JPH1189528A - ハーブ入りの麺 - Google Patents

ハーブ入りの麺

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Publication number
JPH1189528A
JPH1189528A JP9255740A JP25574097A JPH1189528A JP H1189528 A JPH1189528 A JP H1189528A JP 9255740 A JP9255740 A JP 9255740A JP 25574097 A JP25574097 A JP 25574097A JP H1189528 A JPH1189528 A JP H1189528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
herb
noodle
powder
noodles
herbaceous
Prior art date
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Pending
Application number
JP9255740A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Iijima
克仁 飯嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIJIMA SEIMENSHO KK
Original Assignee
IIJIMA SEIMENSHO KK
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Publication date
Application filed by IIJIMA SEIMENSHO KK filed Critical IIJIMA SEIMENSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な風味を呈するハーブ入りの麺を得ようと
するものであり、しかもハーブ成分がかなりの期間にわ
たって芳香を失うことのないハーブ入りの麺を提供でき
るようにしたものである。 【解決手段】原料小麦粉100重量部に対し、ハーブ粉
末を0.01重量部以上配合したことを特徴とするハー
ブ入りの麺。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハーブ(香味料
とする草の総称)成分を含有するハーブ入りの麺に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の麺としては、例えばうどんやそば
などに種々の着色成分を配合することが行なわれてい
る。
【0003】またうどんやそばなどの麺としては、茶そ
ばと称するような茶の粉末を配合したもののみならず、
特公平7−28684号公報にみられるようにかぼちゃ
入りの麺なども知られている。
【0004】さらに、みかんやぶどうなどの果汁液、あ
るいは凍結乾燥した粉末等を配合したものが、特開平1
−112956号、特開平3−266951号公報等に
みられるように公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来例におい
ては、芳香成分、例えばハーブ成分を含有してなる麺は
存在しない。わずかに、ワインやお茶等の混合により、
それらの芳香を利用することが試みられているだけであ
る。ワイン成分を配合したものとして、特開昭56−1
31353号がある。
【0006】しかしながら、ワインやお茶等を混合して
それらの芳香を利用するようにしたものにおいては芳香
が長続きせず、消費者が麺類を食して芳香をも味わおう
としたときにはすでに芳香が消えてしまったり、芳香が
変質してしまったりするという欠点があった。
【0007】この発明のハーブ入りの麺は、従来例の上
記欠点を解消しようとするもので、新規な風味を呈する
ハーブ入りの麺を得ようとするものであり、しかもハー
ブ成分がかなりの期間にわたって芳香を失うことのない
ハーブ入りの麺を提供できるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のハーブ入りの
麺は、原料小麦粉100重量部に対し、ハーブ粉末を
0.01重量部以上配合したことを特徴とするものであ
る。
【0009】この発明のハーブ入りの麺は、原料小麦粉
100重量部に対し、ハーブオイルを0.001重量部
以上配合したことをも特徴とするものである。
【0010】この発明のハーブ入りの麺は、原料小麦粉
100重量部に対し、ハーブ粉末を0.01重量部以上
を配合したハーブ入りの麺を製麺したのち、所望により
ハーブ粉末および/またはハーブオイルを配合した打ち
粉を麺線に施したことをも特徴とするものである。
【0011】この発明のハーブ入りの麺は、原料小麦粉
100重量部に対し、ハーブオイルを0.001重量部
以上配合したハーブ入りの麺を製麺したのち、所望によ
りハーブ粉末および/またはハーブオイルを配合した打
ち粉を麺線に施したことをも特徴とするものである。
【0012】上記ハーブ粉末の配合量は、原料小麦粉1
00重量部に対して約0.01重量部以下の場合にはほ
とんどハーブ粉末が配合されていることが判然としな
い。また約3.0重量部以上の場合には麺としての食感
が大幅に低下してしまう。ハーブオイルの場合の配合量
は、原料小麦粉100重量部に対して約0.001重量
部以下の場合にはほとんどハーブオイルが配合されてい
ることが判然としない。また約2.0重量部以上の場合
には麺としての食感が大幅に低下してしまう。
【0013】ハーブ粉末は、ラベンダ−等の花を凍結乾
燥等により乾燥し、粉末化したものであり、ハーブオイ
ルはラベンダ−等の花から抽出された揮発成分である。
これらのハーブの例としては、ラベンダー、カモマイ
ル、ミント、センテッドゼラニウム、セイジ、タイム、
バジル、ローズマリー等が挙げられるが、もちろんこれ
らに限られるものではない。
【0014】上記ハーブ粉末やハーブオイルは揮発性が
高いので、オリーブオイルやスイートアーモンドオイ
ル、ホホバオイル等を混合することにより、より安定し
た状態で使用することが望ましい。その配合量は原料小
麦粉100重量部に対してハーブオイルとほぼ等量以下
で使用すれば良い。
【0015】なおプロピレングリコール(もしくはアル
コール製剤か乳化アルコール製剤)等)を保存ないし保
湿のために使用したり、植物性蛋白をハーブ粉末および
/またはハーブオイルと併用して植物繊維を麺帯にくま
なく行きわたらせることにより、PHを低下させたり、
つなぎの改善を図ったり、自然植物繊維の添加したりす
ることができる。
【0016】適当な配合例を下記に示す。
【0017】 小麦粉 25kg 100% ハーブ粉末 300 g 2.0%以上 エルソルビン酸ナトリウム 15〜30 g 0.06%以上 食塩 500 g位 2.0%位 プロピレングリコール(P.G.) 500 g 2.0%以下 加水量 7250 g位 約29.0%位 (ボーメ 約12°) ※アルコール製剤とプロピレングリコールは保存性およ
び保湿性改良のためにどちらかを選択的に使用する。
【0018】なお原料小麦粉として澱粉入り(約5%)
の小麦粉を使用すれば、ハーブ粉末および/またはハー
ブオイルと相まって従来にない食感、例えばのど越しが
よく、冷やして食べると今まで以上の麺に張りがでる。
また茹で時間を20%程度早めることができる。
【0019】この発明はハーブ粉末および/またはハー
ブオイルを配合してハーブの風味で食感が向上した上、
ハーブ成分が長期間にわたって抜けるすることがない。
したがって商品価値の高いハーブ入りの麺を提供するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下この発明のハーブ入りの麺の
実施の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
【0021】
【実施例1】澱粉入り小麦粉(澱粉5%)25kg、ラ
ベンダーの花弁の粉末300gを粉体混合した上、水7
kg(ボーメ約12%)に酸化防止剤としてエルソルビ
ン酸ナトリウム20g、プロピレングリコール500
g、食塩500gを溶解して加え、よく混練して常法に
より製麺した。麺線はきしめん様に切り出した。
【0022】比較のために、ラベンダーの花弁の粉末を
50gしたほかは上記実施例と同様にして製麺して得た
もの(比較例)を用い、食感と香りの変化をそれぞれ比
較した場合について表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【実施例2】澱粉入り小麦粉(澱粉5%)25kgに、
水7kg(ボーメ約12%)、ラベンダー花弁を原料と
するハーブオイル100g、エルソルビン酸ナトリウム
10g、アルコール製剤450g、食塩450gを溶解
して加え、よく混練して常法により製麺した。麺線はき
しめん様に切り出した。
【0025】ついで、上記麺線にラベンダー花弁を原料
とするハーブ粉末および/またはハーブオイルを配合し
た小麦粉やコーンスターチなどの打ち粉を振り掛けた
上、うどんとして熱湯で茹であげた。得られたうどん
は、ハーブの風味が実施例1よりもはるかに出る上、ハ
ーブの色彩が強調されて商品価値の大幅に向上したハー
ブ入りの麺が得られた。
【0026】
【発明の効果】この発明のハーブ入りの麺によればハー
ブ粉末および/またはハーブオイルを配合してハーブの
風味で食感が向上した上、ハーブ成分が長期間にわたっ
て損なわれることがなく、したがって商品価値の非常に
高いハーブ入りの麺を提供することができる。
【0027】また、麺線にハーブ粉末および/またはハ
ーブオイルを配合した小麦粉やコーンスターチなどの打
ち粉を振り掛けたので、ハーブの風味が良好に出る上、
ハーブの色彩が強調されて商品価値の大幅に向上したハ
ーブ入りの麺が得られる。
【0028】この発明のハーブ入りの麺は、上記うどん
に使用する麺としてのみならず、ほうとうやそうめん、
その他の着色麺として良好に利用することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料小麦粉100重量部に対し、ハーブ
    粉末を0.01重量部以上配合したことを特徴とするハ
    ーブ入りの麺。
  2. 【請求項2】 原料小麦粉100重量部に対し、ハーブ
    オイルを0.001重量部以上配合したことを特徴とす
    るハーブ入りの麺。
  3. 【請求項3】 原料小麦粉100重量部に対し、ハーブ
    粉末を0.01重量部以上を配合したハーブ入りの麺を
    製麺したのち、所望によりハーブ粉末および/またはハ
    ーブオイルを配合した打ち粉を麺線に施したことを特徴
    とするハーブ入りの麺。
  4. 【請求項4】 原料小麦粉100重量部に対し、ハーブ
    オイルを0.001重量部以上配合したハーブ入りの麺
    を製麺したのち、所望によりハーブ粉末および/または
    ハーブオイルを配合した打ち粉を麺線に施したことを特
    徴とするハーブ入りの麺。
JP9255740A 1997-09-19 1997-09-19 ハーブ入りの麺 Pending JPH1189528A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9255740A JPH1189528A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 ハーブ入りの麺

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JP9255740A JPH1189528A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 ハーブ入りの麺

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JPH1189528A true JPH1189528A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17282982

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JP9255740A Pending JPH1189528A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 ハーブ入りの麺

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JP (1) JPH1189528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108740738A (zh) * 2018-06-28 2018-11-06 黄世杰 茉莉花香面粉
JP2020150885A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日清食品ホールディングス株式会社 生中華麺用色付き打ち粉及びその製造方法

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