JPH1191557A - 鋼材移載装置、及び鋼材移載設備 - Google Patents

鋼材移載装置、及び鋼材移載設備

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JPH1191557A
JPH1191557A JP9276498A JP27649897A JPH1191557A JP H1191557 A JPH1191557 A JP H1191557A JP 9276498 A JP9276498 A JP 9276498A JP 27649897 A JP27649897 A JP 27649897A JP H1191557 A JPH1191557 A JP H1191557A
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steel material
steel
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JP9276498A
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English (en)
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Junji Furukawa
淳次 古川
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Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専有面積が小さく、鋼材の向きを修正できる鋼
材移載装置、鋼材移載設備を提供する。 【解決手段】昇降支持台41が上昇し、2本の鋼材支持
部材61、62が下方からH形鋼材85のH字横棒部分8
6に当接し、両側に向けて押し出され、2本のH字縦棒
部分87と当接する。鋼材85を鋼材支持部材61、62
の先端と側面とで支持するので、鋼材85の傾きが規制
され、安全に運搬することが可能となる。また、鋼材8
5の向きを修正することもできる。更に、ラック上に多
数の鋼材85を配置しても、鋼材支持部材61、62は移
載対象の鋼材以外の鋼材とは接触しないので、多数の鋼
材を密集させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼材を運搬する技
術にかかり、特に、ラック上にストックされた鋼材を鋼
材搬送コンベアに移載する鋼材移載装置、及び鋼材移載
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材の切断、穿孔等を行う加工設備の前
段には、多数の鋼材がストックされた鋼材移載設備が設
けられており、鋼材移載設備内の鋼材を加工設備に移載
する際に、鋼材移載装置が用いられ、ストックされた鋼
材を加工設備内の鋼材搬送コンベアーに移載し、切断装
置や穿設装置等の加工装置へ搬送されている。
【0003】図9(a)は、従来技術の鋼材移載設備10
3の平面概略構成図であり、同図(b)は正面概略構成図
である。この鋼材移載設備103は、複数のラック11
1、1102と、複数の鋼材移載装置1051、1052
を有している。
【0004】各ラック1101、1102は、地上から所
定高さで、間隔を開けて平行に配設されており、地上に
は、二本一対の走行レール1121、1122が、ラック
1101、1102間に複数対敷設されている。
【0005】各走行レール1121、1122は、ラック
1101、1102に対して平行にされており、鋼材移載
装置1051、1052は各走行レール1121、1122
上に1台ずつ配置されている。
【0006】鋼材移載装置1051は、両端に車輪12
1、1282が固定された車軸121を有しており、合
計4個の車輪1281、1282が一対の走行レール11
1上に脱輪しないように乗せられている。
【0007】車軸121には、台座122が取り付けら
れ、その台座122には、昇降装置134が、プランジ
ャ135を鉛直上方に向けた状態で固定されており、そ
のプランジャ135の先端には、支持台126が水平に
取り付けられている。
【0008】ラック1101、1102上には、H鋼材1
85が横倒し状態で乗せ亘されており、移載作業を行う
際、先ず、プランジャ135を昇降装置134内に収納
し、支持台126を降下させた状態で、鋼材移載装置1
051、1052を移動させる。
【0009】各鋼材移載装置1051、1052が、移載
先である加工設備に最も近接した鋼材185の真下位置
まで移動したところで停止させ、昇降装置134を動作
させ、プランジャ135を押し出し、支持台126を上
昇させる。
【0010】すると、図10に示すように、ラック11
1、1102上に乗せられた鋼材185が支持台126
に乗せ替えられ、その状態で、鋼材移載装置1051
1052を移載先に移動させ、鋼材185の運搬を行
う。
【0011】鋼材185を乗せた鋼材移載装置10
1、1052が、鋼材搬送コンベアまで移動して来たと
ころで停止させ、支持台126を降下させ、鋼材185
を鋼材搬送コンベアに乗せ替えると、移載作業が完了す
る。鋼材185は、鋼材搬送コンベアによって加工装置
へ向けて搬送され、所定の加工が行われる。
【0012】以上のような鋼材移載設備103では、ラ
ック1101、1102上に、予め所望本数の鋼材185
を並べてストックしておき、鋼材移載装置1051、1
052の遠隔操作によって1本ずつ運搬すると、安全・
確実に移載作業を行えるようになっている。
【0013】ところで、上述の鋼材移載装置1051
1052では、支持台126上に鋼材185を乗せるた
め、支持台126の幅wを鋼材185の幅Wよりも大き
くする必要がある。そして、ラック1101、1102
に乗せられた複数の鋼材185のうち、1本の鋼材18
5を支持台126に乗せる際、支持台126上には他の
鋼材185が乗らないようにする必要がある。
【0014】従って、ラック1101、1102上に多数
の鋼材185を乗せる場合、各鋼材185間には、所定
の間隔Dを設ける必要がある。その間隔Dは、鋼材18
5の移載を安全・確実に行うために、D≧w/2とされ
ており、鋼材185間の間隔Dが大きくなる結果、鋼材
移載設備103の専有面積が大きくなってしまうという
問題がある。
【0015】また、上述の鋼材移載装置1051、10
2では、鋼材185がラック1101、1102に対
し、垂直になっていなかった場合、持ち上げた後、向き
を変えようとすると落下する危険性がある。そのため、
斜め方向を向いた鋼材を運搬した場合、鋼材搬送コンベ
アに乗せることができない場合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、小面積で多数の鋼材を移載でき、また、鋼材の
向きを修正できる鋼材移載装置、及び鋼材移載設備を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、昇降装置と、前記昇降装置によって上下動される昇
降支持台と、前記昇降支持台に配置された鋼材支持部材
とを有し、前記昇降支持台を上方に移動させ、前記鋼材
支持部材を下方から鋼材に当接させ、前記鋼材を前記鋼
材支持部材上に乗せる鋼材移載装置であって、前記昇降
支持台には、前記鋼材支持部材を水平方向に往復動させ
る支持部材移動装置が設けられたことを特徴とする。
【0018】この場合、請求項2記載の発明のように、
前記鋼材支持部材を少なくとも2個設け、異なる方向に
往復動できるように構成しておくとよい。
【0019】また、請求項1又は請求項2のいずれか1
項記載の鋼材移載装置については、請求項3記載の発明
のように、前記鋼材支持部材の上端部に、往復動方向に
回転できるローラを設けるとよい。
【0020】更に、請求項1乃至請求項3のいずれか1
項記載の鋼材移載装置については、請求項4記載の発明
のように、車輪を設けることができる。
【0021】更にまた、請求項1乃至請求項4のいずれ
か1項記載の鋼材移載装置については、請求項5記載の
発明のように、鋼材との近接状態を検出する鋼材検出セ
ンサを設けることができる。
【0022】他方、請求項6記載の発明は、鋼材移載設
備であって、地上から所定高さで水平に平行に配設され
た複数のラックと、請求項1乃至請求項5のいずれか1
項記載の鋼材移載装置とを有することを特徴とする。
【0023】この請求項6記載の鋼材移載設備について
は、請求項7記載の発明のように、前記鋼材移載装置を
走行させる走行レールを複数対、前記ラック間に平行に
敷設することができる。
【0024】以上説明した本発明の構成によれば、鋼材
移載装置の昇降支持台に鋼材支持部材が配置され、昇降
装置によって昇降支持台と一緒に上下動できるように構
成されており、昇降支持台上昇させ、ラック上に水平状
態でストックされた鋼材の底面に、鋼材支持部材の上端
部を下方から当接させ、鋼材支持部材上に乗せて持ち上
げられるように構成されている。
【0025】そして、この鋼材移載装置には、鋼材支持
部材を水平方向に往復動させる支持部材移動装置が設け
られており、鋼材支持部材の上端部を、H形鋼材のH字
横棒部分の中央付近に当接させた後、鋼材支持部材をH
字縦棒方向に動作させると、鋼材支持部材の側面によ
り、H字縦棒部分の動きを規制できるようになってい
る。
【0026】そして、そのような鋼材支持部材を、一台
の鋼材移載装置に対して少なくとも2個設け、互いに異
なる方向(例えば、互いに逆方向)に移動させると、一台
の鋼材移載装置でH形鋼材のH字縦棒部分の2点を支持
でき、しかも、鋼材の縦棒部分が動けなくなるので、鋼
材を安全に保持することが可能となる。その場合、鋼材
支持部材の先端に、往復動方向に回転できるローラを設
けておくと、ローラが回転することで鋼材支持部材の動
きが滑らかになる。
【0027】このような鋼材移載装置について、車輪を
設けて移動し易くし、更に、例えば駆動装置を設け、鋼
材移載装置を自走可能にすると、遠隔操作等による運転
ができるようになり、安全性や作業能率が高くなる。
【0028】以上のような鋼材移載装置を複数台用いて
鋼材を持ち上げた場合、各鋼材移載装置間の相対位置を
変えると、鋼材の向きを安全に変えることができる。従
って、ラック上に斜めに置かれた鋼材も、鋼材を持ち上
げた後、向きを修正し、鋼材搬送ベルトに乗るようにで
きる。
【0029】また、鋼材移載装置に、鋼材検出センサを
設け、鋼材との近接状態を検出できるようにしておく
と、鋼材移載装置を移動させる際、鋼材支持部材が鋼材
のH字横棒の下に位置したところで停止させられるの
で、鋼材移載装置の自動運転が可能となる。
【0030】以上説明した鋼材移載装置を用いて鋼材移
載設備を構成する場合、互いに離間して配置された複数
のラックを設け、H形鋼材を、H字横棒部分を水平にし
てラック上に乗せると、H形鋼材を密集してストックで
きるので、専有面積が小さい鋼材移載設備が得られる。
ラックの配設方向と平行に、レールを敷設し、鋼材移載
装置がそのレール上を走行するようにしておくと、鋼材
を安全に移載することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の鋼材移載設備を本発明の
鋼材移載装置と共に説明する。図2、図4〜図7の符号
5は、本発明の鋼材移載装置であり、図1に示した鋼材
移載設備3に複数配置されている。
【0032】図1を参照し、鋼材移載設備3は、ラック
101〜105と、二本一対の走行レール121〜124
をそれぞれ複数有しており、各ラック101〜105は水
平にされ、地上から所定高さで互いに離間して平行に配
設されている。
【0033】走行レール121〜124は、各ラック10
1〜105の配設方向に沿って平行に敷設されており、そ
の上には、図2、図3に示す鋼材移載装置5と同一構成
の鋼材移載装置51〜54が1台ずつ配置されている。
【0034】各走行レール121〜124には、ラック1
1〜105の長さを超えて敷設されており、両端がラッ
ク101〜105の端部からはみ出すようにされている。
各レール121〜124のはみ出した部分の間には、鋼材
搬送コンベア801〜803が配置されており、また、図
面右方向に配置された図示しない加工装置と右端の走行
レール124との間には、移載設備と加工装置とを結ぶ
鋼材搬送コンベア81が配置されている。各鋼材搬送コ
ンベア801〜803、81は同一直線上に配置されてお
り、鋼材移載装置51〜54によって置かれた鋼材を、加
工設備側に搬送できるように構成されている。
【0035】その鋼材移載装置5を、その側面と正面を
それぞれ示した図2、図3を参照して説明すると、鋼材
移載装置5は、台車22を有しており、その底面には、
軸受け36と車輪受け37が2個ずつ設けられている。
【0036】軸受け36内には、車軸21が回転可能に
挿通され、両端に車輪28が固定されており、また、車
輪受け37には、車輪29が回転可能に取り付けられて
いる。走行レール121〜124には、コ字型形状のもの
が用いられ、開放部分を上向きにして敷設されており、
4個の車輪28、29は走行レール121〜124の凹部
内に納められ、台車22を水平に支持している。
【0037】台車22には、モータから成る駆動装置3
0が設けられており、その駆動装置30の回転軸と車軸
21との間には、チェーン27が掛け渡され、駆動装置
30が出力する回転力を、チェーン27を介して車軸2
1に伝達し、車輪28を回転させるように構成されてい
る。
【0038】台車22は、支持棒23と、シリンダから
成る昇降装置34とを有しており、支持棒23は鉛直に
され、下端部が台車22に固定されている。支持棒23
の上端部には、鋼材との近接状況を感知するセンサ9が
取り付けられている。
【0039】昇降装置34は、そのプランジャ35が鉛
直上方を向くように固定されており、プランジャ35の
先端には、昇降支持台41が水平に固定されている。そ
して、昇降装置34を動作させ、プランジャ35を押し
出すと、昇降支持台41が上方に移動し、所定位置で停
止できるようにされている。
【0040】昇降支持台41は、ガイド棒42と、シリ
ンダから成る2個の支持部材移動装置71、72と、棒状
の鋼材支持部材61、62とを有しており、ガイド棒42
の上端部は昇降支持台41に固定され、その他端部側
は、昇降支持台41の下方に向けて突き出されている。
【0041】ガイド棒42の他端部側は、台車22に設
けられたリニアブッシュ431、432内に、それぞれ鉛
直に挿通されており、従って、ガイド棒421、422
リニアブッシュ431、432によって、昇降支持台41
が上下動する際の傾きが規制され、昇降支持台41は水
平状態を維持するようにされている。
【0042】図3に、昇降支持台41の平面図を示す。
2台の支持部材移動装置71、72は、そのプランジャ8
1、82が水平方向で、互いに逆向きになるようにして昇
降支持台41に固定されており、鋼材支持部材61、62
は鉛直にされ、下端部が、各プランジャ81、82の先端
に固定されている。
【0043】鋼材支持部材61、62の動作を説明する
と、支持部材移動装置71、72が非動作状態のときは、
プランジャ81、82は、支持部材移動装置71、72内に
収納されており、その状態では、鋼材支持部材61、62
は昇降支持台41中央位置に集合している。
【0044】支持部材移動装置71、72が動作し、プラ
ンジャ81、82が押し出されると、鋼材支持部材61
2は互いに逆方向に移動し、図5に示すように、最大
限、昇降支持台41の対向する端部位置でそれぞれ停止
する。
【0045】支持部材移動装置71、72が動作を停止す
ると、プランジャ81、82は支持部材移動装置71、72
内に吸引され、各鋼材支持部材61、62は再び中央に集
合し、図2に示した状態に戻る。
【0046】このような鋼材移載装置5を使用して鋼材
を移載する場合には、先ず、鋼材移載設備3内にH形鋼
材を搬入し、H字横棒部分を水平に、平行な二本のH字
縦棒部分を鉛直にして各ラック101〜106上に所望本
数だけ乗せ亘す。このとき、鋼材の向きはラック101
〜106の配設方向に対し、垂直方向にし、隙間なく密
集させておくが、鋼材の上には鋼材を乗せないでおく。
【0047】そして、各鋼材移載装置51〜54の昇降支
持台41を降下させ、モータ30を起動し、走行レール
121〜124上を走行させる。
【0048】昇降支持台41が降下した状態では、鋼材
移載装置51〜54を構成する部材のうち、センサ9が最
も上部に位置しており、他方、そのセンサ9の位置は、
ラック101〜105上の鋼材よりも低位置にある。従っ
て、鋼材移載装置51〜54は、ラック101〜105上の
鋼材の下を通過できるようになっている。
【0049】そして、センサ9が、鋼材搬送コンベア8
1〜803に最も近い鋼材のH字縦棒部分を感知し、鋼
材支持部材61、62が鋼材のH字横棒部分の下に位置し
たところで、鋼材移載装置51〜54を停止させる。
【0050】図2は、その状態を示しており、次いで、
図2に示した状態から昇降装置34を動作させ、プラン
ジャ35を押し出すことにより、昇降支持台41を水平
に持ち上げると、鋼材支持部材61、62の先端部分がH
形鋼材85のH字横棒部分に次第に接近する。
【0051】各鋼材支持部材61、62の上端部分には、
ローラ441、442が取り付けられており、鋼材支持部
材61、62が上昇し、ローラ441、442が鋼材85に
近接したところで支持部材移動装置71、72が動作を開
始し、プランジャ81、82が押し出される。従って、鋼
材支持部材61、62は開きはじめ、昇降支持台41の両
端方向に移動する。
【0052】図6はその状態を示しており、ローラ44
1、442は、鋼材支持部材61、62の移動方向に回転で
きるように構成されているため、ローラ441、442
鋼材85のH字横棒部分86に当接された場合、ローラ
441、442はH字横棒部分86の底面上を転がり移動
できるようになっている。
【0053】鋼材支持部材61、62同士の相対的な最大
移動距離は、鋼材85の幅よりも大きくされており、従
って、鋼材支持部材61、62は、鋼材85の平行な二本
のH字縦棒部分87にそれぞれ当接したところで停止す
る。図7はその状態を示しており、その状態で昇降支持
台41を再度上昇させると、鋼材85は、ラック101
〜105から離れ、鋼材支持部材61、62上に乗せ替え
られる。
【0054】このとき、鋼材85は、ローラ441、4
2によって、幅方向の両端部分が支持された状態にな
っており、しかも、鋼材支持部材61、62は、支持部材
移動装置71、72によって押し出し方向に力が加えられ
ているため、鋼材85のH字縦棒部分87は、鋼材支持
部材61、62の側面によって逆方向に押圧されている。
【0055】従って、鋼材85は、鋼材支持部材61
2の側面によって傾きが規制されており、それによ
り、鋼材85の水平状態が安定に維持され、鋼材支持部
材61、62から脱落することがないようにされている。
【0056】その状態で駆動装置30を動作させ、各鋼
材移載装置51〜54を鋼材搬送コンベア801〜803
81方向に移動させ、鋼材85を運搬する。
【0057】鋼材搬送コンベア801〜803、81の高
さは運搬中の鋼材85の高さよりも低くなるようにされ
ており、各鋼材移載装置51〜54は、鋼材搬送コンベア
801〜803、81間に進入し、鋼材85がそれらの真
上に位置したところで停止する。
【0058】次いで、昇降装置34によって昇降支持台
41をゆっくり降下させる。鋼材85が鋼材搬送コンベ
ア801〜803、81上に乗ったところで降下を一旦停
止し、支持部材移動装置71、72内にプランジャ81
2を吸引し、鋼材支持部材61、62を昇降支持台41
中央に集合させる。
【0059】その状態では、鋼材支持部材61、62のH
字縦棒部分87への当接は解除されており、昇降支持台
41を更に降下させ、鋼材支持部材61、62を鋼材85
内から抜き出すと、鋼材85の移載が完了する。そし
て、鋼材搬送コンベア801〜803、81を起動する
と、鋼材85は加工装置に向けて搬送される。
【0060】1本の鋼材85の移載完了後、鋼材移載装
置51〜54を、次に移載するべき鋼材方向に移動させ、
上記と同様に、ラック101〜104上の鋼材を、鋼材搬
送コンベア801〜803、81に移載する。
【0061】以上説明したように、本発明の鋼材移載設
備3と鋼材移載装置5によれば、ラック101〜104
から鋼材85を持ち上げる際、鋼材支持部材61、6
2は、鋼材85のH字横棒部分86に当接されるので、
図8(a)に示すように、ラック101〜104上に多数の
鋼材を密集させても、鋼材支持部材61、62が他の鋼材
と接触することはない。
【0062】他方、従来技術の鋼材移載装置105で
は、鋼材185間には、少なくとも支持台126が上昇
できる分の隙間が必要なので、図8(b)に示すように、
鋼材185同士を近接させることができない。
【0063】従って、本発明を従来技術に比べた場合、
少ない専有面積で多くの鋼材をストックすることが可能
となっている。
【0064】なお、以上はH形鋼材85の移載について
説明したが、本発明は、コ字形の鋼材や、その他平行な
面を有する鋼材の運搬に適するものである。
【0065】また、上記実施形態はH鋼材85の幅が、
鋼材支持部材61、62の最大相対移動距離よりも狭い場
合について説明したが、必ずしもそれに限定されるもの
ではない。鋼材支持部材61、62がH鋼材のH字縦棒部
分87へ当接されていなくても、安定に支持できる限
り、本発明の鋼材移載装置5によって運搬することがで
きる。
【0066】
【発明の効果】鋼材を安定に運搬することができる。鋼
材移載設備の専有面積を小さくすることができる。ラッ
ク上で鋼材の向きが多少ずれても、安全に移載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼材移載設備の平面を示す図
【図2】本発明の鋼材移載装置の側面を示す図
【図3】その鋼材移載装置の正面を示す図
【図4】その鋼材移載装置の昇降支持台の平面を示す図
【図5】その鋼材移載装置の鋼材支持部材を端部に移動
させた状態を示す図
【図6】鋼材支持部材が鋼材に当接した状態を示す図
【図7】その状態から鋼材支持部材が端部に移動したと
ころを示す図
【図8】(a):本発明の鋼材移載設備を側面方向から見
た図 (b):従来技術の鋼材移載設備を側面方向から
見た図
【図9】(a):従来技術の鋼材移載設備の平面を示す図
(b):その鋼材移載設備を正面方向から見た図
【図10】従来技術の鋼材移載装置で鋼材を持ち上げた
状態を示す図
【符号の説明】
3……鋼材移載設備 5(51〜54)……鋼材移載装置
1、62……鋼材支持部材 71、72……支持部
材移動装置 9……センサ 101〜105……ラック
121〜124……走行レール 30……駆動装置
34……昇降装置 41……昇降支持台 44
1、442……ローラ 85……鋼材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降装置と、前記昇降装置によって上下動
    される昇降支持台と、前記昇降支持台に配置された鋼材
    支持部材とを有し、前記昇降支持台を上方に移動させ、
    前記鋼材支持部材を下方から鋼材に当接させ、前記鋼材
    を前記鋼材支持部材上に乗せる鋼材移載装置であって、 前記昇降支持台には、前記鋼材支持部材を水平方向に往
    復動させる支持部材移動装置が設けられたことを特徴と
    する鋼材移載装置。
  2. 【請求項2】前記鋼材支持部材が少なくとも2個設けら
    れ、異なる向きに往復動できるように構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の鋼材移載装置。
  3. 【請求項3】前記鋼材支持部材の上端部には、往復動方
    向に回転できるローラが設けられたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2のいずれか1項記載の鋼材移載装
    置。
  4. 【請求項4】車輪が設けられ、前記鋼材を前記鋼材支持
    部材上に乗せた状態で運搬できるように構成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載
    の鋼材移載装置。
  5. 【請求項5】鋼材との近接状況を感知する鋼材検出セン
    サが設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項記載の鋼材移載装置。
  6. 【請求項6】地上から所定高さで水平方向に平行に配設
    された複数のラックと、 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の鋼材移載装
    置とを有することを特徴とする鋼材移載設備。
  7. 【請求項7】前記鋼材移載装置を走行させる走行レール
    が前記ラック間に平行に、複数対敷設されたことを特徴
    とする請求項6記載の鋼材移載設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105857322A (zh) * 2016-05-11 2016-08-17 山东茂盛管业有限公司 一种大口径钢管运输小车
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