JPH1198207A - デジタル衛星放送用受信機とこれを用いた装置 - Google Patents

デジタル衛星放送用受信機とこれを用いた装置

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JPH1198207A
JPH1198207A JP9253472A JP25347297A JPH1198207A JP H1198207 A JPH1198207 A JP H1198207A JP 9253472 A JP9253472 A JP 9253472A JP 25347297 A JP25347297 A JP 25347297A JP H1198207 A JPH1198207 A JP H1198207A
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digital
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の小型化と異なるPSK変調方式のデジ
タル衛星放送信号の安定な受信を可能とする。 【解決手段】 QPSKもしくは8PSK変調方式のデ
ジタル衛星放送信号が端子100から入力し、ミクサ手
段5,26で周波数変換されて低周波信号となり、デジ
タル復調手段34に供給される。このデジタル復調手段
34では、この低周波信号が、A/D変換器29でアナ
ログ/デジタル変換された後、QPSK/8PSK復調
手段で復調されるが、このとき、マイコン300からの
データにより、変調方式判別手段33が受信信号がQP
SKもしくは8PSK変調方式のものであることを判定
し、この判定結果に基づいて、デジタル復調手段30は
その変調方式に対応した復調動作を行なう。この復調出
力は、QPSK/8PSK・FEC手段でエラー訂正や
デインターリーブ処理され、復調出力122となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、QPSK変調方式
と8PSK変調方式といった異なる位相変調方式のデジ
タル衛星放送を受信するデジタル衛星放送用受信機とこ
れを用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル衛星放送では、伝送量や放送内
容に応じて異なる位相変調方式が用いられる。例えば、
通信衛星CSによるデジタル衛星放送では、QPSK
(Quadrature Phase Shift Keying:即ち、4相位相偏
移)変調方式が用いられるのに対して、放送衛星BSに
よるデジタル衛星放送では、8PSK(8 Phase Shift
Keying:即ち、8相位相偏移)変調方式が検討されて
いる。
【0003】ここで、PSK変調方式は、デジタル信号
に応じて互いに直交する(即ち、互いに90゜の位相差
の)2つのキャリアを位相偏移するものであって、この
デジタル信号をnビット毎に区切り、これらnビットの
“1”,“0”の組合せをデータとして、異なる組み合
わせのデータが直交するI,Q軸をもつ位相面の異なる
位置に配置されるように、上記2つのキャリアを変調す
るものである。
【0004】QPSK変調方式の場合、n=2であり、
上記データとしては、(00),(01),(10),(11)の4通りが
あって、夫々毎に2つのキャリアの位相偏移量を異なら
せる。図3(a)はこのQPSK変調方式でのI,Q軸
を持つ位相面でのデータ点DPの配列(即ち、コンスタ
レーション)を示すものであって、2ビットの組み合わ
せの上記各データは図示するように配置される。また、
各データ点DPは夫々破線で囲まれた領域内にあると
き、互いに識別可能であり、この破線をデータ識別のた
めのスライス基準線SLという。この場合には、I,Q
軸が夫々スライス基準線SLとなる。
【0005】また、8PSK変調方式では、n=3であ
り、上記データとしては、(000),(001),(010),(011),(1
00),(101),(110),(111)の8通りがあり、夫々毎に2つ
のキャリアの位相偏移量を異ならせる。図3(b)はこ
の8PSK変調方式でのコンスタレーションを示すもの
であって、3ビットの組み合わせの上記各データは図示
するように配置される。各データDPの識別のためのス
ライス基準線SLも破線で図示するようになる。
【0006】一般に、デジタル信号のnビットを単位と
するPSK変調方式では、2n個のデータ点があり、従
って、2n相のPSK変調方式ということになる。
【0007】かかるPSK変調方式によるデジタル信号
を復調する場合も、このデジタル信号を互いに90゜の
位相差を有する2つのキャリアで復調する。この場合、
図3に示すコンスタレーションのI軸に相当する位相の
キャリアで復調された信号を復調I信号、Q軸に相当す
る位相のキャリアで復調された信号を復調Q信号と夫々
呼ぶことにするが、これら復調I,Q信号から元のnビ
ットを復元する。このために、QPSK変調方式と8P
SK変調方式というように、変調方式が異なるデジタル
信号では、復調I,Q信号がその変調方式毎に異なるこ
とになる。
【0008】このことからして、異なる位相偏移変調方
式によるデジタル衛星放送を受信するデジタル衛星放送
用受信機では、夫々の変調方式毎に別々に専用のPSK
復調手段が設けられていた。
【0009】図7はQPSK変調方式によるデジタル衛
星放送と8PSK変調方式によるデシタル衛星放送とを
受信可能とした従来のデジタル衛星放送用受信機の一例
を示すブロック図であって、1はハイパスフィルタ、2
は前置増幅器、3は可変同調フィルタ、4はRF・AG
C(無線周波自動利得)増幅器、5はミクサ、6は発振
器、7は周波数シンセサイザ、8はバンドパスフィル
タ、9はRF・AGC制御手段、10はIF(中間周
波)増幅器、11は発振器、12は直交検波手段、13
は90゜移相器、14はIF・AGC増幅器、15a,
15bは掛算器、50はフロントエンド、16はA/D
変換器、17はQPSK復調手段、18はクロック再生
手段、19はQPSK・FEC(Forward error Correc
tion)手段、20はデジタル復調手段、21はA/D変
換器、22は8PSK復調手段、24はクロック再生手
段、23は8PSK・FEC手段、25はデジタル復調
手段、100は高周波入力端子、101,102は電源
端子、103はクロック端子、104はデータ端子、1
05は電源端子、106はAGC制御端子、107は復
調I信号、108は復調Q信号、109はクロック端
子、110はデータ端子、111はQPSK復調信号、
112は再生クロック信号、113はクロック端子、1
14はデータ端子、115は8PSK復調信号、116
は再生クロック信号、117は制御端子、118はデジ
タル復調信号、119は再生クロック信号、200は選
択手段である。
【0010】同図において、フロントエンド50では、
電源端子105からの電源電圧が供給されて動作状態と
なり、屋外ユニットのアンテナ(図示せず)から受信さ
れた1GHz帯のデジタル衛星放送のデジタル変調信号
(デジタル衛星放送信号)が入力端子100から入力さ
れ、ハイパスフィルタ1と前置増幅器2と可変同調フィ
ルタ3とによって不要波除去と増幅などの処理がなされ
た後、RF・AGC制御手段9によって利得制御される
RF・AGC増幅器4でレベル調整されてミクサ5に供
給される。このミクサ5は発振器6と周波数シンセサイ
ザ7とで周波数変換手段を形成しており、周波数シンセ
サイザ7が受信機の制御マイコン(図示せず)からクロ
ック端子103を介してクロックが供給されて動作し、
かつこの制御マイコンからデータ端子104を介して供
給される情報に応じて発振器6の発振周波数を制御する
ことにより、受信されたデジタル衛星放送信号のうちの
希望チャネルのデジタル衛星放送信号がRF(無線周
波)信号から、例えば、中間周波数479.5MHzの
IF信号に変換される。このIF信号は、バンドパスフ
ィルタ(IFフィルタ)8で不要成分が除去され、IF
増幅器10で増幅された後、直交検波手段12に供給さ
れる。
【0011】なお、このIF増幅器10から出力される
IF信号からRF・AGC制御手段9でRF・AGC電
圧が生成され、これにより、RF・AGC増幅器4の利
得が制御される。また、電源端子101から室外ユニッ
トに電源電圧が供給される。さらに、周波数シンセサイ
ザ7は発振器6の発振周波数を検出し、これを希望する
チャンネルを選局できる周波数にするための制御信号を
生成して、電源端子102からの電源電圧に重畳し、可
変同調フィルタ3と発振器6とに供給する。これによ
り、可変同調フィルタ3は、希望するチャンネルのデジ
タル衛星放送信号が通過するように、その通過帯域が設
定され、発振器6の発振周波数もこのチャンネルに応じ
たものに設定される。
【0012】この直交検波手段12では、このIF信号
が、IF・AGC手段14でAGC制御端子106から
供給されるIF・AGC電圧に応じてレベル調整された
後、掛算器15a,15bに供給される。この掛算器1
5aでは、発振器11からの周波数が上記中間周波数4
79.5MHzに等しく、位相が固定のキャリアとIF
信号とが掛算されて復調I信号107が得られ、また、
掛算器15bでは、この発振器11からのキャリアが9
0゜移相器13で90゜移送されてIF信号と掛算さ
れ、復調Q信号108が得られる。これら復調I信号1
07,復調Q信号108はともに、QPSKのデジタル
復調手段20と8PSKのデジタル復調手段25とに供
給される。
【0013】ところで、図3のコンスタレーションに示
すように、I,Q軸に対してデータ配置が決められたQ
PSK,8PSK変調されて元のデータを復調するため
には、復調のためのキャリア(以下、復調キャリアとい
う)の位相がこのコンスタレーションでのI,Q軸の位
相に正確に一致していなければならない。しかし、直交
検波手段12での発振器11から出力される復調キャリ
ア及びこれを90゜移相器13で移相して得られる復調
キャリアは、周波数がIF信号の変調キャリア周波数に
一致するものの、位相が固定しているため、IF信号の
変調キャリアに対してランダムであり、従って、このI
F信号のコンスタレーションでのI,Q軸に対し、ラン
ダムな位相を有している。このため、この直交検出手段
12から出力される復調I信号107,復調Q信号は夫
々、コンスタレーションのI,Q軸に夫々位相が一致し
た2つの復調キャリアで直交検出(復調)されたときに
得られる真の復調I信号,復調Q信号を含んだものとな
っている。デジタル復調手段20,25は夫々、かかる
復調I信号107,復調Q信号108をQPSK,8P
SK復調して真の復調I信号,復調Q信号を得るための
ものである。
【0014】受信されたデジタル衛星放送信号がQPS
K変調方式によるデジタル変調信号であるときには、デ
ジタル復調手段20において、供給される復調I信号1
07と復調Q信号とが、A/D変換器16で一旦アナロ
グ/デジタル変換された後、クロック端子109からの
クロックとデータ端子110からの制御用データとで動
作するQPSK復調手段17で真の復調I信号と復調Q
信号とにQPSK復調され、QPSK・FEC手段19
でエラー訂正やデインターリーブなどの処理がなされて
元のデジタルデータであるQPSK復調信号111が得
られる。また、クロック再生手段18で復調信号からク
ロック信号112が再生され、これの所定倍数の周波数
のA/D変換器16の動作クロックが生成される。
【0015】同様に、受信されたデジタル衛星放送信号
が8PSK変調方式によるデジタル変調信号であるとき
には、デジタル復調手段25において、供給される復調
I信号107と復調Q信号とが、A/D変換器21で一
旦アナログ/デジタル変換された後、クロック端子11
3からのクロックとデータ端子114からの制御用デー
タとで動作する8PSK復調手段22で真の復調I信号
と復調Q信号とに8PSK復調され、8PSK・FEC
手段23でエラー訂正やデインターリーブなどの処理が
なされて元のデジタルデータである8PSK復調信号1
15が得られる。また、クロック再生手段24で復調信
号からクロック信号116が再生され、これの所定倍数
の周波数のA/D変換器21の動作クロックが生成され
る。
【0016】このように、デジタル復調手段20,25
では、直交検出手段12からの復調I信号107と復調
Q信号108とが、A/D変換器16,21でアナログ
/デジタル変換された後、PSK復調されるのである
が、これら復調I信号107と復調Q信号108とはベ
ースバンドの信号であって周波数が充分低く、これによ
り、A/D変換器16,21はこれら復調I信号107
と復調Q信号108に対して応答し得るのである。上記
の479.5MHzのIF信号に対しては、A/D変換
器16,21は応答することができず、直交検出手段1
2はIF信号をA/D変換器16,21が応答し得る周
波数の信号に変換する役目も担っているのである。
【0017】デジタル復調手段20の出力としてのQP
SK・FEC手段20から出力されるQPSK復調信号
111とクロック再生手段18で再生されたクロック1
12とが選択手段200に供給され、同様に、デジタル
復調手段25の出力としての8PSK・FEC手段23
から出力される8PSK復調信号115とクロック再生
手段24で再生されたクロック116も選択手段200
に供給される。この選局手段200では、制御端子11
7からの制御情報により、デジタル衛星放送信号として
QPSK変調方式によるデジタル変調信号を受信してい
るときには、デジタル復調手段20の出力をデジタル復
調信号118,再生クロック信号119として選択出力
し、また、デジタル衛星放送信号として8PSK変調方
式によるデジタル変調信号を受信しているときには、デ
ジタル復調手段25の出力をデジタル復調信号118,
再生クロック信号119として選択出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデジタル衛星放送用受信機では、QPSK変調方式
の受信信号と8PSK変調方式の受信信号毎にA/D変
換器とPSK復調手段とクロック再生手段とFEC手段
とからなるデジタル復調手段が必要であり、しかも、こ
れらは互いに別部品であって、フロントエンドとも別部
品であり、これらをテレビジョン受像機やVTRなどの
装置に受信部として内蔵すると、夫々のためのスペース
が必要となって、これら装置の回路規模の縮小や構成の
簡略化を阻害していた。
【0019】また、異なる衛星によって異なるデジタル
変調方式によるデジタル衛星放送を受信する場合には、
夫々の衛星毎のアンテナを必要とするが、従来のデジタ
ル衛星放送用受信機では、これらアンテナをフロントエ
ンドの高周波入力端子に繋ぎ替える必要があり、非常な
手間を必要としていた。
【0020】本発明の目的は、かかる問題を解消し、構
成を簡略化し、回路規模を縮小して、さらには、コスト
の低減を図ることができるようにしたデジタル衛星放送
用受信機とこれを用いた装置を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、使用する複数のアン
テナの取替え作業を不要とし、使い勝手を高めることが
できるようにしたデジタル衛星放送用受信機とこれを用
いた装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、2n相(但し、nは正整数)PSK変調
方式によるデジタル衛星放送信号と2n+1相PSK変調
方式によるデジタル衛星放送信号とを受信するものであ
って、受信した高周波のデジタル衛星放送信号を低周波
信号に変換する周波数変換手段と、該低周波信号を復調
する単一のデジタル復調手段とを備え、該デジタル復調
手段は、該低周波信号をアナログ/デジタル変換するA
/D変換手段と、該A/D変換手段の出力信号を2n
PSKの復調と2n+1相PSKの復調とを選択的に行な
う復調手段と、この復調出力からクロックを再生するク
ロック再生手段と、この復調出力のエラー訂正を行なう
エラー訂正手段と、受信したデジタル衛星放送信号もし
くは該デジタル復調手段の復調出力に含まれる情報から
受信したデジタル衛星放送信号が2n相PSK変調方式
によるものか、2n+1相PSK変調方式によるものかを
判定する判定手段を有し、該判定手段の判定結果に応じ
て、該復調手段及びエラー訂正手段の動作を2n相PS
K変調方式に対応したものと2n+1相PSKに対応した
ものとに選択切り換えるようにする。
【0023】また、本発明は、2n相PSK変調方式に
よるデジタル衛星放送信号を入力する第1の入力手段
と、2n+1相PSK変調方式によるデジタル衛星放送信
号を入力する第2の入力手段と、該第1,第2の入力手
段を上記判定手段の判定結果に応じて切り換える切換手
段とを備える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるデジタル衛星放送
用受信機の第1の実施形態を示すブロック図であって、
10’は低周波増幅器、26はミクサ手段、27は発振
器、28はLPF(ローパスフィルタ)、29はA/D
変換器、30はQPSK/8PSK復調手段、31はQ
PSK/8PSK・FEC手段、32はクロック再生手
段、33は復調方式判定手段、34はデジタル復調手
段、120はクロック端子、121はデータ端子、12
2は復調出力信号、123は再生クロック信号、300
は制御用のマイコン(マイクロコンピュータ)であり、
図7に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明
を省略する。
【0025】同図において、バンドパスフィルタ8から
出力される中間周波のデジタル衛星放送信号(ここで
は、QPSK変調方式もしくは8PSK変調方式による
ものとするが、一般には、2n相もしくは2n+1相PSK
変調方式によるもの)は、ミクサ手段26と発振器27
とからなる周波数変換手段でさらに周波数変換されて2
7MHz程度の低周波のデジタル衛星放送信号となり、
LPF28で不要成分が除かれ、低周波増幅器10’で
増幅された後、デジタル復調手段35に供給される。な
お、この低周波増幅器10’の出力から、RF・AGC
制御手段9により、AGC電圧が生成される。
【0026】デジタル復調手段34では、供給された低
周波のデジタル衛星放送信号がA/D変換器29によっ
てデジタル変換される。この場合、低周波のデジタル衛
星放送信号の変調キャリア周波数が、上記のように、2
7MHz程度と低いので、A/D変換器29はこの低周
波のデジタル衛星放送信号に応答する。
【0027】A/D変換器29の出力信号はQPSK/
8PSK復調手段30に供給され、キャリア再生して
I,Q軸の復調によるPSK復調が行なわれ、また、こ
のQPSK/8PSK復調手段30の復調出力から、ク
ロック再生手段32により、クロック再生が行われる。
QPSK/8PSK復調手段30の復調出力はQPSK
/8PSK・FEC手段31でエラー訂正やデインター
リーブなどの処理がなされ、復調出力122として、ク
ロック再生手段32からの再生クロック信号123とと
もに、出力される。
【0028】ここで、デジタル復調手段34の全体的な
動作は、マイコン300からクロック端子120を介し
て供給されるクロック信号のタイミングで動作する。ま
た、変調方式判定手段33は、マイコン300からデー
タ端子121を介して供給されるデータにより、現在受
信しているのはQPSK変調方式によるデジタル衛星放
送信号であるか、8PSK変調方式によるデジタル衛星
放送信号であるかを判定し、QPSK変調方式によるデ
ジタル衛星放送信号を受信中であるときには、QPSK
/8PSK復調手段30をQPSK復調手段として動作
させるとともに、QPSK/8PSK・FEC手段31
をQPSKの復調出力のエラー訂正やデインターリーブ
などの処理動作を行なわせ、また、8PSK変調方式に
よるデジタル衛星放送信号を受信中であるときには、Q
PSK/8PSK復調手段30を8PSK復調手段とし
て動作させるとともに、QPSK/8PSK・FEC手
段31を8PSKの復調出力のエラー訂正やデインター
リーブなどの処理動作を行なわせる。このマイコン30
0からデータ端子121に出力される上記データは、Q
PSK変調方式によるデジタル衛星放送信号と8PSK
変調方式によるデジタル衛星放送信号とのユーザが選択
した方の変調方式を表わすものである。
【0029】なお、かかる受信したデジタル衛星放送信
号の変調方式の判定は、まず、いずれか一方の変調方式
に対する処理動作となるように、QPSK/8PSK復
調手段30及びQPSK/8PSK・FEC手段31を
動作させ、これによって得られる復調出力に含まれる繰
り返し伝送される既知の情報(例えば、同期信号)を一
定期間観測してこの復調出力が有効か否かを判定し、そ
の判定の結果、有効であれば、現在の変調方式の処理動
作を継続させ、有効でなければ、他方の変調方式の処理
動作になるように、QPSK/8PSK復調手段30及
びQPSK/8PSK・FEC手段31を動作させるこ
とにより、変調方式を判定する方法がある。
【0030】また、かかる受信したデジタル衛星放送の
変調方式の判定は、復調出力122に含まれるPSK変
調方式の種類を示す情報から行なうこともできる。
【0031】このようにして、この第1の実施形態で
は、デジタル復調手段34をQPSK,8PSKのいず
れの変調方式にも共用したものであって、デジタル復調
手段34の使用個数を最小にすることができ、しかも、
図7に示した従来技術で用いられる直交検出手段12に
比べて回路構成が簡単で部品点数が少ない周波数変換手
段(ミクサ手段26や発振器27,LPF28からな
る)を用いていることから、全体的な構成が簡略化され
ることになるる。
【0032】また、この第1の実施形態では、かかるデ
ジタル復調手段34をフロントエンド50に一体部品と
して1つの筐体に内蔵するものであり、これにより、こ
のフロントエンド50自体は、図7に示した従来技術で
のフロントエンド50に比べて、若干大型になるもの
の、図7に示した従来技術での別部品としてのフロント
エンド50とデジタル復調手段20,25との組と比
べ、全体的な規模としては縮小して占有するスペースも
縮小する。このため、この実施形態をデジタル衛星放送
を受信するテレビジョン受像機やVTRへ組込みが容易
となって、これら装置を大型化することもないし、ま
た、コストの低減などに有効となる。
【0033】図2は図1におけるQPSK/8PSK復
調手段30の一具体例を示すブロック図であって、30
a,30bは複素乗算器、30cは発振器、30d,30
eはロールオフフィルタ、30fはキャリア再生手段、
30gは識別手段、132は低周波のデジタル衛星放送
信号、133は復調I信号、134は復調Q信号であ
り、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0034】同図において、低周波増幅器10’(図
1)からの低周波のデジタル衛星放送信号132は、上
記のように、A/D変換器29でアナログ/デジタル変
換された後、QPSK/8PSK復調手段30に供給さ
れる。
【0035】このQPSK/8PSK復調手段30で
は、このA/D変換器29の出力信号が複素乗算器30
a,30bに供給され、発振器30cからの再生キャリ
アと乗算される。複素乗算器30aに供給される再生キ
ャリアと複素乗算器30bに供給される再生キャリアと
は互いに90°の位相差があり、これにより、図で示し
たコンスタレーションでのI,Q軸で復調しようとする
ものである。複素乗算器30aのベースバンドの出力信
号はロールオフフィルタ(符号間干渉がなく、過渡応答
の減衰が速いLPF)30dを介してキャリア再生手段
30fと識別手段30gとに供給され、同様に、複素乗
算器30bのベースバンドの出力信号もロールオフフィ
ルタ30eを介してキャリア再生手段30fと識別手段
30gとに供給される。
【0036】キャリア再生手段30fでは、ロールオフ
フィルタ30d,30eの出力信号から低周波のデジタ
ル衛星放送信号132をそのクロック周波数の所定倍数
の周波数のサンプルクロックでデジタル化した信号の変
調キャリアを再生し、これによって発振器30cを制御
することにより、この発振器30cからのキャリアがこ
の低周波のデジタル衛星放送信号132をデジタル化し
た信号の変調キャリアと周波数が一致し、位相が同期す
るようにする。このようにして、コスタスループが形成
され、複素乗算器30a,30bにおいて、A/D変換
器29の出力信号が図3に示したコンスタレーションで
の正しいI,Q軸で同期検波されることになる。
【0037】識別手段30gにおいては、ロールオフフ
ィルタ30d,30eの出力信号が、QPSK変調方式
の場合、先の図3で説明したデータ(00),(01),(10),(1
1)のいずれを表わしているかを順次識別し、8PSK変
調方式の場合、データ(000),(001),(010),(011),(100),
(101),(110),(111)のいずれを表わしているかを順次識
別するものである。このために、識別手段30gには、
QPSK変調方式の場合、図3(a)に示したコンスタ
レーションでの破線で示すスライス基準線SLに対応す
るスライスレベルが、8PSK変調方式の場合、図3
(b)に示したコンスタレーションでの破線で示すスラ
イス基準線SLに対応するスライスレベルが夫々選択設
定される。
【0038】ここで、ロールオフフィルタ30d,30
eの出力信号は、QPSK変調方式のデジタル衛星放送
信号の場合、夫々2値の信号であり、これら2つの2値
信号によって上記の4つのデータが表わされる。従っ
て、この場合には、識別手段30gに夫々の2値信号毎
に1つずつスライスレベルが設定される。これに対し、
8PSK変調方式のデジタル衛星放送信号の場合、ロー
ルオフフィルタ30d,30eの出力信号は夫々4値の
信号であり、これら2つの4値信号によって上記の8つ
のデータが表わされる。従って、この場合には、識別手
段30gに夫々の4値信号毎に3つずつスライスレベル
が設定される。
【0039】なお、識別手段30gでのかかるQPSK
変調方式と8PSK変調方式とでのスライスレベルの選
択は、上記のように、変調方式判定手段33(図1)の
判定結果や、フロントエンド50(図1)から出力され
る復調出力信号122に含まれる上記の情報に応じて行
なわれる。
【0040】このようにして、QPSK/8PSK復調
手段30は、QPSK変調方式によるデジタル衛星放送
信号と8PSK変調方式によるデジタル衛星放送信号と
をともに復調することができ、これらの真の復調I信号
133と復調Q信号134とが得られる。
【0041】なお、図1において、QPSK/8PSK
・FEC手段31は、まず、以上のようにして得られた
復調I信号133と復調Q信号134とから、これが表
わすデータに応じた元のn個のビットを復元する。即
ち、変調方式判定手段33の判定結果により、受信信号
がQPSK変調方式によるデジタル衛星放送信号である
場合には、上記の4通りのデータのいずれかに応じてそ
のデータに対応する元の2ビットを復元し、受信信号が
8PSK変調方式によるデジタル衛星放送信号である場
合には、上記の8通りのデータのいずれかに応じてその
データに対応する元の3ビットを復元する。
【0042】そして、このように元のビットストリーム
を復元すると、QPSK/8PSKFET手段31は、
このビットストリームに対してエラー訂正やデインタリ
ーブなどの処理を行なう。この場合、このエラー訂正の
ためのエラー検出訂正コードは、送信側において、デジ
タル衛星放送信号に付加されるものであり、かかるエラ
ー検出訂正コードが付加されたビットストリームに対し
てQPSK変調や8PSK変調が行なわれるトレリス符
号化が採られている。従って、この場合には、図3
(a),(b)に示すコンスタレーションにおいて、各
データ点はかかるエラー検出訂正コードも含んだもので
ある。
【0043】図4は本発明によるデジタル衛星放送用受
信機の第2の実施形態を示すブロック図であって、1
a,1bはハイパスフィルタ、2a,2bは前置増幅
器、100a,100bは高周波入力端子、101a,
101bは電源端子、301は入力切換手段であり、図
1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を
省略する。
【0044】同図において、高周波入力端子100aに
は、QPSK変調方式によるデジタル衛星放送信号を受
信するためのアンテナなどからなる室外ユニット(図示
せず)が接続されており、この室外ユニットには、電源
端子101aから電源電圧が供給される。この室外ユニ
ットで受信されたQPSK変調方式のデジタル衛星放送
信号は、ハイパスフィルタ1aを介し、さらに、前置増
幅器2aで増幅された後、可変同調フィルタ3に供給さ
れる。同様にして、高周波入力端子100bには、8P
SK変調方式によるデジタル衛星放送信号を受信するた
めのアンテナなどからなる室外ユニット(図示せず)が
接続されており、この室外ユニットには、電源端子10
1bから電源電圧が供給される。この室外ユニットで受
信された8PSK変調方式のデジタル衛星放送信号は、
ハイパスフィルタ1bを介し、さらに、前置増幅器2b
で増幅された後、可変同調フィルタ3に供給される。
【0045】なお、この可変同調フィルタ3以降の構成
及び動作は、図1に示した第1の実施形態と同様である
ので、説明を省略する。
【0046】さて、この第2の実施形態では、前置増幅
器2a,2bがON/OFF機能も備えており、受信信
号がQPSK変調方式,8PSK変調方式のいずれかを
表わすマイコン300からの上記のデータを基に、入力
切換手段301により、そのいずれか一方がONで他方
がOFFであるように、これらがON,OFF制御され
る。従って、例えば、ユーザがQPSK変調方式による
デジタル衛星放送の受信のための操作をしたものとする
と、マイコン300からのデータはこれの受信を指示し
ており、これにより、入力切換手段301は前置増幅器
2aをON、前置増幅器2bをOFFに夫々設定する。
また、ユーザが8PSK変調方式によるデジタル衛星放
送の受信のための操作をしたものとすると、マイコン3
00からのデータはこれの受信を指示しており、これに
より、入力切換手段301は前置増幅器2bをON、前
置増幅器2aをOFFに夫々設定する。
【0047】このようにして、この第2の実施形態は、
先の第1の実施形態と同様の効果を奏する上、異なる変
調方式を受信するための個々の室外ユニットの取替えを
行なうことなく、単に受信を希望する変調方式を指定操
作するだけでこの希望する変調方式のデジタル衛星放送
を選択受信することが可能となる。従って、この第2の
実施形態においても、デジタル衛星放送を受信するテレ
ビジョン受像機やVTRへの組込みに対して小型化が図
れ、有効なものとなる。
【0048】図5は本発明によるデジタル衛星放送用受
信機の第3の実施形態の示すブロック図であって、35
a,35bは屋外ユニット、36は暗号解読手段、37
はデマルチプレクサ手段、38はデジタル伸長手段、3
9は映像信号処理手段、40は音声信号処理手段、41
はデジタル衛星放送用受信機、140はビデオ出力端
子、141は音声出力端子であり、また、50は図1及
び図4におけるフロントエンド50である。
【0049】同図において、QPSK変調方式のデジタ
ル衛星放送受信用の屋外ユニット35aと8PSK変調
方式のデジタル衛星放送受信用の屋外ユニット35bと
がデジタル衛星放送用受信機41のフロントエンド50
に接続されており、夫々の受信信号がフロントエンド5
0に入力される。
【0050】ここで、このフロントエンド50が図1に
示した第1の実施形態でのフロントエンド50である場
合には、屋外ユニット35a,35bが手動でフロント
エンド50に切り換え接続されるものであり、これらい
ずれかで受信されたデジタル衛星放送信号がこのフロン
トエンド50の入力端子100に供給される。また、こ
のフロントエンド50が図4に示した第2の実施形態で
のフロントエンド50である場合には、屋外ユニット3
5a,35bが夫々フロントエンド50の入力端子10
0a,100bに接続されている。
【0051】フロントエンド50では、上記のように復
調などの処理が行なわれ、その復調出力は、暗号解読手
段36で受信されたデジタル衛星放送信号に掛けられて
いる暗号が解除された後、デマルチプレクサ手段37で
希望番組が選択され、さらに、デジタル伸長手段38で
選択された番組情報がデータ伸長される。このデジタル
伸長手段38の出力は、映像信号処理手段39と音声信
号処理手段40とに供給され、夫々からビデオ信号出力
140,音声出力141が得られる。
【0052】この実施例においては、フロントエンド5
0として、図1,図4に示したQPSK変調方式と8P
SK変調方式との両方に対して動作する単一の復調処理
手段を内蔵するため、かかるデジタル衛星放送用受信機
の小型化が図れる。
【0053】図6はテレビジョン受像機としての本発明
によるデジタル衛星放送用受信機を用いた装置の第1の
実施形態の示すブロック図であって、42は表示手段、
43はスピーカ、44はテレビジョン受像機であり、図
5に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を
省略する。
【0054】同図において、この実施形態は、図5に示
したデジタル衛星放送用受信機41を内蔵したテレビジ
ョン受像機44である。デジタル衛星放送用受信機41
からのビデオ出力140は表示手段42に供給されて映
像表示が行なわれ、また、音声出力141はスピーカ4
3に供給されて音声再生が行なわれる。
【0055】この実施形態においても、上記実施形態と
同様に、フロントエンド50内にQPSK変調方式と8
PSK変調方式の両方に対応する復調処理手段を内蔵す
るため、デジタル衛星放送用受信機41の小型化が図
れ、テレビジョン受像機44への内蔵化が容易となる。
【0056】なお、この実施形態は、テレビジョン受像
機に関するものであったが、ビデオ録画再生装置(VT
R)であっても、その受信部に図1,図4に示すフロン
トエンド50あるいは図5に示すデジタル衛星放送用受
信機41を用いることができ、図5に示した実施形態と
同様な効果が得られることは明らかである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの異なるPSK変調方式のデジタル衛星放送信号を
受信する受信機において、これらを復調するディジタル
復調手段を夫々の変調方式に共用することを可能にした
ものであるから、従来必要としていた2組のデジタル復
調手段を1組に削減できることなり、回路構成が簡略
化,小型化されることになるし、さらに、フロントエン
ドへの内蔵が可能となって、回路構成のさらなる小型化
が図れることになる。
【0058】また、本発明によれば、指定する変調方式
の判定結果に連動して、異なるPSK変調方式のデジタ
ル衛星放送信号を受信するアンテナの選択切換えを行な
うことができ、従来のアンテナ切換えの手間を省くこと
ができる。
【0059】さらに、本発明によれば、テレビ受信機や
VTRなどへ内蔵するのに好適な小型のデジタル衛星放
送用受信機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル衛星放送用受信機の第1
の実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1でのQPSK/8PSK復調手段の一具体
例を示すブロック図である。
【図3】QPSK変調方式と8PSK変調方式とでのコ
ンスタレーションを示す図である。
【図4】本発明によるデジタル衛星放送用受信機の第2
の実施形態を示すブロック図である。
【図5】本発明によるデジタル衛星放送用受信機の第3
の実施形態を示すブロック図である。
【図6】本発明によるデジタル衛星放送用受信機を適用
したテレビジョン受像機の一実施形態を示すブロック図
である。
【図7】従来のデジタル衛星放送用受信機の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,1a,1b ハイパスフィルタ 2,2a,2b 前置増幅器 5 ミクサ 6 発振器 7 周波数シンセサイザ 26 ミクサ 27 発振器 29 A/D変換器 30 QPSK/8PSK復調手段 30a,30b 複素乗算器 30c 発振器 30d,30e ロールオフフィルタ 30f キャリア再生手段 30g 識別手段 31 QPSK/8PSK・FEC手段 32 クロック再生手段 33 変調方式判定手段 34 デジタル復調手段 35a,35b 屋外ユニット 36 暗号解読手段 37 デマルチプレクサ手段 38 デジタル伸長手段 39 映像信号処理手段 40 音声信号処理手段 41 デジタル衛星放送用受信機 42 表示手段 43 スピーカ 44 テレビジョン受像機 50 フロントエンド 100a,100b 高周波入力端子 122 復調出力 123 再生クロック 132 低周波のデジタル衛星放送信号 133 復調I信号 134 復調Q信号 300 マイコン 301 入力切換手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2n相(但し、nは正整数)PSK変調
    方式のデジタル衛星放送信号と2n+1相PSK変調方式
    のデジタル衛星放送信号とを受信するデジタル衛星放送
    用受信機において、 受信した無線周波のデジタル衛星放送信号を中間周波の
    デジタル衛星放送信号に変換する第1の周波数変換手段
    と、 該中間周波のデジタル衛星放送信号を低周波のデジタル
    衛星放送信号に変換する第2の周波数変換手段と、 該低周波のデジタル衛星放送信号が供給されるデジタル
    復調手段とを有し、 該デジタル復調手段は、 該低周波のデジタル衛星放送信号をアナログ/デジタル
    変換するアナログ/デジタル変換手段と、 該アナログ/デジタル変換手段の出力信号を2n相PS
    K復調もしくは2n+1相PSK復調を選択的に行なう2n
    相/2n+1相PSK復調手段と、 該2n相/2n+1相PSK復調手段の出力をエラー訂正す
    る訂正手段と、 該2n相/2n+1相PSK復調手段の出力のクロックを再
    生するクロック再生手段と、 該アナログ/デジタル変換手段の出力信号もしくは該2
    n相/2n+1相PSK復調手段の出力信号に含まれる情報
    に応じて、受信した該デジタル衛星放送信号が2n相P
    SK変調方式のものか2n+1相PSK変調方式のものか
    を判定する判定手段とを有し、 該判定手段の判定結果に応じて、該2n相/2n+1相PS
    K復調手段と該訂正手段とで2n相PSK変調方式に対
    応した動作と2n+1相PSK変調方式に対応した動作と
    の選択切替えを行なわせ、かつ、該クロック再生手段に
    受信した該デジタル衛星放送信号に対応したクロック再
    生を行なわせることを特徴とするデジタル衛星放送用受
    信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル衛星放送用受
    信機において、 n=2であって、 前記2n相/2n+1相PSK復調手段は、前記判定手段の
    判定結果に応じて、QPSK変調方式のデジタル衛星放
    送信号と8PSK変調方式のデジタル衛星放送信号とを
    選択復調することを特徴とするデジタル衛星放送用受信
    機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタル衛星放送用受
    信機において、 前記QPSK変調方式のデジタル衛星放送信号が入力さ
    れる第1の高周波入力端子と、 前記8PSK変調方式のデジタル衛星放送信号が入力さ
    れる第2の高周波入力端子と、 前記判定手段の判定結果に応じて、該第1,第2の高周
    波入力端子のいずれか一方を選択し、入力された前記Q
    PSK変調方式のデジタル衛星放送信号もしくは8PS
    K変調方式のデジタル衛星放送信号を前記第1の周波数
    変換手段に供給する選択手段とを有することを特徴とす
    るデジタル衛星放送用受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載のデジタル
    衛星放送用受信機において、 前記第1,第2の周波数変換手段と前記デジタル復調手
    段とが一体に同一筐体内に配置されていることを特徴と
    するデジタル衛星放送用受信機。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3,または4に記載のデ
    ジタル衛星放送用受信機において、 前記デジタル衛星放送信号は、エラー検出訂正コードが
    付加されたビットストリームに対して2n相PSK変調
    や2n+1相PSK変調が行なわれるトレリス符号化が採
    られており、 前記判定手段及び前記2n相/2n+1相PSK復調手段
    は、トレリス符号化された変調方式の判定と復調に対応
    していることを特徴とするデジタル衛星放送用受信機。
  6. 【請求項6】 少なくとも選局復調手段と、暗号解読手
    段と、デマルチプレクス手段と、デジタル伸長手段と、
    映像処理手段と、音声処理手段とからなり、高周波のデ
    ジタル衛星放送信号が入力されてビデオ信号と音声信号
    を出力するデジタル衛星放送用受信機において、 該選局復調手段が請求項1,2,3,4または5のいず
    れか1つに記載のデジタル衛星放送用受信機であること
    を特徴とするデジタル衛星放送用受信機。
  7. 【請求項7】 少なくとも選局復調手段と、暗号解読手
    段と、デマルチプレクス手段と、デジタル伸長手段と、
    映像処理手段と、音声処理手段と、画像表示手段と、ス
    ピーカとからなるテレビジョン受信機において、 該選局復調手段が請求項1,2,3,4または5のいず
    れか1つに記載のデジタル衛星放送用受信機であること
    を特徴とするテレビジョン受信機。
  8. 【請求項8】 少なくとも選局復調手段と、暗号解読手
    段と、デマルチプレクス手段と、デジタル伸長手段と、
    映像処理手段と、音声処理手段と、ビデオ録画再生手段
    とからなるビデオ録画再生装置において、 該選局復調手段が請求項1,2,3,4または5のいず
    れか1つに記載のデジタル衛星放送用受信機であること
    を特徴とするビデオ録画再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100331012B1 (ko) * 1998-01-30 2002-04-01 모리시타 요이찌 변조 방법, 송신 장치, 수신 장치 및 무선 통신 시스템
JP2012034165A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Mega Chips Corp 通信装置および通信システム

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