JPH119632A - 陰圧を利用した血行促進装置 - Google Patents

陰圧を利用した血行促進装置

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JPH119632A
JPH119632A JP18187497A JP18187497A JPH119632A JP H119632 A JPH119632 A JP H119632A JP 18187497 A JP18187497 A JP 18187497A JP 18187497 A JP18187497 A JP 18187497A JP H119632 A JPH119632 A JP H119632A
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JP
Japan
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negative pressure
pressure device
elastic pad
wall portion
wall
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Application number
JP18187497A
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English (en)
Inventor
Kazumoto Onuma
一元 大沼
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SAN FORUM KOGYO KK
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SAN FORUM KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚に沿って移動させながら所望の部位に陰圧
状態を造り出すことができ、また頭髪などに影響を受け
ることなく身体のいろいろな部位に密着適用でき、しか
も圧痕が残りにくく、手軽にかつ安全に使用可能な、血
行促進装置を提供する。 【解決手段】開口部を有する容器状をした陰圧器と、陰
圧器内の空気を吸引して内部空間を負圧にする脱気手段
と、陰圧器の上記開口部の端縁を覆うように取付けられ
る環状の密着手段とを備える。そして、密着手段は弾性
パッド部材を有する。弾性パッド部材は陰圧器の上記開
口部の開口端を覆って前方に突出した先端壁の端面に環
状の段差が形成されている。弾性パッドの当接面が皮膚
の凹凸に対応して柔軟に変形でき、良好な気密性を確保
できる。また、当たりも柔らかである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陰圧状態を利用して
皮下組織の血行を促進させる血行促進装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】皮下組織の血行を促す手段として、一般に
は皮膚摩擦、振動、ツボの押圧、磁力線の照射などが行
われる。また、患部やツボの周辺域を容器状のもので覆
い、その内部を一旦陰圧状態にした後、常圧に戻すと、
陰圧状態にある域に一時的に血流が集中し、常圧に戻さ
れることで血流が復帰して当該部位の血行が促進される
ことが知られている。
【0003】しかし、こうした陰圧状態による血行促進
の場合、従来、手軽に使用できる機器類がない。また、
身体の部位を局部的に血行促進させるだけであるから、
広範囲に血行を促進させるには必要な数だけ陰圧状態を
造り出す器具が必要となる。また、減圧に伴い、皮膚と
接触する容器状部材の端部が皮膚に食い込んで痛感を生
じるばかりでなく、常圧に戻したときにその食い込んだ
跡が皮膚に残ったりする。更に、頭髪のように毛のある
部位では気密性を保持しにくく適切な陰圧状態を造り出
すことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、皮膚に沿っ
て移動させながら所望の部位に陰圧状態を造り出すこと
ができ、また頭髪などに影響を受けることなく身体のい
ろいろな部位に適用でき、しかも圧痕が残りにくく、手
軽にかつ安全に使用可能な、血行促進装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を達成するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために次の構成を備える。すなわち、本発明
は、開口部を有する容器状をした陰圧器と、陰圧器内の
空気を吸引して内部空間を負圧にする脱気手段と、陰圧
器の上記開口部の端縁を覆うように取付けられる環状の
密着手段とを備える。そして、密着手段は弾性パッド部
材を有する。弾性パッド部材は陰圧器の上記開口部の開
口端を覆って前方に突出した先端壁の端面に環状の段差
が形成されている。
【0006】前記陰圧器は、例えばシリンダ状や椀状を
成し、開放端に前記密着手段が取付けられる一方、底壁
に一方向弁を備えた排気口が形成される。排気口と脱気
手段を構成する吸引ポンプとは管路を介して接続され
る。また、弾性パッド部材の先端壁には、上記した段差
によって内壁部と外壁部とが形成される。外壁部と内壁
部は高低差があり、いずれを高くしても良いが、望まし
くは外壁部を内壁部よりも高く形成する。更に、弾性パ
ッド部材は合成樹脂、望ましくはポリエチレン系の弾性
ゲル材から成る。
【0007】
【実施の最良の形態】以下、本発明を図示した実施例に
基づいて詳説する。図1は本発明の一実施例に係る装置
の概略図である。図中符号1は陰圧器で、合成樹脂材に
よってシリンダ状に形成されている。陰圧器1の底壁1
aには脱気口2が設けられている。脱気口2にはチュー
ブ3の一端が接続され、チューブ3の他端は脱気装置4
の図示しないポンプ吸引口に接続されている。
【0008】5はシリンダ1の開放端1bに着脱自在に
嵌め込まれる弾性パッドで、図2及び図3に示すように
リング状を成す。弾性パッド5は適度の弾性と粘性を有
する合成樹脂製の弾性ゲル材によって形成されている。
具体的には例えば大場機工株式会社製ポリエチレン系弾
性ゲルが挙げられる。この弾性ゲルの物性の一例を示
す。試験条件JISK6301で、引張強度が7.9k
g/cm2、伸び率1300〜1500%、反発弾性率
25%、圧縮永久歪率が12%、また試験条件SRIS
0101で硬度Hsが4である。本発明では引張強度や
伸び率について種々のものを選択可能である。
【0009】弾性パッド5は底部にシリンダ開放端1b
を嵌入する溝部5aを有する。弾性パッド5の先端壁
は、シリンダ開放端1bを覆いつつ前方に突出していて
その端面に環状の内側段差5bを有する。5cと5dは
この内側段差5bによって形成された外壁部と内壁部で
ある。外壁部5cの方が内壁部5dよりも若干高くなっ
ている。
【0010】脱気装置4は、ケーシング4aとその内部
に配設された図示しない電動モータ及びこれによって駆
動される吸引ポンプとから成る。ケーシング4aの表面
にはシリンダ内の圧力を表示するゲージ4bと上記電動
モータをON・OFF動作するスイッチ4cとが設けら
れている。また、必要に応じてシリンダには安全弁(解
放弁)を別途設けるようにしても良い。
【0011】この装置の使用状態を説明する。使用者が
身体の適宜部位に弾性パッド5を当て、スイッチ4cを
ONすると、電動モータが作動して吸引ポンプがシリン
ダ内部を脱気させる。シリンダ内が陰圧状態になるにつ
れて弾性パッド5の内部域にある皮下に血流が集中す
る。
【0012】弾性パッド5は、弾性ゲル材によって形成
されているので、身体部位の不規則な凹凸や体毛にも対
応して容易に表面変形する。従って、陰圧器1を皮膚に
当て軽く押圧するだけで弾性パッド5を介してシリンダ
1は当該皮膚表面に密着する(図4参照)。これにより
気密性が十分に確保されて上記した脱気がスムースに行
われる。特に、弾性パッド5の先端壁には内壁部5dと
外壁部5cの2重の当接壁が形成されているので、身体
の部位によってはいずれかの壁部(通常は高い方の壁
部)先端が皮膚に当たって変形しつつ密着する。また、
シリンダ1の開口端1bのように剛な素材が皮膚に当接
されるのではなく、柔軟な変形性を有する弾性パッド5
が当接されるので、陰圧器たるシリンダ1を持って皮膚
上を移動するのも容易である。
【0013】図5は陰圧器の異なる例を示す。この陰圧
器11は椀状をしていてその開口端に弾性パッド15が
装着されている。弾性パッド15の構成は上記した実施
例のものと同じである。陰圧器11の底部には脱気口1
2が形成され、この脱気口12に脱気装置と連通するチ
ューブ13の一端が装着されている。
【0014】本実施例の陰圧器11の使用状態は前記シ
リンダ形状の陰圧器1と同様であるが、より広い範囲の
部位に陰圧状態を起こすことができる。特に、頭部の血
行促進に効果的である。頭部に適用する場合、毛髪の上
から弾性パッド15を当て、脱気装置を駆動させる。弾
性パッド15は毛髪を受け入れて密着状態に変形するの
で、毛髪によって影響されることなく適切な脱気を可能
とする。また、この陰圧器15には養毛剤あるいは育毛
剤といった発毛促進剤の放出口を設け、脱気状態から解
放状態に移ると同時に上記放出口から頭皮に向けて発毛
促進剤を放出するようにすれば、頭皮の血行促進と同時
に発毛促進剤を効果的に頭皮に浸み込ませることができ
る。
【0015】弾性パッドは弾性ゲル材以外に例えばシリ
コーンゴムなどの柔軟な弾性素材を使用することができ
る。また、密着手段としての弾性パッドを陰圧器に取付
ける構造は前記した実施例(溝部への嵌め込み)の他、
弾性パッドの外周をテープなどの手段によって固定する
ものであっても良い。更に、陰圧器の形状は種々のもの
を採用できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、陰
圧器の開口端に先端壁に段差を有する弾性パッドを装着
してあるので、皮膚への当接面が皮膚の凹凸に対応して
柔軟に変形でき、良好な気密性を確保できる。また、弾
性パッドの当接面は当たりが柔らかであるので、使用時
に痛感を生じさせないばかりでなく使用後に皮膚に痕跡
を残しにくい。
【0017】また、弾性パッドの易変形性により皮膚上
を容易にずらすことができ、これにより簡単に異なる部
位に陰圧状態を生じさせることができる。
【0018】更に本発明によれば陰圧器と脱気手段と密
着手段とを備えることにより、手軽に陰圧状態を利用し
た血行促進装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の概略図。
【図2】弾性パッドを一部破断して示した斜視図。
【図3】弾性パッドを装着した陰圧器開口端の断面図。
【図4】弾性パッドの変形状態を示す断面図。
【図5】陰圧器の他例を示す説明図。
【符号の説明】
1,11・・・陰圧器 1b ・・・開口端 2,12・・・脱気口 3,13・・・チューブ 4 ・・・脱気装置 5,15・・・弾性パッド 5a ・・・溝部 5b ・・・段差 1,5c,5d・・・内外壁部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する容器状をした陰圧器と、 陰圧器内の空気を吸引して内部空間を負圧にする脱気手
    段と、 陰圧器の上記開口部の端縁を覆うように取付けられる環
    状の密着手段とを備え、 上記密着手段は弾性パッド部材を有し、この弾性パッド
    部材は陰圧器の上記開口部の開口端を覆って前方に突出
    した先端壁の端面に環状の段差が形成されている、 ことを特徴とする陰圧状態を利用した血行促進装置。
  2. 【請求項2】前記陰圧器はシリンダ状を成し、 その開放端に前記密着手段が取付けられる一方、底壁に
    一方向弁を備えた排気口が形成され、 上記排気口と前記脱気手段を構成する吸引ポンプとを管
    路を介して接続した、 ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記陰圧器は椀状を成している、 請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】前記密着手段の先端壁には、前記段差によ
    って内壁部と外壁部とに分けられ、 上記外壁部が内壁部よりも高く形成されている、 請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】前記弾性パッド部材の先端壁には、前記段
    差によって内壁部と外壁部とに分けられ、 上記内壁部が外壁部よりも高く形成されている、 請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】前記密着手段の弾性パッド部材が合成樹脂
    製の弾性ゲル材から成る、 ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の装置。
JP18187497A 1997-06-24 1997-06-24 陰圧を利用した血行促進装置 Pending JPH119632A (ja)

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JPH119632A true JPH119632A (ja) 1999-01-19

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JP (1) JPH119632A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082392A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 日本都市開発株式会社 移動式脂肪減少用吸引器
JP2019024675A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 株式会社レーベン 吸引器具

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