JPH1189397A - 脱穀ケース - Google Patents

脱穀ケース

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JPH1189397A
JPH1189397A JP9253193A JP25319397A JPH1189397A JP H1189397 A JPH1189397 A JP H1189397A JP 9253193 A JP9253193 A JP 9253193A JP 25319397 A JP25319397 A JP 25319397A JP H1189397 A JPH1189397 A JP H1189397A
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JP
Japan
Prior art keywords
side plate
plate
upper wall
rear side
front side
Prior art date
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Pending
Application number
JP9253193A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単品としての部品点数を少なくして、製作コ
ストの低廉化を図る。 【解決手段】 前側板19aと後側板19bと上壁19
cとに各別に対応する複数の区画から成る状態に切り出
した一連の板金材を扱胴を覆う状態に折曲するととも
に、折曲された板金材部分の所定の端部同士を連結し
て、前記19aと後側板19bと上壁19cとを一体に
形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扱胴を覆う脱穀ケースは、別部材
から成る前側板と後側板と上壁とを互いに溶接固着して
形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、前側板と後側板と上壁とが別部材から成っていたた
めに、部品点数が多くなり、互いの部材同士の溶接固着
に時間がかかって、製作コストが高くなっていた。
【0004】本発明の目的は、単品としての部品点数を
少なくして製作コストの低廉化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕前側板と後側板と上壁とに各別に
対応する複数の区画から成る状態に切り出した一連の板
金材を扱胴を覆う状態に折曲するとともに、折曲された
板金材部分の所定の端部同士を連結して、前記前側板と
後側板と上壁とを一体に形成してある。
【0007】〔作用〕前側板と後側板と上壁とを一体に
形成してあるから単品としての部品が少なくなり、組み
立てとしては一連の板金材を扱胴を覆う状態に折曲する
とともに、折曲された板金材部分の所定の端部同士を溶
接固着等により連結するだけでよいから、例えば、別部
材から成る前側板と後側板と上壁とを溶接固着して組み
立てる場合に比べて、溶接部分等の連結部分の長さが短
くなり、連結作業に要する時間の短縮化を図ることがで
きる。そして上記のように、別部材から成る前側板と後
側板と上壁とを溶接固着して組み立てる場合には、各部
材の位置決めに手間がかかるとともに、各部材同士の位
置ずれに起因して製作誤差が生じやすいが、請求項1の
構成では、前記一連の板金材を折曲等するだけでよいこ
とから各部材の位置決めが簡単で製作誤差も生じにく
い。
【0008】〔効果〕従って、製作コストの低廉化を図
ることができ、設計した通りの形状に製作しやすくなっ
た。
【0009】請求項2による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕前側板と後側板と上壁と上唇板と
に各別に対応する複数の区画から成る状態に切り出した
一連の板金材を扱胴を覆う状態に折曲するとともに、折
曲された板金材部分の所定の端部同士を連結して、前記
前側板と後側板と上壁と上唇板とを一体に形成してあ
る。
【0011】〔作用〕前側板と後側板と上壁と上唇板と
を一体に形成してあるから、単品としての部品が少なく
なり、組み立てとしては、一連の板金材を扱胴を覆う状
態に折曲するとともに、折曲された板金材部分の所定の
端部同士を溶接固着等により連結するだけでよいから、
例えば、別部材から成る前側板と後側板と上壁と上唇板
とを溶接固着して組み立てる場合に比べて、溶接部分等
の連結部分の長さが短くなり、連結作業に要する時間の
短縮化を図ることができる。そして上記のように、別部
材から成る前側板と後側板と上壁とを溶接固着して組み
立てる場合には、各部材の位置決めに手間がかかるとと
もに、各部材同士の位置ずれに起因して製作誤差が生じ
やすいが、請求項2の構成では、前記一連の板金材を折
曲等するだけでよいことから各部材の位置決めが簡単で
製作誤差も生じにくい。
【0012】〔効果〕従って、製作コストの低廉化を図
ることができ、設計した通りの形状に製作しやすくなっ
た。
【0013】請求項3による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
【0014】〔構成〕請求項1又は2にかかる発明にお
いて、前記前側板と後側板との扱口とは反対側の部分同
士を、ワラ切刃を固定する刃物台を介して連結してあ
る。
【0015】〔作用〕請求項1又は2の構成による作用
と同様の作用を奏することができるのに加え、一般に厚
板等の頑丈な部材から成る刃物台を介して前側板と後側
板との扱口とは反対側の部分同士を連結してあるから、
前側板と後側板との支持強度が高くなる。
【0016】〔効果〕従って、請求項1又は2の構成に
よる効果と同様の効果を奏することができるのに加え、
耐久性のよい脱穀ケースを提供することができた。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、本発明に係る脱穀装置1
を装備したコンバインの全体側面が示されており、この
コンバインは、左右一対のクローラ式走行装置2が装備
された走行機体3、走行機体3の前進走行に伴って植立
穀稈を刈り取るとともに脱穀装置1に向けて搬送する刈
取搬送装置4、刈取搬送装置4からの刈取穀稈に対して
脱穀選別処理をする脱穀装置1、脱穀装置1からの穀粒
を貯留するホッパー5等によって構成されている。
【0018】図1〜図3に示すように前記脱穀装置1
は、刈取搬送装置4から刈取穀稈を受け取って後方に向
けて挾持搬送するフィードチェーン9、フィードチェー
ン9により搬送される刈取穀稈に対して脱穀処理をする
扱胴10、扱胴10により脱穀処理された処理物を漏下
させる受網11、受網11から漏下した処理物を篩い選
別する揺動選別装置12、脱穀装置1の前下部から揺動
選別装置12に向けて選別風を供給する唐箕13、揺動
選別装置12により選別された一番物を回収して脱穀装
置1の右側方に搬送する第一スクリューコンベヤ14、
揺動選別装置12により選別された二番物を回収して脱
穀装置1の右側方に搬送する第二スクリューコンベヤ1
5、揺動選別装置12により選別された三番物を機外へ
廃棄する排塵ファン16、第一スクリューコンベヤ14
からの一番物を揚送してホッパー5に対して上部から供
給する縦スクリューコンベヤ(図示せず)、第二スクリ
ューコンベヤ15からの二番物を揚送して揺動選別装置
12上に還元する二番還元スクリューコンベヤ18、お
よび、扱室や選別室などを形成する脱穀ケース19など
によって構成されている。
【0019】図4にも示すように前記脱穀ケース19
は、扱胴10を前後軸芯X1周りに回転自在に支持する
上部ケース19Aと、受網11や揺動選別装置12など
を支持する下部ケース19Bとによって構成されてい
る。上部ケース19Aは、扱胴10の前後に配設された
第1前側板19aと第1後側板19b、および、扱胴1
0の上方に第1前側板19aと第1後側板19bとに渡
るように配設された天板19cによって、扱胴10を上
方から覆う状態に形成されている。
【0020】図5(イ),(ロ)に示すように、前記上
部ケース19Aは、第1前側板19aと第1後側板19
bと天板19c(上壁に相当)とに各別に対応する複数
の区画から成る状態に切り出した一連の板金材を扱胴を
覆う状態に折曲するとともに、折曲された板金材部分の
所定の端部同士を溶接固着して、前記第1前側板19a
と第1後側板19bと天板19cとを一体に形成してあ
る。上唇板19iは第1前側板19aと第1後側板19
bと天板19cとに周部を溶接固着してある。また、第
1前側板19aと第1後側板19bと扱口34とは反対
側の部分同士を、ワラ切刃35を固定する厚板製の刃物
台36を介して連結してある。
【0021】前記下部ケース19Bは、揺動選別装置1
2の前方に配設された第2前側板19d、前記第1後側
板19bの下方に位置する第2後側板19h、揺動選別
装置12の下方に配設された底板19e、および、揺動
選別装置12の左右に配設された左側板19fと右側板
19gなどによって、扱胴10を下方から覆うとともに
揺動選別装置12などを外囲する状態に形成されてい
る。下部ケース19Bの右側板19gは、その上端部が
左側板19fの上端部よりも高くなるように上方に向け
て延出されており、その上端部には、扱胴10に動力を
入力伝達する入力ケース20などを介して伝動軸22が
前後向き水平姿勢でその軸芯X2周りに回転自在に支持
され、この伝動軸22には、支持ブラケット21を介し
て上部ケース19Aが前後軸芯X2周りに開閉揺動自在
に枢支連結されている。
【0022】脱穀装置1の前後には、夫々、下部ケース
19Bに補強用の連結プレート24aを介して前後向き
姿勢に固着された係止ピン24bと、上部ケース19A
に前後軸芯X3周りに上下揺動自在に枢着されたフック
金具24cとによって構成された、上部ケース19Aを
閉塞姿勢で保持するロック機構24、および、上部ケー
ス19Aを開放姿勢で保持する伸縮式のガススプリング
25が装備されている。
【0023】〔別実施形態〕図6(イ),(ロ)に示す
ように、前記上部ケース19Aは、第1前側板19aと
第1後側板19bと天板19cと上唇板19iとに各別
に対応する複数の区画から成る状態に切り出した一連の
板金材を扱胴を覆う状態に折曲するとともに、折曲され
た板金材部分の所定の端部同士を溶接固着して、前記第
1前側板19aと第1後側板19bと天板19cと上唇
板19iとを一体に形成してもよい。
【0024】前記刃物台36は角パイプ材・アングル部
材・チャンネル部材等で構成してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱型コンバインの全体側面図
【図2】脱穀装置の構成を示す縦断側面図
【図3】脱穀装置の縦断正面図
【図4】上部ケースの開放状態と閉鎖状態とを示す図
【図5】(イ)上部ケースの組み立て方法を示す斜視図 (ロ)組み立て後の上部ケースを示す斜視図
【図6】(イ)別実施形態の斜視図 (ロ)別実施形態の斜視図
【符号の説明】
10 扱胴 19a 前側板 19b 後側板 19c 上壁 19i 上唇板 34 扱口 35 ワラ切り刃 36 刃物台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側板と後側板と上壁とに各別に対応す
    る複数の区画から成る状態に切り出した一連の板金材を
    扱胴を覆う状態に折曲するとともに、折曲された板金材
    部分の所定の端部同士を連結して、前記前側板と後側板
    と上壁とを一体に形成してある脱穀ケース。
  2. 【請求項2】 前側板と後側板と上壁と上唇板とに各別
    に対応する複数の区画から成る状態に切り出した一連の
    板金材を扱胴を覆う状態に折曲するとともに、折曲され
    た板金材部分の所定の端部同士を連結して、前記前側板
    と後側板と上壁と上唇板とを一体に形成してある脱穀ケ
    ース。
  3. 【請求項3】 前記前側板と後側板との扱口とは反対側
    の部分同士を、ワラ切刃を固定する刃物台を介して連結
    してある請求項1又は2記載の脱穀ケース。
JP9253193A 1997-09-18 1997-09-18 脱穀ケース Pending JPH1189397A (ja)

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