JPH1195332A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH1195332A JPH1195332A JP9258038A JP25803897A JPH1195332A JP H1195332 A JPH1195332 A JP H1195332A JP 9258038 A JP9258038 A JP 9258038A JP 25803897 A JP25803897 A JP 25803897A JP H1195332 A JPH1195332 A JP H1195332A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動モータにかかる負荷が小さく、簡単な構
成で、高精度な高速読み取りが可能な画像読み取り装置
を提供する。 【解決手段】 原稿dが載置される原稿台ガラス11の
下面側に沿ってガイドレール18と、ガイドレール18
に案内されて往復動して原稿dを走査露光する走行体1
10,120とを備えた画像読み取り装置において、走
行体110,120が往復動終了後に反転して再び走査
露光を開始する反転位置S近傍のガイドレール18の裏
面に、磁力発生手段19A,19Bを固設するととも
に、走行体110,120に強磁性部材113,123
を設けた画像読み取り装置。
成で、高精度な高速読み取りが可能な画像読み取り装置
を提供する。 【解決手段】 原稿dが載置される原稿台ガラス11の
下面側に沿ってガイドレール18と、ガイドレール18
に案内されて往復動して原稿dを走査露光する走行体1
10,120とを備えた画像読み取り装置において、走
行体110,120が往復動終了後に反転して再び走査
露光を開始する反転位置S近傍のガイドレール18の裏
面に、磁力発生手段19A,19Bを固設するととも
に、走行体110,120に強磁性部材113,123
を設けた画像読み取り装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿台ガラス上に
載置された原稿を、走査光源と光学系部材を搭載した走
行体を往復動させて露光走査する画像読み取り装置に関
する。
載置された原稿を、走査光源と光学系部材を搭載した走
行体を往復動させて露光走査する画像読み取り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り装置(スキャナ)に
おいて、走査光源、ミラーを搭載した前記走行体(キャ
リッジ)の画像読み取り開始時の振動低減として、走行
体駆動用のワイヤーステーション、ベルトテンション、
駆動モータ制御の最適化、ダイナミックダンパ、フライ
ホイール、走行体の剛性向上等で行っていた。
おいて、走査光源、ミラーを搭載した前記走行体(キャ
リッジ)の画像読み取り開始時の振動低減として、走行
体駆動用のワイヤーステーション、ベルトテンション、
駆動モータ制御の最適化、ダイナミックダンパ、フライ
ホイール、走行体の剛性向上等で行っていた。
【0003】また、走行体に磁石を取り付け、振動を低
減する方法が、特開昭57−171117号公報、特開
昭59−111141号公報、特開平8−116406
号公報で提案されているが、これらは走行体に常時磁力
が作用しているため、駆動モータのパワーを大きくしな
ければならない。この対策として、電磁石を適用し、加
減速の大きいときのみ、電磁石を作用させて、駆動モー
タにかかる負荷を小さく抑える提案も特開平8−116
406号公報でされているが、構成や制御が複雑で、コ
スト高になる問題があった。
減する方法が、特開昭57−171117号公報、特開
昭59−111141号公報、特開平8−116406
号公報で提案されているが、これらは走行体に常時磁力
が作用しているため、駆動モータのパワーを大きくしな
ければならない。この対策として、電磁石を適用し、加
減速の大きいときのみ、電磁石を作用させて、駆動モー
タにかかる負荷を小さく抑える提案も特開平8−116
406号公報でされているが、構成や制御が複雑で、コ
スト高になる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタル方式の画像読
取り装置においてコピースピードの高速化に伴い、スキ
ャンスピード及び、スキャンバックスピードが上昇する
傾向がある。
取り装置においてコピースピードの高速化に伴い、スキ
ャンスピード及び、スキャンバックスピードが上昇する
傾向がある。
【0005】そのため、連続2コピー目以降のスキャン
バック時の残存振動が、画像先端部の読み取り性能を低
下させる要因となり、十分な読み取り性能が得られない
場合がある。
バック時の残存振動が、画像先端部の読み取り性能を低
下させる要因となり、十分な読み取り性能が得られない
場合がある。
【0006】近年のデジタル方式の電子写真方式の複写
機において、コピースピード(連続複写速度)が60C
PM(A4判換算、毎分当たりのコピー枚数)から70
CPMといった高速化が求められ、それに伴って、CC
Dイメージセンサで画像を読み取る、デジタル方式の画
像読み取り装置においても、高速化と、アナログ方式以
上のより高精度な読み取り性能が求められてる。
機において、コピースピード(連続複写速度)が60C
PM(A4判換算、毎分当たりのコピー枚数)から70
CPMといった高速化が求められ、それに伴って、CC
Dイメージセンサで画像を読み取る、デジタル方式の画
像読み取り装置においても、高速化と、アナログ方式以
上のより高精度な読み取り性能が求められてる。
【0007】そのため、従来、画像読み取り装置におい
て、画像読み取り開始時の前記光源、光学系部材を搭載
した走行体の振動低減方法として、前記走行体駆動用ワ
イヤーテンション、ベルトテンション、駆動モータ制御
の最適化、ダイナミックダンパ、フライホイール、前記
走行体の剛性向上等がある。一方で、ミラーユニットに
磁石を取り付け振動を低減する手法が、特開昭57−1
71117号公報、特開昭59−111141号公報、
特開平8−116406号公報で提案されている。しか
し、これらは常時磁力が作用している為、駆動モータの
パワーを大きくしなければならなく、この対策として、
電磁石を適用し、加減速の大きい時のみ、電磁石を作用
させて、モータにかかる負荷を小さく抑える提案が特開
平8−116406号公報でされているが、構成や制御
が複雑で、コスト高になる問題があった。
て、画像読み取り開始時の前記光源、光学系部材を搭載
した走行体の振動低減方法として、前記走行体駆動用ワ
イヤーテンション、ベルトテンション、駆動モータ制御
の最適化、ダイナミックダンパ、フライホイール、前記
走行体の剛性向上等がある。一方で、ミラーユニットに
磁石を取り付け振動を低減する手法が、特開昭57−1
71117号公報、特開昭59−111141号公報、
特開平8−116406号公報で提案されている。しか
し、これらは常時磁力が作用している為、駆動モータの
パワーを大きくしなければならなく、この対策として、
電磁石を適用し、加減速の大きい時のみ、電磁石を作用
させて、モータにかかる負荷を小さく抑える提案が特開
平8−116406号公報でされているが、構成や制御
が複雑で、コスト高になる問題があった。
【0008】本発明は、高速読み取り装置において、読
み取り開始時近傍のみ振動を低減する、新規な構造体に
より、駆動モータにかかる負荷が小さく、簡単な構成
で、高精度な高速読み取りが可能な画像読み取り装置を
提供することを目的とするものである。
み取り開始時近傍のみ振動を低減する、新規な構造体に
より、駆動モータにかかる負荷が小さく、簡単な構成
で、高精度な高速読み取りが可能な画像読み取り装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像読み取り装置は、原稿が載置される原稿台ガ
ラスの下面側に沿ってガイドレールと、該ガイドレール
に案内されて往復動して前記原稿を走査露光する走行体
とを備えた画像読み取り装置において、前記走行体が往
復動終了後に反転して再び走査露光を開始する反転位置
近傍のガイドレールの裏面に、磁力発生手段を固設する
とともに、前記走行体に強磁性部材を設けたことを特徴
とするものである。
発明の画像読み取り装置は、原稿が載置される原稿台ガ
ラスの下面側に沿ってガイドレールと、該ガイドレール
に案内されて往復動して前記原稿を走査露光する走行体
とを備えた画像読み取り装置において、前記走行体が往
復動終了後に反転して再び走査露光を開始する反転位置
近傍のガイドレールの裏面に、磁力発生手段を固設する
とともに、前記走行体に強磁性部材を設けたことを特徴
とするものである。
【0010】また、上記の目的を達成する本発明の画像
読み取り装置は、原稿が載置される原稿台ガラスの下面
側に沿ってガイドレールと、該ガイドレールに案内され
て往復動して前記原稿を走査露光する光源と第1ミラー
とから成る第1の走行体と、第2ミラーと第3ミラーと
から成る第2の走行体とを有する画像読み取り装置にお
いて、前記第1の走行体及び/又は第2の走行体が、復
動後に反転して走査露光を開始する反転位置近傍のガイ
ドレール部裏面に、磁力発生手段を固設するとともに、
前記第1の走行体及び/又は第2の走行体に強磁性部材
を設け、前記磁力発生手段と強磁性部材とが前記反転位
置近傍において磁力で引き合い、反転時の残存振動を低
減することを特徴とするものである。
読み取り装置は、原稿が載置される原稿台ガラスの下面
側に沿ってガイドレールと、該ガイドレールに案内され
て往復動して前記原稿を走査露光する光源と第1ミラー
とから成る第1の走行体と、第2ミラーと第3ミラーと
から成る第2の走行体とを有する画像読み取り装置にお
いて、前記第1の走行体及び/又は第2の走行体が、復
動後に反転して走査露光を開始する反転位置近傍のガイ
ドレール部裏面に、磁力発生手段を固設するとともに、
前記第1の走行体及び/又は第2の走行体に強磁性部材
を設け、前記磁力発生手段と強磁性部材とが前記反転位
置近傍において磁力で引き合い、反転時の残存振動を低
減することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による画像読み取り
装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明に係わる画像読み取り装置
を備えたデジタル画像形成装置の全体構成を示す図であ
る。
を備えたデジタル画像形成装置の全体構成を示す図であ
る。
【0013】画像形成装置本体1は、画像読み取り部
(画像読み取り装置)A、画像処理部B、画像記憶部
C、画像書き込み部D、画像形成部E、給紙部F等から
構成されている。
(画像読み取り装置)A、画像処理部B、画像記憶部
C、画像書き込み部D、画像形成部E、給紙部F等から
構成されている。
【0014】画像読み取り部Aにおいて、原稿台ガラス
(プラテンガラス)11上に載置された原稿dは、ガイ
ドレール18上を移動するキャリッジに設けられたハロ
ゲンランプ(光源)12により照明される。原稿dから
の反射光は、第1ミラー13、第2ミラー14、第3ミ
ラー15で反射され、結像レンズ16をを通り、CCD
イメージセンサ17によりライン状の光学像が順次電気
信号に光電変換される。一例として、CCDイメージセ
ンサ17は約5000画素構成で、1画素の大きさは7
μmで、原稿上での1画素の読み込み単位は63.5μ
mである。
(プラテンガラス)11上に載置された原稿dは、ガイ
ドレール18上を移動するキャリッジに設けられたハロ
ゲンランプ(光源)12により照明される。原稿dから
の反射光は、第1ミラー13、第2ミラー14、第3ミ
ラー15で反射され、結像レンズ16をを通り、CCD
イメージセンサ17によりライン状の光学像が順次電気
信号に光電変換される。一例として、CCDイメージセ
ンサ17は約5000画素構成で、1画素の大きさは7
μmで、原稿上での1画素の読み込み単位は63.5μ
mである。
【0015】CCDイメージセンサ17により光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ
処理されたのち、A/D変換され、シェーディング補
正、輝度/濃度変換、EE処理、文字/網点判別、フィ
ルタ/変倍処理、コピーγ補正、書き込み濃度補正、2
ビーム制御、誤差拡散処理、データ圧縮処理等が施され
た後、画像記憶部Cを経て画像書き込み部Dに出力され
る。
されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ
処理されたのち、A/D変換され、シェーディング補
正、輝度/濃度変換、EE処理、文字/網点判別、フィ
ルタ/変倍処理、コピーγ補正、書き込み濃度補正、2
ビーム制御、誤差拡散処理、データ圧縮処理等が施され
た後、画像記憶部Cを経て画像書き込み部Dに出力され
る。
【0016】画像書き込み部Dにおいては、画像処理後
の画像データが、半導体レーザによって出力される。こ
の半導体レーザからの出力は、駆動モータ21により回
転される回転多面鏡(ポリゴンミラー)22で回転走査
され、fθレンズ23を経て、第1ミラー24、第2ミ
ラー25、シリンドリカルレンズ26、第3ミラー27
を通過して、カバーガラス28から射出して、感光体ド
ラム31上に照射される。
の画像データが、半導体レーザによって出力される。こ
の半導体レーザからの出力は、駆動モータ21により回
転される回転多面鏡(ポリゴンミラー)22で回転走査
され、fθレンズ23を経て、第1ミラー24、第2ミ
ラー25、シリンドリカルレンズ26、第3ミラー27
を通過して、カバーガラス28から射出して、感光体ド
ラム31上に照射される。
【0017】画像形成部Eは、感光体ドラム31の周囲
に配置された、帯電器32、現像器33、転写器34、
分離器35、クリーニング装置36等から構成されてい
る。さらに、分離器35の下流側には、搬送部37、定
着部38、排紙部39が配置されている。
に配置された、帯電器32、現像器33、転写器34、
分離器35、クリーニング装置36等から構成されてい
る。さらに、分離器35の下流側には、搬送部37、定
着部38、排紙部39が配置されている。
【0018】給紙部Fは、転写紙pを収容する給紙カセ
ット41と、給紙カセット41内の転写紙pを分離して
給送する給紙手段42から成る。
ット41と、給紙カセット41内の転写紙pを分離して
給送する給紙手段42から成る。
【0019】図2は画像読み取り装置Aの斜視図であ
る。
る。
【0020】画像読み取り装置Aの筺体10内には、駆
動軸101が回転可能に支持されている。駆動軸101
の一方の軸端部には、タイミングプーリ102が固定さ
れ、駆動モータMの駆動軸に取り付けられたタイミング
プーリ103の駆動回転により、タイミングベルト10
4を介して駆動軸101が回転される。
動軸101が回転可能に支持されている。駆動軸101
の一方の軸端部には、タイミングプーリ102が固定さ
れ、駆動モータMの駆動軸に取り付けられたタイミング
プーリ103の駆動回転により、タイミングベルト10
4を介して駆動軸101が回転される。
【0021】駆動軸101の両軸端部付近には、前後一
対の駆動プーリ105が固定されている。駆動プーリ1
05に一端が係止されて複数回巻回されたフレキシブル
ワイヤ106は、アイドルプーリ107A,107B,
107C間に引き回されて、末端がワイヤストッパ10
8に係止されている。なお、上記の駆動プーリ105、
フレキシブルワイヤ106、アイドルプーリ107A,
107B,107C、ワイヤストッパ108は、駆動モ
ータMの設置された画像読み取り装置Aの背面側に一
組、前面側に一組、それぞれが平行に配置されている。
対の駆動プーリ105が固定されている。駆動プーリ1
05に一端が係止されて複数回巻回されたフレキシブル
ワイヤ106は、アイドルプーリ107A,107B,
107C間に引き回されて、末端がワイヤストッパ10
8に係止されている。なお、上記の駆動プーリ105、
フレキシブルワイヤ106、アイドルプーリ107A,
107B,107C、ワイヤストッパ108は、駆動モ
ータMの設置された画像読み取り装置Aの背面側に一
組、前面側に一組、それぞれが平行に配置されている。
【0022】ハロゲンランプ12と第1ミラー13を固
定配置した露光ミラーユニット(第1の走行体)110
の背面側及び前面側の端面部は、それぞれ前後の取付具
111によりフレキシブルワイヤ106の所定位置に係
止されている。
定配置した露光ミラーユニット(第1の走行体)110
の背面側及び前面側の端面部は、それぞれ前後の取付具
111によりフレキシブルワイヤ106の所定位置に係
止されている。
【0023】第2ミラー14と第3ミラー15を固定配
置したVミラーユニット(第2の走行体)120の背面
側及び前面側の端面部は、それぞれ前後の支持部材12
1と一体になっている。これらの支持部材121には、
動滑車122が回転自在に支持されている。動滑車12
2にはフレキシブルワイヤ106が巻回されている。
置したVミラーユニット(第2の走行体)120の背面
側及び前面側の端面部は、それぞれ前後の支持部材12
1と一体になっている。これらの支持部材121には、
動滑車122が回転自在に支持されている。動滑車12
2にはフレキシブルワイヤ106が巻回されている。
【0024】駆動モータMにより駆動回転された駆動プ
ーリ105は、フレキシブルワイヤ106を回動させ
て、露光ミラーユニット110を所定の速度vで移動さ
せるとともに、動滑車122を備えたVミラーユニット
120を速度v/2で移動させる。
ーリ105は、フレキシブルワイヤ106を回動させ
て、露光ミラーユニット110を所定の速度vで移動さ
せるとともに、動滑車122を備えたVミラーユニット
120を速度v/2で移動させる。
【0025】露光ミラーユニット110とVミラーユニ
ット120は、図3及び図4に示すガイドレール18の
面上を摺動して副走査方向に往復移動する。即ち、往動
(スキャン方向)では初期位置S1から移動開始して画
像露光を行い、復動(スキャンバック方向)では画像露
光終了後にクイックリターンして初期位置S1に戻る。
ット120は、図3及び図4に示すガイドレール18の
面上を摺動して副走査方向に往復移動する。即ち、往動
(スキャン方向)では初期位置S1から移動開始して画
像露光を行い、復動(スキャンバック方向)では画像露
光終了後にクイックリターンして初期位置S1に戻る。
【0026】図3は露光ミラーユニット110の初期位
置における断面図を示す。
置における断面図を示す。
【0027】露光ミラーユニット110の底部には、強
磁性部材113と摺動部材114が固定されている。摺
動部材114は画像読み取り装置Aの筺体10の底面又
は該底面に固定されたガイドレール18上に摺接して移
動可能にする。摺動部材114は、テフロン樹脂等の摩
擦抵抗の少ない材質で形成される。
磁性部材113と摺動部材114が固定されている。摺
動部材114は画像読み取り装置Aの筺体10の底面又
は該底面に固定されたガイドレール18上に摺接して移
動可能にする。摺動部材114は、テフロン樹脂等の摩
擦抵抗の少ない材質で形成される。
【0028】露光ミラーユニット110は、ガイドレー
ル18上を摺動して、ホームポジション又はホームポジ
ション近傍の初期位置(反転位置)S1から往動のスキ
ャン方向に走査露光を開始し、走査露光終了後に反転位
置でクイックリターンして復動のスキャンバック方向に
進行する。露光ミラーユニット110は、復動終了後に
初期位置S1で反転して再び走査露光を開始する。
ル18上を摺動して、ホームポジション又はホームポジ
ション近傍の初期位置(反転位置)S1から往動のスキ
ャン方向に走査露光を開始し、走査露光終了後に反転位
置でクイックリターンして復動のスキャンバック方向に
進行する。露光ミラーユニット110は、復動終了後に
初期位置S1で反転して再び走査露光を開始する。
【0029】露光ミラーユニット110が反転して走査
露光を開始する初期位置S1の近傍のガイドレール18
の裏面側には、磁力発生手段19A(以下、磁石と称
す)が固設されている。磁力発生手段19Aとしては、
永久磁石又は電磁石等が用いられる。L1は磁石19A
の走行方向の長さ(磁石長)を示す。
露光を開始する初期位置S1の近傍のガイドレール18
の裏面側には、磁力発生手段19A(以下、磁石と称
す)が固設されている。磁力発生手段19Aとしては、
永久磁石又は電磁石等が用いられる。L1は磁石19A
の走行方向の長さ(磁石長)を示す。
【0030】露光ミラーユニット110は、復路を高速
度で復帰して初期位置において反転して往路に切り替え
られるとき、露光ミラーユニット110の底面側に設け
た強磁性部材113と、ガイドレール18の初期位置S
1の近傍の裏面側に設けた磁石19Aとが磁力で引き合
うことにより、初期位置S1近傍の振動を速やかに減衰
させる構造とした。これにより、露光ミラーユニット1
10の連続2コピー目以降のスキャンバック時の残存振
動を低減することが可能である。
度で復帰して初期位置において反転して往路に切り替え
られるとき、露光ミラーユニット110の底面側に設け
た強磁性部材113と、ガイドレール18の初期位置S
1の近傍の裏面側に設けた磁石19Aとが磁力で引き合
うことにより、初期位置S1近傍の振動を速やかに減衰
させる構造とした。これにより、露光ミラーユニット1
10の連続2コピー目以降のスキャンバック時の残存振
動を低減することが可能である。
【0031】図4はVミラーユニット120の初期位置
における断面図を示す。
における断面図を示す。
【0032】Vミラーユニット120の底部には、強磁
性部材123と摺動部材124が固定されている。摺動
部材124は画像読み取り装置Aの筺体10の底面又は
該底面に固定されたガイドレール18上に摺接して移動
可能する。摺動部材124は、テフロン樹脂等の摩擦抵
抗の少ない材質で形成される。
性部材123と摺動部材124が固定されている。摺動
部材124は画像読み取り装置Aの筺体10の底面又は
該底面に固定されたガイドレール18上に摺接して移動
可能する。摺動部材124は、テフロン樹脂等の摩擦抵
抗の少ない材質で形成される。
【0033】Vミラーユニット120が反転して走査露
光を開始する初期位置(反転位置)S2の近傍のガイド
レール18の裏面側には、磁力発生手段(以下、磁石と
称す)19Bが固設されている。磁石19Bとしては、
永久磁石又は電磁石等が用いられる。L2は磁石19B
の走行方向の長さ(磁石長)を示す。
光を開始する初期位置(反転位置)S2の近傍のガイド
レール18の裏面側には、磁力発生手段(以下、磁石と
称す)19Bが固設されている。磁石19Bとしては、
永久磁石又は電磁石等が用いられる。L2は磁石19B
の走行方向の長さ(磁石長)を示す。
【0034】Vミラーユニット120は、前記露光ミラ
ーユニット110と同様に、復路を高速度で復帰して初
期位置において反転して往路に切り替えられるとき、V
ミラーユニット120の底面側に設けた強磁性部材12
3と、ガイドレール18の初期位置S2の近傍の裏面側
に設けた磁石19Bとが磁力で引き合うことにより、初
期位置S2近傍の振動を速やかに減衰させる。これによ
り、Vミラーユニット120の連続2コピー目以降のス
キャンバック時の残存振動を低減することが可能であ
る。
ーユニット110と同様に、復路を高速度で復帰して初
期位置において反転して往路に切り替えられるとき、V
ミラーユニット120の底面側に設けた強磁性部材12
3と、ガイドレール18の初期位置S2の近傍の裏面側
に設けた磁石19Bとが磁力で引き合うことにより、初
期位置S2近傍の振動を速やかに減衰させる。これによ
り、Vミラーユニット120の連続2コピー目以降のス
キャンバック時の残存振動を低減することが可能であ
る。
【0035】図5は磁石19A,19Bの設定条件を説
明する図である。
明する図である。
【0036】図において、L1は磁石19Aの走行方向
の長さ(磁石長)、L2は磁石19Bの走行方向の長さ
(磁石長)、LAは初期位置S1から磁石19Aまでの
距離、又は初期位置S2から磁石19Bまでの距離、L
Bは露光ミラーユニット110の全体の走行長さ、又は
Vミラーユニット120の全体の走行長さである。距離
LA及び磁石長L1,L2に好適な条件範囲を以下に示
す。
の長さ(磁石長)、L2は磁石19Bの走行方向の長さ
(磁石長)、LAは初期位置S1から磁石19Aまでの
距離、又は初期位置S2から磁石19Bまでの距離、L
Bは露光ミラーユニット110の全体の走行長さ、又は
Vミラーユニット120の全体の走行長さである。距離
LA及び磁石長L1,L2に好適な条件範囲を以下に示
す。
【0037】a) 距離LAの条件範囲は、 0<LA<0.4LB〜0.6LB 磁石19Aの磁石長L1、磁石19Bの磁石長L2の条
件範囲は、 5mm<L1<150mm、 5mm<L2<150
mm b)好ましくは、露光ミラーユニット110と、Vミラ
ーユニット120に対して、 10mm<L1<100mm 10mm<L2<100mm 10mm<LA<50mm、 図6は露光ミラーユニット110又はVミラーユニット
120の速度特性図を示す。
件範囲は、 5mm<L1<150mm、 5mm<L2<150
mm b)好ましくは、露光ミラーユニット110と、Vミラ
ーユニット120に対して、 10mm<L1<100mm 10mm<L2<100mm 10mm<LA<50mm、 図6は露光ミラーユニット110又はVミラーユニット
120の速度特性図を示す。
【0038】上記各ユニット110,120は駆動モー
タM1の駆動開始により、ホームポジションHPから起
動して時間t1で急速度に立ち上がり、所定速度に達し
た後、走査露光のための定常スキャンを一定速度で時間
t2間往動した後、反転信号により、駆動モータM1の
減速(時間t3)、逆回転(時間t4)により、各ユニ
ット110,120は走査露光終了位置近傍で反転して
復動に転じ、高速度でスキャンバックする。ユニット1
10,120は、復動終了後に初期位置S1,S2で反
転して再び走査露光を開始する。
タM1の駆動開始により、ホームポジションHPから起
動して時間t1で急速度に立ち上がり、所定速度に達し
た後、走査露光のための定常スキャンを一定速度で時間
t2間往動した後、反転信号により、駆動モータM1の
減速(時間t3)、逆回転(時間t4)により、各ユニ
ット110,120は走査露光終了位置近傍で反転して
復動に転じ、高速度でスキャンバックする。ユニット1
10,120は、復動終了後に初期位置S1,S2で反
転して再び走査露光を開始する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読み
取り装置は、ホームポジション近傍の反転位置のみで磁
力発生手段の磁力が作用するため、駆動モータにかかる
負荷が小さくでき、簡単な構成で、高精度な高速読み取
りが可能な画像読み取り装置が提供される。
取り装置は、ホームポジション近傍の反転位置のみで磁
力発生手段の磁力が作用するため、駆動モータにかかる
負荷が小さくでき、簡単な構成で、高精度な高速読み取
りが可能な画像読み取り装置が提供される。
【0040】即ち、露光ミラーユニット及びVミラーユ
ニットの連続2コピー目以降のスキャンバック時の残存
振動を低減し、連続2コピー目以降の画像先端部読み取
り時には、残存振動が画像に影響しないレベルに低減で
きるから、高精度で高速読み取りが可能となる画像読み
取りスキャナ装置が提供できる。
ニットの連続2コピー目以降のスキャンバック時の残存
振動を低減し、連続2コピー目以降の画像先端部読み取
り時には、残存振動が画像に影響しないレベルに低減で
きるから、高精度で高速読み取りが可能となる画像読み
取りスキャナ装置が提供できる。
【図1】本発明に係わる画像読み取り装置を備えたデジ
タル画像形成装置の全体構成図。
タル画像形成装置の全体構成図。
【図2】画像読み取り装置の斜視図。
【図3】露光ミラーユニットの初期位置における断面
図。
図。
【図4】Vミラーユニットの初期位置における断面図。
【図5】磁石の設定条件を説明する図。
【図6】露光ミラーユニット又はVミラーユニットの速
度特性図。
度特性図。
10 筺体 12 ハロゲンランプ(光源) 13,24 第1ミラー 14,25 第2ミラー 15,27 第3ミラー 18 ガイドレール 19A,19B 磁力発生手段(磁石) 101 駆動軸 105 駆動プーリ 106 フレキシブルワイヤ 113,123 強磁性部材 114,124 摺動部材 110 露光ミラーユニット(第1の走行体) 120 Vミラーユニット(第2の走行体) A 画像読み取り装置 L1,L2 磁石長 M 駆動モータ S1,S2 初期位置(反転位置)
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿が載置される原稿台ガラスの下面側
に沿ってガイドレールと、該ガイドレールに案内されて
往復動して前記原稿を走査露光する走行体とを備えた画
像読み取り装置において、前記走行体が往復動終了後に
反転して再び走査露光を開始する反転位置近傍のガイド
レールの裏面に、磁力発生手段を固設するとともに、前
記走行体に強磁性部材を設けたことを特徴とする画像読
み取り装置。 - 【請求項2】 原稿が載置される原稿台ガラスの下面側
に沿ってガイドレールと、該ガイドレールに案内されて
往復動して前記原稿を走査露光する光源と第1ミラーと
から成る第1の走行体と、第2ミラーと第3ミラーとか
ら成る第2の走行体とを備えた画像読み取り装置におい
て、前記第1の走行体及び/又は第2の走行体が、復動
後に反転して走査露光を開始する反転位置近傍のガイド
レール部裏面に、磁力発生手段を固設するとともに、前
記第1の走行体及び/又は第2の走行体に強磁性部材を
設け、前記磁力発生手段と強磁性部材とが前記反転位置
近傍において磁力で引き合い、反転時の残存振動を低減
することを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項3】 前記磁力発生手段が磁石等の磁性体であ
り、前記強磁性部材が磁性を有する金属であることを特
徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9258038A JPH1195332A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9258038A JPH1195332A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195332A true JPH1195332A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17314682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9258038A Pending JPH1195332A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195332A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2244264A2 (en) | 2004-09-15 | 2010-10-27 | Sony Corporation | Image processing apparatus and method |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP9258038A patent/JPH1195332A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2244264A2 (en) | 2004-09-15 | 2010-10-27 | Sony Corporation | Image processing apparatus and method |
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