JPH1194763A - 画像処理による欠陥検出方法および装置 - Google Patents

画像処理による欠陥検出方法および装置

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JPH1194763A
JPH1194763A JP9256298A JP25629897A JPH1194763A JP H1194763 A JPH1194763 A JP H1194763A JP 9256298 A JP9256298 A JP 9256298A JP 25629897 A JP25629897 A JP 25629897A JP H1194763 A JPH1194763 A JP H1194763A
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JP
Japan
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defect
image
ccd camera
inspected
storage device
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JP9256298A
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English (en)
Inventor
Noritsugu Hamada
徳亜 濱田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査物の計測対象面における真の欠陥とゴ
ミ等の付着物を識別する非接触の計測手段を提案すると
共に、検査データの処理工程を自動化して目視による非
効率な検査工程を排除する。 【解決手段】 被検査物1とCCDカメラ4の間に半透
明のミラー6を置き、照明手段5から落射照明5bにて
計測対象面1aを照射し、前記CCDカメラ4にて撮像
した画像を演算装置7に入力すると共に記憶装置8に保
存した後、前記計測対象面1aを清掃手段9にて清掃
し、再度、CCDカメラ4にて撮像した画像と記憶装置
8に保存されている画像が合致すれば、真の欠陥と判断
する画像処理による欠陥検出方法と装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査物の平面上
の欠陥を検出する画像処理による欠陥検出方法と装置に
関する。詳しくは、TABボンディングツールのダイヤ
モンドをコーティングした平滑なチップの表面の欠陥を
検出する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TABボンデイングツールのダイ
ヤモンドのコーティング面の検査は、目視に頼っていた
ため、時間の経過と共に限度見本との識別精度が低下
し、検査結果に対する信頼性に問題があった。さらに、
熟達した検査員を確保することも困難である。
【0003】被検査物の平面の欠陥を検出する装置とし
て、特開平5−126514号公報に、磁気ディスク記
憶媒体の表面状態を検査する図5に示す装置が提案され
ている。従来の装置では、スピンドル111に固定され
る磁気ディスク220の表面にゴミが付着していた場
合、これを欠陥として認識してしまうので、実際にはゴ
ミを取り去れば良品であるものを不良品として判断す
る。
【0004】これを避けるため該装置では、テーブル1
13に取り付けられるキャリッジ112の先端のAEセ
ンサ101が、モータ110にて半径方向に走査し欠陥
を検出すると別途設ける記憶手段で、その半径位置及び
円周位置を記憶する。再度繰り返して同一の部位に欠陥
が存在すれば、これを真の欠陥と判断する装置である。
磁気ディスク220の表面上に欠陥(突起)があると、
AEセンサ101は、わずかしか上昇していないので欠
陥に衝突し電圧を出力する。ゴミのような付着物であれ
ば移動するので、同一の部位で電圧は発生しないから良
品を不良品と誤認識することは避けられる。
【0005】TABボンデイングツールの場合、ダイヤ
モンドをコーティングしたチップの平滑表面に凹状の欠
陥があっても問題となるので、突起のみを検出する該装
置を適用することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】被検査物の計測対象面
における凹凸状の欠陥が検出可能な非接触の計測手段を
提案すると共に、計測対象面に付着するゴミ等の凸状物
を欠陥として誤認識しない方法と手段を提案する。加え
て、検査ロット毎の検査データが電子データとして保存
可能な方法が好ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】被検査物とCCDカメラ
の間に半透明のミラーを置き、前記ミラーに入射する光
を落射照明として計測対象面を照射して、前記計測対象
面全域の単位計測範囲の、前記CCDカメラで撮像した
画像の明度を2値化しながらX−Y座標面上を走査して
演算装置に入力し、予め定めた閾値以下の明度を1次欠
陥と認識し、その位置と形状を記憶装置に保存した後、
前記計測対象面を清掃して、再度、前記CCDカメラで
撮像した時、記憶装置に保存された1次欠陥の画像のX
−Y座標面上の位置と形態が2次欠陥と認識する画像と
比較して、両者の合致する画像を真の欠陥と認識する画
像処理による欠陥検出方法である。
【0008】さらに、X−Yステージ上の被検査物着脱
手段と、該着脱手段の上方に位置するCCDカメラとの
間に半透明のミラーを置き、これに落射照明を当てる光
源を配置した照明手段と、前記被検査物の検査対象面上
の付着物を除去する清掃手段と、前記CCDカメラにて
撮像した画像の明度を2値化して、前記被検査物の検査
対象面上の付着物を除去する工程の前後の、予め定めた
閾値以下の明度を欠陥と認識し、該前後の画像を保存す
る記憶装置と該画像を比較する演算装置手段とから成る
画像処理による欠陥検出装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の被検査物となるTABボ
ンデイングツールの先端に鑞付けされるダイヤモンドチ
ップの形態は、図4に示すように半導体基板に蒸着した
リード線の範囲をカバーする表面積を有し、SiCやS
i3N4に代表されるセラミックのベース10の上に、
気相合成ダイヤモンドやCBN焼結体をコーティングし
た層11の表面を鏡面状に研磨したものである。TAB
方式は、ボンデイングワイヤの微細な回路を400〜5
00℃に加熱したボンデイングツールにて瞬時に熱圧着
する手法のため、該コーティング層11の研磨面に凸状
の欠陥があるとリード線の断線を、凹状の欠陥があると
リード線の短絡等の不具合を招き易い。
【0010】以下に、本発明を具体化した好適の実施例
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明の画像処理による欠陥検出装置の全体の概念を説
明する構成図である。
【0011】被検査物1は、真空の吸着コレット又は把
持機構を有するクランパー等の着脱手段2にて保持さ
れ、X−Yステージ3上を演算装置7からの指令を受け
たステップモータ3aや3bにより、水平面上を自在に
移動する。一方、被検査物1との間に存在する半透明の
ミラー6は、照明手段5からの光5aを落射照明5bと
して計測対象面1aを照射し、CCDカメラ4は、計測
対象面1aの画像を撮像する。
【0012】CCDカメラ4で撮像した画像は、演算装
置7に入力して画像の明度を2値化し、予め定めた閾値
以下の明度を1次欠陥と認識し、その位置と形状を記憶
装置8に記憶した後、計測対象面1aを円筒状のブラシ
等の清掃手段9にて清掃して、再度、1次欠陥と認識し
た部位の周辺のみを、CCDカメラ4で撮像した時、再
び欠陥と認識される位置と形状が記憶装置8に保存され
ている画像と一致すれば、真の欠陥と判断する。
【0013】尚、被検査物1とCCDカメラ4の走査位
置の移動は、図1に示すようにCCDカメラ4を固定し
て、被検査物1の把持されているX−Yステージ3を駆
動しても良いし、被検査物1を固定して、CCDカメラ
4の取付け台(図示せず)を水平面上に移動する手段の
いづれであっても良い。
【0014】図2は、計測対象面1aに存在する凸状
(A)や凹状(B)欠陥および付着物(C)に、落射照
明5bが照射された時、該部分の光が乱反射して閾値以
下の明度の画像として演算装置7に入力されることを拡
大して説明したものである。
【0015】仮に、1次欠陥としてA+Bの複数の欠陥
或いはAまたはBの単独欠陥が検出され、計測対象面1
aを清掃後も、2次欠陥としてA+Bの複数の欠陥或い
はAまたはBの単独欠陥が存在すれば、演算装置7は不
良品と判断する。計測対象面1a上が全域に亙り無欠陥
鏡面の場合、落射照明5bは正反射するから、白色無地
画面として記憶装置8に保存され、清掃後の2次画像処
理を待たずに良品と判断する。
【0016】そして、1次欠陥としてA+Bの複数の欠
陥或いはAまたはBの単独欠陥と共に付着物(C)が検
出されるか、付着物(C)だけが単独に検出された場合
は、計測対象面1aを清掃後に付着物(C)が除去さ
れ、1次欠陥と2次欠陥の画像は不一致となり、演算装
置7は移動している付着物(C)をゴミと判断し、計測
対象面1aの清掃前後も同一の位置と形態で撮像されて
いる欠陥が存在すれば、不良品と判断する。
【0017】つまり、真の欠陥は清掃後も移動すること
はなく、被検査物の物流過程で周辺の設備装置等から落
下したゴミや作業者の衣服等から飛来するゴミは、清掃
工程後移動するものとの前提条件に沿って、演算装置7
は合否判定をする。従って、1次欠陥として付着物
(C)だけが単独に検出された場合、計測対象面1aの
清掃後に欠陥が消滅していれば良品と判断される。
【0018】図3は、CCDカメラ4で撮像された画像
を演算装置7に入力し、記憶装置8に保存されている清
掃前後の画像を比較して合否を判定する際のデータ処理
のステップを示したものである。
【0019】被検査物1は、着脱手段2に固定され設定
された視野数mに従ってX−Yステージ3上を移動す
る。まず、(1)被検査物1の大小により任意の視野数
mを設定する。(2)視野単位毎にCCDカメラ4にて
撮像する。(3)画像を演算装置7に入力する。(4)
2値化された画像の明度を記憶装置8に保存する。
(5)欠陥検出の有無を認識して(6)次の視野に移動
してm回繰り返しても、欠陥が存在しなければ(7)良
品と判断する。
【0020】しかし(5)欠陥検出の有無の際、1次欠
陥が存在すれば、その位置と形態を(8)記憶装置8に
保存する。そして、任意の視野数mの撮像終了後、
(9)計測対象面1aを清掃する。(10)欠陥の存在
する視野数nに対し(11)CCDカメラ4にて撮像す
る。(12)画像を演算装置7に入力する。(13)2
次欠陥の位置と形態を記憶装置8に保存する。記憶装置
8に保存されている1次欠陥と2次欠陥の位置と形態を
比較して(14)欠陥画像の同一性の判断をする。
【0021】(15)次の1次欠陥の位置に視野をn回
繰り返して移動する。1次欠陥と2次欠陥が合致すれば
(16)真の欠陥と判断して不良品とする。不一致の場
合は(17)1次欠陥が残っているのに付着物(C)だ
けが視野外に移動したものについては(18)不良品と
判断する。一方、付着物(C)が視野外に移動して(1
9)1次欠陥と認識していた欠陥が消滅したものは(2
0)良品と判断する。
【0022】さらに、演算装置7に記憶されている合否
のデータは、生産ロット毎の不良率や欠陥の発生形態の
解析の際、別途解析プログラムを用意することにより、
様々な改善活動に容易に寄与させることが出来る。
【0023】
【発明の効果】被検査物の計測対象面における凹凸状の
欠陥と被検査物の物流過程で付着するゴミ等の付着物と
を識別するため、最初にCCDカメラにて撮像して画像
処理した欠陥形態の認識の後に、計測対象面を清掃する
工程を加えて、再度、CCDカメラにて撮像して画像処
理した欠陥形態とを比較して、画像の同一性を判断した
上で真の欠陥とゴミ等の付着物との誤認識を防いだか
ら、本来良品であるものを不良品と判断することはな
い。
【0024】そして欠陥形態の再確認範囲は、1次欠陥
が検出された周辺に限定したので検査時間を短縮でき、
従来目視に頼っていた検査工程を画像処理による自動的
な非接触検査に置き換えることで、精度の良い効率的な
検査を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理による欠陥検出装置の全体の
構成図である。
【図2】計測対象面に存在する欠陥の形態とゴミ等を識
別する方法の説明図である。
【図3】本発明の画像処理による欠陥検出方法のフロー
チャートである。
【図4】本発明の被検査物の斜視図である。
【図5】従来の平面欠陥検出装置の概念図である。
【符号の説明】
1:被検査物 2:着脱手段 3:X−Yステージ 4:CCDカメラ 5:照明手段 6:半透明のミラー 7:演算装置 8:記憶装置 9:清掃手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物とCCDカメラの間に半透明の
    ミラーを置き、前記ミラーに入射する光を落射照明とし
    て計測対象面を照射して、前記計測対象面全域の単位計
    測範囲の、前記CCDカメラで撮像した画像の明度を2
    値化しながらX−Y座標面上を走査して演算装置に入力
    し、予め定めた閾値以下の明度を1次欠陥と認識し、そ
    の位置と形状を記憶装置に保存した後、前記計測対象面
    を清掃して、再度、前記CCDカメラで撮像した時、記
    憶装置に保存された1次欠陥の画像のX−Y座標面上の
    位置と形態が2次欠陥と認識する画像と比較して、両者
    が合致する画像を真の欠陥と認識することを特徴とする
    画像処理による欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】 被検査物の計測対象面清掃後の2次欠陥
    検出の部位は、1次欠陥の検出部位周辺に限定して、C
    CDカメラにて撮像することを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理による欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】 X−Yステージ上の被検査物着脱手段
    と、該着脱手段の上方に位置するCCDカメラとの間に
    半透明のミラーを置き、これに落射照明を当てる光源を
    配置した照明手段と、前記被検査物の検査対象面上の付
    着物を除去する清掃手段と、前記CCDカメラにて撮像
    した画像の明度を2値化して、前記被検査物の検査対象
    面上の付着物を除去する工程の前後の、予め定めた閾値
    以下の明度を欠陥と認識し、該前後の画像を保存する記
    憶装置と該画像を比較する演算装置手段とにより構成し
    たことを特徴とする画像処理による欠陥検出装置。
JP9256298A 1997-09-22 1997-09-22 画像処理による欠陥検出方法および装置 Pending JPH1194763A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090139542A1 (en) * 2007-11-27 2009-06-04 Furukawa Sinichi Apparatus and method for manufacturing semiconductor device
CN105987917A (zh) * 2015-02-09 2016-10-05 苏州兰叶光电科技有限公司 蓝宝石长晶缺陷及表面缺陷光学检测方法和检测系统
JP2017198583A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 日本特殊陶業株式会社 筒状内周面における特定領域の外観検査方法
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CN110243822A (zh) * 2018-03-09 2019-09-17 夏普株式会社 显示面板检查系统以及显示面板检查方法

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