JPH1190831A - 鋼管内面ブラスト装置 - Google Patents

鋼管内面ブラスト装置

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Publication number
JPH1190831A
JPH1190831A JP25340697A JP25340697A JPH1190831A JP H1190831 A JPH1190831 A JP H1190831A JP 25340697 A JP25340697 A JP 25340697A JP 25340697 A JP25340697 A JP 25340697A JP H1190831 A JPH1190831 A JP H1190831A
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JP
Japan
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steel pipe
injection nozzle
pipe
blasting
blasting device
Prior art date
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Pending
Application number
JP25340697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hamamoto
貴洋 濱本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP25340697A priority Critical patent/JPH1190831A/ja
Publication of JPH1190831A publication Critical patent/JPH1190831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復研掃時における、効率ロスをなくし、か
つ、噴射ノズルと鋼管内面との距離を最適値に保ちつ
つ、復路においても支持足が摩耗しにくいブラスト装置
を提供すること。 【解決手段】 砥粒供給管12の先端に配置する噴射ノ
ズル13を上向きに設置した噴射方式の鋼管内面ブラス
ト装置11である。砥粒供給管12を円周方向に3等分
するうちの上部の位置に、前記噴射ノズル13の噴出口
13aと鋼管4の内面との距離Lを最適に保つ支持足1
5を配置し、また、前記3等分するうちの残りの位置に
は、砥粒供給管12を鋼管4の内面において上方向に付
勢する機構16を配置する。 【効果】 支持足は付勢機構によって常に鋼管内面に接
触するので、往復研掃時における効率ロスがなくなる。
また、円周方向に3等分するうちの下方に位置する2つ
の付勢機構により鋼管内面に堆積した砥粒を跨いで砥粒
供給管を支持するので、復路でも支持足の摩耗が抑制で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管内面をブラス
ト処理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管表面に発生したスケールを除去する
こと(以下、「デスケール」と言う。)は、鋼管製品の
表面処理手段の一つとして重要である。このデスケール
手段の中でも、機械的除去手段として、ブラスト装置が
一般的であり、使用する砥粒により、サンドブラスト、
ショットブラスト、グリッドブラスト等に分けられ、こ
れらの砥粒を遠心力又は空気流によって鋼管の表面に噴
射することで、高能率にスケール膜を除去するものであ
る。
【0003】ところで、鋼管内面のデスケールに限定し
た場合、ブラスト装置は、鋼管の一方端から吸引ブロワ
ーにて吸引し、鋼管の他方端から適量の砥粒を供給して
負圧の力によって砥粒を鋼管内面に衝突させる負圧吸引
方式(特開昭60−263671号、特開平6−270
065号等)と、鋼管の内面に挿入する竿状の砥粒供給
管の先端に噴射ノズルを設置し、この噴射ノズルから砥
粒を噴射して鋼管内面をデスケールする噴射方式があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内径が30
0〜500mmの鋼管に上記した方式のブラスト装置を
適用した場合、前者の負圧吸引方式では、吸引ブロワー
の容量が巨大になるので、莫大な設備投資が必要にな
る。
【0005】一方、後者の噴射方式では、噴射ノズル
と、鋼管の内表面との距離を一定に保つのが困難である
から、往復研掃した場合には、往路と復路で研掃効率が
変化するので、効率が悪い。
【0006】すなわち、噴射方式の場合、従来は、噴射
ノズルと鋼管内面との距離を最適値に保つため、図3に
示すように、噴射ノズル1を下方向に向けて配置すると
共に、前記距離は支持足2によって確定させていた。し
かしながら、このようなブラスト装置では、往復研掃
時、往路で研掃した時の砥粒3が鋼管4の内面下部に堆
積しているので、復路での研掃時に、前記堆積した砥粒
3が緩衝材となって、研掃効率が往路研掃時と比較して
低下していた。加えて、復路では、支持足2が堆積した
砥粒3の上を転がるので、摩耗し易いと言う問題もあ
る。なお、図3中の5は砥粒供給管を示す。
【0007】一方、往復研掃時における効率ロスをなく
する方法として、図4に示すように、噴射ノズル1を上
方向に向けて配置したブラスト装置がある。このような
ブラスト装置を用いた場合には、往復研掃時における効
率ロスはなくなるが、噴射ノズル1と鋼管4内面との距
離を一定に保つためには、鋼管4の内径サイズ毎に支持
足2を交換する必要が生じる。又、この図4に示したブ
ラスト装置であっても、復路における支持足2の摩耗の
問題は残る。
【0008】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、往復研掃時における、効率ロスを
なくし、かつ、噴射ノズルと鋼管内面との距離を最適値
に保ちつつ、復路においても支持足が摩耗しにくいブラ
スト装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の鋼管内面ブラスト装置は、砥粒供給管
を円周方向に3等分するうちの上部の位置に、上向きに
配置した噴射ノズルの噴出口と鋼管内面との距離を最適
に保つ支持足を配置し、また、前記3等分するうちの残
りの位置には、砥粒供給管を鋼管内面において上方向に
付勢する機構を配置することとしている。そして、この
ようにすることで、噴射ノズルと鋼管内面との距離を最
適に保ちつつ、復路においても支持足の摩耗を抑制でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の鋼管内面ブラスト装置
は、噴射方式の鋼管内面ブラスト装置において、砥粒供
給管の先端に配置する噴射ノズルを、上向きに設置する
と共に、砥粒供給管を円周方向に3等分するうちの上部
の位置には、前記噴射ノズルの噴出口と鋼管内面との距
離を最適に保つ支持足を配置し、また、前記3等分する
うちの残りの位置には、砥粒供給管を鋼管内面において
上方向に付勢する機構を配置したものであり、必要に応
じて、支持足に、伸縮機構を設置している。
【0011】本発明の鋼管内面のブラスト装置によれ
ば、往路、復路のどちらも、付勢機構によって常に支持
足を鋼管の内面に接触させた状態で砥粒を噴射するの
で、往復研掃時における効率ロスがなくなる。また、本
発明の鋼管内面のブラスト装置では、円周方向に3等分
するうちの下方に位置する2つの付勢機構で砥粒供給管
を支持しているので、復路であっても2つの付勢機構は
鋼管内面に堆積した砥粒を跨いで鋼管内面と直接接触す
る。従って、復路においても支持足の摩耗が抑制でき
る。また、本発明の鋼管内面のブラスト装置における支
持足に、伸縮機構を設置した場合には、噴射ノズルの噴
出口と鋼管内面との距離の調整が容易に行える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の鋼管内面ブラスト装置を図1
に示す一実施例に基づいて説明する。図1は本発明の鋼
管内面ブラスト装置の説明図であり、(a)は断面して
示す正面図、(b)は側面図である。
【0013】図1において、11は本発明の鋼管内面ブ
ラスト装置であり、鋼管4の内面に挿入する竿状の砥粒
供給管12の先端に配置する噴射ノズル13を、この噴
射ノズル13の噴出口13aから噴射された砥粒14
が、鋼管4の内面の上部をブラストするように、上向き
に設置した噴射方式のブラスト装置である。
【0014】15は鋼管4の内面の上部に当接すべく、
砥粒供給管12の上部に取付けた支持足であり、噴射ノ
ズル13の噴出口13aと鋼管4の内面との距離Lを最
適に保つためのものである。そして、本実施例では、例
えば内外二重管構成され、このうちの砥粒供給管12に
設置する外管15aに対して、内管15bを螺進退させ
ることで、内管15bに水平方向の回転自在に取付けた
樹脂ローラ15cの、砥粒供給管12からの突出量を調
整できる、伸縮機構を設置したものを開示している。
【0015】16は砥粒供給管12を鋼管4の内面にお
いて上方向に付勢する付勢機構であり、前記支持足15
とで砥粒供給管12を円周方向に3等分する位置に設置
されている。そして、本実施例では、砥粒供給管12
に、これに対して接離揺動が自在なように取付けたリン
ク16aの他方端に樹脂ローラ16bを回転が自在なよ
うに設置すると共に、前記リンク16aをコイルスプリ
ング16cで砥粒供給管12から離反する方向に付勢す
るものを開示している。
【0016】本発明の鋼管内面ブラスト装置11は上記
した構成であり、次に、この鋼管内面ブラスト装置11
を用いて鋼管4の内面を往復研掃する場合について説明
する。
【0017】[往路]砥粒供給管12を図1(a)にお
ける紙面右側から左側に移動させつつ、噴射ノズル13
から回転状態の鋼管4の内面に向けて、砥粒14を噴射
する。この時、本発明の鋼管内面ブラスト装置11で
は、付勢機構16によって常に支持足15を鋼管4の内
面に接触させた状態で砥粒14を噴射するので、効率よ
く鋼管4の内面をブラストできる。
【0018】[復路]砥粒供給管12を図1(a)にお
ける紙面左側から右側に移動させつつ、噴射ノズル13
から回転状態の鋼管4の内面に向けて、砥粒14を噴射
する。この時、鋼管4の内面下部には図1に示したよう
に、往路での研掃時の砥粒14が堆積しているが、本発
明の鋼管内面ブラスト装置11では、円周方向に3等分
するうちの下方に位置する2つの付勢機構16で砥粒供
給管12を支持しているので、2つの付勢機構16は、
図1(b)に示したように、鋼管4の内面に堆積した砥
粒14を跨いで鋼管4の内面と直接接触する。従って、
復路においても噴射ノズル13の噴出口13aと鋼管4
の内面との距離Lが変化しないので、往路と同様効率よ
く鋼管4の内面をブラストできると共に、復路であって
も支持足15の摩耗が抑制できる。
【0019】ちなみに、外径が244.5mm、肉厚が
20mm、長さが12mの13Cr鋼の鋼管を8rpm
で回転させた状態で、図2に示すように、大きな研掃能
力を維持すべく噴射ノズル13の噴出口13aと鋼管4
の内面との距離Lを180〜200mmに保持した状態
で、本発明の鋼管内面ブラスト装置11を、0.5m/
minの速度で移動させつつ、鋼管内面に、JIS規格
#16砥粒[1.4〜2.0mmが15mass%、1.1
8〜1.4mmが55mass%、1.0〜1.18mmが
25mass%、0.8〜1.0mmが5mass%、平均径が
1.2mm]を、5kg/cm2 の吹付け圧で、1分間
に40kgの量を吹付けたところ、従来1.5往復必要
であったものが、1往復させるだけで研掃仕上げが行え
た。
【0020】本実施例では支持足15の伸縮機構とし
て、ねじの螺進退によるものを示したが、これに限るも
のでないことは言うまでもなく、例えば二重管構成した
うちの内管を、外管に対して出入り自在で、かつ、止め
ねじによって所定位置で固定できるような構成にしたも
のでも良い。
【0021】また、本実施例では付勢機構16として、
リンク16aの他方端を砥粒供給管12に対して接離揺
動するものを示したが、例えば二重管構成したものの内
管を外管に対して出入り可能に構成したものでも良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鋼管内面
のブラスト装置によれば、往復研掃時における効率ロス
がなくなると共に、復路においても支持足の摩耗が抑制
できる。また、本発明の鋼管内面のブラスト装置におけ
る支持足に、伸縮機構を設置した場合には、噴射ノズル
の噴出口と鋼管内面との距離の調整が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼管内面のブラスト装置の説明図であ
り、(a)は断面して示す正面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】本発明の鋼管内面のブラスト装置の効果を示す
図で、噴射ノズルと鋼管内面との距離と、デスケール能
力との関係を示す図である。
【図3】従来における噴射方式の鋼管内面のブラスト装
置の説明図で、噴射ノズルを下方向に向けて配置したも
のである。
【図4】従来における噴射方式の鋼管内面のブラスト装
置の説明図で、噴射ノズルを上方向に向けて配置したも
のである。
【符号の説明】
4 鋼管 11 鋼管内面ブラスト装置 12 砥粒供給管 13 噴射ノズル 13a 噴出口 14 砥粒 15 支持足 16 付勢機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射方式の鋼管内面ブラスト装置におい
    て、砥粒供給管の先端に配置する噴射ノズルを、上向き
    に設置すると共に、砥粒供給管を円周方向に3等分する
    うちの上部の位置には、前記噴射ノズルの噴出口と鋼管
    内面との距離を最適に保つ支持足を配置し、また、前記
    3等分するうちの残りの位置には、砥粒供給管を鋼管内
    面において上方向に付勢する機構を配置したことを特徴
    とする鋼管内面ブラスト装置。
  2. 【請求項2】 支持足に、伸縮機構を設置したことを特
    徴とする請求項1記載の鋼管内面ブラスト装置。
JP25340697A 1997-09-18 1997-09-18 鋼管内面ブラスト装置 Pending JPH1190831A (ja)

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JP25340697A JPH1190831A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 鋼管内面ブラスト装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027969A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Showa Denko Gas Products Co Ltd 粒子ブラスト装置
CN104827406A (zh) * 2015-05-28 2015-08-12 重庆钢铁(集团)有限责任公司 钢管内壁表面质量缺陷处理系统
CN108818325A (zh) * 2018-08-13 2018-11-16 湖北三江航天涂装设备工程有限公司 一种大型筒体内壁自动喷砂机
CN109676539A (zh) * 2019-03-11 2019-04-26 胡小刚 一种大型钢结构件内壁自动喷砂机

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