198A JP6061198A JP3508536B2 JP 3508536 B2 JP3508536 B2 JP 3508536B2 JP 06061198 A JP06061198 A JP 06061198A JP 6061198 A JP6061198 A JP 6061198A JP 3508536 B2 JP3508536 B2 JP 3508536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
plate frame
frame
opening
wiring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06061198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11243615A (ja
Inventor
正実 早船
秀哲 氏原
国康 島岡
満寿雄 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP06061198A priority Critical patent/JP3508536B2/ja
Publication of JPH11243615A publication Critical patent/JPH11243615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3508536B2 publication Critical patent/JP3508536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面等の造営面に
設けた埋込孔に配線器具を配設するための配線器具用プ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、壁面等の造営面に設けた埋込
孔に埋込ボックス(スイッチボックス)を埋設し、スイ
ッチやコンセント等の配線器具が着脱自在に取り付けら
れるプレート枠を埋込孔の前面側から埋込ボックスに取
り付け、さらにプレート枠の前面に化粧プレートを取着
することで配線器具を壁等に見栄え良く埋込配設するよ
うにした配線器具用プレートが提供されている。
【0003】上記プレート枠は、配線器具が取り付けら
れる開口部を有する矩形枠状に形成された合成樹脂製の
プレート枠本体を備え、このプレート枠本体の長手方向
に対向する両側片に、上記埋込ボックスに取り付けるた
めのボックスねじが挿通される長孔状のボックスねじ挿
通孔が設けられている。ところで、上記開口部の寸法
は、図11に示す配線器具Cの寸法を基準寸法(以下、
この寸法を「1個モジュール寸法」と呼ぶ。)としたと
きに、この1個モジュール寸法の配線器具Cを短幅方向
に3個並べて取り付けることのできる寸法(以下、「3
個モジュール対応寸法」と呼ぶ。)に設定されている。
そして、このような3個モジュール対応寸法の開口部を
プレート枠本体の略中央に1つだけ有するプレート枠を
1連型と呼び、上記3個モジュール対応寸法の開口部が
その短幅方向に2つ並べてプレート枠本体に設けられた
プレート枠を2連型と呼んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
においては、ボックスねじを締め付けたときに生じるプ
レート枠の変形が大きく、しかも上記2連型のものでは
2つの開口部を仕切るように設けられた中央枠片が特に
変形し易く、化粧プレートを取着したときにプレート枠
に取り付けられた配線器具が化粧プレートの表面よりも
内側に沈み込んでしまい、見栄えが良くないという問題
がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、ボックスねじの締め付
けによるプレート枠の変形を軽減して見栄えを良くした
配線器具用プレートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、矩形枠状のプレート枠本体に埋
込型の配線器具の機能面を露出させる開口部が設けられ
るとともに該開口部を挟んで対向する前記プレート枠本
体の側枠片に前記配線器具を取り付けるための取付手段
を具備し造営面に設けられた埋込孔の開口面側を覆うプ
レート枠と、前記配線器具の機能面を露出させる開口窓
を有するとともに前記プレート枠に取着されて該プレー
ト枠の前面を覆う化粧プレートとを備え、前記埋込孔内
に配設される埋込ボックスに前記プレート枠を取り付け
るためのボックスねじが挿通されるボックスねじ挿通孔
を前記プレート枠本体の開口部を挟んで対向する側枠片
に設け、該ボックスねじ挿通孔の周縁部のうちでボック
スねじ挿通孔を挟んで前記開口部に略対向する部位の少
なくとも一部を前記周縁部の他の部位よりも厚く形成し
て成ることを特徴とし、この厚く形成された部位にボッ
クスねじの頭部下面が先に当接し、ボックスねじの締め
付けによりプレート枠に作用する力の作用点が上記厚く
形成された部位だけとなり、ボックスねじ挿通孔の周縁
部が同じ厚みで形成されていた従来例に比較して、同じ
締結力に対してプレート枠の変形を軽減することができ
る。
【0007】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、矩形枠状のプレート枠本体に埋込型の配線器具の
機能面を露出させる2つの開口部が中央枠片を挟んで並
設されるとともに前記各開口部を挟んで前記中央枠片に
対向する前記プレート枠本体の側枠片に前記配線器具を
取り付けるための取付手段を具備し造営面に設けられた
埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配線器具の
機能面を露出させる2つの開口窓を有するとともに前記
プレート枠に取着されて該プレート枠の前面を覆う化粧
プレートとを備え、前記埋込孔内に配設される埋込ボッ
クスに前記プレート枠を取り付けるためのボックスねじ
が挿通されるボックスねじ挿通孔を前記プレート枠本体
の開口部を挟んで対向する側枠片に設け、該ボックスね
じ挿通孔の周縁部のうちでボックスねじ挿通孔を挟んで
前記開口部に略対向する部位の少なくとも一部を前記周
縁部の他の部位よりも厚く形成して成ることを特徴と
し、この厚く形成された部位にボックスねじの頭部下面
が先に当接し、ボックスねじの締め付けによりプレート
枠に作用する力の作用点が上記厚く形成された部位だけ
となり、所謂2連型の配線器具用プレートにおいても、
ボックスねじ挿通孔の周縁部が同じ厚みで形成されてい
た従来例に比較して、同じ締結力に対してプレート枠の
変形を軽減することができる。
【0008】請求項3の発明は、上記目的を達成するた
めに、矩形枠状のプレート枠本体に埋込型の配線器具の
機能面を露出させる2つの開口部が中央枠片を挟んで並
設されるとともに前記各開口部を挟んで前記中央枠片に
対向する前記プレート枠本体の側枠片に前記配線器具を
取り付けるための取付手段を具備し造営面に設けられた
埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配線器具の
機能面を露出させる2つの開口窓を有するとともに前記
プレート枠に取着されて該プレート枠の前面を覆う化粧
プレートとを備え、前記埋込孔内に配設される埋込ボッ
クスに前記プレート枠を取り付けるためのボックスねじ
が挿通されるボックスねじ挿通孔を前記プレート枠本体
の開口部を挟んで対向する側枠片に設けるとともに、前
記中央枠片に背面側に突出するリブを設けたことを特徴
とし、所謂2連型の配線器具用プレートにおいて、この
リブによって中央枠片の断面係数を大きくし、ボックス
ねじの締結力に対する中央枠片の変形を軽減することが
できる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記化粧プレートは、前記開口窓を有
して前記プレート枠の前面を覆う主部と、該主部の略全
周縁より突出する側壁とを備えて成り、前記開口窓を挟
んで対向する側壁間の幅寸法を前記プレート枠の各幅寸
法よりも大きくして成ることを特徴とし、プレート枠の
前面側に化粧プレートを取着したときにプレート枠が化
粧プレートの内側に収まり、化粧プレートの側壁の先端
縁が造営面にほぼ当接することになるため、プレート枠
と化粧プレートとの突き合わせ面が造営面よりも前方へ
出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面からはほ
とんど見えないようにして見栄えを良くすることができ
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記化粧プレートの背面側に係止突起
を突設するとともに該係止突起が係止する係止孔を前記
プレート枠本体の前面に設け、前記化粧プレートの側壁
に化粧プレート取外し用の治具を挿入する切欠部を設け
て成ることを特徴とし、切欠部に治具を挿入して梃子の
原理を用いて化粧プレートを持ち上げることにより、係
止突起と係止孔との係止を解いて化粧プレートをプレー
ト枠から容易に取り外すことができる。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記切欠部に対応する位置で化粧プレート取外し用
の治具を逃がす逃がし部を前記プレート枠本体に設けて
成ることを特徴とし、切欠部に差し込まれた治具を逃が
し部に逃がすことで奥まで挿入でき、化粧プレートを取
り外す際に力が加え易くできる。請求項7の発明は、請
求項5又は6の発明において、前記逃がし部の背面側端
部より前記化粧プレートの切欠部から突出しない突起を
延設して成ることを特徴とし、切欠部に差し込んだ治具
が突起に当接することにより、化粧プレートをプレート
枠から取り外す際に治具によって造営面に傷が付くのを
防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1〜図14を参
照して本発明の第1の実施形態を説明する。本発明の配
線器具用プレートはプレート枠Aと化粧プレートBとか
ら成る。矩形枠状のプレート枠本体1は絶縁性を有する
合成樹脂(ABS樹脂のような熱可塑性樹脂又は弾性を
有する熱硬化性樹脂)により各部材が一体に矩形枠状に
形成されており、その中央部には図11に示すようなス
イッチやコンセント等の配線器具Cの器体60の機能面
(スイッチの操作体が設けられた面やコンセントの差込
み口が設けられた面)を前面側へ露出させるために矩形
の開口部2が設けてある。この開口部2の周縁背面側に
は、開口部2の長手方向に沿って互いに対向するように
帯状の固定梁部4並びに可動梁部5が設けてある。可動
梁部5はプレート枠本体1の長手方向に沿った一対の側
枠片3a,3bの一方の側枠片3bから離間し、且つ連
結部6によりその両端において側枠片3bに一体に連結
してある。ここで、可動梁部5並びに連結部6を含めて
プレート枠本体1を形成している合成樹脂は可撓性材料
であり、プレート枠本体1に対して可動梁部5並びに連
結部6がそれぞれ撓み自在となっている。
【0013】また、側枠片3bから一体に延設された幅
狭の一対のリブ7によって可動梁部5が支持されてお
り、可動梁部5と側枠片3bとの間にできる隙間が上記
リブ7によって3つの部分(以下、各部分をスリット8
a〜8cと呼ぶ。)に分割されることになる。このう
ち、両側のスリット8a,8cは外側端部が連結部6の
方へ屈曲させてある。さらに側枠片3bの各リブ7近傍
の部位には、可動梁部5を撓み易くさせるために長孔状
の溝9が一対設けてある。
【0014】一方、固定梁部4並びに可動梁部5の開口
部2側の面には、配線器具Cの器体60の両側面から一
対ずつ突設された係止爪61が係止する係止溝4a,5
aを各々3対ずつ設けてある。従って、配線器具Cの器
体60に設けた係止爪61を各係止溝4a,5aに係止
することにより、器体60の上記機能面を開口部2から
露出させた状態でプレート枠本体1に配線器具Cの器体
60を取着することができる。ここで固定梁部4並びに
可動梁部5の先端部分には、配線器具Cの係止爪61を
プレート枠本体1の背面側から係止溝4a,5aに係止
する際に、各係止爪61を係止溝4a,5aにガイドす
るため、各々外側に向けて傾斜したテーパ面を有するガ
イド部4b,5bが設けてある。すなわち、図12に示
すようにプレート枠Aに配線器具Cを取り付ける際に、
係止爪61をガイド部4b,5bのテーパ面に当接した
状態で配線器具Cの器体60をプレート枠本体1の背面
側から前面側に押し込めば、係止爪61がガイド部4
b,5bのテーパ面に沿って移動することにより、ガイ
ド部4b,5bにガイドされてスムーズに係止溝4a,
5aに係止することができるものである。
【0015】また、固定梁部4並びに可動梁部5の基部
とプレート枠本体1の開口部2の端縁との間には、係止
爪61を各係止溝4a,5aに係止させた状態で配線器
具Cの器体60の前面側の一部に当接する当接部4d,
5dが設けてある。このため、プレート枠Aに取り付け
た状態で配線器具Cの器体60にプレート枠Aの前面方
向へ力が加わった場合に、器体60が前面側へ移動する
のを当接部4d,5dによって規制することができる。
同様に、配線器具Cの器体60にプレート枠Aの背面方
向へ力が加わった場合には、係止爪61と係止溝4a,
5aとが当接しているために器体60の移動が規制でき
る。しかもプレート枠本体1の可動梁部5と側枠片3b
とを連結している連結部6は、スリット8a,8cの外
側端部が屈曲して形成されていることで薄肉になってお
り、その結果配線器具Cの器体60に前面側から背面方
向への強い押圧力が加えられたときに可動梁部5が開口
部2側へ倒れるように撓むので、可動梁部5の係止溝5
aから配線器具Cの器体60に設けた係止爪61が外れ
ることがなく、プレート枠Aからの配線器具Cの脱落を
防止することができる。
【0016】さらに固定梁部4には各係止溝4aの間に
プレート枠本体1の前面側から貫通する器具外し孔4c
が穿設してあって、ドライバや取外し専用の治具等の先
端部分をこの器具外し孔4cに挿入し、治具の先端部分
で器体60を可動梁部5側へ押してやれば梃子の原理に
よって僅かな力で可動梁部5を撓ますことができ、固定
梁部4側の係止溝4aと器体60の係止爪61との係止
を解いてプレート枠本体1から配線器具Cの器体60を
取り外すことができるようになっている。
【0017】ところで、開口部2の寸法は従来技術で説
明した3個モジュール対応寸法に設定してある。なお、
上記1個モジュール寸法は適当な値に設定すればよく、
このようなモジュール寸法に適合した配線器具であれ
ば、共通にプレート枠Aに取り付けることができるもの
である。また、本実施形態では、プレート枠Aの3個モ
ジュール対応寸法の開口部2に対して1個モジュール寸
法の配線器具Cが3個並べて取り付けることができるよ
うに取付位置を限定するために、固定梁部4並びに可動
梁部5の係止溝4a,5aの近傍に仕切リブ20を突設
している。これらの仕切リブ20は、固定梁部4並びに
可動梁部5の内側面に各一対ずつ計3組が設けられた係
止溝4a,5aの各組の外側の位置にそれぞれ一対ずつ
がプレート枠本体1と一体に突設されている。すなわ
ち、上記の3個並べて取り付けることができる取付位置
以外で配線器具Cを取り付けようとしても、係止溝4
a,5aの各組の間に突出する仕切リブ20が器体60
に干渉するために取り付けることができないものであ
る。
【0018】ところで、プレート枠本体1の長手方向に
対向する両側片10には各々凹所11が形成してある。
各凹所11には、プレート枠Aを埋込ボックス(図示せ
ず)に取り付けるためのボックスねじを挿通する略長円
形のボックスねじ挿通孔12と、プレート枠Aを壁面等
の造営面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通
孔13と、造営面を形成する壁パネル等に取り付ける際
に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するはさみ金
具係止孔14とが設けてある。
【0019】ここで、請求項1に係る発明の要旨である
ボックスねじ挿通孔12周縁部の構造について説明す
る。図4、図7及び図8に示すように、ボックスねじ挿
通孔12の周縁部のうちでボックスねじ挿通孔12を挟
んで開口部2に略対向する部位(具体的には、略長円形
のボックスねじ挿通孔12の略中心を通りボックスねじ
挿通孔12を長手方向に沿って2分割するような直線に
対して外側の部位)12aに肉付けして、ボックスねじ
挿通孔12の周縁部の他の部位(上記直線に対して内側
の部位)12bよりも厚みを厚く形成している。つま
り、ボックスねじ挿通孔12の周縁部にはボックスねじ
挿通孔12の前面側開口縁から内周面にかけてボックス
ねじをガイドするためのテーパ面が形成されているが、
上記内側部位12bにおけるテーパ面12dに比較して
上記外側部位12aにおけるテーパ面12cの方が狭く
なっている。従って、ボックスねじ挿通孔12にボック
スねじを挿通した場合には、肉厚の上記外側部位12a
にボックスねじの頭部下面が先に当接するため、ボック
スねじの締め付けによりプレート枠Aに作用する力の作
用点が上記外側部位12aとなり、上記内側部位12b
には殆ど力が作用しない。その結果、ボックスねじ挿通
孔12の周縁部が同じ厚みで形成されていた従来例に比
較して、同じ締結力に対してプレート枠Aの変形を軽減
することができ、プレート枠Aに化粧プレートBを取り
付けた状態で化粧プレートBの表面から配線器具Cが沈
み込むことがなく、見栄えを良くすることができるので
ある。
【0020】ところで、プレート枠本体1の四隅には、
化粧プレートBのプレート本体50背面から突設した係
止突起53を係止する化粧プレート係止孔15が設けて
あり、これらの化粧プレート係止孔15に係止突起53
を挿入係止することでプレート枠Aの前面側に化粧プレ
ートBを着脱自在に取り付けることができるようになっ
ている。
【0021】一方、化粧プレートBのプレート本体50
は、絶縁性を有する合成樹脂(ABS樹脂のような熱可
塑性樹脂又は弾性を有する熱硬化性樹脂)により、プレ
ート枠Aの前面を覆う矩形の主部51と、主部51の全
周縁から背面側に突出する側壁52とを一体に形成した
略箱形としてある。上記係止突起53は主部51の背面
側の四隅に突設してある。また主部51の略中央には、
プレート枠Aに取り付けた配線器具Cの機能面を露出す
る開口窓51aが設けてある。ここで、プレート本体5
0の対向する側壁52間の幅寸法がプレート枠本体1の
各幅寸法よりも大きくしてある。すなわち、造営面に配
設したプレート枠Aの前面側に化粧プレートBを取着し
たとき、プレート枠本体1が化粧プレートBのプレート
本体50の内側に収まり、プレート本体50の側壁52
の先端縁が造営面にほぼ当接することになる。その結
果、従来のようにプレート枠Aと化粧プレートBとの突
き合わせ面が造営面よりも前方へ出ることがなく、両者
の突き合わせの線が側面からはほとんど見えないように
して見栄えを良くすることができる。
【0022】また、プレート本体50の各側壁52に
は、造営面に当接する端縁から主部51の方へ傾斜する
傾斜面52aを設けるとともに、それぞれプレート枠本
体1の側面に造営面に沿った方向から当接して化粧プレ
ートBの動きを規制する規制リブ54を複数列設してい
る。すなわち、プレート枠Aの前面側に化粧プレートB
を取り付けたときに規制リブ54がプレート枠本体1の
側面に当接し、プレート枠本体1に対する化粧プレート
Bのがたつきを防止することができる。
【0023】一方、プレート枠本体1の両側枠片3a,
3bの側面から背面側に向かうにつれて外側に傾斜する
テーパ面3c並びにテーパ面3cに連続して外側に張り
出した張出部3dが形成されており、この張出部3dの
前面に載置されて化粧プレートBのがたつきを防ぐリブ
55がプレート本体50の主部51より長手方向に直交
する方向の側壁52の内側面に沿って突設してある。こ
こで、プレート枠Aに化粧プレートBを取り付ける際
に、化粧プレートBの規制リブ54がプレート枠本体1
の側枠片3a,3bに形成した上記テーパ面3cにガイ
ドされるため、取り付けが容易になるという利点があ
る。なお、上記規制リブ54並びにがたつき防止用のリ
ブ55の代わりに、プレート枠本体1の上記張出部3d
に当接する当接部を側壁52に沿って全周に渡って設け
るようにしてもよく、この場合にもプレート枠Aに対す
る化粧プレートBのがたつきを防止することができる。
【0024】プレート本体50の長手方向に沿った一方
の側壁52には一対の切欠部56が設けてあり、この切
欠部56に治具(ドライバの先端等)を差し込んでプレ
ート本体50に前面側への力を加えることにより、プレ
ート本体50の係止突起53とプレート枠本体1の化粧
プレート係止孔15との係止を解除し、化粧プレートB
をプレート枠Aから取り外すことができるようにしてあ
る。ここで、プレート枠本体1の側枠片3bの切欠部5
6に対応する位置にはテーパ面3cよりも内側へ窪んだ
逃がし部16が設けてあり、切欠部56に差し込まれた
治具を逃がすことで奥まで挿入でき、化粧プレートBを
取り外す際に力が加え易くしてある。さらに、逃がし部
16の背面側端部からは張出部3dよりも薄肉の突起1
7が、化粧プレートBの切欠部56から突出しない程度
まで延設してある。すなわち、切欠部56に差し込んだ
治具に造営面に当接する部分を支点として力を加えるこ
とで造営面に傷が付く虞があるが、突起17を設けるこ
とで切欠部56に差し込んだ治具が突起17に当接する
ことになり、化粧プレートBをプレート枠Aから取り外
す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐことがで
きる。
【0025】またプレート本体50の背面側には、プレ
ート枠Aに取着したときにプレート枠本体1に設けた3
つのスリット8a〜8cにそれぞれ嵌入される突条片5
8a〜58cが列設してある。ここで、各突条片58a
〜58cの寸法は、プレート枠本体1の各スリット8a
〜8cに嵌入された状態で、スリット8a〜8cの内周
面と各突条片58a〜58cとの間に僅かな隙間しか生
じないような寸法に設定してある。すなわち、配線器具
Cを取り付けたプレート枠Aに化粧プレートBを取着し
た状態では、3つの突条片58a〜58cがプレート枠
本体1の各スリット8a〜8cに嵌入され、スリット8
a〜8cの内周面と各突条片58a〜58cとの間には
僅かな隙間しか生じないことから、プレート枠本体1の
可動梁部5の動き(撓み)が規制されることになる。そ
の結果、配線器具Cとしてコンセントを使用していると
きにコンセントに差し込まれたプラグを異常に大きな力
で引き抜く等の衝撃が加えられた場合でも、上記の如く
可動梁部5の動きが規制されているために配線器具Cの
係止爪61と可動梁部5及び固定梁部4の係止溝5a,
4aとの係止が外れ難くなるものである。
【0026】なお、本実施形態ではプレート枠Aの略中
央に1個モジュール寸法の配線器具Cを取り付ける場合
に対応して化粧プレートBの略中央に上記配線器具Cの
機能面を露出する開口窓51aが設けてあるが、例えば
1個モジュール寸法の配線器具Cを開口部2の両端の取
付位置に2個離間して取り付ける場合には、図13に示
すような2つの開口窓51a,51aを有する化粧プレ
ートBを用い、あるいは1個モジュール寸法の配線器具
Cを3個並べて取り付ける場合には、図14に示すよう
な3個モジュール寸法に対応した開口窓51a’を有す
る化粧プレートBを用いるようにすればよい。
【0027】(実施形態2)本発明の第2の実施形態を
図15〜図22を参照して説明する。上記実施形態1で
は、プレート枠本体1の略中央に3個モジュール対応寸
法の開口部2を1つだけ有する所謂1連型のものを例示
したが、本実施形態は3個モジュール対応寸法の開口部
2をその短幅方向に並設した所謂2連型のものである。
なお、基本的な構成は実施形態1と共通であるので共通
する部分については同一の番号を付して説明は省略す
る。
【0028】本実施形態におけるプレート枠A’のプレ
ート枠本体1’は、図15に示すように実施形態1にお
ける1連のプレート枠本体1を長手方向に直交する方向
に2個並べて一体にしたような構造を有する。プレート
枠本体1’の略中央には3個モジュール対応寸法の開口
部21 ,22 が開口部21 ,22 の短幅方向に並べて設
けてあり、両開口部21 ,22 を仕切る中央枠片4’を
固定梁部としている。この中央枠片4’の両側面には、
図17及び図18に示すように各々係止溝4aが各一対
ずつの計3組設けてある。なお各係止溝4aの組の外側
には、実施形態1と同様に仕切リブ20が突設してあ
る。
【0029】またプレート枠本体1’の両側枠片3a,
3bには、連結部6によって連結された可動梁部5、ス
リット8a〜8c、溝9がそれぞれ設けてあり、各可動
梁部5にも各一対の計3組の係止溝5aが設けてある。
さらに各開口部21 ,22 両側の側片10には、それぞ
れ凹所11、ボックスねじ挿通孔12、ねじ挿通孔13
並びにはさみ金具係止孔14が設けてあり、プレート枠
本体1’の四隅には化粧プレートB’の係止突起53が
挿入係止される化粧プレート係止孔15が設けてある。
なお、ボックスねじ挿通孔12周縁部の構造は実施形態
1と共通であるから説明は省略する。
【0030】ところで、図17、図20及び図21に示
すように中央枠片4’の背面側から長手方向に沿ってリ
ブ4e’が突設してある。このリブ4e’は、各開口部
1,22 に取り付けられた配線器具間に生じるスペー
スに収まる程度の幅寸法に形成され、長手方向の両端で
プレート枠本体1’の背面から離れるに従って内側に傾
斜させてある。つまり、リブ4e’の両端を上記のよう
に傾斜させることにより、埋込ボックスと干渉せず、且
つ可能な限り長手方向の寸法が長いリブ4e’を形成す
ることができるものである。而して、従来2連型の配線
器具用プレートにおいては、ボックスねじを締め付けた
ときの中央枠片の変形が特に大きいものであったが、本
実施形態のように中央枠片4’に背面側に突出する上記
リブ4e’を設けたことにより、中央枠片4’の断面係
数が大きくなってボックスねじの締結力に対する中央枠
片4’の変形を軽減することができるのである。なお、
上記リブ4e’の高さ寸法(プレート枠本体1’の背面
方向への突出量)は、中央枠片4’の変形を軽減するの
に充分な寸法に設定すればよい。
【0031】一方、本実施形態における化粧プレート
B’のプレート本体50’は、全周に渡って側壁52’
が形成された主部51’の略中央に、長手方向に直交す
る方向で並ぶ一対の開口窓51a’を有するものであ
る。各開口窓51a’は3個モジュール対応寸法に形成
され、プレート枠A’に1個モジュール寸法の配線器具
Cを3個並べて取り付けたときに各配線器具Cの機能面
を露出させることができるようになっている。なお本実
施形態においても、プレート本体50’の対向する側壁
52’間の幅寸法をプレート枠本体1’の各幅寸法より
も大きくしてあるから、プレート枠A’の前面側に化粧
プレートB’を取着したときにプレート枠本体1’がプ
レート本体50’の内側に収まり、実施形態1と同様に
両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見えないよ
うにして見栄えを良くすることができる。
【0032】また主部51’の背面には、プレート枠本
体1’の化粧プレート係止孔15に挿入係止される係止
突起53、側枠片3a,3bの各スリット8a〜8cに
嵌入される突条片58a〜58cが突設してある。さら
に側壁52には、プレート枠本体1’の側面に当接して
プレート枠本体1’に対する化粧プレートB’のがたつ
きを防止する規制リブ54、プレート枠本体1’の張出
部3dの前面に載置されて化粧プレートB’のがたつき
を防ぐリブ55、化粧プレートB’をプレート枠A’か
ら取り外す際に治具が挿入される切欠部56が設けてあ
る。
【0033】なお、本実施形態においては、プレート枠
A及び化粧プレートBを2組用いて配線器具を配設する
場合に対して、プレート枠A’及び化粧プレートB’が
1組で済み、部品点数の削減が図れるという利点があ
る。また、1箇所に配設可能な配線器具の個数や組み合
わせのパターンが増えることになり、使い勝手が良くな
るという利点もある。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、矩形枠状のプレート
枠本体に埋込型の配線器具の機能面を露出させる開口部
が設けられるとともに該開口部を挟んで対向する前記プ
レート枠本体の側枠片に前記配線器具を取り付けるため
の取付手段を具備し造営面に設けられた埋込孔の開口面
側を覆うプレート枠と、前記配線器具の機能面を露出さ
せる開口窓を有するとともに前記プレート枠に取着され
て該プレート枠の前面を覆う化粧プレートとを備え、前
記埋込孔内に配設される埋込ボックスに前記プレート枠
を取り付けるためのボックスねじが挿通されるボックス
ねじ挿通孔を前記プレート枠本体の開口部を挟んで対向
する側枠片に設け、該ボックスねじ挿通孔の周縁部のう
ちでボックスねじ挿通孔を挟んで前記開口部に略対向す
る部位の少なくとも一部を前記周縁部の他の部位よりも
厚く形成して成るので、この厚く形成された部位にボッ
クスねじの頭部下面が先に当接し、ボックスねじの締め
付けによりプレート枠に作用する力の作用点が上記厚く
形成された部位だけとなり、ボックスねじ挿通孔の周縁
部が同じ厚みで形成されていた従来例に比較して、同じ
締結力に対してプレート枠の変形を軽減することができ
るという効果がある。
【0035】請求項2の発明は、矩形枠状のプレート枠
本体に埋込型の配線器具の機能面を露出させる2つの開
口部が中央枠片を挟んで並設されるとともに前記各開口
部を挟んで前記中央枠片に対向する前記プレート枠本体
の側枠片に前記配線器具を取り付けるための取付手段を
具備し造営面に設けられた埋込孔の開口面側を覆うプレ
ート枠と、前記配線器具の機能面を露出させる2つの開
口窓を有するとともに前記プレート枠に取着されて該プ
レート枠の前面を覆う化粧プレートとを備え、前記埋込
孔内に配設される埋込ボックスに前記プレート枠を取り
付けるためのボックスねじが挿通されるボックスねじ挿
通孔を前記プレート枠本体の開口部を挟んで対向する側
枠片に設け、該ボックスねじ挿通孔の周縁部のうちでボ
ックスねじ挿通孔を挟んで前記開口部に略対向する部位
の少なくとも一部を前記周縁部の他の部位よりも厚く形
成して成るので、この厚く形成された部位にボックスね
じの頭部下面が先に当接し、ボックスねじの締め付けに
よりプレート枠に作用する力の作用点が上記厚く形成さ
れた部位だけとなり、所謂2連型の配線器具用プレート
においても、ボックスねじ挿通孔の周縁部が同じ厚みで
形成されていた従来例に比較して、同じ締結力に対して
プレート枠の変形を軽減することができるという効果が
ある。
【0036】請求項3の発明は、矩形枠状のプレート枠
本体に埋込型の配線器具の機能面を露出させる2つの開
口部が中央枠片を挟んで並設されるとともに前記各開口
部を挟んで前記中央枠片に対向する前記プレート枠本体
の側枠片に前記配線器具を取り付けるための取付手段を
具備し造営面に設けられた埋込孔の開口面側を覆うプレ
ート枠と、前記配線器具の機能面を露出させる2つの開
口窓を有するとともに前記プレート枠に取着されて該プ
レート枠の前面を覆う化粧プレートとを備え、前記埋込
孔内に配設される埋込ボックスに前記プレート枠を取り
付けるためのボックスねじが挿通されるボックスねじ挿
通孔を前記プレート枠本体の開口部を挟んで対向する側
枠片に設けるとともに、前記中央枠片に背面側に突出す
るリブを設けたので、所謂2連型の配線器具用プレート
において、このリブによって中央枠片の断面係数を大き
くし、ボックスねじの締結力に対する中央枠片の変形を
軽減することができるという効果がある。
【0037】請求項4の発明は、前記化粧プレートは、
前記開口窓を有して前記プレート枠の前面を覆う主部
と、該主部の略全周縁より突出する側壁とを備えて成
り、前記開口窓を挟んで対向する側壁間の幅寸法を前記
プレート枠の各幅寸法よりも大きくして成るので、プレ
ート枠の前面側に化粧プレートを取着したときにプレー
ト枠が化粧プレートの内側に収まり、化粧プレートの側
壁の先端縁が造営面にほぼ当接することになるため、プ
レート枠と化粧プレートとの突き合わせ面が造営面より
も前方へ出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面
からはほとんど見えないようにして見栄えを良くするこ
とができるという効果がある。
【0038】請求項5の発明は、前記化粧プレートの背
面側に係止突起を突設するとともに該係止突起が係止す
る係止孔を前記プレート枠本体の前面に設け、前記化粧
プレートの側壁に化粧プレート取外し用の治具を挿入す
る切欠部を設けて成るので、切欠部に治具を挿入して梃
子の原理を用いて化粧プレートを持ち上げることによ
り、係止突起と係止孔との係止を解いて化粧プレートを
プレート枠から容易に取り外すことができるという効果
がある。
【0039】請求項6の発明は、前記切欠部に対応する
位置で化粧プレート取外し用の治具を逃がす逃がし部を
前記プレート枠本体に設けて成るので、切欠部に差し込
まれた治具を逃がし部に逃がすことで奥まで挿入でき、
化粧プレートを取り外す際に力が加え易くできるという
効果がある。請求項7の発明は、前記逃がし部の背面側
端部より前記化粧プレートの切欠部から突出しない突起
を延設して成るので、切欠部に差し込んだ治具が突起に
当接することにより、化粧プレートをプレート枠から取
り外す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す前面側から見た斜視図であ
る。
【図2】同上の背面側から見た斜視図である。
【図3】同上のプレート枠に化粧プレートを取り付けた
状態を示し、(a)は正面図、(b)は一部破断した側
面図、(c)は側面断面図である。
【図4】同上のプレート枠の正面図である。
【図5】同上のプレート枠の背面図である。
【図6】同上のプレート枠の長手方向側面断面図であ
る。
【図7】同上のプレート枠の長手方向側面断面図であ
る。
【図8】同上のプレート枠のボックスねじ挿通孔周縁部
の一部省略した側面断面図である。
【図9】同上のプレート枠の短幅方向側面断面図であ
る。
【図10】同上のプレート枠の短幅方向側面断面図であ
る。
【図11】同上における配線器具の一例を示す斜視図で
ある。
【図12】(a)及び(b)は同上のプレート枠への配
線器具の取り付け方を説明するための説明図である。
【図13】同上における化粧プレートを示し、(a)は
正面図、(b)は長手方向側面断面図、(c)は背面
図、(d)は短幅方向側面断面図である。
【図14】同上における化粧プレートの他の構成を示
し、(a)は正面図、(b)は長手方向側面断面図、
(c)は背面図、(d)は短幅方向側面断面図である。
【図15】実施形態2におけるプレート枠の正面図であ
る。
【図16】同上のプレート枠の背面図である。
【図17】同上のプレート枠の長手方向側面断面図であ
る。
【図18】同上のプレート枠の長手方向側面断面図であ
る。
【図19】同上のプレート枠のボックスねじ挿通孔周縁
部の一部省略した側面断面図である。
【図20】同上のプレート枠の長手方向中央断面図であ
る。
【図21】同上の要部断面図である。
【図22】同上における化粧プレートを示し、(a)は
正面図、(b)は長手方向側面断面図、(c)は背面
図、(d)は短幅方向側面断面図である。
【符号の説明】
A プレート枠 B 化粧プレート 1 プレート枠本体 2 開口部 3 側枠片 12 ボックスねじ挿通孔 12a 外側部位 12b 内側部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 満寿雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−198209(JP,A) 特開 平4−271220(JP,A) 特開 平2−36711(JP,A) 特開 平9−224318(JP,A) 実開 平5−11719(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形枠状のプレート枠本体に埋込型の配
    線器具の機能面を露出させる開口部が設けられるととも
    に該開口部を挟んで対向する前記プレート枠本体の側枠
    片に前記配線器具を取り付けるための取付手段を具備し
    造営面に設けられた埋込孔の開口面側を覆うプレート枠
    と、前記配線器具の機能面を露出させる開口窓を有する
    とともに前記プレート枠に取着されて該プレート枠の前
    面を覆う化粧プレートとを備え、前記埋込孔内に配設さ
    れる埋込ボックスに前記プレート枠を取り付けるための
    ボックスねじが挿通されるボックスねじ挿通孔を前記プ
    レート枠本体の開口部を挟んで対向する側枠片に設け、
    該ボックスねじ挿通孔の周縁部のうちでボックスねじ挿
    通孔を挟んで前記開口部に略対向する部位の少なくとも
    一部を前記周縁部の他の部位よりも厚く形成して成るこ
    とを特徴とする配線器具用プレート。
  2. 【請求項2】 矩形枠状のプレート枠本体に埋込型の配
    線器具の機能面を露出させる2つの開口部が中央枠片を
    挟んで並設されるとともに前記各開口部を挟んで前記中
    央枠片に対向する前記プレート枠本体の側枠片に前記配
    線器具を取り付けるための取付手段を具備し造営面に設
    けられた埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配
    線器具の機能面を露出させる2つの開口窓を有するとと
    もに前記プレート枠に取着されて該プレート枠の前面を
    覆う化粧プレートとを備え、前記埋込孔内に配設される
    埋込ボックスに前記プレート枠を取り付けるためのボッ
    クスねじが挿通されるボックスねじ挿通孔を前記プレー
    ト枠本体の開口部を挟んで対向する側枠片に設け、該ボ
    ックスねじ挿通孔の周縁部のうちでボックスねじ挿通孔
    を挟んで前記開口部に略対向する部位の少なくとも一部
    を前記周縁部の他の部位よりも厚く形成して成ることを
    特徴とする配線器具用プレート。
  3. 【請求項3】 矩形枠状のプレート枠本体に埋込型の配
    線器具の機能面を露出させる2つの開口部が中央枠片を
    挟んで並設されるとともに前記各開口部を挟んで前記中
    央枠片に対向する前記プレート枠本体の側枠片に前記配
    線器具を取り付けるための取付手段を具備し造営面に設
    けられた埋込孔の開口面側を覆うプレート枠と、前記配
    線器具の機能面を露出させる2つの開口窓を有するとと
    もに前記プレート枠に取着されて該プレート枠の前面を
    覆う化粧プレートとを備え、前記埋込孔内に配設される
    埋込ボックスに前記プレート枠を取り付けるためのボッ
    クスねじが挿通されるボックスねじ挿通孔を前記プレー
    ト枠本体の開口部を挟んで対向する側枠片に設けるとと
    もに、前記中央枠片に背面側に突出するリブを設けたこ
    とを特徴とする配線器具用プレート。
  4. 【請求項4】 前記化粧プレートは、前記開口窓を有し
    て前記プレート枠の前面を覆う主部と、該主部の略全周
    縁より突出する側壁とを備えて成り、前記開口窓を挟ん
    で対向する側壁間の幅寸法を前記プレート枠の各幅寸法
    よりも大きくして成ることを特徴とする請求項1又は2
    又は3記載の配線器具用プレート。
  5. 【請求項5】 前記化粧プレートの背面側に係止突起を
    突設するとともに該係止突起が係止する係止孔を前記プ
    レート枠本体の前面に設け、前記化粧プレートの側壁に
    化粧プレート取外し用の治具を挿入する切欠部を設けて
    成ることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の配線
    器具用プレート。
  6. 【請求項6】 前記切欠部に対応する位置で化粧プレー
    ト取外し用の治具を逃がす逃がし部を前記プレート枠本
    体に設けて成ることを特徴とする請求項5記載の配線器
    具用プレート。
  7. 【請求項7】 前記逃がし部の背面側端部より前記化粧
    プレートの切欠部から突出しない突起を延設して成るこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の配線器具用プレー
    ト。
JP06061198A 1998-02-24 1998-02-24 配線器具用プレート Expired - Fee Related JP3508536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06061198A JP3508536B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 配線器具用プレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06061198A JP3508536B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 配線器具用プレート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11243615A JPH11243615A (ja) 1999-09-07
JP3508536B2 true JP3508536B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=13147248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06061198A Expired - Fee Related JP3508536B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 配線器具用プレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3508536B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5608028B2 (ja) * 2010-09-27 2014-10-15 パナソニック株式会社 取付枠および配線装置
JP2015106993A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線器具取付部材及びそれを用いた配線装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11243615A (ja) 1999-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5723817A (en) Snap-on wallplate system
JP3508536B2 (ja) 配線器具用プレート
JP3562227B2 (ja) 配線器具用のプレート構造
JP3539130B2 (ja) 同軸ケーブル接続器
KR100308177B1 (ko) 배선기구용플레이트
JP2001177940A (ja) 配線器具用プレート
JP3509562B2 (ja) 配線器具用プレート
JPH0331099Y2 (ja)
JPH05275868A (ja) 電気装置用筐体
JP3433630B2 (ja) 配線器具用プレート枠
JP3690302B2 (ja) 配線器具用プレート
JPH1198642A (ja) 配線器具用プレート
JPH0746017Y2 (ja) 配線器具用プレート枠
JP3511926B2 (ja) 配線器具用プレート
JPH1186926A (ja) 同軸ケーブル接続器
JP2709004B2 (ja) 床パネルへの通線用蓋体の取り付け構造
JP2001069635A (ja) 配線器具用プレート
JP2002171634A (ja) 配線器具用プレート
JP3070856B2 (ja) 配線器具用プレート枠
JP3632613B2 (ja) 配線器具用プレート
JP3990759B2 (ja) 電気配線箱の施錠装置
JP4172305B2 (ja) 機器の取付台
JP2001157338A (ja) 配線器具用プレート
JP3566160B2 (ja) 配線ダクトと配線器具収容体との取付構造
JP2002165325A (ja) 配線器具用プレート

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees