JPH1197754A - 超電導量子干渉デバイス格納用極低温容器 - Google Patents

超電導量子干渉デバイス格納用極低温容器

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JPH1197754A
JPH1197754A JP9250684A JP25068497A JPH1197754A JP H1197754 A JPH1197754 A JP H1197754A JP 9250684 A JP9250684 A JP 9250684A JP 25068497 A JP25068497 A JP 25068497A JP H1197754 A JPH1197754 A JP H1197754A
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穣 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超電導量子干渉デバイスが収納されている内部
容器内への熱侵入量が低減でき、かつ内部容器内の超電
導量子干渉デバイスが容易に交換できる超電導量子干渉
デバイス格納用極低温容器を提供する。 【解決手段】内部容器4の底面部に超電導量子干渉デバ
イス2が着脱自在に支持されている支持板10を固定
し、内部容器4の大気開放部4aを、支持板10に支持
された複数の超電導量子干渉デバイス2を着脱する交換
治具16が出入りできる構造にして、大気開放部4aの
開放面積を小さく、大気開放部4aの長さが長くする。
また、大気開放部4aに装着される断熱部7に冷凍機3
6を設ける。これにより、内部容器内4aへの熱侵入量
を低減することができる。また、交換治具16を用いる
ことにより、超電導量子干渉デバイス2を容易に交換す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体あるいは生物
体から発生する磁場の計測を行うための医療用診断装置
及び材料の透磁率を測定するための物性測定装置に使用
され、磁気的な信号伝送のトランジューサとして用いる
超電導量子干渉デバイスを格納することに適した超電導
量子干渉デバイス格納極低温容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超電導量子干渉デバイス磁束計用
極低温断熱容器は、特開平9ー166654号公報に記載され
た極低温断熱容器がある。記載された極低温断熱容器
は、有底円筒状容器である内部容器の大気開放部分であ
るネック部が絞られ、複数の超電導量子干渉デバイスが
着脱自在に装着される支持体を、内部容器の測定面に着
脱自在に装着する構造であり、ネック部の断面を、複数
の超電導量子干渉デバイスが着脱自在に装着される支持
体の面積より小さくしている。
【0003】超電導量子干渉デバイス(Superconducting
Quantum Interference Devices、以下、SQUIDと
略す)とは、液体ヘリウムや液体窒素等により断熱容器
(クライオスタット等)内で極低温状態に維持され、ル
ープ内にジョセフソン接合を含む超電導ループであるS
QUIDループに直流電流をバイアス電流として印加し
て駆動し、このSQUIDループ内に、ピックアップコ
イルや入力コイル等を介して、外部からの磁束を結合し
て印加すると、SQUIDループに周回電流が誘起さ
れ、ループ内のジョセフソン接合における量子的な干渉
効果により、印加された外部磁束の微弱な変化を出力電
圧の大きな変化に変換するトランデューサとして動作す
ることを利用して、微少磁束変化を測定する素子のこと
である。
【0004】SQUID支持体は測定時には底部の位置
に装着されており、SQUIDをSQUID支持体に装
着する際は、この位置では外部よりSQUID交換の人
間の手が届かないので、SQUID支持体を、測定時の
位置の底部の雄雌締結部から、締結自在の引き上げ棒等
を使用して、人間の手が届く位置までSQUID支持体
を上昇させ、ネック部から手を挿入し、SQUIDの着
装、脱着装を行う。
【0005】この場合、ネック部の長さは、人間の手を
挿入しSQUIDの着脱ができる長さ例えば30cm程
度の長さに押さえる必要があるが、通常のネック部の長
さ40から50cmより短くする必要がある。
【0006】また、ネック部の開口面積も、人の腕を通
すために内部の直径は14cm程度は必要になる。この
ため、ネック部下部はSQUID冷却用冷媒の温度、例
えば液体ヘリウムの4.2aKや液体窒素の77K程度
の極低温度に維持する必要があり、短くなった分室温部
からの伝導、対流等による熱侵入量が増加し、冷媒の蒸
発量が増加する恐れがある。
【0007】また、SQUID支持体を内部容器の底面
部からネック部付近まで上下させ、所定の位置に再固定
する作業が必要となり、作業が煩雑になる問題があり、
かつ、SQUID支持体の締結部配置スペースが必要
で、そのスペース分SQUIDを配置できず、SQUI
Dの配置密度が低下し、かつ密度の一様性がなくなり、
計測精度が低下する恐れがある。
【0008】また、SQUIDと該SQUIDからの電
気信号を処理する外部計測器との間は配線コネクタで接
続され、SQUIDに半田等で直結された配線コードA
と外部計測器に直結された配線コードBで、SQUID
と外部計測器間の着装、脱着装を行う。
【0009】このため、SQUIDの着装、脱着装を行
う場合、配線コネクタを外部に引き出し、脱着するSQ
UIDの配線コードAを脱着して、配線コネクタの脱着
作業を行う。この際、着脱しないSQUID群の配線コ
ードAは内部容器内に残留し、ネック部に垂れ下がった
状態となる。このため、装着するSQUIDの作業が垂
れ下がった配線Aに邪魔され、作業が煩雑になると共
に、着脱装する回数が多くなると、配線コードA,Bの
伸縮、折り曲がり回数が増え、断線する等の恐れがあ
る。
【0010】また、ネック部の内部容器の空間に、SQ
UID冷却用の冷媒の給排気口を有した、円筒状の真空
密閉容器内の真空空間にアルミニュウムを蒸着したポリ
エステルフィルムを多層に重ねた積層断熱材を有した断
熱部が挿入されている。
【0011】本構造により、ネック部の内部容器壁から
の熱侵入の他に、真空密閉容器の円筒部の壁部を通して
伝導伝熱による熱侵入が極低温部に生じ、冷媒の蒸発量
が増加する恐れがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記公
知例によれば、内部容器のネック部が短くなった分、熱
侵入量が増加し、また、ネック部の内部容器壁からの熱
侵入の他に、真空密閉容器の円筒部の壁部を通して伝導
伝熱による熱侵入が極低温部に生じ、冷媒の蒸発量が増
加する問題がある。
【0013】また、SQUIDを着脱する作業を行う
際、着脱しないSQUID群の配線コードAは内部容器
内に残留し、ネック部に垂れ下がった状態となる。この
ため、装着するSQUIDの作業が垂れ下がった配線コ
ードAに邪魔され、作業が煩雑になると共に、着脱装す
る回数が多くなると、配線コードA,Bの伸縮、折り曲
がり回数が増え、断線する等の問題がある。
【0014】また、SQUID支持体の締結部配置スペ
ースが必要で、そのスペース分SQUIDを配置でき
ず、SQUIDの配置密度が低下し、かつ密度の一様性
がなくなり、計測精度が低下する問題がある。
【0015】本発明の目的は、SQUIDが収納されて
いる内部容器内への熱侵入量が低減でき、かつ内部容器
内のSQUIDが容易に交換できる超電導量子干渉デバ
イス格納用極低温容器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の超電導量子干渉デバイス及び該複
数の超電導量子干渉デバイスを冷却する冷却冷媒が格納
されている内部容器と、該内部容器を包囲し、前記内部
容器との間に真空層を形成する外部容器とを有する超電
導量子干渉デバイス格納用極低温容器において、前記内
部容器は、前記複数の超電導量子干渉デバイスを着脱自
在に支持する支持板を固定した底面部と、通常は断熱部
が装着されて閉じられ、前記支持板に支持された前記複
数の超電導量子干渉デバイスを着脱する着脱手段を出入
りさせるときに開放される大気開放部とを有し、前記大
気開放部の開放面積が、前記底面部に固定された支持板
面積より小さいことを特徴とする。
【0017】また、本発明の他の特徴として、前記大気
開放部の前記底面部方向の長さは、人の腕の長さより長
いことにある。
【0018】また、本発明の他の特徴は、前記断熱部
に、前記冷却冷媒の温度と大気温度との中間の冷却温度
を有し前記断熱部内を冷却する冷却手段を設けることに
ある。
【0019】また、本発明の他の特徴は、前記真空層
に、前記外部容器からの輻射熱の侵入を防止する熱シー
ルド板と、該熱シールド板に熱的に接触し前記熱シール
ド板を冷却する前記冷却手段とを設けることにある。
【0020】また、本発明の他の特徴は、前記超電導量
子干渉デバイスの計測線を、前記支持体の裏側を通し前
記内部容器の内壁面に沿わせて固定し、前記大気開放部
から外部へ配線することにある。
【0021】本発明によれば、内部容器の底面部に超電
導量子干渉デバイスが着脱自在に支持されている支持板
を固定する。内部容器の大気開放部は、通常は断熱部が
装着されて閉じられているが、支持板に支持された超電
導量子干渉デバイスを着脱する場合に開放され、着脱手
段を用いることにより、支持板を移動させずに、超電導
量子干渉デバイスを自在に着脱し、交換することができ
る。
【0022】また、大気開放部の開放面積を、底面部に
固定された支持板面積より小さく、更に、大気開放部の
底面部方向の長さを、人の腕の長さより長くすることに
より、大気開放部から内部容器内への熱侵入量を低減す
ることができる。
【0023】また、大気開放部に装着された断熱部に冷
却手段を設けることにより、大気開放部からの熱侵入量
を冷却手段で吸熱することができ、内部容器内に侵入す
る熱量を低減することができる。
【0024】また、支持板の外周部を内部容器の底面部
に固定することにより、大気開放部からの大気側から投
影した部分、すなわち超電導量子干渉デバイス必要配置
領域に締結部を設ける必要がなく、したがって、超電導
量子干渉デバイスの配置密度は低減せず、計測精度が低
減することもない。
【0025】また、超電導量子干渉デバイスに計測線コ
ネクタを設けることにより、素子支持体の裏側の空きス
ペースに計測配線を配置しこの計測配線を内部容器の内
壁面に沿わせて、移動させないようにすることにより、
超電導量子干渉デバイス支持板上部空間に他の超電導量
子干渉デバイスの計測線が垂れ下がらないようにするこ
とで、超電導量子干渉デバイスの着脱作業を容易に行う
ことができ、計測線が断線することがない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
SQUID格納用極低温容器を、図を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るSQUID格納
用極低温容器の構成を示す図である。図1に示すよう
に、SQUID格納用極低温容器1は、SQUID2
と、SQUID2の冷却媒体である液体ヘリウムや液体
窒素の冷媒3を収納可能な内部容器4と、内部容器4を
包囲すると共に内部容器4との間に真空層5を形成する
外部容器6と、内部容器4の大気開放部(以下、ネック
部と称す)4aに装着された断熱部7と、冷媒3の蒸発
ガスを外部空気と遮断するフランジ8と、SQUID2
を冷媒中に支持する支持板10a,10cとを備えて構
成されている。
【0027】QUID2には、例えば臨界温度(例え
ば、液体ヘリウム温度4.2aK)で超電導状態となる
NbTi等の材料で構成されたSQUID2aや、高臨
界温度(例えば、液体窒素温度77K)で超電導状態と
なるYBa2aCu37等の材料で構成されたSQUID
2aaがある。
【0028】支持板10aは、SQUID2を支持する
と共にSQUID2からの計測電流をSQUID格納用
極低温容器1の外部に導く計測用導線9を止着または下
部に保持可能である。また、指示板10cは、支持板1
0aに設けられた穴10b(図3に表示)で位置と方向
が維持されたQUID2を保持する。
【0029】11は計測用導線の引き出し口である。上
記内部容器4と外部容器6は例えばガラスエポキシ樹脂
等の非磁性材料で形成される。
【0030】また、上記の真空層5内には、外部容器6
からの輻射熱の侵入を防止するアルミニュウム蒸着マイ
ラー等の積層断熱材12a,12b,12cと、外部容
器6からの輻射熱の侵入を防止すると共に外部からの磁
場変動で生じノイズとなる渦電流が発生し難い、短冊状
の銅板や小径の被覆銅線で構成した熱シールド板13
a,13bとが内部容器4を包囲するように設けられて
いる。
【0031】熱シールド板13a,13bは、内部容器
4壁の所定温度(例えば冷媒が液体ヘリウムの場合は、
90Kと40Kの2個所)の外面に熱的に一体化してい
る。また、フランジ8を貫通して外部から冷媒3の補給
を行うための供給口14を設け、冷媒3の蒸発ガスを排
気する排気口15を設ける。
【0032】ネック部4aは、複数のSQUID2を配
置した内部容器4の底面の断面積をよりも細くなってい
る。
【0033】断熱部7は、真空槽7aと、SQUID2
を冷却する冷媒3の温度と外部大気温度との中間温度の
例えば液体窒素やフレオンの冷媒7bと、冷媒7bを収
納する容器7cと、冷媒7bの寒冷で真空槽7a壁を冷
却するための、例えば外部からの磁場変動で生じるノイ
ズとなる渦電流が発生し難い、短冊状の銅板や小径の被
覆銅線で構成した熱伝導体7dと、冷媒7bを供給し蒸
発ガスを排気する弁つき口7eと、容器7cから真空槽
7a低温部への輻射熱を防止する積層断熱材7fと、熱
伝導体7dと容器7cの熱的接続部の容器7c外面付近
の内部容器4の内面に熱的に一体化された計測用導線9
を冷却する導線冷却保持台7gとで構成されている。
【0034】また、フランジ8と外部容器6とは、外部
容器のフランジ部6b部分でOリング6cを介してボル
ト、ナット6dで一体化している。
【0035】以下、SQUID2を冷却する方法につい
て説明する。冷媒3を、外部の冷媒タンク(図示せず)
から断熱供給管(図示せず)を通して供給口14から内
部容器4の底部に供給する。さらに、冷媒7bを、冷媒
3の供給前もしくは供給後に弁つき口7eから容器7c
に供給する。冷媒3の供給中、多量の蒸発ガスが発生す
るため、このガスで内部容器4の内壁面および真空槽7
a外壁面は過冷却され、SQUID2が冷却される。
【0036】この時、熱伝導体7dで逆に容器7cが冷
却され冷媒7bの沸点以下に冷却される。その結果、容
器7c内の圧力が低下し、弁つき口7eから大気の空気
が侵入し、空気中の水分が弁つき口7eを閉塞する危険
があるので、この場合には弁7hを閉じ、空気が侵入し
ないようにする。
【0037】次に、図2、図3を用いて、内部容器4の
ネック部4aからSQUID2を設置、脱着交換する着
脱手段、すなわち交換治具の構成を説明する。
【0038】SQUID格納用極低温容器1全体が常温
に戻った後、フランジ8と共にフランジ8に接続した構
成部材を外す。
【0039】交換治具16は、図2に示すように、支持
脚17でフランジ6bに支持された支持台18と、支持
台18上を図面平面内を左右方向(X方向)に移動する
X方向移動台19と、X方向移動台19上を図面平面に
対し垂直方向(Y方向)に移動するY方向移動台20
と、Y方向移動台20上を図面平面内を上下方向(Z方
向)にモータ21により移動するZ方向移動ロッド22
と、Z方向移動ロッド22先端から爪28を図面平面内
を左右方向(X方向)移動するX方向移動台24と、X
方向移動台24上を図面平面に対し垂直方向(Y方向)
に移動するY方向移動台25と、Y方向移動台25上を
図面平面内を上下方向(Z方向)に移動するZ方向移動
ロッド26と、Z方向移動ロッド26に支持されSQU
ID2の先端部を掴む爪28の動きを制御する爪駆動部
27と、掴んだSQUID2を支持板10a,10cか
ら脱却したり、装着したりするために、Z方向に動かす
モータ23とで構成されている。
【0040】不具合なSQUID2を交換するため、ま
ず、交換治具16の先端部をネック部4aから内部容器
4内の下部に挿入する。挿入する時は、Z方向移動ロッ
ド22をネック部4aのほぼ中央部にX方向移動台19
とY方向移動台20で移動させる。
【0041】この時、X方向移動台24、Y方向移動台
25、Z方向移動ロッド26、爪駆動部27および爪2
8がネック部4aを通過できる範囲に移動させ、その
後、モータ21によりZ方向移動ロッド22を内部容器
4内の下部に移動させる。
【0042】所定の位置に到達した後、図3に示すよう
に、不具合なSQUID2の上部まで、爪28を、X方
向移動台24及びY方向移動台25で移動させ、Z方向
移動ロッド26で掴める位置まで降下させ、爪駆動部2
7で爪を移動させ、不具合なSQUID2の先端の掴み
部2bを掴む。
【0043】その後、モータ23により、爪28、X方
向移動台24、Y方向移動台25、Z方向移動ロッド2
6ごと上方に移動させ、SQUID2を支持板10a,
10cから抜き取る。
【0044】この時、SQUID2は計測用導線9の着
脱器の雄コネクタ2cを有しており、支持板10a上に
雄コネクタ2cのピン2eと嵌合する雌コネクタ2dと
の間で着脱可能であり、SQUID2を着脱する際に
は、計測用導線9は付いてこない構造となっている。
【0045】すなわち、計測用導線9は雌コネクタ2d
の裏面から出て、支持板10aの案内筒10eに沿って
支持板10aの外周部まで案内されており、ここから内
部容器4の壁面に沿って支持されている。したがって、
計測用導線9はSQUID2の着脱の際の作業を妨げる
ことがない。
【0046】SQUID2を抜き取った後は、逆の行程
で行われ、掴んだSQUID2を内部容器4外の支持脚
17付近まで移動させ、ここで新しいSQUID2を爪
28に掴ませ、前述の行程で不具合なSQUID2が装
着されていた場所に新しいSQUID2を支持板10a
のSQUID2の外径よりわずかに大きい内径の穴10
bと支持板10aに一体化された案内筒10eとを通
し、支持板10cのSQUID2aの外径よりわずかに
大きい内径の穴10dに挿入され、SQUID2の雄コ
ネクタ2cが支持板10a上の雌コネクタ2dに嵌合装
着される。
【0047】穴10dの入り口部にはテーパが設けられ
ており、SQUID2先端を所定の位置に案内する。こ
の時、SQUID2の先端の掴み部2bには凹が設けら
れ、この部分が爪28の凸部に嵌合し、爪28に対し正
確な位置と方向を維持し、爪28の制御位置と方向でS
QUID2の移動精度を制御できる。
【0048】X方向移動台24、Y方向移動台25、Z
方向移動ロッド26、Z方向移動ロッド22を内部容器
4外に移動させた後、交換治具16を撤去し、フランジ
8と共にフランジ8に接続した構成部材を再び装着す
る。
【0049】この交換治具の爪28の付近に小型のビデ
オカメラ及び照明器具を爪駆動部27内に内蔵すること
により、爪駆動部27から見た下部のSQUID2の脱
着のための移動が信号線29を通して容器外でのテレビ
等の表示装置30で目視でき、脱着作業を容易にするこ
とができる。
【0050】また、各構成部品の移動制御は、信号線3
1を通して制御装置32で行なわれる。不具合なSQU
ID2の位置を、制御装置32に入力することで、交換
治具16の各構成部品の移動制御を制御装置32で自動
的に行なう。また、制御装置32を表示装置30と組み
合わせさせることにより、不具合なSQUID2の位置
を画像処理でそのXY座標を自動的に計算し、そのXY
座標に爪28を、自動的かつ迅速に移動させることがで
き、SQUID2の脱着作業を短時間で行うことができ
る。
【0051】また、交換治具16の爪28の付近に光セ
ンサを爪駆動部27内に内蔵することにより、支持板1
0cの穴10dの位置を小型計算機等で自動的に割り出
し、交換治具16の各構成部品の移動制御を自動的に行
いそのXY座標に爪28を自動的に移動できSQUID
2の脱着作業を短時間で行うこともできる。この場合、
支持板10cの表面にアルミニュウム等の反射膜を蒸着
しておくと良い。
【0052】交換治具16を使用することにより、例え
ば、配置されたSQUID2の素子群の投影面積の代表
直径が35cmである場合でも、交換治具16の挿入部
の断面積を小さくできるので、ネック部4aの内径は7
cm程度あれば十分であり、一方、ネック部4aの軸方
向の長さは50cm以上とれ、常温フランジ面から内部
容器4の底面の素子設置位置までの距離も2m以上確保
できる。
【0053】また、SQUID2が着脱自在に装着され
る支持板10a,10cを内部容器4壁に接着剤等で固
定し、交換治具16を用いてSQUID2が着脱できる
構造としたので、支持板10a,10cを移動させずに
済み、かつネック部4aの軸方向の長さを短縮する必要
がない。
【0054】また、支持板10a,10cを内部容器4
に固定するためのSQUID2の必要配置領域に締結部
を設ける必要がなく、SQUID2の配置密度を低減さ
せないので、計測精度が低減することはない。
【0055】また、SQUID2に計測用導線9の配線
コネクタを設け、支持体10aの裏側の空きスペースに
計測用導線9を配置し、この計測用導線9を内部容器4
の内壁面に沿わせて動かないようにすることにより、支
持体10aの上部空間に他のSQUID2の計測用導線
9が垂れ下がらず、SQUID2の着脱作業を容易にす
ることができ、また、計測用導線9が断線することがな
くなる。
【0056】このように、SQUID2を掴み、移動式
の交換治具16を使用することにより、従来の極低温容
器に比較して、ネック部分の軸方向の長さが長くとれ、
かつ交換治具16の挿入部の断面積が小さくてよいの
で、ネック部の内直径を細くできる。
【0057】本実施例では、交換治具16のX方向移動
台24及びY方向移動台25は各一段のものを適用した
例について説明したが、複数段の移動台を適用しても良
い。この場合、各移動台の長さはさらに短くなり、ネッ
ク部4aの断面をさらに小さくしても交換治具16が挿
入でき、これによって熱侵入量をさらに低減することが
できる。
【0058】また、本実施例では、交換治具16に、X
方向移動台19,24及びY方向移動台20,25を適
用したが、X、Y方向平面内の移動に、回転角を制御す
る回転角移動台と径方向移動を制御する径方向移動台を
適用しても同様な効果を得ることができる。
【0059】以上のように、本実施例によれば、配置さ
れたSQUID2の素子群の投影面積が広くなる極低温
容器でも、ネック部4aの軸方向の長さが長くとれ、ネ
ック部4aのSQUID2挿入断面の面積を細くするこ
とにより、内部容器4を構成するガラス繊維や炭素繊維
を含浸したエポキシ等の樹脂材の肉厚が薄くても強度を
確保でき、内ぶ容器4の壁を通して極低温部への伝導に
よる侵入熱を低減することができる。
【0060】一方、内部容器4壁は、冷媒7bの寒冷で
冷却した真空槽7a壁との間の蒸発冷媒の伝導により冷
却され、内部容器4壁及び真空槽7a壁が冷却されてこ
れらの壁を通して極低温部への伝導による侵入熱をさら
に低減することができる。
【0061】また、この部分に熱的に一体化された熱シ
ールド板13aは間接的に冷媒7bで冷却される。外部
容器6から積層断熱材12aの熱シールド板13aへの
熱負荷を、冷媒7bで吸収するため、内部容器4壁から
極低温部への熱移動量が低減して、熱侵入量を低減でき
る。
【0062】このように、上記冷却手段を用いて、ネッ
ク部4aからの熱侵入量を吸熱することにより、極低温
度側に侵入する熱量をより低減できる。
【0063】本実施例によれば、多数のSQUID2を
配置し、配置されたSQUID2の素子群の投影面積が
広くなる極低温容器でも、ネック部4aの軸方向の長さ
が長くとれ、かつSQUID2挿入断面の面積を細くす
ることにより、ネック部4aから極低温度域への侵入熱
が低減でき、内部容器4に収納された冷媒3、例えば液
体ヘリウムや液体窒素等の蒸発量を低減させることがで
きる。その結果、冷媒3の補充期間を長くでき、頻繁に
補充作業をする必要もなくなり、かつ冷媒3の補充コス
トを大幅に低減できる効果がある。
【0064】また、SQUID2が着脱自在に装着され
る支持板10a,10cを内部容器4壁に接着剤等で固
定することにより、SQUID2の必要配置領域に締結
部を設ける必要がなく、SQUID2の配置密度を低減
させないので、計測精度が低減することはない。
【0065】また、SQUID2に計測用導線9の配線
コネクタを設け、支持体10aの裏側の空きスペースに
計測用導線9を配置し、この計測用導線9を内部容器4
の内壁面に沿わせて動かないようにすることにより、支
持体10aの上部空間に他のSQUID2の計測用導線
9が垂れ下がらず、SQUID2の着脱作業を容易にす
ることができ、また、計測用導線9が断線することがな
くなる。
【0066】図4は、本発明の第2の実施形態に係るS
QUID格納用極低温容器の構成を示す図である。本実
施例が図1と異なる点は、断熱部7の真空槽7a内部の
容器7cに収納されている冷媒7bの代わりに、冷凍機
を使用する点にある。真空槽7aの室温側に円筒部33
及び円筒部33に一体化されたフランジ34を設け、例
えばパルス管チューブ冷凍機36を取り付ける。
【0067】冷凍機36のシリンダー部37及び寒冷発
生部38は、シリンダー部37の挿入容器35内に挿入
され、挿入空間39には、熱伝導率が大きい例えばヘリ
ウムガス等が封入されている。寒冷発生部38には、さ
らにインジュウムやグリース等の高熱伝導率の伝熱媒体
(図示せず)を介して挿入容器35底面部に熱的に一体
化されている。
【0068】挿入容器35の底面部には、真空槽7a壁
を冷却するための、例えば外部からの磁場変動で生じる
ノイズとなる渦電流が発生し難い、短冊状の銅板や小径
の被覆銅線で構成した熱伝導体40が熱的に一体化され
ている。挿入容器35から真空槽7a低温部への輻射熱
を防止するため積層断熱材41が配置されている。
【0069】冷凍機36は、冷凍機36の作動媒体、例
えばヘリウムガスの圧縮機42から、高圧ヘリウムガス
を、高圧ガス配管43を通し、シリンダー部37内への
ガス供給及びシリンダー部37内からのガス排気の制御
を行ために弁の開閉を行う回転バルブや往復動バルブを
駆動するガス流制御器44を介し、導管45を通して冷
凍機36内に供給する。
【0070】供給された高圧ヘリウムガスは、冷凍機3
6内で断熱膨張し、シリンダー部37下部の寒冷発生部
38で寒冷を発生する。その後、低圧となったヘリウム
ガスは、導管45、ガス流制御器44、低圧ガス配管4
6を通して、再び圧縮機42aに戻る。
【0071】ガス流制御器44は、回転バルブや往復動
バルブを駆動する電動モータを使用しているため、電気
ノイズを避けるためSQUID格納用極低温容器1から
離し、例えばSQUID格納用極低温容器1を設置した
磁気シールドルーム(図示せず)の外側に設置し、冷凍
機36とは長い導管45で接続することが望ましい。
【0072】当然、圧縮機42、高圧ガス配管43、低
圧ガス配管46も、磁気シールドルームの外側に設置
し、圧縮機42は、さらに磁気シールドルームから離し
て設置する。また、ガス流制御器44を、さらに別の磁
気シールド箱(図示せず)で包囲すれば、SQUID格
納用極低温容器1への電気ノイズをさらに低減できる。
【0073】また、SQUID作動時のみに冷凍機3
6、圧縮機42を一時停止することにより、電気ノイズ
の発生さらに冷凍機36の振動を停止できるので、さら
にノイズ発生を防止することができる。
【0074】本実施例によれば、冷媒3を、外部の冷媒
タンク(図示せず)から断熱供給管(図示せず)を通し
て供給口14から内部容器4の底部に供給する際、多量
の蒸発ガスが発生するため、このガスで内部容器4の内
壁面および真空槽7a外壁面は過冷却される。
【0075】この時、熱伝導体40で逆に挿入容器35
を通じて寒冷発生部38が冷却されが、冷凍機は異常無
く運転でき、かつ大気との連通口がないため大気の空気
が侵入し空気中の水分によるトラブルが発生することも
無く、運転の信頼性が向上する効果があり、また、冷媒
7bを補給する必要がなくなる効果もある。
【0076】さらに、冷媒7b温度よりもさらに低温側
に冷却でき、熱侵入量を低減して冷媒3の蒸発量を大幅
に低減できる効果がある。
【0077】図5は、本発明の第3の実施形態に係るS
QUID格納用極低温容器の構成を示す図である。本実
施例が図1と異なる点は、冷凍機36の寒冷発生部38
を真空層5に配置し、寒冷発生部38と熱シールド板1
3aを熱的に一体化させ、熱シールド板13aを冷凍機
36で冷却するようにした点にある。
【0078】冷凍機36は、外部容器6のフランジ47
に気密固定され、寒冷発生部38は熱シールド板13a
と熱的に一体化されている。フランジ48は、Oリング
49、ボルト50により、フランジ47に固定されてい
る。熱シールド板13aの端部は内部容器4のネック部
に一体化されていない。
【0079】本実施例によれば、熱シールド板13aを
冷凍機36により冷媒7bの温度よりもさらに低温側に
冷却できるので、熱シールド板13aから熱シールド板
13bへの輻射侵入熱、さらには熱シールド板13bか
ら内部容器4への輻射侵入熱を低減することができると
共に、外部容器6から熱シールド板13aへの輻射侵入
熱を冷凍機36で吸熱し内部容器4壁面へ伝えないの
で、内部容器4壁の温度を高めることがない。
【0080】また、熱シールド板13bから内部容器4
への一体化された端部からの伝導伝熱量も低減するので
内部容器4壁の温度を高めることがなく、内部容器4壁
を通じて極低温側への伝導伝熱による熱侵入量が大幅に
低減する。以上の熱侵入量の低減によって、冷媒3の蒸
発量は大幅に低減する効果がある。
【0081】なお、本実施例では、熱シールド板13a
の端部が内部容器4のネック部4aに一体化されてない
が、この部分を一体化しても、冷媒3の蒸発量は大幅に
低減する効果がある。
【0082】また、本実施例では、ネック部4aに真空
槽7aを挿入した場合について説明したが、ネック部4
aを細くして、従来のアルミ板とウレタン,スチロール
等の発泡断熱材とを交互に重ね合わせて断熱部を構成し
ても、ネック部4aを細くしたことによる、内部容器4
壁から侵入する伝導伝熱を小さくできるので、冷媒3の
蒸発量を低減できる効果がある。
【0083】また、本実施例では、冷凍機36は、作動
冷媒にヘリウム、窒素、空気、水素、フロン系ガスを使
用する機器やペルチェ素子を使用した電子式の機器が使
用されても良い。ガスを作動流体に使用した冷凍機の方
式としては、他にギフォード・マクマホン式、ソルベイ
式、スターリング式、コリンズ型膨張機式、膨張タービ
ン式、膨張弁式、これらを組み合わせた機器等が使用さ
れても良い。
【0084】図6は、本発明の第4の実施形態に係るS
QUID格納用極低温容器の構成を示す図である。本実
施例が図5と異なる点は、冷凍機36の代わりに冷媒7
bと同様な冷媒51を収納する容器52を真空層5内に
配置し、容器52と熱シールド板13aを熱的に一体化
させ、熱シールド板13aを冷媒51の寒冷で冷却する
ようにした点にある。
【0085】冷媒51は、排気口53から供給され、蒸
発ガスは同じ排気口53から排出される。容器52は非
磁性の材料で作られているので、磁気ノイズを発生せ
ず、磁気ノイズを発生しやすい金属で製作された冷凍機
を使用する場合に比べ、磁気ノイズを大幅に低減できる
効果がある。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、SQUIDが収納され
ている内部容器のネック部を長く細く形成することによ
り、内部容器内への熱侵入が低減でき、冷却媒体の蒸発
量が大幅に低減できる。この結果、冷却冷媒の補充期間
が長くでき、補充コストを低減することができる。
【0087】また、交換治具を用いて内部容器内のSQ
UIDが容易に交換できるので、計測用導線の断線不良
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るSQUID格納用極低
温容器の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のSQUIDを交換する交換治具の構造を
示す断面図である。
【図3】図1の支持板の構造を説明する断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るSQUID格納
用極低温容器の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るSQUID格納
用極低温容器の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るSQUID格納
用極低温容器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】 1…SQUID格納用極低温容器、2…SQUID、3
…冷媒、4…内部容器、4a…大気開放部、5…真空
層、6…外部容器、7…断熱部、9…計測用導線、10
…支持板、13…熱シールド板、7…冷媒、16…交換
治具、36…冷凍機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小見山 泰明 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の超電導量子干渉デバイス及び該複数
    の超電導量子干渉デバイスを冷却する冷却冷媒が格納さ
    れている内部容器と、該内部容器を包囲し、前記内部容
    器との間に真空層を形成する外部容器とを有する超電導
    量子干渉デバイス格納用極低温容器において、 前記内部容器は、前記複数の超電導量子干渉デバイスを
    着脱自在に支持する支持板を固定した底面部と、前記支
    持板に支持された前記複数の超電導量子干渉デバイスを
    着脱する着脱手段が出入りするときには開放され、出入
    りしないときには断熱部で閉じられている大気開放部と
    を有し、前記大気開放部の開放面積が、前記底面部に固
    定された支持板面積より小さいことを特徴とする超電導
    量子干渉デバイス格納用極低温容器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記大気開放部の前記
    底面部方向の長さは、人の腕の長さより長いことを特徴
    とする超電導量子干渉デバイス格納用極低温容器。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記断熱部に、前記冷
    却冷媒の温度と大気温度との中間の冷却温度を有し前記
    断熱部内を冷却する冷却手段を設けることを特徴とする
    超電導量子干渉デバイス格納用極低温容器。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項3において、前記真
    空層に、前記外部容器からの輻射熱の侵入を防止する熱
    シールド板と、該熱シールド板に熱的に接触し前記熱シ
    ールド板を冷却する前記冷却手段とを設けることを特徴
    とする超電導量子干渉デバイス格納用極低温容器。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記超電導量子干渉デ
    バイスの計測線を、前記支持体の裏側を通し前記内部容
    器の内壁面に沿わせて固定し、前記大気開放部から外部
    へ配線することを特徴とする超電導量子干渉デバイス格
    納用極低温容器。
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