JPH1195613A - ドラム回転駆動装置及びこれを用いた複写機 - Google Patents

ドラム回転駆動装置及びこれを用いた複写機

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JPH1195613A
JPH1195613A JP9258830A JP25883097A JPH1195613A JP H1195613 A JPH1195613 A JP H1195613A JP 9258830 A JP9258830 A JP 9258830A JP 25883097 A JP25883097 A JP 25883097A JP H1195613 A JPH1195613 A JP H1195613A
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JP
Japan
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drum
plate
magnetostrictive
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Application number
JP9258830A
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English (en)
Inventor
Noritaka Ishiyama
里丘 石山
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GMC KK
Original Assignee
GMC KK
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動機構を簡単にすることのできるドラム回
転駆動装置を提供すること。 【解決手段】 回転駆動されるべき感光ドラム11〜1
4の外周に駆動板15を線接触させ、前記駆動板にはこ
れに表面波を誘起する磁歪素子16、17を接触させて
前記感光ドラムを回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム回転駆動装
置及びこれを用いた複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して、従来のカラー複写機に
おける感光ドラム駆動装置について説明する。図4にお
いて、カラー複写機の場合には、感光ドラムとして、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブ
ラック(B)の4つの感光ドラム41、42、43、4
4が設けられる。感光ドラム41〜44はそれぞれ、両
端に回転軸を有し、一端側の回転軸にはウオームホイー
ル45が取り付けられている。4つのウオームホイール
45はそれぞれ、ドラムモータ46によりベルト47を
介して駆動される回転軸48に設けられたウオームギヤ
49に噛み合わされている。他端側の回転軸はそれぞ
れ、図示していないが、軸受で支持されると共に、回転
軸アジャスタにより平行度を調整可能にされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような間接駆動
型の感光ドラム駆動装置では、各感光ドラムの回転ムラ
により、多重転写に際して重ね合わせずれが生じ易い。
回転ムラの原因には様々な要因があるが、駆動装置を構
成している部品、例えばウオームホイール45、ウオー
ムギヤ49の寸法誤差や長期間使用による摩耗があげら
れる。このような回転ムラを無くすために、各感光ドラ
ムに回転数センサを設けてフィードバック制御系による
回転数制御を行うことが必要であるが、このようなフィ
ードバック制御系による回転数制御装置は高価となる問
題点がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、ドラムを直接駆
動型として駆動機構を簡単にすることのできるドラム回
転駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転駆
動されるべきドラムの外周に駆動板を線接触させ、前記
駆動板にはこれに表面波を誘起する振動素子を接触させ
て前記ドラムを回転させるようにしたドラム回転駆動装
置が提供される。
【0006】なお、前記振動素子は磁歪あるいは電歪素
子から成る。
【0007】また、前記磁歪素子は、棒状の超磁歪材の
周囲に励磁コイルを巻回した2組の振動ユニットを、前
記棒状の超磁歪材の仮想中心線が90度の角度で交差す
るように配置し、かつ2組の前記棒状の超磁歪材の先端
に振動子を組み合わせたものであり、前記2組の励磁コ
イルに90度の位相差を持つ正弦波電流を供給し、前記
2組の棒状の超磁歪材の振動を前記振動子で合成するこ
とにより、前記駆動板に前記表面波を誘起する。
【0008】本発明によればまた、前記駆動板には複数
のドラムを線接触させ、前記磁歪素子を複数個配置して
同期して励磁することにより、前記複数のドラムを同期
回転させることを特徴とするドラム回転駆動装置が提供
される。
【0009】本発明によれば更に、複数の感光ドラムの
外周をそれぞれ、一枚の駆動板に線接触させ、前記駆動
板にはこれに表面波を誘起する複数の磁歪あるいは電歪
素子を接触させて、前記複数の磁歪あるいは電歪素子を
同期して励磁することにより、前記複数の感光ドラムを
同期回転させるドラム回転駆動装置を備えたことを特徴
とする複写機が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明
を複写機の複数の感光ドラム駆動装置に適用した実施の
形態を示している。ここでは、図4と同様、感光ドラム
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、及びブラック(B)の4つの感光ドラム11、
12、13、14が設けられる。これらの感光ドラム1
1〜14の外周に接するように、用紙を搬送するための
転写ベルトが設けられるが、ここでは図示を省略してい
る。感光ドラム11〜14の両端にはそれぞれ、回転軸
を有し、これらの回転軸は軸受で支持されるが、一端側
の回転軸は、図4と同様、回転軸アジャスタにより平行
度を調整可能にされることが望ましい。
【0011】感光ドラム11〜14の外周はまた、一枚
の駆動板15に線接触させている。駆動板15にはこれ
に表面波を誘起する複数(ここでは2つ)の磁歪素子1
6、17を接触させている。そして、磁歪素子16、1
7を同期して励磁することにより、駆動板15に誘起さ
れた表面波により感光ドラム11〜14を同期して回転
させることができる。
【0012】図2をも参照して、本形態に用いられる磁
歪素子16は、棒状の超磁歪材16−1の周囲に励磁コ
イル16−2を巻回した2組の振動ユニットを、棒状の
超磁歪材16−1の仮想中心線が90度の角度で交差す
るように配置し、かつ2組の棒状の超磁歪材16−1の
先端に振動子16−3を組み合わせて成る。このような
磁歪素子16は、2組の励磁コイル16−2に90度の
位相差を持つ正弦波電流を供給し、2組の棒状の超磁歪
材16−1の振動を振動子16−3で合成することによ
り、駆動板15に表面波を誘起することができる。この
表面波は、駆動板15に線接触している感光ドラム11
〜14に回転駆動力を与える。その際、感光ドラム11
〜14の滑りを防ぐために、振動子16−3の先端には
摩擦材16−4を設けることが好ましい。磁歪素子17
も磁歪素子16とまったく同じであり、磁歪素子16、
17を同期して励磁することにより、駆動板15に誘起
される表面波を同期させて重畳させることにより感光ド
ラム11〜14を同期して回転させることができる。
【0013】図3を参照して、駆動板15に誘起される
表面波とドラム駆動の関係について説明する。感光ドラ
ム11〜14と駆動板15との線接触部分を点P1〜P
4について考えると、点P1〜P4の動きはそれぞれ、
以下の式で表される。
【0014】 P1(x,y)=(sinαt,cosαt) P2(x,y)={sin(αt+P),cos(αt
+P)}、 P3(x,y)={sin(αt+P+P´),cos
(αt+P+P´}、 P4(x,y)={sin(αt+P+P´+P”),
cos(αt+P+P´+P”}、 但し、αは正弦波電流の位相である。
【0015】上記の式から、各点は、時間tに対して、
位相が各点間の距離に関して生じるが、回転の周期に対
しては影響なく、同じ周期である。
【0016】上記の形態では、複写機における複数の感
光ドラムを複数の磁歪素子で回転駆動する場合について
説明したが、本発明は複写機に限らず、他のドラム駆動
系にも適用できる。本発明によるドラム回転駆動装置
は、駆動されるドラムは最小限1個、磁歪素子も最小限
1個で構成できる。また、磁歪素子に代えて電歪素子を
利用しても良いが、磁歪素子は電歪素子に比べてエネル
ギー密度が高いという利点を持つ。
【0017】いずれにしても、本形態によれば、従来の
ような間接駆動型のドラム回転駆動装置と比較して、直
接駆動型に近いので、間接駆動型の駆動力伝達部品の寸
法誤差や摩耗に起因した回転ムラが発生しない。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
ドラム回転駆動装置は、部品点数の少ない簡単な機構で
安価に実現できる。また、回転ムラや偏差の小さい感光
ドラム回転駆動装置を備えた複写機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を複写機の感光ドラム回転駆動装置に適
用した場合の概略構成を示した図である。
【図2】図1に示された磁歪素子の構成を示した概略図
である。
【図3】本発明において駆動板に誘起される表面波とド
ラム駆動の関係を説明するための図である。
【図4】従来の複写機の感光ドラム回転駆動装置の概略
構成を示した図である。
【符号の説明】
11〜14、41〜44 感光ドラム 15 駆動板 16、17 磁歪素子 16−1 超磁歪材 16−2 励磁コイル 16−3 振動子 16−4 摩擦材 45 ウオームホイール 46 モータ 47 ベルト 48 回転軸 49 ウオームギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるべきドラムの外周に駆動
    板を線接触させ、前記駆動板にはこれに表面波を誘起す
    る振動素子を接触させて前記ドラムを回転させるように
    したドラム回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドラム回転駆動装置にお
    いて、前記振動素子は磁歪あるいは電歪素子から成るこ
    とを特徴とするドラム回転駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のドラム回転駆動装置にお
    いて、前記磁歪素子は、棒状の超磁歪材の周囲に励磁コ
    イルを巻回した2組の振動ユニットを、前記棒状の超磁
    歪材の仮想中心線が90度の角度で交差するように配置
    し、かつ2組の前記棒状の超磁歪材の先端に振動子を組
    み合わせたものであり、前記2組の励磁コイルに90度
    の位相差を持つ正弦波電流を供給し、前記2組の棒状の
    超磁歪材の振動を前記振動子で合成することにより、前
    記駆動板に前記表面波を誘起するようにしたことを特徴
    とするドラム回転駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のドラム回転駆動装置にお
    いて、前記駆動板には複数のドラムを線接触させ、前記
    磁歪素子を複数個配置して同期して励磁することによ
    り、前記複数のドラムを同期回転させることを特徴とす
    るドラム回転駆動装置。
  5. 【請求項5】 複数の感光ドラムを有する複写機におい
    て、前記複数の感光ドラムの外周をそれぞれ、一枚の駆
    動板に線接触させ、前記駆動板にはこれに表面波を誘起
    する複数の磁歪あるいは電歪素子を接触させて、前記複
    数の磁歪あるいは電歪素子を同期して励磁することによ
    り、前記複数の感光ドラムを同期回転させるドラム回転
    駆動装置を備えたことを特徴とする複写機。
JP9258830A 1997-09-24 1997-09-24 ドラム回転駆動装置及びこれを用いた複写機 Pending JPH1195613A (ja)

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