JPH1193889A - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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JPH1193889A
JPH1193889A JP5298198A JP5298198A JPH1193889A JP H1193889 A JPH1193889 A JP H1193889A JP 5298198 A JP5298198 A JP 5298198A JP 5298198 A JP5298198 A JP 5298198A JP H1193889 A JPH1193889 A JP H1193889A
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JP
Japan
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valve
turbo
molecular pump
valve body
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5298198A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shiokawa
篤志 塩川
Matsutaro Miyamoto
松太郎 宮本
Takuji Sofugawa
拓司 曽布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPH1193889A publication Critical patent/JPH1193889A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁装置を含めた全体をコンパクトに構成する
ことができるターボ分子ポンプを提供する。 【解決手段】 ケーシング16内にロータRとステータ
Sが収容され、これらのロータ及びステータの間に排気
機構40,48が構成されたターボ分子ポンプにおい
て、ケーシングに設けられた吸気口18を開閉自在に覆
う弁体20と、弁体を開閉駆動する弁駆動機構とを有
し、弁駆動機構はターボ分子ポンプと一体に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速回転する回転
翼及び/又はねじ溝ロータにより気体の排気を行うよう
にしたターボ分子ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボ分子ポンプの従来の一般的な構造
を図8に示す。これは、主軸10及びこれと一体に回転
する回転筒状部12とを有するロータRと、主軸10を
取り囲む固定筒状部14を有するステータSと、回転筒
状部12を取り囲む筒状のケーシング16とがベースB
上に組み上げられて構成されている。このような構成の
ターボ分子ポンプの上流側には、排気すべき装置との間
にコンダクタンス調整弁100と、開閉弁(ゲートバル
ブ)110とが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、それぞれの弁装置の駆動機
構が弁に近接して設けられており、そのために各弁装置
が肥大化して、これらの弁を含むターボ分子ポンプの全
体の構造が大きくなってしまうという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題に鑑み、弁装置を含め
た全体をコンパクトに構成することができるターボ分子
ポンプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケーシング内にロータとステータが収容され、これ
らのロータ及びステータの間に排気機構が構成されたタ
ーボ分子ポンプにおいて、前記ケーシングに設けられた
吸気口を開閉自在に覆う弁体と、該弁体を開閉駆動する
弁駆動機構とを有し、該弁駆動機構は前記ターボ分子ポ
ンプと一体に設けられていることを特徴とするターボ分
子ポンプである。これにより、弁装置を含めたターボ分
子ポンプ全体がコンパクトに構成される。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記弁駆動機構
は、前記弁体をロータの軸線方向に開閉駆動するもので
あることを特徴とする請求項1に記載のターボ分子ポン
プである。これにより、例えば、弁体を吸気口から外側
へ持ち上げて開くようにすれば、弁装置全体の構成も簡
単で場所を取らない構成となる。
【0007】前記弁駆動機構を、前記ステータの外側に
配置するようにしてもよい。また前記弁駆動機構を、前
記吸気口の中央部に配置するようにしてもよい。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記弁駆動機構
は、前記弁体の開度を調整可能に設けられていることを
特徴とする請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプで
ある。これにより、1つの弁装置で開閉弁と開度調整弁
を兼用することができるので、一層の簡略化、省スペー
ス化が図られる。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記吸気口と前
記弁体の間にラビリンスシール機構が設けられているこ
とを特徴とする請求項3に記載のターボ分子ポンプであ
る。これにより、弁体が全閉となるような開度の近傍で
のコンダクタンスの変化を緩やかにし、より高い圧力領
域での制御性を向上させ、コンダクタンス調整弁として
の機能を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1の実施の形態のターボ分子ポ
ンプは、主軸10及びこれと一体に回転する回転筒状部
12とを有するロータRと、主軸10を取り囲む固定筒
状部14を有するステータSと、回転筒状部12を取り
囲む筒状のケーシング16とがベースB上に組み上げら
れて構成されている。そして、ケーシング16の吸気口
18を開閉自在に覆う弁体20が設けられている。
【0011】主軸10と固定筒状部14の間には駆動用
モータ22が配置され、この駆動用モータ22の上下に
は上部ラジアル軸受24及び下部ラジアル軸受26が設
けられている。そして、主軸10の下部には、主軸10
の下端のターゲットディスク28と、ステータS側の上
下のコイル30からなるアキシャル軸受32がそれぞれ
配置されている。これによって、駆動用モータ22の駆
動に伴ってロータRが5軸の能動制御を受けながら高速
回転するようになっている。
【0012】回転筒状部12の上部外周には回転翼34
が一体に設けられて羽根車36を構成し、一方、ケーシ
ング16の内面には、回転翼34と交互に配置される固
定翼38が設けられている。これによって、高速回転す
る回転翼34と静止している固定翼38との相互作用に
よって排気を行う翼排気部40が形成されている。
【0013】更に、回転筒状部12には、固定筒状部1
4の外周に沿って下方に延出するねじ溝部42が一体に
設けられ、このねじ溝部42の外周面にねじ溝44が設
けられている。一方、ステータSには、このねじ溝部4
2の外周を囲繞するねじ溝部スペーサ46が配置されて
いる。これによって、高速回転するねじ溝部42のねじ
溝44のドラッグ作用によって排気を行うねじ溝排気部
48が翼排気部40と排気口49の間に形成されてい
る。
【0014】ケーシング16の外面には、弁体20をロ
ータRの軸方向に駆動する弁駆動装置70が、フランジ
72から延びる取付部材74に取り付けられて周方向等
間隔に配置されている。そしてフランジ72には、周方
向に貫通孔76が形成され、これを介して弁体20の縁
部と弁駆動装置70を連結する複数の弁棒78が挿通さ
れている。フランジ面にはOリング80が配置されて閉
鎖時の気密性を維持する。弁駆動装置70のアクチュエ
ータとしては、油圧や空気圧で作動するピストン・シリ
ンダ装置や、モータを用いたボールねじ装置等が好適で
ある。
【0015】このような構成により、アクチュエータ5
4の作動により弁体20の開閉が行われ、また、弁体2
0を所定位置に開くことにより、コンダクタンスを調整
することもできる。このターボ分子ポンプは、排気対象
である装置のダクト58等に図8に示すような弁装置を
介することなく、直接に取り付けることができる。ま
た、アクチュエータ54は弁体20を主軸10の方向に
沿って開閉駆動させるので、弁装置の構造や駆動機構が
大幅に簡単になる。従って、全体としてコンパクトなタ
ーボ分子ポンプを提供することができ、クリーンルーム
のような狭いスペースを有効に利用することができる。
【0016】図2は、図1の実施の形態の変形例を示す
ものであり、吸気口18と弁体20の間にラビリンスシ
ール機構82を設けたものである。このラビリンスシー
ル機構82は、吸気口18を形成するフランジ72の弁
体20との接触面に全周に渡って形成された環状の溝8
4と、弁体20の縁部にやはり全周に渡って形成された
環状の突起86とから構成されている。このようなラビ
リンスシール機構82により、弁体20と吸気口18の
間での気密性が高められ、ターボ分子ポンプの排気動作
の制御性を向上させることができる。
【0017】図3は、同様に図1の実施の形態の変形例
を示すものであり、吸気口18と弁体20の間にラビリ
ンスシール機構82を設けたものである。このラビリン
スシール機構82は、弁体20の吸気口18の内側に挿
入される位置に、全周に渡って環状の突起88を形成し
たものである。フランジ72の面に加工を施す必要が無
く、図2の実施の形態よりも簡単な構成である分、機械
的強度も高い。
【0018】なお、より高い気密性を得るために、縁部
と内側に2つの突起86,88を形成してもよい。ま
た、フランジ72面と弁体20面に溝84及び突起86
を2つ以上形成してもよい。また、突起86をフランジ
72面に、溝84を弁体20に形成してもよい。
【0019】図4は、この発明の第2の実施の形態を示
すもので、ここでは、弁棒50は中央に1本のみが設け
られ、また、弁駆動装置70aはケーシング16から延
びるアーム90により支持されて、吸気口18内側の中
央部に設けられている。この吸気口直下の中央部は、通
常のターボ分子ポンプではロータRが延びていない空間
であって、この実施の形態ではこの空間を弁駆動装置7
0aを収容するために利用している。この場合、弁駆動
装置70aは真空排気系の内部に設置されているので、
摺動部分の少ない汚染源になりにくいものであることが
要求される。図5は、図3と同様に図4の実施の形態の
変形例を示すものである。
【0020】図6は、この発明の第3の実施の形態を示
すもので、ここでは、弁駆動装置70bのアクチュエー
タはケーシングの一部を構成する筒状に形成され、これ
に複数の弁棒50が取り付けられている。弁棒50は、
内側ケーシング16aと外ケーシング16bの間の空間
に収容されている。この実施の形態では、アクチュエー
タの能力が大きいので、安定した開閉動作を行なうこと
ができる。図7は、図3と同様に図6の実施の形態の変
形例を示すものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弁駆動機構がターボ分子ポンプと一体に設けられている
ので、ターボ分子ポンプの吸気口と排気される側のダク
ト等を直接に接続することができる。また、弁駆動装置
は弁体を支持する弁体支持部材をロータ軸の方向に沿っ
て開閉駆動させることができるので、弁の構造や駆動機
構が大幅に簡単になる。従って、弁装置を含めた全体を
コンパクトに構成したターボ分子ポンプを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のターボ分子ポンプ
を示す断面図である。
【図2】図1の実施の形態の変形例を示す図である。
【図3】同様に図1の実施の形態の変形例を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態のターボ分子ポンプ
を示す断面図である。
【図5】図4の実施の形態の変形例を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のターボ分子ポンプ
を示す断面図である。
【図7】図6の実施の形態の変形例を示す図である。
【図8】従来のターボ分子ポンプを示す断面図である。
【符号の説明】
16 ケーシング 18 吸気口 20 弁体 40,48 排気機構 R ロータ S ステータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にロータとステータが収容
    され、これらのロータ及びステータの間に排気機構が構
    成されたターボ分子ポンプにおいて、 前記ケーシングに設けられた吸気口を開閉自在に覆う弁
    体と、該弁体を開閉駆動する弁駆動機構とを有し、該弁
    駆動機構は前記ターボ分子ポンプと一体に設けられてい
    ることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記弁駆動機構は、前記弁体をロータの
    軸線方向に開閉駆動するものであることを特徴とする請
    求項1に記載のターボ分子ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記弁駆動機構は、前記弁体の開度を調
    整可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のターボ分子ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記吸気口と前記弁体の間にラビリンス
    シール機構が設けられていることを特徴とする請求項3
    に記載のターボ分子ポンプ。
JP5298198A 1997-07-25 1998-02-18 ターボ分子ポンプ Pending JPH1193889A (ja)

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JP21564597 1997-07-25
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