JPH1197831A - はんだ供給方法 - Google Patents

はんだ供給方法

Info

Publication number
JPH1197831A
JPH1197831A JP25809997A JP25809997A JPH1197831A JP H1197831 A JPH1197831 A JP H1197831A JP 25809997 A JP25809997 A JP 25809997A JP 25809997 A JP25809997 A JP 25809997A JP H1197831 A JPH1197831 A JP H1197831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
jig
extraction
molten
pitch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25809997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Iketaki
憲治 池滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP25809997A priority Critical patent/JPH1197831A/ja
Publication of JPH1197831A publication Critical patent/JPH1197831A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components
    • H05K3/3436Leadless components having an array of bottom contacts, e.g. pad grid array or ball grid array components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】はんだ供給方法に関し、作業性を良好にし、か
つ、コスト低減を目的とする。 【解決手段】溶融はんだ1が収容されるはんだ槽2内の
気液界面の一部にはんだ抽出治具3を配置するととも
に、はんだ抽出治具3の上部を他の気相領域に比して負
圧に保持し、はんだ抽出治具3に対象部品4の接合パッ
ド40のピッチに合致するピッチで開設されたはんだ抽
出孔30から引き出される溶融はんだ1に対象部品4の
接合パッド40を接触させ、該接合パッド40にはんだ
をコーティングして供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明ははんだ供給方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】実装基板、あるいは素子にはんだを供給
する方法としては従来、以下に述べる方法が提案されて
いる。第1の方法は、予め球状に整形されたはんだボー
ルを整列治具に供給した後、コーティング箇所に位置合
わせし、所定のはんだパッド上で溶融して該はんだパッ
ドをはんだコーティングする方法である。この方法は所
定容積のはんだボールを溶融してはんだパッド上に供給
するものであるから、比較的均一なコーティングが可能
であるが、はんだボールの価格が高い上に、はんだボー
ルを整列治具上に整列させる工数が必要なために、作業
性が悪いという欠点がある。
【0003】第2の方法は、はんだペーストを直接ハン
ドパッド上に印刷し、はんだペーストを加熱溶融させる
方法で、はんだペーストには高価な微粉末のはんだボー
ルが必要な上に、微小印刷では制御パラメータのコント
ロールが困難なために、安定したコート厚さが得られに
くく、はんだ供給量が一定しないという欠点がある。
【0004】第3の方法は、反応析出型又はそれに類似
した方法によってはんだパッドにはんだを供給する方法
で、反応状態のコントロールが困難であり、安定したコ
ート厚さが得られない上に、処理コストが高くつくとい
う欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の欠点を
解消すべくなされたもので、作業性が良好で、かつ、コ
ストの低いはんだ供給方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、溶融はんだ1が収容されるはんだ槽2内の気液界面
の一部にはんだ抽出治具3を配置するとともに、はんだ
抽出治具3の上部を他の気相領域に比して負圧に保持
し、はんだ抽出治具3に対象部品4の接合パッド40の
ピッチに合致するピッチで開設されたはんだ抽出孔30
から引き出される溶融はんだ1に対象部品4の接合パッ
ド40を接触させ、該接合パッド40にはんだをコーテ
ィングして供給するはんだ供給方法を提供することによ
り達成される。
【0007】気液界面の一部に配置されるはんだ抽出治
具3の上部の気相領域を他の気相領域より負圧にするこ
とにより、圧力差によりはんだ槽2内の溶融はんだ1は
はんだ抽出孔30から引き出される。はんだ抽出孔30
は対象部品4の接合パッド40のピッチに合致してお
り、この状態で対象部品4の接合パッド40を気相側に
飛び出している溶融はんだ1に接触させると、はんだ濡
れ性の良好な接合パッド40上に溶融はんだ1がコーテ
ィングされる。
【0008】はんだ槽2内に圧力の異なる領域を形成す
るには、はんだ抽出治具3の上部に減圧チャンバ7を形
成し、他の領域を大気に開放したり、あるいははんだ槽
2全体を大気に対して閉じ、はんだ槽2内に減圧チャン
バ7を構成することにより達成できる。
【0009】したがって本発明において、実装基板への
予備はんだコーティング、あるいはBGA(Ball
Grid Array)、CSP(Chip Scal
ePackage)、TCP(Tape Carrie
r Package)等の半導体素子へのはんだバンプ
の形成が簡単に行うことができる。
【0010】また、請求項2に係る発明のはんだ供給方
法は、溶融はんだ1が収容されるはんだ槽2内の気液界
面の一部にはんだ整列治具5を配置するとともに、はん
だ整列治具5の上部を他の気相領域に比して負圧に保持
し、はんだ整列治具5に対象部品4の接合パッド40の
ピッチに合致するピッチで開設されたはんだ抽出孔30
から引き出された溶融はんだ1をはんだ抽出孔30内で
固化して複数のはんだボール6を形成し、この後、はん
だ整列治具5内に整列保持されたはんだボール6を対象
部品4の接合パッド40上に移動させてリフローするは
んだ供給方法である。
【0011】本発明において、はんだ槽2内の溶融はん
だ1は、はんだ整列治具5により負圧領域に引き出され
た後、固化される。固化操作は溶融はんだ1の引き出し
完了後、例えばはんだ整列治具5を上方に引き上げるこ
とにより行うことができる。各はんだ抽出孔30内で固
化したはんだは気相側に飛び出した位置が表面張力によ
り球形となっており、また、液相との分離部分も球面と
なってはんだ抽出孔30内に保持される。固化されたは
んだボール6ははんだ抽出孔30の配列に合致した配列
状態となっており、この後、吸着ヘッド等により配列状
態を維持したまま対象部品4に移動させると各はんだボ
ール6は接合パッド40上に載置された状態となり、次
いで適宜手段によりはんだボール6をリフローすると、
接合パッド40上にはんだが供給される。負圧領域内を
不活性ガス雰囲気にすることにより、はんだの酸化を防
止することができる。
【0012】請求項3に係る発明は、溶融はんだ1が収
容されるはんだ槽2内の気液界面の一部にはんだ整列治
具5を配置するとともに、はんだ整列治具5の上部を他
の気相領域に比して負圧に保持し、はんだ整列治具5に
対象部品4の接合パッド40のピッチに合致するピッチ
で開設されたはんだ抽出孔30から引き出された溶融は
んだ1をはんだ抽出孔30内で固化し、はんだ整列治具
5内に整列保持されたほぼ球状のはんだボール6を得る
はんだボールの製造方法である。この発明によれば、は
んだボール6を整列治具に整列する工数が不要となるた
めに、実装作業性が向上する。
【0013】また、請求項1に係る発明を利用したはん
だ供給装置は、請求項4に記載されるように、溶融はん
だ1が収容されるはんだ槽2内の気液界面の一部に配置
され、対象部品4の接合パッド40のピッチに合致する
ピッチで複数のはんだ抽出孔30が開設されたはんだ抽
出治具3と、はんだ抽出治具3の上部の空間に形成さ
れ、他の気相領域に比して負圧環境とされる減圧チャン
バ7と、対象部品4をはんだ抽出孔30から引き出され
た溶融はんだ1に離接する位置まで昇降する昇降装置8
とを有して構成することができる。
【0014】はんだ抽出治具3の上部に負圧領域を形成
するために、当該領域に減圧チャンバ7が構成され、対
象部品4は減圧チャンバ7内で、はんだ抽出治具3の表
面から適宜高さに保持される。この状態から減圧チャン
バ7内を減圧すると、はんだ抽出孔30から溶融はんだ
1が引き出され、この後、昇降装置8により対象部品4
を接合パッド40が溶融はんだ1のはんだ抽出孔30か
らの飛び出し部分に接触するまで降下させる。次いで、
昇降装置8を再び駆動して対象部品4を上昇させると、
はんだ抽出孔30内の溶融はんだ1は、はんだ槽2内の
溶融はんだ1から分離されてはんだ塗れ性の良好な接合
パッド40上にコーティングされる。この場合、はんだ
抽出孔30をシャッタ体31により開閉操作可能にして
おくと、より確実にはんだの分離を行うことができる。
【0015】さらに、はんだ抽出孔30の深さが浅い場
合、対象部品4へのはんだ供給量ははんだ抽出孔30か
らの飛び出し量にほぼ一致し、はんだ抽出孔30からの
飛び出し量は減圧チャンバ7内の圧力により調整でき
る。したがって、減圧チャンバ7内の圧力を調整するこ
とにより、対象部品4への供給量を調整することができ
る。はんだ供給量を増加させるためには減圧チャンバ7
内の圧力を低くし、減少させるためには高くする。
【0016】上述した圧力調整は、不活性ガスの減圧チ
ャンバ7への供給量を調整することにより行なえる。不
活性ガスを使用した圧力調整により減圧チャンバ7内は
不活性ガス雰囲気となるためにはんだの酸化が防止さ
れ、はんだ塗れ性の低下を防げる。不活性ガスとしては
窒素ガスを使用できる。
【0017】請求項5に係る発明は、整列はんだボール
の製造装置に関し、溶融はんだ1が収容されるはんだ槽
2内の気液界面の一部に配置され、対象部品4の接合パ
ッド40のピッチに合致するピッチで複数のはんだ抽出
孔30が開設されたはんだ整列治具5と、はんだ整列治
具5の上部の空間に形成され、他の気相領域に比して負
圧環境とされる減圧チャンバ7と、はんだ整列治具5を
気相中に移動させる昇降装置8とを有し、前記はんだ整
列治具5は少なくともはんだ抽出孔30の周縁のはんだ
濡れ性を悪くして構成される。
【0018】減圧チャンバ7内は負圧環境に保持されて
おり、多数のはんだ抽出孔30を備えたはんだ整列治具
5はまず、溶融はんだ1と気相との界面に配置される。
この状態で溶融はんだ1は、はんだ抽出孔30から引き
出され、この後、はんだ整列治具5を昇降装置8により
気相中に移動させる。はんだ抽出孔30から引き出され
た溶融はんだ1は、はんだ抽出孔30からの飛び出し部
分が表面張力によって球形をなしており、はんだ整列治
具5の気相への移動途上において、はんだ槽2内の溶融
はんだ1から切り離された部分も球状となって各はんだ
抽出孔30により捕捉されて整列状態となる。この状態
ではんだ整列治具5上の溶融はんだ1を固化すると、は
んだ抽出孔30のピッチに等しいピッチではんだ整列治
具5上に整列されたはんだボール6が得られる。
【0019】このようにして製造されたはんだボール6
は、はんだ抽出孔30の周縁のはんだ塗れ性が悪いため
に、容易にはんだ整列治具5から脱離可能であり、例え
ば吸着ヘッド等を使用することにより、整列状態を維持
したままはんだボール6のみを対象部品4に搬送するこ
とができる。したがって、本発明によれば、従来必要で
あったはんだボール6の整列作業を要することなくはん
だボール6を対象部品4に供給することができるため
に、実装作業性を向上させることができる。
【0020】なお、ここではんだボール6とは、球体に
限られるものではなく、例えば平面視長円形状のもの
等、対象部品4の接合パッド40の形状に合わせたもの
も含まれる。さらに、本発明においても、シャッタ体3
1を設けてはんだ抽出孔30の開閉操作を可能にした
り、あるいははんだボール6の容量(体積)を調整する
ために減圧チャンバ7内の圧力を調整したり、さらに
は、窒素ガス等の不活性ガスを使用して減圧チャンバ7
内の圧力を調整してはんだボール6の酸化を防止するこ
ともできる。
【0021】さらに、はんだボール6のはんだ整列治具
5からの脱離をより確実にするためには、はんだ抽出孔
30を溶融はんだ1相側端面に行くに従って漸次断面積
が小さくなるように形成するのが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係るはんだ供給装置は、
図1に示すように、溶融はんだ1を収容するはんだ槽2
と減圧チャンバ7とを有する。溶融はんだ1は適当な流
動性が得られるように、融点より少なくとも20℃以上
に加熱される。
【0023】減圧チャンバ7は隔壁70により周囲を包
囲して形成され、底壁が溶融はんだ1内にわずかに浸漬
した状態で保持される。溶融はんだ1に大気圧がかかる
ように、減圧チャンバ7を配置した状態で溶融はんだ1
の界面の一部は外気に開放される。減圧チャンバ7には
減圧ポンプ71と窒素ガス供給部72が連結され、減圧
ポンプ71による減圧チャンバ7内の抜気と、窒素ガス
供給部72からの窒素ガスの供給により減圧チャンバ7
内は大気圧に比して低い圧力の窒素ガス雰囲気に維持さ
れる。なお、図1において73は減圧チャンバ7内の圧
力を検知する圧力センサ、74減圧チャンバ7内への窒
素ガス供給量を調整するための制御弁を示す。
【0024】上記減圧チャンバ7内には昇降装置8が配
置される。昇降装置8は、対象部品4であるプリント基
板を把持するクランパ80と、クランパ80を上下に駆
動する図示しない駆動部を備える。
【0025】また、減圧チャンバ7の底壁には支持台7
5が形成され、この支持台75上にはんだ抽出治具3が
固定される。はんだ抽出治具3はステンレス板等、はん
だ塗れ性の悪い材料により形成される薄板体であり、プ
リント基板の接合パッド40位置に合致する複数のはん
だ抽出孔30を備える。はんだ抽出孔30ははんだ抽出
治具3を貫通しており、その形状は、図2(a)に示す
ような円形以外に、例えば図2(b)に示すように、T
CP(Tape Carrier Package)用
の接合パッド40に一致する長円形状とすることができ
る。
【0026】さらに、支持台75にはシャッタ体31が
装着される。シャッタ体31は図3に示すように、はん
だ抽出治具3の裏面に当接する薄板体であり、はんだ抽
出孔30に対応する複数の貫通孔31aを備える。この
シャッタ体31は図示しない操作装置によりはんだ抽出
治具3の裏面に摺接して駆動され、はんだ抽出治具3を
開閉する。
【0027】したがってこの実施の形態によれば、以下
の方法で対象部品4へのはんだ供給が行われる。まず、
図1に示すように、クランパ80に対象部品4であるプ
リント基板を固定し、はんだ抽出治具3の上面から適宜
高さ、詳しくは、少なくとも後述する溶融はんだ1の飛
び出し部先端に接合パッド40が触れることのない高さ
に保持する(部品セット位置)。この後、減圧ポンプ7
1を作動させて減圧チャンバ7内を減圧する。減圧チャ
ンバ7を減圧していくと、図3(a)に示すように、は
んだ槽2内の溶融はんだ1は大気圧と減圧チャンバ7内
の圧力との圧力差により減圧チャンバ7側に引き出され
る。溶融はんだ1の減圧チャンバ7内への飛び出し部1
0の先端は表面張力によりほぼ球形となっており、この
状態で昇降装置8を駆動する。昇降装置8の駆動により
プリント基板は接合パッド40が溶融はんだ1の飛び出
し部10先端に触れるまで降下し、接合パッド40が溶
融はんだ1に接触すると、溶融はんだ1は銅等のはんだ
塗れ性の良好な材料により形成される接合パッド40に
移動してプリント基板4にはんだが供給される。この
後、図3(b)に示すように、シャッタ体31を駆動し
てはんだ槽2内の溶融はんだ1とはんだ抽出孔30内の
はんだとを分離した後、昇降装置8を再び駆動してプリ
ント基板4を部品セット位置まで上昇させる。プリント
基板4の上昇操作により、はんだ塗れ性の悪いはんだ抽
出治具3による溶融はんだ1の排斥と、溶融はんだ1の
表面張力の作用があいまってはんだ抽出孔30内の溶融
はんだ1も接合パッド40側に引き出され、図3(c)
に示すように、接合パッド40上で球面を形成しながら
徐々に固化する。
【0028】接合パッド40へのはんだ供給量は減圧チ
ャンバ7内への溶融はんだ1の飛び出し量にほぼ一致
し、飛び出し量は減圧チャンバ7内の減圧量によるため
に、減圧チャンバ7内の減圧量を管理することにより、
図4において破線を付して示す管理範囲内に、コーティ
ング厚さを規制することができる。
【0029】なお、溶融はんだ1の飛び出し部10にプ
リント基板4の接合パッド40が接触した際に溶融はん
だ1を接合パッド40側にフラックス等の活性剤を塗布
しておくのが望ましい。また、上述した説明において、
シャッタ体31は溶融はんだ1の飛び出し部10に接合
パッド40を接触させた後に閉塞操作する場合を示した
が、接合パッド40を溶融はんだ1の飛び出し部10に
接触させる前に閉塞操作することもできる。さらに、T
CP素子用の長円形の接合パッド40には、図2(b)
に示すように、長円形のはんだ抽出孔30を有するはん
だ抽出治具3を使用すればよいが、はんだ抽出孔30、
30間の間隔が狭くてブリッジ発生のおそれがある場合
には、図2(c)に示すように、円形のはんだ抽出孔3
0を千鳥に配列してもよい。また、図3においてはんだ
抽出孔30は等断面形状に形成されているが、図6に示
すように、壁面を液相(溶融はんだ1)側に行くに従っ
て断面積が小さくなるようなテーパ面30aに形成して
おけば、溶融はんだ1のはんだ抽出孔30からの引き出
しが確実に行われる。
【0030】したがってこの実施の形態によれば、複数
の接合パッド40に一度の操作ではんだをコーティング
することができるために、コーティング作業すなわちは
んだ供給作業を効率的に行うことができる。また、はん
だ抽出治具3を変更するだけで、種々のコーティングパ
ターンを有するプリント基板4に使用することができ、
汎用性が高い。
【0031】さらに、本説明ではプリント基板4へのは
んだコーティングを例にとったが、半導体素子に適用す
ることもできる。この場合、図2(a)に示す円形のは
んだ抽出孔30をバンプピッチに合わせて配置したはん
だ抽出治具3を使用すればよく、接合パッド40に供給
されたはんだは半球形状をなして接合パッド40上で固
化するために、簡単にはんだバンプを形成することがで
きる。
【0032】図5は本発明に係る整列はんだボールの製
造装置を示し、はんだ槽2と、減圧チャンバ7を備え
る。なお、以下の説明において上述した実施の形態の説
明と本質的に同一の構成要素は図中に同一符号を付して
説明を省略する。
【0033】減圧チャンバ7、およびはんだ槽2は上述
した実施の形態と同様に形成され、減圧チャンバ7の底
壁にはシャッタ体31を備えた支持台75が形成され
る。減圧チャンバ7内には昇降装置8が配置され、該昇
降装置8のクランパ80によりはんだ整列治具5が保持
される。はんだ整列治具5は上述したはんだ抽出治具3
と全く同様に、ステンレス板等の薄板材により形成さ
れ、例えば図2(a)ないし(c)に示すように、多数
のはんだ抽出孔30、30・・を備える。
【0034】この整列はんだボールの製造装置を使用し
て整列はんだボール6を製造するには、まず、図5
(a)に示すように、クランパ80にはんだ整列治具5
を支持台75上に密着させて保持する。この後、減圧ポ
ンプ71を作動させて減圧チャンバ7内を減圧する。減
圧チャンバ7を減圧していくと、上述したようにはんだ
槽2内の溶融はんだ1は大気圧と減圧チャンバ7内の圧
力との圧力差により減圧チャンバ7側に引き出され、飛
び出し部10は表面張力により球形となる(図6(a)
参照)。飛び出し部10の容積、すなわち、得られるは
んだボール6の大きさは減圧チャンバ7内の負圧量に影
響されるために、所定値になるように抜気量と窒素ガス
供給量を調整する。この後、シャッタ体31を駆動して
はんだ槽2内の溶融はんだ1とはんだ抽出孔30内のは
んだとを分離した後、図6(b)に示すように、昇降装
置8を駆動してはんだ整列治具5を上昇させる。はんだ
整列治具5の上昇操作により、はんだ塗れ性の悪いはん
だ抽出治具3による溶融はんだ1の排斥と、溶融はんだ
1の表面張力の作用があいまって溶融はんだ1は飛び出
し部10が球形で、はんだ抽出孔30部分に小さな突起
60が形成された形状で固化する。
【0035】上記整列はんだボールの製造装置により得
られたはんだボール6は、はんだ整列治具5のはんだ抽
出孔30の位置に合致して配列されており、はんだ抽出
孔30をプリント基板4、あるいは半導体素子へのコー
ティングパターンに合致させておけば、以下の方法によ
り簡単に対象部品4へのはんだ供給ができる。
【0036】すなわち、はんだ整列治具5上に整列され
たはんだボール6を吸着ヘッド9により吸着する。吸着
動作の信頼性を高めるためには、図6に示すように、は
んだ抽出孔30の壁面を液相(溶融はんだ1)側に行く
に従って断面積が小さくなるようなテーパ面30aに形
成しておくのが望ましい。一方、対象部品4は図6
(c)に示すように接合パッド40を上方に向けた状態
で支持されており、吸着ヘッド9を対象部品4上に位置
させてから吸着ヘッド9の負圧を解除してはんだボール
6を各接合パッド40上に載置する(図6(c)参
照)。この後、ヒータ、あるいはベーパリフロー炉によ
りはんだを溶融して固化すると、図6(d)に示すよう
に、各接合パッド40上にはんだがコーティングされ
る。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プリント基板、あるいは半導体素子上に安価
に、かつ、少ない工数ではんだを供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】はんだ装置を示す図である。
【図2】はんだ抽出治具を示す図である。
【図3】はんだ供給手順を示す図である。
【図4】はんだ供給量と減圧量の関係を示す図である。
【図5】はんだ供給装置を示す図である。
【図6】はんだ供給方法の他の実施の形態を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 溶融はんだ 2 はんだ槽 3 はんだ抽出治具 30 はんだ抽出孔 31 シャッタ体 4 対象部品 40 接合パッド 5 はんだ整列治具 6 はんだボール 7 減圧チャンバ 8 昇降装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融はんだが収容されるはんだ槽内の気液
    界面の一部にはんだ抽出治具を配置するとともに、はん
    だ抽出治具の上部を他の気相領域に比して負圧に保持
    し、 はんだ抽出治具に対象部品の接合パッドのピッチに合致
    するピッチで開設されたはんだ抽出孔から引き出される
    溶融はんだに対象部品の接合パッドを接触させ、 該接合パッドにはんだをコーティングして供給するはん
    だ供給方法。
  2. 【請求項2】溶融はんだが収容されるはんだ槽内の気液
    界面の一部にはんだ整列治具を配置するとともに、はん
    だ整列治具の上部を他の気相領域に比して負圧に保持
    し、 はんだ整列治具に対象部品の接合パッドのピッチに合致
    するピッチで開設されたはんだ抽出孔から引き出された
    溶融はんだをはんだ抽出孔内で固化して複数のはんだボ
    ールを形成し、 この後、はんだ整列治具内に整列保持されたはんだボー
    ルを対象部品の接合パッド上に移動させてリフローする
    はんだ供給方法。
  3. 【請求項3】溶融はんだが収容されるはんだ槽内の気液
    界面の一部にはんだ整列治具を配置するとともに、はん
    だ整列治具の上部を他の気相領域に比して負圧に保持
    し、 はんだ整列治具に対象部品の接合パッドのピッチに合致
    するピッチで開設されたはんだ抽出孔から引き出された
    溶融はんだをはんだ抽出孔内で固化し、 はんだ整列治具内に整列保持されたほぼ球状のはんだボ
    ールを得るはんだボールの製造方法。
  4. 【請求項4】溶融はんだが収容されるはんだ槽内の気液
    界面の一部に配置され、対象部品の接合パッドのピッチ
    に合致するピッチで複数のはんだ抽出孔が開設されたは
    んだ抽出治具と、 はんだ抽出治具の上部の空間に形成され、他の気相領域
    に比して負圧環境とされる減圧チャンバと、 対象部品をはんだ抽出孔から引き出された溶融はんだに
    離接する位置まで昇降する昇降装置とを有するはんだ供
    給装置。
  5. 【請求項5】溶融はんだが収容されるはんだ槽内の気液
    界面の一部に配置され、対象部品の接合パッドのピッチ
    に合致するピッチで複数のはんだ抽出孔が開設されたは
    んだ整列治具と、 はんだ整列治具の上部の空間に形成され、他の気相領域
    に比して負圧環境とされる減圧チャンバと、 はんだ整列治具を気相中に移動させる昇降装置とを有
    し、 前記はんだ整列治具は少なくともはんだ抽出孔の周縁の
    はんだ濡れ性を悪くした整列はんだボールの製造装置。
JP25809997A 1997-09-24 1997-09-24 はんだ供給方法 Withdrawn JPH1197831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25809997A JPH1197831A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 はんだ供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25809997A JPH1197831A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 はんだ供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1197831A true JPH1197831A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17315498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25809997A Withdrawn JPH1197831A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 はんだ供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1197831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106879191A (zh) * 2017-02-24 2017-06-20 江西吉安奥海科技有限公司 Usb矫正方法和矫正治具
CN109819602A (zh) * 2019-02-20 2019-05-28 苏州市吴通智能电子有限公司 一种应用于smt贴装线的pcb板波峰焊治具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106879191A (zh) * 2017-02-24 2017-06-20 江西吉安奥海科技有限公司 Usb矫正方法和矫正治具
CN106879191B (zh) * 2017-02-24 2018-07-10 江西吉安奥海科技有限公司 Usb矫正方法和矫正治具
CN109819602A (zh) * 2019-02-20 2019-05-28 苏州市吴通智能电子有限公司 一种应用于smt贴装线的pcb板波峰焊治具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5988487A (en) Captured-cell solder printing and reflow methods
US6100175A (en) Method and apparatus for aligning and attaching balls to a substrate
JP2000349123A (ja) 半導体素子の実装方法
KR20010039744A (ko) 땜납 제거 장치 및 방법
JP2004303797A (ja) 電子部品の実装方法
JP3686567B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法および高周波電力増幅装置の製造方法
JPH1197831A (ja) はんだ供給方法
JP2001223234A (ja) 導電性ボールの搭載装置および搭載方法
JPH0957432A (ja) 半田供給用キャリア
JPH08340174A (ja) 半田電極の形成方法
JP3344289B2 (ja) バンプ付ワークの実装方法
JPH11251729A (ja) 粘着性材料の転写装置および転写方法
KR100283744B1 (ko) 집적회로실장방법
JP2000022031A (ja) 導電性ボールの実装方法
CN219778841U (zh) 用于基板的调整治具
JPH06196486A (ja) バンプ形成方法およびバンプ形成装置
JPH11145193A (ja) 半田バンプ形成方法
KR100378092B1 (ko) 플립 칩 본딩 방법
JPH11186325A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10189666A (ja) 半田ボール搭載用キャリアフィルム及びその製造方法ならびに半田ボール搭載方法
JP3922768B2 (ja) バンプ形成方法および装置
JP4476769B2 (ja) ピン付き配線基板の製造方法及び製造装置
JP3725668B2 (ja) 金属ボール接合方法および装置
JP2006186051A (ja) 微小ボール配列用マスク
JP2001135666A (ja) 電子回路装置の製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207