JPH1192583A - 高クッション性及び生分解性を有する紐状物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用いてなるシート状物 - Google Patents
高クッション性及び生分解性を有する紐状物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用いてなるシート状物Info
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- JPH1192583A JPH1192583A JP27658397A JP27658397A JPH1192583A JP H1192583 A JPH1192583 A JP H1192583A JP 27658397 A JP27658397 A JP 27658397A JP 27658397 A JP27658397 A JP 27658397A JP H1192583 A JPH1192583 A JP H1192583A
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Abstract
性と生分解性を兼ね備えた紐状物、糸状物又はテープ状
物、並びにそれを用いてなるシート状物を提供する。 【解決手段】 脂肪族ポリエステル系樹脂発泡体の一軸
延伸物からなり、その長手方向の引張破断強度が0.5
〜5.0g/dであり、その密度が0.06〜0.4g
/cm3であり、その断面積が1〜100mm2であるこ
とを特徴とする紐状物、糸状物又はテープ状物、並びに
該紐状物、糸状物又はテープ状物からなるシート状物。
Description
シート、敷物等に好適に用いられる、引張強度に優れる
とともに、高クッション性及び生分解性を有する紐状
物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用いてなるシ
ート状物に関する。
形成された一軸延伸テープ又は糸状物が知られている。
しかし、これらはその引張り強度は大きいものの、硬く
そしてクッション性が殆どないという欠点があった。ま
た、ポリオレフィンを3倍程度まで発泡させた密度0.
3g/cm3以上の発泡未延伸テープも公知であるが、
このものはやはり硬く、クッション性が充分ではなかっ
た。そしてまた、これらテープは使用後廃棄物となった
場合、焼却や埋立てといった管理された処理が行われる
場合はともかく、その処理のための回収が困難な場合
や、過ちによってそれが自然環境中に廃棄された場合
は、それが自然環境を汚染すると共に、野生生物に絡ま
るなどの被害を与えることが近年問題となっている。
れた場合に、微生物によって分解減容化されるプラスチ
ックとしては、脂肪族ポリエステル系樹脂が知られてい
るが、これらの用途は主に非発泡のフィルムやブロー成
形品等である。その発泡体に関しては、緩衡材、断熱
剤、食品容器等としての用途に止まり、機械的強度の不
十分さ等の点から、高い引張強度等を要する紐状物、糸
状物又はテープ状物への利用は未だ行われていない。
に優れるとともに、高クッション性と生分解性を兼ね備
えた紐状物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用い
てなるシート状物を提供することをその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、脂肪族ポリエステル
系樹脂発泡体の一軸延伸物からなり、その長手方向の引
張破断強度が0.5〜5.0g/dであり、その密度が
0.06〜0.4g/cm3であり、その断面積が1〜
100mm2であることを特徴とする紐状物、糸状物又
はテープ状物、並びに該紐状物、糸状物又はテープ状物
からなるシート状物が提供される。また、本発明によれ
ば、脂肪族ポリエステル系樹脂発泡体の一軸延伸物から
なり、その長手方向の引張破断強度が0.8〜2.0g
/dであり、その密度が0.08〜0.2g/cm3で
あり、その断面積が1〜100mm2であり、その吸水
率が1.0〜3.0容量%であることを特徴とする紐状
物、糸状物又はテープ状物が提供される。
プ状物(以下、単に紐状物等ともいう)は、脂肪族ポリ
エステル系樹脂発泡体を一軸延伸して得られる脂肪族ポ
リエステル系樹脂一軸延伸発泡体(以下、単に一軸延伸
発泡体ともいう)よりなるものである。本発明における
前記一軸延伸発泡体の基材樹脂として用いられる脂肪族
ポリエステル系樹脂は、その主鎖に生分解性の脂肪族エ
ステルを主成分として含むものである。その脂肪族エス
テルの主鎖中の含有割合は、少なくとも60モル%、好
ましくは80〜100モル%、より好ましくは90〜1
00モル%の割合である。脂肪族ポリエステル系樹脂に
は、ヒドロキシ酸の重縮合物、ラクトンの開環重合物及
びグリコール成分とジカルボン酸成分との重縮合物等が
包含される。ヒドロキシ酪酸の重縮合物としては、ヒド
ロキシ酪酸の重縮合物、ポリ乳酸等が挙げられ、ラクト
ンの開環重合物としては、ポリカプロラクトン、ポリプ
ロピオラクトン等が挙げられる。また、グリコール成分
とジカルボン酸成分との重縮合物としては、ポリブチレ
ンサクシネート等が挙げられる。さらに、本発明で用い
る基材樹脂には、前記ポリマーを連結剤を介して高分子
量化したものや、複数のポリマーをブレンドしたもの、
炭酸ジエステル共重合物も包含される。
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
1.5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシナネート、水素化キシリレンジイソシナネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネー、イソホロンジイソシナネ
ート等のジイソシアネート類、ジフェニルカーボネー
ト、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェニル)
カーボネート、m−クレジルカーボネート等のアリール
カーボネート等が挙げられる。
または2種以上のグリコール成分と炭素数が4以下の1
種又は2種以上の脂肪族ジカルボン酸成分との重縮合物
を基材樹脂として用いることが好ましい。なお、本発明
の目的、効果を阻害しない範囲でその他の樹脂又はゴム
成分を基材樹脂に混合することができる。
脂発泡体は、基材樹脂として前記脂肪族ポリエステル系
樹脂を用い、従来公知の方法で発泡させて得ることがで
きる。例えば、押出機を用い、前記脂肪族ポリエステル
系樹脂と発泡剤とからなる溶融混練物を複数の円柱状等
の細孔を有するダイスより紐状物等に押出して得られ
る。
テル系樹脂発泡体を加熱し、一軸延伸して製造される。
延伸装置としては通常の一軸延伸装置を用いることがで
きる。加熱装置としては、加熱ロール、加熱板、熱風循
環炉、輻射加熱ヒーター、加熱槽(エチレングリコー
ル、グリセリン等使用)等いずれをも用いることができ
る。延伸は加熱装置の前後に設けられた低速及び高速の
ロール間でその速度差に基づいて行われる。この場合ロ
ールの速度差を変えることによって任意の延伸倍率が得
られる。延伸は、前記樹脂発泡体の製造工程に連結させ
てオンラインで行ってもよく、あるいは一度巻き取った
後オフラインで行ってもよい。延伸温度は、通常、その
融点よりも少なくとも7℃低い温度、好ましくは(mp
−50℃)〜(mp−10℃)(mp:融点)の温度で
ある。なお、上記mp(融点)とは、原料脂肪族ポリエ
ステル系樹脂3〜5mgを、示差走査熱量測定装置によ
り、昇温速度10℃/分で室温から200℃まで昇温し
て1回目のDSC曲線を得た後、直ちに降温速度10℃
/分で40℃まで降温し、その後もう一度昇温速度10
℃/分で200℃まで昇温した時に得られる2回目のD
SC曲線上の最も高温側に現れるピークの頂点の温度を
いうものとする。
記の延伸後、必要に応じて強度や伸度の経時変化防止あ
るいは熱収縮を減少させるためにアニーリング処理を施
すことができる。
する場合、その紐状物等の長手方向の引張り破断強度を
0.5〜5.0g/d(デニール)、好ましくは0.8
〜2.0g/dの範囲に調節する。この強度の調節は、
発泡体を一軸延伸する場合の延伸倍率により行うことが
でき、延伸倍率を高くすることにより、その強度を向上
させることができる。その延伸倍率は、通常、2〜10
倍、好ましくは3〜6倍であるが、前記引張破断強度が
得られるように、適宜選定する。前記紐状物等の長手方
向の引張破断強度が前記範囲より小さいときには、強度
が不足して好ましくなく、一方、前記範囲よりも大きく
なると、脂肪族ポリエステル系樹脂の分子配向が強くな
りすぎて、その生分解性が悪化するので好ましくない。
0.4g/cm3であり、好ましくは0.08〜0.2
g/cm3である。0.06未満では絶対強度が不十分
であり、0.4を超えると硬くなりすぎてしまいクッシ
ョン性に劣る。本発明の紐状物等の密度は、主に、延伸
前の発泡体の密度に関係し、その密度が小さければその
延伸物の密度も小さくなる。また、延伸物は、その未延
伸物よりも密度が高くなることがある。通常、延伸倍率
が高くなるにつれてその密度は増加する傾向を示す。
mm2であり、好ましくは2〜50mm2である。1mm
2未満では柔らかさやクッション性に劣ると共に絶対強
度が不十分である。また断面積が100mm2を超える
と満足な一軸延伸発泡体自体を得ることができない。即
ち、100mm2を超えた一軸延伸発泡体を得ようとす
るには、原料発泡体(延伸前の発泡体)の断面積を大き
くする必要があり、そうすると、延伸時の加熱を長時間
行わねばならず、その結果、表面部の加熱が過度にな
り、表面ヤケ(表面気泡の溶融崩壊)が生じ、均一な延
伸が困難となる。なお、前記断面積とは紐状物等の長手
方向に直交する平面で紐状物等を切断した場合にあらわ
れる切断面の面積をいう。本発明の場合、その断面の最
も離れた2点間距離は1.5〜30mm、好ましくは3
〜15mmである。例えば、この距離は、その断面が円
形の場合には円の直径となり、楕円形の場合にはその長
軸の長さとなる。
状、楕円形状のみならず、これらの形状を扁平とした形
状、多角形状、クローバー状、まゆ形状等不規則形状で
あってもよい。また内部が中空になっているパイプ状の
ものでもよく、この場合、断面積は中空部分を除いた値
を採用する。好ましい形状は円形状又は楕円形状であ
る。断面形状が楕円形の紐状物のばあい、その断面楕円
形の短軸の長さaと長軸の長さbとの比が1〜0.2
5:1であるものがより好ましい。
手方向の引張破断強度が0.5〜5.0g/dであり、
その密度が0.06〜0.2g/cm3であり、その断
面積が1〜100mm2でありその吸水率が0.5〜
5.0容量%であるものである。このような紐状物等
は、経済性良くかつ効率的に製造することができる。即
ち、前記紐状物等は、その密度が0.06〜0.2g/
cm3の比較的高泡倍率の発泡体を少なくとも2.5
倍、好ましくは3〜6倍の比較的高い延伸倍率で延伸す
ることによって得ることができる。前記紐状物等は、そ
の原料が比較的高発泡倍率(低密度)のものであること
から、その単位体積当りの樹脂量は少ないものとなる。
しかも、このような低密度の発泡体を高度に延伸するこ
とから、単位樹脂重量当りの紐状物の長さは大きいもの
となる。これらのことから、結局、得られる紐状物等の
コストは大きく低減されたものとなる。
ることから、その高分子の配向は強いものとなり、その
生分解性は、未延伸の発泡体に比べて悪化したものとな
るが、このような生分解性の悪化は、その紐状物等の吸
水率を高めることによって相殺することができる。本発
明の紐状物等の場合、その吸水率を0.5〜5.0容量
%、好ましくは1.0〜3.0容量%の範囲に設定する
ことにより、使用時には容易に生分解されず、一方、使
用後に土中に埋設した場合には容易に生分解する紐状物
等を得ることができる。なお、紐状物等の吸水率は、基
材樹脂を発泡させる場合の発泡条件によって調節するこ
とができる。即ち、得られる発泡体に含まれる連続気泡
の割合によって調節することができ、連続気泡率が大き
くなり、独立気泡率が小さくなる程その吸水率は大きく
なる。
く、かつ柔らかく、クッション性に優れ、しかも生分解
性であって、結束材、包装材等として好適に利用でき
る。また、敷物やネット等シート状物製造のための好適
な構成材料となるものである。
からなるものである。本発明のシート状物は、前記した
紐状物等をシート状に成形一体化することによって製造
することができる。この場合の紐状物等をシート状に一
体化する方法としては、従来公知の各種の方法があり、
例えば、織・編法の他、紐状物等の多数を交差させ、そ
の交差点を熱融着法や接着剤で接着させて一体のシート
状物とする方法等が挙げられる。本発明の紐状物等を用
いてシート状物を製造する場合、その紐状物の一部に他
の紐状物(例えば、ポリビニルアルコール樹脂、綿、
絹、麻、紙、他の熱可塑性樹脂等からなる紐状物等)を
用いることができる。
一体成形する場合、本発明の紐状物等同士、あるいは本
発明の紐状物等と他の脂肪族ポリエステル系樹脂テープ
等を縦方向と横方向又は斜め方向に交差するように並
べ、それらの接触部分を接着剤等を塗布して接着する方
法、あるいはそれらの接触部分に脂肪族ポリエステル系
樹脂を接着剤代わりに押出コーティングする方法、また
は延伸又は未延伸の脂肪族ポリエステル系樹脂フィルム
等を間にはさみ熱ラミネートする方法(加熱ロールとニ
ップロールとの間を通してラミネートする方法)等を採
用することができる。この場合、隣り合う紐状物等同士
の間に間隙を設けて交差一体化してもよく、また隙間を
設けず交差一体化してもよい。
トとする場合、クッション性、外観等よりみて本発明の
紐状物等を縦および横又は斜めの両方に使用するのが最
も好ましい。なお、この場合両方に全く同じものを用い
ても、あるいは、密度や断面積等が異なるものを用いて
もよい。
として本発明の紐状物等を使用しているため、その紐状
物等の特性を利用して、一般梱包材;土木建築用材(例
えば、傾斜地等に用いる植生マット、土留め材、土のう
用袋、コンクリート、床等の養生シート等);吸音材;
断熱材;人口芝等;農林用材(例えば、保温材、果実栽
培用置床、育苗マット、樹木の幹巻材、水耕栽培用培地
等);水産用材(例えば、貝類の養殖用部材、海藻の養
殖用部材、魚介類の乾燥用敷物等);家庭用材(例え
ば、レジャー用敷物、部屋の敷物、水切りネット、コン
ポスト処理袋)等として好適に用いることができる。
する。 実施例1〜4および比較例1〜3 下記の基材樹脂、発泡剤、気泡調整剤及び添加剤を下記
押出機で表1に示す各種条件(基材樹脂、発泡剤、気泡
調整剤及び添加剤の総和が100wt%となる)で溶融
混練した後、この溶融混練物を押出機先端に取り付けた
複数の円柱状細孔を有する下記ダイスより押出発泡して
紐状の発泡体(実施例1〜実施例4)を得た。7日後に
得られた各発泡体を輻射加熱装置を備えた延伸装置を用
いて、約90℃の温度で長手方向に一軸延伸して一軸延
伸発泡体よりなる紐状物を得た。前記未延伸の発泡体及
び一軸延伸発泡体の製造条件及び物性等を表1にまとめ
て示す。なお、実施例1〜4の紐状物は柔らかく、高ク
ッション性であった。 基材樹脂 :脂肪族ポリエステルA(ビオノーレ#1010、昭和高分子製、 融点115℃) 脂肪族ポリエステルB(ビオノーレ#1903、昭和高分子製、 融点114℃) 発泡剤 :ブタン 気泡調整剤 :タルク 添加剤 :ジクミルパーオキサイド(パークミルD40、日本油脂製) 押出機 :50mmφ−65mmφタンデム押出機 ダイスリップ:1または3mmφ
5mmφのパイプ状リップとしたダイスにより、前記実
施例1〜4と同様に押出発泡し、密度0.07g/cm
3、断面積68mm2(外径9.8mmφ、内径0.3m
mφ)のパイプ状発泡体を得た。7日後に、得られたパ
イプ状発泡体を輻射加熱装置を備える延伸装置を用い
て、約90℃の温度で延伸倍率が4倍となるように、長
手方向に一軸延伸して一軸延伸発泡体からなる紐状物を
得た。得られた紐状物は、密度0.082g/cm3、断
面積16mm2(外径5.1mmφ、内径2.3mm
φ)であり、また、1.7g/dと充分な引張破断強度
を有し、非常に柔らかく、クッション性を有するもので
あった。その他の物性等を表1に示す。
2、引張破断強度1.1g/dの紐状物を経糸、緯糸に
使用し、それぞれの本数を8本/50mm、6本/50
mmとして織物を作製した。得られた紐状物織物は一定
の強度を有し、非常に柔らかく、クッション性を有し、
しかも生分解性であった。
条件及び評価の方法は以下の通りである。 〔引張破断強度〕長さ100mmの紐状試験片を(株)
東洋ボールドウィン(現(株)エー・アンド・デイ)社
製の引張試験機(商品名:テンシロンUTM−III型)
により、温度23℃、湿度55%で引張破断試験を行
い、1デニール当たりの引張破断強度(g/d)を求め
た。
験片の体積X(cm3)を正確に測定する。次に、この
試験片を、20℃に保たれた水槽中の水面下50mmの
位置に金網等を用いて浮上しないように保持して24時
間後取出し、熱風循環式乾燥機を使用して60℃で24
時間乾燥し、直ちにその重量y(g)を測定する。次
に、再度、熱風循環式乾燥機を使用して60℃で24時
間乾燥し、直ちにそのY(g)を測定する。この場合、
y−Y(g)が紐状体に対する吸水量となる。水の重量
と、その体積は略一致するから吸水された水の体積をy
−Y(cm3)とし、下記の式から吸水率を求めた。 吸水率(vol%)=〔y−Y(cm3)〕÷X(c
m3)×100
を3カ月間栃木県鹿沼市の土壌深さ10cmに埋め、そ
の後の形状変化を観察した。 ○:形状が確認できないほど分解。 △:分解はされているが形状は確認できる。 〔外観〕 ○:表面に溶融脱泡した所がない。 ×:表面に溶融脱泡した所が見受けられる。
は、引張破断強度が大きく、柔らかく、クッション性に
優れ、しかも生分解性であって、包装材、結束材等に好
適であり、また敷物等シート状物の構成材料として極め
て有用である。また、本発明の、前記紐状物、糸状物又
はテープ状物をその構成材料とするシート状物は、高い
引張強度を有し、かつ柔らかく、クッション性に優れ、
しかも生分解性を有し、一般梱包材、各種土木建築用
材、農林用材、水産用材、家庭用材等として有利に用い
られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 脂肪族ポリエステル系樹脂発泡体の一軸
延伸物からなり、その長手方向の引張破断強度が0.5
〜5.0g/dであり、その密度が0.06〜0.4g
/cm3であり、その断面積が1〜100mm2であるこ
とを特徴とする紐状物、糸状物又はテープ状物。 - 【請求項2】 吸水率が0.5〜5.0容量%である請
求項1記載の紐状物、糸状物又はテープ状物。 - 【請求項3】 脂肪族ポリエステル系樹脂発泡体の一軸
延伸物からなり、その長手方向の引張破断強度が0.8
〜2.0g/dであり、その密度が0.08〜0.2g
/cm3であり、その断面積が1〜100mm2であり、
その吸水率が1.0〜3.0容量%であることを特徴と
する紐状物、糸状物又はテープ状物。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載のいずれかの紐状物、
糸状物又はテープ状物からなることを特徴とするシート
状物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27658397A JPH1192583A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 高クッション性及び生分解性を有する紐状物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用いてなるシート状物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27658397A JPH1192583A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 高クッション性及び生分解性を有する紐状物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用いてなるシート状物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1192583A true JPH1192583A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17571491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27658397A Pending JPH1192583A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 高クッション性及び生分解性を有する紐状物、糸状物又はテープ状物、並びにそれを用いてなるシート状物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1192583A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001248028A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-14 | Unitika Ltd | 生分解性紐 |
JP2006193190A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Matsumoto Gosei Kk | 古紙結束用十文字紐 |
JP2010185086A (ja) * | 2003-04-11 | 2010-08-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シート及び粘着テープ |
JP2019077456A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 積水成型工業株式会社 | 結束材料 |
JP2022511890A (ja) * | 2018-12-07 | 2022-02-01 | フォームプラント・ベー.フェー. | 植物生育用の生分解性発泡基体、それを用いた植物システム、及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP27658397A patent/JPH1192583A/ja active Pending
Cited By (6)
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