JPH1191080A - 印刷機の遠隔調整可能な調整素子の位置決め方法および装置 - Google Patents
印刷機の遠隔調整可能な調整素子の位置決め方法および装置Info
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- JPH1191080A JPH1191080A JP10210999A JP21099998A JPH1191080A JP H1191080 A JPH1191080 A JP H1191080A JP 10210999 A JP10210999 A JP 10210999A JP 21099998 A JP21099998 A JP 21099998A JP H1191080 A JPH1191080 A JP H1191080A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/02—Ducts, containers, supply or metering devices
- B41F31/04—Ducts, containers, supply or metering devices with duct-blades or like metering devices
- B41F31/045—Remote control of the duct keys
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/0054—Devices for controlling dampening
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷機の遠隔調整可能な調整素子のゼロ調整
を高精度で行う方法を提供すること。 【解決手段】 印刷機の遠隔調整可能な調整素子の位置
決め方法であって、前記調整素子を、移動命令の設定に
よりストッパーの方向へと移動し、位置発生器の信号の
経過からゼロ位置を求め、前記ゼロ位置を以降の位置決
め処理に使用する形式の位置決め方法において、前記調
整素子がストッパーの方向に移動する間に、移動命令と
位置検出信号とによって定義された特性曲線の少なくと
も1点において、前記特性曲線とは異なる経過を示す、
少なくとも1つの補助特性曲線を求め、前記調整素子の
ゼロ位置としての以降の位置決め処理に使用すべき移動
命令の値を、少なくとも1つの前記補助特性曲線の値お
よび/または経過から求める。
を高精度で行う方法を提供すること。 【解決手段】 印刷機の遠隔調整可能な調整素子の位置
決め方法であって、前記調整素子を、移動命令の設定に
よりストッパーの方向へと移動し、位置発生器の信号の
経過からゼロ位置を求め、前記ゼロ位置を以降の位置決
め処理に使用する形式の位置決め方法において、前記調
整素子がストッパーの方向に移動する間に、移動命令と
位置検出信号とによって定義された特性曲線の少なくと
も1点において、前記特性曲線とは異なる経過を示す、
少なくとも1つの補助特性曲線を求め、前記調整素子の
ゼロ位置としての以降の位置決め処理に使用すべき移動
命令の値を、少なくとも1つの前記補助特性曲線の値お
よび/または経過から求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の遠隔調整
可能な調整素子の位置決め、例えばインキ、湿しまたは
ラッカー供給の調量エレメントの、回転するローラーに
対する位置決め方法であって、前記調整素子を、移動命
令の設定によりストッパーの方向へと移動し、位置発生
器の信号の経過から、前記調整素子が定置されたストッ
パーに当接するゼロ位置を求め前記ゼロ位置を以降の位
置決め処理に使用する形式の位置決め方法および、この
方法を実施するための装置に関する。
可能な調整素子の位置決め、例えばインキ、湿しまたは
ラッカー供給の調量エレメントの、回転するローラーに
対する位置決め方法であって、前記調整素子を、移動命
令の設定によりストッパーの方向へと移動し、位置発生
器の信号の経過から、前記調整素子が定置されたストッ
パーに当接するゼロ位置を求め前記ゼロ位置を以降の位
置決め処理に使用する形式の位置決め方法および、この
方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機は多数の遠隔調整可能な装置を有
する。このような装置としては、例えば湿し材料、イン
キ、ラッカー用の調量装置ならびに遠隔調整可能な見当
合わせ装置がある。このような遠隔調整可能な調整素子
に共通なのは、調整をすべきエレメント(例えばドクタ
ーエレメント、インキ調量エレメント、分割または一体
化されたインキ出し調節板)に電気的に制御可能なモー
タが付設されていることである。このモータは調整ギア
装置を介してこのエレメントに作用する。調整を行うべ
きエレメントの瞬時の位置は付設された、例えば調整ギ
ア装置に組み込まれた位置検出器によって検出される。
モータに付設されたコントローラにおいて、位置検出器
の位置信号の評価が行われ、所定の位置への移動のため
にモータが制御される。位置発生器(位置信号発生器)
としては無接触で検知するセンサまたはポテンショメー
タがある。調整素子に付設されるモータは、有利にはス
テップモータで構成される。遠隔調整可能な調整素子の
位置決め処理の精度は信号発生器(位置発生器)の精度
(分解能)ならびコントローラが信号を検出し、処理す
るレートに依存する。
する。このような装置としては、例えば湿し材料、イン
キ、ラッカー用の調量装置ならびに遠隔調整可能な見当
合わせ装置がある。このような遠隔調整可能な調整素子
に共通なのは、調整をすべきエレメント(例えばドクタ
ーエレメント、インキ調量エレメント、分割または一体
化されたインキ出し調節板)に電気的に制御可能なモー
タが付設されていることである。このモータは調整ギア
装置を介してこのエレメントに作用する。調整を行うべ
きエレメントの瞬時の位置は付設された、例えば調整ギ
ア装置に組み込まれた位置検出器によって検出される。
モータに付設されたコントローラにおいて、位置検出器
の位置信号の評価が行われ、所定の位置への移動のため
にモータが制御される。位置発生器(位置信号発生器)
としては無接触で検知するセンサまたはポテンショメー
タがある。調整素子に付設されるモータは、有利にはス
テップモータで構成される。遠隔調整可能な調整素子の
位置決め処理の精度は信号発生器(位置発生器)の精度
(分解能)ならびコントローラが信号を検出し、処理す
るレートに依存する。
【0003】回転するインキ出しローラー上のゾーン毎
の膜厚さプロフィールの調整は、例えば各々のインキ調
量エレメント、調量偏心体または分割または一体化され
たインキ出し調節板の部分を介して行われる。正確なイ
ンキ供給調整は、インキ遠隔制御台の表示が、インキ調
量エレメントによってインキ出しローラー上に調整設定
されたインキ膜厚に正確に一致する場合にのみ保証され
ることになる。湿し材料またはラッカーの調量のための
遠隔調整可能な装置に対してもこれと相応のことが当て
はまる。
の膜厚さプロフィールの調整は、例えば各々のインキ調
量エレメント、調量偏心体または分割または一体化され
たインキ出し調節板の部分を介して行われる。正確なイ
ンキ供給調整は、インキ遠隔制御台の表示が、インキ調
量エレメントによってインキ出しローラー上に調整設定
されたインキ膜厚に正確に一致する場合にのみ保証され
ることになる。湿し材料またはラッカーの調量のための
遠隔調整可能な装置に対してもこれと相応のことが当て
はまる。
【0004】この目的のためには、ときおり個別のイン
キ調量エレメントまたその他の調量装置を回転するイン
キ出しローラーに完全に当接させ(例えば手動で)、こ
の位置で位置発生器がピックアップした信号を、以降の
位置決め処理に対するゼロ位置信号とすることが通常行
われている。この信号は記憶され、位置発生器の信号お
よび/または駆動モータに送信される制御信号(ステッ
プモータ制御)との関連において、基準値として以降の
位置決め処理に使用される。
キ調量エレメントまたその他の調量装置を回転するイン
キ出しローラーに完全に当接させ(例えば手動で)、こ
の位置で位置発生器がピックアップした信号を、以降の
位置決め処理に対するゼロ位置信号とすることが通常行
われている。この信号は記憶され、位置発生器の信号お
よび/または駆動モータに送信される制御信号(ステッ
プモータ制御)との関連において、基準値として以降の
位置決め処理に使用される。
【0005】ドイツ連邦共和国特許第3914831号
明細書から、インキ調量エレメントをインキ出しローラ
ーに完全に当接させることが公知である。ここではセン
サとして構成された位置発生器の信号が時間的な変化に
ついて常時検査される。インキ調量エレメントに付設さ
れたサーボモータが移動している間に、この信号に時間
的な変化がある場合には、このことはこのインキ調量エ
レメントがインキ出しローラーの表面にまだ当接してい
ないことを示している。センサ信号が時間的に変化しな
くなった場合には、インキ調量エレメント(その先端
部)は、インキ出しローラーの表面に達しており、付設
されたモータは遮断される。位置発生器の電圧の瞬時値
は以降の位置決め処理用に記憶される。しかしながらこ
のような方法では、位置発生器またはセンサの信号のひ
じょうに高い読み取りレートおよび評価レートを必要と
する。個々のインキ調量ゾーンに付設された複数個の調
量エレメントを有するインキ調量設備を相応に装備しな
ければならない場合には、ハードウェアの要件のために
コストが高くなる。
明細書から、インキ調量エレメントをインキ出しローラ
ーに完全に当接させることが公知である。ここではセン
サとして構成された位置発生器の信号が時間的な変化に
ついて常時検査される。インキ調量エレメントに付設さ
れたサーボモータが移動している間に、この信号に時間
的な変化がある場合には、このことはこのインキ調量エ
レメントがインキ出しローラーの表面にまだ当接してい
ないことを示している。センサ信号が時間的に変化しな
くなった場合には、インキ調量エレメント(その先端
部)は、インキ出しローラーの表面に達しており、付設
されたモータは遮断される。位置発生器の電圧の瞬時値
は以降の位置決め処理用に記憶される。しかしながらこ
のような方法では、位置発生器またはセンサの信号のひ
じょうに高い読み取りレートおよび評価レートを必要と
する。個々のインキ調量ゾーンに付設された複数個の調
量エレメントを有するインキ調量設備を相応に装備しな
ければならない場合には、ハードウェアの要件のために
コストが高くなる。
【0006】ドイツ連邦共和国特許第19543364
号明細書から、印刷機内部で調整素子の位置決め処理を
行うための方法およびそれに相応する装置が公知であ
る。ここでは、位置決めすべき調整素子を、まずストッ
パー(調量ローラー)と接触しない領域に移動し、その
後ストッパー(調量ローラー)と常時接触する領域に移
動している。この移動の間に、すなわち相応するサーボ
モータがこのために設定された移動命令が供給されてい
る間に、位置発生器から送信された信号を検出する。検
出された位置発生器信号は、それぞれの領域において所
定の移動命令の関数として表される。すなわちストッパ
ーと接触する領域においても、接触しない領域において
も、位置発生器と移動信号の関数がそれぞれ形成され
る。ここでは、調整素子のゼロ位置としては、駆動部に
供給される移動命令の値でつぎのようなものが求められ
る。この値は2つの領域において求めた関数関係を等置
し計算することによって得られる。この公知の方法の実
施例では、位置発生器と移動命令の関数をそれぞれ線形
な関係を持つものとして、2つの連立方程式を等置する
ことにより調整素子のゼロ位置を求めている。この方法
の別の実施例では、第1のゼロ位置の検出と記憶の後
に、調整素子を所定の相応する移動命令によって、スト
ッパー(調量ローラー)と常時接触しない領域に再び移
動し、その後調整素子をストッパーの方向に新たに移動
し同時に検出器信号の評価を行っている。ここで位置発
生器信号を検出し、この位置発生器信号を関数関係によ
ってあらかじめ記憶された信号と差分形成して比較して
いる。
号明細書から、印刷機内部で調整素子の位置決め処理を
行うための方法およびそれに相応する装置が公知であ
る。ここでは、位置決めすべき調整素子を、まずストッ
パー(調量ローラー)と接触しない領域に移動し、その
後ストッパー(調量ローラー)と常時接触する領域に移
動している。この移動の間に、すなわち相応するサーボ
モータがこのために設定された移動命令が供給されてい
る間に、位置発生器から送信された信号を検出する。検
出された位置発生器信号は、それぞれの領域において所
定の移動命令の関数として表される。すなわちストッパ
ーと接触する領域においても、接触しない領域において
も、位置発生器と移動信号の関数がそれぞれ形成され
る。ここでは、調整素子のゼロ位置としては、駆動部に
供給される移動命令の値でつぎのようなものが求められ
る。この値は2つの領域において求めた関数関係を等置
し計算することによって得られる。この公知の方法の実
施例では、位置発生器と移動命令の関数をそれぞれ線形
な関係を持つものとして、2つの連立方程式を等置する
ことにより調整素子のゼロ位置を求めている。この方法
の別の実施例では、第1のゼロ位置の検出と記憶の後
に、調整素子を所定の相応する移動命令によって、スト
ッパー(調量ローラー)と常時接触しない領域に再び移
動し、その後調整素子をストッパーの方向に新たに移動
し同時に検出器信号の評価を行っている。ここで位置発
生器信号を検出し、この位置発生器信号を関数関係によ
ってあらかじめ記憶された信号と差分形成して比較して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、調整
素子の位置決め方法とこれを実施する装置を改良して、
調整素子をより高い精度でゼロ位置に移動可能とするこ
とである。
素子の位置決め方法とこれを実施する装置を改良して、
調整素子をより高い精度でゼロ位置に移動可能とするこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、印刷機の遠隔調整可能な調整素子、例えばインキ、
湿しまたはラッカー供給の調量エレメントを、回転する
ローラーに対して位置決めする方法であって、前記調整
素子は、移動命令の設定によりストッパーの方向へと移
動し、位置発生器の信号の経過から、前記調整素子が定
置されたストッパーに当接するゼロ位置を求め、前記ゼ
ロ位置を以降の位置決め処理に使用する形式の位置決め
方法において、前記調整素子がストッパーの方向に移動
する間に、移動命令と位置検出信号とによって定義され
た特性曲線の少なくとも1点において、前記特性曲線と
は経過の異なる少なくとも1つの補助特性曲線を求め、
前記調整素子のゼロ位置としての以降の位置決め処理に
使用すべき移動命令の値を、少なくとも1つの前記補助
特性曲線の値および/または経過から求めることを特徴
とする位置決め方法によって解決される。また層につい
てはこの方法を実施する装置を構成することによって解
決される。本発明の実施例は従属請求項に記載されてい
る。
り、印刷機の遠隔調整可能な調整素子、例えばインキ、
湿しまたはラッカー供給の調量エレメントを、回転する
ローラーに対して位置決めする方法であって、前記調整
素子は、移動命令の設定によりストッパーの方向へと移
動し、位置発生器の信号の経過から、前記調整素子が定
置されたストッパーに当接するゼロ位置を求め、前記ゼ
ロ位置を以降の位置決め処理に使用する形式の位置決め
方法において、前記調整素子がストッパーの方向に移動
する間に、移動命令と位置検出信号とによって定義され
た特性曲線の少なくとも1点において、前記特性曲線と
は経過の異なる少なくとも1つの補助特性曲線を求め、
前記調整素子のゼロ位置としての以降の位置決め処理に
使用すべき移動命令の値を、少なくとも1つの前記補助
特性曲線の値および/または経過から求めることを特徴
とする位置決め方法によって解決される。また層につい
てはこの方法を実施する装置を構成することによって解
決される。本発明の実施例は従属請求項に記載されてい
る。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、遠隔調整可能なイン
キ、湿しまたはラッカー調量装置において、ゼロ位置を
検出する場合の外に、それに続く位置決め処理(インキ
またはラッカーのかき落とし)においては、各々の調量
エレメントは大きすぎる力でドクターまたは調量ローラ
ーに当接することがないことが保証される。本発明によ
る方法ならびに相応に構成された装置によれば、調整素
子がストッパーまたはローラーとわずかな力で機械的に
接触する点を、ゼロ位置として検出することが可能であ
る。このことは、ストッパーとしての回転するドクター
(インキ出しローラー)と協働するインキ調量エレメン
トに対しては、インキがまさにかき落とされ、これによ
ってインキ出しローラーの表面が空のまま回転する位置
をゼロ位置として検出可能であり、以降の位置決め処理
用に記憶可能であることを意味する。
キ、湿しまたはラッカー調量装置において、ゼロ位置を
検出する場合の外に、それに続く位置決め処理(インキ
またはラッカーのかき落とし)においては、各々の調量
エレメントは大きすぎる力でドクターまたは調量ローラ
ーに当接することがないことが保証される。本発明によ
る方法ならびに相応に構成された装置によれば、調整素
子がストッパーまたはローラーとわずかな力で機械的に
接触する点を、ゼロ位置として検出することが可能であ
る。このことは、ストッパーとしての回転するドクター
(インキ出しローラー)と協働するインキ調量エレメン
トに対しては、インキがまさにかき落とされ、これによ
ってインキ出しローラーの表面が空のまま回転する位置
をゼロ位置として検出可能であり、以降の位置決め処理
用に記憶可能であることを意味する。
【0010】本発明による方法ならびにこれに相応して
構成された装置は、インキ、ラッカーまたは湿し材料用
の調量装置の位置決めに限って適しているのではない。
これにとどまらず、ゼロ位置を相応する信号の評価に基
づいて求めるために、相応するストッパーに向かって1
回走行させられる任意の調整素子を位置決め可能であ
る。実施例の場合のように調整素子がインキ調量エレメ
ントとして構成されている場合には、ストッパーは例え
ば回転するドクターまたはインキ出しローラーである。
しかし同様の方法で見当合わせ調整駆動部のゼロ位置も
検出可能である。この場合には、例えば調整駆動部にお
いて、フレームに固定のストッパーが設けられ、このス
トッパーに向かって見当合わせ共に移動するギア装置駆
動部分が移動させられる。ここでモータはこの調整駆動
部を介して見当合わせ装置に作用している。この場合に
も、本発明による方法ならびにこれに相応して構成され
た装置は、位置発生器の、ストッパーに軽く接触する位
置に相応する電気的に検出可能な位置をゼロ位置として
評価されることを保証する。
構成された装置は、インキ、ラッカーまたは湿し材料用
の調量装置の位置決めに限って適しているのではない。
これにとどまらず、ゼロ位置を相応する信号の評価に基
づいて求めるために、相応するストッパーに向かって1
回走行させられる任意の調整素子を位置決め可能であ
る。実施例の場合のように調整素子がインキ調量エレメ
ントとして構成されている場合には、ストッパーは例え
ば回転するドクターまたはインキ出しローラーである。
しかし同様の方法で見当合わせ調整駆動部のゼロ位置も
検出可能である。この場合には、例えば調整駆動部にお
いて、フレームに固定のストッパーが設けられ、このス
トッパーに向かって見当合わせ共に移動するギア装置駆
動部分が移動させられる。ここでモータはこの調整駆動
部を介して見当合わせ装置に作用している。この場合に
も、本発明による方法ならびにこれに相応して構成され
た装置は、位置発生器の、ストッパーに軽く接触する位
置に相応する電気的に検出可能な位置をゼロ位置として
評価されることを保証する。
【0011】
【実施例】図を用いて本発明の実施例を説明する。
【0012】図2は、矢印の方向に回転するローラー1
ならびにローラー1の半径方向に可動な調量エレメント
2を示している。調量エレメント2の位置調整は、両向
きの矢印で示されている。調量エレメント2にはステッ
プモータで構成されたモータ4が付設されている。この
モータ4の動作は、ウォームギアで構成された調整ギア
装置3を介して調量エレメントに伝達され、ローラー1
の表面のインキ膜厚、湿し膜厚またはラッカー膜厚を調
節する。
ならびにローラー1の半径方向に可動な調量エレメント
2を示している。調量エレメント2の位置調整は、両向
きの矢印で示されている。調量エレメント2にはステッ
プモータで構成されたモータ4が付設されている。この
モータ4の動作は、ウォームギアで構成された調整ギア
装置3を介して調量エレメントに伝達され、ローラー1
の表面のインキ膜厚、湿し膜厚またはラッカー膜厚を調
節する。
【0013】モータ4にはコントローラとして構成され
たモータ制御部5の信号が供給される。モータ4をステ
ップモータとして構成する場合には、モータ制御部5を
ステップモータ制御部として構成する。この場合にこの
モータ制御部5によって、モータ4のロータが相応する
角度ステップ数だけ回転するようにモータの巻線の電流
が流される。センサとして構成された位置発生器6はモ
ータ制御部5と作用結合されている。この位置発生器6
に調量エレメント2の位置に応じた信号が供給される。
この位置発生器6は、無接触で調量エレメント2の位置
を検出するセンサとして構成されており、その際の本発
明の有利な実施形態は図3に示されている。モータ制御
部5は評価回路をさらに有する。この評価回路を介して
位置発生器6の信号は検出され、以下にさらに詳しく説
明する方法で評価することが可能である。
たモータ制御部5の信号が供給される。モータ4をステ
ップモータとして構成する場合には、モータ制御部5を
ステップモータ制御部として構成する。この場合にこの
モータ制御部5によって、モータ4のロータが相応する
角度ステップ数だけ回転するようにモータの巻線の電流
が流される。センサとして構成された位置発生器6はモ
ータ制御部5と作用結合されている。この位置発生器6
に調量エレメント2の位置に応じた信号が供給される。
この位置発生器6は、無接触で調量エレメント2の位置
を検出するセンサとして構成されており、その際の本発
明の有利な実施形態は図3に示されている。モータ制御
部5は評価回路をさらに有する。この評価回路を介して
位置発生器6の信号は検出され、以下にさらに詳しく説
明する方法で評価することが可能である。
【0014】モータ4はステップモータで構成されてい
るため、調量エレメント2の位置決め処理は、モータ制
御部5によるステップ制御を介して行われる。モータ制
御部5は、図示していないバスを介して、遠隔制御台の
電子装置と接続されている。この電子接続を介して位置
決め処理の目標値を入力可能である。モータ4と調量エ
レメント2との間に挿入された調整ギア装置3の線形性
に相応して、モータ4の特定のモータステップ数が発生
し、これにより調量エレメント2の先端部は、所定の距
離だけローラー1の表面に向かって、またはこの表面か
ら離れる方向に移動する。
るため、調量エレメント2の位置決め処理は、モータ制
御部5によるステップ制御を介して行われる。モータ制
御部5は、図示していないバスを介して、遠隔制御台の
電子装置と接続されている。この電子接続を介して位置
決め処理の目標値を入力可能である。モータ4と調量エ
レメント2との間に挿入された調整ギア装置3の線形性
に相応して、モータ4の特定のモータステップ数が発生
し、これにより調量エレメント2の先端部は、所定の距
離だけローラー1の表面に向かって、またはこの表面か
ら離れる方向に移動する。
【0015】位置発生器6の信号は、調量エレメント2
として構成された調整素子のゼロ位置の検出に使用され
る。その後このゼロ位置は今後の位置決め処理に対する
ステッピング制御のカウンタ値としてモータ制御部5の
コントローラに記憶される。
として構成された調整素子のゼロ位置の検出に使用され
る。その後このゼロ位置は今後の位置決め処理に対する
ステッピング制御のカウンタ値としてモータ制御部5の
コントローラに記憶される。
【0016】つぎに調量エレメント2の先端部とローラ
ー1の表面との間の所望のギャップの設定は以下のよう
に行われる。モータ制御部5は、調量エレメント2の瞬
時の位置を出発点として、モータ4を所定のステップ数
だけ駆動する。ここでこの調量エレメント2の瞬時位置
は、ゼロ位置に相応して記憶されたカウンタ値に関連付
けられている瞬時のカウンタ値である。モータ制御部5
では位置決め処理の間に、モータ4の回転方向に応じて
相応して、調量エレメントの瞬時の位置に相応するカウ
ンタ値が増減する。
ー1の表面との間の所望のギャップの設定は以下のよう
に行われる。モータ制御部5は、調量エレメント2の瞬
時の位置を出発点として、モータ4を所定のステップ数
だけ駆動する。ここでこの調量エレメント2の瞬時位置
は、ゼロ位置に相応して記憶されたカウンタ値に関連付
けられている瞬時のカウンタ値である。モータ制御部5
では位置決め処理の間に、モータ4の回転方向に応じて
相応して、調量エレメントの瞬時の位置に相応するカウ
ンタ値が増減する。
【0017】図3は位置発生器6を有する、有利な調量
エレメント2の構成を示している。この位置発生器6は
調量エレメントに取り付けられている。ここで図3は図
2による調量エレメント2を上面図で示している。ここ
では、調量エレメント2は、直線的に運動するシャフト
8を介してここには示していないローラー1の表面に運
動する。調量エレメント2はこのシャフト8の1終端部
に取り付けられている。ここでシャフト8は、調整ギア
装置3(図2)のここには図示していないウォームギア
駆動部を延長したものであってもよい。
エレメント2の構成を示している。この位置発生器6は
調量エレメントに取り付けられている。ここで図3は図
2による調量エレメント2を上面図で示している。ここ
では、調量エレメント2は、直線的に運動するシャフト
8を介してここには示していないローラー1の表面に運
動する。調量エレメント2はこのシャフト8の1終端部
に取り付けられている。ここでシャフト8は、調整ギア
装置3(図2)のここには図示していないウォームギア
駆動部を延長したものであってもよい。
【0018】シャフト8の1終端部にはリング状磁石7
が取り付けられている。このリング状磁石7はシャフト
8の運動を実施し、ひいては調量エレメント2の運動を
同様に実施する。リング状磁石7から間隔を置いて、こ
こには図示されていないケーシングにホールセンサの形
態の位置発生器6が設けられている。このケーシングは
調整ギア装置3とモータ4を支持している。ホールセン
サに対する調量エレメント2の運動とそれに伴うリング
状磁石7の運動によって、取り出される電圧の変化が生
じる。
が取り付けられている。このリング状磁石7はシャフト
8の運動を実施し、ひいては調量エレメント2の運動を
同様に実施する。リング状磁石7から間隔を置いて、こ
こには図示されていないケーシングにホールセンサの形
態の位置発生器6が設けられている。このケーシングは
調整ギア装置3とモータ4を支持している。ホールセン
サに対する調量エレメント2の運動とそれに伴うリング
状磁石7の運動によって、取り出される電圧の変化が生
じる。
【0019】図1を用いて本発明による方法を説明す
る。まずモータ制御部5を介して、調量エレメント2
は、モータ4を介してモータステップ数Mの設定によっ
て、例えば点P1を出発点としてローラー1の表面の方
向に移動される。その都度瞬時のモータステップM毎
に、位置発生器信号Sが検出される。この信号は位置発
生器6の信号を取り出すことによって検出可能である。
このように調量エレメント2がローラー1の方向に移動
する間に、図1に示した特性曲線Kの経過が生じる。こ
の特性曲線は、位置発生器検出信号Sとそれに属するモ
ータステップ値Mとの関係を示している。
る。まずモータ制御部5を介して、調量エレメント2
は、モータ4を介してモータステップ数Mの設定によっ
て、例えば点P1を出発点としてローラー1の表面の方
向に移動される。その都度瞬時のモータステップM毎
に、位置発生器信号Sが検出される。この信号は位置発
生器6の信号を取り出すことによって検出可能である。
このように調量エレメント2がローラー1の方向に移動
する間に、図1に示した特性曲線Kの経過が生じる。こ
の特性曲線は、位置発生器検出信号Sとそれに属するモ
ータステップ値Mとの関係を示している。
【0020】図1からわかることは、特性曲線Kは点P
1とP2との間、ならびに点P3の外側においてはそれぞ
れ近似的に直線で表されることである。これらの領域で
は調量エレメント2はローラー1の表面と接触していな
いか、または調量エレメント2はローラー1の表面と持
続的に接触しており、したがってモータ4と調整ギア装
置3を介してローラー1に押しつけられる。点P2とP3
との間の領域では特性曲線Kは、曲線になっているが、
これはモータ4と調量エレメント2の先端部との間にあ
るエレメント(調整ギア装置3)がモータ4の力に弾力
的に反応することに起因する。
1とP2との間、ならびに点P3の外側においてはそれぞ
れ近似的に直線で表されることである。これらの領域で
は調量エレメント2はローラー1の表面と接触していな
いか、または調量エレメント2はローラー1の表面と持
続的に接触しており、したがってモータ4と調整ギア装
置3を介してローラー1に押しつけられる。点P2とP3
との間の領域では特性曲線Kは、曲線になっているが、
これはモータ4と調量エレメント2の先端部との間にあ
るエレメント(調整ギア装置3)がモータ4の力に弾力
的に反応することに起因する。
【0021】上に示した方法で調量エレメント2が、相
応する移動を介してモータステップ値Mの命令設定分だ
けローラー1の方向へ移動し、これに相応してそれぞれ
の位置発生器信号値Sが、モータステップ値Mの関数と
して記録(記憶)された後で、この調量エレメント2は
再びローラー1の表面に対して間隔をおいて、例えば再
び点P1に位置決めされる。この点P1は座標軸S,Mで
定義される特性曲線Kの座標系で座標値S1,M1を有す
る。、点P1とは離れている、特性曲線K上の別の点
(補助点)に関する点P1の座標値に基づいて、この点
P1における特性曲線Kの傾きが求められ、または点P1
におけるこの特性曲線に傾きを対応付けることができ
る。本発明ではこの後つぎのようにする。特性曲線Kの
この点P1を通る補助特性曲線HKを直線を設定する。
ここでこの補助特性曲線の傾きは、点P1における特性
曲線Kの傾きの値によりも所定の値だけ小さいものとす
る。直線の方程式の性質によりこの補助特性曲線HKは
点P3で特性曲線Kと交わる。
応する移動を介してモータステップ値Mの命令設定分だ
けローラー1の方向へ移動し、これに相応してそれぞれ
の位置発生器信号値Sが、モータステップ値Mの関数と
して記録(記憶)された後で、この調量エレメント2は
再びローラー1の表面に対して間隔をおいて、例えば再
び点P1に位置決めされる。この点P1は座標軸S,Mで
定義される特性曲線Kの座標系で座標値S1,M1を有す
る。、点P1とは離れている、特性曲線K上の別の点
(補助点)に関する点P1の座標値に基づいて、この点
P1における特性曲線Kの傾きが求められ、または点P1
におけるこの特性曲線に傾きを対応付けることができ
る。本発明ではこの後つぎのようにする。特性曲線Kの
この点P1を通る補助特性曲線HKを直線を設定する。
ここでこの補助特性曲線の傾きは、点P1における特性
曲線Kの傾きの値によりも所定の値だけ小さいものとす
る。直線の方程式の性質によりこの補助特性曲線HKは
点P3で特性曲線Kと交わる。
【0022】つぎに第2の位置決め処理では調量エレメ
ント2は、相応するモータステップ値Mの設定によっ
て、点P1を出発点として再びローラー1へ向かって走
行させられ、所定の各々のモータステップ値Mで位置発
生器6の信号Sの瞬時値が検出される。この時に、位置
発生器6から送られた瞬時の信号値Sは、補助特性曲線
HK(直線の方程式)により各々のモータステップ値M
で得られた信号値S’と比較される。この際に連続して
信号値の差ΔSが形成される。図1には特性曲線Kの上
部にΔSの経過が示されている。この経過は、調量エレ
メント2をローラー1に向かって移動させる処理の間に
発生したものである。
ント2は、相応するモータステップ値Mの設定によっ
て、点P1を出発点として再びローラー1へ向かって走
行させられ、所定の各々のモータステップ値Mで位置発
生器6の信号Sの瞬時値が検出される。この時に、位置
発生器6から送られた瞬時の信号値Sは、補助特性曲線
HK(直線の方程式)により各々のモータステップ値M
で得られた信号値S’と比較される。この際に連続して
信号値の差ΔSが形成される。図1には特性曲線Kの上
部にΔSの経過が示されている。この経過は、調量エレ
メント2をローラー1に向かって移動させる処理の間に
発生したものである。
【0023】差分位置発生器信号ΔSは、調量エレメン
ト2がローラー1の方向に移動する場合には、つぎのよ
うに経過する。ΔSの経過は点P1を出発点としてまず
次第に増加し、その後最大差分値を経てまた減少する。
図1に示されているのは、位置発生器差分値ΔSの最大
値は点P2にあり、補助特性曲線HKは実際の特性曲線
と点P3で交わるため、点P3においては再び0になり、
そこからは負の値をとる。
ト2がローラー1の方向に移動する場合には、つぎのよ
うに経過する。ΔSの経過は点P1を出発点としてまず
次第に増加し、その後最大差分値を経てまた減少する。
図1に示されているのは、位置発生器差分値ΔSの最大
値は点P2にあり、補助特性曲線HKは実際の特性曲線
と点P3で交わるため、点P3においては再び0になり、
そこからは負の値をとる。
【0024】本発明では、位置発生器差分値ΔSが最大
値をとる、モータステップ値Mの値(この場合にはした
がってM2)をローラー1に対する調量エレメント2の
ゼロ位置とする。これは上記に説明した本発明の実施例
によれば、実際の特性曲線Kと補助特性曲線HKとの距
離が最大になる場合の位置にある。
値をとる、モータステップ値Mの値(この場合にはした
がってM2)をローラー1に対する調量エレメント2の
ゼロ位置とする。これは上記に説明した本発明の実施例
によれば、実際の特性曲線Kと補助特性曲線HKとの距
離が最大になる場合の位置にある。
【0025】一般的にいうと、図1によって説明した本
発明の方法では、調量エレメント2がストッパーとして
のローラー1へと移動する間に、移動命令Mと位置発生
器信号Sとによって定義される特性曲線Kの少なくとも
1点について、少なくとも1つの、特性曲線Kとは異な
る経過をする補助特性曲線HKを求める。調整素子のゼ
ロ位置としての以降の位置決め処理用に使用すべき移動
命令の値は、少なくとも1つの補助特性曲線HKの値お
よび/または経過から求められる。上記に説明した実施
例では、位置発生器6の信号値Sは、瞬時のモータステ
ップ位置Mにおいて、補助特性曲線HKによって得られ
た位置検出信号Sと比較された。ここでこの補助特性曲
線HKは、特性曲線Kの点P1を通る直線の方程式で形
成される。この直線の方程式は、この点における実際の
特性曲線よりもわずかに小さい傾き(微分係数)を有し
ていた。調量エレメント2の移動処理の間に求められた
特性曲線Kから複数の点においてそれぞれ別の特性曲線
(回帰直線)を生成することも可能である。これらの特
性曲線により、求める屈曲点を比較的確実に求め、およ
び/または確認することが可能になる。屈曲点(図1で
は点P2)は、調量エレメント2がローラー1と接触し
始めるために、位置発生器6の信号Sが直線的な経過を
しなくなる点である。
発明の方法では、調量エレメント2がストッパーとして
のローラー1へと移動する間に、移動命令Mと位置発生
器信号Sとによって定義される特性曲線Kの少なくとも
1点について、少なくとも1つの、特性曲線Kとは異な
る経過をする補助特性曲線HKを求める。調整素子のゼ
ロ位置としての以降の位置決め処理用に使用すべき移動
命令の値は、少なくとも1つの補助特性曲線HKの値お
よび/または経過から求められる。上記に説明した実施
例では、位置発生器6の信号値Sは、瞬時のモータステ
ップ位置Mにおいて、補助特性曲線HKによって得られ
た位置検出信号Sと比較された。ここでこの補助特性曲
線HKは、特性曲線Kの点P1を通る直線の方程式で形
成される。この直線の方程式は、この点における実際の
特性曲線よりもわずかに小さい傾き(微分係数)を有し
ていた。調量エレメント2の移動処理の間に求められた
特性曲線Kから複数の点においてそれぞれ別の特性曲線
(回帰直線)を生成することも可能である。これらの特
性曲線により、求める屈曲点を比較的確実に求め、およ
び/または確認することが可能になる。屈曲点(図1で
は点P2)は、調量エレメント2がローラー1と接触し
始めるために、位置発生器6の信号Sが直線的な経過を
しなくなる点である。
【0026】上ですでに示したように、線形回帰の原理
を使用することが可能である。ここではいくつかの点に
対して1本の最適化された直線が求められる。このよう
な計算では傾きm、定数項n、相関係数rおよび偏差s
2の量が現れる。この方法では直線を置き、特性曲線K
上のそれぞれx個の点を通るようにする(回帰直線)。
この回帰直線が特性曲線K上の、理想的には1つの直線
上にある、いくつかの点を通る場合には、相関係数は値
1、偏差は値0を有することになる。この事実関係は、
特性曲線Kの直線的な経過から、曲線的な経過までの移
行を求める、すなわち以降の位置決め処理用の調量エレ
メント2のゼロ位置とすることのできる点P2を求める
のに使用することができる。ローラー1の方向に調量エ
レメント2を移動する際に得られた、特性曲線Kの複数
の点から、さらにx個の連続する点を選択する。ここで
選択される点の個数xは、特性曲線の曲率に依存する。
この個数xは、曲線的な経過と、ひいては点P2(ゼロ
位置)がx個の連続する点内に存在することができるよ
うに大きさに選択しなければならない。その後、定めた
複数個の点を使用して、線形回帰を実施する。選択され
た複数の点の出発点を、特性曲線の最初の点から最後の
点で順次変化させる。回帰は毎回実施され、かつ量傾き
m、定数項n、相関係数rおよび偏差s2を求め記憶す
る。これらの値はそれぞれ出発点に対応付けられてい
る。言い換えれば、この方法をスライドする線形回帰と
称することもできる。
を使用することが可能である。ここではいくつかの点に
対して1本の最適化された直線が求められる。このよう
な計算では傾きm、定数項n、相関係数rおよび偏差s
2の量が現れる。この方法では直線を置き、特性曲線K
上のそれぞれx個の点を通るようにする(回帰直線)。
この回帰直線が特性曲線K上の、理想的には1つの直線
上にある、いくつかの点を通る場合には、相関係数は値
1、偏差は値0を有することになる。この事実関係は、
特性曲線Kの直線的な経過から、曲線的な経過までの移
行を求める、すなわち以降の位置決め処理用の調量エレ
メント2のゼロ位置とすることのできる点P2を求める
のに使用することができる。ローラー1の方向に調量エ
レメント2を移動する際に得られた、特性曲線Kの複数
の点から、さらにx個の連続する点を選択する。ここで
選択される点の個数xは、特性曲線の曲率に依存する。
この個数xは、曲線的な経過と、ひいては点P2(ゼロ
位置)がx個の連続する点内に存在することができるよ
うに大きさに選択しなければならない。その後、定めた
複数個の点を使用して、線形回帰を実施する。選択され
た複数の点の出発点を、特性曲線の最初の点から最後の
点で順次変化させる。回帰は毎回実施され、かつ量傾き
m、定数項n、相関係数rおよび偏差s2を求め記憶す
る。これらの値はそれぞれ出発点に対応付けられてい
る。言い換えれば、この方法をスライドする線形回帰と
称することもできる。
【0027】前もって固定された点すべてを線形回帰の
形成に使用した後で、傾きmと定数項nが消える(=0
となる)位置を1つ求めることができる。この位置では
相関係数rは1ではなく、偏差s2は0でないこともあ
る。この位置にはさらにx−1個の点を追加する必要が
ある。このようにして屈曲点を求めることが可能であ
る。したがってこの位置に対応付けることができるモー
タステップ値Mは、以降の位置決め処理のゼロ位置とし
て使用される。
形成に使用した後で、傾きmと定数項nが消える(=0
となる)位置を1つ求めることができる。この位置では
相関係数rは1ではなく、偏差s2は0でないこともあ
る。この位置にはさらにx−1個の点を追加する必要が
ある。このようにして屈曲点を求めることが可能であ
る。したがってこの位置に対応付けることができるモー
タステップ値Mは、以降の位置決め処理のゼロ位置とし
て使用される。
【図1】移動命令としてのモータステップを横軸とする
位置発生器の信号変化の図である。
位置発生器の信号変化の図である。
【図2】調量エレメント横に位置検出器が取り付けられ
ている、印刷機の調整エレメントの位置決め装置の全体
概略図である。
ている、印刷機の調整エレメントの位置決め装置の全体
概略図である。
【図3】インキ調量エレメントとセンサの協働する関係
を示す略図である。
を示す略図である。
1 ローラー 2 調量エレメント 3 調整ギア装置 4 モータ 5 モーター制御部(コントローラ) 6 位置発生器 7 リング状磁石 8 シャフト M モータステップ S 位置発生器信号 ΔS 差分信号 K 特性曲線 HK 補助特性曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム ブルメーア ドイツ連邦共和国 ハインブルク ヴァル トシュトラーセ 12 (72)発明者 クラウス−ペーター ライヒャルト ドイツ連邦共和国 バート ヴィルベル エルツヴェーク 37
Claims (12)
- 【請求項1】 印刷機の遠隔調整可能な調整素子、例え
ばインキ、湿しまたはラッカー供給の調量エレメントを
回転するローラーに対して位置決めする方法であって、 前記調整素子を、移動命令の設定によりストッパーの方
向へと移動させ、位置発生器の信号の経過から、前記調
整素子が定置のストッパーに当接するゼロ位置を求め、 前記ゼロ位置を以降の位置決め処理に使用する形式の位
置決め方法において、 前記調整素子をストッパーの方向に移動する間に、移動
命令(M)と位置検出信号(S)とによって定義された
特性曲線(K)の少なくとも1点において、前記特性曲
線とは経過の異なる少なくとも1つの補助特性曲線(H
K)を求め、 前記調整素子のゼロ位置として、以降の位置決め処理に
使用すべき移動命令の値を、少なくとも1つの前記補助
特性曲線(HK)の値および/または経過から求めるこ
とを特徴とする位置決め方法。 - 【請求項2】 前記調整素子のゼロ位置としての、前記
以降の位置決め処理に使用すべき移動命令の値を、少な
くとも1つの前記補助特性曲線(HK)の位置発生器信
号(S)の値を、前記特性曲線(K)の相応する値と比
較することによって求める請求項1に記載の位置決め方
法。 - 【請求項3】 特性曲線K上の少なくとも1点に対し
て、異なる傾きを有する直線の形の補助特性曲線(H
K)を求める請求項2に記載の位置決め方法。 - 【請求項4】 調整素子のゼロ位置としての、以降の位
置決め処理に使用すべき移動命令の値を、前記特性曲線
(K)上の点により定義される回帰直線によって求める
請求項1から3までのいずれか1項に記載の位置決め方
法。 - 【請求項5】 調整素子のゼロ位置としての、以降の位
置決め処理に使用すべき移動命令の値を、傾きm、定数
項n、相関係数rおよび/または偏差s2のいずれかの
量の少なくとも1つから求める請求項4に記載の位置決
め方法。 - 【請求項6】 調整素子に配属する駆動部がステップモ
ータとして構成された場合には、前記移動命令をステッ
プ値の形態で供給する請求項1から5までのいずれか1
項に記載の位置決め方法。 - 【請求項7】 印刷機の遠隔調整可能な調整素子、例え
ばインキ、湿しまたはラッカー供給の調量エレメントを
回転するローラーに対して位置決めする装置であって、 前記調整素子は、配属された駆動部を介して、例えば回
転するローラーとして構成されたストッパーに対して走
行し、 前記調整素子の位置は、位置発生器を介して検出され、 前記調整素子の駆動部はモータ制御部と作用結合されて
おり、 該モータ制御部を介して前記調整素子は、移動命令の設
定により位置決め可能であり、 さらに前記調整素子がストッパーに当接するゼロ位置が
特性曲線から求められ、 前記特性曲線は、前記移動命令と前記位置発生器信号か
ら定義される形式の装置において、 前記モータ制御部(5)によって、前記調整素子がスト
ッパー(1)の方向に移動する間に、移動命令(M)と
位置検出信号(S)とによって定義された特性曲線
(K)の少なくとも1点において、前記特性曲線とは経
過の異なる少なくとも1つの補助特性曲線(HK)が求
められ、 前記調整素子のゼロ位置としての以降の位置決め処理に
使用すべき移動命令の値(M)を、少なくとも1つの前
記補助特性曲線(HK)の値および/または経過から求
めることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1
項に記載の方法を実施するための装置。 - 【請求項8】 前記モータ制御部(5)によって、前記
調整素子のゼロ位置としての前記以降の位置決め処理に
使用すべき移動命令の値を、少なくとも1つの前記補助
特性曲線(HK)の位置発生器信号(S)の値と、前記
特性曲線(K)の相応する値とを比較することによって
求める請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 前記モータ制御部(5)によって、前記
特性曲線(K)上の少なくとも1点に対して前記特性曲
線と異なる傾きを有する1つの補助特性曲線(HK)が
求められる請求項8に記載の装置。 - 【請求項10】 前記モータ制御部(5)によって、調
整素子(2)の、ゼロ位置としての以降の移動命令
(M)の位置決め処理に使用すべき値は、前記特性曲線
(K)上の複数の点によって定義される回帰直線を使用
して求められる請求項7から9までのいずれか1項に記
載の装置。 - 【請求項11】 前記モータ制御部(5)によって、
調整素子(2)のゼロ位置としての、以降の移動命令
(M)の位置決め処理に使用すべき値は、傾きm、定数
項n、相関係数rおよび/または偏差s2の量の少なく
とも1つから求められる請求項10に記載の装置。 - 【請求項12】 前記調整素子(2)の駆動部(4)は
ステップモータで構成され、 該ステップモータには、前記モータ制御部(5)によっ
て移動命令(M)がステップ値の形で供給される請求項
7から11までのいずれか1項に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19732249A DE19732249A1 (de) | 1997-07-26 | 1997-07-26 | Verfahren und Vorrichtung zum Positionieren eines Stellgliedes einer Druckmaschine |
DE19732249.2 | 1997-07-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191080A true JPH1191080A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=7837008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10210999A Pending JPH1191080A (ja) | 1997-07-26 | 1998-07-27 | 印刷機の遠隔調整可能な調整素子の位置決め方法および装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0893255B1 (ja) |
JP (1) | JPH1191080A (ja) |
DE (2) | DE19732249A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160936A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Heidelberger Druckmas Ag | インキ壺薄片の磨耗検知装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10330579C5 (de) * | 2002-07-19 | 2016-12-22 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Vorrichtung zum Regeln der Weite des Farbspaltes bei einer Druckmaschine |
DE102006054006B4 (de) * | 2005-12-12 | 2014-05-15 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Verschleißdetektor für Farbkastenfolien |
CN102896893B (zh) * | 2012-11-13 | 2015-09-09 | 潍坊永昱电控科技有限公司 | 一种彩色印刷机用印刷物台套准构件 |
DE102013015303B4 (de) * | 2013-09-14 | 2016-10-13 | Audi Hungaria Motor Kft. | Vorrichtung zum Einstellen des Zahnflankenspiels in einem Stirnzahnradtrieb |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU579864B2 (en) * | 1984-07-03 | 1988-12-15 | Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft | Procedure for determining the operating status of an actuating drive of a printing machine and device for implementing the procedure |
DE3708652A1 (de) * | 1987-03-17 | 1988-09-29 | Grapho Metronic Gmbh & Co | Verfahren zur erzielung einer vorgegebenen farbdichte beim drucken mit einer offset-druckmaschine |
DD266769A1 (de) * | 1987-10-19 | 1989-04-12 | Polygraph Leipzig | Farbprofileinstelleinrichtung |
DE3914831C3 (de) * | 1989-05-05 | 1999-05-20 | Roland Man Druckmasch | Vorrichtung zum zonenweisen Einstellen eines Dosierspaltes einer Farbdosieranlage einer Druckmaschine |
US5138944A (en) * | 1991-09-03 | 1992-08-18 | Heidelberg Harris Inc. | Method and apparatus for setting respective positions of ink keys |
DE19543964C1 (de) * | 1995-11-25 | 1997-06-12 | Roland Man Druckmasch | Verfahren und Vorrichtung zum Betätigen eines Stellgliedes einer Druckmaschine |
-
1997
- 1997-07-26 DE DE19732249A patent/DE19732249A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-07-10 EP EP98112835A patent/EP0893255B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-07-10 DE DE59800780T patent/DE59800780D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-07-27 JP JP10210999A patent/JPH1191080A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160936A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Heidelberger Druckmas Ag | インキ壺薄片の磨耗検知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19732249A1 (de) | 1999-01-28 |
EP0893255B1 (de) | 2001-05-30 |
EP0893255A1 (de) | 1999-01-27 |
DE59800780D1 (de) | 2001-07-05 |
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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