JPH1196574A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH1196574A
JPH1196574A JP26036297A JP26036297A JPH1196574A JP H1196574 A JPH1196574 A JP H1196574A JP 26036297 A JP26036297 A JP 26036297A JP 26036297 A JP26036297 A JP 26036297A JP H1196574 A JPH1196574 A JP H1196574A
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Masayuki Iwasaki
正之 岩崎
Masaru Otaki
賢 大滝
Noriaki Murao
則明 村尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧を印加されて動くべき液晶分子606c
のチルト角の変化が鈍化していた問題を解消して、損失
が少なく十分な利用効率でレーザ光を利用できる光ピッ
クアップを実現する。 【解決手段】 対物レンズ5とビームスプリッタ2との
間に配置されるホモジニアス配向方式の液晶パネル4に
おける、電極を分割しているパターンギャップにおける
常に電圧が印加されない液晶分子の分子間力の影響を受
けてチルト角を引き摺られる液晶分子が存在している領
域、あるいはその領域を含んで液晶層ほぼ全面に亙って
の、液晶分子のプレチルト角を10度〜30度に制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ピックアップに関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルのような液晶素子の用途とし
て、DVDやCDなどの光ディスクに対してレーザ光を
用いてその記録情報の読み出し/書き込みを行う。いわ
ゆる光ピックアップの性能改善や機能拡大に寄与させよ
うという試みが為されている。例えば、液晶パネルを用
いて、DVDやCDなどの基板である光ディスク本体の
チルトに起因して発生する波面収差を補正する技術や、
対物レンズのNAを液晶パネルを用いて実質的に切り換
えることにより、1つの対物レンズでDVDとCDのい
ずれも再生可能できるようにする液晶互換光ヘッドの技
術などがある。
【0003】これらの液晶パネルは、いずれもその目的
に適合したパターンに電極が分割されており、それぞれ
の電極領域を透過する光ビームに対してごとにその目的
に適合した位相差あるいは偏光状態を得られるような電
圧が印加されるような仕組みに形成されている。
【0004】上記のような用途に用いられる液晶パネル
の電極の分割パターンの主要な例を図8に示す。図8に
おいて、(a)は光ディスクと前記レーザビームの光軸
とのなす角の変位に対して、該変位に起因する波面収差
を補正するための、いわゆるチルト補正用のパターンで
あって、その波面収差を対物レンズの瞳面で見た場合
の、その波面収差に基づくパターンである。また(b)
はDVDとCDのような基板厚の異なる2種類の記録媒
体を再生可能な光ピックアップのためのパターンであっ
て、同心円状の分割ラインで分割された2つの領域の電
極それぞれに独立して液晶印加電圧が印加されるもので
あり、その両方の電極に対する印加電圧を制御すること
により前記の対物レンズのNAを変化させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の例えば図8
(b)のように、液晶層404に電圧を印加するための
電極を複数の領域に分割するためには、その分割する位
置(分割パーティングライン)には電極が形成されてい
ない電極分離線の部分、いわゆるパターンギャップの部
分の存在が必要である。そして前記のパターンギャップ
は、隣り合うパターン領域どうしが非接触であれば良い
のでその寸法を殆ど0に近くできるものと考えられる。
【0006】しかしながら、前記のようなパターンギャ
ップの部分には電極が形成されていないのであるから、
この部分に存在している液晶分子は常に電圧が印加され
ていない状態となっている。しかも、そのようなパター
ンギャップの部分は、1本の線のようなものとすること
ができるようにも考えられるが、実際にはパターンギャ
ップは20μm〜150μm程度の線幅が必要となる。
つまり、電極を形成しているITOのような導電膜は一
般に数100〜数1000オングストローム程度の膜厚
があり、これをパターン形成する際にはフォトファブリ
ケーションプロセス等が用いられる。このとき前記の膜
厚を有するITOのような導電膜をエッチングによりパ
ターンニングするためには、そのエッチングファクター
等の条件から、パターンギャップはその膜厚の約200
0倍程度の寸法が必要となる。従ってこのような条件か
ら、実際にはパターンギャップとしては20μm〜15
0μm程度の寸法が必要となるのである。
【0007】このように、パターンギャップにおいては
電圧が常に印加されていない状態であるから、この部分
の液晶分子は液晶パネル作成時の配向状態のまま動くこ
とがなく、しかもこのようなパターンギャップの幅は少
なくとも20μm〜150μm程度の寸法があるため、
この部分の液晶分子が動かないことに起因して、少なく
ともこの部分で液晶パネルによって制御されないレーザ
光が無駄となり、光ベッドとして利用される光量の損失
となる。
【0008】そしてさらには、光ベッドとして有効に利
用できる光量の損失としては単に前記のパターンギャッ
プの面積分の光だけではなく、その光の損失はさらに大
きな領域にまで及ぶ。つまり換言すれば、前記のパター
ンギャップによって分割された領域ごとに印加される電
圧に正確に対応した偏光角あるいは位相差量が得られる
べきであるのに、前記のパターンギャップ周辺部で特に
顕著に、偏光角あるいは位相差量が所望の正確な値から
大きくずれてしまうことを、本件発明者らは確認した。
【0009】即ち、図9に示すように、上側(図中)の
基板601aには電極602aが形成されており、かつ
その図中右半分では電極602aはエッチング除去され
ておりパターンギャップ603となっている。また図中
下側基板601bには、そのほぼ全面を覆うように共通
電極604が形成されている。また、前記の電極602
aや共通電極604の上を覆うように保護膜609が形
成されている。なお液晶層605はP形でホモジニアス
配向方式のものとした。なお図10に示すように、実際
には液晶分子606にはいわゆる一般の液晶表示パネル
と同様にディスクリネーションの防止等のために数度の
プレチルト角が与えられている。
【0010】このような構造の液晶パネル600では、
電極602aと共通電極604との間に電圧を印加する
と、この電極602aと共通電極604とが対向する位
置に挟持されている液晶分子606aについては前記の
両電極間の電界によって立ち上がるように動かされる。
一方、パターンギャップ603の位置にある液晶分子6
06bには電界が作用しないのであるから、この領域の
液晶分子606bについては水平配向のままの状態であ
る。このように、パターンギャップ603の位置にある
液晶分子606bは水平の姿勢のままであり、また電圧
が印加されている領域の液晶分子606aは印加電圧に
完全に対応した姿勢(チルト角)に動かされるものと考
えられた。
【0011】しかしながら、前記の立ち上がるように動
かされた液晶分子606aについては、パターンギャッ
プ603から水平距離が十分に離れているので、理論通
りに印加電圧に対応したチルト角にまで動かされている
が、これよりもパターンギャップ603寄りの位置にあ
る液晶分子606cについては、十分には立ち上がりき
れない状態になっており、この領域では液晶層605を
透過するレーザ光には所定の位相差を与えることができ
ない。これは、パターンギャップ603の位置にある水
平配向のままの状態の液晶分子606bの極性モーメン
ト等に起因した分子間力によってその近隣の液晶分子6
06cの動きが妨げられるためと考えられるが、いずれ
にせよ、パターンギャップ603の部分だけでなく、こ
の立ち上がりきれない状態となっている液晶分子606
cが存在している広い領域607に亙って所望通りの正
確な液晶分子のチルト角変化が得られず、その結果、そ
の広い領域607の部分での光を有効には利用できなく
なるという問題がある。
【0012】このように、従来の技術では、光ピックア
ップにおけるレーザ光の光学特性を上記のように制御す
るために用いられる液晶パネル4は、電圧を印加されて
本来ならば606aのように動くべき液晶分子606c
がパターンギャップ領域内のの液晶分子606bの影響
を受けてチルト角変化が鈍化していたため、十分にはそ
の機能を果たすことができなくなるという問題があっ
た。
【0013】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものである。本発明は、電圧を印加されて動く
べき液晶分子606cのチルト角の変化が鈍化する影響
を低減させて、有効に利用できるレーザ光の損失あるい
はレーザ光に付与する偏光角や位相差量の誤差を防い
で、有効にレーザ光を利用できる光ピックアップを実現
することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1に、本発明の光ピッ
クアップは、少くとも、レーザ光源と、対物レンズと、
レーザビームの光軸上に設けられ、互いに独立に印加電
圧が制御される複数の領域に分割された透明電極が形成
された液晶パネルとを有する光ピックアップであって、
前記液晶パネルの液晶分子はホモジニアス配向であり、
前記液晶分子のプレチルト角を10〜30度にしたこと
を特徴としている。
【0015】本発明の技術に係る光ピックアップは、従
来の光ピックアップにおいて用いられる液晶パネルの液
晶層を、少なくとも前記の電圧無印加液晶分子の影響を
受けてチルト角が鈍化していた領域の液晶分子、つまり
その領域あるいはさらにその領域を含んで液晶層全面に
おける液晶分子の、プレチルト角を10度〜30度とし
たホモジニアス配向の液晶層とすることにより、上記の
課題として述べたようなパターンギャップ603の位置
にある液晶分子606b等に起因して発生していたパタ
ーンギャップ603寄りの位置にある液晶分子606c
のチルト角の鈍化の影響を低減することができる。
【0016】また、第2に、本発明の光ピックアップ
は、少くとも、レーザ光源と、対物レンズと、レーザビ
ームの光軸上に設けられ、互いに独立に印加電圧が制御
される複数の領域に分割された透明電極が形成された液
晶パネルとを有する光ピックアップであって、前記液晶
パネルの液晶分子はホメオトロピック配向であり、前記
液晶分子のプレチルト角を60〜80度にしたことを特
徴としている。
【0017】即ち、上記の第1記載の光ピックアップ
は、ホモジニアス配向方式の液晶パネルを用いた光ピッ
クアップに本発明の技術を適用したものであるが、本発
明の技術はこのホモジニアス配向方式の他にも、ホメオ
トロピック配向方式の液晶パネルを用いた光ピックアッ
プにも適用することができ、その場合にも上記同様に、
液晶分子のプレチルト角を60度〜80度に設定して、
液晶分子を予め動きやすい状態にしておくことで、上記
第1記載と同様の効果を得ることができる。
【0018】また、第3に、本発明の光ピックアップ
は、上記第1記載の光ピックアップにおいて、前記液晶
パネルを、前記プレチルト角分だけ前記光軸に対して傾
けて配置したことを特徴とする光ピックアップである。
また、第4に、本発明の光ピックアップは、上記第2記
載の光ピックアップにおいて、前記液晶パネルを、90
度から前記プレチルト角を差し引いた角度分だけ前記光
軸に対して傾けて配置したことを特徴とする光ピックア
ップである。
【0019】あるいは第5に、上記第1記載の光ピック
アップにおいて、前記電圧の無印加時における前記液晶
層の前記プレチルト角に配向されている前記液晶分子の
ダイレクタが、前記光の直進方向に対して直交方向に向
くように、前記液晶パネルの主面の向きを前記光の直進
方向に対して傾斜して配置してなることを特徴とする光
ピックアップである。
【0020】あるいは、第6に、上記第2記載の光ピッ
クアップにおいて、前記電圧の無印加時における前記液
晶層の前記プレチルト角に配向されている液晶分子のダ
イレクタが、前記光の直進方向に対して平行方向に向く
ように、前記液晶パネルの主面の向きを前記光の直進方
向に対して傾斜して配置してなることを特徴とする光ピ
ックアップである。
【0021】即ち、上記第1又は第2記載の技術では液
晶分子のプレチルト角が比較的大きな角度に設定されて
いるので、場合によっては液晶パネルが厳密には完全に
所望通りの偏光角あるいは位相差量を実現する液晶パネ
ルとしては作用しない状態となることも考えられる。
【0022】そこで、第3又は第5記載の技術によれ
ば、液晶分子に前記のような比較的大きなプレチルト角
が与えられていても、その液晶分子のプレチルト角分だ
け光軸に対して傾くように液晶パネルを配置する。ある
いはその液晶分子のダイレクタが前記光の直進方向(お
よびその180度逆方向、つまりは情報記録媒体の記録
面〜対物レンズ〜ビームスプリッタ〜レーザ光源を結ぶ
光学系の光軸)に対して直交するように、液晶パネルの
主面を前記光の直進方向に対して斜めに向くように調節
して配置する。これにより、液晶で与えることのできる
最大位相差量を、プレチルト角を与えなかったときと同
じにすることができる。
【0023】また、例えば光ディスクのチルト角に起因
した偏光角や位相差量の誤差を補正するという光ピック
アップ用の液晶パネルの機能についても同様に、電圧無
印加状態で液晶分子に大きなプレチルト角が付与されて
いても、液晶分子のダイレクタは光軸と直交しているの
であるから、その状態(言わば初期条件)における液晶
パネルの光学特性にずれが生じることも無くすことがで
きる。よって偏光角や位相差量の誤差を補正するという
機能も有効に果たすことができる。
【0024】また、液晶パネルの主面が光軸に対して傾
斜するように配置されているので、液晶パネルのガラス
基板や透明電極の表面でレーザ光が反射しても、反射光
は光軸から離れる方向に反射されるので、迷光となって
受光器に入り込むようなこともなくなる。
【0025】また、第4又は第6記載の技術の場合は、
上記第3又は第5記載のホモジニアス配向方式の液晶パ
ネルに用いる技術を、ホメオトロピック配向方式の液晶
パネルに適用するものであり、その作用〜効果は基本的
に前記の第3又は第5記載の技術と同様であることは言
うまでもない。
【0026】また第7に、上記第1乃至第6いずれかに
記載の光ピックアップにおいて、前記光ピックアップは
光ディスクの情報を読み取るための光ピックアップであ
って、前記液晶パネルは、前記光ディスクと前記レーザ
ビームの光軸とのなす角の変位に対して、該変位に起因
する波面収差を補正するように制御される液晶パネルで
あることを特徴としている。即ち、本発明の技術は特に
そのような光ピックアップに好適な技術である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ピックアッ
プの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。 (実施形態1)本実施形態の光ピックアップは、図1に
示すように、レーザ光源1と、このレーザ光源1から出
射される光Pを透過し、光ディスクからの反射光をP´
として反射させるビームスプリッタ2と、このビームス
プリッタ2を透過した光Pを情報記録媒体6の記録面に
焦点を結ぶように導く対物レンズ5と、レーザ光源1か
らの光Pを平行光にするコリメータレンズ3と、ビーム
スプリッタ2で反射された光P´を受光素子8に収束さ
せる集光レンズ7とを有する。なお、後述するように図
1(a)は液晶パネル4の主面を光軸に対して角度θだ
け傾けて配置した場合を示し、また図1(b)は液晶パ
ネル4の主面を光軸に対して直交するように配置した場
合を示している。
【0028】また液晶パネル4は、入射するレーザ光を
透過するその前後で合計1/4波長分の位相差あるいは
1/4波長の奇数倍の位相差を与える、あるいは前記の
レーザ光が透過する際に情報記録媒体6とレーザ光の光
軸とがなす角に応じた位相差量を付与するといった、透
過光の光学的特性を制御するために、互いに独立に印加
電圧が制御される複数の領域に分割された電極が形成さ
れている。また液晶パネル4の液晶層ほぼ全面にわたっ
てその液晶分子のプレチルト角が10度〜30度のホモ
ジニアス配向されている。図1では対物レンズ5とビー
ムスプリッタ2との間に液晶パネル4が配置されている
構成であるが、レーザ光源1と対物レンズ5との間の光
軸上であればどこでも良い。
【0029】上記のレーザ光源1、ビームスプリッタ
2、コリメータレンズ3、対物レンズ5、情報記録媒体
6、集光レンズ7、受光素子8については、従来の一般
的な光ピックアップに用いられるものと同様の仕様のも
のを用いている。レーザ光源1は680nm〜780n
m程度の波長のレーザ光を発生して出射する。またビー
ムスプリッタ2としては、例えばプリズムを用いたプリ
ズムビームスプリッタ、または偏光特性も有する偏光ビ
ームスプリッタ、あるいはハーフミラーのような光透過
/反射板等を用いることができる。
【0030】情報記録媒体6としては、CDあるいはD
VD等の光ディスクで、そして液晶パネル4の分割され
た複数領域を備えた電極に印加する電圧を液晶パネル制
御回路9が制御する。図1の液晶パネル4が対物レンズ
5のNAを実質的に変化させる機能を持つ図8(b)の
ような電極パターンであるとき、DVDを再生する際に
は、液晶に電圧を印加せず液晶パネルがあたかも透明ガ
ラスと同様に透過光に対して何の光学的作用も及ぼさな
いようにする。そしてCD再生する際には、例えば図8
(b)に示したようなパターンに分割された領域(電
極)のうち外側の領域が1/4波長板としての作用をす
るように、その外側の領域の電極に所定の電圧を印加す
る。
【0031】図1の液晶パネル4が光ディスクとレーザ
ビーム光軸とのなす角の変位に起因した波面収差を補正
する機能を持つ例えば図8(b)に示すようなパターン
であるときは、液晶パネル4を制御する制御回路は、図
示せぬチルトセンサ(つまり光ディスクのチルト角を検
出するためのセンサ)からの信号に基づいて、前記の光
ディスクのチルト角に起因した波面収差を補正するため
に、各分割領域に対して印加すべき電圧を出力する。
【0032】このような液晶パネル4の作用、またそれ
に電圧を印加する液晶パネル制御回路9などの構造につ
いては、例えば本願出願人によって提案された特願平7
−199500号、あるいは特願平9−56318号等
に記載されている。以下、液晶パネル4の内部の液晶層
について詳述する。図2に示すように、本発明に係る光
ピックアップに用いられている液晶パネル4は、実質的
に電極602aのパターンギャップ603の部分に存在
している電圧無印加の液晶分子606bとの間の分子間
力に起因して液晶分子606cが引き摺られても、その
チルト角の動きが鈍くならないで十分なチルト角を得る
ことができるように、その液晶分子606bの影響を受
ける液晶分子606cが存在している領域を含んで液晶
パネルほぼ全面の液晶層605のプレチルト角θを、1
0〜30度(360度表記)の範囲内の角度となるよう
に配向膜608a,bによって制御している。即ち、図
9と比較して、液晶分子が所定の位相差を与えるべく十
分に動くことが可能な領域が飛躍的に広く改善されてお
り、パターンギャップ603の部分での悪影響が大幅に
減少するのである。
【0033】次に、液晶分子のプレチルト角θを上記の
ような10〜30度に制御する効果を実験により確認し
た。これについて下記に述べる。従来の技術および解決
しようとする課題の項で述べたように、図9(a)に示
すような液晶分子のプレチルト角θを従来の0度あるい
は数度(高々5度程度まで)とした場合には、その液晶
パネルの透過光に与えられる位相差量はパターンギャッ
プ603から、かなりの広さにわたって理論値(理想
値)よりも大幅に低くなってしまうことがわかった。
【0034】即ち、パターンギャップ603から十分遠
い位置における位相差量を基準値の1とし、これに対す
る各位置ごとに測定された位相差量の比を無次元量とし
て縦軸にプロットし、横軸にはその各位置をプロットす
ると、図9(b)に示すように広い領域(D)に亙って
位相差量が鈍るような曲線となった。
【0035】一方、本発明に係る技術を適用した図2
(a)に示すような液晶パネルの場合には、前記と同様
にプロットしたグラフを描いた結果、図2(b)に示す
ような曲線となり、パターンギャップ603部分での電
圧無印加で寝たままの状態の液晶分子606bがその近
隣の立ち上がるべき液晶分子606cを引き摺ってその
チルト角を鈍化させる現象が発生している領域(D)
を、従来の数分の一にまで軽減できることが確認され
た。特に、図9に示したような位相差量の鈍化(低下)
が5%を越えて実質的に利用可能な光量に悪影響を及ぼ
すような領域のパターンギャップ603端部からの距離
Dを計測した結果、従来のθ=2度ではD=13μmだ
ったものが、本発明に係る技術によって図2に示すよう
なθ=10度ではD=17μmとなって半減し、またθ
=20度ではD=3.8μm、θ=30度ではD=3.
0μmとなって、本発明によればいずれもDを従来の1
/2〜1/3以下と飛躍的に改善できることが確認でき
た。
【0036】このようなDとθとの関係を実験により確
認した結果を図3に示す。このように、本発明によれば
電極のパターンギャップに起因した液晶分子のチルト角
の鈍化を低減することができ、これにより、各分割領域
を透過するレーザ光に対して所望の位相差を十分に与え
ることが可能となる。
【0037】そしてさらには、液晶パネル4の液晶層6
05のプレチルト角θを10〜30度にすることによっ
て得られる効果は他にもある。即ち、図4はプレチルト
角をθ=2度にした場合のグラフ(A)とθ=10度に
した場合のグラフ(B)とを示す図であるが、同図に示
すように、例えば同じ1.5V(ボルト)を液晶層に印
加したとき、θ=2度の液晶層の場合に得られる位相差
は約0.1μmであるのに比べて、θ=10度の液晶層
の場合には、得られる位相差は約0.25μmとなり、
位相差が2倍以上と飛躍的に向上していることが分か
る。つまり、このようにプレチルト角θを増加すること
によってその液晶層の立ち上がりしきい値電圧を低くす
ることができ、これにより液晶パネル4の動作電圧レベ
ルを低くすることができるので、特に電源電圧の制限が
厳しい携帯用電子機器や自動車搭載用電子機器に用いら
れる光ピックアップにとって好適な特性であると言え
る。
【0038】しかしその一方で、プレチルト角θを増大
させて行くにつれて、得られる位相差量は逆に低下して
行く。即ち、プレチルト角θ=0度のときの位相差量を
基準値の1として、これに対する各プレチルト角θごと
の位相差量の比を無次元量として縦軸に取り、横軸には
プレチルト角θを取って、その変化をプロットした結
果、この図5に示すようなグラフが得られたが、同図か
らも明らかなように、プレチルト角θを増大させて行く
につれて得られる位相差量は逆に低下して行き、プレチ
ルト角θが30度を越すあたりから、位相差量はθ=0
のときと比べて70%程度にまで落ち込んでしまい、こ
のあたりから実質的な1/4位相差板としての機能や、
光ディスクのチルト角を補正する機能を十分には果たせ
なくなる場合が生じ始める。そしてさらにプレチルト角
θが40度を越すと位相差量はθ=0のときと比べて半
分以下となり、得られる位相差は高々1/8程度あるい
は実質的にはそれ以下になり、全く実用に適さなくな
る。
【0039】従って、本発明に係る液晶パネルにおける
好適なプレチルト角θの値としては前記の30度が適切
な上限であると考えられる。以上は本発明に係る光ピッ
クアップに用いられる液晶パネル4の内部について述べ
たが、さらにこの液晶パネル4は、図6に示すように、
その主面が情報記録媒体6の記録面〜対物レンズ5〜ビ
ームスプリッタ2〜レーザ光源1を結ぶ光学系の光軸
(つまりレーザ光の経路の中心軸)に対して直交ではな
く、前記のプレチルト角θに対応して90−θ程度の傾
斜角度を持って配置されており、これにより液晶パネル
4内の電圧無印加状態の液晶分子のダイレクタが前記の
光軸に対して直交するように設置されている。なお、図
6および図7においては同様の部位については同じ符号
を付して示している。
【0040】図6に示すようなP型液晶パネルの場合、
電圧無印加時における液晶分子はガラス基板401とほ
ぼ平行となる、いわゆるホモジニアス配向方式の液晶パ
ネルであるが、液晶分子500には配向膜403によっ
て所定のプレチルト角θ(θ=10〜30度)が与えら
れている。
【0041】そこで本発明によれば、図1(a)にも既
に示したように、液晶パネル4をこのプレチルト角θに
対応してθ度だけ傾けて、液晶パネル4内の液晶層の液
晶分子が対物レンズ5の光軸と直角に交わるように配置
する。例えば、プレチルト角あるいはプレチルト状態で
の液晶分子のダイレクタの基板に対してなす角がθ=2
0度である場合には、液晶パネル4の主面を前記の光軸
に対してθ=20度の角度で交差するように傾けて配置
すれば良い。図6においてもそのような角度θで液晶パ
ネル4を配置した場合を示す。なお、図6中で401は
ガラス基板、402a,402bは2つの領域に分割さ
れた透明電極、404は液晶層、405はパターンギャ
ップである。このような配置とした場合、DVD再生時
などでは透明電極402aにも電圧が印加されておらず
全ての液晶分子が光軸と直交状態となっているときに
も、液晶パネル4の全面が完全な1/4波長板として作
用する。従って、液晶パネル4に入射した直線偏光波か
らなるレーザ光は液晶パネル4を透過後に完全な円偏光
波となって出射される。
【0042】このように、液晶パネル4をそのプレチル
ト角θに対応した角度θだけ傾けて、電圧無印加時の液
晶分子が光軸と直角に交わるように配置することによ
り、液晶で与えることができる最大位相差量を、プレチ
ルト角を与えないときと同じにすることができる。図1
(b)の場合では液晶分子のプレチルト角に相当する分
だけ最大位相差量が減少しているが、図5でも示したプ
レチルト角による位相差の減少を解消することができ
る。従って、この液晶パネル4における光の利用効率が
向上するとともに、不要光が受光素子8に漏れるような
こともなくなり、S/Nを向上することができる。
【0043】さらに、液晶パネル4のガラス基板40
1、透明電極402a、配向膜403もプレチルト角θ
だけ傾いた状態となるので、これらの表面でレーザ光が
反射したとしても、その反射光は光軸から離脱して行く
方向に反射されるのであるから、迷光となって受光素子
8に入射するようなことが無くなる。これにより、反射
防止膜等を用いなくとも、液晶パネル4のガラス基板4
01等の主面での反射光に起因した迷光が光学系内に入
り込んでその光ピックアップとしての機能に悪影響を及
ぼしていたという、従来の問題を解消することができ
る。
【0044】(実施形態2)上記第1の実施形態におい
ては、液晶パネル4としてホモジニアス配向方式の液晶
パネルを用いた場合について述べたが、本発明に係る技
術の適用はこのような方式の液晶パネルのみには限定さ
れず、ホメオトロピック配向方式の液晶パネルを用いた
光ピックアップにおいても適用可能である。
【0045】そしてその場合にも、上記第1の実施形態
で詳述した技術と同様に、液晶分子のプレチルト角θを
それが動き易くなるような角度にあらかじめ設定するこ
とによって、上記第1の実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。このようなホメオトロピック配向方式の液
晶パネルの場合のプレチルト角θとして好適な角度は6
0度〜80度である。
【0046】そしてさらには、やはり第1の実施形態と
同様に、液晶パネル4はその主面が、情報記録媒体6の
記録面〜対物レンズ5〜ビームスプリッタ2〜レーザ光
源1を結ぶ光学系の光軸に対して直交ではなく、前記の
プレチルト角θ程度の傾斜を持って配置されており、こ
れにより液晶パネル4内の電圧無印加状態の液晶分子5
00のダイレクタが前記の光軸に対して直交するように
設置されている。
【0047】即ち、図7に示すように、N型液晶パネル
の場合、電圧無印加時における液晶分子はガラス基板4
01に対して垂直に近い配向状態となっている、いわゆ
るホメオトロピック配向方式の液晶パネルであるが、液
晶分子500には配向膜403によって所定のプレチル
ト角θ(θ=60〜80度)が与えられている。そこで
液晶パネル4をこのプレチルト角θに対応して90−θ
度だけ傾けて配置することにより、液晶分子500が対
物レンズ5の光軸と平行となるように配置したものであ
る。例えば、プレチルト角θ=70度の場合、つまり実
質的にプレチルト状態での液晶分子のダイレクタの基板
に対してなす角θ=70度の場合には、液晶パネル4の
主面を前記の光軸に対して20度の角度で交差するよう
に傾けて配置すれば良い。
【0048】このように、液晶パネル4をそのプレチル
ト角θに対応した角度だけ傾けて、電圧無印加時の液晶
分子500が光軸に対して平行となるように配置するこ
とにより、第1の実施形態と同様にプレチルト角による
位相差量の減少を解消することができる。従って、この
液晶パネル4における光の利用効率が向上するととも
に、不要光が受光器8に漏れるようなこともなくなり、
S/Nを向上することができる。
【0049】さらに、液晶パネル4のガラス基板40
1、透明電極402a、配向膜403もプレチルト角θ
だけ傾いた状態となるので、これらの表面でレーザ光が
反射したとしても、その反射光は光軸から離脱して行く
方向に反射されるのであるから、迷光となって受光器8
に入射するようなことが無くなる。これにより、反射防
止膜等を用いなくとも、液晶パネル4のガラス基板40
1等の主面での反射光に起因した迷光が光学系内に入り
込んでその光ピックアップとしての機能に悪影響を及ぼ
していたという、従来の問題を解消することができる。
【0050】なお、ホモジニアス配向方式およびホメオ
トロピック配向方式のいずれにせよ、上記のような10
〜30度、あるいは60〜80度のような大きなプレチ
ルト角を実現するための配向膜の製造方法としては、従
来のTN型液晶パネルの配向膜等に多用されていたラビ
ング法のように2〜8度程度のプレチルト角を得るもの
では実際上利用できないので、その他の製造方法が必要
となる。
【0051】例えば、二酸化シリコンのような酸化物や
金属などの配向膜材料を、基板主面に対して斜方から蒸
着する、いわゆる斜方蒸着法と呼ばれる配向膜の形成方
法を好適に用いて形成することができる。あるいはその
他にも上記のような角度のプレチルト角を得ることがで
きる配向膜の製法であれば、どのような製法でも利用可
能であることは言うまでもない。
【0052】また、上記の各実施形態においては、液晶
パネル全面に亙って液晶分子のプレチルト角を10〜3
0度に制御した場合について述べたが、本発明の技術上
の作用から考えれば、必ずしも液晶パネル全面に亙らず
とも良く、パターンギャップの部分で常に電圧が印加さ
れない液晶分子の分子間力の影響を受けてチルト角を引
き摺られる液晶分子が存在している領域、つまり図9で
説明したDの領域に在る液晶分子のみを、前記のような
10〜30度のプレチルト角に制御するようにしても良
いことは言うまでもない。
【0053】ただしこの場合には、そのDの領域のみ
に、前記のようなプレチルト角10〜30度に制御する
配向膜を選択的に形成することが必要となる。そしてこ
のような場合には、上記のような一般的な液晶パネルほ
ぼ全面に亙って一様な斜方蒸着膜を形成する方法をその
まま用いることはできないので、前記のDの領域のみを
露出しその他の部分は被覆するように、フォトレジスト
等で基板上をマスキングし、そのマスキング(フォトレ
ジスト等)から露出している部分のみに選択的に斜方蒸
着膜を形成する、といった製造方法を用いて、前記の領
域のみに10〜30度のプレチルト角を実現する配向膜
を選択的に形成することができる。
【0054】このように、本発明は光ピックアップに用
いられる液晶パネルの性能改善や機能拡大に対して特に
好適な技術である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、電圧を印加されて動くべき液晶分子のチ
ルト角の変化が鈍化するという影響を低減させることが
でき、有効に利用できるレーザ光の損失あるいはレーザ
光に付与する位相差量の誤差の発生等を防いて、有効か
つ正確にレーザ光の利用が可能な光ピックアップを実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の光ピックアップの構造の概要
を示す図である。
【図2】第1の実施形態の光ピックアップに用いられる
液晶パネル4のパターンギャップ部分を拡大して模式的
に示す図である。
【図3】影響を受ける領域Dとプレチルト角θとの関係
を実験により確認した結果を、グラフとして示す図であ
る。
【図4】プレチルト角θと印加電圧との関係を、θ=2
度の場合およびθ=10度の場合についてそれぞれ実験
し、それをグラフにして示す図である。
【図5】プレチルト角θと位相差量との関係を実験によ
り求めた結果を、グラフにして示す図である。
【図6】第1の実施形態の光ピックアップに用いられる
液晶パネル4を、レーザ光の直進経路に対してプレチル
ト角θに対応してθ程度の傾斜角度に傾けて配置した状
態を示す断面図である。
【図7】第2の実施形態の光ピックアップに用いられる
液晶パネル4を、レーザ光の直進経路に対してプレチル
ト角θに対応して90−θ程度の傾斜角度に傾けて配置
した状態を示す断面図である。
【図8】光ピックアップに用いられる液晶パネル4の電
極の分割パターンを3種類例示した図である。
【図9】光ピックアップの液晶パネル4におけるパター
ンギャップ部分を示す図である。
【図10】液晶パネルにおける液晶分子500に従来の
数度(高々5度程度)のプレチルト角θを与えた場合を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
1………レーザ光源 2………ビームスプリッタ 3………コリメータレンズ 4………液晶パネル 5………対物レンズ 6………情報記録媒体 7………集光レンズ 8………受光素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、レーザ光源と、対物レンズ
    と、レーザビームの光軸上に設けられ、互いに独立に印
    加電圧が制御される複数の領域に分割された透明電極が
    形成された液晶パネルとを有する光ピックアップであっ
    て、 前記液晶パネルの液晶分子はホモジニアス配向であり、
    前記液晶分子のプレチルト角を10〜30度にしたこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 少なくとも、レーザ光源と、対物レンズ
    と、レーザビームの光軸上に設けられ、互いに独立に印
    加電圧が制御される複数の領域に分割された透明電極が
    形成された液晶パネルとを有する光ピックアップであっ
    て、 前記液晶パネルの液晶分子はホメオトロピック配向であ
    り、前記液晶分子のプレチルト角を60〜80度にした
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ピックアップにおい
    て、 前記液晶パネルを、前記プレチルト角分だけ前記光軸に
    対して傾けて配置したことを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の光ピックアップにおい
    て、 前記液晶パネルを、90度から前記プレチルト角を差し
    引いた角度分だけ前記光軸に対して傾けて配置したこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光ピックアップにおい
    て、 前記電圧の無印加時における前記液晶層の前記プレチル
    ト角に配向されている前記液晶分子のダイレクタが、前
    記光の直進方向に対して直交方向に向くように、前記液
    晶パネルの主面の向きを前記光の直進方向に対して傾斜
    して配置してなることを特徴とする光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の光ピックアップにおい
    て、 前記電圧の無印加時における前記液晶層の前記プレチル
    ト角に配向されている液晶分子のダイレクタが、前記光
    の直進方向に対して平行方向に向くように、前記液晶パ
    ネルの主面の向きを前記光の直進方向に対して傾斜して
    配置してなることを特徴とする光ピックアップ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6いずれかに記載の光ピッ
    クアップにおいて、前記光ピックアップは光ディスクの
    情報を読み取るための光ピックアップであって、 前記液晶パネルは、前記光ディスクと前記レーザビーム
    の光軸とのなす角の変位に対して、該変位に起因する波
    面収差を補正するように制御される液晶パネルであるこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
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