JP3085350B2 - ランニングソー - Google Patents
ランニングソーInfo
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- JP3085350B2 JP3085350B2 JP07150151A JP15015195A JP3085350B2 JP 3085350 B2 JP3085350 B2 JP 3085350B2 JP 07150151 A JP07150151 A JP 07150151A JP 15015195 A JP15015195 A JP 15015195A JP 3085350 B2 JP3085350 B2 JP 3085350B2
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- running
- saw
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材を固定しつつ丸鋸
を走行させて加工するいわゆるランニングソーに関し、
特に、二種類の切断手段(又はランニングソー)を有
し、当該切断手段の間の距離を変化させることのできる
装置に関するものである。
を走行させて加工するいわゆるランニングソーに関し、
特に、二種類の切断手段(又はランニングソー)を有
し、当該切断手段の間の距離を変化させることのできる
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、二種類の切断手段の間を移動
させるためには、例えば搬送装置を使用することがあ
り、そして、搬送させるべき範囲が異なることを前提と
した搬送装置としては、搬送方向に伸縮が自在なローラ
コンベアがあり、搬送距離が最も長くなる状態のとき伸
長させたコンベアの長さを合わせて使用していた。そし
て、この種のコンベアは、ローラ支持フレームをパンタ
グラフ状にしたもの、又は、ローラ支持フレームを搬送
方向に数分割し、各フレームをスライド可能にしてこの
フレームを重ねて収縮させるものがあった。また、二種
類の切断手段の間が変化する、即ち、搬送すべき範囲が
異なることを前提とするランニングソーは開発されてい
なかった。
させるためには、例えば搬送装置を使用することがあ
り、そして、搬送させるべき範囲が異なることを前提と
した搬送装置としては、搬送方向に伸縮が自在なローラ
コンベアがあり、搬送距離が最も長くなる状態のとき伸
長させたコンベアの長さを合わせて使用していた。そし
て、この種のコンベアは、ローラ支持フレームをパンタ
グラフ状にしたもの、又は、ローラ支持フレームを搬送
方向に数分割し、各フレームをスライド可能にしてこの
フレームを重ねて収縮させるものがあった。また、二種
類の切断手段の間が変化する、即ち、搬送すべき範囲が
異なることを前提とするランニングソーは開発されてい
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような搬送装置のうち、パンタグラフ状のフレームを有
するものにあっては、搬送範囲の長短にかかわらずロー
ラの数が一定であるため、収縮させた場合にはローラが
過密状態となり、一方伸長させた場合には過疎状態とな
るものであり、常に搬送に適する状態を維持させること
が困難であった。また、複数に分割したフレームで構成
されたものにあっては、ローラ支持フレームをスライド
させたとき、当該フレームが重なる部分とそうでない部
分とではローラの数が大きく異なり、搬送状態が安定し
ないことがあった。さらに、上記両コンベアは、ローラ
支持フレームを伸縮させることによって、コンベア長さ
を調整しようとするものであるため、フレームとしての
収縮に限界があり、かつ、その限界は比較的長いもので
あった。さらに、この種のコンベアはいずれも床上に載
置するものであるため、搬送範囲を変更するとき、即
ち、加工装置の間隔を変更するときには、当該コンベア
が加工装置に接触するなどの不具合があった。また、ラ
ンニングソーによって加工をする場合、搬送範囲が異な
ることが予想できる箇所には、上記のようなコンベアを
使用するほかなかった。
ような搬送装置のうち、パンタグラフ状のフレームを有
するものにあっては、搬送範囲の長短にかかわらずロー
ラの数が一定であるため、収縮させた場合にはローラが
過密状態となり、一方伸長させた場合には過疎状態とな
るものであり、常に搬送に適する状態を維持させること
が困難であった。また、複数に分割したフレームで構成
されたものにあっては、ローラ支持フレームをスライド
させたとき、当該フレームが重なる部分とそうでない部
分とではローラの数が大きく異なり、搬送状態が安定し
ないことがあった。さらに、上記両コンベアは、ローラ
支持フレームを伸縮させることによって、コンベア長さ
を調整しようとするものであるため、フレームとしての
収縮に限界があり、かつ、その限界は比較的長いもので
あった。さらに、この種のコンベアはいずれも床上に載
置するものであるため、搬送範囲を変更するとき、即
ち、加工装置の間隔を変更するときには、当該コンベア
が加工装置に接触するなどの不具合があった。また、ラ
ンニングソーによって加工をする場合、搬送範囲が異な
ることが予想できる箇所には、上記のようなコンベアを
使用するほかなかった。
【0004】本発明は、上記諸点にかんがみ、搬送範囲
の長短にかかわらず一定した搬送状態を実現するととも
に、支障なく加工装置を移動できるランニングソーを提
供することを目的とする。
の長短にかかわらず一定した搬送状態を実現するととも
に、支障なく加工装置を移動できるランニングソーを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、予め定められた搬送方向に対して直角方
向に走行する丸鋸を備え、材料を固定しつつ所定の位置
で切断できる第一の切断手段と、上記切断手段の丸鋸と
同一方向に走行する丸鋸を備え、材料を固定しつつ上記
切断手段の切断位置から所望の長さに移動できる位置で
切断できる第二の切断手段と、両切断手段の間の上方に
設けられたフレームと、このフレームに搬送方向に適宜
間隔を有して配置された複数の昇降手段と、これらの各
昇降手段の下端付近にそれぞれ支持される搬送用部材と
からなり、この搬送用部材を上昇させたときこの搬送用
部材が上記第一又は第二の切断手段のいずれにも接触し
ないようにしてなることを特徴とするランニングソーを
要旨とする。
め、本発明は、予め定められた搬送方向に対して直角方
向に走行する丸鋸を備え、材料を固定しつつ所定の位置
で切断できる第一の切断手段と、上記切断手段の丸鋸と
同一方向に走行する丸鋸を備え、材料を固定しつつ上記
切断手段の切断位置から所望の長さに移動できる位置で
切断できる第二の切断手段と、両切断手段の間の上方に
設けられたフレームと、このフレームに搬送方向に適宜
間隔を有して配置された複数の昇降手段と、これらの各
昇降手段の下端付近にそれぞれ支持される搬送用部材と
からなり、この搬送用部材を上昇させたときこの搬送用
部材が上記第一又は第二の切断手段のいずれにも接触し
ないようにしてなることを特徴とするランニングソーを
要旨とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】上記のような構成にすれば、搬送装置にあって
は、搬送用部材を加工装置の上方に設けたフレームから
昇降させることができるので、複数の搬送用部材のうち
の搬送に必要となるものだけを下降させ、不必要な搬送
用部材を上昇させることができる。これによって、搬送
範囲において予め定めた間隔に搬送用部材を整列させる
ことができるので、搬送距離の長短に関係なく安定した
搬送状態を実現させることができる。そして、各搬送用
部材を上昇させたとき、いずれの搬送用部材も加工装置
に接触することがないので、加工装置を移動させて搬送
範囲を変更する際、これらの搬送用部材を上昇させてお
くことによって、上記の変更が非常に容易なものとな
る。
は、搬送用部材を加工装置の上方に設けたフレームから
昇降させることができるので、複数の搬送用部材のうち
の搬送に必要となるものだけを下降させ、不必要な搬送
用部材を上昇させることができる。これによって、搬送
範囲において予め定めた間隔に搬送用部材を整列させる
ことができるので、搬送距離の長短に関係なく安定した
搬送状態を実現させることができる。そして、各搬送用
部材を上昇させたとき、いずれの搬送用部材も加工装置
に接触することがないので、加工装置を移動させて搬送
範囲を変更する際、これらの搬送用部材を上昇させてお
くことによって、上記の変更が非常に容易なものとな
る。
【0011】また、上記のような構成のランニングソー
にすれば、第一の切断手段と第二の切断手段との間の上
方に設けたフレームにおいて、昇降手段によって昇降で
きる搬送用部材を備えているので、この搬送用部材を下
降させたとき、第一の切断手段から第二の切断手段まで
範囲には、この搬送用部材が存在することとなり、材料
を搬送させるためにはこの搬送用部材上を移動させるこ
とができる。また、第二の切断手段は、加工内容に応じ
て移動できるものであるため、第一の切断手段との間隔
がこのような移動によって適宜異なるものであるとこ
ろ、必要な搬送用部材だけを下降させるとともに、不必
要となる搬送用部材、又は、第二の切断手段の移動を妨
げる搬送用部材を上昇させることによって、安定した搬
送ができるものである。
にすれば、第一の切断手段と第二の切断手段との間の上
方に設けたフレームにおいて、昇降手段によって昇降で
きる搬送用部材を備えているので、この搬送用部材を下
降させたとき、第一の切断手段から第二の切断手段まで
範囲には、この搬送用部材が存在することとなり、材料
を搬送させるためにはこの搬送用部材上を移動させるこ
とができる。また、第二の切断手段は、加工内容に応じ
て移動できるものであるため、第一の切断手段との間隔
がこのような移動によって適宜異なるものであるとこ
ろ、必要な搬送用部材だけを下降させるとともに、不必
要となる搬送用部材、又は、第二の切断手段の移動を妨
げる搬送用部材を上昇させることによって、安定した搬
送ができるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、図1に示すように、第一のランニン
グソー1と第二のランニングソー2とが搬送範囲の始点
と終点に位置している。この両ランニングソー1,2
は、ともに予め定められた同一の方向に走行する丸鋸を
備えており、材料はこの丸鋸の走行方向に切断されるよ
うになっている。この第一のランニングソー1は定めら
れた位置に固定しており、第二のランニングソー2は、
水平な平面上で上記丸鋸の走行方向に直角方向(図中矢
印方向)にスライド可能である。そして、この両方のラ
ンニングソー1,2によって挟まれる範囲の上方には、
フレーム3,4が搬送方向に懸架されている。このフレ
ーム3,4の上部には、一定の間隔でエアシリンダ5,
6が設けられており、このエアシリンダ5,6のシリン
ダロッドはフレーム3,4から下方向に延伸するように
向けられている。そして、片方のフレーム3上に設けら
れたエアシリンダ5と他方のフレーム4上に設けられた
エアシリンダ6とが一本ずつ対をなし、両者の位置は、
ちょうど上記ランニングソー1,2に設けられている丸
鋸の走行方向に一致するように調整されている。この一
対のエアシリンダ5,6のシリンダロッド間には、両シ
リンダロッドを一体化する連接部材7が懸架され、その
下方には、十分な間隔を有して連接部材7に対して平行
に維持される搬送用ローラ8が設けられている。上記の
ように対をなすエアシリンダ5,6は、フレーム3,4
に沿って、即ち、搬送方向に一致させて複数設けられて
いる。従って、搬送範囲の長短に応じて対をなすエアシ
リンダ5,6の伸縮を操作すれば、搬送に必要な搬送用
ローラ8を下降させることができる。なお、いかなる位
置の搬送用ローラ8が搬送に必要であるか否かは、移動
する第二のランニングソー2が存在するか否かによるの
で、この第二のランニングソー2の存在を確認するた
め、第二のランニングソーのスライド位置にセンサ9を
設置し、このセンサ9からの信号を入力した制御装置1
0によってエアシリンダ5,6を操作させることによっ
て自動化することができる。また、第一のランニングソ
ー1による切断終了後、及び、第二のランニングソー2
による切断前における材料の搬送は、通常のコンベア1
1,12によって行われる。この場合には、搬送の障害
となるものがないので、何ら問題となることはない。
する。本実施例は、図1に示すように、第一のランニン
グソー1と第二のランニングソー2とが搬送範囲の始点
と終点に位置している。この両ランニングソー1,2
は、ともに予め定められた同一の方向に走行する丸鋸を
備えており、材料はこの丸鋸の走行方向に切断されるよ
うになっている。この第一のランニングソー1は定めら
れた位置に固定しており、第二のランニングソー2は、
水平な平面上で上記丸鋸の走行方向に直角方向(図中矢
印方向)にスライド可能である。そして、この両方のラ
ンニングソー1,2によって挟まれる範囲の上方には、
フレーム3,4が搬送方向に懸架されている。このフレ
ーム3,4の上部には、一定の間隔でエアシリンダ5,
6が設けられており、このエアシリンダ5,6のシリン
ダロッドはフレーム3,4から下方向に延伸するように
向けられている。そして、片方のフレーム3上に設けら
れたエアシリンダ5と他方のフレーム4上に設けられた
エアシリンダ6とが一本ずつ対をなし、両者の位置は、
ちょうど上記ランニングソー1,2に設けられている丸
鋸の走行方向に一致するように調整されている。この一
対のエアシリンダ5,6のシリンダロッド間には、両シ
リンダロッドを一体化する連接部材7が懸架され、その
下方には、十分な間隔を有して連接部材7に対して平行
に維持される搬送用ローラ8が設けられている。上記の
ように対をなすエアシリンダ5,6は、フレーム3,4
に沿って、即ち、搬送方向に一致させて複数設けられて
いる。従って、搬送範囲の長短に応じて対をなすエアシ
リンダ5,6の伸縮を操作すれば、搬送に必要な搬送用
ローラ8を下降させることができる。なお、いかなる位
置の搬送用ローラ8が搬送に必要であるか否かは、移動
する第二のランニングソー2が存在するか否かによるの
で、この第二のランニングソー2の存在を確認するた
め、第二のランニングソーのスライド位置にセンサ9を
設置し、このセンサ9からの信号を入力した制御装置1
0によってエアシリンダ5,6を操作させることによっ
て自動化することができる。また、第一のランニングソ
ー1による切断終了後、及び、第二のランニングソー2
による切断前における材料の搬送は、通常のコンベア1
1,12によって行われる。この場合には、搬送の障害
となるものがないので、何ら問題となることはない。
【0013】次に、本実施例の作動態様を説明する。ま
ず、図2に示すように、第二のランニングソー2は、ベ
ッド20上を搬送方向(図中左右方向)にスライド可能
であるので、第一のランニングソー1の丸鋸21から第
二のランニングソー2の丸鋸22までの距離が、材料A
を切断すべき長さに一致するように第二のランニングソ
ー2をスライドさせて移動する。このとき、エアシリン
ダ5はすべてシリンダロッドを収縮させており、搬送用
ローラ8が下降するものはない。従って、このときいず
れの搬送用ローラ8も第二のランニングソー2に接触す
ることがない。そして、第二のランニングソー2の位置
が決定されると、前記のセンサ9(図1)によって第二
のランニングソー2の位置が検知されて、搬送に必要と
判断される搬送用ローラ8だけを下降するように指示が
送られる。これによって、図3に示すように、搬送方向
に一定間隔で設けられているエアシリンダ5a〜5fの
うち、第一のランニングソー1から順次3つのエアシリ
ンダ5a,5b,5cだけを下降させる。このとき、各
エアシリンダ5a,5b,5cの先端に設けられている
搬送用ローラ8a,8b,8cの高さは、第一のランニ
ングソー1に備付けのローラ23,24及び第二のラン
ニングソー2に備付けのローラ25,26に一致するよ
うに設定されている。即ち、エアシリンダ5a〜5cの
それぞれがシリンダロッドを延出したときの長さと、搬
送用ローラを設けるときに有する間隔との合計が、フレ
ーム3から前記第一及び第二のランニングソー1,2の
備付けのローラ23,24,25,26までの距離に一
致するように設けている。従って、搬送用ローラ8a〜
8cは各エアシリンダ5a〜5cのロッドを極限まで延
出させることによって、使用可能な状態となる。そし
て、残りの搬送用ローラ8d〜8fは上昇させた状態を
維持させることによって、搬送には関係なくなり、しか
も、第二のランニングソー2に接触するものではなく、
当然に第二のランニングソー2のスライドを妨げるもの
ではない。
ず、図2に示すように、第二のランニングソー2は、ベ
ッド20上を搬送方向(図中左右方向)にスライド可能
であるので、第一のランニングソー1の丸鋸21から第
二のランニングソー2の丸鋸22までの距離が、材料A
を切断すべき長さに一致するように第二のランニングソ
ー2をスライドさせて移動する。このとき、エアシリン
ダ5はすべてシリンダロッドを収縮させており、搬送用
ローラ8が下降するものはない。従って、このときいず
れの搬送用ローラ8も第二のランニングソー2に接触す
ることがない。そして、第二のランニングソー2の位置
が決定されると、前記のセンサ9(図1)によって第二
のランニングソー2の位置が検知されて、搬送に必要と
判断される搬送用ローラ8だけを下降するように指示が
送られる。これによって、図3に示すように、搬送方向
に一定間隔で設けられているエアシリンダ5a〜5fの
うち、第一のランニングソー1から順次3つのエアシリ
ンダ5a,5b,5cだけを下降させる。このとき、各
エアシリンダ5a,5b,5cの先端に設けられている
搬送用ローラ8a,8b,8cの高さは、第一のランニ
ングソー1に備付けのローラ23,24及び第二のラン
ニングソー2に備付けのローラ25,26に一致するよ
うに設定されている。即ち、エアシリンダ5a〜5cの
それぞれがシリンダロッドを延出したときの長さと、搬
送用ローラを設けるときに有する間隔との合計が、フレ
ーム3から前記第一及び第二のランニングソー1,2の
備付けのローラ23,24,25,26までの距離に一
致するように設けている。従って、搬送用ローラ8a〜
8cは各エアシリンダ5a〜5cのロッドを極限まで延
出させることによって、使用可能な状態となる。そし
て、残りの搬送用ローラ8d〜8fは上昇させた状態を
維持させることによって、搬送には関係なくなり、しか
も、第二のランニングソー2に接触するものではなく、
当然に第二のランニングソー2のスライドを妨げるもの
ではない。
【0014】上記のようにして、第二のランニングソー
2から第一のランニングソー1までの搬送させるべき範
囲に搬送用ローラ8を設置できるととなる。そして、こ
の各搬送用ローラ8上を搬送されて第一のランニングソ
ー1に到達した材料Aは、図4に示すように、この第一
のランニングソー1が備える押さえ部材27と、その内
部において走行する丸鋸21によって切断される。この
とき、丸鋸21は材料Aを切断できるまで上昇する。ま
た、第二のランニングソー2も同様に、押さえ部材29
とその内部において走行する丸鋸22によって材料Aを
切断し、丸鋸22は材料Aを切断できるまで上昇する。
上記の第一及び第二のランニングソー1,2の切断を同
時に行うことによって、材料Aを第二のランニングソー
2のスライドによって調節した長さに加工できることと
なるので、同一長さに大量加工する際には作業効率が向
上する。なお、第二のランニングソー2を第一のランニ
ングソー1に近接させることによって、この第二のラン
ニングソー2とコンベア11とに間隔を有する場合に
は、図5に示すように、エアシリンダ5a〜5fのう
ち、第一のランニングソー1に近い2つの搬送用ローラ
5a,5bと第二のランニングソー2の後方に位置する
搬送用ローラ5fとを下降させて、ちょうど第二のラン
ニングソー2が下方に存在する位置の搬送用ローラ5c
〜5eを上昇状態に維持しておくことも可能である。
2から第一のランニングソー1までの搬送させるべき範
囲に搬送用ローラ8を設置できるととなる。そして、こ
の各搬送用ローラ8上を搬送されて第一のランニングソ
ー1に到達した材料Aは、図4に示すように、この第一
のランニングソー1が備える押さえ部材27と、その内
部において走行する丸鋸21によって切断される。この
とき、丸鋸21は材料Aを切断できるまで上昇する。ま
た、第二のランニングソー2も同様に、押さえ部材29
とその内部において走行する丸鋸22によって材料Aを
切断し、丸鋸22は材料Aを切断できるまで上昇する。
上記の第一及び第二のランニングソー1,2の切断を同
時に行うことによって、材料Aを第二のランニングソー
2のスライドによって調節した長さに加工できることと
なるので、同一長さに大量加工する際には作業効率が向
上する。なお、第二のランニングソー2を第一のランニ
ングソー1に近接させることによって、この第二のラン
ニングソー2とコンベア11とに間隔を有する場合に
は、図5に示すように、エアシリンダ5a〜5fのう
ち、第一のランニングソー1に近い2つの搬送用ローラ
5a,5bと第二のランニングソー2の後方に位置する
搬送用ローラ5fとを下降させて、ちょうど第二のラン
ニングソー2が下方に存在する位置の搬送用ローラ5c
〜5eを上昇状態に維持しておくことも可能である。
【0015】次に、連接部材7及び搬送用ローラ8の詳
細と、搬送用ローラ8の他の実施例を説明する。図6
(a)に示すように、連接部材7は、断面形状略コ字形
の長尺な部材であり、この内部には、シリンダロッドの
先端が固定されている。そして、この連接部材の長手方
向両端から下方向にローラ支持部材13,14が吊設さ
れ、このローラ支持部材13,14のさらに下端の両者
が対向する間に搬送用ローラ8が回動自在に懸架されて
いる。このとき、搬送用ローラ8の上部における材料の
搬送を容易にするため、この搬送用ローラ8の中心軸1
5の軸線は、搬送方向に対して同一水平面上の直角方向
に向けられている。なお、この方向は、搬送用ローラ8
をローラ支持部材13,14に支持させる際に調節して
も良いが、前述のとおり、エアシリンダ5,6(図1)
を対にして、この一対のエアシリンダ5,6の位置関係
が上記の中心軸15の軸線方向に一致させておけば、装
置製造が容易である。次に、搬送用ローラ8の他の実施
例は、前記の長尺な円柱状の搬送用ローラ8を変更した
ものであって、図6(b)に示すように、円板状のロー
ラ38a,38b,38cを一本の中心軸45に軸支さ
せたものである。本実施例では中心軸45を、ローラ支
持部材43,44に回動自在に設けたものでも良いが、
固定する中心軸45に、各ローラ38a,38b,38
cを回動自在に設けたものであっても良い。いずれにし
ても搬送のために使用できるものであれば良い。
細と、搬送用ローラ8の他の実施例を説明する。図6
(a)に示すように、連接部材7は、断面形状略コ字形
の長尺な部材であり、この内部には、シリンダロッドの
先端が固定されている。そして、この連接部材の長手方
向両端から下方向にローラ支持部材13,14が吊設さ
れ、このローラ支持部材13,14のさらに下端の両者
が対向する間に搬送用ローラ8が回動自在に懸架されて
いる。このとき、搬送用ローラ8の上部における材料の
搬送を容易にするため、この搬送用ローラ8の中心軸1
5の軸線は、搬送方向に対して同一水平面上の直角方向
に向けられている。なお、この方向は、搬送用ローラ8
をローラ支持部材13,14に支持させる際に調節して
も良いが、前述のとおり、エアシリンダ5,6(図1)
を対にして、この一対のエアシリンダ5,6の位置関係
が上記の中心軸15の軸線方向に一致させておけば、装
置製造が容易である。次に、搬送用ローラ8の他の実施
例は、前記の長尺な円柱状の搬送用ローラ8を変更した
ものであって、図6(b)に示すように、円板状のロー
ラ38a,38b,38cを一本の中心軸45に軸支さ
せたものである。本実施例では中心軸45を、ローラ支
持部材43,44に回動自在に設けたものでも良いが、
固定する中心軸45に、各ローラ38a,38b,38
cを回動自在に設けたものであっても良い。いずれにし
ても搬送のために使用できるものであれば良い。
【0016】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、上記実施例では、切断手段としてランニングソーを
示しているが、その他の切断手段であっても同様であ
る。即ち、ランニングソー以外の加工装置に置き換える
ことができるので、単なる搬送装置として使用できるも
のである。また、搬送用ローラを昇降させるものとして
エアシリンダを採用した実施例についてのみ説明してい
るが、油圧シリンダは当然のこと、シリンダ装置に限定
されるものではない。搬送用ローラに関しても、回動自
在に設けるものに限定されず、搬送用ローラを回動しな
い部材によって材料を支持させるように構成し、材料が
この部材上部を摺動するようにしたものでも良い。さら
に、エアシリンダを制御装置による指示によって作動さ
せることを説明したが、各昇降を手動によって行うもの
であっても良いことは説明を要さない。また、上記実施
例の説明の便宜のため、エアシリンダを6個だけ設けた
ものを示したが、必要に応じてエアシリンダの数を増減
できることは当然である。
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、上記実施例では、切断手段としてランニングソーを
示しているが、その他の切断手段であっても同様であ
る。即ち、ランニングソー以外の加工装置に置き換える
ことができるので、単なる搬送装置として使用できるも
のである。また、搬送用ローラを昇降させるものとして
エアシリンダを採用した実施例についてのみ説明してい
るが、油圧シリンダは当然のこと、シリンダ装置に限定
されるものではない。搬送用ローラに関しても、回動自
在に設けるものに限定されず、搬送用ローラを回動しな
い部材によって材料を支持させるように構成し、材料が
この部材上部を摺動するようにしたものでも良い。さら
に、エアシリンダを制御装置による指示によって作動さ
せることを説明したが、各昇降を手動によって行うもの
であっても良いことは説明を要さない。また、上記実施
例の説明の便宜のため、エアシリンダを6個だけ設けた
ものを示したが、必要に応じてエアシリンダの数を増減
できることは当然である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明は、予め定められ
た搬送方向に対して直角方向に走行する丸鋸を備え、材
料を固定しつつ所定の位置で切断できる第一の切断手段
と、上記切断手段の丸鋸と同一方向に走行する丸鋸を備
え、材料を固定しつつ上記切断手段の切断位置から所望
の長さに移動できる位置で切断できる第二の切断手段
と、両切断手段の間の上方に設けられたフレームと、こ
のフレームに搬送方向に適宜間隔を有して配置された複
数の昇降手段と、これらの各昇降手段の下端付近にそれ
ぞれ支持される搬送用部材とからなり、この搬送用部材
を上昇させたときこの搬送用部材が上記第一又は第二の
切断手段のいずれにも接触しないようにしてなることを
特徴とするランニングソーを要旨とするので、第一の切
断手段と第二の切断手段との間隔を異ならせた場合、両
切断手段の間を搬送させるときには、必要な搬送用部材
を下降させるだけでよく、操作が簡単である。また、第
二の切断手段は第一の切断手段との間隔を変更するため
に移動する構成であるので、搬送用部材を上昇させてお
けば搬送用部材は切断手段に接触せず、上記のような切
断手段の移動に何ら支障を来すものではない。
た搬送方向に対して直角方向に走行する丸鋸を備え、材
料を固定しつつ所定の位置で切断できる第一の切断手段
と、上記切断手段の丸鋸と同一方向に走行する丸鋸を備
え、材料を固定しつつ上記切断手段の切断位置から所望
の長さに移動できる位置で切断できる第二の切断手段
と、両切断手段の間の上方に設けられたフレームと、こ
のフレームに搬送方向に適宜間隔を有して配置された複
数の昇降手段と、これらの各昇降手段の下端付近にそれ
ぞれ支持される搬送用部材とからなり、この搬送用部材
を上昇させたときこの搬送用部材が上記第一又は第二の
切断手段のいずれにも接触しないようにしてなることを
特徴とするランニングソーを要旨とするので、第一の切
断手段と第二の切断手段との間隔を異ならせた場合、両
切断手段の間を搬送させるときには、必要な搬送用部材
を下降させるだけでよく、操作が簡単である。また、第
二の切断手段は第一の切断手段との間隔を変更するため
に移動する構成であるので、搬送用部材を上昇させてお
けば搬送用部材は切断手段に接触せず、上記のような切
断手段の移動に何ら支障を来すものではない。
【0018】
【0019】
【0020】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】実施例の断面を示す説明図である。
【図3】実施例の断面を示す説明図である。
【図4】実施例の断面を示す説明図である。
【図5】実施例の断面を示す説明図である。
【図6】(a)は搬送用ローラ付近の拡大斜視図であ
り、(b)は他の搬送用ローラ付近の拡大斜視図であ
る。
り、(b)は他の搬送用ローラ付近の拡大斜視図であ
る。
1,2 ランニングソー 3,4 フレーム 5,6 エアシリンダ 7 連接部材 8 搬送用ローラ 9 センサ 11,12 コンベア 13,14,43,44 ローラ支持部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27B 5/18,5/29 B65G 47/57
Claims (1)
- 【請求項1】 予め定められた搬送方向に対して直角方
向に走行する丸鋸を備え、材料を固定しつつ所定の位置
で切断できる第一の切断手段と、上記切断手段の丸鋸と
同一方向に走行する丸鋸を備え、材料を固定しつつ上記
切断手段の切断位置から所望の長さに移動できる位置で
切断できる第二の切断手段と、両切断手段の間の上方に
設けられたフレームと、このフレームに搬送方向に適宜
間隔を有して配置された複数の昇降手段と、これらの各
昇降手段の下端付近にそれぞれ支持される搬送用部材と
からなり、この搬送用部材を上昇させたときこの搬送用
部材が上記第一又は第二の切断手段のいずれにも接触し
ないようにしてなることを特徴とするランニングソー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07150151A JP3085350B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ランニングソー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07150151A JP3085350B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ランニングソー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091501A JPH091501A (ja) | 1997-01-07 |
JP3085350B2 true JP3085350B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15490621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07150151A Expired - Fee Related JP3085350B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ランニングソー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085350B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103659943B (zh) * | 2013-06-08 | 2015-04-08 | 成都天磐科技有限责任公司 | 气动控制木料固定装置 |
CN103586940A (zh) * | 2013-10-17 | 2014-02-19 | 南通跃通数控设备有限公司 | 木门余料均分切割机构 |
CN106239627A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 成都市翻鑫家科技有限公司 | 一种方便进料的板材切割机 |
CN106239639A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 成都市翻鑫家科技有限公司 | 一种木板切割机 |
CN107283530B (zh) * | 2017-07-11 | 2020-06-19 | 南京溧水高新创业投资管理有限公司 | 一种自动锯木条装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04372308A (ja) * | 1991-06-21 | 1992-12-25 | Murata Mach Ltd | 板材片搬出装置 |
JP2582952Y2 (ja) * | 1992-05-12 | 1998-10-15 | 株式会社サンコー製作所 | 造作材切断装置 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP07150151A patent/JP3085350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH091501A (ja) | 1997-01-07 |
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