JPH1188749A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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Publication number
JPH1188749A
JPH1188749A JP9250423A JP25042397A JPH1188749A JP H1188749 A JPH1188749 A JP H1188749A JP 9250423 A JP9250423 A JP 9250423A JP 25042397 A JP25042397 A JP 25042397A JP H1188749 A JPH1188749 A JP H1188749A
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JP
Japan
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film
lens
electronic still
camera
still camera
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Pending
Application number
JP9250423A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Nakayama
恵二 中山
Shigenori Moriuchi
成典 森内
Junji Tonomura
淳治 外村
Kanji Haniwara
寛二 埴原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像とプリント写真との両方を得
る。 【解決手段】 電子スチルカメラ10は、開口12の内
部にレンズ付きフイルムユニット25が着脱自在に装着
される。装着状態で電子スチルカメラ10のレリーズボ
タン16を押下操作すると、この操作に応答してレンズ
付きフイルムユニット25のシャッタボタンを押下す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDイメージセ
ンサなどの固体撮像素子を用いて静止画像の画像信号を
得る電子スチルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCDイメージセンサなどの固体撮像素
子を用いて静止画像の画像信号を得る電子スチルカメラ
が知られている。電子スチルカメラは、撮った画報をパ
ソコンやテレビ等に直ぐに表示することができる。
【0003】ところで、安価な電子スチルカメラで撮っ
た画像は、パソコン等に取り込んで自在な編集や加工が
行えるが、パソコン等からプリントした画像は、固体撮
像素子の画素数が少ないこと、及び、プリントアウトに
利用される安価なプリント装置も記録密度が低いため、
解像度が低く、画質が荒くなる。しかも、記録紙も普通
紙が一般的であり、普通紙では長期的に保存が行えな
い。そこで、パソコン等に取り込む画像とともに、高画
質で長期的に保存可能なプリント写真との両方を得るこ
とが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子ス
チルカメラと写真カメラとの両方を携帯するのは、不便
である。まして、双方の記録画像を同じ環境、例えば同
じ撮影範囲で撮ることは、困難極まる操作となる。
【0005】本発明は上記難点を解決するためになされ
たもので、パソコンで利用できるとともに、高画質で長
期的に保存が可能な画像を撮ることがでる電子スチルカ
メラをコンパクトで提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するにあたり、写真用カメラの撮影レンズを露呈した姿
勢で前記写真用カメラを着脱自在に保持する保持手段
と、レリーズボタンの操作に応答して写真用カメラのシ
ャッタボタンを押下操作するレリーズ連動手段とを備え
たものである。
【0007】また、請求項2記載の発明では、写真用カ
メラが装着されたことを検出する装着検出手段と、装着
検出手段で写真用カメラの装着が検出されているとき
に、レリーズボタンの操作回数をカウントするカウント
手段と、このカウント手段のカウント値を外部に表示す
るカウント表示手段と、装着検出手段が新たな装着を検
出したときに、カウント手段のカウント値をリセットす
るリセット手段とを備えたものである。
【0008】さらに請求項3記載の発明では、保持手段
に向けて写真用カメラを挿入するときのガイドとなるガ
イド手段と、装着されたときに前記挿入を阻止する当接
部材とを備えたものである。請求項4記載の発明では、
予め写真フイルムと簡単な撮影機構とを内蔵したレンズ
付きフイルムユニットを着脱自在に保持するようにした
ものである。
【0009】請求項5記載の電子スチルカメラでは、装
着される写真用カメラのフイルム巻き上げ機構に係合
し、シャッタレリーズ完了後に、前記フイルム巻き上げ
機構を駆動して写真用カメラのフイルムを自動的に巻き
上げる自動フイルム巻き上げ機構を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の電子スチルカメラ10
は、図1に示すように、横長直方体の正面左側に、前方
に突出したグリップ部11が設けられ、且つ、上面及び
前面の右側半分を切り取った形状とされている。切り取
った断面部には、レンズ付きフイルムユニットを挿入す
る開口12が形成されている。この挿入をガイドするた
めに電子スチルカメラ10には、後面10aと下面10
bとが開口12から長くして設けられている。グリップ
部11の底には、電源電池を交換するときに開かれる蓋
13が設けられている。
【0011】正面中央上方には、横長矩形の撮像部14
が設けられており、この前面に撮影レンズ15が露呈し
ており、この撮影レンズ15の奥に固体撮像素子が内蔵
されている。撮像部14は、レンズ付きフイルムユニッ
トを装着したときに、該ユニットの光学ファインダーの
視野を塞ぐ位置とされている。電子スチルカメラ10の
上面には、グリップ部11に寄った位置にレリーズボタ
ン16が配置されている。このレリーズボタン16は、
レンズ付きフイルムユニットを装着したときに、該ユニ
ットのシャッタボタンの上に位置する。
【0012】図2に示すように、電子スチルカメラ10
の背後には、操作部17、及び液晶表示部18(以下、
「LCD」と称す。)が配置されている。操作部17
は、電源スイッチ19や再生ボタン20等で構成されて
いる。電源スイッチ19をON位置に操作すると、LC
D18に、固体撮像素子で撮像した被写体画像がリアル
タイムで表示される。また、外部側面には、テレビやパ
ソコン等と接続するための外部接続端子22が設けられ
ている。
【0013】図3は、レンズ付きフイルムユニット25
を示している。レンズ付きフイルムユニット25には、
簡単な撮影機構を備えており、そして、予め写真フイル
ムを装填した状態で提供されている。このフイルムユニ
ット25は、写真フイルムを装填した本体部26と、こ
の本体部26の一部又は全部を覆った外ケース27とか
らなる。本体部26は、グリップ部28と鏡筒29とを
除いた前面を一段凹ました厚みの薄いボディ形状とされ
ている。本体部26の内部には、シャッタ、フイルム巻
き上げ機構、及びフイルム巻き止め機構等が内蔵されて
いる。また、本体部26外部には、外ケース27から露
呈するように、撮影レンズ30、光学ファインダー3
1、枚数表示窓32、ストロボ発光部33、ストロボ充
電開始ボタン34、巻き上げノブ35、及び、シャッタ
ボタン36が設けられている。そして、グリップ部28
の底面には、撮影済の写真フイルムカートリッジを取り
出すときに開かれる底蓋37が設けられている。
【0014】レンズ付きフイルムユニット25は、写真
フイルムの規定枚数の種類、例えば15枚、25枚、及
び40枚に応じて提供されている。レンズ付きフイルム
ユニット25には、電子スチルカメラ10に挿入される
側の側面38に、写真フイルムの規定枚数を表す信号部
39が予め決められた位置に形成されている。信号部3
9は、2つの穴40,41の有無の組み合わせにより4
種の信号形態を生形することができる。
【0015】電子スチルカメラ10の内部構成は、図4
に示すように、スチルカメラ部43、レリーズ連動機構
44、カウント表示機構45、カウントリセット機構、
自動フイルム巻き上げ機構47、撮影規定枚数識別機構
48、及び保持機構等で構成され、これらは制御部50
で統括的に制御される。
【0016】開口12の内部には、レンズ付きフイルム
ユニット25の側面38が当接する当接壁51がある。
この当接壁51に側面38が当接した状態が装着状態で
ある。保持機構は、板バネ部材49であり、この板バネ
部材49は装着状態のときに該ユニット25のグリップ
部28に係合してレンズ付きフイルムユニット25が開
口12から抜け出ないように保持する。この板バネ部材
49は、レンズ付きフイルムユニットの装着及び取り出
し操作が行われたときにはグリップ部28の通過を許容
するように弾性変形する。
【0017】レリーズ連動機構44は、電子スチルカメ
ラ10のレリーズボタン16の押下操作に応答してレン
ズ付きフイルムユニット25のシャッタボタン36を押
下する連動機構であり、レリーズボタン16、レリーズ
スイッチ53、及び戻しバネ54等で構成されている。
レリーズボタン16は、レンズ付きフイルムユニット2
5が装着されたときにシャッタボタン36の上に位置し
ており、押下操作に連動して下方に向けて突出した押下
部16aでシャッタボタン36を押下する。レリーズス
イッチ53は、レンズ付きフイルムユニット25のシャ
ッタボタン25が押下されたときに、レリーズボタン1
6の鍔部16bに押されてONし、この信号を制御部5
0にレリーズ信号として送る。レリーズスイッチ53
は、戻しバネ54によりレリーズボタン16が元の位置
に戻ることで復帰する。
【0018】スチルカメラ部43は、撮影レンズ15の
背後に配置された固体撮像素子56から得られる撮像信
号を色分離57、画像処理58、A/D59、及び、表
示回路60に順に入力し、例えばNTSC方式に準拠し
た画像信号でLCD18にリアルタイムに表示する。な
お、固体撮像素子56の撮像面には、周知のストライプ
フィルタ61が取り付けられている。また、撮影レンズ
15は、レンズ付きフイルムユニットと同じ撮影範囲と
なる焦点距離にするのが望ましい。
【0019】制御部50は、レリーズ信号を得ると、書
き込み回路62を制御してこの時点のフレーム画像をA
/D59から取り込んでフラッシュメモリ63に書き込
む。書き込んだスチル画像は、読み出し回路64により
順に読み出され、外部接続端子22又は表示回路60に
送出され、外部接続端子22に接続されたテレビやパソ
コン、又は内蔵のLCD18に表示することができる。
この読み出しは、操作部17から再生操作信号を制御部
50が得た時点で行われる。
【0020】当接壁51には、装着検出用スイッチ65
が設けられている。装着検出用スイッチ65は、開口1
2の内部にスイッチ片を向けて取り付けられており、レ
ンズ付きフイルムユニット25が装着状態のときにON
する。このスイッチ65がONするとこの信号が制御部
50に装着信号として入力される。
【0021】カウンタ機構45は、スチルカメラ部43
で記録された画像のカウントと、レンズ付きフイルムユ
ニット25の撮影数とをそれぞれカウントするものであ
り、これらのカウント値はLCD18に表示される。こ
の機構45は、制御部50、カウンタ回路66、カウン
ト表示処理部67、及び、画像処理部58等で構成され
ている。カウンタ回路45は、レンズ付きフイルムユニ
ット用とスチルカメラ用との2つのカウントを各々カウ
ントする2つのカウント回路66a,66bで構成され
ている。
【0022】制御部50は、装着信号が有る場合には、
両方のカウント回路66a,66bで、また装着信号が
無い場合にはスチルカメラ用のカウント回路66bでカ
ウントする。カウントは、レリーズ信号を得るごとに行
う。そして、その時点のカウント値を読み出し、この値
に応じた数字をカウント表示処理部67で画像データと
して生形し、この画像データを画像処理58に送って被
写体画像に合成する。したがって、LCD18には、リ
アルタイムの被写体画像にスチルカメラ10とレンズ付
きフイルムユニット25との2つの撮影数が各々表示さ
れる。なお、カウンタ回路45は、電源スイッチ19の
OFFや電源電池の交換などでも、その時点のカウント
値が消えないようにされている。
【0023】カウントリセット機構46は、レンズ付き
フイルムユニット25が装着されるごとにレンズ付きフ
イルムユニット用のカウンタ回路66aをリセットする
機構であり、制御部50、装着検出用スイッチ65、及
び、カウント回路66aとから構成されている。制御部
50は、装着信号を得ると、カウンタ回路66aをリセ
ットする。
【0024】自動フイルム巻き上げ機構47は、装着信
号を得ているときだけ、シャッタレリーズ完了後にレン
ズ付きフイルムユニット25の巻き上げノブ35を巻き
上げ方向に自動的に巻き上げる。この構成は、特開平5
−297441号公報や特開平8−62682号公報等
で提案されるように、例えば、シャッタレリーズ完了検
出手段、レンズ付きフイルムユニット25を装着するこ
とで巻き上げノブ35に係合する連結ギヤ68、この連
結ギヤ68をフイルム巻き上げ操作方向(同図に示した
矢印方向)に駆動する駆動機構69とから構成されてい
る。シャッタレリーズ完了検出手段は、レリーズスイッ
チ53とタイマー回路70とで構成し、シャッタレリー
ズ後から所定時間経過後をシャッタレリーズ完了とみな
す。駆動機構69は、モータ、及び、これらのギヤの安
全防止のために利用されるクラッチ機構、及び、モータ
ドライバー等で構成されている。この自動フイルム巻き
上げ機構47は制御部50で制御される。モータの駆動
開始タイミングは、レリーズスイッチ53からのレリー
ズ信号を得てから一定時間経過後に行う。また、駆動停
止タイミングもタイマー回路70を利用してモータを駆
動してから1コマ分の巻き上げに応じた時間を経過した
後に停止する。
【0025】なお、レンズ付きフイルムユニット25に
は、写真フイルムの全部がカートリッジに収納されたと
きに巻き上げノブ35にロックがかかる機構を有するタ
イプがある。このタイプのレンズ付きフイルムユニット
25を装着する場合の駆動停止タイミングとしては、タ
イマー回路70を利用せず、例えばレンズ付きフイルム
ユニット25の巻き上げノブ35にロックがかかると、
連結ギヤ68の回転が停止し、この負荷によりクラッチ
機構が作動するから、この作動を電気的に検出したとき
に停止すればよい。このように駆動停止を巻き上げノブ
35のロックを検出する方法で行うようにすると、最後
の撮影コマへの撮影だけでなく、途中の撮影に対しても
この方法を利用して自動フイルム巻き上げ機構の作動を
確実に停止することができる。
【0026】撮影規定枚数識別機構48は、電源電池の
消耗を防ぐために、レンズ付きフイルムユニット25の
撮影が終了することに応答してその後の自動フイルム巻
き上げ機構47の作動を無効化するためのものである。
この機構48は、信号部検出用スイッチ群72,73、
制御部50、及び、RAM74等で構成されている。信
号部検出用スイッチ群72,73は、装着信号が入力さ
れたときに該ユニット25の信号部39を読み取る。読
み取った信号は、制御部50に送られる、制御部50
は、これらの信号の組み合わせからレンズ付きフイルム
ユニット25の撮影規定枚数を識別し、この情報をRA
M74に記憶する。制御部50は、レンズ付きフイルム
ユニット用のカウント回路66aのカウント値とRAM
74に記憶した規定枚数の情報とを比較して一致ている
か否かを比較回路75で比較して、一致した場合に無効
化する。
【0027】スチルカメラ用のカウンタ回路66bは、
フラッシュメモリ63の容量に応じて記録コマ数が予め
決められている。この容量としては、レンズ付きフイル
ムユニット25の最大規定枚数を超えるコマ数を記録で
きるようにするのが好適である。制御部50は、スチル
カメラ用のカウント値が決められた数に達した時点でこ
の旨をLCD18に表示する。スチルカメラ用の規定コ
マ数や露出シーケンス等は、ROM76に記憶されてい
る。
【0028】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
電源スイッチ19を投入後、レンズ付きフイルムユニッ
ト25を電子スチルカメラ10の後面10aと下面10
bとに沿わせながら、側面38を開口12に向けて挿入
する。この挿入は、レンズ付きフイルムユニット25の
側面38が当接壁51に当接し、押せなくなるまで行
う。
【0029】これにより、板バネ部材49がレンズ付き
フイルムユニット25のグリップ部28に係合し、電子
スチルカメラ10の開口12の内部にレンズ付きフイル
ムユニット25のグリップ部28から撮影レンズ30を
残した鏡筒部29の範囲まで入り込んだ装着状態で保持
される。したがって、電子スチルカメラ10にレンズ付
きフイルムユニット25を装着すれば、電子スチルカメ
ラ10の横長さがわずかに長くした形態に収まるため、
コンパクトになり、携帯性が向上する。
【0030】装着状態では、電子スチルカメラ10から
レンズ付きフイルムユニット25のストロボ発光部3
3、ストロボ充電開始スイッチ34、枚数表示窓32、
及び、撮影レンズ30が確実に露呈される。また、開口
12の内部では、装着検出用スイッチ65がONしてい
る。このため、制御部50が信号部検出用スイッチ群7
2,73を介してレンズ付きフイルムユニット25の信
号部39を読み取り、読み取った規定枚数の情報をRA
M74に書き込むとともに、自動フイルム巻き上げ機構
47の作動を有効化する。
【0031】レンズ付きフイルムユニット25を装着す
ると、所定時間経過後に自動フイルム巻き上げ機構47
が作動する。これにより、巻き上げノブ35が巻き上げ
方向に回転し、レンズ付きフイルムユニット25は最初
のコマがアパーチャーにセットされ、かつこの間のフイ
ルム巻き上げによりシャッタチャージが行われて撮影準
備状態となる。
【0032】また、レンズ付きフイルムユニット25を
装着すると、電子スチルカメラ10の撮像部14がレン
ズ付きフイルムユニット25の光学ファインダー31の
視野を塞ぐ。したがって、装着状態でのフレーミング
は、電子スチルカメラ10のLCD18に表示される被
写体画像を見ながら行う。この画像は、リアルタイムで
表示されるから被写体像が断続的に途切れたりすること
がなく、したがって、画像を光学ファインダーを通して
見たものと同じに観察することができる。
【0033】撮影は、レリーズボタン16を押下操作す
る。これにより、押下部16aがレンズ付きフイルムユ
ニット25のシャッタボタン36を押下する。これによ
り、レンズ付きフイルムユニット25は、シャッタ機構
が作動して撮影レンズ30を透過した被写体光が写真フ
イルムに入射する。
【0034】一方、レリーズボタン16の押下操作に応
答してレリーズスイッチ53がONして制御部50にレ
リーズ信号が送られる。制御部50は、レリーズ信号を
得ると、書き込み回路62を駆動してその時点のフレー
ム画像をフラッシュメモリ63に書き込む。その後、制
御部50は、タイマー回路66a,66bをそれぞれカ
ウントアップするとともに、これらのカウント値をLC
D18に被写体画像と合成して表示する。
【0035】レリーズ信号を得てから一定時間経過後に
は、制御部50が自動フイルム巻き上げ機構47を作動
してレンズ付きフイルムユニット25の巻き上げノブ3
5を自動的に巻き上げ、レンズ付きフイルムユニット2
5を撮影準備状態にする。
【0036】以下、前述したように、レリーズボタン3
6の押下操作を行うごとに、電子スチルカメラ10では
デジタル画像が記録され、また、レンズ付きフイルムユ
ニット25では写真画像が記録される。
【0037】レンズ付きフイルムユニット25の撮影が
終了すると、電子スチルカメラ10のLCD18には、
レンズ付きフイルムユニット25の撮影が終了した旨の
表示が行われる。したがって、その後の撮影は、電子ス
チルカメラ10だけでの画像記録となる。勿論、撮影済
のレンズ付きフイルムユニット25を取り出して、電子
スチルカメラ10を単体で使用してもよい。
【0038】レンズ付きフイルムユニット25の取り出
しは、挿入方向とは逆の方向に向けて引き出せば、板バ
ネ部材49が弾性変形してグリップ部28の通過を許容
するから、簡単に行える。取り出したレンズ付きフイル
ムユニット25は現像所に提出される。現像所では、底
蓋37を開いて撮影済の写真フイルムカートリッジを取
り出して現像及びプリント処理する。そして、仕上がっ
たプリント写真とともに現像済のフイルムを返却する。
【0039】電子スチルカメラ10の撮影が終了した後
には、操作部17を操作して撮像した画像を、内蔵のL
CD18、又は外部接続端子22に接続したテレビに表
示して、楽しむことができる。また、パソコン等に接続
して記録画像の補正等を行う場合には、これらの記録画
像と同じ環境下で撮影したプリント写真を見本にして行
えるから、簡単である。
【0040】上記実施例では、レンズ付きフイルムユニ
ット25を装着するタイプで説明しているが、本発明で
はこれに限らず、写真用カメラでもよい。また、LCD
18を省略してレンズ付きフイルムユニット25の光学
ファインダー31を利用してもよい。さらに、自動フイ
ルム巻き上げ機構47を省略し、レンズ付きフイルムユ
ニット25の巻き上げノブ35を露呈して手動でフイル
ム巻き上げを行うようにしてもよい。
【0041】また、電子スチルカメラ10の撮影レンズ
15をズームレンズとすることで、プリント写真とは異
なる撮影画角の静止画像も楽しむことができる。
【0042】さらに、上記実施例で説明した撮影規定枚
数識別機構48は、レンズ付きフイルムユニット25で
撮影した枚数を表示する順算式タイプとしているが、こ
れの代わりに、その時点での残りの撮影枚数を表示する
減算式タイプにしてもよい。
【0043】また、上記実施例で説明した撮影規定枚数
識別機構48は、レンズ付きフイルムユニット25の撮
影規定枚数を撮り終えたことを識別することができる。
したがって、撮影規定枚数識別機構48でレンズ付きフ
イルムユニット25の撮影が終了したことを検出した時
点で、レンズ付きフイルムユニット25用のカウント回
路66aをリセットすれば、上記実施例で説明したカウ
ントリセット機構46を省略することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子スチルカメ
ラによれば、撮影レンズを露呈した姿勢で写真用カメラ
を着脱自在に保持する保持手段を備えているから、別々
に携帯することなく、一体で取り扱え、携帯性が向上す
る。また、レリーズボタンの操作に応答して写真用カメ
ラのシャッタボタンを押下操作するレリーズ連動手段を
備えたから、操作性が簡便となるとともに、電子スチル
カメラで撮った静止画像と同じ画像のプリント写真を得
ることができる。
【0045】請求項2記載の発明では、写真用カメラが
装着されたことを検出する装着検出手段と、装着検出手
段で写真用カメラの装着が検出されているときに、レリ
ーズボタンの操作回数をカウントし、このカウント値
を、外部に表示するカウント表示手段とを備えたから、
写真用カメラのフイルムカウンタを電子スチルカメラ側
で認識することができる。さらに、リセット手段を備え
ているから、カメラの装着によって自動的にカウントが
リセットされ、操作性が簡便となる。
【0046】さらに請求項3記載の発明では、保持手段
に向けて写真用カメラを挿入するときのガイドとなるガ
イド手段と、装着されたときに前記挿入を阻止する当接
部材とを備えたから、確実に、且つ迅速に装着すること
ができる。また、請求項4記載の発明では、コンパクト
なレンズ付きフイルムユニットを着脱自在に保持するよ
うにしたから、電子スチルカメラ自身の形態もコンパク
トに形成することができる。
【0047】請求項5記載の発明では、レリーズ完了後
に、写真用カメラのフイルムを自動的に巻き上げること
ができるから、例えば、電子スチルカメラでは撮影する
ことが出来たが、写真用カメラで撮影が出来ず、絶好の
シャッタチャンスを逃す等の失敗を未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子スチルカメラの正面側斜視図であ
る。
【図2】電子スチルカメラの背面側斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの斜視図である。
【図4】電子スチルカメラの内部構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ 15 撮影レンズ 16 レリーズボタン 19 電源スイッチ 25 レンズ付きフイルムユニット 56 固体撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 埴原 寛二 東京都港区西麻布2−26−30 富士写真フ イルム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レリーズボタンの操作に応答して固体撮
    像素子を用いて静止画像の画像信号を得る電子スチルカ
    メラにおいて、 写真用カメラの撮影レンズを露呈した姿勢で前記写真用
    カメラを着脱自在に保持する保持手段と、 前記レリーズボタンの操作に応答して前記写真用カメラ
    のシャッタボタンを押下操作するレリーズ連動手段とを
    備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記写真用カメラが装着されたことを検
    出する装着検出手段と、装着検出手段で前記写真用カメ
    ラの装着が検出されているときに、前記レリーズボタン
    の操作回数をカウントするカウント手段と、このカウン
    ト手段のカウント値を外部に表示するカウント表示手段
    と、前記装着検出手段が新たな装着を検出したときに、
    前記カウント手段のカウント値をリセットするリセット
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の電子ス
    チルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記保持手段に向けて写真用カメラを挿
    入するときのガイドとなるガイド手段と、装着されたと
    きに前記挿入を阻止する当接部材とを備えていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記写真用カメラは、予め写真フイルム
    と簡単な撮影機構とを内蔵したレンズ付きフイルムユニ
    ットであることを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    記載の電子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記写真用カメラの装着によって、前記
    写真用カメラのフイルム巻き上げ機構に係合するととも
    に、前記シャッタボタンの操作完了後に前記フイルム巻
    き上げ機構を駆動して前記写真用カメラのフイルムを巻
    き上げる自動フイルム巻き上げ機構を備えていることを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の電子スチル
    カメラ。
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