JPH1192778A - 潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油組成物Info
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- JPH1192778A JPH1192778A JP25327797A JP25327797A JPH1192778A JP H1192778 A JPH1192778 A JP H1192778A JP 25327797 A JP25327797 A JP 25327797A JP 25327797 A JP25327797 A JP 25327797A JP H1192778 A JPH1192778 A JP H1192778A
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- molybdenum
- antioxidant
- oil composition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、耐摩耗性、潤滑性に優れる
だけでなく、長期間使用してもそれらの性能が低下しな
い、省燃費油に好適な潤滑油組成物を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明の潤滑油組成物は、基油に、
(A)成分として、特定のモリブデンアミン化合物;
(B)成分として、酸化防止剤;及び(C)成分とし
て、硫黄原子を含有し、且つ、金属原子を含有しない化
合物;を含有してなることを特徴とする。
だけでなく、長期間使用してもそれらの性能が低下しな
い、省燃費油に好適な潤滑油組成物を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明の潤滑油組成物は、基油に、
(A)成分として、特定のモリブデンアミン化合物;
(B)成分として、酸化防止剤;及び(C)成分とし
て、硫黄原子を含有し、且つ、金属原子を含有しない化
合物;を含有してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潤滑油組成物に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車を取り巻く状況は、燃費規
制、排ガス規制等厳しくなる一方である。この背景には
地球温暖化、大気汚染、酸性雨等の環境問題と、有限で
ある石油エネルギーの枯渇に対する懸念からの資源保護
がある。これらの対策としては、現在のところ燃費の向
上が最も有効である。自動車の省燃費化を進める上で、
自動車本体の軽量化、エンジンの改良等、自動車自体の
改良と共にエンジンでの摩擦ロスを防ぐ為のエンジン油
の低粘度化、良好な摩擦調整剤の添加等、エンジン油の
改善も重要な要素となっている。エンジン油はピストン
・ライナ間での潤滑剤として作用するが、この部分では
流体潤滑が多い為、エンジン油を低粘度化することによ
り摩擦ロスを低減することができる。この為、近年では
エンジン油の低粘度化が進んでいるが、低粘度化に伴う
シール性の悪化、摩耗量の増大という問題が新たに発生
している。又、エンジン油は動弁系、ベアリング等の潤
滑においても重要な役割を果たしているが、この部分で
は混合潤滑、境界潤滑が多い為、エンジン油の低粘度化
は摩耗の増大を引き起こす原因になっている。そこで、
エンジン油の低粘度化に伴う摩擦損失の低減、摩耗防止
の目的で摩擦調整剤、極圧剤等が添加されている。
制、排ガス規制等厳しくなる一方である。この背景には
地球温暖化、大気汚染、酸性雨等の環境問題と、有限で
ある石油エネルギーの枯渇に対する懸念からの資源保護
がある。これらの対策としては、現在のところ燃費の向
上が最も有効である。自動車の省燃費化を進める上で、
自動車本体の軽量化、エンジンの改良等、自動車自体の
改良と共にエンジンでの摩擦ロスを防ぐ為のエンジン油
の低粘度化、良好な摩擦調整剤の添加等、エンジン油の
改善も重要な要素となっている。エンジン油はピストン
・ライナ間での潤滑剤として作用するが、この部分では
流体潤滑が多い為、エンジン油を低粘度化することによ
り摩擦ロスを低減することができる。この為、近年では
エンジン油の低粘度化が進んでいるが、低粘度化に伴う
シール性の悪化、摩耗量の増大という問題が新たに発生
している。又、エンジン油は動弁系、ベアリング等の潤
滑においても重要な役割を果たしているが、この部分で
は混合潤滑、境界潤滑が多い為、エンジン油の低粘度化
は摩耗の増大を引き起こす原因になっている。そこで、
エンジン油の低粘度化に伴う摩擦損失の低減、摩耗防止
の目的で摩擦調整剤、極圧剤等が添加されている。
【0003】有機モリブデン化合物は優れた摩擦低減作
用を有しているため、種々の潤滑油に添加されている
が、特にエンジン油においては省燃費化に効果的であ
り、省燃費油には必須の添加剤となってきている。省燃
費油は、新油段階で優れた省燃費性能を発揮しても、そ
の性能が長期間維持できなければ優れた省燃費油とはい
えない。従って、長期間の使用によっても摩擦低減作用
を維持し続けることができるか、ということが現在の省
燃費油に求められる重要なテーマである。
用を有しているため、種々の潤滑油に添加されている
が、特にエンジン油においては省燃費化に効果的であ
り、省燃費油には必須の添加剤となってきている。省燃
費油は、新油段階で優れた省燃費性能を発揮しても、そ
の性能が長期間維持できなければ優れた省燃費油とはい
えない。従って、長期間の使用によっても摩擦低減作用
を維持し続けることができるか、ということが現在の省
燃費油に求められる重要なテーマである。
【0004】上記のような摩擦低減効果を発揮する有機
モリブデン化合物としては、硫化オキシモリブデンジチ
オカーバメートや硫化オキシモリブデンジチオホスフェ
ートが代表的であるが、その他にも幾つか提案されてい
る。例えば、特公平5−62639号公報には、6価の
モリブデン化合物とアミンを反応させた油溶性モリブデ
ン化合物と、硫黄を含有する化合物を含有する潤滑油組
成物が開示されている。上記に開示されたモリブデンア
ミン化合物は、硫化オキシモリブデンジチオカーバメー
トや硫化オキシモリブデンジチオホスフェートと並ぶ有
機モリブデン系の摩擦調整剤である。
モリブデン化合物としては、硫化オキシモリブデンジチ
オカーバメートや硫化オキシモリブデンジチオホスフェ
ートが代表的であるが、その他にも幾つか提案されてい
る。例えば、特公平5−62639号公報には、6価の
モリブデン化合物とアミンを反応させた油溶性モリブデ
ン化合物と、硫黄を含有する化合物を含有する潤滑油組
成物が開示されている。上記に開示されたモリブデンア
ミン化合物は、硫化オキシモリブデンジチオカーバメー
トや硫化オキシモリブデンジチオホスフェートと並ぶ有
機モリブデン系の摩擦調整剤である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の先行技
術に代表されるモリブデンアミン化合物を含む潤滑油
は、長期間の使用によっても摩擦低減作用を維持し続け
るという省燃費油としては配合の検討が不十分であっ
た。特に、モリブデン系潤滑油添加剤は酸化劣化を受け
やすく、その点を改善し、モリブデンアミン化合物を含
む潤滑油についても、優れた省燃費油を開発する必要が
あった。従って、本発明の目的は、耐摩耗性、潤滑性に
優れるだけでなく、長期間使用してもそれらの性能が低
下しない、省燃費油に好適な潤滑油組成物を提供するこ
とにある。
術に代表されるモリブデンアミン化合物を含む潤滑油
は、長期間の使用によっても摩擦低減作用を維持し続け
るという省燃費油としては配合の検討が不十分であっ
た。特に、モリブデン系潤滑油添加剤は酸化劣化を受け
やすく、その点を改善し、モリブデンアミン化合物を含
む潤滑油についても、優れた省燃費油を開発する必要が
あった。従って、本発明の目的は、耐摩耗性、潤滑性に
優れるだけでなく、長期間使用してもそれらの性能が低
下しない、省燃費油に好適な潤滑油組成物を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基油
に、 (A)成分として、6価のモリブデン化合物を、下記一
般式(1)
に、 (A)成分として、6価のモリブデン化合物を、下記一
般式(1)
【化5】 (式中、R1及びR2は水素原子及び/又は炭化水素基を
表わすが、同時に水素原子であることはない。)で表さ
れる1級又は2級アミンと反応させて得られるモリブデ
ンアミン化合物; (B)成分として、酸化防止剤;及び (C)成分として、硫黄原子を含有し、且つ、金属原子
を含有しない化合物;を含有する潤滑油組成物である。
表わすが、同時に水素原子であることはない。)で表さ
れる1級又は2級アミンと反応させて得られるモリブデ
ンアミン化合物; (B)成分として、酸化防止剤;及び (C)成分として、硫黄原子を含有し、且つ、金属原子
を含有しない化合物;を含有する潤滑油組成物である。
【0007】又、本発明は更に、(D)成分として、下
記の一般式(2)
記の一般式(2)
【化6】 (式中、R3及びR4は炭化水素基を表わし、aは0〜1
/3の数を表わす。)で表わされるジンクジチオホスフ
ェート、又は下記の一般式(3)
/3の数を表わす。)で表わされるジンクジチオホスフ
ェート、又は下記の一般式(3)
【化7】 (式中、R5及びR6は炭化水素基を表わす。)で表わさ
れるジンクジチオカーバメートを含有する潤滑油組成物
である。
れるジンクジチオカーバメートを含有する潤滑油組成物
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の潤滑油組成物に使用され
る(A)成分は、6価のモリブデン化合物を、一般式
(1)で表される1級又は2級アミンと反応させて得ら
れるモリブデンアミン化合物である。6価のモリブデン
化合物としては例えば、三酸化モリブデン又はその水和
物(MoO3・nH2O)、モリブデン酸(H2Mo
O4)、モリブデン酸アルカリ金属塩(M2MoO4)、
モリブデン酸アンモニウム{(NH4)2MoO4又は
(NH4)6[Mo7O24]・4H2O}、MoOCl4、
MoO2Cl2、MoO2Br2、Mo2O3Cl6等が挙げ
られるが、入手しやすい三酸化モリブデン又はその水和
物、モリブデン酸、モリブデン酸アルカリ金属塩、モリ
ブデン酸アンモニウム等が好ましい。
る(A)成分は、6価のモリブデン化合物を、一般式
(1)で表される1級又は2級アミンと反応させて得ら
れるモリブデンアミン化合物である。6価のモリブデン
化合物としては例えば、三酸化モリブデン又はその水和
物(MoO3・nH2O)、モリブデン酸(H2Mo
O4)、モリブデン酸アルカリ金属塩(M2MoO4)、
モリブデン酸アンモニウム{(NH4)2MoO4又は
(NH4)6[Mo7O24]・4H2O}、MoOCl4、
MoO2Cl2、MoO2Br2、Mo2O3Cl6等が挙げ
られるが、入手しやすい三酸化モリブデン又はその水和
物、モリブデン酸、モリブデン酸アルカリ金属塩、モリ
ブデン酸アンモニウム等が好ましい。
【0009】又、一般式(1)において、R1及びR2は
炭化水素基であり、例えば、アルキル基、アルケニル
基、アルキルアリール基、シクロアルキル基、シクロア
ルケニル基等である。アルキル基としては例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、2級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソ
ペンチル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペ
ンチル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプ
チル、オクチル、2−エチルヘキシル、2級オクチル、
ノニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシ
ル、2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデ
シル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシ
ル、2級テトラデシル、ヘシサデシル、2級ヘキサデシ
ル、ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、
トリアコンチル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシ
ル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−
オクチルデシル、2−ヘキシルドデシル、2−オクチル
ドデシル、2−デシルテトラデシル、2−ドデシルヘキ
サデシル、2−ヘキサデシルオクタデシル、2−テトラ
デシルオクタデシル、モノメチル分枝−イソステアリル
等が挙げられる。
炭化水素基であり、例えば、アルキル基、アルケニル
基、アルキルアリール基、シクロアルキル基、シクロア
ルケニル基等である。アルキル基としては例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、2級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソ
ペンチル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペ
ンチル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプ
チル、オクチル、2−エチルヘキシル、2級オクチル、
ノニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシ
ル、2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデ
シル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシ
ル、2級テトラデシル、ヘシサデシル、2級ヘキサデシ
ル、ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、
トリアコンチル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシ
ル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−
オクチルデシル、2−ヘキシルドデシル、2−オクチル
ドデシル、2−デシルテトラデシル、2−ドデシルヘキ
サデシル、2−ヘキサデシルオクタデシル、2−テトラ
デシルオクタデシル、モノメチル分枝−イソステアリル
等が挙げられる。
【0010】アルケニル基としては例えば、ビニル、ア
リル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブ
テニル、ペンテニル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘ
プテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセ
ニル、ドデセニル、テトラデセニル、オレイル等が挙げ
られる。
リル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブ
テニル、ペンテニル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘ
プテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセ
ニル、ドデセニル、テトラデセニル、オレイル等が挙げ
られる。
【0011】アルキルアリール基としては例えば、フェ
ニル、トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベン
ジル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒド
リル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、
ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニ
ル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェ
ニル、デシルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシル
フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられ
る。
ニル、トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベン
ジル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒド
リル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、
ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニ
ル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェ
ニル、デシルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシル
フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられ
る。
【0012】シクロアルキル基、シクロアルケニル基と
しては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキ
シル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シク
ロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテ
ニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニ
ル基等が挙げられる。
しては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキ
シル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シク
ロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテ
ニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニ
ル基等が挙げられる。
【0013】又、R1及びR2は同時に水素原子であるこ
とはなく、R1及びR2は共に炭化水素基であることが好
ましく、アルキル基、アルケニル基又はアリール基であ
ることがより好ましく、炭素数8〜18のアルキル基、
アルケニル基又はアリール基であることが更に好まし
い。
とはなく、R1及びR2は共に炭化水素基であることが好
ましく、アルキル基、アルケニル基又はアリール基であ
ることがより好ましく、炭素数8〜18のアルキル基、
アルケニル基又はアリール基であることが更に好まし
い。
【0014】上記のモリブデンアミン化合物は、三酸化
モリブデン、モリブデン酸(H2MoO4)、モリブデン
酸塩等の6価のモリブデン化合物と、1級又は2級のア
ミンの塩であって、例えば特開昭61−285293号
に記載されたように、6価のモリブデン化合物と、1級
又は2級のアミンを室温から100℃の間で反応させる
ことにより得ることができる。
モリブデン、モリブデン酸(H2MoO4)、モリブデン
酸塩等の6価のモリブデン化合物と、1級又は2級のア
ミンの塩であって、例えば特開昭61−285293号
に記載されたように、6価のモリブデン化合物と、1級
又は2級のアミンを室温から100℃の間で反応させる
ことにより得ることができる。
【0015】本発明の潤滑油組成物に使用される(A)
成分の配合量は特に限定されない。但し、実用的な摩擦
低減効果を発揮させるためにはある程度の量を配合した
ほうが好ましく、一方あまり大量に配合するとスラッジ
発生の原因になる場合もあるため、(A)成分の配合量
は基油に対して0.01〜10重量%が好ましく、0.0
5〜5重量%がより好ましく、0.1〜3重量%が更に
好ましい。
成分の配合量は特に限定されない。但し、実用的な摩擦
低減効果を発揮させるためにはある程度の量を配合した
ほうが好ましく、一方あまり大量に配合するとスラッジ
発生の原因になる場合もあるため、(A)成分の配合量
は基油に対して0.01〜10重量%が好ましく、0.0
5〜5重量%がより好ましく、0.1〜3重量%が更に
好ましい。
【0016】本発明の潤滑油組成物に使用される(B)
成分は酸化防止剤である。酸化防止剤としては、フェノ
ール系、アミン系等のラジカル捕捉型酸化防止剤、硫黄
系、リン系、金属系等の過酸化物分解型酸化防止剤等が
挙げられる。本発明の潤滑油組成物に(D)成分を加え
る場合はジンクジチオホスフェートが過酸化物分解型の
酸化防止剤としても作用するため、(B)成分としては
フェノール系、アミン系等のラジカル捕捉型酸化防止剤
が好ましい。
成分は酸化防止剤である。酸化防止剤としては、フェノ
ール系、アミン系等のラジカル捕捉型酸化防止剤、硫黄
系、リン系、金属系等の過酸化物分解型酸化防止剤等が
挙げられる。本発明の潤滑油組成物に(D)成分を加え
る場合はジンクジチオホスフェートが過酸化物分解型の
酸化防止剤としても作用するため、(B)成分としては
フェノール系、アミン系等のラジカル捕捉型酸化防止剤
が好ましい。
【0017】フェノール系酸化防止剤は、通常ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤と称されているものであり、
一般式(4)で表わされる置換基を1分子中に1つ以上
有している化合物が好ましい。
ドフェノール系酸化防止剤と称されているものであり、
一般式(4)で表わされる置換基を1分子中に1つ以上
有している化合物が好ましい。
【化8】
【0018】一般式(4)において、R7は炭化水素基
であり、mはR7の置換数を表わし、1〜4である。m
個あるR7は各々独立で、同一でも異なってもよい。
又、R7のうち1つ以上はターシャリブチル基であるの
が好ましく、R7の置換位は、水酸基に対して2位又は
6位が好ましい。一般式(4)中の結合末端の位置は、
水酸基に対して2位又は4位が好ましい。
であり、mはR7の置換数を表わし、1〜4である。m
個あるR7は各々独立で、同一でも異なってもよい。
又、R7のうち1つ以上はターシャリブチル基であるの
が好ましく、R7の置換位は、水酸基に対して2位又は
6位が好ましい。一般式(4)中の結合末端の位置は、
水酸基に対して2位又は4位が好ましい。
【0019】一般式(4)で表わされる置換基を有する
フェノール系酸化防止剤としては、具体的には例えば、
2,6−ジ−tert.-ブチルフェノール、2,6−ジ−te
rt.-ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert.-ブチ
ル−4−エチルフェノール、2,4−ジメチル−6−te
rt.-ブチルフェノール、4,4’−メチレンビス(2,
6−ジ−tert.-ブチルフェノール)、4,4’−ビス
(2,6−ジ−tert.-ブチルフェノール)、2,2’−
メチレンビス(4−メチル―6−tert.-ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−エチル―6−ter
t.-ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス
(3−メチル−6−tert.-ブチルフェノール)、2,4
−ジ−tert.-ブチル−フェニル−3,5−ジ−tert.-ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾエート、2,2’−メチレ
ンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert.-ブチルフェニル)ブタン、テトラキス
[メチレン−3−(3,5−ジ−tert.-ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、1,1’
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−tert.-ブチル
−5’−メチルベンジル)4−メチルフェノール、ビス
[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−tert.-ブチ
ル−フェノール)ブタン酸]グリコールエーテル、ビス
[2−(2−ヒドロキシ−5−メチル−3−tert.-ブチ
ルベンジル)−4−メチル−6−tert.-ブチルフェニ
ル]フタレート、2,2−ジヒドロキシ−3,3’−ジ
(α―メチル−シクロヘキシル)−5,5’−ジメチル
ジフェニルメタン、3−tert.-ブチル−4−ヒドロキシ
アニソール、2−tert.-ブチル−4−ヒドロキシアニソ
ール、2,5−ジ−tert.-ブチルハイドロキノン、2,
5−ジ−tert.-ペンチルハイドロキノン、ビスフェノー
ルA、アルキル化ビスフェノールA、ポリアルキル化ビ
スフェノールA等の他、
フェノール系酸化防止剤としては、具体的には例えば、
2,6−ジ−tert.-ブチルフェノール、2,6−ジ−te
rt.-ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert.-ブチ
ル−4−エチルフェノール、2,4−ジメチル−6−te
rt.-ブチルフェノール、4,4’−メチレンビス(2,
6−ジ−tert.-ブチルフェノール)、4,4’−ビス
(2,6−ジ−tert.-ブチルフェノール)、2,2’−
メチレンビス(4−メチル―6−tert.-ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−エチル―6−ter
t.-ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス
(3−メチル−6−tert.-ブチルフェノール)、2,4
−ジ−tert.-ブチル−フェニル−3,5−ジ−tert.-ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾエート、2,2’−メチレ
ンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert.-ブチルフェニル)ブタン、テトラキス
[メチレン−3−(3,5−ジ−tert.-ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、1,1’
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−tert.-ブチル
−5’−メチルベンジル)4−メチルフェノール、ビス
[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−tert.-ブチ
ル−フェノール)ブタン酸]グリコールエーテル、ビス
[2−(2−ヒドロキシ−5−メチル−3−tert.-ブチ
ルベンジル)−4−メチル−6−tert.-ブチルフェニ
ル]フタレート、2,2−ジヒドロキシ−3,3’−ジ
(α―メチル−シクロヘキシル)−5,5’−ジメチル
ジフェニルメタン、3−tert.-ブチル−4−ヒドロキシ
アニソール、2−tert.-ブチル−4−ヒドロキシアニソ
ール、2,5−ジ−tert.-ブチルハイドロキノン、2,
5−ジ−tert.-ペンチルハイドロキノン、ビスフェノー
ルA、アルキル化ビスフェノールA、ポリアルキル化ビ
スフェノールA等の他、
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】 (式中、Meはメチル基を表わし、t−Buはターシャ
リブチル基を表わし、Rは1価の炭化水素基を表わし、
R’は2価の炭化水素基を表わす。)等が挙げられる。
リブチル基を表わし、Rは1価の炭化水素基を表わし、
R’は2価の炭化水素基を表わす。)等が挙げられる。
【0020】その他、硫黄原子や窒素原子、リン原子を
含むフェノール系酸化防止剤としては例えば、4,4’
−チオビス(3−メチル−6−tert.-ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−tert.-ブ
チルフェノール)、2,6−ジ−tert.-ブチル−α―ジ
メチルアミノ−p−クレゾール、トリス[(3,5−ジ
−tert.-ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル−オキシエチル]イソシアヌレート、トリス(3,5
−ジ−tert.-ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシ
アヌレート、1,3,5−トリス(3’,5’−ジ−te
rt.-ブチル−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイル)イソ
シアヌレート、ビス[2−メチル−4−(3−n−アル
キルチオプロピオニルオキシ)−5−tert.-ブチルフェ
ニル]スルフィド、1,3,5−トリス(4−ジ−tert.
-ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジ
ル)イソシアヌレート、テトラフタロイル−ジ(2,6
−ジメチル−4−tert.-ブチル−3−ヒドロキシベンジ
ルスルフィド)、6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
tert.-ブチルアニリノ)−2,4−ビス(オクチルチ
オ)−1,3,5−トリアジン、2,2−チオ−[ジエ
チル−ビス−3−(3,5−ジ−tert.-ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)]プロピオネート、N,N’−ヘキ
サメチレンビス(3,5−ジ−tert.-ブチル−4−ヒド
ロキシ−ヒドロシナミド)、3,5−ジ−tert.-ブチル
−4−ヒドロキシ−ベンジル−リン酸ジエステル、ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert.-ブチルベン
ジル)サルファイド等が挙げられる。
含むフェノール系酸化防止剤としては例えば、4,4’
−チオビス(3−メチル−6−tert.-ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−tert.-ブ
チルフェノール)、2,6−ジ−tert.-ブチル−α―ジ
メチルアミノ−p−クレゾール、トリス[(3,5−ジ
−tert.-ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル−オキシエチル]イソシアヌレート、トリス(3,5
−ジ−tert.-ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシ
アヌレート、1,3,5−トリス(3’,5’−ジ−te
rt.-ブチル−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイル)イソ
シアヌレート、ビス[2−メチル−4−(3−n−アル
キルチオプロピオニルオキシ)−5−tert.-ブチルフェ
ニル]スルフィド、1,3,5−トリス(4−ジ−tert.
-ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジ
ル)イソシアヌレート、テトラフタロイル−ジ(2,6
−ジメチル−4−tert.-ブチル−3−ヒドロキシベンジ
ルスルフィド)、6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
tert.-ブチルアニリノ)−2,4−ビス(オクチルチ
オ)−1,3,5−トリアジン、2,2−チオ−[ジエ
チル−ビス−3−(3,5−ジ−tert.-ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)]プロピオネート、N,N’−ヘキ
サメチレンビス(3,5−ジ−tert.-ブチル−4−ヒド
ロキシ−ヒドロシナミド)、3,5−ジ−tert.-ブチル
−4−ヒドロキシ−ベンジル−リン酸ジエステル、ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert.-ブチルベン
ジル)サルファイド等が挙げられる。
【0021】又、アミン系酸化防止剤としては例えば、
フェニルアミン、アルキル置換フェニルアミン、ナフチ
ルアミン、アルキル置換ナフチルアミン、フェノチアジ
ン、アルキル置換フェノチアジン、N−アルキル置換フ
ェノチアジン、フェノセレナジン、アルキル置換フェノ
セレナジン、N−アルキル置換フェノセレナジン、カル
バゾール、アルキル置換カルバゾール、N−アルキル置
換カルバゾール、ピリジン、アルキル置換ピリジン、N
−アルキル置換ピリジン、キノリン、アルキル置換キノ
リン、N−アルキル置換キノリン、ベンジジン、アルキ
ル置換ベンジジン、N−アルキル置換ベンジジン、アク
リジン、アルキル置換アクリジン、N−アルキル置換ア
クリジン、これらの誘導体等の芳香族アミンが好まし
い。アミン系酸化防止剤としては具体的には例えば、1
−ナフチルアミン、フェニル−1−ナフチルアミン、p
−オクチルフェニル−1−ナフチルアミン、p−ノニル
フェニル−1−ナフチルアミン、p−ドデシルフェニル
−1−ナフチルアミン、フェニル−2−ナフチルアミ
ン、アルドール−α―ナフチルアミン等のナフチルアミ
ン誘導体;N,N’−ジイソプロピル−p−フェニレン
ジアミン、N,N’−ジイソブチル−p−フェニレンジ
アミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジ−β―ナフチル−p−フェニレンジア
ミン、N,N’−ビス(1−メチル−ヘプチル)−p−
フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3
−メチル−ペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,
N’−ジメチル−N,N’−ジ(1−メチル−プロピ
ル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1,
4−ジメチル−ペンチル)−p−フェニレンジアミン、
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N’
−フェニル−p−フェニレンジアミン、ジオクチル−p
−フェニレンジアミン、フェニルヘキシル−p−フェニ
レンジアミン、フェニルオクチル−p−フェニレンジア
ミン、4,4’−テトラメチルジアミノジフェニルメタ
ン等のフェニレンジアミン誘導体;ジピリジルアミン、
ジフェニルアミン、p,p’−ジ−n−ブチルジフェニ
ルアミン、p,p’−ジ−tert.―ブチルジフェニルア
ミン、p,p’−ジ−tert.―ペンチルジフェニルアミ
ン、p,p’−ジイソボニルジフェニルアミン、p,
p’−ジオクチルジフェニルアミン、p,p’−ジノニ
ルジフェニルアミン、p,p’−ジデシルジフェニルア
ミン、p,p’−ジドデシルジフェニルアミン、p,
p’−ジスチリルジフェニルアミン、p,p’−ジメト
キシジフェニルアミン、4,4’−ビス(4−α,α―
ジメチルベンゾイル)ジフェニルアミン、p−イソプロ
ポキシジフェニルアミン等のジフェニルアミン誘導体の
他、メチルベンジルフェニル尿素、4,4’−メチレン
ビス(N,N’−ジメチルアニリン)、1,4−ジアミ
ノ(2−ブチル)ベンゼン、N−n−ブチル−p−アミ
ノフェノール、p−メンチル−3−o−アミノベンゾエ
ート、フェノチアジン等が挙げられる。
フェニルアミン、アルキル置換フェニルアミン、ナフチ
ルアミン、アルキル置換ナフチルアミン、フェノチアジ
ン、アルキル置換フェノチアジン、N−アルキル置換フ
ェノチアジン、フェノセレナジン、アルキル置換フェノ
セレナジン、N−アルキル置換フェノセレナジン、カル
バゾール、アルキル置換カルバゾール、N−アルキル置
換カルバゾール、ピリジン、アルキル置換ピリジン、N
−アルキル置換ピリジン、キノリン、アルキル置換キノ
リン、N−アルキル置換キノリン、ベンジジン、アルキ
ル置換ベンジジン、N−アルキル置換ベンジジン、アク
リジン、アルキル置換アクリジン、N−アルキル置換ア
クリジン、これらの誘導体等の芳香族アミンが好まし
い。アミン系酸化防止剤としては具体的には例えば、1
−ナフチルアミン、フェニル−1−ナフチルアミン、p
−オクチルフェニル−1−ナフチルアミン、p−ノニル
フェニル−1−ナフチルアミン、p−ドデシルフェニル
−1−ナフチルアミン、フェニル−2−ナフチルアミ
ン、アルドール−α―ナフチルアミン等のナフチルアミ
ン誘導体;N,N’−ジイソプロピル−p−フェニレン
ジアミン、N,N’−ジイソブチル−p−フェニレンジ
アミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジ−β―ナフチル−p−フェニレンジア
ミン、N,N’−ビス(1−メチル−ヘプチル)−p−
フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3
−メチル−ペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,
N’−ジメチル−N,N’−ジ(1−メチル−プロピ
ル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1,
4−ジメチル−ペンチル)−p−フェニレンジアミン、
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N’
−フェニル−p−フェニレンジアミン、ジオクチル−p
−フェニレンジアミン、フェニルヘキシル−p−フェニ
レンジアミン、フェニルオクチル−p−フェニレンジア
ミン、4,4’−テトラメチルジアミノジフェニルメタ
ン等のフェニレンジアミン誘導体;ジピリジルアミン、
ジフェニルアミン、p,p’−ジ−n−ブチルジフェニ
ルアミン、p,p’−ジ−tert.―ブチルジフェニルア
ミン、p,p’−ジ−tert.―ペンチルジフェニルアミ
ン、p,p’−ジイソボニルジフェニルアミン、p,
p’−ジオクチルジフェニルアミン、p,p’−ジノニ
ルジフェニルアミン、p,p’−ジデシルジフェニルア
ミン、p,p’−ジドデシルジフェニルアミン、p,
p’−ジスチリルジフェニルアミン、p,p’−ジメト
キシジフェニルアミン、4,4’−ビス(4−α,α―
ジメチルベンゾイル)ジフェニルアミン、p−イソプロ
ポキシジフェニルアミン等のジフェニルアミン誘導体の
他、メチルベンジルフェニル尿素、4,4’−メチレン
ビス(N,N’−ジメチルアニリン)、1,4−ジアミ
ノ(2−ブチル)ベンゼン、N−n−ブチル−p−アミ
ノフェノール、p−メンチル−3−o−アミノベンゾエ
ート、フェノチアジン等が挙げられる。
【0022】硫黄系酸化防止剤としては例えば、ジラウ
リルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピ
オネート、ジステアリルチオジプロピオネート、ラウリ
ルステアリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオ
ジプロピオネート、ジステアリル−β,β’−チオジブ
チレート、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−メ
ルカプトメチルベンズイミダゾール、2−ベンズイミダ
ゾールジスルフィド、ジラウリルサルファイド、アミル
チオグリコレート等が挙げられる。
リルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピ
オネート、ジステアリルチオジプロピオネート、ラウリ
ルステアリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオ
ジプロピオネート、ジステアリル−β,β’−チオジブ
チレート、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−メ
ルカプトメチルベンズイミダゾール、2−ベンズイミダ
ゾールジスルフィド、ジラウリルサルファイド、アミル
チオグリコレート等が挙げられる。
【0023】リン系酸化防止剤としては例えば、トリフ
ェニルホスファイト、トリノニルフェニルホスファイ
ト、トリイソデシルホスファイト、ジフェニルイソデシ
ルホスファイト、フェニルジイソトリデシルホスファイ
ト、トリオクタデシルホスファイト、トリデシルホスフ
ァイト、ジフェニルノニルフェニルホスファイト、トリ
ラウリルトリチオホスファイト、トリス(シクロヘキシ
ルフェニル)ホスファイト、ビス(2−エチルヘキシ
ル)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトール
ジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジ
ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコール
ジホスファイト等が挙げられる。
ェニルホスファイト、トリノニルフェニルホスファイ
ト、トリイソデシルホスファイト、ジフェニルイソデシ
ルホスファイト、フェニルジイソトリデシルホスファイ
ト、トリオクタデシルホスファイト、トリデシルホスフ
ァイト、ジフェニルノニルフェニルホスファイト、トリ
ラウリルトリチオホスファイト、トリス(シクロヘキシ
ルフェニル)ホスファイト、ビス(2−エチルヘキシ
ル)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトール
ジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジ
ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコール
ジホスファイト等が挙げられる。
【0024】金属塩系としては例えば、ジンクジチオカ
ーバメート、ニッケルジチオカーバメート、ジンク−2
−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げられる。
ーバメート、ニッケルジチオカーバメート、ジンク−2
−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げられる。
【0025】尚、本発明の潤滑油組成物に使用される
(B)成分である酸化防止剤には、一般式(2)で表わ
されるジンクジチオホスフェート及び一般式(3)で表
わされるジンクジチオカーバメートは含まないものとす
る。
(B)成分である酸化防止剤には、一般式(2)で表わ
されるジンクジチオホスフェート及び一般式(3)で表
わされるジンクジチオカーバメートは含まないものとす
る。
【0026】本発明の潤滑油組成物に使用される(B)
成分の配合量は特に限定されない。但し、基油や他の添
加剤の酸化劣化を防止して摩擦低減効果を長期間持続さ
せるためには、(B)成分の配合量は基油に対して0.
01〜10重量%が好ましく、0.05〜5重量%がよ
り好ましく、0.1〜3重量%が更に好ましい。
成分の配合量は特に限定されない。但し、基油や他の添
加剤の酸化劣化を防止して摩擦低減効果を長期間持続さ
せるためには、(B)成分の配合量は基油に対して0.
01〜10重量%が好ましく、0.05〜5重量%がよ
り好ましく、0.1〜3重量%が更に好ましい。
【0027】本発明の潤滑油組成物の(C)成分は、硫
黄原子を含有し、且つ、金属原子を含有しない化合物で
ある。このような化合物としては例えば、単体硫黄、硫
化オレフィン、硫化パラフィン、硫化ポリオレフィン、
硫化ラード、硫化魚油、硫化鯨油、硫化大豆油、硫化ピ
ネン油等の硫化油、硫化アルキルフェノール、ジチオカ
ルバミン酸エステル、ジアルキルポリスルフィド、ジベ
ンジルジスルフィド、ジフェニルジスルフィド、ポリフ
ェニレンスルフィド、ジ―ターシャリブチルジスルフィ
ド、ポリオレフィンポリスルフィド、硫化フェノール、
アルキルメルカプタン、アルキルスルホン酸等の他、下
記の一般式(5)
黄原子を含有し、且つ、金属原子を含有しない化合物で
ある。このような化合物としては例えば、単体硫黄、硫
化オレフィン、硫化パラフィン、硫化ポリオレフィン、
硫化ラード、硫化魚油、硫化鯨油、硫化大豆油、硫化ピ
ネン油等の硫化油、硫化アルキルフェノール、ジチオカ
ルバミン酸エステル、ジアルキルポリスルフィド、ジベ
ンジルジスルフィド、ジフェニルジスルフィド、ポリフ
ェニレンスルフィド、ジ―ターシャリブチルジスルフィ
ド、ポリオレフィンポリスルフィド、硫化フェノール、
アルキルメルカプタン、アルキルスルホン酸等の他、下
記の一般式(5)
【化17】 [式中、Rは炭化水素基を表わし、Xは(S−)n又はC
H2を表わし、nは1以上の数を表わす。]で表わされ
るチウラムスルフィド類、下記の一般式(6)
H2を表わし、nは1以上の数を表わす。]で表わされ
るチウラムスルフィド類、下記の一般式(6)
【化18】 (式中、Rは炭化水素基又は硫黄原子を含む炭化水素基
を表わす。)で表わされる1,3,4−チアジアゾール
類、下記の一般式(7)
を表わす。)で表わされる1,3,4−チアジアゾール
類、下記の一般式(7)
【化19】 (式中、Rは炭化水素基を表わす。)で表わされる化合
物等が挙げられる。
物等が挙げられる。
【0028】これらの(C)成分の配合量は特に限定さ
れない。但し、実用的な摩擦低減効果を発揮させるため
にはある程度の量を配合した方が好ましく、一方あまり
大量に配合するとスラッジ発生の原因になる場合もある
ため、(C)成分の配合量は潤滑油基油に対して0.0
1〜10重量%が好ましく、0.05〜5重量%がより
好ましく、0.1〜3重量%が更に好ましい。
れない。但し、実用的な摩擦低減効果を発揮させるため
にはある程度の量を配合した方が好ましく、一方あまり
大量に配合するとスラッジ発生の原因になる場合もある
ため、(C)成分の配合量は潤滑油基油に対して0.0
1〜10重量%が好ましく、0.05〜5重量%がより
好ましく、0.1〜3重量%が更に好ましい。
【0029】必須の成分として以上の(A)、(B)及
び(C)成分を含有してなる本発明の潤滑油組成物に、
更に以下の(D)成分を加えた場合は、より耐摩耗性、
潤滑性、酸化安定性等に優れ、長期間使用してもそれら
の性能が低下しない潤滑油組成物が得られる。
び(C)成分を含有してなる本発明の潤滑油組成物に、
更に以下の(D)成分を加えた場合は、より耐摩耗性、
潤滑性、酸化安定性等に優れ、長期間使用してもそれら
の性能が低下しない潤滑油組成物が得られる。
【0030】本発明の潤滑油組成物に使用される(D)
成分は、一般式(2)で表わされるジンクジチオホスフ
ェート又は一般式(3)で表わされるジンクジチオカー
バメートである。一般式(2)において、R3及びR4は
炭化水素基である。又、前述のR1及びR2と同じく、ア
ルキル基、アルケニル基、アリール基等が好ましい。こ
れらの中でも、炭素数3〜14のアルキル基が好まし
い。又、(D)成分としてはR3及びR4の異なる2種以
上のジンクジチオホスフェートを併用してもよく、その
うち、60%以上が1級アルキル基を有するジンクジチ
オホスフェートであるのが好ましい。残る40%以下は
2級アルキル基、3級アルキル基やアリール基を有する
ジンクジチオホスフェートであってもよい。aは0〜1
/3であり、a=0の場合、中性ジンクジチオホスフェ
ートと呼ばれ、a=1/3の場合、塩基性ジンクジチオ
ホスフェートと呼ばれる。
成分は、一般式(2)で表わされるジンクジチオホスフ
ェート又は一般式(3)で表わされるジンクジチオカー
バメートである。一般式(2)において、R3及びR4は
炭化水素基である。又、前述のR1及びR2と同じく、ア
ルキル基、アルケニル基、アリール基等が好ましい。こ
れらの中でも、炭素数3〜14のアルキル基が好まし
い。又、(D)成分としてはR3及びR4の異なる2種以
上のジンクジチオホスフェートを併用してもよく、その
うち、60%以上が1級アルキル基を有するジンクジチ
オホスフェートであるのが好ましい。残る40%以下は
2級アルキル基、3級アルキル基やアリール基を有する
ジンクジチオホスフェートであってもよい。aは0〜1
/3であり、a=0の場合、中性ジンクジチオホスフェ
ートと呼ばれ、a=1/3の場合、塩基性ジンクジチオ
ホスフェートと呼ばれる。
【0031】上記のジンクジチオホスフェートは、例え
ば特公昭48−37251号に示す方法で製造すること
ができる。即ち、P2S5と所望のアルコールを反応させ
てアルキル置換ジチオリン酸を生成し、それを酸化亜鉛
で中性化あるいは塩基性化し、亜鉛塩を形成させること
により製造される。
ば特公昭48−37251号に示す方法で製造すること
ができる。即ち、P2S5と所望のアルコールを反応させ
てアルキル置換ジチオリン酸を生成し、それを酸化亜鉛
で中性化あるいは塩基性化し、亜鉛塩を形成させること
により製造される。
【0032】又、一般式(3)において、R5及びR6は
炭化水素基である。又、前述のR1及びR2と同じく、ア
ルキル基、アルケニル基、アリール基等が好ましい。こ
れらの中でも、炭素数3〜14のアルキル基が好まし
い。
炭化水素基である。又、前述のR1及びR2と同じく、ア
ルキル基、アルケニル基、アリール基等が好ましい。こ
れらの中でも、炭素数3〜14のアルキル基が好まし
い。
【0033】上記のジンクジチオカーバメートは、例え
ば特公平7―80833号公報記載の方法により製造す
ることができる。即ち、酸化亜鉛、アミン及び二硫化炭
素を加熱混合することにより製造される。
ば特公平7―80833号公報記載の方法により製造す
ることができる。即ち、酸化亜鉛、アミン及び二硫化炭
素を加熱混合することにより製造される。
【0034】(D)成分としては一般式(2)で表わさ
れるジンクジチオホスフェート及び一般式(3)で表わ
されるジンクジチオカーバメートを併用してもよい。
又、R3及びR4の異なる2種以上のジンクジチオホスフ
ェート又はR5及びR6の異なる2種以上のジンクジチオ
カーバメートを併用してもよい。
れるジンクジチオホスフェート及び一般式(3)で表わ
されるジンクジチオカーバメートを併用してもよい。
又、R3及びR4の異なる2種以上のジンクジチオホスフ
ェート又はR5及びR6の異なる2種以上のジンクジチオ
カーバメートを併用してもよい。
【0035】本発明の潤滑油組成物に使用される(D)
成分の配合量は特に限定されない。但し、実用的な摩擦
低減効果及び酸化防止効果を発揮させるためにはある程
度の量を配合した方が好ましく、一方あまり大量に配合
するとスラッジ発生の原因になる場合もあるため、
(D)成分の配合量は基油に対して0.01〜10重量
%が好ましく、0.05〜5重量%がより好ましく、0.
1〜3重量%が更に好ましい。
成分の配合量は特に限定されない。但し、実用的な摩擦
低減効果及び酸化防止効果を発揮させるためにはある程
度の量を配合した方が好ましく、一方あまり大量に配合
するとスラッジ発生の原因になる場合もあるため、
(D)成分の配合量は基油に対して0.01〜10重量
%が好ましく、0.05〜5重量%がより好ましく、0.
1〜3重量%が更に好ましい。
【0036】本発明に使用することができる潤滑油基油
は、鉱油、合成油のいずれであってもよい。動粘度は特
に限定されないが、好ましくは100℃で1〜50cS
t、40℃で10〜1,000cSt程度、粘度指数
(VI)は好ましくは70以上、より好ましくは100
以上である。
は、鉱油、合成油のいずれであってもよい。動粘度は特
に限定されないが、好ましくは100℃で1〜50cS
t、40℃で10〜1,000cSt程度、粘度指数
(VI)は好ましくは70以上、より好ましくは100
以上である。
【0037】鉱油は、天然の原油から分離されるもので
あり、これを適当に蒸留、精製等を行って製造される。
鉱油の主成分は炭化水素(多くはパラフィン類である)
であり、その他ナフテン分、芳香族分等を含有してい
る。これらを水素化精製、溶剤脱れき、溶剤抽出、溶剤
脱ろう、接触脱ろう、水素化分解、硫酸洗浄、白土処理
等の精製を行うと、芳香族分、硫黄分、窒素分等を除去
することが可能である。現在の技術では、これらの不純
分は痕跡量以下に除去することが可能であるが、芳香族
分は潤滑油添加剤を溶解しやすくさせる効果があるた
め、3〜5重量%程度残存させる場合もある。例えば、
現在使用されている高度精製鉱油中の硫黄分や窒素分は
0.01重量%以下であり、場合によっては0.005重
量%以下である。一方、芳香族分は1重量%以下、場合
によっては0.05重量%以下のものもあれば3重量%
程度残存しているものもある。
あり、これを適当に蒸留、精製等を行って製造される。
鉱油の主成分は炭化水素(多くはパラフィン類である)
であり、その他ナフテン分、芳香族分等を含有してい
る。これらを水素化精製、溶剤脱れき、溶剤抽出、溶剤
脱ろう、接触脱ろう、水素化分解、硫酸洗浄、白土処理
等の精製を行うと、芳香族分、硫黄分、窒素分等を除去
することが可能である。現在の技術では、これらの不純
分は痕跡量以下に除去することが可能であるが、芳香族
分は潤滑油添加剤を溶解しやすくさせる効果があるた
め、3〜5重量%程度残存させる場合もある。例えば、
現在使用されている高度精製鉱油中の硫黄分や窒素分は
0.01重量%以下であり、場合によっては0.005重
量%以下である。一方、芳香族分は1重量%以下、場合
によっては0.05重量%以下のものもあれば3重量%
程度残存しているものもある。
【0038】又、合成油とは、化学的に合成された潤滑
油であって、例えばポリ−α−オレフィン、ポリイソブ
チレン(ポリブテン)、ジエステル、ポリオールエステ
ル、リン酸エステル、ケイ酸エステル、ポリアルキレン
グリコール、ポリフェニルエーテル、シリコーン、フッ
素化化合物、アルキルベンゼン等が挙げられる。これら
の中でも、ポリ−α−オレフィン、ポリイソブチレン
(ポリブテン)、ジエステル、ポリオールエステル等は
汎用的に使用することができ、内燃機関油や加工油等に
好ましく使用することができる。
油であって、例えばポリ−α−オレフィン、ポリイソブ
チレン(ポリブテン)、ジエステル、ポリオールエステ
ル、リン酸エステル、ケイ酸エステル、ポリアルキレン
グリコール、ポリフェニルエーテル、シリコーン、フッ
素化化合物、アルキルベンゼン等が挙げられる。これら
の中でも、ポリ−α−オレフィン、ポリイソブチレン
(ポリブテン)、ジエステル、ポリオールエステル等は
汎用的に使用することができ、内燃機関油や加工油等に
好ましく使用することができる。
【0039】ポリ−α−オレフィンとしては例えば、1
−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、
1−ドデセン、1−テトラデセン等をポリマー化又はオ
リゴマー化したもの或いはこれらを水素化したもの等が
挙げられる。ジエステルとしては例えば、グルタル酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸
等の2塩基酸と、2−エチルヘキサノール、オクタノー
ル、デカノール、ドデカノール、トリデカノール等のア
ルコールのジエステル等が挙げられる。ポリオールエス
テルとしては例えば、ネオペンチルグリコール、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ジペンタエ
リスリトール、トリペンタエリスリトール、或いはこれ
らのアルキレンオキサイド付加物等のポリオールと、酪
酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、カプリ
ン酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の脂
肪酸とのエステル等が挙げられる。
−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、
1−ドデセン、1−テトラデセン等をポリマー化又はオ
リゴマー化したもの或いはこれらを水素化したもの等が
挙げられる。ジエステルとしては例えば、グルタル酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸
等の2塩基酸と、2−エチルヘキサノール、オクタノー
ル、デカノール、ドデカノール、トリデカノール等のア
ルコールのジエステル等が挙げられる。ポリオールエス
テルとしては例えば、ネオペンチルグリコール、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ジペンタエ
リスリトール、トリペンタエリスリトール、或いはこれ
らのアルキレンオキサイド付加物等のポリオールと、酪
酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、カプリ
ン酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の脂
肪酸とのエステル等が挙げられる。
【0040】これらの合成油は、各々化学的に合成され
るため、単一物質か同族体の混合物である。従って、例
えばポリ−α−オレフィン、ポリイソブチレン(ポリブ
テン)、ジエステル、ポリオールエステル等の合成油
は、鉱油中に含まれる不純物であるベンゼンや多環縮合
型の芳香族成分、チオフェン等の硫黄分、インドール、
カルバゾール等の窒素分等は含まれていない。
るため、単一物質か同族体の混合物である。従って、例
えばポリ−α−オレフィン、ポリイソブチレン(ポリブ
テン)、ジエステル、ポリオールエステル等の合成油
は、鉱油中に含まれる不純物であるベンゼンや多環縮合
型の芳香族成分、チオフェン等の硫黄分、インドール、
カルバゾール等の窒素分等は含まれていない。
【0041】又、本発明の潤滑油組成物には必要に応じ
て油性剤、摩擦緩和剤、極圧剤、酸化防止剤、清浄剤、
分散剤、粘度指数向上剤、消泡剤、防錆剤、流動点降下
剤等の公知の各種添加剤を加えることができる。例え
ば、油性剤としてはカプリン酸、カプロン酸、カプリル
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノレ
ン酸等の脂肪酸、ラウリルアルコール、ミリスチルアル
コール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール等のアルコール、ラウリルアミ
ン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、ステアリル
アミン、オレイルアミン等のアミン、ラウリルアミド、
ミリスチルアミド、パルミチルアミド、ステアリルアミ
ン、オレイルアミン等のアミド等が挙げられる。
て油性剤、摩擦緩和剤、極圧剤、酸化防止剤、清浄剤、
分散剤、粘度指数向上剤、消泡剤、防錆剤、流動点降下
剤等の公知の各種添加剤を加えることができる。例え
ば、油性剤としてはカプリン酸、カプロン酸、カプリル
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノレ
ン酸等の脂肪酸、ラウリルアルコール、ミリスチルアル
コール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール等のアルコール、ラウリルアミ
ン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、ステアリル
アミン、オレイルアミン等のアミン、ラウリルアミド、
ミリスチルアミド、パルミチルアミド、ステアリルアミ
ン、オレイルアミン等のアミド等が挙げられる。
【0042】摩擦緩和剤としては、カプリン酸(モノ、
ジ、トリ)グリセリド、カプロン酸(モノ、ジ、トリ)
グリセリド、カプリル酸(モノ、ジ、トリ)グリセリ
ド、ラウリン酸(モノ、ジ、トリ)グリセリド、ミリス
チン酸(モノ、ジ、トリ)グリセリド、パルミチン酸
(モノ、ジ、トリ)グリセリド、ステアリン酸(モノ、
ジ、トリ)グリセリド、オレイン酸(モノ、ジ、トリ)
グリセリド等のエステル類、硫化オキシモリブデンジア
ルキルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジア
ルキルジチオホスフェート等の金属塩類、ポリオールエ
ーテル、ポリエーテル等が挙げられる。
ジ、トリ)グリセリド、カプロン酸(モノ、ジ、トリ)
グリセリド、カプリル酸(モノ、ジ、トリ)グリセリ
ド、ラウリン酸(モノ、ジ、トリ)グリセリド、ミリス
チン酸(モノ、ジ、トリ)グリセリド、パルミチン酸
(モノ、ジ、トリ)グリセリド、ステアリン酸(モノ、
ジ、トリ)グリセリド、オレイン酸(モノ、ジ、トリ)
グリセリド等のエステル類、硫化オキシモリブデンジア
ルキルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジア
ルキルジチオホスフェート等の金属塩類、ポリオールエ
ーテル、ポリエーテル等が挙げられる。
【0043】極圧剤としては、ブチル(チオ、ジチオ)
ホスフェート、ヘキシル(チオ、ジチオ)ホスフェー
ト、オクチル(チオ、ジチオ)ホスフェート、2−エチ
ルヘキシル(チオ、ジチオ)ホスフェート、ノニル(チ
オ、ジチオ)ホスフェート、デシル(チオ、ジチオ)ホ
スフェート、ラウリル(チオ、ジチオ)ホスフェート、
ミリスチル(チオ、ジチオ)ホスフェート、パルミチル
(チオ、ジチオ)ホスフェート、ステアリル(チオ、ジ
チオ)ホスフェート、オレイル(チオ、ジチオ)ホスフ
ェート、フェニル(チオ、ジチオ)ホスフェート、クレ
ジル(チオ、ジチオ)ホスフェート等の(チオ、ジチ
オ)リン酸系、ジチオカルバミン酸エステル等が挙げら
れる。
ホスフェート、ヘキシル(チオ、ジチオ)ホスフェー
ト、オクチル(チオ、ジチオ)ホスフェート、2−エチ
ルヘキシル(チオ、ジチオ)ホスフェート、ノニル(チ
オ、ジチオ)ホスフェート、デシル(チオ、ジチオ)ホ
スフェート、ラウリル(チオ、ジチオ)ホスフェート、
ミリスチル(チオ、ジチオ)ホスフェート、パルミチル
(チオ、ジチオ)ホスフェート、ステアリル(チオ、ジ
チオ)ホスフェート、オレイル(チオ、ジチオ)ホスフ
ェート、フェニル(チオ、ジチオ)ホスフェート、クレ
ジル(チオ、ジチオ)ホスフェート等の(チオ、ジチ
オ)リン酸系、ジチオカルバミン酸エステル等が挙げら
れる。
【0044】清浄剤としては例えば、カルシウムスルホ
ネート、カルシウムフェネート、カルシウムサリシレー
ト、マグネシウムスルホネート、マグネシウムフェネー
ト、マグネシウムサリシレート、バリウムスルホネー
ト、バリウムフェネート、バリウムサリシレート等が挙
げられる。分散剤としては例えば、ポリアルケニルコハ
ク酸イミド、ポリアルケニルコハク酸イミドホウ素化
物、ベンジルアミン等が挙げられる。粘度指数向上剤と
しては例えば、ポリ(メタ)アクリレート、ポリイソブ
チレン、ポリスチレン、エチレン−プロピレン共重合
体、スチレン−イソブチレン共重合体等が挙げられる。
ネート、カルシウムフェネート、カルシウムサリシレー
ト、マグネシウムスルホネート、マグネシウムフェネー
ト、マグネシウムサリシレート、バリウムスルホネー
ト、バリウムフェネート、バリウムサリシレート等が挙
げられる。分散剤としては例えば、ポリアルケニルコハ
ク酸イミド、ポリアルケニルコハク酸イミドホウ素化
物、ベンジルアミン等が挙げられる。粘度指数向上剤と
しては例えば、ポリ(メタ)アクリレート、ポリイソブ
チレン、ポリスチレン、エチレン−プロピレン共重合
体、スチレン−イソブチレン共重合体等が挙げられる。
【0045】又、本発明の潤滑油組成物中のアルカリ金
属含量は200ppm以下であることが好ましく、10
0ppm以下であることがより好ましい。潤滑油組成物
中にアルカリ金属が混入する場合とは、一般に基油の分
離、精製、合成工程において触媒、原料等としてアルカ
リ金属を用いた場合にこれらの除去が完全に行われてい
なかった場合や、潤滑油添加剤の合成工程においても、
原料、触媒としてアルカリ金属又はその塩が用いられる
場合が多く、それらが完全に除去されていない場合が挙
げられる。更に、さび止め剤として亜硝酸ソーダやナト
リウムスルホネートを用いたり、清浄分散剤としてアル
カリ金属化合物を添加する場合等も挙げられる。
属含量は200ppm以下であることが好ましく、10
0ppm以下であることがより好ましい。潤滑油組成物
中にアルカリ金属が混入する場合とは、一般に基油の分
離、精製、合成工程において触媒、原料等としてアルカ
リ金属を用いた場合にこれらの除去が完全に行われてい
なかった場合や、潤滑油添加剤の合成工程においても、
原料、触媒としてアルカリ金属又はその塩が用いられる
場合が多く、それらが完全に除去されていない場合が挙
げられる。更に、さび止め剤として亜硝酸ソーダやナト
リウムスルホネートを用いたり、清浄分散剤としてアル
カリ金属化合物を添加する場合等も挙げられる。
【0046】本発明の潤滑油組成物は全ての用途の潤滑
に使用できる。例えば、工業用潤滑油、タービン油、マ
シン油、軸受油、圧縮機油、油圧油、作動油、内燃機関
油、ギヤ油、自動変速機用油、トランスアクスル流体、
金属加工油等が挙げられる。中でも、車両用エンジン、
2サイクルエンジン、航空機用エンジン、船舶用エンジ
ン、機関車用エンジン等の内燃機関油に好適な組成であ
る。内燃機関としては例えば、ガソリンエンジン、ディ
ーゼルエンジン、ジェットエンジン、ガスタービンエン
ジン、アルコールエンジン等が挙げられる。
に使用できる。例えば、工業用潤滑油、タービン油、マ
シン油、軸受油、圧縮機油、油圧油、作動油、内燃機関
油、ギヤ油、自動変速機用油、トランスアクスル流体、
金属加工油等が挙げられる。中でも、車両用エンジン、
2サイクルエンジン、航空機用エンジン、船舶用エンジ
ン、機関車用エンジン等の内燃機関油に好適な組成であ
る。内燃機関としては例えば、ガソリンエンジン、ディ
ーゼルエンジン、ジェットエンジン、ガスタービンエン
ジン、アルコールエンジン等が挙げられる。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載がな
い限り重量基準である。試験に使用した基油及び各成分
は以下のとおり。 <(A)成分> (Mo−アミン化合物1)窒素気流下で三酸化モリブデ
ン1モルを水540mlに分散させ、50〜60℃に保
ちつつ2モルのジイソトリデシルアミンを1時間で滴下
し、更に1時間同温度で熟成した。この後水層を分離除
去し、淡青色オイル状のモリブデンアミン化合物1を合
成した。尚、一般式(1)中のR1及びR2はイソトリデ
シル基である。
明する。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載がな
い限り重量基準である。試験に使用した基油及び各成分
は以下のとおり。 <(A)成分> (Mo−アミン化合物1)窒素気流下で三酸化モリブデ
ン1モルを水540mlに分散させ、50〜60℃に保
ちつつ2モルのジイソトリデシルアミンを1時間で滴下
し、更に1時間同温度で熟成した。この後水層を分離除
去し、淡青色オイル状のモリブデンアミン化合物1を合
成した。尚、一般式(1)中のR1及びR2はイソトリデ
シル基である。
【0048】(Mo−アミン化合物2)三酸化モリブデ
ン1モルをモリブデン酸アンモニウム1モルに、ジトリ
デシルアミン2モルをジベンジルアミン2モルに代えた
以外はモリブデンアミン化合物1と同様に合成してモリ
ブデンアミン化合物2を得た。尚、一般式(1)中のR
1及びR2はベンジル基である。
ン1モルをモリブデン酸アンモニウム1モルに、ジトリ
デシルアミン2モルをジベンジルアミン2モルに代えた
以外はモリブデンアミン化合物1と同様に合成してモリ
ブデンアミン化合物2を得た。尚、一般式(1)中のR
1及びR2はベンジル基である。
【0049】<(B)成分> (酸化防止剤1)4,4’−ビス(2,6−ジ―ter
t.−ブチルフェノール) (酸化防止剤2)4,4’−メチレンビス(2,6−ジ
―tert.−ブチルフェノール) (酸化防止剤3)2,6−ジ―tert.−ブチルフェ
ノール (酸化防止剤4)フェニル―1−ナフチルアミン
t.−ブチルフェノール) (酸化防止剤2)4,4’−メチレンビス(2,6−ジ
―tert.−ブチルフェノール) (酸化防止剤3)2,6−ジ―tert.−ブチルフェ
ノール (酸化防止剤4)フェニル―1−ナフチルアミン
【0050】<(C)成分> (硫黄化合物1)テトラキス(2−エチルヘキシル)チ
ウラムジスルフィド(硫黄含量20%) (硫黄化合物2)テトラブチルチウラムジスルフィド
(硫黄含量28%) (硫黄化合物3)ジベンジルジスルフィド(硫黄含量2
5%) (硫黄化合物4)硫化オレフィン(硫黄含量21%)
ウラムジスルフィド(硫黄含量20%) (硫黄化合物2)テトラブチルチウラムジスルフィド
(硫黄含量28%) (硫黄化合物3)ジベンジルジスルフィド(硫黄含量2
5%) (硫黄化合物4)硫化オレフィン(硫黄含量21%)
【0051】<(D)成分> (亜鉛化合物1)一般式(2)において、R3=R4=2
−エチルヘキシル基であるジンクジチオホスフェート
(中性塩と塩基性塩の混合物)。 (亜鉛化合物2)一般式(2)において、R3=R4=イ
ソプロピル基及び2級ヘキシル基であるジンクジチオホ
スフェート(中性塩と塩基性塩の混合物)。 (亜鉛化合物3)一般式(3)において、R5=R6=2
−エチルヘキシル基であるジンクジチオカーバメート。
−エチルヘキシル基であるジンクジチオホスフェート
(中性塩と塩基性塩の混合物)。 (亜鉛化合物2)一般式(2)において、R3=R4=イ
ソプロピル基及び2級ヘキシル基であるジンクジチオホ
スフェート(中性塩と塩基性塩の混合物)。 (亜鉛化合物3)一般式(3)において、R5=R6=2
−エチルヘキシル基であるジンクジチオカーバメート。
【0052】<基油>鉱油系高VI油。動粘度4.1m
m2/秒(100℃)、18.3mm2/秒(40℃)、
粘度指数(VI)=126。
m2/秒(100℃)、18.3mm2/秒(40℃)、
粘度指数(VI)=126。
【0053】(実施例)上記の各成分を以下の表のとお
りに配合し、摩擦係数を測定した。又、配合した潤滑油
組成物を酸化劣化させ、劣化後の摩擦係数を測定した。 <摩擦係数測定方法>摩擦係数測定試験はSRV測定試
験機を用いて、シリンダ−オンプレ−トの線接触条件で
行った。即ち、上部シリンダ−(φ15×22mm)を
プレ−ト(φ24×6.85mm)上に摺動方向に垂直
にセットし、往復振動させ、7分後に摩擦係数を測定し
た。尚、シリンダー及びプレートの材質は両者共SUJ
−2であった。詳細な条件は以下のとおり。 <条件> 荷重: 400N 温度: 70℃ 測定時間: 15分 振幅: 1.5mm サイクル: 50Hz
りに配合し、摩擦係数を測定した。又、配合した潤滑油
組成物を酸化劣化させ、劣化後の摩擦係数を測定した。 <摩擦係数測定方法>摩擦係数測定試験はSRV測定試
験機を用いて、シリンダ−オンプレ−トの線接触条件で
行った。即ち、上部シリンダ−(φ15×22mm)を
プレ−ト(φ24×6.85mm)上に摺動方向に垂直
にセットし、往復振動させ、7分後に摩擦係数を測定し
た。尚、シリンダー及びプレートの材質は両者共SUJ
−2であった。詳細な条件は以下のとおり。 <条件> 荷重: 400N 温度: 70℃ 測定時間: 15分 振幅: 1.5mm サイクル: 50Hz
【0054】<酸化劣化の条件>潤滑油組成物の酸化劣
化は、JIS−K−2514に準じ、恒温槽の温度を1
50℃、試料かき混ぜ棒を毎分1300回転で20時間
攪拌し、試験油を劣化させた。
化は、JIS−K−2514に準じ、恒温槽の温度を1
50℃、試料かき混ぜ棒を毎分1300回転で20時間
攪拌し、試験油を劣化させた。
【0055】各成分の配合量及び試験結果は以下の表の
とおり。但し、表中の各成分の添加量の単位は%であ
る。
とおり。但し、表中の各成分の添加量の単位は%であ
る。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明の効果は、耐摩耗性、潤滑性に優
れるだけでなく、長期間使用してもそれらの性能が低下
しない、省燃費油に好適な潤滑油組成物を提供したこと
にある。
れるだけでなく、長期間使用してもそれらの性能が低下
しない、省燃費油に好適な潤滑油組成物を提供したこと
にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 139:00 137:10 135:18 135:04 135:22 129:14) C10N 10:04 10:12 30:02 30:06 30:10 40:02 40:04 40:06 40:12 40:25 (72)発明者 森田 和寿 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 陽子 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 基油に、 (A)成分として、6価のモリブデン化合物を、下記一
般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は水素原子及び/又は炭化水素基を
表わすが、同時に水素原子であることはない。)で表さ
れる1級又は2級アミンと反応させて得られるモリブデ
ンアミン化合物; (B)成分として、酸化防止剤;及び (C)成分として、硫黄原子を含有し、且つ、金属原子
を含有しない化合物;を含有する潤滑油組成物。 - 【請求項2】 更に、(D)成分として、下記の一般式
(2) 【化2】 (式中、R3及びR4は炭化水素基を表わし、aは0〜1
/3の数を表わす。)で表わされるジンクジチオホスフ
ェート、及び/又は下記の一般式(3) 【化3】 (式中、R5及びR6は炭化水素基を表わす。)で表わさ
れるジンクジチオカーバメートを含有する請求項1記載
の潤滑油組成物。 - 【請求項3】 6価のモリブデン化合物が、三酸化モリ
ブデン又はその水和物、モリブデン酸、モリブデン酸金
属塩若しくはモリブデン酸アンモニウムである請求項1
又は2記載の潤滑油組成物。 - 【請求項4】 酸化防止剤が、フェノール系酸化防止剤
又はアミン系酸化防止剤である請求項1乃至3の何れか
1項記載の潤滑油組成物。 - 【請求項5】 酸化防止剤が、下記の一般式(4) 【化4】 (式中、R7は炭化水素基を表わし、mは1〜4の数を
表わす。)で表わされる置換基を有するフェノール系酸
化防止剤、又は芳香族アミン系酸化防止剤である請求項
1乃至4の何れか1項記載の潤滑油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25327797A JPH1192778A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25327797A JPH1192778A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 潤滑油組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1192778A true JPH1192778A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17249052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25327797A Pending JPH1192778A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1192778A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086187A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高分子電解質型燃料電池 |
WO2006043606A1 (ja) * | 2004-10-19 | 2006-04-27 | Nippon Oil Corporation | 潤滑油組成物及び酸化防止剤組成物 |
JP2006117732A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Nippon Oil Corp | 潤滑油組成物 |
JP2007126552A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Cosmo Sekiyu Lubricants Kk | ギヤ油組成物 |
JP2009132877A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Afton Chemical Corp | 抗酸化特性を向上させる添加剤および潤滑剤組成物 |
WO2009104682A1 (ja) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | 出光興産株式会社 | 内燃機関用潤滑油組成物 |
WO2011152470A1 (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-08 | 出光興産株式会社 | 低摩擦摺動材料用潤滑油組成物及びこれを用いた摺動機構 |
JP2012131879A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑油組成物 |
JP2014510186A (ja) * | 2011-04-11 | 2014-04-24 | ヴァンダービルト ケミカルズ、エルエルシー | ジチオカルバミン酸亜鉛潤滑油添加物 |
JP2015143361A (ja) * | 2015-02-16 | 2015-08-06 | 出光興産株式会社 | 低摩擦摺動材料用潤滑油組成物、及びこれを用いた摺動機構 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25327797A patent/JPH1192778A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8603955B2 (en) | 2004-10-19 | 2013-12-10 | Nippon Oil Corporation | Lubricant composition and antioxidant composition |
WO2006043606A1 (ja) * | 2004-10-19 | 2006-04-27 | Nippon Oil Corporation | 潤滑油組成物及び酸化防止剤組成物 |
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