JPH1191662A - 自動二輪車のスタンドロック装置 - Google Patents
自動二輪車のスタンドロック装置Info
- Publication number
- JPH1191662A JPH1191662A JP25948897A JP25948897A JPH1191662A JP H1191662 A JPH1191662 A JP H1191662A JP 25948897 A JP25948897 A JP 25948897A JP 25948897 A JP25948897 A JP 25948897A JP H1191662 A JPH1191662 A JP H1191662A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stand
- lock
- stopper
- stopper plate
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 省スペース化が期待でき、構成部品の強度を
特に高める必要がなく、しかも、構成が大型、複雑のス
トッパ用の規制機構を省略できる自動二輪車のスタンド
ロック装置を提供する。 【解決手段】 操作機構14を操作してセンタスタンド
機構18をロック機構24で制御するものであって、操
作機構14は操作で進退動するロックケーブル16を備
える。また、ロック機構24を、フレームの下部のケー
シング25に内蔵されロックケーブル16の進出時に往
動してセンタスタンド機構18のスタンド20の回転を
接触規制し、ロックケーブル16の後退時には復動して
スタンド20の規制を解除するストッパ板33と、ケー
シング25のストッパ板33に内蔵されロックケーブル
16の進出時にストッパ板に接触して復動を規制し、ロ
ックケーブル16の後退時にはストッパ板33から離れ
て規制を解除する回転可能な一対のストッパロックロッ
ク40とから構成する。
特に高める必要がなく、しかも、構成が大型、複雑のス
トッパ用の規制機構を省略できる自動二輪車のスタンド
ロック装置を提供する。 【解決手段】 操作機構14を操作してセンタスタンド
機構18をロック機構24で制御するものであって、操
作機構14は操作で進退動するロックケーブル16を備
える。また、ロック機構24を、フレームの下部のケー
シング25に内蔵されロックケーブル16の進出時に往
動してセンタスタンド機構18のスタンド20の回転を
接触規制し、ロックケーブル16の後退時には復動して
スタンド20の規制を解除するストッパ板33と、ケー
シング25のストッパ板33に内蔵されロックケーブル
16の進出時にストッパ板に接触して復動を規制し、ロ
ックケーブル16の後退時にはストッパ板33から離れ
て規制を解除する回転可能な一対のストッパロックロッ
ク40とから構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータなどの各
種の自動二輪車に適用されるスタンドロック装置に関す
るものである。
種の自動二輪車に適用されるスタンドロック装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動二輪車のスタンドロック装置
は、図示しないが、スクータの車体に操作機構、センタ
スタンド機構及びロック機構を備えている。操作機構
は、スクータのフレームの上部に施錠用のキーシリンダ
が取り付けられ、このキーシリンダには施錠動作又は開
錠動作で進退動するロックケーブルがアジャスタを介し
接続されている。また、ロック機構は、フレームの下部
にケーシングが装着され、このケーシングには接続され
たロックケーブルの進退動で上下方向に回転するレバー
がピンを介して軸支されるとともに、このレバーの回転
でセンタスタンド機構のスタンドの上部に対し往復動す
るストッパ板がコイルスプリングを介し内蔵されてい
る。このように構成されたロック機構は、ストッパ板で
スタンドのロックを確保してスクータの盗難を防止する
よう機能する。
は、図示しないが、スクータの車体に操作機構、センタ
スタンド機構及びロック機構を備えている。操作機構
は、スクータのフレームの上部に施錠用のキーシリンダ
が取り付けられ、このキーシリンダには施錠動作又は開
錠動作で進退動するロックケーブルがアジャスタを介し
接続されている。また、ロック機構は、フレームの下部
にケーシングが装着され、このケーシングには接続され
たロックケーブルの進退動で上下方向に回転するレバー
がピンを介して軸支されるとともに、このレバーの回転
でセンタスタンド機構のスタンドの上部に対し往復動す
るストッパ板がコイルスプリングを介し内蔵されてい
る。このように構成されたロック機構は、ストッパ板で
スタンドのロックを確保してスクータの盗難を防止する
よう機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動二輪車のス
タンドロック装置は、以上のようにケーシングにレバー
を軸支させ、このレバーの回転でストッパ板を往復動さ
せているので、上下方向にレバー回転用のスペースを確
保しなければならず、省スペース化を図ることができな
いという問題があった。また、てこの原理を用いてスト
ッパ板を往復動させるので、レバーやストッパ板の強度
を特に高めなければならないという問題があった。さら
に、足で押してストッパ板がケーシングに簡単に復動す
ると、スクータが容易に盗まれることになるので、スト
ッパ板が安易に復動しないよう、構成が大型で複雑の規
制機構を取り付けざるを得ないという問題があった。
タンドロック装置は、以上のようにケーシングにレバー
を軸支させ、このレバーの回転でストッパ板を往復動さ
せているので、上下方向にレバー回転用のスペースを確
保しなければならず、省スペース化を図ることができな
いという問題があった。また、てこの原理を用いてスト
ッパ板を往復動させるので、レバーやストッパ板の強度
を特に高めなければならないという問題があった。さら
に、足で押してストッパ板がケーシングに簡単に復動す
ると、スクータが容易に盗まれることになるので、スト
ッパ板が安易に復動しないよう、構成が大型で複雑の規
制機構を取り付けざるを得ないという問題があった。
【0004】本発明は、前記従来の問題に鑑みなされた
もので、省スペース化を図ることができ、構成部品の強
度を特に高める必要性がなく、しかも、構成が大型、複
雑のストッパ用の規制機構を省略することのできる自動
二輪車のスタンドロック装置を提供することを目的とし
ている。
もので、省スペース化を図ることができ、構成部品の強
度を特に高める必要性がなく、しかも、構成が大型、複
雑のストッパ用の規制機構を省略することのできる自動
二輪車のスタンドロック装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、前記課題を達成するため、操作機構を操作して
自動二輪車のスタンド機構をロック機構で制御するもの
において、前記操作機構は操作で進退動する線条体を備
え、前記ロック機構は、前記車体の下部に取り付けられ
たベース部材と、このベース部材に支持され前記線条部
材の進出時に往動して該スタンド機構のスタンドの回転
復帰を接触規制し、該線条部材の後退時には復動して該
スタンドの規制を解除するストッパ部材と、前記ベース
部材に取り付けられ該線条部材の進出時に該ストッパ部
材に接触して復動を規制し、該線条部材の後退時には該
ストッパ部材から離れて規制を解除するロック部材とを
含んでなることを特徴としている。
いては、前記課題を達成するため、操作機構を操作して
自動二輪車のスタンド機構をロック機構で制御するもの
において、前記操作機構は操作で進退動する線条体を備
え、前記ロック機構は、前記車体の下部に取り付けられ
たベース部材と、このベース部材に支持され前記線条部
材の進出時に往動して該スタンド機構のスタンドの回転
復帰を接触規制し、該線条部材の後退時には復動して該
スタンドの規制を解除するストッパ部材と、前記ベース
部材に取り付けられ該線条部材の進出時に該ストッパ部
材に接触して復動を規制し、該線条部材の後退時には該
ストッパ部材から離れて規制を解除するロック部材とを
含んでなることを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、スタンド機
構のスタンドを立て、操作機構を施錠動作させると、ワ
イヤなどの線条体が進出してストッパ部材がベース部材
から突出し、スタンドにストッパ部材が接触してスタン
ドの引っ込み現象が規制される。また、この際、線条体
が進出すると、ロック部材が動作してストッパ部材に接
触する。この接触作用により、ストッパ部材をどのよう
に押そうとも、突き出たストッパ部材の引っ込むのが規
制される。また、操作機構を解錠動作させると、線条体
が後退してロック部材を動作させ、ロック部材がストッ
パ部材から離れる。この離隔作用により、ストッパ部材
の後退が保障される。そして、線条体の後退でストッパ
部材がベース部材に後退し、スタンドとストッパ部材と
の接触が解除され、スタンドの復帰作業が可能になる。
構のスタンドを立て、操作機構を施錠動作させると、ワ
イヤなどの線条体が進出してストッパ部材がベース部材
から突出し、スタンドにストッパ部材が接触してスタン
ドの引っ込み現象が規制される。また、この際、線条体
が進出すると、ロック部材が動作してストッパ部材に接
触する。この接触作用により、ストッパ部材をどのよう
に押そうとも、突き出たストッパ部材の引っ込むのが規
制される。また、操作機構を解錠動作させると、線条体
が後退してロック部材を動作させ、ロック部材がストッ
パ部材から離れる。この離隔作用により、ストッパ部材
の後退が保障される。そして、線条体の後退でストッパ
部材がベース部材に後退し、スタンドとストッパ部材と
の接触が解除され、スタンドの復帰作業が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本実施形態における自動二輪車の
スタンドロック装置は、図2などに示すように、自動二
輪車1のフレーム2に操作機構14、センタスタンド機
構18及びロック機構24を備えている。
施の形態を説明する。本実施形態における自動二輪車の
スタンドロック装置は、図2などに示すように、自動二
輪車1のフレーム2に操作機構14、センタスタンド機
構18及びロック機構24を備えている。
【0008】自動二輪車1は、図1に示すように、多数
のパイプやアルミ合金などで強度や剛性に優れたクレー
ドル型チャンネル(L型材)のフレーム2を備え、この
フレーム2が安定性、重量バランス、及び操縦性などを
左右するホイールアライメントを決定する役割を果た
す。このフレーム2は、その前部から後部にかけてフロ
ントカバー3、シールド、シート4、複数のサイドカバ
ー5、及びリヤフェンダ6などがそれぞれ装着され、こ
れらが走行中の空気抵抗を減少させて安定性や操縦性を
向上させるよう作用する。
のパイプやアルミ合金などで強度や剛性に優れたクレー
ドル型チャンネル(L型材)のフレーム2を備え、この
フレーム2が安定性、重量バランス、及び操縦性などを
左右するホイールアライメントを決定する役割を果た
す。このフレーム2は、その前部から後部にかけてフロ
ントカバー3、シールド、シート4、複数のサイドカバ
ー5、及びリヤフェンダ6などがそれぞれ装着され、こ
れらが走行中の空気抵抗を減少させて安定性や操縦性を
向上させるよう作用する。
【0009】また、フレーム2の前部上方には図1に示
すように、フロントフォーク7が傾斜したヘッドパイプ
8を介し操舵可能に貫通支持され、フレーム2のほぼ中
央部から後部にかけてはエンジンなどの動力系9がダン
パなどを介し懸架されており、この動力系9には比較的
小型の後輪10がホイールを介して軸支されている。フ
ロントフォーク7は、その上部にハンドル11及びハン
ドルカバー12が一体的に装着され、下部のアウターチ
ューブには比較的小型の前輪13がホイールを介して弾
装軸支されている。
すように、フロントフォーク7が傾斜したヘッドパイプ
8を介し操舵可能に貫通支持され、フレーム2のほぼ中
央部から後部にかけてはエンジンなどの動力系9がダン
パなどを介し懸架されており、この動力系9には比較的
小型の後輪10がホイールを介して軸支されている。フ
ロントフォーク7は、その上部にハンドル11及びハン
ドルカバー12が一体的に装着され、下部のアウターチ
ューブには比較的小型の前輪13がホイールを介して弾
装軸支されている。
【0010】操作機構14は、図2に示すように、フレ
ーム2の後部上方に鍵穴を水平横方向に露出させたキー
シリンダ15が一体的に架設装着され、このキーシリン
ダ15にはロックケーブル16がアジャスタ17を介し
て接続されており、このロックケーブル16がフレーム
2の後部上方からフレーム2の凹んだ中央部の下方に伸
びている。このように構成された操作機構14は、カバ
ー後部の着脱自在のフユーエルを取り外すことで露出す
る。
ーム2の後部上方に鍵穴を水平横方向に露出させたキー
シリンダ15が一体的に架設装着され、このキーシリン
ダ15にはロックケーブル16がアジャスタ17を介し
て接続されており、このロックケーブル16がフレーム
2の後部上方からフレーム2の凹んだ中央部の下方に伸
びている。このように構成された操作機構14は、カバ
ー後部の着脱自在のフユーエルを取り外すことで露出す
る。
【0011】センタスタンド機構18は、図2に示すよ
うに、フレーム2の中央部下方の底面に支持軸19が取
り付けられ、この支持軸19には起立するスタンド20
が回転可能に嵌め入れられている。このスタンド20
は、支持軸19の両側部に複数のコイルばねを介しそれ
ぞれ回転可能に嵌め入れられた一対のサイドスタンド2
1と、この一対のサイドスタンド21の間に架設された
ほぼ逆U字形のセンタースタンド22とを備えている。
一対のサイドスタンド21は、基本的にはそれぞれL字
形に形成されているが、一のサイドスタンド21の上部
には切欠嵌合部23が形成され、他の一のサイドスタン
ド21における屈曲短辺バーが屈曲して伸長形成されて
いる。
うに、フレーム2の中央部下方の底面に支持軸19が取
り付けられ、この支持軸19には起立するスタンド20
が回転可能に嵌め入れられている。このスタンド20
は、支持軸19の両側部に複数のコイルばねを介しそれ
ぞれ回転可能に嵌め入れられた一対のサイドスタンド2
1と、この一対のサイドスタンド21の間に架設された
ほぼ逆U字形のセンタースタンド22とを備えている。
一対のサイドスタンド21は、基本的にはそれぞれL字
形に形成されているが、一のサイドスタンド21の上部
には切欠嵌合部23が形成され、他の一のサイドスタン
ド21における屈曲短辺バーが屈曲して伸長形成されて
いる。
【0012】ロック機構24は、図3ないし図7に示す
ように、フレーム2の中央部下方の底面にケーシング2
5が支持軸19を貫通した状態で取り付けられ、このケ
ーシング25にはスライド可能なストッパ板33、回転
可能な一対のストッパロック40、及びロックケーブル
16がそれぞれ内蔵されている。ケーシング25は、前
部(図3の左側)に大径貫通口26が、後部(図3の右
側)には大径貫通口26に対向する小径貫通口27がそ
れぞれ開け設けられたほぼ箱形のベース29を備え、こ
のベース29の内部には前後方向に指向する板形のブラ
ケット28が固定されており、ベース29の開口上部に
はカバー29aが被せ着けられている。
ように、フレーム2の中央部下方の底面にケーシング2
5が支持軸19を貫通した状態で取り付けられ、このケ
ーシング25にはスライド可能なストッパ板33、回転
可能な一対のストッパロック40、及びロックケーブル
16がそれぞれ内蔵されている。ケーシング25は、前
部(図3の左側)に大径貫通口26が、後部(図3の右
側)には大径貫通口26に対向する小径貫通口27がそ
れぞれ開け設けられたほぼ箱形のベース29を備え、こ
のベース29の内部には前後方向に指向する板形のブラ
ケット28が固定されており、ベース29の開口上部に
はカバー29aが被せ着けられている。
【0013】ブラケット28は、平面ほぼへ字形に形成
され、その側方向に傾斜した前部にはコイルスプリング
用の取り付け部30が起立して形成されるとともに、中
央部の前方の両側にはガイド片31がそれぞれ起立して
形成されており、後部にはロックケーブル16用の貫通
孔付きの案内座32が起立して形成されている。
され、その側方向に傾斜した前部にはコイルスプリング
用の取り付け部30が起立して形成されるとともに、中
央部の前方の両側にはガイド片31がそれぞれ起立して
形成されており、後部にはロックケーブル16用の貫通
孔付きの案内座32が起立して形成されている。
【0014】また、ストッパ板33は、基本的には平面
ほぼ凸字形の板状に形成され、大きな後部がベース29
に内蔵されてブラケット28上に位置し、細長い前部が
大径貫通口26を貫通して外部に突出している。ストッ
パ板33の後部の中央には平面ほぼ方形の収容口34が
開けられ、この収容口34内の左右両側部には相互に対
向する規制穴35がそれぞれ切り欠かれている。また、
ストッパ板33の後部の末端中央には収容口34と連通
した連通孔36が開け設けられ、ストッパ板33の後部
の側部にはコイルスプリング38用の取り付け座37が
突出形成されており、この取り付け座37と取り付け部
30との間には押圧付勢用のコイルスプリング38が張
り架け渡されている。ストッパ板33の前部と大径貫通
口26の周縁部との間には蛇腹形のストッパカバー39
が嵌合状態で取り付けられている。
ほぼ凸字形の板状に形成され、大きな後部がベース29
に内蔵されてブラケット28上に位置し、細長い前部が
大径貫通口26を貫通して外部に突出している。ストッ
パ板33の後部の中央には平面ほぼ方形の収容口34が
開けられ、この収容口34内の左右両側部には相互に対
向する規制穴35がそれぞれ切り欠かれている。また、
ストッパ板33の後部の末端中央には収容口34と連通
した連通孔36が開け設けられ、ストッパ板33の後部
の側部にはコイルスプリング38用の取り付け座37が
突出形成されており、この取り付け座37と取り付け部
30との間には押圧付勢用のコイルスプリング38が張
り架け渡されている。ストッパ板33の前部と大径貫通
口26の周縁部との間には蛇腹形のストッパカバー39
が嵌合状態で取り付けられている。
【0015】一対のストッパロック40は、2個のスト
ッパロック40をねじりスプリング41及びロックケー
ブル16の先端部を介し上下に積層してほぼ蝶番状に備
え、ブラケット28上に取付軸を介して縦に軸支される
とともに、ストッパ板33の収容口34にすきまをおい
て収容されており、一対のガイド片31に挟まれてい
る。各ストッパロック40は、円筒形の本体の外周面か
ら倒L字形の規制片42が横方向に突出し、この規制片
42にねじりスプリング41の屈曲端部が係止されてい
る。さらに、ロックケーブル16は、ケーシング25の
小径貫通口27にシール43を介しスライド可能に嵌め
入れられ、ブラケット28の案内座32の貫通孔、及び
ストッパ板33の連通孔36を順次貫通して収容口34
の内部に挿入されており、先端部側には係止用の断面ほ
ぼC字形のスペーサ44が嵌め着けられている。
ッパロック40をねじりスプリング41及びロックケー
ブル16の先端部を介し上下に積層してほぼ蝶番状に備
え、ブラケット28上に取付軸を介して縦に軸支される
とともに、ストッパ板33の収容口34にすきまをおい
て収容されており、一対のガイド片31に挟まれてい
る。各ストッパロック40は、円筒形の本体の外周面か
ら倒L字形の規制片42が横方向に突出し、この規制片
42にねじりスプリング41の屈曲端部が係止されてい
る。さらに、ロックケーブル16は、ケーシング25の
小径貫通口27にシール43を介しスライド可能に嵌め
入れられ、ブラケット28の案内座32の貫通孔、及び
ストッパ板33の連通孔36を順次貫通して収容口34
の内部に挿入されており、先端部側には係止用の断面ほ
ぼC字形のスペーサ44が嵌め着けられている。
【0016】前記構成において、自動二輪車1を停止さ
せてそこから離れる場合には、先ず、センタスタンド機
構18のスタンド20を起こし、操作機構14のキーシ
リンダ15にキーを差し込んで施錠方向に回せば良い。
すると、ロックケーブル16が進出してストッパ板33
がガイド片31に案内されつつケーシング25から突出
し、サイドスタンド21の切欠嵌合部23にストッパ板
33の前部が嵌まり、サイドスタンド21の回転復帰が
規制されて盗難が防止される。
せてそこから離れる場合には、先ず、センタスタンド機
構18のスタンド20を起こし、操作機構14のキーシ
リンダ15にキーを差し込んで施錠方向に回せば良い。
すると、ロックケーブル16が進出してストッパ板33
がガイド片31に案内されつつケーシング25から突出
し、サイドスタンド21の切欠嵌合部23にストッパ板
33の前部が嵌まり、サイドスタンド21の回転復帰が
規制されて盗難が防止される。
【0017】この際、ロックケーブル16が進出する
と、図6に示すように、各ストッパロック40が回転
し、ストッパ板33の収容口34の規制穴35に展開し
た規制片42が接触する。この接触作用により、足でス
トッパ板33をどのように蹴ろうとも、ストッパ板33
の後退が規制され、自動二輪車1の盗難をきわめて有効
に防止することができる。なお、各規制片42は、規制
穴35に嵌まる際、ガイド片31と接触する。
と、図6に示すように、各ストッパロック40が回転
し、ストッパ板33の収容口34の規制穴35に展開し
た規制片42が接触する。この接触作用により、足でス
トッパ板33をどのように蹴ろうとも、ストッパ板33
の後退が規制され、自動二輪車1の盗難をきわめて有効
に防止することができる。なお、各規制片42は、規制
穴35に嵌まる際、ガイド片31と接触する。
【0018】また、停止した自動二輪車1を始動させる
場合には、先ず、操作機構14のキーシリンダ15にキ
ーを差し込んで解錠方向に回せば良い。すると、図7に
示すように、ロックケーブル16が後退して各ストッパ
ロック40を回転させ、展開状態の各規制片42が規制
穴35から離れて反対側の方向にすぼむように揺動する
(図7参照)。この揺動作用により、ストッパ板33の
後退と自動二輪車1の始動とが確保される。そして、ロ
ックケーブル16の後退でストッパ板33がガイド片3
1に案内されつつケーシング25に後退し、サイドスタ
ンド21の切欠嵌合部23とストッパ板33の前部との
嵌合が解除され、サイドスタンド21の回転復帰が可能
となって自動二輪車1をきわめて円滑に始動させること
ができる。
場合には、先ず、操作機構14のキーシリンダ15にキ
ーを差し込んで解錠方向に回せば良い。すると、図7に
示すように、ロックケーブル16が後退して各ストッパ
ロック40を回転させ、展開状態の各規制片42が規制
穴35から離れて反対側の方向にすぼむように揺動する
(図7参照)。この揺動作用により、ストッパ板33の
後退と自動二輪車1の始動とが確保される。そして、ロ
ックケーブル16の後退でストッパ板33がガイド片3
1に案内されつつケーシング25に後退し、サイドスタ
ンド21の切欠嵌合部23とストッパ板33の前部との
嵌合が解除され、サイドスタンド21の回転復帰が可能
となって自動二輪車1をきわめて円滑に始動させること
ができる。
【0019】前記構成によれば、上下方向にレバー回転
用のスペースをなんら確保する必要がないので、著しい
小型化、省スペース化、及び部品(例えば支持軸やピン
など)点数の削減などを図ることができる。また、スト
ッパ板33を動力伝達機構などを介してスライドさせる
のではなく、ロックケーブル16で直接スライドさせる
とともに、ロックケーブル16とストッパ板33の動く
方向とを同一にすることが可能なので、力のロスがきわ
めて少なくなる。
用のスペースをなんら確保する必要がないので、著しい
小型化、省スペース化、及び部品(例えば支持軸やピン
など)点数の削減などを図ることができる。また、スト
ッパ板33を動力伝達機構などを介してスライドさせる
のではなく、ロックケーブル16で直接スライドさせる
とともに、ロックケーブル16とストッパ板33の動く
方向とを同一にすることが可能なので、力のロスがきわ
めて少なくなる。
【0020】また、てこの原理を用いてストッパ板33
を往復動させるものではなく、しかも、作用点と力点と
が近接した構造に構成されているので、ストッパ板33
の強度を特に高める必要性が全くない。したがって、製
造コストの大幅な低下が期待できる。また、ロック機構
24は、比較的簡易な構成であるから、構成の小型化や
簡素化を図ることが可能となる。さらに、ガイド片31
がストッパ板33やストッパロック40を円滑にガイド
するので、作動の円滑化や部品点数の削減などが大いに
期待できる。
を往復動させるものではなく、しかも、作用点と力点と
が近接した構造に構成されているので、ストッパ板33
の強度を特に高める必要性が全くない。したがって、製
造コストの大幅な低下が期待できる。また、ロック機構
24は、比較的簡易な構成であるから、構成の小型化や
簡素化を図ることが可能となる。さらに、ガイド片31
がストッパ板33やストッパロック40を円滑にガイド
するので、作動の円滑化や部品点数の削減などが大いに
期待できる。
【0021】なお、前記実施形態ではスクータを例にし
て説明したが、なんらこれに限定されるものではなく、
他の各種の自動二輪車1に広く適用することができる。
また、フレーム2の後部上方にキーシリンダ15を装着
したものを示したが、なんらこれに限定されるものでは
なく、適宜取り付け箇所や構造などを変更することがで
きる。例えば、上下方向に回転可能なシート4の下方や
ヘルメット室、あるいはハンドルカバー12などにキー
シリンダ15を適宜装着しても良い。また、回転キー式
ではなく、押しボタン式やレバー式などの操作機構14
とすることも可能である。また、センタスタンド機構1
8ではなく、サイドスタンドのロックに利用することも
可能である。
て説明したが、なんらこれに限定されるものではなく、
他の各種の自動二輪車1に広く適用することができる。
また、フレーム2の後部上方にキーシリンダ15を装着
したものを示したが、なんらこれに限定されるものでは
なく、適宜取り付け箇所や構造などを変更することがで
きる。例えば、上下方向に回転可能なシート4の下方や
ヘルメット室、あるいはハンドルカバー12などにキー
シリンダ15を適宜装着しても良い。また、回転キー式
ではなく、押しボタン式やレバー式などの操作機構14
とすることも可能である。また、センタスタンド機構1
8ではなく、サイドスタンドのロックに利用することも
可能である。
【0022】また、ロック機構24の形状や構造などは
適宜変更することが可能である。例えば、同様の作用効
果が期待できるものであれば、ケーシング25の形状や
構造などは適宜変更可能である。また、ストッパ板33
を他の各種形状にしたり、ピン形などにしても良い。ま
た、一対のストッパロック40の数を適宜増減しても良
いし、あるいはストッパロック40を昇降式、スライド
式、又は揺動式などとしても良い。さらに、ストッパロ
ック40と規制片42とを一体成形しても、あるいは溶
接などして取り付けても良いのはいうまでもない。
適宜変更することが可能である。例えば、同様の作用効
果が期待できるものであれば、ケーシング25の形状や
構造などは適宜変更可能である。また、ストッパ板33
を他の各種形状にしたり、ピン形などにしても良い。ま
た、一対のストッパロック40の数を適宜増減しても良
いし、あるいはストッパロック40を昇降式、スライド
式、又は揺動式などとしても良い。さらに、ストッパロ
ック40と規制片42とを一体成形しても、あるいは溶
接などして取り付けても良いのはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、省スペース化を図ることができ、構成部品の強度を
特に高める必要がないという効果がある。さらに、構成
が大型、複雑のストッパ用の規制機構を省略して小型化
や省スペース化を効率的に図ることが可能になる。
ば、省スペース化を図ることができ、構成部品の強度を
特に高める必要がないという効果がある。さらに、構成
が大型、複雑のストッパ用の規制機構を省略して小型化
や省スペース化を効率的に図ることが可能になる。
【図1】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施の形態を示す全体説明図である。
の実施の形態を示す全体説明図である。
【図2】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施の形態におけるフレームを示す斜視説明図であ
る。
の実施の形態におけるフレームを示す斜視説明図であ
る。
【図3】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施形態におけるロック機構を示す断面平面図であ
る。
の実施形態におけるロック機構を示す断面平面図であ
る。
【図4】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施形態におけるロック機構を示す断面側面図であ
る。
の実施形態におけるロック機構を示す断面側面図であ
る。
【図5】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施形態におけるロック機構の要部を示す分解斜視図
である。
の実施形態におけるロック機構の要部を示す分解斜視図
である。
【図6】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施形態におけるロック機構のロック状態を示す断面
説明図である。
の実施形態におけるロック機構のロック状態を示す断面
説明図である。
【図7】本発明に係る自動二輪車のスタンドロック装置
の実施形態におけるロック機構のロック解除状態を示す
断面説明図である。
の実施形態におけるロック機構のロック解除状態を示す
断面説明図である。
1 自動二輪車 2 フレーム 14 操作機構 15 キーシリンダ 16 ロックケーブル(線条体) 17 アジャスタ 18 センタスタンド機構(スタンド機構) 19 支持軸 20 スタンド 21 サイドスタンド 22 センタースタンド 23 切欠嵌合部 24 ロック機構 25 ケーシング 28 ブラケット 29 ベース(ベース部材) 33 ストッパ板(ストッパ部材) 34 収容口 35 規制穴 38 コイルスプリング 40 ストッパロック(ロック部材) 41 ねじりスプリング 42 規制片 44 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重田 康博 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 溝口 直輝 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 武藤 憲司 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 操作機構を操作して自動二輪車のスタン
ド機構をロック機構で制御する自動二輪車のスタンドロ
ック装置において、 前記操作機構は操作で進退動する線条体を備え、 前記ロック機構は、前記車体の下部に取り付けられたベ
ース部材と、このベース部材に支持され前記線条部材の
進出時に往動して該スタンド機構のスタンドの回転復帰
を接触規制し、該線条部材の後退時には復動して該スタ
ンドの規制を解除するストッパ部材と、前記ベース部材
に取り付けられ該線条部材の進出時に該ストッパ部材に
接触して復動を規制し、該線条部材の後退時には該スト
ッパ部材から離れて規制を解除するロック部材とを含ん
でなることを特徴とする自動二輪車のスタンドロック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25948897A JPH1191662A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 自動二輪車のスタンドロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25948897A JPH1191662A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 自動二輪車のスタンドロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191662A true JPH1191662A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17334793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25948897A Pending JPH1191662A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 自動二輪車のスタンドロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191662A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101947984A (zh) * | 2010-09-10 | 2011-01-19 | 蔡高国 | 摩托车自反侧支架 |
CN102837768A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 天津海州科工贸有限公司 | 一种车况与梯架锁控装置 |
CN102837765A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 天津海州科工贸有限公司 | 一种横孔式梯架锁控装置 |
WO2012174854A1 (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-27 | 天津海州科工贸有限公司 | 一种梯架锁控装置 |
CN103481854A (zh) * | 2012-06-14 | 2014-01-01 | 天津海州科工贸有限公司 | 一种机动车转向与固锁器 |
CN104401424A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-03-11 | 李宏亮 | 套筒式两轮车辆用电动防盗脚撑 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP25948897A patent/JPH1191662A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101947984A (zh) * | 2010-09-10 | 2011-01-19 | 蔡高国 | 摩托车自反侧支架 |
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WO2012174854A1 (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-27 | 天津海州科工贸有限公司 | 一种梯架锁控装置 |
CN103481854A (zh) * | 2012-06-14 | 2014-01-01 | 天津海州科工贸有限公司 | 一种机动车转向与固锁器 |
CN104401424A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-03-11 | 李宏亮 | 套筒式两轮车辆用电动防盗脚撑 |
CN104401424B (zh) * | 2014-10-16 | 2016-08-24 | 李宏亮 | 套筒式两轮车辆用电动防盗脚撑 |
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