JPH1191645A - トラクタの走行装置 - Google Patents

トラクタの走行装置

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JPH1191645A
JPH1191645A JP25726097A JP25726097A JPH1191645A JP H1191645 A JPH1191645 A JP H1191645A JP 25726097 A JP25726097 A JP 25726097A JP 25726097 A JP25726097 A JP 25726097A JP H1191645 A JPH1191645 A JP H1191645A
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Kenichiro Tsuji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後輪伝動系を変更すること無く、かつ、強度
十分にクローラ走行機構をピッチング自在に支持させ
る。 【解決手段】 操向前輪と、後車軸40に取付けた駆動
スプロケット42を有したクローラ走行機構48とを備
え、クローラ走行機構48のトラックフレーム47を、
左右軸心P1回りでピッチング可能に後車軸ケース59
に対して支持させる支持機構Cを備える。支持機構C
を、トラックフレーム47から上方で、かつ、駆動スプ
ロケット42の内側に向かう斜め方向に延出されたアー
ム部47aと、後車軸ケース59の下面に取付けられた
ボス部60とを左右軸心P1で回動自在に嵌合するとと
もに、左右のボス部60,60どうしを連結する補強部
材62を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの走行装
置に係り、詳しくは、湿地でも十分な牽引力を発揮でき
るように、後輪をクローラ式としたトラクタ、所謂セミ
クローラトラクタの走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のトラクタとしては、例えば、特
開平4‐257778号公報に示されたもののように、
後輪とその後方に配置された遊転輪とに亘ってクローラ
を巻回したクローラ走行機構を備えたトラクタが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クローラ式走行装置
は、広い接地面積によって有効な駆動力が得易い利点を
備えているが、前述した公報のものではクローラ走行機
構が位置固定であり、コンバイン等のフルクローラ型に
比べて接地長の短いセミクローラ型では、地面の凹凸や
起伏具合によっては、片方のクローラの大部分が宙に浮
く等によって十分な接地面積が取れない状況が予測され
る。そこで、クローラをピッチング可能とすることによ
り、路面追従性を良くしての十分な接地面積で必要な牽
引力を確保することが有効であると考えられる。
【0004】上記トラクタでは、後車軸をピッチング支
点に兼用させることが合理的な構造に思えるが、クロー
ラの接地荷重が全て後車軸1箇所に作用することに耐え
るようにするには、後車軸の強度を現状より強くする必
要があり、結局は、後輪伝動系や後車軸ケース等の大が
かりな設計変更を余儀なくされることになって、あまり
得策でない。本発明の目的は、後輪伝動系を変更するこ
と無く、かつ、強度十分にクローラ走行機構をピッチン
グ自在に支持させる点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕第1発明は、トラクタの走行装置において、操
向自在な左右一対の前輪と、後車軸に取付けた駆動スプ
ロケットを有した左右一対のクローラ走行機構とを備
え、クローラ走行機構における複数の転輪を回転自在に
支持するトラックフレームを、左右軸心回りでピッチン
グ可能に後車軸ケースに対して支持させる支持機構を備
え、その支持機構を、トラックフレームから上方で、か
つ、駆動スプロケットの内側に向かう斜め方向に延出さ
れたアーム部と、後車軸ケースの下面に取付けられたボ
ス部とを左右軸心で回動自在に嵌合するとともに、左右
のボス部どうしを連結する補強部材を設けて構成してあ
ることを特徴とする。
【0006】〔作用〕請求項1の構成によれば、トラッ
クフレームを、そのアーム部を後車軸ケース下面に取付
けたボス部と嵌合させることでピッチング自在に支持し
てあり、クローラ走行機構を後車軸ケースで強度十分に
支持できるようになる。トラックフレームのピッチング
支点は、ピッチングによるクローラ長の変化がなるべく
顕著化しないように後車軸に近づけるのが良く、そのた
めボス部は駆動スプロケットの内側に位置してトラック
フレームとは左右に離れ気味となり、ボス部には上向き
の荷重だけでなく、相当な曲げモーメントも受けること
になる。
【0007】そこで、左右のボス部どうしを連結部材で
互いに連結して補強してあるので、各ボス部は広い左右
方向のスパンでもって機体に取付けられた状態となり、
トラックフレームを強度十分に支持できるようになる。
例えば、ボス部のみで支持強度を持たすには、各ボス部
を広幅で重厚な構造物にする必要があって重くなり易い
のに対し、本願の構成では、それを上回る支持強度を得
ながら軽くすることが可能である。
【0008】〔効果〕その結果、左右のボス部どうしを
連結して後車軸ケース下面に取付ける構造により、後輪
伝動系の大きな変更を伴うことなく、トラックフレーム
のピッチング支点を十分な支持強度を有しながら小型で
軽量に構成できて、合理的なセミクローラ型トラクタの
走行装置を得ることができた。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、操向
操作自在な左右一対の前輪19及び左右一対の後輪14
(図1の二点鎖線参照)で支持された機体の前部にエン
ジン1、機体の後部に操縦部を覆うキャビン9を備え
て、四輪駆動型の農用トラクタが構成されている。
【0010】図2はミッションケース8内を示してお
り、エンジン1からの動力が伝動軸2及び油圧多板式の
PTOクラッチ3を介してPTO軸4に伝達される。エ
ンジン1からの動力が、油圧多板式の前進クラッチ5
(又は油圧多板式の後進クラッチ6及び伝動軸20)、
円筒軸7、第1主変速装置10、第2主変速装置11、
副変速装置12、及び後輪デフ装置13を介して左右の
後輪14に伝達される。後輪デフ装置13の直前から分
岐した動力が伝動軸15、油圧クラッチ型式の前輪変速
装置16、伝動軸17及び前輪デフ装置18を介して左
右の前輪19に伝達される。
【0011】第1主変速装置10は、4個の油圧多板式
の1速クラッチ21、2速クラッチ22、3速クラッチ
23及び4速クラッチ24を並列的に配置した油圧クラ
ッチ型式に構成されて4段に変速可能であり、1速〜4
速クラッチ21〜24のうちの一つを伝動側に操作する
ことにより、円筒軸7からの動力が4段に変速操作され
て下手側の伝動軸25に伝達される。
【0012】第2主変速装置11は、2個の油圧多板式
の低速クラッチ26及び高速クラッチ27を並列的に配
置した油圧クラッチ型式に構成されており、低速及び高
速クラッチ26,27の一方を伝動側に操作することに
より、伝動軸25からの動力が、2段に変速操作されて
下手側の副変速装置12に伝達される。副変速装置12
はシフト部材53をスライド操作するシンクロメッシュ
型式に構成されて、2段に変速可能である。
【0013】次に、油圧クラッチ型式の前輪変速装置1
6について説明する。図3及び図2に示すように、伝動
軸17に連結される伝動軸28と伝動軸15とが同芯状
に配置されており、伝動軸28に固定された第1伝動ギ
ヤ29と伝動軸15との間に、油圧多板式の標準クラッ
チ45が設けられている。ミッションケース8に開口部
33が形成されて、開口部33に伝動ケース34が連結
されており、伝動ケース34に第1迂回伝動軸35が支
持されている。伝動軸15に第3伝動ギヤ30が相対回
転自在に外嵌され、伝動軸15と第3伝動ギヤ30との
間に、油圧多板式の増速クラッチ46が設けられてい
る。第1迂回伝動軸35に固定された第1増速ギヤ31
及び第2増速ギヤ32が、第1伝動ギヤ29及び第2伝
動ギヤ30に咬合している。
【0014】図5に示すように、ポンプ36からの作動
油を標準及び増速クラッチ45,46に給排操作する制
御弁37が備えられており、制御弁37は作動油を標準
クラッチ45に供給して標準クラッチ45を伝動側に操
作し、増速クラッチ46を排油状態として伝動遮断側に
操作する標準位置37A、作動油を増速クラッチ46に
供給して増速クラッチ46を伝動側に操作し、標準クラ
ッチ45を排油状態として伝動遮断側に操作する増速位
置37B、標準及び増速クラッチ45,46を排油状態
として伝動遮断側に操作する中立位置37Nを備えた電
磁操作式に構成されており、バネによって中立位置37
Nに付勢されている。直進位置Aからの前輪19の操向
角度を検出する角度センサー38が備えられており、角
度センサー38の検出値が制御装置39に入力されてい
る。
【0015】以上の構造により、後述するように伝動ケ
ース34に取付けられた検出スイッチ57にアーム56
aが接触して、検出スイッチ57のON信号が制御装置
39に入力されている状態において、前輪19の操向角
度が直進位置Aから右及び左の設定角度Bの範囲内であ
ると、制御装置39からの操作信号により制御弁37が
標準位置37Aに操作されており、標準クラッチ45が
伝動側に操作され、増速クラッチ46が伝動遮断側に操
作されている。これによって、図2及び図3に示すよう
に伝動軸15の動力が標準クラッチ45、第1伝動ギヤ
29及び伝動軸28,17を介して前輪19に伝達さ
れ、前輪19の周速度と後輪14の周速度とが略等しく
なる標準状態となる。
【0016】次に畦際での旋回時等のように、前輪19
の操向角度が直進位置Aから右及び左の設定角度Bの範
囲を越えると、制御装置39からの操作信号により制御
弁37が標準位置37Aから増速位置37Bに操作され
て、増速クラッチ46が伝動側に操作され、標準クラッ
チ45が伝動遮断側に操作される。これによって、図2
及び図3に示すように伝動軸15の動力が増速クラッチ
46、第2伝動ギヤ30、第1迂回伝動軸35、第1伝
動ギヤ29及び伝動軸28,17を介して前輪19に伝
達され、前輪19の周速度が後輪14の周速度よりも高
速になる増速状態となる。
【0017】図2及び図1の二点鎖線に示す状態は、ミ
ッションケース8の後車軸40に後輪14を取付けた車
輪走行状態であり、この農用トラクタでは図1の実線に
示すように後車軸40から後輪2を取り外し、後車軸4
0に左右一対のクローラ走行装置41を取付けたクロー
ラ走行状態を設定することができるように構成されてい
る。クローラ走行装置41は、駆動スプロケット42、
従動輪43、転輪44、従動輪43及び転輪44を支持
するトラックフレーム47、クローラ48等により構成
されている。
【0018】後車軸40にクローラ走行装置41を取付
けたクローラ走行状態の場合、機体の下部から後車軸4
0の付近にまで延出された支持フレーム(図示せず)の
左右軸心P1周りに、トラックフレーム47の支持ブラ
ケット(アーム部の一例)47aを介して、トラックフ
レーム47を前後に揺動自在に支持し、駆動スプロケッ
ト42を後車軸40に直接に取付ける。このように後車
軸40にクローラ走行装置41を取付けたクローラ走行
状態において、転輪44の接地位置が後輪14の接地位
置と同じになるように設定されており、後車軸40に後
輪14を取付けてもクローラ走行装置41を取付けて
も、機体の高さは一定である。
【0019】図3及び図2に示すように、第1迂回伝動
軸35と同芯状に第2迂回伝動軸49が伝動ケース34
に支持されて、伝動軸15の伝動ギヤ50と第2迂回伝
動軸49の伝動ギヤ51とが咬合しており、第2迂回伝
動軸49のスプライン部に円筒状の連結部材52がスラ
イド自在に外嵌されている。伝動ケース34に固定され
た支持軸54に、デテント機構55aを内装したシフト
フォーク55がスライド自在に外嵌されて、シフトフォ
ーク55が連結部材52に係合している。
【0020】図3及び図4に示すように、伝動ケース3
4に貫通するように操作軸56が支持されており、伝動
ケース34の内側において操作軸56に固定されたアー
ム56aが、シフトフォーク55の基部に係合し、伝動
ケース34の外側においても操作軸56にアーム56b
が固定されている。これにより、伝動ケース34の外側
からアーム56bを上方及び下方に操作することによっ
て、シフトフォーク55をスライド操作し、連結部材5
2をスライド操作することができる。
【0021】以上の構造によって図2及び図1の二点鎖
線に示すように、後車軸40に後輪14を取付けた車輪
走行状態では、図4の二点鎖線に示すようにアーム56
bを上方に操作し、シフトフォーク55により連結部材
52を紙面右方にスライド操作して、図2及び図5に示
すように連結部材52を第1迂回伝動軸35から離して
おき、アーム56bを上方に操作した状態でボルト58
で固定する。これにより、伝動軸15の動力が前輪変速
装置16の標準及び増速クラッチ45,46を介して、
伝動軸28に伝達される状態となるのであり、この状態
においてアーム56aが、伝動ケース34に取付けられ
た検出スイッチ57に接触して、検出スイッチ57のO
N信号が制御装置39に入力されている。
【0022】このように検出スイッチ57のON信号が
制御装置39に入力されている状態において、前述のよ
うに前輪19の操向角度が直進位置Aから右及び左の設
定角度Bの範囲内であると、制御装置39により制御弁
37が標準位置37Aに操作されて、標準クラッチ45
が伝動側に操作され、増速クラッチ46が伝動遮断側に
操作されて、前輪19の周速度と後輪14の周速度とが
略等しくなる標準状態で、動力が前輪19に伝達され
る。
【0023】そして、検出スイッチ57のON信号が制
御装置39に入力されている状態において、前輪19の
操向角度が直進位置Aから右及び左の設定角度Bの範囲
を越えると、制御装置39により制御弁37が標準位置
37Aから増速位置37Bに操作されて、増速クラッチ
46が伝動側に操作され、標準クラッチ45が伝動遮断
側に操作されて、前輪19の周速度が後輪14の周速度
よりも高速になる増速状態で、動力が前輪19に伝達さ
れる。
【0024】次に図1の実線に示すように、後車軸40
にクローラ走行装置41を取付けたクローラ走行状態で
は、図3及び図4の実線に示すようにアーム56bを下
方に操作し、シフトフォーク55により連結部材52を
紙面左方にスライド操作して、連結部材52を第1及び
第2迂回伝動軸35,49に亘って連結し、アーム56
bを下方に操作した状態でボルト58で固定する。これ
により、伝動軸15の動力が第2迂回伝動軸49及び第
1迂回伝動軸35を介して、伝動軸28に伝達される状
態となるのであり、この状態においてアーム56aが検
出スイッチ57から離れて、検出スイッチ57のON信
号が制御装置39に入力されていない。
【0025】このように検出スイッチ57のON信号が
制御装置39に入力されていない状態では、どのような
状態になっても制御装置39から制御弁37に操作信号
は発信されることはなく、制御弁37はバネの付勢力に
より中立位置37Nに常に保持されて、前輪変速装置1
6の標準及び増速クラッチ45,46の両方共に伝動遮
断側に操作されている。この場合、図5及び図4の二点
鎖線に示すように、アーム56bを上方に操作しシフト
フォーク55により連結部材52を紙面右方にスライド
操作して、アーム56aが検出スイッチ57に接触して
いる状態でも、断線等の異常により検出スイッチ57の
ON信号が制御装置39に入力されていないと、制御弁
37は中立位置37Nに保持される。
【0026】図1に示すように後輪14の外径よりも、
クローラ走行装置41の駆動スプロケット42の外径の
方が小さなものとなっているので、前輪変速装置16の
標準状態において、前輪19の周速度(後輪14の周速
度)よりも、クローラ走行装置41の周速度(クローラ
48の速度)の方が低いものとなってしまう。この場
合、伝動軸15からの動力が図2及び図3に示す伝動ギ
ヤ50,51で減速されて、第1迂回伝動軸35及び前
輪19に伝達され、前輪19の周速度とクローラ走行装
置41の周速度(クローラ48の速度)とが略等しくな
るように構成されている。
【0027】従って、第1及び第2主変速装置10,1
1、副変速装置12の各変速位置での機体の走行速度を
比較した場合、後車軸40に後輪14を取付けた車輪走
行状態よりも、後車軸40にクローラ走行装置41を取
付けたクローラ走行状態の方が、機体の走行速度が全体
的に低いものとなる。
【0028】次に、クローラ走行機構41の支持構造に
ついて説明する。図6、図7に示すように、トラックフ
レーム47から上方で、かつ、駆動スプロケット42の
内側に向かう斜め方向に延出された支持ブラケット47
aの軸部61と、後車軸ケース59の下面に取付けられ
たボス部60とを左右軸心P1で回動自在に嵌合すると
ともに、左右のボス部60,60どうしを連結する補強
部材62を設けて、トラックフレーム47をピッチング
支持させる支持機構Cを構成してある。
【0029】各ボス部60は、後車軸ケース59下面の
ボルト止めされる基板63に、2枚のステー63a,6
3bを介して固着されるとともに、両ステー63a,6
3bに固着される状態で前記補強部材62を備えてあ
る。つまり、左右のボス部60,60と左右の基板6
3,63と補強部材62とが一体となった状態で後車軸
ケース59に装着されるものであり、これらによって背
面視で縦ループ状の支持フレームfを構成している。こ
の構造により、ボス部60自体は左右幅の狭い小部品と
して、トラックフレーム47との嵌合長さの短いコンパ
クトな嵌合部分としながら、上下向き荷重と曲げモーメ
ントに十分耐える支持強度を得ている。
【0030】又、支持フレームfの前側には、トラック
フレーム47のピッチング範囲を規制する規制機構64
を備えてある。概略説明すると、図6、図8に示すよう
に、トラックフレーム47の前部内側に、上下左右の壁
面を備えたガイド部材65を支持し、そのガイド部材6
5に入り込むローラ部材66を備えたブラケット67を
機体側に固定して規制機構64を構成する。つまり、ガ
イド部材65の上壁面65aと底壁面65bとローラ部
材66との接当により、クローラ走行機構41のピッチ
ングが所定の角度範囲内で行われるようにしてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ走行状態での農用トラクタの全体側面
【図2】車輪走行状態でのミッションケース内の伝動系
を示す概略図
【図3】クローラ走行状態での前輪変速装置付近の縦断
側面図
【図4】クローラ走行状態での伝動ケースの外側の側面
【図5】車輪走行状態での前輪変速装置及び制御弁の操
作系を示す図
【図6】トラックフレームの支持構造を示す平面図
【図7】支持機構の構造を示す一部切欠きの背面図
【図8】規制機構の構造を示す一部切欠きの正面図
【符号の説明】
19 前輪 40 後車軸 41 クローラ走行機構 42 駆動スプロケット 47 トラックフレーム 47a アーム部 59 後車軸ケース 60 ボス部 61 軸部 62 補強部材 C 支持機構 P1 左右軸心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向自在な左右一対の前輪と、後車軸に
    取付けた駆動スプロケットを有した左右一対のクローラ
    走行機構とを備え、前記クローラ走行機構における複数
    の転輪を回転自在に支持するトラックフレームを、左右
    軸心回りでピッチング可能に後車軸ケースに対して支持
    させる支持機構を備え、 前記支持機構を、前記トラックフレームから上方で、か
    つ、前記駆動スプロケットの内側に向かう斜め方向に延
    出されたアーム部と、前記後車軸ケースの下面に取付け
    られたボス部とを前記左右軸心で回動自在に嵌合すると
    ともに、左右の前記ボス部どうしを連結する補強部材を
    設けて構成してあるトラクタの走行装置。
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