JPH119522A - 掃除機用床ノズル - Google Patents

掃除機用床ノズル

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JPH119522A
JPH119522A JP20515397A JP20515397A JPH119522A JP H119522 A JPH119522 A JP H119522A JP 20515397 A JP20515397 A JP 20515397A JP 20515397 A JP20515397 A JP 20515397A JP H119522 A JPH119522 A JP H119522A
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cleaning
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vacuum cleaner
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俊彦 田島
Tatsuya Kuwabara
龍也 桑原
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KOWA KK
Kowa Co Ltd
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KOWA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除機のアタッチメントとして使用される床
ノズルにおいて、内蔵する駆動体によって回転する回転
ロータを構成する清掃体がロータから抜けることのない
ようにし、かつ簡単な構造の安価なものにする。 【解決手段】 底面に塵埃を吸引するための横長の開口
22を有する本体ケース21に、駆動体38により回転
する回転ロータ27を前記開口22の近傍に設け前記回
転ロータ27は軸方向に沿って複数の支持溝29を有す
るロータ28と、前記各支持溝29にそれぞれ挿入保持
される複数の清掃体30とを備えた掃除機用床ノズル2
0において、前記清掃体30は芯材36を清掃部材で包
み、前記芯材36とともに前記清掃部材を前記支持溝2
9に挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機のアタッチ
メントとして使用される床ノズルの、駆動体によって回
転する回転ロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19、図20は、例えば特開平9−4
7404号公報に示された従来の掃除機用床ノズルの断
面図及び回転ロータの断面図である。図において、1は
掃除機用の床ノズル本体であり、底面には塵埃を吸引す
るための横長の開口2が形成され、該開口2内に、回転
ロータ3が設けられている。回転ロータ3は、ロータ4
と清掃体5a,5bより構成され、清掃体5a,5bは
その基部6がロータ4の溝7に挿入されて固定されてい
る。清掃体5bは弾性を有する樹脂等で形成されてい
る。清掃体5aは、布製の清掃シート8と弾性を有する
樹脂等を用いた基部6を一体成形することにより作られ
ている。
【0003】このような従来の掃除機用床ノズルにおい
て、駆動体(図示せず)により回転ロータ3を回転させ
ると、清掃体5aの自由端9aが床面を摺りながら磨く
ことができる。なお清掃体5bはその自由端9bが床面
には当接しない長さに設定されており、じゅうたん上の
清掃時のみに効果を発揮するものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の掃
除機用床ノズルでは、床面を磨く効果を得るために設け
られた清掃体5aは、回転ロータ3の回転時に清掃シー
ト8が基部6から抜けないように清掃シート8と基部6
とを一体的に成形している。このため製造工程において
非常に手間のかかるものとなっていた。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、一体成形等の手間のかかる工程を用
いずに、簡単な構成で布等の清掃シートをロータに固定
し、かつ抜けることのない回転ロータを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる掃除機用
床ノズルの回転ロータは、次のように構成したものであ
る。 (1)底面に塵埃を吸引するための横長の開口を有する
本体ケースに、駆動体により回転する回転ロータを前記
開口の近傍に設け、前記回転ロータは軸方向に沿って複
数の支持溝を有するロータと、前記各支持溝にそれぞれ
挿入保持される複数の清掃体とを備えた掃除機用床ノズ
ルにおいて、前記清掃体は芯材を清掃部材で包み、前記
芯材とともに前記清掃部材を前記支持溝に挿入したもの
である。
【0007】(2)上記(1)の床ノズルにおいて、芯
材に突起を設け、該突起を清掃部材に設けた固定穴に嵌
合させたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1から図6に実施の形態1を示す。図において、20
は床ノズルであり、以下にその構成を説明する。21
は、底面に横長の開口22を有する下ケース23と、こ
の下ケース23を覆う上ケース24より形成された本体
ケースでその中央には一端が開口22に連通し、他端は
本体ケース21の後端まで延在する中央通路25を有
し、連通管10を上下動自在に収納支持している。
【0009】26は一端が連通管10に回転自在に支持
され、他端が電気掃除機本体(図示せず)に接続される
吸気パイプ、27は円柱状にアルミニウム材やプラスチ
ック材より形成されたロータ28とこのロータ28の外
周部に複数の螺旋状に形成された支持溝29に挿入固定
された清掃体30とロータ28の両端に有する軸棒31
と片方の軸棒31の近傍に設けられた歯車が形成された
減速体32とにより構成された回転ロータであり、開口
22の長手方向の両端に固定された軸受け33に軸棒3
1が回転自在に支持され、清掃体30の自由端34はそ
の回転時に開口22より突出される。
【0010】清掃体30は、織布や不織布等より成る清
掃シート35等の清掃部材と、可撓性を有するゴムや、
プラスチックおよび軟質金属等で作られる直線状の芯材
36より成り芯材36を挟んで清掃シート35を2つ折
りにして形成される基部37より構成されている。清掃
体30は基部37がロータ28に複数設けられている支
持溝29に挿入固定されるので、清掃シート35の2列
に形成された自由端34は各々フリーに形成される。な
お、清掃体30の基部37の幅aは、ロータ28に複数
設けられている支持溝29の開口幅bよりも大きく形成
することで、圧入嵌合となり基部37が支持溝に確実に
支持される。
【0011】38は回転ロータ27を回転させる電動機
より成る駆動体で、軸39には減速用の歯車より成る減
速体32Aが固定されている。40は減速体32と減速
体32Aに巻回された伝達用のベルトである。
【0012】このように構成された床ノズル20は、掃
除機本体(図示せず)の運転に伴い外気は開口22より
中央通路25を通過し、吸気パイプ26を介して前記掃
除機本体(図示せず)に吸引される。この時、駆動体3
8も回転し、その回転は減速体32やベルト40により
回転ロータ27に伝達される。回転ロータ27に有する
清掃体30も当然回転し、その自由端34は開口22よ
り突出して清掃する床面に回転しながら衝突し、床面に
付着した塵埃や散乱したゴミ等を開口22内に直接かき
上げたりして、吸引される外気流に塵埃を乗せる。
【0013】この時、回転ロータ27は高速回転してい
るため、清掃体30には遠心力が働き、更に清掃体30
の自由端34は床面に回転しながら当接しているために
床面との間に摩擦力も生じる。これらの作用により清掃
体30はロータ28の支持溝29から抜けようとする
が、清掃体30において、基部37の幅aは、清掃シー
ト35に挟持される芯材36によって、ロータ28に設
けられた支持溝29の開口幅bよりも大きくなるように
設定されているため、清掃体30がロータ28の支持溝
29から抜けることはない。この様に簡単な構造となっ
ているため、余計な加工、成形等を必要とせず、確実か
つ簡単に清掃体30の抜けが防止できる。また、自由端
34は2列で構成されるため床面をたたく効果が2倍と
なる。
【0014】なお、回転ロータ27の回転を行う為の駆
動体38を電動機で説明したが、前記掃除機本体(図示
せず)に収納される電動送風機(図示せず)の吸引力に
よりファンを回転させたり、床ノズル20の走行用車輪
(図示せず)の回転等を用いて駆動体38を形成しても
よいものである。
【0015】実施の形態2 図7に実施の形態2を示す。清掃体30は、織布や不織
布等より成る清掃シート35Aと、可撓性を有するゴ
ム、プラスチック、軟質金属等で作られる略直線状の芯
材36Aとで構成するが、この際、清掃シート35Aに
は1個ないし複数個の位置決め用の固定穴41が設けら
れている。これに対して芯材36Aにも位置決め用の突
起42が1個ないし複数個設けられている。この突起4
2を清掃シート35Aの固定穴41に嵌合させることに
よって、芯材36Aは清掃シート35Aの所定の位置に
確実に位置決めされて清掃体30を形成することができ
る。従って、組み付け時や組み付け後のずれや抜けを防
止できる。
【0016】なお、これまで述べた実施の形態1および
実施の形態2における清掃体30では、清掃シート35
に挟持して、抜け止め用として芯材36を用いたが、図
8に示すように、抜け止めの目的にプラスして清掃シー
ト35の腰の弱さを補強することができるように、断面
を逆T字形状とした芯材36Bを用いることによって、
清掃シート35は、より強い腰で床面に当接し清掃効果
を向上させることができる。
【0017】また、図9に示すように断面形状を円形と
した芯材36Cを用いてもよい。図10は上記と同様に
清掃シート35の腰を強くするために図9における芯材
36Cに補強用片を加えた形状の芯材36Dを用いたも
のである。これらの例にとどまらず芯材36はどのよう
な形状のものでもよい。
【0018】また、図11、図12においては、清掃部
材として清掃シート35に加えて天然繊維や化学繊維に
よる毛材43を併用している。これによって清掃シート
35のみではカバー出来ない、じゅうたんの奥にもぐり
込んだ塵埃を毛材43にてかき出すことが可能となり清
掃効果が向上する。
【0019】また、図13、図14では、清掃部材とし
て清掃シート35、毛材43に加えてゴムやプラスチッ
ク等の軟質樹脂による軟質ブレード44を併用してい
る。これによって、じゅうたんを強い力でたたいて繊維
の奥にもぐり込んだ塵埃を浮き上がらせたり、あるい
は、軟質ブレード44は他の清掃部材である清掃シート
35や毛材43の弱い腰を補強する役割りを果たす。こ
のことにより清掃効果を向上させる。
【0020】また、図15では、清掃シート35の自由
端34にゴムや軟質樹脂等の異材質で作られる重量片4
5をコーティングして自由端34の重量を増加させてい
る。これによって、回転時の遠心力も大きくなり清掃シ
ート35はより強く床面をたたき清掃効果が向上する。
【0021】その他にも図16、図17のように清掃部
材の組み合わせは用途、目的に合わせて様々なバリエー
ションが得られる。図18は清掃シート35のみを用い
たものであるが清掃シート35を片面のみにして必要最
小限にとどめた例である。これはコストの節減につなが
る。このように、清掃部材の長さ、厚み、硬度、構成等
が自由なため、じゅうたん、フローリング、たたみ等、
各々の目的に応じて最適な条件のものを選択すれば清掃
効果の向上につながる。また、多機種への対応も可能に
なる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の掃除機用床ノズルは次に示すような効果を得ることが
できる。なお、説明に当たっては、請求項の番号と同じ
番号を付してそれぞれの請求項の効果を記述する。 (1) 1枚の清掃部材で2列の自由端を形成するので
床面をたたく効果が2倍となる。さらに清掃部材で芯材
を包んで支持溝に挿入しているため、清掃部材は芯材に
よって確実にロータから抜けないようになる。また、簡
単な構造なので安価である。 (2) 芯材に突起を設け、突起を清掃部材に設けた固
定穴に嵌合させて芯材と清掃部材を位置決めしているた
め、清掃体をロータに取り付ける際に芯材がとり残され
たりすることがなく、組み立てが容易になる。また、回
転ロータに組み付けた後も確実に位置を保つことができ
るので、清掃部材のずれや抜けがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の横断面図である。
【図2】 図1の上ケースを除いた斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に用いる回転ロータの
斜視図である。
【図4】 図3の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に用いる清掃体の構成
を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態1に用いる清掃体の斜視
図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に用いる清掃体の構成
を示す斜視図である。
【図8】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータの
部分断面図である。
【図9】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータの
部分断面図である。
【図10】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図11】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図12】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図13】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図14】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図15】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図16】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図17】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図18】 本発明のその他の実施例を示す回転ロータ
の部分断面図である。
【図19】 従来の床ノズル本体の一部を断面にした図
である。
【図20】 従来の回転ロータの断面図である。
【符号の説明】
29 支持溝 30 清掃体 35、35A 清掃シー
ト 36、36A,36B,36C,36D 芯材 37
基部 41 固定穴 42 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に塵埃を吸引するための横長の開口
    を有する本体ケースに、駆動体により回転する回転ロー
    タを前記開口の近傍に設け、前記回転ロータは軸方向に
    沿って複数の支持溝を有するロータと、前記各支持溝に
    それぞれ挿入保持される複数の清掃体とを備えた掃除機
    用床ノズルにおいて、前記清掃体は芯材を清掃部材で包
    み、前記芯材とともに前記清掃部材を前記支持溝に挿入
    したことを特徴とする掃除機用床ノズル。
  2. 【請求項2】 芯材に突起を設け、該突起を清掃部材に
    設けた固定穴に嵌合させたことを特徴とする請求項1記
    載の掃除機用床ノズル。
JP20515397A 1997-06-24 1997-06-24 掃除機用床ノズルの回転ロータ Expired - Fee Related JP4050810B2 (ja)

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