JP2002269797A - 光ピックアップ及び波長板 - Google Patents

光ピックアップ及び波長板

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JP2002269797A
JP2002269797A JP2001062957A JP2001062957A JP2002269797A JP 2002269797 A JP2002269797 A JP 2002269797A JP 2001062957 A JP2001062957 A JP 2001062957A JP 2001062957 A JP2001062957 A JP 2001062957A JP 2002269797 A JP2002269797 A JP 2002269797A
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optical
optical pickup
light
wave plate
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JP2001062957A
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Kenji Yamamoto
健二 山本
Kiyoshi Osato
潔 大里
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶素子を波長板として用いる場合に、温度
変化による液晶分子の屈折率変動にかかわらず、安定し
た偏光状態を得る。 【解決手段】 液晶素子を1/2波長板104として用
いる場合に、2枚の液晶素子104A、104Bを各液
晶分子の配向の向きが直交するように配置する。そし
て、一方の液晶素子104Aが配向に直交する偏光に対
して配向と平行な偏光に与える位相差Aと、他方の液晶
素子104Bが配向に直交する偏光に対して配向と平行
な偏光に与える位相差Bとの差(A−B)をλ/2+n
λとする。温度変化が生じた場合でも2つの液晶素子1
04A、104Bは、それぞれ配向に直交する偏光に対
して配向と平行な偏光に与える位相差が変動するが、そ
の変動量はほぼ等しい。したがって、2つの配向で与え
られる位相差はλ/2+nλでかわらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクシステ
ム、光磁気ディスクシステム、光カードシステム等の光
学式記録/再生装置に用いられる光ピックアップ、及び
各種の光学装置に用いられる液晶素子を用いた波長板に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の光学式記録/再生装置の
光ヘッドにおいて、光ディスクの記録容量を高めるため
に、短波長の半導体レーザー(LD)を光源に利用した
ものが実用されている。特に最近は、405nmという
青紫色のLDが光ディスクの開発用に用いられている。
ここで、LDの出力の上限は、LDの寿命や信頼性によ
って決まっている。また、LDの出力の下限は、一般的
にLDのノイズ(以下、RINという)により決まる。
すなわち、RINは、LDの出力を高めると一般的に下
がるためである。
【0003】また、このようなLD出力の下限から上限
の範囲で、追記型記録媒体では情報の記録と再生を行え
なければならない。そして、この場合、LD出力の下限
において再生する記録情報が消えないように、またLD
出力の上限において情報が確実に記録できるように、対
物レンズに入射する光量を調整する必要がある。そのた
め、1/2波長板(以下、λ/2板という)と偏光ビー
ムスプリッタ(以下、PBSという)との組み合わせ
で、λ/2板の角度によりPBSで分割される光量比を
調整することができる。
【0004】ところが、従来は、一度、λ/2板の角度
を定めると、PBSで分割される光量比は固定されてし
まう。したがって、この光量比を、再生時のRINを十
分に低くできるように設定すると、PBSで対物レンズ
側に分割される光量は低くなり、再生パワーに対して大
きな記録パワーを必要とするような特性の記録媒体であ
る場合には、記録時にLDの特性出力の上限を越える出
力が必要となり、LDの寿命が短くなるなど、LDに関
して信頼性が悪くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上述のような
問題を解決する方法としては、再生時と記録時とで、λ
/2板により透過光に与える位相を変えることにより、
PBSで分割される光量比を調整して記録時にはPBS
で対物レンズ側に分割される光量を高め、LDの出力を
小さくできるようにすれば、LDの信頼性を高めること
が可能となる。そして、これを実現するためには、λ/
2板を液晶素子で構成すればよい。
【0006】図12は、このような液晶素子によってλ
/2板を構成した光ピックアップの光学系の具体例を示
す説明図である。なお、この構成自体は従来、未公知も
のである。光ディスク8は、例えば相変化型ディスクで
あり、カバーガラス7を透過して信号記録面にレーザー
光が照射され、信号記録面に記録されたピットパターン
が光ピックアップによって読み出される。光ピックアッ
プは、対物レンズ6を搭載した2軸アクチュエータ9を
有し、この2軸アクチュエータ9の駆動制御によって対
物レンズ6をフォーカス方向及びトラッキング方向に移
動し、光ディスク8へのアクセスを行なう。また、レー
ザー光源(LD)1と対物レンズ6との間の光路には、
コリメータレンズ2、液晶素子4、PBS3、及び1/
4波長板5が設けられている。さらに、PBS3と光検
出器13との光路には、フォーカシングレンズ11、及
びマルチレンズ12が設けられている。このうち、液晶
素子4が、再生時と記録時とで透過光に与える位相を変
えるための1/2波長板として設けられたものである。
【0007】次に、液晶素子4の概要について説明す
る。この液晶素子4は、LD1から光ディスク8へ向か
う直線偏光の液晶配向に平行な偏光成分と直交する偏光
成分との間に位相差を与えるものである。この位相差が
λ/2+nλであれば、λ/2板として働く。図13
は、本例における液晶素子4の構造を示す説明図であ
り、図13(A)は液晶素子4の電源オフ時の状態を示
し、図13(B)は液晶素子4の電源オン時の状態を示
している。また、図13(C)は液晶素子4の電極の正
面構造を示している。図示のように、液晶素子4は、一
対のガラス基板21、22によって液晶分子23を封止
したものである。各ガラス基板21、22の対向面に
は、電源26によって液晶に電圧を印加するための電極
膜24、25が設けられており、さらに各電極膜24、
25の内側に配向膜27、28が形成されている。
【0008】このような液晶素子4では、図13(A)
に示すように、電源26のオフ時において、配向膜2
7、28に沿った液晶分子の配列を有している。そし
て、電源26をオンすると、図13(B)に示すよう
に、各基板21、22の面方向に沿って寝ていた液晶分
子が立ち上がり、屈折率が変わるので、透過光に位相変
化を与えることが可能である。すなわち、この場合、配
向膜に沿った方向の偏光成分に対しては屈折率が変わる
ので、透過光の位相を変えることが可能である。一方、
配向膜と直交方向の偏光に対しては、電圧の印加にかか
わらず、屈折率は一定なので位相変化は起こらない。し
たがって、このような液晶素子4において、配向に直交
する偏光と配向に平行な偏光とで、λ/2+nλ(n=
0、1、2、……)の位相差を与えるように電圧を調整
すれば、λ/2板の効果を実現できる。そして、再生時
と記録時とで、液晶の印加電圧を調整すれば、偏光が変
わるので、PBSで分割される光量比が調整できる。
【0009】図14は、印加電圧に対する配向に直交す
る偏光成分と配向に平行な偏光成分との位相差の関係を
示す説明図であり、縦軸は位相差(nm)を示し、横軸
は印加電圧(v)を示している。図14において、例え
ば波長が400nm、温度が20°Cで印加電圧が図1
4に示すA1であったときは、位相差は600nmとな
り、λ/2+λであるので、λ/2板として作用する。
例えば、この液晶素子4を、図15に示すように、入射
光線に対して22.5°の配向として直線偏光を入射す
ると、出射光はA2に示す直線偏光となる。したがっ
て、この液晶素子4をPBS3の手前で回転させると、
偏光が回りPBS3で分割される光量比を調節できる。
また、記録時と再生時とで、PBS3で分割される光量
比を変える場合は、印加電圧を調節すればよい。これに
より偏光が変わり、PBS3で分割される光量比が変化
する。また、λ/2板の場合、位相差をλ/2から減ら
しても増やしても入射直線偏光の偏光方向の成分が増加
することになる。したがって、対物レンズ6への光の偏
光を入射直線偏光と同じ偏光にすれば印加電圧調整によ
りPBS3で対物レンズ6側に分割される光量を高める
ことが可能である。よって記録時にLD1の出力を小さ
くすることが可能である。
【0010】しかしながら、このような液晶素子によっ
て波長板を構成した場合、液晶素子の屈折率は温度によ
って変化してしまうため、透過光の偏光が温度によって
変わり、PBSで分割される光量比が安定しないという
欠点がある。そのため、情報記録媒体上での光の盤面パ
ワーが変動し、正確な記録/再生が困難となる。
【0011】そこで本発明の目的は、液晶素子を波長板
として用いる場合に、温度変化による液晶分子の屈折率
変動にかかわらず、安定した偏光状態を得ることが可能
な光ピックアップ及び波長板を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、光源からの光を光記録媒体に入射させ、その
反射光を光検出器によって検出することにより、前記光
記録媒体に記録された情報の記録及び/または再生を行
なう光ピックアップにおいて、2枚の液晶素子を、それ
ぞれの液晶分子の配向が互いに直交するように光路上に
配置して1つの波長板として設けたことを特徴とする。
また本発明は、光学装置の光路上に設けられる波長板に
おいて、2枚の液晶素子を、それぞれの液晶分子の配向
が互いに直交するように光路上に配置して構成したこと
を特徴とする。また本発明は、光学装置の光路上に設け
られる光量分割装置において、液晶素子により構成した
1/2波長板と偏光ビームスプリッタとの組み合わせに
よって構成したことを特徴とする。さらに本発明は、光
源からの光を光記録媒体に入射させ、その反射光を光検
出器によって検出することにより、前記光記録媒体に記
録された情報の記録及び再生を行なう光ピックアップに
おいて、液晶素子により構成した波長板と偏光ビームス
プリッタとの組み合わせによって光量分割手段を構成
し、前記光記録媒体に対する記録時と再生時とで光量分
割比を変えるために、前記波長板の液晶素子に印加する
電圧を切り換えることを特徴とする。
【0013】本発明の光ピックアップにおいて、光記録
媒体に対する入射光と反射光の光路上に液晶素子を配置
して波長板として機能させることから、この液晶素子に
対する印加電圧を変えることにより、この液晶素子を透
過する光の位相を変えることが可能となる。したがっ
て、例えば記録時と再生時とで液晶素子に対する印加電
圧を変えることにより、PBSで分割される光量比を調
整することができ、光記録媒体に対する光のパワーを適
正に制御することが可能となる。
【0014】また、本発明では、2枚の液晶素子を、そ
れぞれの液晶分子の配向が互いに直交するように配置し
て1つの波長板として構成したことにより、温度変動に
よって2枚の液晶素子の屈折率が変動した場合、それぞ
れの液晶素子における位相差は変動するが、2枚の液晶
素子の位相差の差は等しいものとなり、最終的に与えら
れる位相差は変わらない。したがって、温度変化による
液晶分子の屈折率変動にかかわらず、安定した偏光状態
を得ることが可能となり、光ピックアップの適正な動作
を得ることが可能となる。
【0015】また本発明の波長板においても同様に、2
枚の液晶素子を、それぞれの液晶分子の配向が互いに直
交するように配置して1つの波長板として構成したこと
により、温度変動によって2枚の液晶素子の屈折率が変
動した場合、それぞれの液晶素子における位相差は変動
するが、2枚の液晶素子の位相差の差は等しいものとな
り、最終的に与えられる位相差は変わらないものにな
る。したがって、温度変化による液晶分子の屈折率変動
にかかわらず、安定した偏光状態を得ることが可能とな
る。
【0016】また本発明の光量分割装置では、液晶素子
により構成した1/2波長板と偏光ビームスプリッタと
の組み合わせによって構成したことから、液晶素子の印
加電圧を変えることにより、分割光量を容易に切り換え
ることが可能である。さらに本発明の光ピックアップで
は、液晶素子により構成した波長板と偏光ビームスプリ
ッタとの組み合わせによって光量分割手段を構成し、光
記録媒体に対する記録時と再生時とで光量分割比を変え
るために、波長板の液晶素子に印加する電圧を切り換え
ることから、電気的な制御によって記録時と再生時の光
量を迅速に変えることができ、安定的な制御を得ること
が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による光ピックアッ
プ及び波長板の実施の形態について詳細に説明する。な
お、以下に説明する実施の形態は、本発明の好適な具体
例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明
を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限定さ
れないものとする。
【0018】本実施の形態では、液晶素子をλ/2板と
して用いる場合に、温度変化による屈折率変動にかかわ
らず、安定した偏光状態を得るために、λ/2板に用い
る液晶素子を2枚構成として、互いに各液晶分子の配向
の向き(ラビング)が直交するように配置したものであ
る。ここで、一方の液晶素子が配向に直交する偏光に対
して配向と平行な偏光に与える位相差Aと、他方の液晶
素子が配向に直交する偏光に対して配向と平行な偏光に
与える位相差Bとの差(A−B)をλ/2+nλとす
る。したがって、最終的に光が2枚の液晶素子を透過し
たときに、2つの配向で与えられる位相差がλ/2+n
λなので、λ/2板を透過したことになる。
【0019】次に、温度で変化して液晶の屈折率が変化
する場合を考える。この場合、2つの液晶素子は、それ
ぞれ配向に直交する偏光に対して配向と平行な偏光に与
える位相差が変動するが、その変動量はほぼ等しい。し
たがって、2つの配向で与えられる位相差がλ/2+n
λであることにかわりはない。以上のことから、2枚の
液晶素子はトータルとして温度によらず、常にλ/2板
として作用することになる。したがって、情報記録媒体
での光の盤面パワーが一定に保たれ、良好な記録/再生
が可能となる。また、記録と再生とでPBSで分割され
る光量比を調整したいときは、一方の液晶素子の印加電
圧を変えることによって偏光を回し、PBSで分割され
る光量比を変えればよい。例えばλ/2板の場合、位相
差をλ/2から減らしても増やしても、入射直線偏光の
偏光方向の成分が増加することになる。したがって、対
物レンズ方向への光の偏光を入射直線偏光と同じ偏光に
すれば、印加電圧調整により、PBSで対物レンズ側に
分割される光量を高めることが可能である。よって、記
録時にLDの出力を小さくすることが可能である。
【0020】また、本発明は、以上のような液晶素子に
よる波長板とPBSとを組み合わせた光量分割装置であ
ってもよい。そして、このような波長板を液晶素子への
印加電圧を切り換えることにより、PBSにおける光量
分割量を切り換えるようにする。なお、この種の光量分
割手段としては、従来より波長板をモータで回転させる
構成のものが知られているが、本実施の形態では、液晶
素子の印加電圧によって制御できるため、電気的に高速
な動作を得ることができる利点があり、光ピックアップ
の信頼性向上に寄与できる。
【0021】以下、本実施の形態による具体的な実施例
について図面を参照しながら詳細に説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例による光ピ
ックアップにおける光学系の構成を示す概略説明図であ
る。図1において、レーザー光源(LD)101、コリ
メータレンズ102、偏光ビームスプリッタ(PBS)
103、1/4波長板105、対物レンズ106、カバ
ーガラス107、光ディスク108、2軸アクチュエー
タ109、フォーカシングレンズ111、マルチレンズ
112、光検出器113は、図12に示した従来例と共
通の構成であるので、個々の説明は省略し、本発明の説
明に必要な範囲で言及するものとする。
【0022】本実施例による光ピックアップは、上述し
た液晶素子4の代わりに2枚の液晶素子104A、10
4Bよりなる1/2波長板(λ/2板)104を設けた
ものである。このλ/2板104は、コリメータレンズ
102とPBS103との間に配置され、記録時と再生
時とで液晶素子104A、104Bに対する印加電圧を
切り換えることにより、PBS103に入射するレーザ
ー光のパワーを切り換えるものである。そして、本例の
λ/2板104は、2枚の液晶素子104A、104B
を、それぞれの液晶分子の配向が互いに直交するように
配置することで、温度上昇に対する特性の変動を補償し
たものである。
【0023】図2は、本実施例において異なる温度に対
する液晶素子の印加電圧と位相差の関係を示す説明図で
あり、縦軸は位相差(nm)を示し、横軸は印加電圧
(v)を示している。図示のように、液晶素子の印加電
圧に対する位相差は、温度によって変化し、液晶素子を
透過する光の位相がまわってしてしまう。そこで、図1
に示すように、2枚の液晶素子104A、104Bを配
置し、1つのλ/2板104を構成したものである。図
3は、本例における2枚の液晶素子104A、104B
の構造と作用を示す説明図であり、図3(A)は各液晶
素子104A、104Bの構造を示し、図3(B)は配
向方向に対する入射光と出射光の関係を示している。各
液晶素子104A、104Bは、同一の構造を有するも
のであり、上述した液晶素子4と同様に、一対のガラス
基板121、122によって液晶分子123を封止した
ものである。各ガラス基板121、122の対向面に
は、電源126によって液晶に電圧を印加するための電
極膜124、125が設けられており、さらに各電極膜
124、125の内側には配向膜127、128が形成
されている。
【0024】このような液晶素子104A、104Bで
は、電源126のオフ時において、配向膜127、12
8に沿った液晶分子の配列を有している。そして、電源
126をオンすると、図3(A)に示すように、配向膜
127、128に沿って寝ていた液晶分子が立ち上が
り、屈折率が変わるので、透過光に位相変化を与えるこ
とが可能である。なお、各液晶素子104A、104B
の屈折率(n1、n2)は、印加電圧によって決定され
るが、上述のように温度変動によって変動するものであ
る。そして、本例においては、このような2枚の液晶素
子104A、104Bを配向の方向が互いに直交した状
態で配置している。
【0025】以上のような構成において、温度を20°
Cとした場合、一方の液晶素子104Aが配向に直交す
る偏光に対して配向と平行な偏光に与える位相差を図2
に示すA(20)とし、他方の液晶素子104Bが配向
に直交する偏光に対して配向と平行な偏光に与える位相
差を図2に示すB(20)とした場合に、各位相差A
(20)、B(20)の差(A(20)−B(20))
をλ/2+nλとする(ここでλは透過光の波長、nは
0、1、2、3、……である)。この場合、温度変動を
考慮しない状態では、最終的に光が2枚の液晶素子を透
過したときに、2つの配向で与えられる位相差はλ/2
+nλであるので、λ/2板を透過したことになる。
【0026】次に、温度が20°Cから40°Cに変化
し、各液晶素子104A、104Bの屈折率が変化する
場合を考える。図2からわかるように、2つの液晶素子
104A、104Bは、それぞれ配向に直交する偏光に
対して配向と平行な偏光に与える位相差がA(40)、
B(40)に変動するが、その変動量はほぼ等しい。し
たがって、2つの配向で与えられる位相差は、λ/2+
nλであることにかわりない。
【0027】以上のことから、2枚の液晶素子104
A、104Bは、トータルとして温度によらず常にλ/
2板として作用することになる。したがって、温度変動
にかかわらず、情報記録媒体(光ディスク)での光の盤
面パワーが一定に保たれることになり、良好な記録/再
生が可能となる。また、記録と再生とでPBS103で
分割される光量比を調節したいときは、一方の液晶素子
の印加電圧を変えることにより、偏光を変え、PBS1
03で分割される光量比を変えればよい。また、この場
合も、位相差をλ/2から減らしても増やしても、入射
直線偏光の偏光方向の成分が増加することになる。した
がって、対物レンズ106への光の偏光を入射直線偏光
と同じ偏光にすれば、印加電圧調節によりPBS103
で対物レンズ106側に分割される光量を高めることが
可能である。よって記録時におけるLD1の出力を小さ
くすることが可能である。
【0028】なお、本実施例において、2枚の液晶素子
104A、104Bを図4に示すように、一体化したも
のを用いてもよい。すなわち、この液晶素子は、互いに
隣接する側のガラス基板121、122を1枚のガラス
基板129で共有したものである。なお、それ以外は、
図2に示す例と同様であるので説明は省略する。
【0029】(第2実施例)図5は、本発明の第2実施
例による光ピックアップにおける光学系の構成を示す概
略説明図である。本実施例は、2つの液晶素子による波
長板をPBS103と対物レンズ106との間に配置さ
れるλ/4板(図1の例ではλ/4板105)205に
利用したものである。なお、このような1/4波長板2
05を、例えば特開平10−74336号公報に開示さ
れるような光ピックアップの1/4波長板に用いてもよ
い。このようなλ/4板205においても、1枚の液晶
素子で構成した場合には、温度によって位相が回ってし
まうので、図5に示すように、2枚の液晶素子205
A、205Bを用いて位相の変動をなくすようにする。
【0030】図6は、本例における2枚の液晶素子20
5A、205Bの構造と作用を示す説明図であり、図6
(A)は各液晶素子205A、205Bの構造を示し、
図6(B)は配向方向に対する入射光と出射光の関係を
示している。図6(A)に示すように、各液晶素子20
5A、205Bの構造は、図3に示すものと同様である
ので、同一部材には同一符号を付して説明は省略する。
また、この実施例においても、2枚の液晶素子205
A、205Bは配向の方向が直交している。
【0031】図7は、本実施例において異なる温度に対
する液晶素子の印加電圧と位相差の関係を示す説明図で
あり、縦軸は位相差(nm)を示し、横軸は印加電圧
(v)を示している。上述した液晶素子205A、20
5Bにおいて、温度を20°Cとした場合、一方の液晶
素子205Aが配向に直交する偏光に対して配向と平行
な偏光に与える位相差を図7に示すA(20)とし、他
方の液晶素子205Bが配向に直交する偏光に対して配
向と平行な偏光に与える位相差を図7に示すB(20)
とした場合に、各位相差A(20)、B(20)の差
(A(20)−B(20))をλ/4+nλとする。こ
の場合、温度変動を考慮しない状態では、最終的に光が
2枚の液晶素子を透過したときに、2つの配向で与えら
れる位相差はλ/4+nλであるので、λ/4板を透過
したことになる。
【0032】次に、温度が20°Cから40°Cに変化
し、各液晶素子205A、205Bの屈折率が変化する
場合を考える。図7からわかるように、2つの液晶素子
205A、205Bは、それぞれ配向に直交する偏光に
対して配向と平行な偏光に与える位相差がA(40)、
B(40)に変動するが、その変動量はほぼ等しい。し
たがって、2つの配向で与えられる位相差は、λ/4+
nλであることにかわりない。以上のことから、2枚の
液晶素子205A、205Bはトータルとして温度変化
によらず、常にλ/4板として作用することになる。し
たがって、温度変化にかかわらず、情報記録媒体(光デ
ィスク)での光の盤面パワーが一定に保たれ、良好な記
録/再生が可能となる。
【0033】なお、本実施例においても、2枚の液晶素
子205A、205Bを図8に示すように、一体化した
ものを用いてもよい。すなわち、この液晶素子は、互い
に隣接する側のガラス基板121、122を1枚のガラ
ス基板129で共有したものである。なお、それ以外
は、図6に示す例と同様であるので説明は省略する。
【0034】(第3実施例)図9は、本発明の第3実施
例による1/K波長板を構成する2枚の液晶素子300
A、300Bの構造と作用を示す説明図であり、図9
(A)は各液晶素子300A、300Bの構造を示し、
図9(B)は配向方向に対する入射光と出射光の関係を
示している。上述した第1、第2実施例では、2枚の液
晶素子によってλ/2板、λ/4板を構成する場合につ
いて説明したが、本発明は、その他の波長板(λ/K
板)にも応用できる。すなわち、液晶素子の印加電圧に
対する位相差は、図10に示すように、温度によって変
化し、液晶素子を透過する光の位相が回ってしまう。
【0035】そこで、図9に示すように、配向の方向が
直交した2枚の液晶素子300A、300Bを配置す
る。これら液晶素子300A、300Bにおいて、温度
を20°Cとした場合、一方の液晶素子300Aが配向
に直交する偏光に対して配向と平行な偏光に与える位相
差を図10に示すA(20)とし、他方の液晶素子30
0Bが配向に直交する偏光に対して配向と平行な偏光に
与える位相差を図10に示すB(20)とした場合に、
各位相差A(20)、B(20)の差(A(20)−B
(20))をλ/K+nλとする。この場合、温度変動
を考慮しない状態では、最終的に光が2枚の液晶素子を
透過したときに、2つの配向で与えられる位相差はλ/
K+nλであるので、λ/K板を透過したことになる。
【0036】次に、温度が20°Cから40°Cに変化
し、各液晶素子300A、300Bの屈折率が変化する
場合を考える。図10からわかるように、2つの液晶素
子300A、300Bは、それぞれ配向に直交する偏光
に対して配向と平行な偏光に与える位相差がA(4
0)、B(40)に変動するが、その変動量はほぼ等し
い。したがって、2つの配向で与えられる位相差は、λ
/K+nλであることにかわりない。以上のことから、
2枚の液晶素子300A、300Bはトータルとして温
度変化によらず、常にλ/K板として作用することにな
る。
【0037】なお、本実施例においても、2枚の液晶素
子300A、300Bを図11に示すように、一体化し
たものを用いてもよい。すなわち、この液晶素子は、互
いに隣接する側のガラス基板121、122を1枚のガ
ラス基板129で共有したものである。なお、それ以外
は、図9に示す例と同様であるので説明は省略する。
【0038】なお、以上の各実施例では、本発明を記録
機能と再生機能を有する光ピックアップに適用した場合
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば記録機能だけを有する光ピックアップや
再生機能だけを有する光ピックアップに適用することも
可能である。また、光ピックアップの構成としては、レ
ーザー光源や光検出器を光学系の移動ブロックに搭載し
て一体に移動する構成のものであってもよいし、レーザ
ー光源や光検出器を移動ブロックとは別に固定的に設け
た構成のものであってもよく、いずれにも限定されない
ものとする。また、上述した2枚の液晶素子によって構
成する波長板は、上述のような光ピックアップに限ら
ず、各種の光学装置における光学系に広く用いることが
できるものである。
【0039】また、本発明の変形例として、液晶素子に
より構成した1/2波長板と偏光ビームスプリッタとの
組み合わせによって各種の光学機器に用いる光量分割装
置を構成してもよい。これは、図12に示す構成の液晶
素子4とPBS3に対応するものであるが、このような
液晶素子により構成した1/2波長板と偏光ビームスプ
リッタとの組み合わせによる光量分割装置も従来未公知
であり、印加電圧によって分割光量比を変更できる点で
十分な特許性を有するものである。そして、この1/2
波長板を、上述した実施例で説明したような2枚の液晶
素子で、それぞれの液晶分子の配向が互いに直交するよ
うに光路上に配置して1つの波長板として設けたものを
用いることにより、温度補償機能を有する光量分割装置
として構成することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ピックア
ップによれば、2枚の液晶素子を、それぞれの液晶分子
の配向が互いに直交するように配置して1つの波長板と
して構成したことにより、温度変動によって2枚の液晶
素子の屈折率が変動した場合、それぞれの液晶素子にお
ける位相差は変動するが、2枚の液晶素子の位相差の差
は等しいものとなり、最終的に与えられる位相差は変わ
らない。したがって、温度変化による液晶分子の屈折率
変動にかかわらず、安定した偏光状態を得ることが可能
となり、光ピックアップの適正な動作を得ることが可能
となる。
【0041】また本発明の波長板によれば、2枚の液晶
素子を、それぞれの液晶分子の配向が互いに直交するよ
うに配置して1つの波長板として構成したことにより、
温度変動によって2枚の液晶素子の屈折率が変動した場
合、それぞれの液晶素子における位相差は変動するが、
2枚の液晶素子の位相差の差は等しいものとなり、最終
的に与えられる位相差は変わらないものになる。したが
って、温度変化による液晶分子の屈折率変動にかかわら
ず、安定した偏光状態を得ることが可能となる。
【0042】また本発明の光量分割装置によれば、液晶
素子により構成した1/2波長板と偏光ビームスプリッ
タとの組み合わせによって構成したことから、液晶素子
の印加電圧を変えることにより、分割光量を容易に切り
換えることが可能である。さらに本発明の光ピックアッ
プによれば、液晶素子により構成した波長板と偏光ビー
ムスプリッタとの組み合わせによって光量分割手段を構
成し、光記録媒体に対する記録時と再生時とで光量分割
比を変えるために、波長板の液晶素子に印加する電圧を
切り換えることから、電気的な制御によって記録時と再
生時の光量を迅速に変えることができ、安定的な制御を
得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による光ピックアップにお
ける光学系の構成を示す概略説明図である。
【図2】上記第1実施例において異なる温度に対する液
晶素子の印加電圧と位相差の関係を示す説明図である。
【図3】上記第1実施例における2枚の液晶素子の構造
と作用を示す説明図である。
【図4】上記第1実施例における2枚の液晶素子を一体
化した場合の例を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例による光ピックアップにお
ける光学系の構成を示す概略説明図である。
【図6】上記第2実施例における2枚の液晶素子の構造
と作用を示す説明図である。
【図7】上記第2実施例において異なる温度に対する液
晶素子の印加電圧と位相差の関係を示す説明図である。
【図8】上記第2実施例における2枚の液晶素子を一体
化した場合の例を示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施例における2枚の液晶素子の
構造と作用を示す説明図である。
【図10】上記第3実施例において異なる温度に対する
液晶素子の印加電圧と位相差の関係を示す説明図であ
る。
【図11】上記第3実施例における2枚の液晶素子を一
体化した場合の例を示す説明図である。
【図12】1枚の液晶素子によってλ/2板を構成した
光ピックアップの光学系の具体例を示す説明図である。
【図13】図12に示す光ピックアップにおける液晶素
子の構造を示す説明図である。
【図14】図13に示す液晶素子の印加電圧と位相差の
関係を示す説明図である。
【図15】図13に示す液晶素子の作用を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 101……レーザー光源(LD)、102……コリメー
タレンズ、103……偏光ビームスプリッタ(PB
S)、104、205……1/2波長板、104A、1
04B、205A、205B、300A、300B……
液晶素子、105……1/4波長板、106……対物レ
ンズ、107……カバーガラス、108……光ディス
ク、109……2軸アクチュエータ、111……フォー
カシングレンズ、112……マルチレンズ、113……
光検出器。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA05 BA06 BA07 BA42 BB03 BC21 2H088 EA38 EA47 JA05 MA20 5D119 AA33 AA50 FA02 JA12 JA31 JA32

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を光記録媒体に入射させ、
    その反射光を光検出器によって検出することにより、前
    記光記録媒体に記録された情報の記録及び/または再生
    を行なう光ピックアップにおいて、 2枚の液晶素子を、それぞれの液晶分子の配向が互いに
    直交するように光路上に配置して1つの波長板として設
    けた、 ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記光記録媒体に記録された情報の記録
    及び再生を行なう光ピックアップであって、前記波長板
    の各液晶素子に印加する電圧を記録時と再生時とで切り
    換えることを特徴とする請求項1記載の光ピックアッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記2枚の液晶素子により1/K波長板
    を構成することを特徴とする請求項1記載の光ピックア
    ップ。
  4. 【請求項4】 前記2枚の液晶素子のうち一方の液晶素
    子がその配向に直交する偏光に対して配向と平行な偏光
    に与える位相差Aと、他方の液晶素子がその配向に直交
    する偏光に対して配向と平行な偏光に与える位相差Bと
    の差(A−B)をλ/K+nλ(n=0、1、2、3、
    ……)としたことを特徴とする請求項3記載の光ピック
    アップ。
  5. 【請求項5】 前記2枚の液晶素子は、互いに一体化さ
    れた状態で設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 前記2枚の液晶素子は、液晶分子を封止
    する一対の基板のうち一方の基板を共有することを特徴
    とする請求項7記載の光ピックアップ。
  7. 【請求項7】 前記光記録媒体はディスク型媒体である
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  8. 【請求項8】 前記光源はレーザー光源であることを特
    徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  9. 【請求項9】 前記Kは2または4であることを特徴と
    する請求項3記載の光ピックアップ。
  10. 【請求項10】 光学装置の光路上に設けられる波長板
    において、 2枚の液晶素子を、それぞれの液晶分子の配向が互いに
    直交するように光路上に配置して構成した、 ことを特徴とする波長板。
  11. 【請求項11】 前記2枚の液晶素子により1/K波長
    板を構成することを特徴とする請求項10記載の波長
    板。
  12. 【請求項12】 前記2枚の液晶素子のうち一方の液晶
    素子がその配向に直交する偏光に対して配向と平行な偏
    光に与える位相差Aと、他方の液晶素子がその配向に直
    交する偏光に対して配向と平行な偏光に与える位相差B
    との差(A−B)をλ/K+nλ(n=0、1、2、
    3、……)としたことを特徴とする請求項11記載の波
    長板。
  13. 【請求項13】 前記2枚の液晶素子は、互いに一体化
    された状態で設けられていることを特徴とする請求項1
    0記載の波長板。
  14. 【請求項14】 前記2枚の液晶素子は、液晶分子を封
    止する一対の基板のうち一方の基板を共有することを特
    徴とする請求項13記載の波長板。
  15. 【請求項15】 前記Kは2または4であることを特徴
    とする請求項11記載の波長板。
  16. 【請求項16】 光学装置の光路上に設けられる光量分
    割装置において、 液晶素子により構成した1/2波長板と偏光ビームスプ
    リッタとの組み合わせによって構成したことを特徴とす
    る光量分割装置。
  17. 【請求項17】 前記1/2波長板は、2枚の液晶素子
    を、それぞれの液晶分子の配向が互いに直交するように
    光路上に配置して1つの波長板として設けたものである
    ことを特徴とする請求項16記載の光量分割装置。
  18. 【請求項18】 光源からの光を光記録媒体に入射さ
    せ、その反射光を光検出器によって検出することによ
    り、前記光記録媒体に記録された情報の記録及び再生を
    行なう光ピックアップにおいて、 液晶素子により構成した波長板と偏光ビームスプリッタ
    との組み合わせによって光量分割手段を構成し、前記光
    記録媒体に対する記録時と再生時とで光量分割比を変え
    るために、前記波長板の液晶素子に印加する電圧を切り
    換えることを特徴とする光ピックアップ。
  19. 【請求項19】 前記波長板は、2枚の液晶素子を、そ
    れぞれの液晶分子の配向が互いに直交するように光路上
    に配置して1つの波長板として設けたものであることを
    特徴とする請求項18記載の光ピックアップ。
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