JPH119572A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH119572A
JPH119572A JP9187436A JP18743697A JPH119572A JP H119572 A JPH119572 A JP H119572A JP 9187436 A JP9187436 A JP 9187436A JP 18743697 A JP18743697 A JP 18743697A JP H119572 A JPH119572 A JP H119572A
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弘隆 竹島
Takao Honna
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寛 田崎
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武 八尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 開放型の静磁場発生用磁石を備えた磁気共鳴
イメージング装置(以下、MRI装置という)に適した
傾斜磁場コイル、及び高周波(以下、RFと略称する)
照射コイルとRFシールドとの組合せ構造を提供する。 【解決手段】 均一磁場領域2を挾んで、対向して、上
下方向に配置された超電導磁石30と、均一磁場領域2
に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル24と、均一磁
場領域2に挿入された被検者にRF磁場を照射するRF
照射コイル25と、このRF照射コイル25が超電導磁
石30の側に発生させる漏洩磁場を遮蔽するRFシール
ド26とを備え超電導磁石30は、超電導コイル31
と、冷却容器32とから構成され、傾斜磁場コイル24
は、主コイル34と、シールドコイル35とから構成さ
れる。ここで、RFシールド26は、傾斜磁場コイル2
4の主コイル34とシールドコイル35との間に配置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメージ
ング装置(以下、MRI装置という)に適した傾斜磁場
コイル及び高周波(以下、RFと略す)照射コイルに係
り、特に、大きな開口を備えた開放型静磁場発生用磁石
と組み合わせて使用する傾斜磁場コイル及びRF照射コ
イルにおいて、傾斜磁場の発生効率とRF磁場の照射効
率を高めるとともに、開放感のあるMRI装置を実現可
能とする傾斜磁場コイル及びRF照射コイルの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のMRI装置の第1の例を図7,図
8に示す。図7,図8は、水平磁場方式の超電導磁石を
使用したMRI装置の構成を示しており、図7は装置全
体の断面図、図8は傾斜磁場コイルの斜視図である。図
7において、静磁場発生用磁石(超電導磁石)1は、円
筒形状をしており、その内部の均一磁場領域(計測空間
に相当)2に水平方向(Z軸方向)の静磁場B0を発生
させている。超電導磁石1では、コイル3に超電導線材
を用いるために、所定の温度(例えば、合金系超電導体
の場合には液体ヘリウム温度(4.2K))にまで冷却
する必要があり、超電導コイル3は真空容器4や冷媒容
器(図では、液体ヘリウム容器)5などから構成される
冷却容器6の中に保持される。
【0003】また、超電導磁石1の内径側には、1組の
傾斜磁場コイル7が配置されている。傾斜磁場コイル7
は、1組の円筒上に構成されており、3次元空間に合わ
せて、X,Y,Zの3軸方向の傾斜磁場を発生させる。
最近では、傾斜磁場コイル7に近接した導電体(具体的
には、超電導磁石の真空容器や熱シールド材など)に発
生する渦電流を抑制するため、図8に示すように、傾斜
磁場コイル7は主コイル8とシールドコイル9とから構
成され、シールドコイル9が主コイル8の外周に、同軸
に配置されるのが一般的である。このとき、主コイル8
は主に均一磁場領域2に所定の傾斜磁場を発生させ、シ
ールドコイル9は主コイル8と逆方向の磁場を発生する
ことにより、傾斜磁場コイル7の外部に生じる磁場強度
を低減させる作用をする。この働きにより、上記の渦電
流の発生を効果的に抑制することができる。
【0004】さらに、傾斜磁場コイル7の内径側には、
被検者にRF磁場を照射するためのRF照射コイル10
と、RF照射10と外部環境との干渉を防ぐためのRF
シールド11が配置されている。RFシールド11は、
図にも示されているように、RF照射コイル10と傾斜
磁場コイル7との間に配置されていた。
【0005】図7に示した構成の場合には、図から分か
るように、撮影のために被検者の入る計測空間(均一磁
場領域)2が狭く、周囲が完全に囲まれているために、
被検者は閉塞感を感じる。このため、時には、被検者に
装置内に入ることを拒否される場合もあった。また、装
置の外部から、術者が被検者へアクセスすることも困難
であった。
【0006】図9,図10には、従来のMRI装置の第
2の例を示す。この例では、静磁場発生用磁石として永
久磁石等を用いた対向型の磁気回路が採用されている。
図9は、MRI装置全体の斜視図,図10はMRI装置
の下側部分の外観斜視図と断面図である。図9におい
て、装置の静磁場発生部分は、上下方向に対向して配置
された静磁場発生用磁石としての永久磁石20と、永久
磁石20を支持する継鉄板21と、上下の継鉄板21を
間隔を保持して支持する柱状継鉄22と、永久磁石20
の対向面に取り付けられたポールピース23とから構成
される。磁気回路は、上側の永久磁石20,上側のポー
ルピース23,均一磁場領域2,下側のポールピース2
3,下側の永久磁石20,下側の継鉄板21,柱状継鉄
22,上側の継鉄板21の経路で形成され、均一磁場領
域2に上下方向の均一な垂直磁場が発生する。
【0007】この磁気回路に使用される傾斜磁場コイル
24は、図10(b)に示す如く、平板形状をしてお
り、磁気回路を構成するポールピース23に設けられた
凹部27内に収容されるのが一般的である。このように
すると、上下に配置されたポールピース23の間の距離
をできるだけ縮めることができるので、磁気回路の製造
原価を抑制するのに効果がある。
【0008】また、本例の場合、傾斜磁場コイルによる
渦電流発生対策技術として、特開平6−251930号
公報に開示されているポールピースの素材に電気抵抗の
高い材料を採用することにより、傾斜磁場コイルを駆動
した時でも渦電流の発生は非常に少なかった。このた
め、第1の従来例の場合と異なり、傾斜磁場コイルに
は、シールドコイルを含まないのが通例であった。
【0009】一方、RF照射コイル25は、ポールピー
ス23と均一磁場領域2との間に配置されており、RF
照射コイル25によるRF磁場を遮蔽するためのRFシ
ールド26はRF照射コイル25を覆うように、RF照
射コイル25と傾斜磁場コイル24との間に配置される
のが通例であった。この技術については、特開平8−6
6379号公報にも開示されている。
【0010】図9から明らかのように、永久磁石等を用
いた対向型の磁気回路を含むMRI装置では、四方が開
放されているために、第1の従来例で述べた被検者に閉
塞感を与えるという問題点は解消されている。一方、M
RI装置での画質は静磁場発生用磁石の静磁場強度に大
きく依存し、画質を向上するためにはできるだけ高い静
磁場強度を得ることが望ましい。しかしながら、永久磁
石や常伝導磁石を用いた磁気回路の場合には、高い静磁
場強度を得ることが難しく、0.3テラス程度が上限で
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】被検者が開放感を得る
ことができ、かつ、高い静磁場強度を得られる静磁場発
生用磁石として、本発明者等は開放型の超電導磁石装置
を考案している(特願平7−336023号)。この磁
石装置は、超電導磁石を静磁場発生用磁石として用いる
ことにより、高い静磁場強度を得るとともに、その外形
を開放的な形状としたことに特徴がある。しかし、静磁
場強度が高くなったことにより、傾斜磁場コイルによる
渦電流の抑制が困難になり、静磁場の均一度に関しても
より高い精度が必要となった。
【0012】また、この超電導磁石装置では、ポールピ
ースを使用していないので、従来例の如くポールピース
材質として電気抵抗の高い材料を選択するという方法を
採用することもできない。このため、渦電流の影響を大
幅に低減するためには、シールドコイルを備えた平板型
の傾斜磁場コイルを使用する必要がある。しかし、この
構成においては、第2の従来例に示した傾斜磁場コイル
に比べて厚さが増加する。
【0013】一方、静磁場発生用磁石の内側(均一磁場
空間側)には、傾斜磁場コイル,RF照射コイル,RF
シールドを配置する必要がある。また、場合によって
は、静磁場を補正するためシミング部材を配置するため
の領域も必要となる。大きな開放感を得るためには、被
検者の入る計測空間をできるだけ広く確保する必要があ
る。このため、傾斜磁場コイル,RF照射コイル,RF
シールドを計測空間と静磁場発生用磁石の内壁との間の
狭い空間に配置する必要が生じた。
【0014】しかし、RF照射コイルとRFシールドと
の間隔を狭くすると、RF磁場の照射効率が低下してし
まう。また、傾斜磁場コイルにおいても、シールドコイ
ルを使用する場合、主コイルとシールドコイルとの間隔
を狭くすると、傾斜磁場の発生効率が低下してしまう。
このような事情から、従来技術においては、傾斜磁場コ
イル、及びRF照射コイルとRFシールドとの組合せの
配置に、広い空間が必要となるため、開放型の静磁場発
生用磁石が提供する開放空間を広いままで活用すること
ができなかった。
【0015】従って、本発明では、上記課題を解決し、
開放型の静磁場発生用磁石を備えたMRI装置に適した
傾斜磁場コイル、及びRF照射コイルとRFシールドと
の組合せ構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のMRI装置は、静磁場発生領域に均一な静
磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場発生領
域に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記静
磁場発生領域に挿入された被検者にRF磁場を照射する
RF照射手段と、該RF照射手段からの外部へのRF磁
場を遮蔽するRFシールド手段とを含むMRI装置にお
いて、前記傾斜磁場発生手段が前記静磁場発生領域に傾
斜磁場を発生する主コイルと該主コイルがその外側に発
生する漏洩磁場を打ち消すための磁場を発生するシール
ドコイルとから構成され、前記RFシールド手段が前記
主コイルよりも前記静磁場発生手段に近い側に配置され
ている(請求項1)。
【0017】この構成では、RF照射手段とRFシール
ド手段との間隔及び傾斜磁場コイルの主コイルとシール
ドコイルとの間隔を一定値以上に広げることが可能とな
り、RF磁場の照射効率及び傾斜磁場の発生効率を向上
させることができる。更に、均一磁場領域と静磁場発生
手段との間の狭い空間についても有効に利用できるの
で、計測空間を広くすることも可能となる。
【0018】本発明のMRI装置では更に、前記RFシ
ールド手段が前記主コイルと前記シールドコイルとの間
に配置されている(請求項2)。この構成では、RFシ
ールド手段が傾斜磁場コイルの主コイルとシールドコイ
ルの間にあるので、RF照射手段とRFシールド手段と
の間隔と、主コイルとシールドコイルとの間隔が同程度
になるので、RF磁場の照射効率と傾斜磁場の発生効率
は同等程度の向上が期待できる。
【0019】本発明のMRI装置では更に、前記RFシ
ールド手段が前記シールドコイルよりも前記静磁場発生
手段に近い側に配置されている(請求項3)。この構成
では、RF照射手段とRFシールド手段との間隔が、主
コイルとシールドコイルとの間隔より広くなるので、R
F磁場の照射効率の向上がより大きくなる。
【0020】本発明のMRI装置では更に、静磁場発生
領域に均一な静磁場を発生させる静磁場発生手段と、前
記静磁場発生領域に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生
手段と、前記静磁場発生領域に挿入された被検者にRF
磁場を照射するRF照射手段と、該RF照射手段からの
外部へのRF磁場を遮蔽するRFシールド手段とを含む
磁気共鳴イメージング装置において、前記傾斜磁場発生
手段が積層された複数個の傾斜磁場コイル素子から構成
され、前記RFシールド手段が隣接する前記傾斜磁場コ
イル素子の間に配置されている(請求項4)。
【0021】傾斜磁場コイルは通常数mmの厚さで作ら
れているので、RFシールド手段を傾斜磁場コイルの間
に配置することにより、RF照射手段とRFシールドと
の間隔を少なくとも数mm広げることが可能となるの
で、RF磁場の照射効率の向上に寄与する。
【0022】本発明のMRI装置では更に、前記複数個
の傾斜磁場コイル素子がそれぞれX,Y,Zの3軸方向
の傾斜磁場を発生させるコイルである(請求項5)。こ
の構成は、請求項4をX,Y,Zの3軸方向の傾斜磁場
コイルに適用したものであり、請求項4と同様の効果が
期待できる。
【0023】本発明のMRI装置では更に、前記傾斜磁
場発生手段を構成する複数個の傾斜磁場コイル素子のう
ち、少なくとも前記RFシールド手段よりも前記静磁場
発生領域に近い側に配置された傾斜磁場コイル素子の電
流路を形成する導電体が、前記RF照射手段が発生する
RF磁場を実質的に透過させる(請求項6)。この構成
では、RF磁場を実質的に透過させる傾斜磁場コイルが
RFシールド手段より静磁場発生領域に近い側にあって
も、RF磁場との干渉の問題はないので、それらの傾斜
磁場コイルの厚さ分だけ、RF照射手段とRFシールド
手段との間隔を広げることが可能である。
【0024】本発明のMRI装置では更に、前記傾斜磁
場発生手段を構成する複数個の傾斜磁場コイル素子のう
ち、少なくとも前記RFシールド手段よりも前記静磁場
発生領域に近い側に配置された傾斜磁場コイル素子の電
流路を形成する導電体の幅が、遠い側に配置された傾斜
磁場コイル素子のものより狭くなっている(請求項
7)。 この構成では、傾斜磁場コイルの導電体の幅を
狭くしたことにより、RF磁場を実質的に透過するの
で、請求項6と同様な効果が期待できる。
【0025】本発明のMRI装置では更に、前記静磁場
発生手段が前記静磁場発生領域を挾んで、対向して、ほ
ぼ平行に配置された2個の静磁場発生用磁石で構成され
ている(請求項8)。この構成では、静磁場発生用磁石
が対向型の垂直磁場方式となるので、計測空間の周囲が
開放された構造となり、被検者の開放感が大幅に改善さ
れる。
【0026】本発明のMRI装置では更に、前記静磁場
発生用磁石の前記静磁場発生領域に対向する面側の中央
部に凹部が設けられ、該凹部に少なくとも前記傾斜磁場
発生手段のうちのシールドコイル及び前記RFシールド
の中央部が収容されている(請求項9)。この構成で
は、静磁場発生用磁石の中央部に凹部が設けられたこと
により、凹部の深さ分だけ計測空間と静磁場発生用磁石
の内壁面との実質的な間隔が広がったことになるので、
RF照射手段とRFシールド手段との間隔及び傾斜磁場
発生手段の主コイルとシールドコイルとの間隔を大幅に
広げることが可能となる。
【0027】本発明のMRI装置では更に、前記静磁場
発生手段が超電導磁石である(請求項10)。この構成
では、静磁場発生手段に超電導磁石を使用しているの
で、高い静磁場強度を実現することができ、画質の向上
を図ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。なお、図面の符号に関しては、従
来の技術の欄の説明で使用した図面に図示したものと同
じ機能のものは同じ符号を付すことにした。
【0029】図1及び図2は、本発明のMRI装置の第
1の実施例を示す。図1は縦断面図、図2は外観斜視図
である。本実施例においては、静磁場発生用磁石が超電
導磁石である場合について説明する。図1において、超
電導磁石30は、本発明者等が先に考案した垂直磁場方
式のもの(特願平7−336023号)である。そのた
め、この装置では従来の水平磁場方式の超電導磁石と比
較して、被検者にとっての開放感が大幅に増加してい
る。
【0030】超電導磁石30の基本的構成は、均一磁場
領域2に垂直方向の均一な静磁場B0を発生するための
超電導コイル31と、超電導コイル31を所定の超電導
特性が得られる温度に冷却・保持するための冷却容器3
2とから成る。図では簡単のため最も外側にあり、熱の
対流による放熱を防ぐために全体を内包している真空容
器のみを冷却容器32として示した。冷却容器32は、
真空容器の他に、超電導コイル31を浸す液体ヘリウム
容器や、熱の輻射を防ぐための熱シールドなどから構成
されている。
【0031】超電導コイル31は、装置中央の均一磁場
領域2を挾んで上下対称に配置されている。それに対応
して、冷却容器32も円筒状のものが上下対称に配置さ
れている。2個の冷却容器32は、図2に示す如く、そ
の間にある支柱33によって所定の間隔を維持して支持
される。この支柱33は、上下の冷却容器32を機械的
に支える働きをしている。超電導磁石30を上述の如く
構成することにより、高い磁場均一度と広い開口を有す
る開放感のある静磁場発生用磁石を得ることができる。
【0032】冷却容器32を支持する支柱33には、必
要によっては、上下の冷却容器32に内包される液体ヘ
リウム容器を熱的に接続する働きを持たせてもよい。そ
のように構成すると、液体ヘリウム容器を冷却する冷凍
機を上下1台ずつ設ける必要はなくなり、装置全体に対
し1台の冷凍機で間に合わせることが可能となる。ま
た、支柱33の本数も図示の2本に限定する必要はな
く、3本,4本と増やすこともできるし、開放感を更に
増すためには、片持ちの1本の支柱としてもよい。
【0033】一方、傾斜磁場コイル24も、均一磁場領
域(計測空間)2を挾んで、上下対称に配置されてい
る。上下の傾斜磁場コイル24は、それぞれ平板状の主
コイル34とシールドコイル35とから構成されてい
る。主コイル34は主に均一磁場領域2内に所定の傾斜
磁場を発生させる働きを行い、シールドコイル35は、
主コイル34が均一磁場領域2の側とは逆方向の側に発
生する磁場を打ち消すための磁場を発生させることによ
り、超電導磁石30の側に磁場を漏らさないようにする
働きを行う。この働きにより、超電導磁石30における
渦電流の発生を抑制することができる。このとき、シー
ルドコイル35も均一磁場領域2に磁場を発生するの
で、所定の傾斜磁場を均一磁場領域2に発生させるため
には、シールドコイル35による磁場の寄与分も考慮す
る必要がある。
【0034】傾斜磁場コイル24の主コイル34とシー
ルドコイル35との位置関係に関しては、先ず、シール
ドコイル35の外径は通常図示の如く主コイル34の外
径よりも少し大きくしてある(通常、少なくとも小さく
ならないようにしている)。これは、傾斜磁場コイル2
4の外側への漏洩磁場量を抑制するためである。また、
傾斜磁場の発生効率を考えた場合、主コイル34とシー
ルドコイル35との間に適当な間隔をとる必要がある。
これは、傾斜磁場コイル24の外側の導電体(超電導磁
石30の内壁面36など)に渦電流を発生させないよう
にするために、主コイル34とシールドコイル35に逆
方向の電流を流すことに起因する。すなわち、両コイル
に流す電流を一定にした場合、両コイル間の距離が近付
くほど、計測空間2に発生できる傾斜磁場強度が低下
し、両コイル間の距離が離れるほど、計測空間2に発生
できる傾斜磁場強度が上昇する。従って、両コイル間の
間隔は広いほど、傾斜磁場の発生効率は向上する。この
ため、主コイル34とシールドコイル35の間の距離
は、必要とする傾斜磁場強度と、傾斜磁場コイル24を
駆動する電源容量とによって決まる一定値以上にとる必
要がある。
【0035】図示では、傾斜磁場コイル24の主コイル
34もシールドコイル35も、1枚の円板として表わさ
れているが、実際には、両コイルともX,Y,Zの3軸
方向に対応した3組の傾斜磁場コイル素子から成る。そ
れぞれのコイルの電流分布(パターン)は、上述の如
く、計測空間2に所定の傾斜磁場を発生させ、かつ、超
電導磁石30の側に漏れる磁場量を抑制するように選択
される。この電流分布の選択は、計測空間2に発生させ
る傾斜磁場の直線性を最良にし、外側への漏洩する磁場
量を最小にし、傾斜磁場コイル24に通電する単位電流
当りに発生する傾斜磁場強度を最大にし、傾斜磁場コイ
ル24のインダクタンスを最小にするように行われる。
【0036】傾斜磁場コイル24として、図示の如き円
板状の主コイル34とシールドコイル35を用いること
によって、計測空間2の周辺を遮ることがないので、超
電導磁石30のもつ開放性も損なわれることはなく、高
性能の傾斜磁場を発生させることができる。このような
傾斜磁場コイル24の構成については、本発明者等が既
に特許出願している(特願平8−99670号)。
【0037】また、本実施例では、超電導磁石30の内
側にはRF照射コイル25とRFシールド26が配置さ
れる。RF照射コイル25は均一磁場領域2に挿入され
た被検者にRF磁場を照射し、RFシールド26はRF
照射コイル25が超電導磁石30の側に発生させる漏洩
磁場を遮蔽する働きをしている。RF照射コイル25は
傾斜磁場コイル24を構成する主コイル34の内側に配
置されるが、RFシールド26は主コイル34とシール
ドコイル35との間に配置されている。このRFシール
ド26は、平板形状をしていて、材料としては通常銅箔
が用いられている。主コイル34とシールドコイル35
との間は、上述の如く、必ず一定値以上の距離を離すこ
とになるので、両コイル間にRFシールド26を配置す
ることは、計測空間2と超電導磁石30の内壁面36と
の間の狭い空間を有効に利用することになる。従来技術
では、RFシールド26は傾斜磁場コイル24の外側に
配置されていたので、本実施例のようにRFシールド2
6を両コイル間に配置することにより、RFシールド2
6を配置するのに必要な分のスペースを削減することが
可能となる。この結果、被検者の入る計測空間2をより
広く確保することができるので、開放感のあるMRI装
置を提供することができる。
【0038】一方、RF照射コイル25とRFシールド
26との間の距離に関しても、傾斜磁場コイル24の場
合と同様、両者の間隔が広いほど、RF磁場の照射効率
は向上するので、RF磁場の照射効率として一定値以上
の値を確保するためには、両者の間の距離を一定値以上
にする必要がある。従って、図示の如く、RFシールド
26を傾斜磁場コイル24の2つのコイルの間に挾み込
むことにより、RF照射コイル25とRFシールド26
との間隔を広げることが可能となり、両者間の距離を一
定値以上にすることができる。この結果、RF照射コイ
ル25と傾斜磁場コイル24との実質的な寸法(厚さ)
を薄くすることができるので、被検者の入る空間を広く
確保することができる。
【0039】さらに、本実施例を図3により詳しく説明
する。本実施例の装置の基本構成は上下対称になってい
るので、図3には装置の下側部分のみの断面図を示す。
当然予想されるように、RF照射コイル25と傾斜磁場
コイル24の主コイル34との間にも干渉が発生する。
しかし、発明者逹は、傾斜磁場コイル24を構成する電
流路の幅を一定値以下にすることにより、両コイル間に
は実質的な干渉が発生しないことを実験的に確認してい
る。このことから、傾斜磁場コイル24の主コイル34
とRF照射コイル25との間にRFシールド26を設置
する必然性がなくなり、本実施例の配置が可能となっ
た。
【0040】一方、RFシールド26は、RF磁場と外
部環境との干渉を打ち切るために設けられるものである
ことから、RFシールド26のカバーする領域として
は、RF磁場の干渉の程度が十分に弱まる範囲まで覆う
必要がある。従って、必要な場合には、図示の如く、超
電導磁石30の外周まで覆うような形状にすると効果が
ある。
【0041】また、図3では、理解しやすいように、R
Fシールド26を傾斜磁場コイル24の主コイル34と
シールドコイル35との間の中央部付近に位置するよう
に配置したが、主コイル34またはシールドコイル35
のどちらか一方に寄せた位置に配置することもでき、そ
の方が製作は容易となる。
【0042】本発明のMRI装置の第2の実施例を図4
に示す。図4も、装置の下側部分のみの断面図である
(以後の実施例についても同様である)。本実施例で
は、RFシールド26を傾斜磁場コイル24のシールド
コイル35の外側で、静磁場発生用磁石(超電導磁石な
ど)40に近い側に配置している。このようにRFシー
ルド26を配置した場合、RF照射コイル25とRFシ
ールド26との間隔を広げることができるので、RF磁
場の照射効率を更に向上させることが可能となる。
【0043】本発明のMRI装置の第3の実施例を図5
に示す。本実施例では、RFシールド26を傾斜磁場コ
イル24の主コイル34を構成する3つの傾斜磁場コイ
ル素子34A,34B,34Cの間に配置している。図
5では傾斜磁場コイル素子34Bと34Cの間に配置し
ている。他に、傾斜磁場コイル素子34Aと34Bの間
に配置してもよい。このような構成を採用した理由は、
上述した如く、RF照射コイル25と傾斜磁場コイル2
4との間の干渉を避けるためには、傾斜磁場コイル24
の導電体の幅を一定値以下とする必要があることによ
る。傾斜磁場コイル24の導電体の幅を狭くすると低抗
値が増加するために、傾斜磁場を発生したときに、コイ
ルでの発熱量が大きくなる。従って、この発熱量を低減
しようとすると、ある程度以上の導電体の幅寸法が必要
となる。このことから、特に、導電体の幅を広くする必
要のある傾斜磁場コイル素子をRFシールド26の後方
(静磁場発生用磁石40に近接した例)に配置し、導電
体の幅の狭い傾斜磁場コイル素子をRFシールド26の
前方に配置したものである。この場合、傾斜磁場コイル
素子は1枚当りにつき3〜7mm程度の厚さを必要とす
るので、その分だけRF照射コイル25とRFシールド
26との距離を広げることができる。RF磁場の周波数
にも依存するが、RF照射コイル25とRFシールド2
6との距離としては、20〜40mm程度であるので、
上記程度の距離の短縮でも効果は大きくなる。
【0044】本発明のMRI装置の第4の実施例を図6
に示す。図6において、静磁場発生用磁石41の均一磁
場領域2に対向する内壁面36側のほぼ中央部に凹部4
2が設けられている。この凹部42は、超電導磁石の冷
却容器や、第2の従来例で紹介した永久磁石を用いた対
向型磁石におけるポールピースなどの中央部に設けられ
た凹部に相当する。本実施例においては、RF照射コイ
ル25を磁石41の前方に、傾斜磁場コイル24の主コ
イル34とシールドコイル35を磁石41の凹部42の
中に配置し、RFシールド26の中央部を主コイル34
とシールドコイル35との間に配置したものである。凹
部42の深さ寸法が十分にとれない場合などには、凹部
42の中には、シールドコイル35とRFシールド26
のみを配置することでも効果がある。また、磁石41の
凹部42の外部においては、RFシールド26はRF照
射コイル25と磁石41の内壁面36との間に配置され
ている。場合によっては、他の実施例と同様に、RFシ
ールド26が磁石41の外周を覆うような構成にしても
よい。
【0045】上述の如く、傾斜磁場コイル24の主コイ
ル34及びシールドコイル35、又はシールドコイル3
5のみ、とRFシールド26の中央部とを、磁石41の
凹部42の内部に配置することにより、主コイル34と
シールドコイル35を一定値以上の間隔を確保して配置
することができると共に、RFシールド26も両コイル
の間に配置することが可能となる。その結果、傾斜磁場
の発生効率及びRF磁場の照射効率の向上を図ることが
できると共に、静磁場発生用磁石41の内壁面36と計
測空間2との間の狭い空間を有効に利用することができ
るので、広い計測空間2を確保することができる。
【0046】また、上記の説明では、本発明における静
磁場発生用磁石として超電導磁石を例に上げて説明して
来たが、これに限定されることなく、常伝導磁石,永久
磁石の場合でも、磁石が上記実施例と相似の形状を有す
る場合には、本発明の適用が可能である。
【0047】また、上記の説明では、本発明の静磁場発
生用磁石としては、垂直磁場方式の対向型の磁石を例に
上げて説明して来たが、本発明は水平磁場方式の場合に
も適用可能である。円筒型の磁石を使用した水平磁場方
式のMRI装置の場合には、傾斜磁場コイル,RF照射
コイル,RFシールドなども円筒型の構造のものが適当
である。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く、静磁場発生用磁石と
の組合せにおいて、傾斜磁場コイル及びRFシールドの
配置の適正化をはかることにより、MRI装置の傾斜磁
場の発生効率及びRF磁場の照射効率が向上すると共
に、計測空間を広くすることができる。これを垂直磁場
方式の静磁場発生用磁石を備えたMRI装置に適用する
ことにより、画質の良い、大きな開放感を有し、かつ、
術者が被検者に容易にアクセスできるMRI装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRI装置の第1の実施例の縦断面
図。
【図2】本発明のMRI装置の第1の実施例の外観斜視
図。
【図3】本発明のMRI装置の第1の実施例の下側部分
の断面図。
【図4】本発明のMRI装置の第2の実施例の下側部分
の断面図。
【図5】本発明のMRI装置の第3の実施例の下側部分
の断面図。
【図6】本発明のMRI装置の第4の実施例の下側部分
の断面図。
【図7】従来のMRI装置の第1の例の装置全体の断面
図。
【図8】従来のMRI装置の第1の例の傾斜磁場コイル
の斜視図。
【図9】従来のMRI装置の第2の例の装置全体の斜視
図。
【図10】従来のMRI装置の第2の例の装置下側部分
を示す図。
【符号の説明】
1,30,40,41 静磁場発生用磁石(超電導磁
石) 2 均一磁場領域(計測空間) 3,31 超電導コイル 4 真空容器 5 冷媒容器 6,32 冷却容器 7,24 傾斜磁場コイル 8,34 主コイル 9,35 シールドコイル 10,25 RF照射コイル 11,26 RFシールド 20 永久磁石 21 継鉄板 22 柱状継鉄 23 ポールピース 27,42 凹部 33 支柱 35A,35B,35C 傾斜磁場コイル素子 36 内壁面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八尾 武 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場発生領域に均一な静磁場を発生さ
    せる静磁場発生手段と、前記静磁場発生領域に傾斜磁場
    を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記静磁場発生領域
    に挿入された被検者に高周波(以下、RFと略称する)
    磁場を照射するRF照射手段と、該RF照射手段からの
    外部へのRF磁場を遮蔽するRFシールド手段とを含む
    磁気共鳴イメージング装置において、前記傾斜磁場発生
    手段が前記静磁場発生領域に傾斜磁場を発生する主コイ
    ルと該主コイルがその外側に発生する漏洩磁場を打ち消
    すための磁場を発生するシールドコイルとから構成さ
    れ、前記RFシールド手段が前記主コイルよりも前記静
    磁場発生手段に近い側に配置されていることを特徴とす
    る磁気共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装
    置において、前記RFシールド手段が前記主コイルと前
    記シールドコイルとの間に配置されていることを特徴と
    する磁気共鳴イメージング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装
    置において、前記RFシールド手段が前記シールドコイ
    ルよりも前記静磁場発生手段に近い側に配置されている
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 静磁場発生領域に均一な静磁場を発生さ
    せる静磁場発生手段と、前記静磁場発生領域に傾斜磁場
    を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記静磁場発生領域
    に挿入された被検者にRF磁場を照射するRF照射手段
    と、該RF照射手段からの外部へのRF磁場を遮蔽する
    RFシールド手段とを含む磁気共鳴イメージング装置に
    おいて、前記傾斜磁場発生手段が積層された複数個の傾
    斜磁場コイル素子から構成され、前記RFシールド手段
    が隣接する前記傾斜磁場コイル素子の間に配置されてい
    ることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の磁気共鳴イメージング装
    置において、前記複数個の傾斜磁場コイル素子がそれぞ
    れX、Y、Zの3軸方向の傾斜磁場を発生させるコイル
    であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の磁気共鳴イメージ
    ング装置において、前記傾斜磁場発生手段を構成する複
    数個の傾斜磁場コイル素子のうち、少なくとも前記RF
    シールド手段よりも前記静磁場発生領域に近い側に配置
    された傾斜磁場コイル素子の電流路を形成する導電体
    が、前記RF照射手段が発生するRF磁場を実質的に透
    過させることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5記載の磁気共鳴イメージ
    ング装置において、前記傾斜磁場発生手段を構成する複
    数個の傾斜磁場コイル素子のうち、少なくとも前記RF
    シールド手段よりも前記静磁場発生領域に近い側に配置
    された傾斜磁場コイル素子の電流路を形成する導電体の
    幅が、遠い側に配置された傾斜磁場コイル素子のものよ
    り狭くなっていることを特徴とする磁気共鳴イメージン
    グ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の磁気共鳴イメージ
    ング装置において、前記静磁場発生手段が前記静磁場発
    生領域を挾んで、対向して、ほぼ平行に配置された2個
    の静磁場発生用磁石で構成されていることを特徴とする
    磁気共鳴イメージング装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の磁気共鳴イメージング装
    置において、前記静磁場発生用磁石の前記静磁場発生領
    域に対向する面側の中央部に凹部が設けられ、該凹部に
    少なくとも前記傾斜磁場発生手段のうちのシールドコイ
    ル及び前記RFシールドの中央部が収容されていること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置において、前記静磁場発生手段が超電導磁石
    であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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