JPH11931A - 竪型射出成形機のロータリテーブル装置 - Google Patents

竪型射出成形機のロータリテーブル装置

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Publication number
JPH11931A
JPH11931A JP9157176A JP15717697A JPH11931A JP H11931 A JPH11931 A JP H11931A JP 9157176 A JP9157176 A JP 9157176A JP 15717697 A JP15717697 A JP 15717697A JP H11931 A JPH11931 A JP H11931A
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JP
Japan
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rotary table
fixing
vertical injection
injection molding
molding machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP9157176A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Sato
亘 佐藤
Akio Oguro
秋雄 小黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
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Publication of JPH11931A publication Critical patent/JPH11931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定ピン等の部品の短期間の摩耗を防ぐ。 【解決手段】 エアシリンダ20を縮小させて固定ピン
21をロータリテーブル1の固定孔1bから下に引き抜
き、サーボモータ15を作動させる。サーボモータ15
は、低速度で作動を開始して徐々に速度を上げ、終期に
は徐々に減速して所定の回転量に達したところで停止す
る。その後、エアシリンダ20で固定ピン21を固定孔
1bに挿入し、ロータリテーブル1を固定盤4に固定す
るが、ロータリテーブル1は所定位置に正確に停止して
いるので、固定孔1bへの固定ピン21の挿入時にロー
タリテーブル1が強制的に微小量回転させられることは
ない。したがって、固定ピン21等が短期間で摩擦した
り損傷したりすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型射出成形機の
ロータリテーブルを所定角度回転させて所定位置に固定
するロータリテーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】竪型射出成形機においては、ロータリテ
ーブルを所定位置に正確に停止させないと、金型のガイ
ドピン等が損傷するおそれがある。そこで従来において
は、ロータリテーブルの回転装置に位置決め装置を組み
合わせたロータリテーブル装置でロータリテーブルを所
定位置に停止させるようにしている。
【0003】上記回転装置は、所定位置近くにロータリ
テーブルを回転させるもので、代表的な回転装置とし
て、ロータリテーブルの歯車に噛み合わされたラックを
油圧シリンダで直接的或いは間接的に動かしてロータリ
テーブルを回転させるものがある(例えば、特開平6−
238702号公報)。
【0004】また、位置決め装置は、回転装置によって
所定の位置近くに回転させられて一旦停止したロータリ
テーブルを、所定位置に微小回転させて位置決めし、そ
の位置に固定するものであり、代表的なものとして、ロ
ータリテーブルに設けられた位置決め孔に、先端をテー
パ状にした位置決めピンを油圧シリンダで挿入すること
により、位置決めピンのテーパを利用してロータリテー
ブルを微小回動させて位置決めし、固定するものがある
(例えば、特開昭56−72943号公報)。
【0005】上記以外に、回転装置としては、油圧モー
タでロータリテーブルを回転させるもの、また位置決め
装置としては、ロータリテーブルの周面に設けられたV
字状の切欠きに、断面円形のロッドを押し入れるものな
ど、種々開発されているが、いずれにしても、ロータリ
テーブルを所定位置に正確に回転させることができない
回転装置の弱点を位置決め装置が補う構造であることに
は変わりがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロータリテ
ーブル装置は、位置決め装置によってロータリテーブル
を強制的に微小回転させる構造のため、ロータリテーブ
ルの強制回転に関与する部材、すなわち、前記の例で言
えば、先端をテーパにした位置決めピンと位置決め孔、
及びV字状の切欠きとロッドの摩耗及び損傷が激しく、
短期間で交換しなければならないという問題点がある。
【0007】位置決め部品の交換を怠ると、高価な金型
を損傷しかねないので、頻繁に位置決め装置の摩耗状態
等を見なければならず、保守点検が煩わしいことも欠点
といえる。
【0008】本発明は、構成部品を長期間にわたって使
用することができる竪型射出成形機のロータリテーブル
装置を提供することを目的とする。本発明の他の目的
は、頻繁な保守点検を必要としない竪型射出成形機のロ
ータリテーブル装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、下金型を備えたロータリ
テーブルが、型締装置によって上下動させられる上金型
の下方に、中心軸を中心に回転自在に設けられた竪型射
出成形機において、ロータリテーブルの歯車に噛み合わ
されたピニオンを介してロータリテーブルを回転させる
サーボモータと、ロータリテーブルに設けられた固定孔
に固定ピンを挿入してロータリテーブルを固定する固定
用作動手段とを具備した構成とした。
【0010】上記の竪型射出成形機のロータリテーブル
装置においては、サーボモータは、予め定められた回転
数だけ回転し、ロータリテーブルを所定位置に回転させ
て停止する。ロータリテーブルの停止位置は正確であ
り、この時点でロータリテーブルの位置決めが完了す
る。ロータリテーブルが停止すると直ちに固定用作動手
段が作動して固定孔に固定ピンを挿入してロータリテー
ブルを固定する。
【0011】ピニオンは、サーボモータの回転を減速さ
せる減速機に設けることが好ましい(請求項2)。
【0012】サーボモータには電気サーボモータのほ
か、油圧サーボモータを用いることができる。また固定
用作動手段には、エアシリンダや油圧シリンダ、電磁石
或いはモータを用いることができる(請求項3〜6)。
固定用作動手段が油圧シリンダか油圧モータである場合
は、一般に油圧式射出成形機に使用する。固定用作動手
段が電磁石か電気モータ又はエアシリンダである場合
は、電気式、油圧式射出成形機のいずれにも使用するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。添付図面は本発明の実施の形態を示す。図
において符号1はロータリテーブルである。ロータリテ
ーブル1は一対の下金型2、2を備え、タイバを兼ねる
中心軸3を中心に水平に回転自在に固定盤4に支持され
ている。
【0014】ロータリテーブル1の上方には、上金型6
を備えた可動盤7が3本のタイバ3、8、8に支持され
て上下動自在に設けられ、油圧シリンダよりなる型締装
置9により下降させられて上金型6を直下の下金型2に
型締めするようになっている。
【0015】ロータリテーブル1は、歯車1aと一対の
固定孔1b、1b(図には1個しか示されていない。)
を有する。歯車1aはロータリテーブル1の周面に形成
され、また一対の固定孔1b、1bはフランジ付きのブ
ッシュ11により、一対の下金型2、2と同様に180
度の間隔で設けられている。ロータリテーブル1の上面
には蓋板12がビス13で取り付けられ、固定孔1bを
覆っている。
【0016】また、符号15はサーボモータである。サ
ーボモータ15はロータリテーブル1を回転させるもの
であり、減速機16を備え、そのピニオン17をロータ
リテーブル1の歯車1aに噛み合わせて固定盤4の下面
にボルト18で固定されている。サーボモータ15は、
サーボモータ15に付設されたエンコーダ(図示せず)
を利用して、作動の初期に低速度から徐々に加速し、作
動の終期に徐々に減速するように制御されるようになっ
ている。
【0017】符号20はエアシリンダ(固定用作動手
段)である。エアシリンダ20は、上金型6の真下にい
ずれか1つの下金型2をつけて停止したロータリテーブ
ル1の1つの固定孔1bに固定ピン21を挿入してロー
タリテーブル1を上記状態のまま固定盤4に固定するも
のであって、固定盤4の下面にボルト22で固定されて
いる。固定ピン21はエアシリンダ20のピストンロッ
ド20aに取り付けられている。固定ピン21の先端を
図のように僅かにテーパ状に形成しておくと、固定孔1
bへの挿入が円滑になる。
【0018】次に、上記の構成とされた竪型射出成形機
のロータリテーブル装置の作用を説明する。図1は、型
締装置9で可動盤7を上昇させた型開き状態を示してい
る。この状態からロータリテーブル1を回転させて図で
左の下金型2を上金型6の真下に移動させるには、ま
ず、エアシリンダ20を縮小させて固定ピン21をロー
タリテーブル1の固定孔1bから下に引き抜き、次いで
サーボモータ15を作動させてロータリテーブル1を1
80度回転させる。
【0019】この際、サーボモータ15は、低速度で作
動を開始して徐々に速度を上げ、終期になると徐々に減
速して予め定められた回転量に達したところで停止す
る。したがって、回転の開始時と停止時に生じやすい衝
撃を緩和して、所定の位置に正確かつ迅速にロータリテ
ーブル1を回転させることができる。
【0020】ロータリテーブル1の停止後、直ちにエア
シリンダ20を伸長させて固定ピン21を、ロータリテ
ーブル1の回転で固定ピン21の位置についた固定孔1
bに挿入し、ロータリテーブル1を固定盤4に固定す
る。この場合、ロータリテーブル1は前記のように所定
位置に正確に停止しているので、従来のような位置決め
が不要であり、固定孔1bへの固定ピン21の挿入時に
ロータリテーブル1が強制的に微小量回転させられるこ
とはない。
【0021】したがって、固定ピン21やブッシュ11
が短期間で摩擦したり損傷したりすることがなく、長期
間にわたって使用することができるので経済的である。
また、これまでの感覚では消耗部品である固定ピン21
やブッシュ11の信頼性が高いので、保守点検を頻繁に
行う必要がなく、扱い易い利点がある。更に、固定ピン
21がロータリテーブル1を固定しているので、サーボ
モータ15への通電を継続してピニオン17の自由回転
を止めておく必要がなく、サーボモータ15の電源を切
って消費エネルギーを少なくすることができる。
【0022】ロータリテーブル1の固定後、型締装置9
で可動盤7を下降させて金型2、6を型締めし、それら
の成形キャビティに溶融樹脂を射出して成形を行うこと
はこれまで変わるところがない。
【0023】図の歯車1aは、ロータリテーブル1に直
接刻設されているが、別個の部品としてロータリテーブ
ル1に付設してもよい。固定用作動手段としては、エア
シリンダの他に、油圧シリンダや電磁石、油圧モータ或
いは電気モータを用いることができ、場合によってはス
プリングを用いることができる。固定用作動手段をモー
タとした場合は、回転運動を直線運動に変える、例えば
ラックピニオン等の手段を利用する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、下金型を備えたロータリテーブルが、型締装置に
よって上下動させられる上金型の下方に、中心軸を中心
に回転自在に設けられた竪型射出成形機において、ロー
タリテーブルの歯車に噛み合わされたピニオンを介して
ロータリテーブルを回転させるサーボモータと、ロータ
リテーブルに設けられた固定孔に固定ピンを挿入してロ
ータリテーブルを固定する固定用作動手段とを具備した
構成とされているので、固定ピン等の構成部品が短期間
で摩耗したり損傷したりすることがなく、長期間にわた
って使用することができる。また、頻繁な保守点検が不
要であり、総じて扱い易く、かつ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す一部を破断した正
面図である。
【図2】 ロータリテーブルとサーボモータの関係を示
す断面図である。
【図3】 固定孔と固定ピン等の関係を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ロータリテーブル 1a…歯車 1b…固定孔 2…下金型 3…中心軸(タイバ) 6…上金型 9…型締装置 15…サーボモータ 16…減速機 17…ピニオン 20…エアシリンダ(固定用作動手段) 21…固定ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下金型を備えたロータリテーブルが、型
    締装置によって上下動させられる上金型の下方に、中心
    軸を中心に回転自在に設けられた竪型射出成形機におい
    て、 ロータリテーブルの歯車に噛み合わされたピニオンを介
    してロータリテーブルを回転させるサーボモータと、ロ
    ータリテーブルに設けられた固定孔に固定ピンを挿入し
    てロータリテーブルを固定する固定用作動手段とを具備
    したことを特徴とする竪型射出成形機のロータリテーブ
    ル装置。
  2. 【請求項2】 ピニオンは、サーボモータの回転を減速
    させる減速機に設けられたことを特徴とする請求項1記
    載の竪型射出成形機のロータリテーブル装置。
  3. 【請求項3】 固定用作動手段はエアシリンダとされた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の竪型射出成形機
    のロータリテーブル装置。
  4. 【請求項4】 固定用作動手段は油圧シリンダとされた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の竪型射出成形機
    のロータリテーブル装置。
  5. 【請求項5】 固定用作動手段は電磁石とされたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の竪型射出成形機のロー
    タリテーブル装置。
  6. 【請求項6】 固定用作動手段はモータとされたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の竪型射出成形機のロー
    タリテーブル装置。
JP9157176A 1997-06-13 1997-06-13 竪型射出成形機のロータリテーブル装置 Pending JPH11931A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103950143A (zh) * 2014-04-23 2014-07-30 广州导新模具注塑有限公司 多工位注塑成型模具
JP2017071090A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 東洋機械金属株式会社 縦型射出成形機
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JPH0691688A (ja) * 1992-09-17 1994-04-05 Meiki Co Ltd 竪型ロータリ式射出成形機
JPH08281696A (ja) * 1995-04-14 1996-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ロータリー式射出成形機

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011002